JP2009214350A - 画像形成装置 - Google Patents

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順 渡辺
Takashi Kawaguchi
琢史 川口
Yasumasa Mihara
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Yuichiro Tsujiguchi
祐一郎 辻口
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Abstract

【課題】複数のユーザが使用可能な画像形成装置において視覚障害者が自分の印刷物を容易に探し出せる機能を持たせる。
【解決手段】印刷ジョブ内に含まれる送信元の情報に基づいて用紙11に用紙無しと検出される識別子101を付加し、画像が形成された用紙111に付加された識別子101を用紙検知センサ20で検出し、用紙無しを検出したときに検出用紙長を算出して、検出用紙長が、指定された当該用紙の用紙長未満であるときには識別子101が印刷されている目的とする文書であるので、当該用紙111を逆方向に搬送し、仕分け元トレイへ排紙して動作を終了し、検出用紙長と指定用紙長が同じであれば、目的外文書として、用紙111を排紙トレイに排紙する。
【選択図】図7

Description

本発明は画像形成装置に関し、特に印刷物の仕分け機能を有する画像形成装置に関する。
例えば、ネットワーク接続等により、複数のユーザが使用可能な画像形成装置は、それぞれのユーザが出力した印刷物を共通の排紙トレイに出力するのが一般的である。そのため、排紙トレイに多数の印刷物が蓄積された場合、ユーザはその印刷物の中から自分の印刷物を探し出す作業が必要となる。
この探し出す作業を軽減するために、複数の排紙トレイを設け、印刷を要求したユーザ毎に異なる排紙トレイに出力する装置、共通の排紙トレイに出力する印刷物のページの一部に印刷を要求したユーザ毎に異なる文字や図形を印字する装置、出力する印刷物単位で仕切り用紙を挿入する装置などが知られている。
例えば、特許文献1には、排紙トレイに蓄積された文書から目的となる文書を迅速に取得する目的で、最終印刷後からの経過時間と排紙トレイ上の用紙有無センサの結果により排紙トレイ上に出力された文書の蓄積の有無を判断し、印刷文書の最適な箇所にインデックスを印字する構成が記載されている。
特開2004―202928号公報
また、特許文献2には、ユーザからの印刷ジョブ要求を受信し、印刷ジョブ要求に基づき画像形成を行って、印刷された印刷物を印刷物保管手段に保管し、ユーザ登録を行ったユーザの情報を記憶しておき、印刷物を取り出そうとするユーザのユーザ情報から当該ユーザの印刷物の印刷物保管手段内での位置情報を求め、求められた印刷物の位置情報に応じた印刷物を印刷物保管手段から選択的に排出する装置が記載されている。
特開2007−152798号公報
しかし、これまでのように複数の排紙トレイを設け、印刷を要求したユーザ毎に異なる排紙トレイに出力する構成では、例えばインクジェット記録装置などの小型の画像形成装置の場合、複数の排紙トレイを装備することは、装置の大型化および高コスト化につながるという課題がある。
また、出力する印刷物のページの一部に印刷を要求したユーザ毎に異なる文字や図形を印字する構成では、視覚障害者が自分の印刷した印刷物を文字や図形などで識別し、探し出すのは不可能である、という課題がある。
また、出力する印刷物単位で仕切り用紙を挿入する構成では、視覚障害者が印刷物の単位を判別することは可能でも、その内のどれが自分の印刷物かを識別するのは不可能であり、また、仕切り用紙用のトレイが別途必要であり、装置の大型化および高コスト化につながる、という課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、複数のユーザが使用可能な画像形成装置において視覚障害者が自分の印刷物を容易に探し出せる機能を小型かつ低コストで実現することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
印刷ジョブ内に含まれる送信元の情報に基づいて印刷物に識別子を付加する付加手段と、
前記印刷物に付加された識別子を検出する検出手段と、
検出された識別子が目的とする文書であるか否かを判別する判別手段と、
前記判別の結果が目的とする文書であるときには当該文書とそれ以外の文書を仕分ける制御手段と、
を備えている構成とした。
ここで、前記画像形成装置において、
