JP2009214740A - 車両の駆動力制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電機負荷の急減に起因するベルトのスリップを防止する。
【解決手段】車両の駆動力制御装置は、エンジンの出力トルク、トランスミッション許容トルク、発電機の負荷及びトランスミッション入力トルクを算出する(ステップS11)。そして、車両の駆動力制御装置は、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルクよりも大きい場合(ステップS12)、発電機の電力を消費することで、発電機からモータへの電力供給回路内に過剰な電圧がかかるのを防止する過電圧保護回路を駆動する(ステップS13)。
【選択図】図6

Description

本発明は、主駆動軸を駆動する内燃機関(エンジン)で発電機を駆動し、その発電機でモータを駆動して4輪駆動状態を実現する車両の駆動力制御装置に関するものである。
特許文献1には、発電機とインバータとの間に挿入されたバイパス回路によって構成される、インバータの過電圧保護装置が開示されている。この過電圧保護装置では、インバータへの入力電圧が基準電圧を超えた場合、バイパス回路を有効にし、発電機の発電電力をバイパス回路上の抵抗で消費することで、インバータを過電圧から保護している。
この特許文献1には、発電機負荷の急減、遮断時に、エンジン回転数が該発電機負荷の急減、遮断に追いつかず、エンジン回転数がオーバーシュートしてしまうのを防止するため、基準電圧を越えたことで発せられる信号やインバータの停止信号をトリガーに、そのエンジン回転数のオーバーシュートを最小限に抑える方法も開示されている。
特開2001−352664号公報
ところで、発電機負荷の急減、遮断は、エンジン回転数のオーバーシュートという現象をもたらすが、同時に、トランスミッションへの入力トルクの急増という現象ももたらす。ここで、ベルト式CVT(ContinuouslyVariable Transmission)でトランスミッションが構成される車両を考えた場合、トランスミッションへの入力トルクが急増すると、変速機を構成するプーリとベルトとの間でスリップが発生し、場合によっては、ベルトが切れてしまうことが考えられる。例えば、ベルトのスリップは、エンジンと駆動輪との間の駆動力の伝達効率の低下を招来する。
しかし、特許文献1には、発電機負荷が急減した場合に、トランスミッションへの入力トルクの急増の防止し、ベルトがスリップしてしまうのを防止する技術は開示されていない。
本発明の課題は、発電機負荷の急減に起因するベルトのスリップを防止することである。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の本発明に係る車両の駆動力制御装置は、トランスミッションに入力されるトルクが、所定の許容値よりも大きい場合、過電圧保護手段を駆動する。過電圧保護手段は、発電機の電力を消費することで、発電機からモータへの電力供給回路内に過剰な電圧がかかるのを防止するものである。
また、請求項2に記載の本発明に係る車両の駆動力制御装置は、トランスミッションに入力されるトルクが、所定の許容値よりも大きい場合、内燃機関の駆動を制限する。
また、請求項3に記載の本発明に係る車両の駆動力制御装置は、トランスミッションに入力されるトルクが、所定の許容値よりも大きい場合、トランスミッション内の駆動力の伝達経路上のフォワードクラッチの締結を解除する。
請求項1に記載の本発明によれば、過電圧保護手段を駆動して発電機の電力を消費することで、発電機負荷が急減してしまうのを防止でき、ベルトのスリップを防止できる。
また、請求項2に記載の本発明によれば、発電機負荷が急減した場合でも、内燃機関の駆動を制限することで、内燃機関からトランスミッションへの入力を制限し、ベルトのスリップを防止できる。
また、請求項3に記載の本発明によれば、トランスミッション内の駆動力の伝達経路上のフォワードクラッチの締結を解除することで、内燃機関からトランスミッションへの入力伝達を駆動力の伝達経路上で遮断し、ベルトのスリップを防止できる。
本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
先ず第1の実施形態を説明する。
(構成)
第1の実施の形態は、本発明を適用した四輪駆動車両である。
図1は、四輪駆動車両の概略構成図である。図2は、そのモータ駆動制御に関するパワーエレクトロニクス部の構成図である。
図1に示すように、本実施形態の車両は、左右前輪1L,1Rが、内燃機関であるエンジン2によって駆動される主駆動輪であり、左右後輪3L,3Rが、モータ4によって駆動可能な従駆動輪(副駆動輪)である。
エンジン2の吸気管路(例えばインテークマニホールド)内には、メインスロットルバルブとサブスロットルバルブとを備える。アクセル開度指示装置(加速指示操作部)であるアクセルペダルの踏み込み量等に応じてメインスロットルバルブのスロットル開度を調整制御する。具体的には、アクセルペダルの踏み込み量に機械的に連動するか、又は該アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルセンサの踏み込み量検出値に応じて、エンジン制御部(ENG C/U)16が電気的に調整制御することで、スロットル開度を調整する。
