JP2009212895A - 電力線搬送通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、中継器の増加に対する遅延時間の増加割合を抑えることが可能な電力線搬送通信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る電力線搬送通信システムは、電力線で接続された複数の通信機と、通信機間の通信を複数の通信区間に分け、通信区間の相互間に少なくとも1つの中継器とを備える。そして、本発明に係る電力線搬送通信システムは、中継器が、通信容量の異なる複数のチャネルを同時に用いて通信を行い、且つ通信データのデータ量に基づきチャネルを割り当て、通信容量がより大きいチャネルに対してより長いタイム・スロットを単位として通信データを送受信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力線搬送通信システムに係る発明であって、特に、通信区間を複数に分け、当該通信区間の相互間に中継器を備える電力線搬送通信システムに関するものである。
複数の通信機を電力線で結合し、当該電力線を介して通信機の相互間に情報を伝送する電力線搬送システムがある。この電力線搬送システムでは、通信用の信号線を用いた情報通信に比べて損失が大きい伝送線路を通して通信を行うので、遠距離の通信では信号の減衰が極めて大きくなるとともに、通信誤りの原因となるノイズの影響を受けやすい。そこで、従来の電力線搬送システムでは、ノイズの影響に応じて通信に用いる変調方式を動的に変えることが行われていた。具体的に、特許文献1にはノイズの影響に応じて通信に用いる変調方式を動的に変える電力線搬送システムが開示されている。なお、この変調の制御は、固定時間であるタイム・スロット単位で行われる。
また、電力線搬送システムにおける信号の減衰に対しては、通信可能な距離以下毎に中継器を設置し、一方向から送信された情報を、他の方向に再送信することで、長距離の通信を行っている。中継器を設ける場合に、特許文献2に示すように受信する周波数と再送信する周波数を異なる構成にすることで、中継器の一方の側における通信と、他方の側における通信との相互干渉を防いでいる。
さらに長い距離を電力線搬送システムで通信する場合では、複数の中継器を設け、異なる第1及び第2の周波数帯f1,f2を用いる通信区間を交互に設置し、且つ中継器と電力線との間で信号を授受するための結合器の間に、通信に用いる周波数帯の信号を減衰させるフィルタを設置している。
特開2007−37154号公報 特開2004−336642号公報
従来の電力線搬送システムのように中継器がタイム・スロット単位で通信を中継する場合、中継器はタイム・スロット単位で受信したデータを蓄積して、その後に送信することになる。従って、n個の中継器を経る通信では、タイム・スロットT×nだけ遅延時間が生じることになる。例えば、TCP/IPのプロトコルを用いて通信した場合、受信した通信データに誤りがなければ肯定応答(ACK)を返信し、通信データを送信した端末がACKを受信することで通信が完結する。即ち、通信は送信及び受信の1往復の動作で完了するため、遅延時間はT×n×2となる。このように、中継器を用いた従来の電力線搬送システムでは、遅延時間が長くなる問題があった。
また、タイム・スロットTは、特許文献1に示すように、通信のオーバーヘッドを低くすることと、遅延時間を短くすることとの間にトレード・オフの関係が存在する。例えば、タイム・スロットTが短い場合、データ量の大きい通信データをより多くのタイム・スロットに分けて送受信することになり、通信のオーバーヘッドが大きくなる。しかし、肯定応答(ACK)などのデータ量が小さい通信であれば分割されずに1つのタイム・スロットTで送受信可能となり、オーバーヘッドの影響が少なくなる。
つまり、通信データのデータ量によって、トレード・オフの関係から選択されるタイム・スロットTの適切な長さも異なる。従って、従来の電力線搬送システムでは、一つのタイム・スロットTで通信を行うと、オーバーヘッドもしくは遅延時間が最適にできない通信データが存在することになっていた。
そこで、本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、中継器の増加に対する遅延時間の増加割合を抑えることが可能な電力線搬送通信システムを提供することを目的とする。
