JP2009212456A - ボンディング装置 - Google Patents

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Yoshiyuki Ito
嘉之 伊藤
Takahiro Taniguchi
隆浩 谷口
Masaru Nanke
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Abstract

【課題】半導体発光素子に受光素子を近づけることができて、受光素子にて受光する半導体発光素子からの光量を多くできるボンディング装置を提供する。
【解決手段】受光素子供給部10と、受光素子認識部20と、ステム認識部30と、ペースト塗布部40と、受光素子搬送部50とを備える。受光素子認識部20は、受光素子1の一端面の位置を認識する。ステム認識部30は、ステム5の境界の位置を認識する。受光素子搬送部50は、受光素子1の一端面をステム3の発光素子搭載面に接近するように、受光素子1をステム3の受光素子ボンディング面にボンディングする。
【選択図】図1

Description

この発明は、ステムに受光素子をボンディングするボンディング装置に関する。
従来、ボンディング装置としては、ステムに受光素子をボンディングするものがある。図18に示すように、ステム3は、互いに交差する受光素子ボンディング面3aと発光素子搭載面3bとを有する。受光素子1は、受光素子ボンディング面3aにボンディングされ、半導体発光素子2は、発光素子搭載面3bに搭載される(特開2004−47728号公報:特許文献1参照、特開2004−47808号公報:特許文献2参照)。
受光素子1は、半導体発光素子2から(矢印に示す)光を受けて、受光素子1の信号をフィードバックして、半導体発光素子2の出力を一定にしていた。半導体発光素子2から離れた位置に受光素子1を傾けてボンディングすれば、受光素子1の表面の反射光は、半導体発光素子2に戻らない。
受光素子1は、半導体発光素子2に比べて、面積が大きいため、機械的にガイドに挟み位置決めを行う方式が取られてきた。つまり、図19に示すように、受光素子1をクランプ部110a〜110cに挟んで、ステム3に位置決めしていた。
特開2004−47728号公報 特開2004−47808号公報
しかしながら、上記従来のボンディング装置では、受光素子1をクランプ部110a〜110cに挟んでステム3に位置決めしていたので、クランプ部110a〜110cが発光素子搭載面3bに干渉しないように、受光素子1を発光素子搭載面3bから離れて配置する必要があった。
このため、受光素子1は半導体発光素子2から遠くに位置して、受光素子1に半導体発光素子2からの光量をできるだけ多く入射することができなかった。
そこで、この発明の課題は、半導体発光素子に受光素子を近づけることができて、受光素子にて受光する半導体発光素子からの光量を多くできるボンディング装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のボンディング装置は、
互いに交差する、受光素子がボンディングされる受光素子ボンディング面と、半導体発光素子が搭載される発光素子搭載面とを有するステムに、受光素子を、ボンディングする装置であって、
受光素子を位置決めすると共にこの受光素子を供給する受光素子供給部と、
この受光素子供給部から供給された受光素子の一端面の位置を認識して、この受光素子を位置決めする受光素子認識部と、
ステムが配置されると共に、このステムにおける受光素子ボンディング面と発光素子搭載面との境界の位置を認識して、このステムを位置決めするステム認識部と、
このステム認識部に配置されたステムの受光素子ボンディング面に、ペーストを塗布するペースト塗布部と、
受光素子を吸着して上記受光素子供給部と上記受光素子認識部と上記ステム認識部とに順に搬送する少なくとも一つの搬送用コレット部を有すると共に、この搬送用コレット部により、上記ステム認識部において、受光素子の一端面をステムの発光素子搭載面に接近するように、受光素子をステムの受光素子ボンディング面にボンディングする受光素子搬送部と