トランスミッション5(具体的にはトランスミッション5及びデファレンスギヤ)を通じてエンジン2の出力トルクTeを左右前輪1L,1Rに伝達する。また、エンジン2の出力トルクTeの一部を、無端ベルト6を介して発電機7に伝達することで、発電機7は、エンジン2の回転数Neにプーリ比を乗じた回転数Ngで回転する。
図3は、トランスミッション5を含む前輪の駆動系の構成を示す。
図3に示すように、車両は、駆動系として、発電機7、ベルト6、エンジン側プーリ32、クランクシャフト33、エンジン2、エンジン出力軸34、オイルポンプ35、トルクコンバータ36、トルクコンバータ出力軸37、フォワードクラッチ38(発進締結要素)、変速機入力軸39、ベルト式無段変速機40、変速機出力軸42、出力ギヤ45、ドライブギヤ46、ディファレンシャル47、ドライブシャフト48,49及びCVT油圧ユニット50を備える。ここで、トランスミッション5は、ベルト式CVT(ContinuouslyVariable Transmission)である。
オイルポンプ35は、エンジン出力軸34により駆動される油圧供給源としてのメカポンプであり、CVT油圧ユニット50にポンプ吐出油を供給する。
CVT油圧ユニット50は、トランスミッション制御部(CVT C/U)17からのフォワードクラッチ38の締結開始指令を受けて、クラッチアクチュエータ51によりフォワードクラッチ38の締結状態を制御する。
フォワードクラッチ38は、駆動力の伝達経路上、すなわちトルクコンバータ出力軸37と変速機入力軸39との間に介装され、前進するときに油圧締結される多板摩擦クラッチ等による発進締結要素である。CVT油圧ユニット50からのクラッチ制御圧によりフォワードクラッチ38を締結する。
ベルト式無段変速機40は、変速機入力軸39に設定されたプライマリプーリ41、変速機出力軸42に設定されたセカンダリプーリ43、及びプライマリプーリ41とセカンダリプーリ43との間に掛け渡されたVベルト44を備える。CVT油圧ユニット50は、ベルト接触径を決めるプライマリプーリ圧とセカンダリプーリ圧(=ライン圧)とをプライマリプーリ41及びセカンダリプーリ43に供給している。
なお、変速機出力軸42には、出力ギヤ45を備え、該出力ギヤ45に噛み合うドライブギヤ46を介してディファレンシャル47へ回転駆動力を伝達する。ディファレンシャル47は、右ドライブシャフト48を介して右駆動輪1Rに回転駆動力を伝達し、また、左ドライブシャフト49を介して左駆動輪1Lに回転駆動力を伝達する。
また、図3に示すように、エンジン制御部16、トランスミッション制御部17及び4WD制御部(4WD C/U)20は、双方向通信線であるCAN通信線52を介して相互に情報交換を行う。
発電機7は、4WD制御部20によって調整される界磁電流Ifgに応じてエンジン2に対し負荷となり、その負荷トルクに応じた発電をする。回転数Ngと界磁電流Ifgとの大きさにより、発電機7の発電電力の大きさを決定する。なお、発電機7の回転数Ngは、エンジン2の回転数Neからプーリ比に基づき演算できる。
図1に示すように、発電機7が発電した電力は、ジャンクションボックス10及びインバータ9を介して交流モータ4に供給可能となっている。すなわち、インバータ9によって直流を三相交流に変換して交流モータ4に供給して該交流モータ4を駆動する。なお、図2に示すように、入力回路と並列に小型キャパシタ15を設置したコンデンサインプット形としている。
図4は、モータ4及びインバータ9等の構成を示す。
図4に示すように、モータ4は、界磁巻線型同期モータであり、界磁コイル4aを有したロ一タと回転磁界を発生するための3相巻線(電機子コイル4b)が巻かれたステータを備える。モータ4はロータの界磁コイル3aに電流を流すことで発生する磁界とステータの電機子コイル4bから発生する磁界との相互作用により回転運動する。また、ロータが外力により回転させられる場合には、これらの磁界の相互作用により電機子コイル4bの両端に起電力を発生し発電動作する。モータ4は、モータ制御部21によって指令値に制御される。図1に示すように、モータ4の駆動軸は、減速機11及びクラッチ12を介して後輪3L,3Rに接続可能となっている。
ジャンクションボックス10内には、インバータ9と発電機7とを接続・遮断するリレーを備える。そして、このリレーが接続されている状態で、発電機7から整流器を介して供給された直流の電力は、インバータ9内で三相交流に変換されてモータ4を駆動する。
また、ジャンクションボックス10内には、発電電圧を検出する発電機電圧センサ13と、インバータ9の入力電流である発電電流を検出する発電機電流センサ14a,14bとを備え、これらの検出信号を4WD制御部20に出力する。また、モータ4の駆動軸にはレゾルバが連結されており、モータ4の磁極位置信号θを出力する。
インバータ9は、図4に示すように、6個のスイッチング素子9a(MOSFET)を備える。すなわち、6個のスイッチング素子9aは、モータ4の電機子コイル4bの三相に対応して3組の上下アームのスイッチング素子9aに分けられ、その3組の各スイッチング素子9aをそれぞれスイッチング制御することで3相交流をモータ4に供給する。モータ制御部21からの指令によってそのスイッチング制御を行う。また、インバータ9で変換された各相の電流値を検出、つまり電機子電流Iaの電流を検出する電流センサを備え、検出された電流信号をモータ制御部に出力する。