本発明に係る解決手段は、電力線で接続された複数の通信機と、電力線を介した通信機間の通信を複数の通信区間に分け、通信区間の相互間に少なくとも1つの中継器とを備える電力線搬送通信システムであって、中継器は、通信容量の異なる複数のチャネルを同時に用いて通信を行い、且つ通信データのデータ量に基づきチャネルを割り当て、通信容量がより大きいチャネルに対してより長いタイム・スロットを単位として通信データを送受信する。
本発明に記載の電力線搬送通信システムは、通信容量の異なる複数のチャネルを同時に用いて通信を行い、且つ通信データのデータ量に基づきチャネルを割り当て、通信容量がより大きいチャネルに対してより長いタイム・スロットを単位として通信データを送受信するので、通信データのデータ量によって最適なタイム・スロットを選択でき、中継器の増加に対する遅延時間の増加割合を抑えることが可能となる。
(実施の形態1)
図1に、本実施の形態に係る電力線搬送通信システムの通信シーケンスを示した模式図を示す。図1に示す通信シーケンスでは、説明を簡単にするために送信側の通信機1と受信側の通信機2とを電力線で接続した通信区間を2つに分け、その間に中継器3を1台設けた構成である。しかし、本発明に係る電力線搬送通信システムは、図1に示す構成に限られず、3つ以上の通信機と複数の中継器とを備える構成であっても良い。また、図1に示す通信シーケンスでは、図の左側を送信側、右側を受信側としているが、電力線搬送通信システムは双方向通信であるため、両者の関係は通信データにより入れ替わる。
さらに、図1に示す通信シーケンスでは、送信側端末4と通信機1との通信は、通信専用線を用いた通信11で、通信機1と通信機2との通信は電力線搬送通信10で、受信側端末5と通信機1との通信は、通信専用線を用いた通信12で、それぞれ接続されている。ここで、通信専用線を用いた通信11,12としては、例えばイーサーネット(登録商標)がある。
図1に示す電力線搬送通信システムでは、外部の送信側端末4から通信データ20が送信され、通信機1でこれをカプセル化し、電力線搬送通信のパケットとして電力線搬送通信10を経由して通信機2に送られる。通信機2では、当該カプセル化された通信データをデカプセル化して外部の受信側端末5に送信データ23として送り出す。これに対して受信側端末5は、肯定応答(ACKnowledge:以下、ACKともいう)信号24を、再び電力線搬送通信10を介して送信側端末4に受信肯定応答信号27として送信される。図1に示す通信シーケンスでは、上記の動作を時間を追って説明しており、時間の経過方向が図の上から下になっている。
図2に、図1で示した電力線搬送通信システムに用いるチャネルの時系列変化を模式的に示した図である。また、図2では、電力線搬送通信システムに使用するチャネルA(41)、チャネルB(42)、チャネルC(43)、チャネルD(44)の周波数帯での配置例、及び後述するタイム・スロットの配置例を模式的に示している。
従来の電力線搬送通信では、例えば通信機1と中継器3との間の通信は、一つの周波数帯のみで行われていたが、本実施の形態に係る電力線搬送通信システムでは、図2に示すように、チャネルA(41)とチャネルB(42)との2つの周波数帯を用いて通信を行う。また、本実施の形態に係る電力線搬送通信システムでは、中継器3の両側にある通信区間(通信機1と中継器3との間、中継器3と通信機2との間)で信号が干渉しないように、中継器3の両側で異なる周波数帯を使用して通信を行う(図2の例では、チャネルA(41)とチャネルC(43))。なお、各チャネルで行われる任意の周波数帯域を用いた通信としては、例えばOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、直交周波数分割多重)がある。このOFDMは、複数の搬送周波数の通信を並行して行うことで、広い周波数帯を使用した通信が実現できる。
