JP2009214506A - 液体収容体の製造方法および液体収容体 - Google Patents

液体収容体の製造方法および液体収容体 Download PDF

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Abstract

【課題】基板の形状が異なった場合でもその基板を液体収容体本体へ基板取付部材を用いて取り付ける。
【解決手段】電子部品20への入出力端子21、22を備える液体収容体本体10と、入出力端子に接続される端子を有する基板30(A、B)と、基板を液体収容体本体10に固定する基板取付部材40(A、B)とを備えた液体収容体1の製造方法であって、液体収容体本体を作製する工程と、形状が異なる複数種の基板30(A、B)の中から液体収容体本体10に取り付けるべき基板を選択する工程と、形状が異なる複数種の基板取付部材40(A、B)の中から前工程で選択された基板の形状に適合した形状を有する基板取付部材を選択する工程と、選択された基板を選択された基板取付部材により液体収容体本体に固定する工程とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体消費装置に供給される液体が収容される液体収容体の製造方法および液体収容体に関する。
液体消費装置の代表例であるインクジェット式記録装置に供給される液体(インク)が収容される従来の液体収容体として、例えば特許文献1に見られるように、液体消費装置に供給される液体が収容される液体収容体本体(31)であって、この液体収容体本体(31)内に搭載された電子部品(35)と、この電子部品(35)への電気信号の入力または電子部品(35)からの電気信号の出力を行う複数の入出力端子(45、45)とを備えた液体収容体本体(31)と、前記入出力端子(45、45)に接続される端子(32e、32e)を有する基板(32)と、この基板(32)を前記液体収容体本体(31)に固定する基板取付部材(33)と、を備えたインクカートリッジが知られている。
この液体収容体によれば、基板取付部材(33)を用いて基板(32)を液体収容体本体(31)に取り付けることが出来る。しかし、従来の液体収容体では一種類の基板(32)に対応した基板取付部材(33)しか用意されていなかったので、基板(32)の形状が異なった場合、その基板については液体収容体本体(31)へ取り付けることができなかった。
特開2007−160591号公報
本発明の目的は、基板の形状が異なった場合でもその基板を液体収容体本体へ基板取付部材を用いて取り付けることができる液体収容体の製造方法および液体収容体を提供することにある。
本発明の一態様に係る液体収容体の製造方法は、液体消費装置に供給される液体が収容される液体収容体本体であって、この液体収容体本体内に搭載された電子部品と、この電子部品への電気信号の入力または電子部品からの電気信号の出力を行う入出力端子と、を備える液体収容体本体と、前記入出力端子に接続される端子を有する基板と、この基板を前記液体収容体本体に固定する基板取付部材と、を備えた液体収容体の製造方法であって、前記液体収容体本体を作製する工程と、形状が異なる複数種の基板の中から前記液体収容体本体に取り付けるべき基板を選択する工程と、形状が異なる複数種の基板取付部材の中から前記工程で選択された基板の形状に適合した形状を有する基板取付部材を選択する工程と、前記工程で選択した基板を、前記工程で選択した基板取付部材により前記液体収容体本体に固定する工程と、を含むことを特徴とする
本発明の一態様に係る液体収容体は、液体消費装置に供給される液体が収容される液体収容体本体であって、この液体収容体本体内に搭載された電子部品と、この電子部品への電気信号の入力または電子部品からの電気信号の出力を行う複数の入出力端子と、を備える液体収容体本体と、前記入出力端子に接続される端子を有する基板と、この基板を前記液体収容体本体に固定する基板取付部材と、を備えた液体収容体であって、前記基板は、形状が異なる複数種の基板の中から前記液体収容体本体に取り付けるべき基板として選択された基板であり、前記基板取付部材は、形状が異なる複数種の基板取付部材の中から、前記選択された基板の形状に適合した形状を有する基板取付部材として選択された基板取付部材であることを特徴とする。
このような液体収容体の製造方法ないし液体収容体によれば、基板取付部材は、形状が異なる複数種の基板取付部材の中から、基板の形状に適合した形状を有する基板取付部材を選択できるので、基板の形状が異なった場合でもその基板を液体収容体本体へ基板取付部材を用いて取り付けることができる。