また、モータ4の界磁コイル4aに界磁電流Ifmを流す界磁駆動回路22を備える。界磁駆動回路22は、2組の組を成す4個のスイッチング素子22a(MOSFET)から構成され、モータ制御部21からの指令に応じてスイッチングして、界磁電流Ifmの向き及び界磁電流Ifmの大きさが制御される。また、界磁コイル4aの電流を検出する電流センサを備え、その電流センサが検出した電流信号をモータ制御部21に供給する。
なお、補助バッテリの電力が、界磁駆動回路22を介してモータ4の界磁コイル4aへ通電される場合であっても良いし、インバータ9で変換された電力が、界磁駆動回路22を介してモータ4の界磁コイル4aに通電されるようになっていても良い。
また、図2に示すように、発電機7とインバータ9との間に、過電圧保護回路60を備える。すなわち、発電機7は、エンジン2によってロータが回転駆動され、その回転速度と界磁の磁束とに応じた電力を発生して過電圧保護回路60及びインバータ9に出力するようになっている。
過電圧保護回路60は、モータ4と電気的に並列に接続され、互いに直列に接続されたトランジスタ61及び放電抵抵抗62を備える。トランジスタ61は、4WD制御部20から出力されるゲート駆動信号(パルス信号)がゲート端子に入力され、発電機7から出力される電力のうち前記入力されたパルス信号のデューティ比に応じた電力を消費し、また、前記パルス信号のデューティ比に応じた電力を放電抵抗62へ供給する。放電抵抗62は、トランジスタ61から供給される電力を消費し、発電機7の出力電圧(モータ4に印加される電圧)を低減する。
4WD制御部20は、過電圧保護回路60に駆動信号を出力して、該過電圧保護回路60にて発電機7から出力される電力の一部を消費させる。具体的には、4WD制御部20は、トランジスタ61をPWM制御(デューティ制御)して、発電機7から出力される電力の一部を放電抵抗62に消費させ、場合によってはトランジスタ61のスイッチング損失を変化させて消費させる。このとき、発電機7の負荷は大きくなる。
このように、過電圧保護回路60にて発電機7から出力される電力を消費させることで、発電機7からモータ4への電力供給回路内を構成するインバータ等の各種部品を過電圧から保護している。
図5は、過電圧保護制御のための処理手順を示す。この例では、ロールバックの際の過電圧保護を説明する。
図5に示すように、先ずステップS1において、ロールバック運転をしているか否かを判定する。ここで、ロールバック運転をしている場合、ステップS2に進み、ロールバック運転をしていない場合、該図5の処理を終了する。
ステップS2では、ロールバック運転によるモータ4の回生電力がモータ4による損失及びインバータ9による損失の総和より大きいか否かを判定する。ここで、回生電力がインバータ9による損失及びモータ4による損失より大きい場合、ステップS3に進み、回生電力がインバータ9による損失及びモータ4による損失より小さい場合、該図5の処理を終了する。
ステップS3では、過電圧保護制御を行う。すなわち、4WD制御部20は、過電圧保護回路60に駆動信号を出力して、該過電圧保護回路60にて発電機7から出力される電力の一部を消費させる。具体的には、4WD制御部20は、トランジスタ61をPWM制御(デューティ制御)して、発電機7から出力される電力の一部を放電抵抗62に消費させ、場合によってはトランジスタ61のスイッチング損失を変化させて消費させる。そして、該図5に示す処理を終了する。
過電圧保護制御を以上のような処理手順により実施する。
クラッチ12は、例えば湿式多板クラッチであって、4WD制御部20からの指令に応じて締結及び開放を行う。なお、本実施形態においては、締結手段としてのクラッチを湿式多板クラッチとしたが、例えばパウダークラッチやポンプ式クラッチであってもよい。
各車輪1L,1R,3L,3Rには、車輪速センサを備える。各車輪速センサは、対応する車輪1L,1R,3L,3Rの回転速度に応じたパルス信号を車輪速検出値として4WD制御部20に出力する。
4WD制御部20は、例えばマイクロコンピュータ等の演算処理装置を備えて構成され、各車輪速度センサ27FL〜27RRで検出される車輪速度信号、ジャンクションボックス10内の電圧センサ13及び電流センサ14a,14bの出力信号、モータ4に連結されたレゾルバの出力信号及び駆動力指示子であるアクセルペダル(不図示)の踏込み量相当するアクセル開度等が入力される。
図6は、本発明を適用した4WD制御部20等における処理手順を示す。所定の時間間隔で、前記図5に示す過電圧保護制御の処理と交互に、又は割り込みにより処理を行う。
図6に示すように、処理を開始すると、先ずステップS11において、エンジン制御部16、トランスミッション制御部17及び4WD制御部20が、エンジントルク演算、トランスミッション許容トルク演算、発電機負荷演算及びトランスミッション入力トルク演算を行う。具体的には、エンジン2の現在のエンジン出力トルクから発電機負荷(負荷トルク)を減算した減算値相当(=エンジン出力トルク−発電機負荷)として、エンジン2からトランスミッション5に入力されるトルクであるトランスミッション入力トルクを算出する。よって、発電機負荷が減少すれば、エンジン2の負荷も減少するので、トランスミッション入力トルクは増加する。