前記検出手段は、用紙に画像を形成する画像形成手段が搭載されたキャリッジに備えられ、前記用紙の有無を検出する手段であり、
前記付加手段は、印刷物の用紙端から一定の距離に前記検出手段が用紙無しと検出する色で前記識別子を付加し、
前記判別手段は、前記検出手段が用紙長よりも短い間隔で用紙無しを検出したときに前記目的とする文書であると判定する
構成とできる。
また、前記画像形成装置において、
前記検出手段は、用紙に画像を形成する画像形成手段が搭載されたキャリッジに備えられ、前記用紙の有無を検出する手段であり、
前記付加手段は、印刷物の用紙端から一定の距離に前記検出手段が用紙無しと検出する色で複数の前記識別子を付加し、
前記判別手段は、前記検出手段が所定の搬送距離内で用紙無しを所定回数検出したときに前記目的とする文書であると判定する
構成とできる。
また、前記画像形成装置において、
前記検出手段は、用紙に画像を形成する画像形成手段が搭載されたキャリッジに備えられ、前記用紙の有無を検出する手段であり、
前記付加手段は、印刷物の用紙端から一定の距離に前記検出手段が用紙無しと検出する色で複数の前記識別子を付加し、
前記判別手段は、前記検出手段が一定の周期で検出する一連の用紙無しを前記識別子のシリアルデータとして扱うことにより前記目的とする文書であるか否かを判別する
構成とできる。
また、前記画像形成装置において、
目的とする文書以外の文書と判別したときには、用紙を排紙トレイへ排紙し、目的とする文書と判別したときには、用紙を排紙トレイとは逆方向へ搬送し、給紙元トレイに搬送する
構成とできる。
本発明に係る画像形成装置によれば、印刷ジョブ内に含まれる送信元の情報に基づいて印刷物に識別子を付加する付加手段と、印刷物に付加された識別子を検出する検出手段と、検出された識別子が目的とする文書であるか否かを判別する判別手段と、判別の結果が目的とする文書であるときには当該文書とそれ以外の文書を仕分ける制御手段とを備えるので、印刷物を装置に通すことで自動的に仕分けされ、複数のユーザが使用可能な画像形成装置において視覚障害者が自分の印刷物を容易に探し出せる機能を小型かつ低コストで実現することができる。
以下,本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず,本発明を適用する画像形成装置としてのインクジェット記録装置の概要について図1ないし図2を参照して説明する。なお,図1は同インクジェット記録装置の概略構成を示す模式的側面説明図、図2は同じく要部平面説明図,図3は同じく正面説明図である。
このインクジェット記録装置は,図示しない左右の側板に横架したガイドロット1でキャリッジ3を保持し,主走査モータ5によって,駆動プーリ6と従動プーリ7間に渡したタイミングベルト8を介して主走査方向に移動走査する。
このキャリッジ3には,例えばイエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),ブラック(K)の各色のインク滴を吐出する4個の液体吐出ヘッドからなる画像形成手段としての記録ヘッド4y,4m,4c,4k(以下色を区別しないときは「記録ヘッド4」という。)を複数のインク吐出口(ノズル)を形成したノズル面のノズル列を主走査方向と直行する方向(副走査方向)に配列し,インク吐出口方向を下方に向けて装着している。なお,ここでは独立した液体吐出ヘッドを用いているが,各色の記録液(インク)の液滴を吐出する複数のノズル列を有する1又は複数のヘッドを用いる構成とすることもできる。また,色の数及び配列順序はこれに限るものではない。
記録ヘッド4を構成する液体吐出ヘッドとしては,圧電素子などの圧電アクチュエータ,発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ,温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ,静電力を用いる静電アクチュエータなどを,液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
また,キャリッジ3の背面側には,スリットを形成したエンコーダスケール10を主走査方向に沿って設け,キャリッジ3にはエンコーダスケール10のスリットを検出するエンコーダセンサを設け,これらによって,キャリッジ3の主走査方向位置を検知するためのリニアエンコーダを構成している。
さらに、キャリッジ3のホームポジション(図1で左側とする)から画像形成領域方向に移動したときに先行する端面には、用紙11を検知する本発明における検出手段を兼ねる用紙検知センサ(レジストセンサ)20が設けられ、このレジストセンサ20で用紙22の先端、及び用紙幅の検知などを行うとともに、本発明における識別子の検出を行う。