次に、図1、及び図2を参照して、本実施の形態に係る電力線搬送通信システムについて説明する。まず、図2に示すように通信機1と中継器3との間の通信は、タイム・スロットがT2(31)であるチャネルA(41)と、タイム・スロットがT3(32)であるチャネルB(42)とを用いて行う。また、図2に示すように中継器3と通信機2との間の通信は、タイム・スロットがT2(31)であるチャネルC(43)と、タイム・スロットがT3(32)であるチャネルD(44)とを用いて行う。チャネルA(41)とチャネルC(43)は、通信データのデータ量が基準Lよりも大きい通信データの送受信に用い、基準Lより小さいデータ量の通信データは、チャネルB(42)、及びチャネルD(44)を用いて送受信を行う。
なお、チャネルB(42)及びチャネルD(44)に通信容量の空きがあれば、必ずチャネルB(42)及びチャネルD(44)を用いて通信を行うが、空きがなければ、チャネルA(41)及びチャネルC(43)を用いて通信を行う。また、通信データのうちチャネルB(42)及びチャネルD(44)で通信できる部分(通信容量内の部分)は、チャネルB(42)及びチャネルD(44)で行い、残り部分(通信容量を超えた部分)はチャネルA(41)及びチャネルC(43)で行う。なお、各チャネルでは、双方向の通信を行うが、時分割で通信方向を切り替える半二重通信である。また、基準Lは、電力線搬送通信システムに用いるプロトコルで伝送制御に使用する通信データのデータ量とする。例えば、伝送制御に使用する通信データとして肯定応答(ACK)信号があり、当該信号のデータ量を基準Lとする。
通信機1,2及び中継器3の同期は、図2に示すように周期T1毎に時間T4(33)の間に同期信号を授受して行う。この同期信号は、一つの通信区間を構成する機器の中の1台がマスター機器となり他のスレーブ機器に向けて送信されるものである。例えば、通信機1がマスター機器となり、他のスレーブ機器である通信機2や中継器3に対して同期信号を送信する。
チャネルA(41)とチャネルC(43)には、周期T1で送受信される同期信号の間に2つのタイム・スロット(どちらも時間T2(以下、タイム・スロットT2ともいう))が設けられている。チャネルB(42)とチャネルC(44)には、周期T1を8分割した時間T3のタイム・スロット(以下、タイム・スロットT3ともいう)が設けられている。ここで、同期信号の時間を時間T4とすると、各時間の関係は、T1=T2×2+T4=T3×8となる。
なお、タイム・スロットT3の長さは、ACK信号などの制御信号を、図1の通信機1から通信機2までと、図1の通信機2から通信機1までの1往復できる時間とする。また、本実施の形態に係る電力線搬送通信システムでは、通信方向の切替タイミング(通信の方向及びタイミング)が、チャネルB(42)及びチャネルD(44)の全てのタイム・スロットで予め一定に固定化されているので、切り替えを制御する情報を授受することが不要となり、通信データ25、26の送受信可能な時間を最大化できる。
次に、図1に示す電力線搬送通信システムの動作概要を、時間の流れに沿って説明する。なお、図1に示す説明では、各タイム・スロットの前半で図の左から右に向けての通信を行った後に通信方向を切り替え、各タイム・スロットの後半で図の右から左への通信を行うこととしている。実運用上では、各通信区間毎に、どちら向きを先に通信するか方向が一定であれば、隣接の通信区間で通信方向が反対向きであっても、問題なく通信することができる。
図1に示す通信シーケンスでは、まず送信側端末4から送信された通信データ20を、通信機1がデータ量(データ長)に基づいて図2に示すチャネルA(41)で送信することを判定する。通信機1は、チャネルA(41)の同一周期T1内のタイム・スロットT2における前半部分(31a)を用いて通信データ20を送信データ21aとして中継器3に送る。
中継器3が、送信データ21aを正常に受信でき場合、タイム・スロットT2(31a)の期間が終わった後に、ACK信号21bをチャネルA(41)もしくはチャネルB(42)を用いて通信機1に送信する。このACK信号21bは、通信機1が通信失敗に備えて保存している再送信用の通信データが不要であることを通知するものであり、電力線搬送通信システム全体の遅延には関係しないため、どのチャネルで送受しても良い。なお、図1に示す通信シーケンスでは、チャネルA(41)を用いる例を示している。
次に、中継器3は、受信した送信データ21aのデータ量から、図2に示すチャネルC(43)で送信することを判定する。そして、中継器3は、タイム・スロットT2(31b)の期間に、チャネルC(43)を用いて送信データ21aを送信データ22aとして通信機2に送信する。