また、トランスミッション許容トルクは、エンジン2からトランスミッション5への入力トルク、すなわち、エンジン出力軸34又はトルクコンバータ出力軸37のトルクにより、プーリ41,43とベルト44との間でスリップが起こらない程度のトルクであり、例えば現在のプーリ油圧を基に得る。すなわち、プーリ油圧を一定にして、エンジン2からトランスミッション5からトランスミッション5への入力トルクを増加させていった場合に、ある入力トルクになったとき、プーリ41,43とベルト44との間でスリップが発生するが、トランスミッション許容トルクは、そのような入力トルクをよりも小さい値(例えば、余裕を持たせた小さい値)である。
続いてステップS12において、前記ステップS11で算出したトランスミッション入力トルクが、前記ステップS11で算出したトランスミッション許容トルクよりも大きいか否かを判定する。ここで、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルクよりも大きい場合(トランスミッション入力トルク>トランスミッション許容トルク)、ステップS13に進み、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルク以下の場合(トランスミッション入力トルク≦トランスミッション許容トルク)、該図6の処理を終了する。例えば、このステップS12の処理は、4WD制御部20が行う。
ステップS13では、4WD制御部20は、過電圧保護回路60に駆動信号を出力する。すなわち、4WD制御部20は、トランジスタ61をPWM制御(デューティ制御)して、発電機7から出力される電力の一部を放電抵抗62に消費させ、場合によってはトランジスタ61のスイッチング損失を変化させて消費させる。具体的には、過電圧保護回路60の電力消費量が、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルクを下回るのに十分な値となるようにPWM制御をする。例えば、トランスミッション入力トルクとトランスミッション許容トルクとの差分に応じて、PWM制御をする。
なお、前記第1の実施の形態の説明において、エンジン2は、トランスミッションを介して主駆動輪を駆動する内燃機関を実現している。また、発電機7は、その内燃機関で駆動される発電機を実現している。また、モータ4は、前記発電機の電力で駆動されて従駆動輪を駆動するモータを実現している。また、過電圧保護回路60は、前記発電機からモータへの電力供給回路内に設けられ、前記発電機の電力を消費することで、該電力供給回路内に過剰な電圧がかかるのを防止する過電圧保護手段を実現している。また、4WD制御部20は、前記過電圧保護手段を駆動制御する過電圧保護制御手段を実現している。また、ステップS11の処理は、前記発電機の負荷を算出する発電機負荷算出手段を実現している。また、ステップS11の処理は、前記内燃機関の出力トルクから前記発電機負荷算出手段が算出した発電機の負荷を減算した減算値相当として、前記内燃機関からトランスミッションに入力されるトルクを算出する入力トルク算出手段を実現している。また、ステップS12及びステップS13の処理は、前記過電圧保護制御手段が、前記入力トルク算出手段が算出した前記トランスミッションに入力されるトルクが、所定の許容値よりも大きい場合、前記過電圧保護手段を駆動することを実現している。ここで、所定の許容値は、トランスミッション許容トルクであり、内燃機関からトランスミッションに入力されるトルクを増加させていった場合に、トランスミッション内の駆動力の伝達経路上に配置されたプーリとベルトとの間でスリップが発生しない限界値である。
(作用及び効果)
(1)トランスミッション5に入力されるトルクが、トランスミッション許容トルクよりも大きい場合、過電圧保護回路60を駆動している。このように、過電圧保護回路60を駆動させることで、過電圧保護回路60で発電機7の電力を消費させ、発電機7の負荷が急減することを防止できる。これにより、発電機7の負荷の急減に起因する、ベルト44のスリップを防止できる。
(2)トランスミッション許容トルクを、エンジン2からトランスミッション5に入力されるトルクを増加させていった場合に、トランスミッション内の駆動力の伝達経路上に配置されたプーリ41,43とベルト44との間でスリップが発生しない限界値としている。このように、トランスミッション許容トルクを定義することで、過電圧保護回路60を適切に駆動させて、プーリ41,43とベルト44との間のスリップを防止できる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態を説明する。
(構成)
第2の実施の形態は、前記第1の実施の形態と同様に、本発明を適用した四輪駆動車両である。
第2の実施の形態では、前記第1の実施の形態における図6の処理に換え、図7に示す処理を行っている。
図7に示すように、処理を開始すると、先ずステップS21において、前記第1の実施の形態と同様に、エンジン制御部16、トランスミッション制御部17及び4WD制御部20が、エンジントルク演算、トランスミッション許容トルク演算、発電機負荷演算及びトランスミッション入力トルク演算を行う。