を備えることを特徴としている。
この発明のボンディング装置によれば、上記受光素子供給部と上記受光素子認識部と上記ステム認識部と上記受光素子搬送部とを備えるので、上記受光素子を上記発光素子搭載面に接近して配置できて、上記発光素子搭載面に搭載された上記半導体発光素子に、上記受光素子を近づけることができる。
したがって、上記受光素子にて受光する上記半導体発光素子からの光量を多くできて、上記受光素子の受光信号を上記半導体発光素子にフィードバックする際に、上記半導体発光素子の出力を、精度良く制御できる。
また、一実施形態のボンディング装置では、上記受光素子認識部は、受光素子の外形を取り込んで、2値化処理によって、この受光素子の外形の重心を求めると共に受光素子の一端面の形状を認識する。
この実施形態のボンディング装置によれば、上記受光素子認識部は、受光素子の外形を取り込んで、2値化処理によって、この受光素子の外形の重心を求めると共に受光素子の一端面の形状を認識するので、上記受光素子の一端面の位置を容易に認識できると共に、上記受光素子を容易に位置決めできる。
また、一実施形態のボンディング装置では、上記ステム認識部は、上記受光素子ボンディング面の外形を取り込んで、2値化処理によって、この受光素子ボンディング面の外形の重心を求めると共に上記受光素子ボンディング面と上記発光素子搭載面との境界の形状を認識する。
この実施形態のボンディング装置によれば、上記ステム認識部は、上記受光素子ボンディング面の外形を取り込んで、2値化処理によって、この受光素子ボンディング面の外形の重心を求めると共に上記受光素子ボンディング面と上記発光素子搭載面との境界の形状を認識するので、上記受光素子ボンディング面と上記発光素子搭載面との境界の位置を容易に認識できると共に、上記ステムを容易に位置決めできる。
また、一実施形態のボンディング装置では、上記ステム認識部は、上記受光素子ボンディング面の外形を取り込んで、X軸あるいはY軸の一方の軸方向にスキャンさせて、一方の軸方向で最も多く画素がカウントされた一方の軸の座標を基準に、他方の軸方向にスキャンさせることにより、上記受光素子ボンディング面と上記発光素子搭載面との境界の形状を認識する。
この実施形態のボンディング装置によれば、上記ステム認識部は、上記受光素子ボンディング面の外形を取り込んで、X軸あるいはY軸の一方の軸方向にスキャンさせて、一方の軸方向で最も多く画素がカウントされた一方の軸の座標を基準に、他方の軸方向にスキャンさせることにより、上記受光素子ボンディング面と上記発光素子搭載面との境界の形状を認識するので、必要最低限の回数のスキャンにより、高速に認識することができる。
また、一実施形態のボンディング装置では、
上記ステムは、上記受光素子ボンディング面と上記発光素子搭載面とが鈍角で交差するように、形成され、
上記ステム認識部は、上記受光素子ボンディング面が上記搬送用コレット部の吸着面に対して平行になるように、上記ステムを傾斜して固定する。
この実施形態のボンディング装置によれば、上記ステムは、上記受光素子ボンディング面と上記発光素子搭載面とが鈍角で交差するように、形成され、上記ステム認識部は、上記受光素子ボンディング面が上記搬送用コレット部の吸着面に対して平行になるように、上記ステムを傾斜して固定するので、上記搬送用コレット部により上記受光素子を上記発光素子搭載面に接近するように上記受光素子ボンディング面に配置する際に、上記搬送用コレット部の上記発光素子搭載面への干渉を抑制する。
また、一実施形態のボンディング装置では、上記搬送用コレット部の吸着面側の先端形状は、基端側の形状よりも、細くなるように形成されている。
この実施形態のボンディング装置によれば、上記搬送用コレット部の吸着面側の先端形状は、基端側の形状よりも、細くなるように形成されているので、上記搬送用コレット部の上記発光素子搭載面への干渉を確実に防止する。
また、一実施形態のボンディング装置では、上記ステム認識部は、上記ステムにおける上記受光素子ボンディング面と上記発光素子搭載面との境界の位置を高速にかつ高精度に認識する認識用カメラを有する。