通信機2は、送信データ22aをデカプセル化して取り出した送信データ23を電力線搬送通信システムの外にある受信側端末5に送信する。また、通信機2は、送信データ22aの受信が正常である場合に、ACK信号22bを中継器2に送信する。なお、ACK信号22bの送信は、前述のACK信号21bの場合と同様に、どのチャネルを用いて行っても良い。図に示す通信シーケンスでは、チャネルD(44)を用いる例を示している。
送信データ23に対応して受信側端末5からACK信号24が通信機2に送信されると、通信機2はACK信号24をカプセル化した状態でのデータ量に基づき、送信するチャネルを判定する。図1に示す場合では、図2に示すチャネルD(44)で送信することを判定し、チャネルD(44)のタイム・スロットT3(32)の期間に、中継器3に対してACK信号24をカプセル化したACK信号25aを送信する。ACK信号25aを受信した中継器3は、ACK信号25aのデータ量に基づき、図2に示すチャネルB(42)で送信することを判定し、次の送信可能なタイム・スロットT3(32)の期間に通信機1へACK信号25aをACK信号26aとして送信する。同時に、電力線搬送通信システムの制御信号として、中継器3はACK信号25aを正常に受信したことに対してACK信号25bを通信機2に送信する。
次に、通信機1は、中継器3から送信されたACK信号26aを受信すると、ACK信号26aをデカプセル化してACK信号27として送信側端末4に送信する。同時に、電力線搬送通信システムの制御信号として、通信機1はACK信号25aを正常に受信したことに対してACK信号26bを中継器2に送信する。なお、ACK信号25b,26bは、通信機2や中継器3が通信失敗に備えて保存している再送信用の通信データが不要であることを通知するものであり、電力線搬送通信システム全体の遅延には関係しないため、どのチャネルで送受しても良い。図1に示す通信シーケンスでは、チャネルB,C(42,44)を用いる例を示している。
図1に示す通信シーケンスの例では、1個の中継器3を通過して電力線搬送通信を行うことによる遅延時間は、T2×2+T3×2となる。同期信号の時間T4(33)が、タイム・スロットT2(31)やタイム・スロットT3(32)と比べて非常に短いとすれば、おおよそ2.5×T2の遅延時間となる。従来の電力線搬送通信では、タイム・スロットT2(31)のチャネルのみを用いて通信を行うため、4×T2+(受信側端末5のACK信号24を通信機2が受信してから次のタイム・スロットT2(31)が始まるまでの待ち時間)の遅延が必要となる。そのため、両者を比較すると、本実施の形態に係る電力線搬送通信システムは、少なくとも25%の遅延時間を短縮できる。なお、タイム・スロットT2(31)とタイム・スロットT3(32)との比が大きいほど、また、中継器3が多く設けられているほど、本実施の形態に係る電力線搬送通信システムによる遅延時間の短縮効果は大きくなり、50%に近づく。即ち、本実施の形態に係る電力線搬送通信システムは、電力線搬送通信のネットワーク規模が大きくなるほど、電力線搬送通信の高速化の効果をより奏するものとなる。
次に、本実施の形態に係る電力線搬送通信システムの中継器3の構成について説明する。図3は、中継器3の機能構成を示したブロック図である。図3に示す中継器3は、電力線との間で高周波の通信信号を授受するための第1乃至第4の結合器51a,51b,52a,52bと、OSI(Open Systems Interconnection)階層モデルにおける物理層の機能を担う物理層処理手段211a,211b,212a,212bと、OSI階層モデルにおけるデータリンク層を担うデータリンク層処理手段221a,221b,222a,222bと、通信データを蓄積する通信データバッファ処理手段230と、機器制御部240とを備えている。
通信データバッファ処理手段230は、データリンク層処理手段221a,221bと、データリンク層処理手段212a,212bとの二組の手段の一方から通信データを受け取り、他方の手段に渡すまでの期間に通信データを蓄積する。また、機器制御部240は、物理層処理手段211a,211b,212a,212b、データリンク層処理手段221a,221b,222a,222b、通信データバッファ処理手段230を協調動作させるため装置である。