一方,用紙11を搬送するために,用紙11を静電吸着して記録ヘッド4に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト12を備えている。この搬送ベルト12は,無端状ベルトであり,搬送ローラ13とテンションローラ14との間に掛け渡されて,ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成し,周回移動しながら帯電ローラ15によって帯電(電荷付与)される。
この搬送ベルト12としては,1層構造のベルトでも良く,又は複層(2層以上の)構造のベルトでもよい。1層構造の搬送ベルトの場合には,用紙や帯電ローラに接触するので,層全体を絶縁材料で形成している。また,複層構造の搬送ベルトの場合には,用紙や帯電ローラに接触する側は絶縁層で形成し,用紙や帯電ローラと接触しない側は導電層で形成することが好ましい。
搬送ベルト12に対して用紙11を給紙する給紙部30は、用紙11を積載する用紙積載部(底板)31上と、用紙積載部31から用紙11を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙ローラ、給紙コロ)33及び分離パッド34を備えている。この給紙部30から給紙された用紙11を、図示しないガイド部材で案内し、レジストローラ36で搬送ベルト12に押付け、搬送ガイド部材37で搬送方向を略90°転換し、用紙押えコロ38、39で用紙11を押さえながら搬送ベルト12に密着させて、記録ヘッド4による画像形成位置に搬送する。
また、画像が形成された用紙11は、従動ローラ14に対向配置された拍車41との間を通過して分離手段42で分離されて排紙トレイ43に排出される。
また、装置本体の背面側には、両面ユニット50が装着される。この両面ユニット50は用紙反転ローラ51、52を備え、片面への印字終了後に搬送ベルト12が逆転することによって、片面への印字が終了した用紙11が両面ユニット50に送り込まれ、反転ローラ51、52によって他面が印字面になるように用紙11が反転されて、レジストローラ36と搬送ベルト12との間に給紙される。
また、この両面ユニット50の上方には、マルチ手差し装置60を接続している。このマルチ手差し装置60は、底板61に積載される用紙11を1枚ずつ分離して給紙する給紙コロ63と、給紙コロ63を回転駆動するための手差し給紙モータ(駆動源)65と、図示を省略するが、底板駆動カム、引き戻し爪部材、モータ65の回転を給紙コロ63に伝達するための1ターンクラッチなどで構成した給紙クラッチなどを含む駆動力伝達機構と、給紙コロ63の下流側で給紙された用紙11を搬送する搬送ローラ69などを備えている。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図4に示すブロック説明図を参照して説明する。
エンジン制御部100は、この装置全体の制御を司るCPU101と、CPU101が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM102と、画像データ等を一時格納するRAM103を備えている。ここで、印刷ジョブ内に含まれる送信元の情報に基づいて印刷物に識別子を付加する付加手段、検出された識別子が目的とする文書であるか否かを判別する判別手段と、判別の結果が目的とする文書であるときには当該文書とそれ以外の文書を仕分ける制御手段は、CPU101が兼ねている。
また、このエンジン制御部100は、パーソナルコンピュータ等で構成される外部の情報処理装置(ホスト)200側とのデータ、信号の送受を行うためのI/F106と、記録ヘッド4を駆動するための駆動波形を生成するとともに、記録ヘッド4の圧力発生手段を選択駆動させる画像データ及びそれに伴う各種データをヘッドドライバに出力する記録ヘッド制御部107と、主走査モータ5を駆動するための主走査制御部108と、搬送ベルト12を周回移動させる副走査モータ21を駆動するための副走査制御部110を備えている。主走査制御部108にはキャリッジ3の移動量等を検出するリニアエンコーダ(主走査エンコーダ)22からの検出パルスが入力され、この検出パルスに基づいてキャリッジ3の移動を制御する。同様に副走査制御部110には搬送ベルト12(搬送ローラ13)の移動量(回転量)等を検出するホイールエンコーダ(副走査エンコーダ)23からの検出パルスが入力され、この検出パルスに基づいて搬送ベルト12の移動を制御する。