続いてステップS22において、前記第1の実施の形態と同様に、前記ステップS21で算出したトランスミッション入力トルクが、前記ステップS21で算出したトランスミッション許容トルクよりも大きいか否かを判定する。ここで、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルクよりも大きい場合(トランスミッション入力トルク>トランスミッション許容トルク)、ステップS23に進み、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルク以下の場合(トランスミッション入力トルク≦トランスミッション許容トルク)、該図7の処理を終了する。
ステップS23では、4WD制御部20は、過電圧保護回路60の駆動信号をONにする(過電圧保護装置駆動信号=1)。ここでは、PWM制御により、過電圧保護回路60における発電機7の電力の消費量が最大となるようにする。
続いてステップS24において、発電機7の目標負荷(発電機目標負荷)を算出する。具体的には、現在の発電機7の負荷と、トランスミッション入力トルクとトランスミッション許容トルクとの差分とを基に、発電機目標負荷を算出する。例えば、このステップS24の処理は、4WD制御部20が行う。
図8は、発電機目標負荷の値を説明する図である。
同図(a)に示すように、通常であれば、発電機負荷は、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルクを超えないような値になっている。しかし、同図(b)に示すように、発電機負荷が急減することで、その分大きくなったトランスミッション入力トルクが、トランスミッション許容トルクを超えてしまう。
このようなことから、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルクを超えてしまわないような、過電圧保護回路60を駆動する発電機目標負荷を算出する。
続いてステップS25において、発電機目標電圧を算出する。具体的には、前記ステップS24で算出した発電機目標負荷、及び現在の発電機回転数を基に、発電機目標電圧を算出する。そして、算出した発電機目標電圧と現在の発電機電圧とを比較し、過電圧保護回路60を駆動するPWM値を算出し、算出したPWM値を過電圧保護回路60に出力する。このとき、発電機7の負荷が徐々に減少するように、すなわち、過電圧保護回路60における発電機7の電力の消費量を徐々に減少させるように、PWM値を徐々に変化させる。また、例えば、このステップS25の処理は、4WD制御部20が行う。
続いてステップS26において、トランスミッション制御油圧(プーリ油圧)を増加させる。具体的には、前記ステップS21による過電圧保護装置の作動をトリガーに(過電圧保護装置駆動信号をONにしたタイミングで)、トランスミッション制御部17は、トランスミッション5のプーリ油圧を徐々に増加させ、トランスミッション許容トルクを徐々に増加させる。例えば、このステップS26の処理は、トランスミッション制御部17が行う。
(作用及び効果)
(1)過電圧保護回路60をPWM制御により駆動させている。これにより、ベルト44のスリップを防止しながら、トランスミッション許容トルクを増加させることと、発電機7の負荷を徐々に減少させることとを同時に実現できる。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態を説明する。
(構成)
第3の実施の形態は、前記第1の実施の形態と同様に、本発明を適用した四輪駆動車両である。
第3の実施の形態では、前記第1の実施の形態における図6の処理に換え、図9に示す処理を行っている。
図9に示すように、先ずステップS31において、前記第1の実施の形態と同様に、エンジン制御部16、トランスミッション制御部17及び4WD制御部20が、エンジントルク演算、トランスミッション許容トルク演算、発電機負荷演算及びトランスミッション入力トルク演算を行う。
続いてステップS32において、前記第1の実施の形態と同様に、前記ステップS31で算出したトランスミッション入力トルクが、前記ステップS31で算出したトランスミッション許容トルクよりも大きいか否かを判定する。ここで、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルクよりも大きい場合(トランスミッション入力トルク>トランスミッション許容トルク)、ステップS33に進み、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルク以下の場合(トランスミッション入力トルク≦トランスミッション許容トルク)、該図9の処理を終了する。
ステップS33では、エンジントルクダウン目標値を演算する。ここで、エンジントルクダウン目標値は、トランスミッション入力トルクをトランスミッション許容トルク以下とするための、エンジン2の目標トルク値である。例えば、エンジントルクダウン目標値は、トランスミッション入力トルクとトランスミッション許容トルクとの差分値を現在のエンジントルクから減算した減算値相当である。また、例えば、このステップS33の処理は、4WD制御部20が行う。