この実施形態のボンディング装置によれば、上記ステム認識部は、上記認識用カメラを有するので、上記ステムにおける上記受光素子ボンディング面と上記発光素子搭載面との境界の位置を高速にかつ高精度に認識できる。
また、一実施形態のボンディング装置では、上記ステム認識部は、上記ステムに対して上記認識用カメラとは相違する方向に配置されると共に、上記ステムへの上記受光素子のボンディング状態を監視する監視カメラを有する。
この実施形態のボンディング装置によれば、上記ステム認識部は、上記監視カメラを有するので、上記認識用カメラと共同して、上記受光素子ボンディング面の高さと、上記受光素子ボンディング面と上記発光素子搭載面との距離とを、観察することができる。
また、一実施形態のボンディング装置では、
上記ステムにおける受光素子ボンディング面と発光素子搭載面との境界の位置を認識したか否かの第1の動作状況と、上記ステムにペーストを塗布したか否かの第2の動作状況と、上記ステムに上記受光素子をボンディングしたか否かの第3の動作状況とを記憶する記憶部と、
この記憶部に基づいて、上記ステムが上記第1、上記第2および上記第3の動作状況を順に経過するように、上記ステム認識部、上記ペースト塗布部および上記受光素子搬送部を制御する制御部と
を有する。
この実施形態のボンディング装置によれば、上記記憶部と上記制御部とを有するので、上記ステムへの上記受光素子のボンディングを正常に行うことができる。
また、一実施形態のボンディング装置では、
上記ステム認識部に上記ステムが配置されているか否かを検知するステム有無センサと、
ステムへのボンディング完了後、このステムを上記ステム認識部から取り外し新しいステムを上記ステム認識部に配置して、上記ステム有無センサの検出状態が、上記ステム有り、上記ステム無しおよび上記ステム有りの検出状態を経過したときに、新しいステムへのボンディングを開始する制御部と
を有する。
この実施形態のボンディング装置によれば、上記ステム有無センサと上記制御部とを有するので、誤操作による2重のボンディングを防止できる。
また、一実施形態のボンディング装置では、上記ステム認識部では、上記搬送用コレット部で上記受光素子を吸着保持した状態で、上記受光素子の一端面と上記ステムの発光素子搭載面とを接触させて、上記受光素子の一端面と上記ステムの発光素子搭載面との相対的な位置を調整する。
この実施形態のボンディング装置によれば、上記ステム認識部では、上記搬送用コレット部で上記受光素子を吸着保持した状態で、上記受光素子の一端面と上記ステムの発光素子搭載面とを接触させて、上記受光素子の一端面と上記ステムの発光素子搭載面との相対的な位置を調整するので、ボンディングの位置決め精度を向上できる。
また、一実施形態のボンディング装置では、
上記ペースト塗布部は、ペーストを塗布する塗布用コレット部を有し、
この塗布用コレット部は、この塗布用コレット部の先端面と上記ステムの受光素子ボンディング面との間に、隙間を設けた状態で、上記ステムの受光素子ボンディング面に、ペーストを塗布する。
この実施形態のボンディング装置によれば、上記塗布用コレット部は、この塗布用コレット部の先端面と上記ステムの受光素子ボンディング面との間に、隙間を設けた状態で、上記ステムの受光素子ボンディング面に、ペーストを塗布するので、ペーストの切れをよくして、ペーストを均等に塗布することができる。
また、一実施形態のボンディング装置では、
上記受光素子認識部は、上記受光素子が配置される認識用コレット部を有し、
この認識用コレット部の先端面の形状は、四角の平面形状である。
この実施形態のボンディング装置によれば、上記認識用コレット部の先端面の形状は、四角の平面形状であるので、上記受光素子を安定して配置でき、上記受光素子のダメージを軽減し、上記受光素子の一端面を良好に認識できる。
また、一実施形態のボンディング装置では、
複数のステムを固定するステムクランプ部を有し、
このステムクランプ部は、上記ステム認識部に、配置される。