また、このエンジン制御部100は、レジストセンサ20からの検知信号を入力して用紙の有無及び用紙サイズを検出する用紙有無検出部111を備えている。さらに、このエンジン制御部100には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作・表示部113が接続されている。
次に、本発明に係る自動仕分け機能の動作について図5に示すフロー図及び図6に示す説明図を参照して説明する。なお、ここでは、印刷物である文書A、B、Cから文書Bを見つけ出す場合を例にして説明する。
先ず、印刷物が排紙される図示しない排紙トレイに蓄積された印刷物である文書をユーザが図示しない仕分け元トレイに移動する(図5の(a))。仕分け元トレイは、手差し給紙を行う手差しトレイ、例えばマルチ手差しトレイ(上述したマルチ手差し装置60)でもよいし、あるいは、増設トレイでも良いが、視覚障害者にとって作業が簡単なマルチ手差しトレイの方が好ましい。
次に、1回目の仕分け動作(1)を行い、文書AとBの境界を判別する。これにより、排紙トレイには文書Aが出力され、仕分け元トレイには文書B,Cが残る(図5(b))。
次に、排紙トレイに出力された文書Aをユーザが一時的に排紙トレイから退避させる(図5(c))。
次に、2回目の仕分け動作(2)を行い、文書BとCの境界を判別する。これにより、排紙トレイには文書Bが出力され、仕分け元トレイには文書Cが残る(図5(d))。このとき、1回目に出力された文書Aは一時的に退避しているので、排紙トレイ上には目的となる文書Bのみが残っていることになる。
次に、排紙トレイ上の文書B(目的となる文書)を取出す(図5(e))。
最後に、一時的に退避していた文書Aと仕分け元トレイに残った文書Cを排紙トレイに戻して、仕分け作業は終了となる(図5(f)。
なお、仕分け動作の開始は、操作・表示部113(操作パネル)上の所望のスイッチを押すことで開始される。
次に、この自動仕分け機能の第1実施形態について図7の説明図を参照して説明する。
印刷済の用紙(印刷物)の識別には、キャリッジ3に搭載された反射型フォトセンサからなる用紙検知センサ(レジストセンサ)20を使用する。この用紙検知センサ20はキャリッジ3に搭載されているため、主走査方向に対してセンサ位置の調整が可能であり、異なるサイズの印刷物(用紙)の用紙端に印刷した識別子の検出が可能となる。
図7(a)に示すように、印刷物である画像が形成された用紙11(これを「用紙111」とする。)には、画像形成時に印刷ジョブ内に含まれる送信元の情報に基づいて識別子101が付加されている。識別子101は、用紙右端及び左端から距離Xの部分に、用紙検知センサ20が用紙無しを検知可能な色、幅及び長さで印刷されている。
この場合、識別子101を用紙右端及び左端に印刷するのは、ユーザが蓄積文書を仕分け元トレイに積載するとき、上下反対に積載されても用紙検知センサ20で識別子101を検知できるようにするためである。また、識別子101を用紙11の裏面にも印刷しておけば、文書が表裏反対に積載されても、識別子101の検知が可能になる。
また、識別子101の色は、用紙検知センサ20が用紙無しを検出できるよう、搬送ベルトと同じ色(黒)であることが望ましい。識別子101は、仕分けの目的となる文書(視覚障害者が印刷した文書)にのみ印刷され、それ以外の文書には印刷されない。
この識別子101が印刷(付加)された用紙111を用紙検知センサ20で読み取ったとき、用紙検知センサ20の出力は、図7(b)に示すように、用紙111の後端に達する前に用紙無しを検知する波形となる。
次に、この第1実施形態における前記仕分け動作(1)について図8に示すフロー図を参照して説明する。
先ず、キャリッジ3を搬送ベルト12の中央へ移動し、用紙検知センサ20が用紙先端を検出するまで用紙111を副走査方向へ搬送する。そして、用紙検知センサ20が用紙先端を検出したときには、キャリッジ3の位置を識別子101を読取り可能な位置に調整済みであるか否かを判別し、調整済みでなければ、キャリッジ3を用紙右端方向に移動し、用紙検知センサ20で用紙右端を検出したときに、キャリッジ3を用紙左端方向へ距離xだけ移動して、用紙検知センサ20が識別子101を読取り可能な位置にする。
そして、キャリッジ位置調整後、用紙111を搬送し、用紙検知センサ20が用紙無しを検出したか否かを判別し、用紙無しを検出したときには、用紙先端から用紙無しを検出したときの位置までの距離(検出用紙長さ)を算出して、検出用紙長が、指定された当該用紙の用紙長(指定用紙長)未満である(検出用紙長<指定用紙長)か否かを判別する。