本発明の一態様では、前記基板は、基板取付部材との対向面に前記電子部品とは別の電子部品が搭載された基板とし、前記形状が異なる複数種の基板取付部材の中の少なくとも一種の基板取付部材は、前記基板に搭載された電子部品が収納される凹部と、前記複数の入出力端子が挿通される複数の挿通孔とを有し、かつ、前記凹部と、前記入出力端子が挿通される複数の挿通孔とをオーバーラップさせ、複数の挿通孔同士の間に前記基板の固定部を設けるとともに、この固定部と前記凹部との間を傾斜状肉部とすることができる。
このようにすると、基板に電子部品が搭載された場合でも、該基板を基板取付部材を用いて液体収容体本体へ取り付けることができる。特に、電子部品が収納される凹部と入出力端子が挿通される複数の挿通孔とをオーバーラップさせることで、基板の小型化を図ることができると同時に、複数の挿通孔同士の間に基板の固定部を設け、この固定部と前記凹部との間を傾斜状肉部とすることで、固定部の強度を高めて基板を基板取付部材に対して強固に取り付けることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
図1、図2は、それぞれ本発明に係る液体収容体の製造方法および液体収容体の一実施の形態を示す分解斜視図である。
これらの図に示すように、この液体収容体1はインクカートリッジであり、図示しない液体消費装置としてのインクジェット記録装置に供給される液体(インク)が収容される液体収容体本体10を備えている。この液体収容体本体10は、この液体収容体本体10内に搭載された電子部品としての液体残量センサ20と、この液体残量センサ20への電気信号の入力または液体残量センサ20からの電気信号の出力を行う複数の入出力端子21、22とを備えている。
この液体収容体1は、前記入出力端子21、22に接続される端子31、32(図7または図12参照)を有する基板30Aまたは30Bと、この基板30Aまたは30Bを液体収容体本体10に固定する基板取付部材40Aまたは40Bとを備え、基板は、形状が異なる複数種の基板(図示のものは、図1に示す基板30Aと図2に示す基板30Bの2種類)の中から液体収容体本体10に取り付けるべき基板として選択された基板であり、基板取付部材は、形状が異なる複数種の基板取付部材(図示のものは、図1に示す基板取付部材40Aと図2に示す基板取付部材40Bの2種類)の中から、前記選択された基板30Aまたは30Bの形状に適合した形状を有する基板取付部材として選択された基板取付部材であることを特徴としている。
また、この液体収容体1の製造方法は、液体収容体本体10を作製する工程と、形状が異なる複数種の基板(図示のものは、図1に示す基板30Aと図2に示す基板30Bの2種類)の中から液体収容体本体10に取り付けるべき基板30Aまたは30Bを選択する工程と、形状が異なる複数種の基板取付部材(図示のものは、図1に示す基板取付部材40Aと図2に示す基板取付部材40Bの2種類)の中から先の工程で選択された基板30Aまたは30Bの形状に適合した形状を有する基板取付部材40Aまたは40Bを選択する工程と、選択された基板30Aまたは30Bを、選択された基板取付部材40Aまたは40Bにより液体収容体本体10に固定する工程と、を含む。
(液体収容体本体10)
図1または図2に示すように、液体収容体本体10の前面にはセンサ収容凹部11が形成されており、このセンサ収容凹部11内において底面側の壁に液体残量センサ20が配置されている。センサ収容凹部11の開口端に、基板30Aまたは30Bが固定された基板取付部材40Aまたは40Bが固定され、液体残量センサ20が覆われる。
液体収容体本体10は、液体収容体1を液体消費装置に対して着脱操作する際に使用されるレバー12と、液体消費装置へ液体を供給するための液体出口13とを有している。液体収容体本体10は、合成樹脂で一体成型され、液体収容部14に液体が充填される。
液体収容体本体10における基板取付面(図では前面)には、センサ収容凹部11の直上にピン15a、15a、15bが形成されている。ピン15a、15a、15bは、基板取付部材40Aまたは40Bの固定に使用される。センサ収容凹部11は、略直方体の空間となっており、その側面内壁には、両側ともに係合凹部15c(図1、図2において一方のみ図示)が形成されている。基板取付部材40Aまたは40Bの固定の際には、係合凹部15cに基板取付部材40Aまたは40Bの爪45cの先端が嵌まり込む。センサ収容凹部11の底面内壁には、図示しない液体流路が形成されており、この液体流路が、液体残量センサ20内の液体流路(図示せず)に連通している。
(液体残量センサ20)