この実施形態のボンディング装置によれば、上記ステムクランプ部は、上記ステム認識部に、配置されるので、全てのステムに対して受光素子をボンディングした後、この全てのステムをステムクランプ部に固定した状態のまま、このステムクランプ部を、後の製造工程(半導体発光素子のボンディング工程)に移動して使用することができる。
この発明のボンディング装置によれば、受光素子供給部と受光素子認識部とステム認識部と受光素子搬送部とを備えるので、半導体発光素子に受光素子を近づけることができて、受光素子にて受光する半導体発光素子からの光量を多くできる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、この発明のボンディング装置の一実施形態である簡略構成図を示している。このボンディング装置は、受光素子供給部10と、受光素子認識部20と、ステム認識部30と、ペースト塗布部40と、受光素子搬送部50とを備える。
上記受光素子供給部10は、供給された受光素子1を、所定位置に位置決めする。上記受光素子認識部20は、この受光素子供給部10から供給された受光素子1を、所定位置に位置決めする。
上記ステム認識部30は、ステム3が配置されると共に、このステム3を所定位置に位置決めする。上記ペースト塗布部40は、このステム認識部30に配置されたステム3に、ペーストを塗布する。
上記受光素子搬送部50は、受光素子1を吸着して上記受光素子供給部10と上記受光素子認識部20と上記ステム認識部30とに順に搬送する一つの搬送用コレット部51を有する。搬送用コレット部51は、X駆動、Z駆動される。
図2Aと図2Bに示すように、上記ステム3は、互いに交差する受光素子ボンディング面3aと発光素子搭載面3bとを有する。上記受光素子ボンディング面3aと上記発光素子搭載面3bとは、鈍角で交差するように、形成されている。上記受光素子ボンディング面3aと上記発光素子搭載面3bとが交差して、境界3cを形成する。
図18を参照して、上記受光素子1は、受光素子ボンディング面3aにボンディングされ、半導体発光素子2は、発光素子搭載面3bに搭載される。受光素子1は、半導体発光素子2から光を受けて、受光素子1の信号をフィードバックして、半導体発光素子2の出力を一定にする。
図3A〜図3Cに示すように、複数のステム3は、ステムクランプ部5に、固定されている。このステムクランプ部5は、上記ステム認識部30に、配置される。
図1に示すように、上記受光素子供給部10は、台部11と、この台部11の上方に配置されるカメラ部12とを有する。
上記台部11には、複数の受光素子1が配置され、上記カメラ部12により、最初にピックアップを始める一個の受光素子1を認識させて、位置決めを行う。
つまり、上記カメラ部12は、落射照明によって、図4Aに示すように、受光素子1の外形を取り込んで、2値化処理によって、受光素子1の外形の重心Gを求める。そして、上記台部11を、X駆動、Y駆動させて、受光素子1を所定位置に位置決めする。なお、不良チップに付けられている印(バッドマーク)が有る場合、その印を認識してピックアップしない。
上記受光素子認識部20は、認識用コレット部21と、この認識用コレット部21の上方に配置されるカメラ部22とを有する。この認識用コレット部21には、受光素子1が配置される。
上記カメラ部22は、落射照明によって、図4Bに示すように、受光素子1の外形を取り込んで、2値化処理によって、この受光素子1の外形の重心を求めると共に受光素子1の一端面1aの形状を認識する。そして、上記認識用コレット部21を、X駆動、Y駆動、θ駆動させて、受光素子1を所定位置に位置決めする。
上記ステム認識部30は、ステージ部33と、このステージ部33の上方に配置される認識用カメラ31および監視カメラ32とを有する。このステージ部33には、ステム3を固定したステムクランプ部5が配置される。
上記認識用カメラ31は、落射照明によって、図4Cに示すように、上記ステム3の上記受光素子ボンディング面3aの外形を取り込んで、2値化処理によって、この受光素子ボンディング面3aの外形の重心を求める。また、上記認識用カメラ31は、上記ステム3の境界3cの形状や位置を高速にかつ高精度に認識する。そして、上記ステージ部33を、X駆動、Y駆動させて、受光素子1を所定位置に位置決めする。