続いてステップS34において、エンジン制御部16は、前記ステップS33で算出したエンジントルクダウン目標値を基に、エンジントルクダウン制御を行う。
(作用及び効果)
(1)トランスミッション5に入力されるトルクが、トランスミッション許容トルクよりも大きい場合、エンジントルクダウン制御により、エンジントルクを低減している。これにより、エンジン2からトランスミッション5への入力トルクを小さくすることで(制限することで)、発電機7の負荷の急減に起因する、ベルト44のスリップを防止できる。
(第4の実施形態)
次に第4の実施形態を説明する。
(構成)
第4の実施の形態は、前記第1の実施の形態と同様に、本発明を適用した四輪駆動車両である。
第3の実施の形態では、前記第1の実施の形態における図6の処理に換え、図10に示す処理を行っている。
図10に示すように、先ずステップS41において、前記第1の実施の形態と同様に、エンジン制御部16、トランスミッション制御部17及び4WD制御部20が、エンジントルク演算、トランスミッション許容トルク演算、発電機負荷演算及びトランスミッション入力トルク演算を行う。
続いてステップS42において、前記第1の実施の形態と同様に、前記ステップS41で算出したトランスミッション入力トルクが、前記ステップS41で算出したトランスミッション許容トルクよりも大きいか否かを判定する。ここで、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルクよりも大きい場合(トランスミッション入力トルク>トランスミッション許容トルク)、ステップS43に進み、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルク以下の場合(トランスミッション入力トルク≦トランスミッション許容トルク)、該図10の処理を終了する。
ステップS43では、トランスミッション制御部17は、フォワードクラッチ38の締結を解除する。
(作用及び効果)
(1)トランスミッション5に入力されるトルクが、トランスミッション許容トルクよりも大きい場合、フォワードクラッチ38の締結を解除している。これにより、エンジン2からトランスミッション5への入力伝達を駆動力の伝達経路上で遮断することで、プーリ41,43及びベルト44へのトルク入力を遮断し、発電機7の負荷の急減に起因する、ベルト44のスリップを防止できる。
なお、図11は、前記第1〜第4の実施の形態における図6、図7、図9及び図10を実現する構成例を示す。
図11に示すように、エンジン制御部16は、エンジントルク制御部101を備える。また、トランスミッション制御部17は、クラッチ制御部111、油圧制御部112及び許容トルク演算部113を備える。また、4WD制御部20は、発電機負荷演算部121、トランスミッション入力トルク演算部122、比較器123、減算器124、発電機目標負荷演算部125、発電機目標電圧演算部126、過電圧保護回路駆動PWM演算部127及び目標エンジントルクダウン量算出部128を備える。
(第1の実施の形態における図6の処理を実現する構成例)
図11に示すように、エンジン制御部16において、エンジントルク制御部101は、エンジントルクを算出し、算出したエンジントルクを4WD制御部20に出力する。また、トランスミッション制御部17において、許容トルク演算部113は、トランスミッションプーリ油圧に基づいて、トランスミッション許容トルクを算出し、算出したトランスミッション許容トルクを4WD制御部20に出力する。
一方、4WD制御部20において、発電機負荷演算部121は、発電機負荷を算出し、算出した発電機負荷をトランスミッション入力トルク演算部122に出力する。トランスミッション入力トルク演算部122は、エンジントルク制御部101が算出したエンジントルクが入力されており、発電機負荷とを基に、トランスミッション入力トルクを算出する。すなわち、トランスミッション入力トルク演算部122は、エンジントルクから発電機負荷を減算した減算値としてトランスミッション入力トルクを算出する。トランスミッション入力トルク演算部122は、トランスミッション入力トルクを比較器123に出力する。
比較器123は、許容トルク演算部113が算出したトランスミッション許容トルクが入力されており、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルクよりも大きいか否かを判定する。比較器123は、その結果を過電圧保護回路の駆動フラグとして出力する。4WD制御部20は、過電圧保護回路の駆動フラグが、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルクよりも大きいことを示すものである場合、過電圧保護回路60を駆動信号により駆動する。
(第2の実施の形態における図7の処理を実現する構成例)
図11に示すように、前述の図6の処理を実現する構成と同じ構成により、同様な処理を行い、4WD制御部20は、過電圧保護回路の駆動フラグが、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルクよりも大きいことを示すものである場合、過電圧保護回路60を駆動信号により駆動する。