液体残量センサ20は、液体残量センサ20内の液体流路(図示せず)における液体の有無を検出する素子を有している。この実施の形態では、そのセンサ素子として、ピエゾ素子を使用している。このセンサ素子(ピエゾ素子)は、力学的な作用を応用したセンサであって、電力供給により一定期間振動を発生させ、その後に検出される振動に応じた電気信号を液体の有無を示す電気信号として出力する。つまり、液体流路内の液体の有無に応じてセンサ素子の出力する電気信号の波形が変化するので、その変化を検出することで、液体の有無(すなわち残量)を検出することができる。上記ピエゾ素子への電力供給および、その後に検出される振動に応じた電気信号の取り出しは、入出力端子21、22を通じて行われる。なお、液体残量センサ20の構成は、特許文献1に記載の構成と同一構成とすることができる。
(基板30A、30B)
図3は基板30Aを前面側から見た斜視図、図4は基板30Aを背面側(液体収容体本体10への取付面側)から見た斜視図、図5は基板30Aの正面図、図6は基板30Aの右側面図、図7は基板30Aの背面図である。図8は基板30Bを前面側から見た斜視図、図9は基板30Bを背面側(液体収容体本体10への取付面側)から見た斜視図、図10は基板30Bの正面図、図11は基板30Bの右側面図、図12は基板30Bの背面図である。
基板30A、30Bは、構成上、共通点と相違点とを有しているので、先ず共通点について説明し、後に、相違点について説明する。
基板30A、30Bは、いずれも、両面に配線パターンが形成された、ガラスエポキシ等の硬質な回路基板である。図4、図9等に示すように、基板30A、30Bの背面(基板取付部材との対向面)には、前記電子部品としての液体残量センサ20とは別の電子部品であるメモリ35が搭載されている。このメモリ35は、液体消費装置(この場合インクジェット記録装置)から液体使用量または残量のデータを読み書きされる不揮発性の半導体メモリである。メモリ35は、基板上の配線パターンに接続されて固定された後、モールド加工により封止され、これにより、突出部36が形成される。
基板30A、30Bの上端には切欠33が形成され、下端には孔34が形成されている。切欠33および孔34は、基板取付部材(40Aまたは40B)への基板30Aまたは30Bの固定に使用される。なお、切欠33および孔34は、熱カシメ用の切欠と孔である。
図3、図8等に示すように、基板30A、30Bの前面には、メモリ35への電力供給およびデータ入出力のための7つのメモリ用端子35a、並びに液体残量センサ20からの電気信号入力用の2つの端子35bが形成されている。これらの端子35a、35bは、プリント基板上のランドとして実現され、液体消費装置本体への液体収容体1の装着時に、液体消費装置本体側の端子と接触する。
図4、図9等に示すように、基板30A、30Bの背面には、液体残量センサ20の電極端子(図1、図2の入出力端子21、22)からの接触を受け、液体残量センサ20からの電気信号が入力される2つの端子31、32が形成されている。この端子31、32もプリント基板上のランドとして実現される。基板30A、30Bの背面のメモリ35と前面のメモリ用端子35aとは、基板30A、30Bの前面および背面における図示しない配線パターンと基板30A、30Bの前面と背面との間の図示しないスルーホールにより電気的に接続されている。同様に、基板30A、30Bの背面における端子31、32と前面における端子35bとは、同様の配線パターンとスルーホールにより電気的に接続される。
(基板取付部材40A、40B)
図13は基板取付部材40Aを前面側から見た斜視図、図14は基板取付部材40Aの平面図、図15は基板取付部材40Aの正面図、図16は図15におけるA−A断面図、図17は基板取付部材40Aの背面図である。図18は基板取付部材40Bを前面側から見た斜視図、図19は基板取付部材40Bの平面図、図20は基板取付部材40Bの正面図、図21は図20におけるB−B断面図、図22は基板取付部材40Bの背面図である。
基板取付部材40A、40Bは、構成上、共通点と相違点とを有しているので、先ず共通点について説明し、後に、相違点について説明する。
図13、図18等に示すように、基板取付部材40A、40Bは、合成樹脂で一体成型された部材であり、略四角形平板部の背面から2本の爪45c(図14、図19)を略垂直に突出させた形状となっている。2つの爪45cの先端は、テーパー状となっていて、互いに外側に向いた鉤状となっている。基板取付部材40A、40Bの上端部には、前面と背面との間を貫通する孔45a、45a、45bが形成され、下端には、液体収容体本体10に装着されるサイドカバーの掛け部(図示せず)と係合する突起41が形成されている。孔45a、45a、45bは液体収容体本体10への基板取付部材40A、40Bの固定に使用される。このうち、孔45bは位置決め用の孔であり、2つの孔45aは、熱カシメ用の孔である。