上記監視カメラ32は、上記ステム3に対して上記認識用カメラ31とは相違する方向に配置されると共に、上記ステム3への上記受光素子1のボンディング状態を監視する。
上記ペースト塗布部40は、塗布用コレット部41を有する。この塗布用コレット部41は、X駆動、Z駆動して、このステム認識部30に配置されたステム3の受光素子ボンディング面3aに、ペーストを塗布する。
上記搬送用コレット部51は、上記台部11により位置決めされた受光素子1を台部11から取り出し、上記認識用コレット部21に載置して、上記認識用コレット部21により位置決めされた受光素子1を認識用コレット部21から取り出す。そして、上記搬送用コレット部51は、上記ステム認識部30において、受光素子1の一端面1aをステム3の発光素子搭載面3b(境界3c)に接近するように、受光素子1をステム3の受光素子ボンディング面3aにボンディングする。
上記ボンディング装置は、記憶部63と第1の制御部61とを有する。上記記憶部63は、上記ステム3の境界3cの位置を認識したか否かの第1の動作状況と、上記ステム3にペーストを塗布したか否かの第2の動作状況と、上記ステム3に上記受光素子1をボンディングしたか否かの第3の動作状況とを記憶する。
上記第1の制御部61は、この記憶部63に基づいて、上記ステム3が上記第1、上記第2および上記第3の動作状況を順に経過するように、上記ステム認識部30、上記ペースト塗布部40および上記受光素子搬送部50を制御する。
上記ボンディング装置は、ステム有無センサ64と第2の制御部62とを有する。上記ステム有無センサ64は、上記ステム認識部30に上記ステム3が配置されているか否かを検知する。
上記第2の制御部62は、ステム3へのボンディング完了後、このステム3を上記ステム認識部30から取り外し新しいステム3を上記ステム認識部30に配置して、上記ステム有無センサ64の検出状態が、上記ステム3有り、上記ステム3無しおよび上記ステム3有りの検出状態を経過したときに、新しいステム3へのボンディングを開始する。
図5Aに示すように、上記搬送用コレット部51により、上記認識用コレット部21の先端面21aに、受光素子1が載置される。図5Bに示すように、この認識用コレット部21の先端面21aの形状は、四角の平面形状である。この先端面21aは、受光素子1よりも、小さい。
したがって、図5Cに示すように、上記搬送用コレット部51の軸と上記認識用コレット部21の軸とがずれても、上記認識用コレット部21の先端面21aに、上記受光素子1を安定して配置でき、上記受光素子1のダメージを軽減する。また、上記受光素子1の端面は、認識用コレット部21の端面に重ならず、上記受光素子1の一端面1aを良好に認識できる。
これに対して、図6Aと図6Bに示すように、認識用コレット部121の先端面121aの形状が、円形状であると、上記受光素子1の端面が、認識用コレット部121の端面に重なって、上記受光素子1の一端面1aを良好に認識できる。
また、図7Aと図7Bに示すように、認識用コレット部221の先端面221aの形状が、受光素子1よりも小さな円形状であると、上記搬送用コレット部51の軸と上記認識用コレット部221の軸とがずれた場合、上記受光素子1の角部にストレスが発生して、上記受光素子1にダメージが発生する。
図1に示すように、上記ステム認識部30は、上記受光素子ボンディング面3aが上記搬送用コレット部51の吸着面51aに対して平行になるように、上記ステム3を傾斜して固定する。
上記ステム認識部30は、上記受光素子ボンディング面3aの外形を取り込んで、X軸あるいはY軸の一方の軸方向にスキャンさせて、一方の軸方向で最も多く画素がカウントされた一方の軸の座標を基準に、他方の軸方向にスキャンさせることにより、上記受光素子ボンディング面3aと上記発光素子搭載面3bとの境界3cの形状を認識する。
