JP2009213583A - 靴のインソール - Google Patents

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Katsuaki Nishii
勝昭 西井
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Abstract

【課題】靴底に空気層を確保して、足のむれ感を解消し、靴底にさらさら感を付与することができる靴のインソールを提供する。
【解決手段】靴のインソールは、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン又はEVAの粉末を焼結させて得た高分子焼結体である。この高分子焼結体は、分子の3次元網目構造を有する多孔質体である。このインソールは、高分子焼結体をインソールの外形に合わせて成形するか、又はシート状に成形し、インソール外形に合わせて加工することにより製造される。
【選択図】図1

Description

本発明は、靴の中敷き、即ちインソールに関し、特に靴底に空気層を確保して足の乾燥状態を改善した靴のインソールに関する。
靴、特に革靴は、それ自体は硬く、通気性が低い。そこで、歩行時の衝撃を改善し、足のむれを防止するために、靴底のクッション性及び通気性を確保する必要性から、靴の底にインソールを設けることが多い。この靴のインソールとしては、従来、フェルト、ゴムスポンジ、布、ポリエチレン発泡品等により成形されたものがある。
ゴムスポンジ又はフェルト製のインソールは、その厚さ方向に多数の微細孔を設けることにより、通気性を確保し、この微細孔に空気を閉じ込めることにより、むれを防止している。このゴム又はフェルトは、適度な剛性を有するために、体重によりインソールの厚さ方向に圧縮する応力が印加されても、通気性をもつ微細孔が閉塞することが少ない。
一方、布のような繊維質のもの及び発泡品の場合は、クッション性を重視するために、剛性が低いものとなっており、体重により厚さ方向に圧縮されて、空気層を確保することが困難である。
なお、クッション性の改善を目的とした靴の中敷きとして、特許文献1に記載されたものが開示されている。
特開平11−9305号公報
しかしながら、上述の従来の靴のインソールにおいて、ゴムスポンジ又はフェルト製のインソールは、適度な剛性があり、また、多少の通気性があり、空気層も形成されるが、足のむれを十分に防止できるものではなかった。また、発泡品及び繊維質構造のものは、クッション性を重視するあまり、荷重が印加された場合に、圧縮されてしまい、空気層を確保することが困難であり、使用時の足のむれを防止するには不十分であった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、靴底に空気層を確保して、足のむれ感を解消し、靴底にさらさら感を付与することができる靴のインソールを提供することを目的とする。
本発明に係る靴のインソールは、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン及びエチレン酢酸ビニル共重合樹脂(以下、EVAという)からなる群から選択された高分子樹脂材を焼結させて得た高分子焼結多孔質体であって、所定の粒度の高分子粒子が成形金型の中で加圧及び加熱されて隣接する粒子間で融着しあい、3元網目構造を織りなすことにより多孔質体として成形されたものであることを特徴とする。
本発明によれば、3次元方向からの通気性を確保すると共に、適度な硬さを得ることができ、より多くの空気層を靴底に確保することができ、足のむれを確実に防止することができる。
以下、本発明の実施形態について具体的に説明する。図1及び図2は、本発明の実施形態に係る靴のインソールを示す。このインソールは、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン及びEVAからなる群から選択された高分子樹脂材の粉末を焼結させて得た高分子焼結多孔質体からなる。図1(a)はインソール1の平面図、図1(b)はその側面図である。図1のインソール1は、この高分子焼結多孔質体を、インソール1の外形に合わせて成形するか、又はシート状に成形した後、インソール形状に加工することにより図1に示す形状に成形されたものである。図1(b)に示すように、このインソール1の厚さは一定である。一方、図2(a)は他のインソール1の平面図、図2(b)は同じくその側面図である。この図2に示すインソール1は、高分子焼結多孔質体を、所定の厚さ及びインソールの外形に合わせて成形したものである。
この高分子焼結多孔質体は、水槽の中のポンプのフィルタとか、スプレーガンのノズルの塗料フィルタとして使用されているものであるが、フィルタとして使用された場合には、水又は液体を細かい泡状にする作用を有する。
本発明の特徴は、このような材質の高分子焼結体を靴のインソールに適用したことに特徴がある。この高分子焼結体は、分子が3次元の網目構造を有し、多孔質体である。そして、孔径が例えば30〜70μmであり、空孔率が例えば35〜40%である。また、この高分子焼結多孔質体は、適度の剛性を有し、人間の体重が印加された程度で、その焼結体の多孔質構造が圧迫されて潰れてしまうことはない。
このため、本発明に係るインソール1は、低密度ポリエチレン等の樹脂材の焼結体からなる多孔質材を使用しているので、靴底に3次元方向からの通気性を確保することができると共に、より多くの空気層を確保することができ、靴底を乾燥状態に保持することができる。このため、靴使用時の足のむれを防止することができ、靴使用者に爽快感を与えることができる。例えば、裸足で靴を履いても足がむれることがない。また、湿度が高い時期でも足がむれることがなく、快適である。更には、雨水が靴底に浸透しても、足に触れることを防止できる。
なお、焼結時の粉末粒子の粒径を適宜調整することにより、多孔質高分子焼結体の目の粗さ又は空孔率を調節することができ、さらさら感を高めたり、クッション性を高めたりすることができる。即ち、高分子樹脂を焼結する際の樹脂の選定及び粒径の調節により、クッション性及び空気層の量、ひいてはさらさら感を制御することができる。また、空気層を確保しつつ、クッション性を高めるために、従来のクッション性を高めた繊維質又は発泡品のインソールを重ねて使用してもよく、又は、本発明の実施形態のインソール1と従来の繊維質又は発泡品のインソールとを貼り合わせて1枚のインソールとしてもよい。
(a)は本発明の実施形態の靴のインソールを示す平面図、(b)は側面図である。 (a)は本発明の他の実施形態の靴のインソールを示す平面図、(b)は側面図である。
符号の説明
1:インソール

Claims (1)

  1. 低密度ポリエチレン、ポリプロピレン及びエチレン酢酸ビニル共重合樹脂からなる群から選択された高分子樹脂材を焼結させて得た高分子焼結多孔質体であって、所定の粒度の高分子粒子が成形金型の中で加圧及び加熱されて隣接する粒子間で融着しあい、3元網目構造を織りなすことにより多孔質体として成形されたものであることを特徴とする靴のインソール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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