基板取付部材40A、40Bの前面には、基板30Aまたは30Bが収容される凹部42と、基板30Aまたは30B背面の突出部36(したがってメモリ35)が収納される凹部43が形成されている。また、基板取付部材40A、40Bの前面には、上端寄りに凸部44が形成され、下端寄りに凸部46が形成されている。凸部44、46は、位置決めおよび熱カシメ用の凸部であり、基板取付部材40A、40Bへの基板30A、30Bの固定に使用される。
基板取付部材40A、40Bには前面と背面との間を貫通する左右一対の挿通孔47が形成されている。挿通孔47は、基板30A、30B背面の突出部36が収納される凹部43の下方に位置している。挿通孔47には液体残量センサ20の入出力端子21、22(図1参照)が挿通される。
以上のように、基板取付部材40A、40Bの前面には基板30A、30Bが固定される固定部として凹部42および凸部44、46が形成され、反対側の背面には液体収容体本体10と嵌合する2本の爪45cが形成されている。これにより、基板30Aまたは30Bが基板取付部材40Aまたは40Bから離れないように固定されるとともに、基板取付部材40Aまたは40Bが液体収容体本体10から離れないように固定される。
(基板30A、30Bの相違点)
図1、図2に示すように、基板30Aは基板30Bに比べて縦寸法の長い基板であり、図7に示すように、メモリ35を封止した突出部36の下端と端子31、32の上端との間には、隙間C1が設けられている。
一方、基板30Bは基板30Aに比べて縦寸法の短い基板であり、図12に示すように、メモリ35を封止した突出部36の下端と端子31、32の上端とは、縦方向においてオーバーラップしている。そのオーバーラップの範囲をH1で示す。
なお、メモリ35は、基板30A、30Bとも同一のメモリを用いることもできるし、基板30Aと基板30Bとで異なるメモリを用いることもできる。
(基板取付部材40A、40Bの相違点)
図1、図2に示すように、基板取付部材40Aは基板30Aに適合した形状を有しており、基板取付部材40Bは基板30Bに適合した形状を有している。
具体的には、図15に示す基板取付部材40Aにおいて基板30Aが収容される凹部42は、図20に示す基板取付部材40Bにおいて基板30Bが収容される凹部42に比べて縦寸法の長い凹部となっている。また、図15に示すように、メモリ35を封止した突出部36が収納される凹部43の下端と入出力端子21、22が挿通される挿通孔47の上端との間には、隙間C2が設けられている。
一方、図20に示す基板取付部材40Bにおいて基板30Bが収容される凹部42は、図15に示す基板取付部材40Aにおいて基板30Aが収容される凹部42に比べて縦寸法の短い凹部となっている。また、図20に示すように、メモリ35を封止した突出部36が収納される凹部43の下端と入出力端子21、22が挿通される挿通孔47の上端とは、縦方向においてオーバーラップしている。そのオーバーラップの範囲をH2で示す。
図20に示すように、基板取付部材40Bにおける挿通孔47同士の間には前述した基板30Bの固定部である凸部46が設けられているから、凹部43の下端と挿通孔47の上端とがオーバーラップしている状況において仮に何らの方策も講じないとしたならば、凹部43から固定部である凸部46に至る連結部分48の強度が不足して凸部46による基板30Bの固定強度が不十分になるおそれがある。
そこで、基板取付部材40Bにおいては、図21に示すように、固定部である凸部46と前記凹部43との間を傾斜状肉部48aとしてある。なお、図15に示した基板取付部材40Aにおいては、凹部43の下端と挿通孔47の上端との間に、隙間C2が設けられていてこの部位によって、凹部43から固定部である凸部46に至る連結部分48の上端左右が補強されているから凸部46による基板30Aの固定強度は十分である。
(液体収容体1の製造工程)
(1)液体収容体本体10を作製しておく。液体収容体本体10自体は基板30A、30Bのいずれを取り付ける場合でも同じ構成である。
(2)図1に示す基板30Aと図2に示す基板30Bのうち、液体収容体本体10に取り付けるべき基板30Aまたは30Bを選択する。
(3)図1に示す基板取付部材40Aと図2に示す基板取付部材40Bのうち、工程(2)で選択された基板30Aまたは30Bの形状に適合した形状を有する基板取付部材40Aまたは40Bを選択する。
(4)前記工程(2)で選択した基板30Aまたは30Bを、前記工程(3)で選択した基板取付部材40Aまたは40Bにより液体収容体本体10に固定する。