このとき、検出用紙長<指定用紙長であれば、つまり、検出された用紙長が指定された記録用紙長より短い場合、当該用紙111は識別子101が印刷されている目的とする文書(目的文書)であるので、当該用紙111を逆方向に搬送し、仕分け元トレイへ排紙して動作を終了する。
これに対し、検出用紙長<指定用紙長でなければ、当該用紙111には識別子101が印刷されていない目的外文書(目的とする文書以外の文書)であるので、そのまま用紙111を排紙トレイに排紙し、次の用紙111の識別処理に戻る。
なお、上記の処理は前記図4の仕分け動作(1)の処理であり、仕分け動作(2)の処理では、検出用紙長確認後の分岐は逆になり、識別子101を検出したときには用紙111を排紙し、次の用紙11の識別へ戻り、識別子101を検出しないときには当該用紙111を仕分け元トレイへ戻して終了する。
次に、自動仕分け機能の第2実施形態について図9の説明図を参照して説明する。
ここでは、用紙11に印刷される識別子102は、用紙右端及び左端から距離xの部分にシリアルデータとして印刷される。制御部100は、用紙先端検知後、最初の用紙無し検知をシリアルデータのスタートビットと認識し、その後一定距離y毎の用紙有/無をシリアルデータの「1」(有)、「0」(無)として記憶する。図9の例では、複数の識別子102を用いて8ビットの識別子データ「0x65」を印刷した場合である。つまり、識別子102は識別子の有無によって所要のシリアルデータとなる識別子データを形成している。
ここで、複数の識別子102は、全ユーザ毎に異なる識別子データを印刷する方式でも良いし、視覚障害者であるユーザ毎に異なる識別子データを印刷し、それ以外の文書には識別子を印刷しない方式でも良い。後者の場合、用紙先端検知後、ある一定の距離の間にスタートビットが検知されないことで、視覚障害者の出力した文書であるか否かが判定できるようになる。
次に、この第2実施形態における前記仕分け動作(1)について図10に示すフロー図を参照して説明する。
前記第1実施形態で説明したと同様に、キャリッジ2の位置を用紙検知センサ20が識別子102を検出可能な位置に調整する。
その後、用紙111を一定速度で搬送し、それと並行して、用紙検知センサ20によって用紙有無を一定周期で検出し、検出結果をシリアルデータとして格納する。シリアルデータ取得後、そのシリアルデータを、仕分けを要求したユーザのユーザIDと比較して、一致するか否かを判別する。なお、仕分けを要求したユーザのユーザIDは、仕分け動作開始時に、操作パネル113から入力されているものとする。
このとき、取得したシリアルデータとユーザIDが一致した場合、目的文書と判定して、当該用紙111を逆方向に搬送し、仕分け元トレイへ戻した後、動作は終了となる。
これに対して、シリアルデータとユーザIDが不一致の場合、目的外文書と判定し、当該用紙11を排紙トレイへ排紙し、次の用紙111の識別動作に入る。
なお、上記の処理は前記図4の仕分け動作(1)の処理であり、仕分け動作(2)の処理では、ユーザID比較後の分岐は逆になり、ユーザID一致のときには当該用紙111を排紙し、次の用紙111の識別へ移行し、ユーザID不一致のときには当該用紙111を仕分けトレイへ戻して処理を終了する。
次に、自動仕分け機能の第3実施形態について図11の説明図を参照して説明する。
ここでは、用紙11に印刷される識別子103は、用紙右端及び左端から距離xで、用紙先端からの距離Yの部分に、所望の長さで、任意の回数、印刷される。制御部100は、用紙先端検知後、用紙111を距離Yだけ搬送し、その間に用紙無しを検出した回数をカウントする。この検出回数が、ユーザが仕分け動作開始時に指定した回数と一致するか否かで、目的文書であるか否かを判定できる。なお、図11の例は、距離Yの間に用紙無しを3回検出する識別子103を印刷した場合である。
次に、この第3実施形態における前記仕分け動作(1)について図12に示すフロー図を参照して説明する。
前記第1実施形態で説明したと同様に、キャリッジ2の位置を用紙検知センサ20が識別子103を検出可能な位置に調整する。
その後、用紙111を一定距離Yだけ搬送し、それと並行して、用紙無しが検出された回数をカウントする。距離Y搬送後、用紙無し検出回数を、仕分け開始時にユーザが指定した回数(ユーザID)と比較し、検出回数がユーザIDと一致するか否かを判別する。なお、ユーザによる回数指定は、仕分け動作開始時に、操作パネル113から入力されているものとする。
ここで、検出回数がユーザIDと一致した場合、目的文書と判定し、用紙111を逆方向に搬送し、仕分け元トレイへ戻した後、動作を終了する。
これに対し、検出回数がユーザIDと不一致の場合、目的外文書と判定し、当該用紙111を排紙トレイへ排紙して、次の用紙111の識別動作に移行する。