そして、第2の実施の形態における図7の処理を次のような構成により実現している。
すなわち、4WD制御部20において、減算器124は、トランスミッション入力トルク演算部122が算出したトランスミッション入力トルクとトランスミッション制御部17の許容トルク演算部113が算出したトランスミッション許容トルクとの差分を算出し、その差分値を発電機目標負荷演算部125に出力する。発電機目標負荷演算部125は、発電機負荷演算部121から現在の発電機負荷が入力されており、前記差分値及び現在の発電機負荷に基づいて、発電機目標負荷を算出し、算出した発電機目標負荷を発電機目標電圧演算部126に出力する。発電機目標電圧演算部126は、現在の発電機回転数が入力されており、この発電機回転数及び発電機目標負荷に基づいて、発電機目標電圧を算出し、算出した発電機目標電圧を過電圧保護回路駆動PWM演算部127に出力する。過電圧保護回路駆動PWM演算部127は、現在の発電機電圧が入力されており、この現在の発電機電圧と発電機目標電圧とを比較し、過電圧保護回路60を駆動するPWM値を算出する。そして、過電圧保護回路駆動PWM演算部127は、算出したPWM値を過電圧保護回路60に出力する。このとき、発電機7の負荷が徐々に減少するように、すなわち、過電圧保護回路60における発電機7の電力の消費量を徐々に減少させるように、過電圧保護回路駆動PWM演算部127はPWM値を徐々に変化させる。
一方、4WD制御部20の比較器123が出力した過電圧保護回路の駆動フラグがトランスミッション制御部17に入力されており、トランスミッション制御部17は、過電圧保護回路の駆動フラグが、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルクよりも大きいことを示すものである場合、油圧制御部112により油圧制御を行う。これにより、油圧制御部112は、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルクよりも大きい場合、トランスミッションプーリ油圧を増加させる指令により、トランスミッションプーリ油圧を増加させる。
(第3の実施の形態における図9の処理を実現する構成例)
4WD制御部20において、目標エンジントルクダウン量算出部128は、減算器124が算出したトランスミッション入力トルクとトランスミッション許容トルクとの差分値が入力されるとともに、エンジン制御部16が算出した現在のエンジントルクが入力されており、現在のエンジントルクから前記差分値を減算した減算値相当として目標エンジントルクを算出する。そして、4WD制御部20は、算出した目標エンジントルクをエンジン制御部16に出力する。
エンジン制御部16では、目標エンジントルクがエンジントルク制御部101に入力され、エンジントルク制御部101は、その目標エンジントルクとなるように、スロットル指令や燃料カット指令により、エンジントルクをダウンさせる。
(第4の実施の形態における図10の処理を実現する構成例)
図11に示すように、前述の図6の処理を実現する構成と同じ構成により、同様な処理を行い、4WD制御部20において、比較器123は、トランスミッション入力トルクとトランスミッション許容トルクとの比較結果として過電圧保護回路の駆動フラグを出力する。
そして、第4の実施の形態における図10の処理を次のような構成により実現している。
すなわち、トランスミッション制御部17において、比較器123が出力した過電圧保護回路の駆動フラグがクラッチ制御部111に入力される。例えば、過電圧保護回路の駆動信号として入力される。これにより、クラッチ制御部111は、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルクよりも大きい場合、フォワードクラッチ38の締結を解除する。
本発明の第1の実施の形態の車両の構成を示す図である。 パワーエレクトロニクスの概要図である。 トランスミッションを含む前輪の駆動系の構成を示す図である。 インバータ及び界磁駆動回路の構成を示す図である。 過電圧保護制御の処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態において、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルクよりも大きくなった場合の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態において、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルクよりも大きくなった場合の処理手順を示すフローチャートである。 発電機目標負荷の値を説明するために用いた図である。 本発明の第3の実施の形態において、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルクよりも大きくなった場合の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態において、トランスミッション入力トルクがトランスミッション許容トルクよりも大きくなった場合の処理手順を示すフローチャートである。 第1〜第4の実施の形態における処理を実現する構成例を示すブロック図である。