工程(4)について具体的に説明する。先ず、基板取付部材40Aまたは40Bに基板30Aまたは30Bを固定する。以下特に必要がない限り基板取付部材40Aと基板30Aを代表させて説明する。
基板取付部材40Aに基板30Aを固定する際、基板取付部材40Aの凸部44を基板30Aの切欠33に配置し、基板取付部材40Aの凸部46を基板30Aの孔34に挿通し、基板30Aを基板取付部材40Aの凹部42に嵌め合わせる。その後、凸部44、46の先端を融解して熱カシメにより基板取付部材40Aに基板30Aを固定する。固定後、基板30Aの背面の端子31、32は、基板取付部材40Aの挿通孔47、47に臨む位置に配置される。
次いで、基板取付部材40Aを液体収容体本体10に固定する。その際、まず、基板取付部材40Aの爪45cを液体収容体本体10の係合凹部15cに係合させる。また、液体収容体本体10のピン15a、15a、15bを基板取付部材40Aの孔45a、45a、45bにそれぞれ挿通させる。このとき、液体残量センサ20の電極端子21、22が基板30Aの端子31、32にそれぞれ接触し、電極端子21、22の弾性力により、基板30Aひいては基板取付部材40Aを、液体収容体本体10から引き離す方向へ押すこととなるが、電極端子21、22の弾性力に抗して基板取付部材40Aを液体収容体本体10に圧接させながら、ピン15a、15aを融解して熱カシメにより基板取付部材40Aを液体収容体本体10に固定する。
このようにして、液体収容体本体10へ基板30A、および基板取付部材40Aが組み付けられる。さらに、図示しないサイドカバーが液体収容体本体10に取り付けられることで、サイドカバーの係合部により基板取付部材40Aの突起41の移動が制限される。これによって、液体収容体1が完成する。なお、液体収容体1が液体消費装置に装着されると、基板30Aの端子35a、35bに対して液体消費装置の端子(図示せず)が圧接され、液体収容体1と液体消費装置とが電気的に接続される。
(本実施形態の作用効果)
本実施形態の液体収容体1の製造方法ないし液体収容体1によれば、基板取付部材は、形状が異なる複数種の基板取付部材40A、40Bの中から、基板30Aまたは30Bの形状に適合した形状を有する基板取付部材を選択できるので、基板の形状が異なった場合でもその基板30Aまたは30Bを共用の液体収容体本体10へ基板取付部材を用いて取り付けることができる。
基板30A、30Bは、基板取付部材との対向面に液体残量センサ20とは別の電子部品であるメモリ35が搭載された基板とし、前記形状が異なる複数種の基板取付部材の中の少なくとも一種の基板取付部材40Bは、基板30Bに搭載された電子部品35が収納される凹部43と、入出力端子21、22が挿通される挿通孔47、47とを有し、かつ、凹部43と、入出力端子が挿通される挿通孔47、47とをオーバーラップ(図20におけるH2)させ、挿通孔47同士の間に基板30Bの固定部46を設けるとともに、この固定部46と前記凹部43との間を傾斜状肉部48aとしてある。
このため、基板30Bに電子部品35が搭載された場合でも、該基板30Bを、基板取付部材40Bを用いて液体収容体本体10へ取り付けることができる。特に、電子部品35が収納される凹部43と入出力端子が挿通される挿通孔47、47とをオーバーラップさせることで、基板30Bの小型化を図ることができる。それと同時に、挿通孔47同士の間に基板の固定部46を設け、この固定部46と凹部43との間を傾斜状肉部48aとすることで、固定部46の強度を高めて基板30Bを基板取付部材40Bに対して強固に取り付けることができる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるものである。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。
また、本発明の液体収容体の用途は、インクジェット記録装置のインクカートリッジに限らない。微少量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体消費装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体消費装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。
液体消費装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレー等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレー、面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置、捺染装置やマイクロデスペンサ等が挙げられる。