なお、上記の処理は前記図4の仕分け動作(1)の処理であり、仕分け動作(2)の処理では、ユーザID比較後の分岐は逆になり、ユーザID一致のときには当該用紙111を排紙し、次の用紙111の識別へ移行し、ユーザID不一致のときには当該用紙111を仕分けトレイへ戻して処理を終了する。
このように、印刷ジョブ内に含まれる送信元の情報に基づいて印刷物に識別子を付加し、印刷物に付加された識別子を検出する検出手段と、検出された識別子が目的とする文書であるか否かを判別する判別手段と、判別の結果が目的とする文書であるときには当該文書とそれ以外の文書を仕分ける制御手段とを備えることで、印刷物を装置に通すことで自動的に仕分けされ、複数のユーザが使用可能な画像形成装置において視覚障害者が自分の印刷物を容易に探し出せる機能を小型かつ低コストで実現することができる。
本発明を適用する画像形成装置としてのインクジェット記録装置の概略構成を示す模式的側面説明図である。 同じく要部平面説明図である。 同じく正面説明図である。 同じく制御部の概要を説明するブロック説明図である。 同装置における自動仕分け機能の説明に供するフロー図である。 同じく説明図である。 同自動仕分け機能の第1実施形態の説明に供する模式的平面説明図である。 同じくフロー図である。 同自動仕分け機能の第2実施形態の説明に供する模式的平面説明図である。 同じくフロー図である。 同自動仕分け機能の第3実施形態の説明に供する模式的平面説明図である。 同じくフロー図である。
符号の説明
3…キャリッジ
4…記録ヘッド
11…用紙
12…搬送ベルト
20…用紙検知センサ(検出手段)
101、102、103…識別子
111…印刷物(画像が形成された用紙)

Claims (5)

  1. 印刷ジョブ内に含まれる送信元の情報に基づいて印刷物に識別子を付加する付加手段と、
    前記印刷物に付加された識別子を検出する検出手段と、
    検出された識別子が目的とする文書であるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別の結果が目的とする文書であるときには当該文書とそれ以外の文書を仕分ける制御手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記検出手段は、用紙に画像を形成する画像形成手段が搭載されたキャリッジに備えられ、前記用紙の有無を検出する手段であり、
    前記付加手段は、印刷物の用紙端から一定の距離に前記検出手段が用紙無しと検出する色で前記識別子を付加し、
    前記判別手段は、前記検出手段が用紙長よりも短い間隔で用紙無しを検出したときに前記目的とする文書であると判定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記検出手段は、用紙に画像を形成する画像形成手段が搭載されたキャリッジに備えられ、前記用紙の有無を検出する手段であり、
    前記付加手段は、印刷物の用紙端から一定の距離に前記検出手段が用紙無しと検出する色で複数の前記識別子を付加し、
    前記判別手段は、前記検出手段が所定の搬送距離内で用紙無しを所定回数検出したときに前記目的とする文書であると判定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記検出手段は、用紙に画像を形成する画像形成手段が搭載されたキャリッジに備えられ、前記用紙の有無を検出する手段であり、
    前記付加手段は、印刷物の用紙端から一定の距離に前記検出手段が用紙無しと検出する色で複数の前記識別子を付加し、
    前記判別手段は、前記検出手段が一定の周期で検出する一連の用紙無しを前記識別子のシリアルデータとして扱うことにより前記目的とする文書であるか否かを判別する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1の記載の画像形成装置において、
    目的とする文書以外の文書と判別したときには、用紙を排紙トレイへ排紙し、目的とする文書と判別したときには、用紙を排紙トレイとは逆方向へ搬送し、給紙元トレイに搬送する
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP2008058832A 2008-03-08 2008-03-08 画像形成装置 Pending JP2009214350A (ja)

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