物理層処理手段211a,211b,212a,212bは、内部にアナログの高周波信号をデジタル情報に変換するアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)251a,251b,252a,252bと、デジタル処理で作成した高周波信号の波形情報をアナログ信号に変換するデジタル・アナログ・コンバータ(DAC)261a,261b,262a,262bとを備えている。さらに、物理層処理手段211a,211b,212a,212bは、送信時にはデータリンク層処理手段221a,221b,222a,222bから受け取った通信データに対して、デジタル処理で変調などを行ったデータをDAC261a,261b,262a,262bに供給し、受信時にはADC251a,251b,252a,252bから受け取った波形データに対してデジタル処理で復調などを行ったデータをデータリンク層処理手段221a,221b,222a,222bに渡すデジタル信号処理手段271a,271b,272a,272bを備えている。そして、物理層処理手段211a,211b,212a,212bは、送信時に結合器51a,51b,52a,52bとDAC261a,261b,262a,262bとが接続され、受信時に結合器51a,51b,52a,52bとADC251a,251b,252a,252bとが接続される。
データリンク層処理手段221a,221b,222a,222bは、受信した通信データの誤り検出を含む再送制御を行う。通信データバッファ手段230は、各チャネルに対応した通信データのバッファ231a,231b,232a,232bを備えている。例えば、図3の左側に示す結合器51a,51bに接続されたチャネルAもしくはチャネルBから通信データを中継器3が受信した場合、通信データバッファ手段230は、データ量が基準Lよりも少なく、且つチャネルDのバッファ232bに空きがあれば、チャネルDのバッファ232bに当該通信データを蓄え、チャネルDでの送信に備える。
一方、通信データバッファ手段230は、データ量が基準Lよりも小さいが、チャネルDのバッファ232bに空きがなく、チャネルCのバッファ232aに空きがある場合、当該通信データをチャネルCのバッファ232aで蓄える。もし、当該通信データをチャネルCで送信しない場合、電力線搬送通信システムの外部にある端末の再送信プロトコルで再送信となるため、本実施の形態に係る電力線搬送通信システムによる遅延時間の短縮の効果が得られない。
なお、基準Lより小さい通信データがタイム・スロットT2で送受信される場合が多発するネットワークに対して、本実施の形態に係る電力線搬送通信システムでは、タイム・スロットT3のチャネル帯域を広げ、タイム・スロットT2のチャネル帯域を狭めるように調整することで、電力線搬送通信システムによる遅延時間が短縮され、より多くの通信データに対して効果を発揮することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、基準Lのデータ量より小さい通信データが、チャネルA,Cより通信容量の小さいチャネルB,Dで通信を行う条件として、チャネルBのバッファ231b又はチャネルDのバッファ232bに空きが必要であった。一方、本実施の形態に係る電力線搬送通信システムでは、基準Lのデータ量より小さい通信データをチャネルB,Dを用いて通信させるために優先度を示す符号を通信データに付与している。例えば、優先符号を付した通信データがチャネルDを用いて中継器3に送信された場合、中継器3では、チャネルBから送信するためにチャネルBのバッファ231bに当該通信データを蓄えなければならない。そのため、実施の形態1ではチャネルBのバッファ231bに空きが必要であったが、本実施の形態では通信データに優先符号を付しているので、チャネルBのバッファ231bに空きがない場合でも、当該優先符号より優先度の低いバッファ231bのデータをチャネルAのバッファ231aに移して、チャネルBのバッファ231bに当該通信データを蓄える。