符号の説明
2エンジン、4 モータ、4a 界磁コイル、5 トランスミッション、7 発電機、9 インバータ、9a スイッチング素子、16 エンジン制御部、17 トランスミッション制御部、20 4WD制御部、21 モータ制御部、22 界磁駆動回路、22a スイッチング素子、38 フォワードクラッチ、41,43 プーリ、44 ベルト、60 過電圧保護回路

Claims (5)

  1. トランスミッションを介して主駆動輪を駆動する内燃機関と、その内燃機関で駆動される発電機と、前記発電機の電力で駆動されて従駆動輪を駆動するモータとを備える車両の駆動力制御装置において、
    前記発電機からモータへの電力供給回路内に設けられ、前記発電機の電力を消費することで、該電力供給回路内に過剰な電圧がかかるのを防止する過電圧保護手段と、
    前記過電圧保護手段を駆動制御する過電圧保護制御手段と、
    前記発電機の負荷を算出する発電機負荷算出手段と、
    前記内燃機関の出力トルクから前記発電機負荷算出手段が算出した発電機の負荷を減算した減算値相当として、前記内燃機関からトランスミッションに入力されるトルクを算出する入力トルク算出手段と、備え、
    前記過電圧保護制御手段は、前記入力トルク算出手段が算出した前記トランスミッションに入力されるトルクが、所定の許容値よりも大きい場合、前記過電圧保護手段を駆動することを特徴とする車両の駆動力制御装置。
  2. トランスミッションを介して主駆動輪を駆動する内燃機関と、その内燃機関で駆動される発電機と、前記発電機の電力で駆動されて従駆動輪を駆動するモータとを備える車両の駆動力制御装置において、
    前記内燃機関を駆動制御する内燃機関制御手段と、
    前記発電機の負荷を算出する発電機負荷算出手段と、
    前記内燃機関の出力トルクから前記発電機負荷算出手段が算出した発電機の負荷を減算した減算値相当として、前記内燃機関からトランスミッションに入力されるトルクを算出する入力トルク算出手段と、備え、
    前記内燃機関制御手段は、前記入力トルク算出手段が算出した前記トランスミッションに入力されるトルクが、所定の許容値よりも大きい場合、前記内燃機関の駆動を制限することを特徴とする車両の駆動力制御装置。
  3. トランスミッションを介して主駆動輪を駆動する内燃機関と、その内燃機関で駆動される発電機と、前記発電機の電力で駆動されて従駆動輪を駆動するモータとを備える車両の駆動力制御装置において、
    前記トランスミッションを制御するトランスミッション制御手段と、
    前記発電機の負荷を算出する発電機負荷算出手段と、
    前記内燃機関の出力トルクから前記発電機負荷算出手段が算出した発電機の負荷を減算した減算値相当として、前記内燃機関からトランスミッションに入力されるトルクを算出する入力トルク算出手段と、備え、
    前記トランスミッション制御手段は、前記入力トルク算出手段が算出した前記トランスミッションに入力されるトルクが、所定の許容値よりも大きい場合、前記トランスミッション内の駆動力の伝達経路上のフォワードクラッチの締結を解除することを特徴とする車両の駆動力制御装置。
  4. 前記トランスミッションは、トランスミッション制御手段により制御されるベルト式CVT(Continuously Variable Transmission)であり、前記所定の許容値は、内燃機関から該トランスミッションに入力されるトルクを増加させていった場合に、該トランスミッション内の駆動力の伝達経路上に配置されたプーリとベルトとの間でスリップが発生しない限界値であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両の駆動力制御装置。
  5. 前記トランスミッションは、トランスミッション制御手段により制御されるベルト式CVT(Continuously Variable Transmission)であり、前記所定の許容値は、内燃機関から該トランスミッションに入力されるトルクを増加させていった場合に、該トランスミッション内の駆動力の伝達経路上に配置されたプーリとベルトとの間でスリップが発生しない限界値であり、
    前記過電圧保護制御手段は、前記過電圧保護手段の駆動を徐々に解除していくとともに、前記トランスミッション制御手段が前記プーリ油圧を徐々に増加させることで、前記所定の許容値を増加させることを特徴とする請求項1に記載の車両の駆動力制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011173538A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Chisei Gan 車両駆動システムのマルチ動力出力装置
JP2012183860A (ja) * 2011-03-03 2012-09-27 Nissan Motor Co Ltd 電動車両のバッテリ充電制御装置
JP2012183859A (ja) * 2011-03-03 2012-09-27 Nissan Motor Co Ltd 電動車両のバッテリ充電制御装置

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