また、本発明において、液体とは、液体消費装置が噴射できるような材料であれば良い。液体の代表的な例は上記実施の形態で説明したようなインクである。液体は、液晶のように、文字や画像の印刷に用いられる材料以外の物質であっても良い。また、本発明において、液体は、物質の一状態としての液体のみならず、物質の一状態としての液体に、顔料や金属粒子のような固形物を混ぜたものであっても良い。また、液体の代表的な例としては上記実施例の形態で説明したようなインクや、液晶等が挙げられる。ここで、インクとは、一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。
本発明に係る液体収容体の製造方法および液体収容体の一実施の形態を示す分解斜視図。 本発明に係る液体収容体の製造方法および液体収容体の一実施の形態を示す分解斜視図。 基板30Aを前面側から見た斜視図。 基板30Aを背面側(液体収容体本体10への取付面側)から見た斜視図。 基板30Aの正面図。 基板30Aの右側面図。 基板30Aの背面図。 基板30Bを前面側から見た斜視図。 基板30Bを背面側(液体収容体本体10への取付面側)から見た斜視図。 基板30Bの正面図。 基板30Bの右側面図。 基板30Bの背面図。 基板取付部材40Aを前面側から見た斜視図。 基板取付部材40Aの平面図。 基板取付部材40Aの正面図。 図15におけるA−A断面図。 基板取付部材40Aの背面図。 基板取付部材40Bを前面側から見た斜視図。 基板取付部材40Bの平面図。 基板取付部材40Bの正面図。 図20におけるB−B断面図。 基板取付部材40Bの背面図。
符号の説明
1:液体収容体、10:液体収容体本体、20:液体残量センサ(電子部品)、21、22:入出力端子、30A、30B:基板、31、32:端子、35:メモリ(電子部品)、40A、40B:基板取付部材、43:凹部、46:固定部、47:挿通孔、48a:傾斜状肉部

Claims (3)

  1. 液体消費装置に供給される液体が収容される液体収容体本体であって、この液体収容体本体内に搭載された電子部品と、この電子部品への電気信号の入力または電子部品からの電気信号の出力を行う入出力端子と、を備える液体収容体本体と、
    前記入出力端子に接続される端子を有する基板と、
    この基板を前記液体収容体本体に固定する基板取付部材と、
    を備えた液体収容体の製造方法であって、
    前記液体収容体本体を作製する工程と、
    形状が異なる複数種の基板の中から前記液体収容体本体に取り付けるべき基板を選択する工程と、
    形状が異なる複数種の基板取付部材の中から前記工程で選択された基板の形状に適合した形状を有する基板取付部材を選択する工程と、
    前記工程で選択した基板を、前記工程で選択した基板取付部材により前記液体収容体本体に固定する工程と、
    を含むことを特徴とする液体収容体の製造方法。
  2. 液体消費装置に供給される液体が収容される液体収容体本体であって、この液体収容体本体内に搭載された電子部品と、この電子部品への電気信号の入力または電子部品からの電気信号の出力を行う複数の入出力端子と、を備える液体収容体本体と、
    前記入出力端子に接続される端子を有する基板と、
    この基板を前記液体収容体本体に固定する基板取付部材と、
    を備えた液体収容体であって、
    前記基板は、形状が異なる複数種の基板の中から前記液体収容体本体に取り付けるべき基板として選択された基板であり、
    前記基板取付部材は、形状が異なる複数種の基板取付部材の中から、前記選択された基板の形状に適合した形状を有する基板取付部材として選択された基板取付部材であることを特徴とする液体収容体。
  3. 請求項2において、
    前記基板は、基板取付部材との対向面に前記電子部品とは別の電子部品が搭載された基板とし、
    前記形状が異なる複数種の基板取付部材の中の少なくとも一種の基板取付部材は、前記基板に搭載された電子部品が収納される凹部と、前記複数の入出力端子が挿通される複数の挿通孔とを有し、かつ、前記凹部と、前記入出力端子が挿通される複数の挿通孔とをオーバーラップさせ、複数の挿通孔同士の間に前記基板の固定部を設けるとともに、この固定部と前記凹部との間を傾斜状肉部としたことを特徴とする液体収容体。
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