この優先符号を付加するのは、電力線搬送通信システムに新たなデータが入るときに、そのデータを入れる通信機1,2で付加する。例えば、図1の通信機1や通信機2において、カプセル化を行った後のデータ量から判定して、基準Lのデータ量より小さい場合は優先符号を付加する。これにより、制御信号のプロトコルなどの短い通信データが外部から送信されて来た場合、当該通信データを優先的にチャネルBもしくはチャネルDで送受信することができ、電力線搬送通信システムを通過する通信データの遅延時間を短くできる。
図4に、本実施の形態に係る電力線搬送通信システムを説明するための通信シーケンス図を示す。図4に示す通信シーケンスでは受信側端末5から送信されたACK信号34を通信機2が受信し、通信機2が当該ACK信号34をカプセル化し、優先符号を付したACK信号35aを中継器3に送信する。
電力線搬送通信では、その通信経路が電力線に接続されているため、例えばインバータ電源やモータなどから発生する雑音の影響を受ける。そのため、電力線搬送通信では、この雑音に起因するデータ誤りが発生しやすい。図4に示す通信シーケンスでは、中継器3が受信したACK信号35aにデータ誤りがあるのを検出して、通信機2に対して否定応答(NACK:Negative ACKnowledgment)信号35bを送信して、通信データ(ここではACK信号35a)の再送信要求を行っている。なお、データ誤りは、CRC符号などにより検出することができる。
NACK信号35bを受信した通信機2は、ACK信号35aと同じデータのACK信号35cを中継器3に再送信する。なお、再送信したACK信号35cにも優先符号は付与されている。中継器3は、受信したACK信号35cにデータ誤りがない場合、通信機2に対してACK信号35dを送付する。なお、通信制御のプロトコルであるACK信号35dに対して、優先符号を付したACK信号35cの方が電力線搬送通信システムの遅延時間に影響を与えるので中継器3では優先的に処理される。
そして、中継器3は、受信したACK信号35cに優先符号が付与されているため、通信データのデータ量に基づき使用するチャネルの判定を行わず、優先符号に基づきチャネルBやチャネルDを用いるか否かを判定する。例えば、図4に示す通信シーケンスでは、ACK信号35cがチャネルDを用いて中継器3に送信されているとすると、中継器3はACK信号35cを優先的にチャネルBのバッファ231bに蓄えられ、その後チャネルBから送信される。
中継器3では、チャネルBを用いてACK信号35cをACK信号36aとして通信機1に送信する。なお、ACK信号35cには優先符号が付与されているが、この優先符号は中継器3を通過した後も継続的に付加されるので、ACK信号36aにも当該優先符号が付与されている。
ACK信号36aを受信した通信機1は、ACK信号36aをデカプセル化してACK信号37として送信側4に付与すると共に、中継器3に対してACK信号36bを送信する。なお、正常に通信データを受信した際に送信されるACK信号35d,36bは、電力線搬送通信システムの遅延に関係しないため、チャネルBもしくはチャネルDを使う優先度は最も低い。これに対し、データ誤りによる再送信のACK信号35cは、再送信が生じた時点で、通信データの伝送に大きな遅延を生じさせるため、当該遅延を最小限とするために、NACK信号35b及びACK信号35cの優先度は最も高い。これにより、本実施の形態に係る電力線搬送通信システムは、再送信を行う通信データが、その時点で最も遅延していると考えられるので、再送信を行う通信データにより高い優先度を与えることで、遅延時間の増加を回避できる効果がある。
本発明の実施の形態1に係る電力線搬送通信システムの通信シーケンスを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電力線搬送通信システムのチャネルを説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係る電力線搬送通信システムの中継器のブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る電力線搬送通信システムの通信シーケンスを示す図である。
符号の説明
1,2 通信機、3 中継器、4 送信側端末、5 受信側端末、10 電力線搬送通信、11,12 通信専用線を用いた通信、51a,51b,52a,52b 結合器、211a,211b,212a,212b 物理層処理手段、221a,221b,222a,222b データリンク層処理手段、230 通信データバッファ処理手段、240 機器制御部、251a,251b,252a,252b アナログ・デジタル・コンバータ、261a,261b,262a,262b デジタル・アナログ・コンバータ、271a,271b,272a,272b デジタル信号処理手段。

Claims (8)

  1. 電力線で接続された複数の通信機と、
    前記電力線を介した前記通信機間の通信を複数の通信区間に分け、前記通信区間の相互間に少なくとも1つの中継器とを備える電力線搬送通信システムであって、
    前記中継器は、通信容量の異なる複数のチャネルを同時に用いて通信を行い、且つ通信データのデータ量に基づき前記チャネルを割り当て、通信容量がより大きい前記チャネルに対してより長いタイム・スロットを単位として前記通信データを送受信することを特徴とする電力線搬送通信システム。
  2. 請求項1に記載の電力線搬送通信システムであって、
    前記中継器は、通信容量の異なる2つの前記チャネルである第1チャネルと第2チャネルとを同時に用いて通信を行い、
    所定の基準以上のデータ量の前記通信データを、前記第2チャネルより通信容量の大きい前記第1チャネルで、前記所定の基準より小さいデータ量の前記通信データを前記第2チャネルでそれぞれ通信し、
    前記通信機及び前記中継器の相互間では、一定周期毎に同期信号が前記第1チャネルを用いて送受信され、
    前記第1チャネルは、前記同期信号の周期を1以上の整数nで分割したタイム・スロットを単位として前記通信データの送受信を行い、前記第2チャネルは、前記同期信号の周期を前記整数nよりも大きい整数mで分割したタイム・スロットを単位として送受信を行うことを特徴とする電力線搬送通信システム。
  3. 請求項2に記載の電力線搬送通信システムであって、
    前記所定の基準より小さいデータ量の前記通信データが、前記第2チャネルの通信容量を超える場合は、当該超えた前記通信データを前記第1チャネルで通信することを特徴とする電力線搬送通信システム。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の電力線搬送通信システムであって、
    前記所定の基準は、前記電力線搬送通信システムに用いるプロトコルで伝送制御に使用する前記通信データのデータ量であることを特徴とする電力線搬送通信システム。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれか1つに記載の電力線搬送通信システムであって、
    前記第2チャネルのタイム・スロットは、前記第2チャネルの通信容量に相当するデータ量を有する前記通信データが、前記中継器を挟む前記通信機間を少なくとも1往復できる時間であり、且つ通信の方向及びタイミングが予め固定化されていることを特徴とする電力線搬送通信システム。
  6. 請求項2乃至請求項5のいずれか1つに記載の電力線搬送通信システムであって、
    前記第2チャネルを用いて通信を行う前記通信データには優先符号を付与し、
    前記中継器は、前記通信データが通過する場合に前記優先符号を継承し、且つ前記第2チャネルの送信バッファが前記優先符号よりも優先度の低い前記通信データで占められている場合、前記送信バッファを占めている前記通信データを前記第1チャネルの送信バッファに移し、前記優先符号を付した前記通信データを前記第2チャネルの送信バッファに入れることを特徴とする電力線搬送通信システム。
  7. 請求項6に記載の電力線搬送通信システムであって、
    前記優先符号が付された前記電力線搬送通信システム外からの前記通信データは、前記電力線搬送通信システムの伝送制御に使用する前記通信データである肯定応答(ACK)よりも優先することを特徴とする電力線搬送通信システム。
  8. 請求項7に記載の電力線搬送通信システムであって、
    前記電力線搬送通信システムに誤りが発生した場合に生じる、再送信を要求するための応答である前記通信データ、及び当該応答によって再送信される前記通信データは、他の前記通信データよりも高い優先度の前記優先符号が付与されることを特徴とする電力線搬送通信システム。
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