具体的に述べると、まず、図8Aに示すように、ステム3の受光素子ボンディング面3aの画像を取り込む。この画像中、白く明るい部分は、照明の反射光が強くて、画素値は高い。ただし、この白い領域ボンディング部のある位置は、取込画像のおよそ中央にはあるが、どこに映るかわからないので、この部分を認識しいつも同じ位置にくるように位置決めを行う必要がある。
受光素子ボンディング面3aに相当する基準パターンの大きさは、上記白い領域と概ね一致している。この基準パターンがこの取込画像上でもっともしっくり合致する位置を検出させる方法として、白く光る部分がこの基準パターンの範囲内にいくつあるかを数えて、この取込画像の範囲内で最も多く基準パターンの枠内に入るのはどの場所かを、基準パターンをサーチさせて調べていく。
ここで、白い部分の定義は、1画素のもつレベル値が、特定の値以上(スレッショルド値以上)のものとする。さらに、基準パターン内で全ての画素をチェックしていたのでは時間かかるので、チェックポイントを間引いて処理を軽くして、高速処理させる。
次に、(破線枠にて示す)基準パターンのサーチする起点を、図8Bに示す場所にして、ここから、図8C〜図8Eに示すように、基準パターンを、左へ少しずつずらして、サーチしていく。この基準パターンの枠内に、白い部分が最も多く枠内にはいるのは、大体、図8Fに示す位置であることがわかる。
次に、この左右位置で上下方向サーチしたとき、最も基準パターン内に白い領域があるのは、大体、図8Gに示す位置であることがわかる。
この検出を数値的に処理して認識する方法が、図9に示す方法である。つまり、取込画像において、基準パターン内画素カウント数をもとに、処理して認識する。
ただ実際にはこれだけだと、認識したのは白いボンディング領域の重心(中心)位置であり、ボンディングするための基準ライン、つまり白領域の右辺のライン(境界3c)を検出することが必要である。
そこで、この右辺を検出させる方法がエッジ検出である。ここで、エッジ検出のための2つの認識領域パターンを設ける。この認識領域パターンは、図10Aに示すように、破線枠にて表現する。
この認識領域パターン(枠)を、図10A〜図10Cに示すように、左から右へ移動していく。この1つの枠内にある指定画素レベル以上の画素数がいくつあるかを検出する。
図10Aに示す場合、図11Aに示すように、2つの枠とも白領域上にあるので、2つの枠内の白い画素数は概ね同じくらいあると考えられる。
図10Cに示す場合、図11Cに示すように、2つの枠とも黒い領域上にあるので、概ね白い画素数はどっちの枠内にもほとんど無いと考えられる。
図10Bに示す場合、図11Bに示すように、左の枠内の白い部分は多く、右の枠内の白い部分は少ないことがわかる。
この各々2つの領域の白い部分の数を、引き算した値(変化量や傾き量や画像微分値)を比べると、図11Bに示す場合が、図11Aや図11Cに示す場合よりも、差が大きいことがわかる。
この変化量の大きい部分を検出してエッジ境界であることを、具体的に処理したのが、図12に示す方法である。つまり、取込画像において、画像微分値をもとに、処理して認識する。そして、(破線枠にて示す)基準パターンを、このエッジ境界に合わせる。
次に、上記塗布用コレット部41により、上記ステム3の受光素子ボンディング面3aに、ペーストを塗布する方法を説明する。
上記塗布用コレット部41を、図13Aに示すように、上部位置から中間位置まで急速に下げ、図13Bに示すように、中間位置から下部位置までスロー等速度で下降する制御を行う。
図13Cに示すように、上記塗布用コレット部41は、この塗布用コレット部41の先端面41aと上記ステム3の受光素子ボンディング面3aとの間に、隙間を設けた状態で、上記ステム3の受光素子ボンディング面3aに、ペーストPを塗布する。
図13Dに示すように、上記塗布用コレット部41を短時間塗布射出した後、すぐさま上部へ移動されることで、ペーストPを塗布用コレット部41の先端面41aから切り離す。そして、図13Eに示すように、ペーストPの塗布を完了する。
ペーストPの塗布後に、認識用カメラ31および監視カメラ32を併用して、ペーストPの塗布量を認識し、塗布量が最適量のときに、受光素子1のボンディングを実行する。ペーストPの塗布量が少ないときや多いときは、NGと判断し、オペレータにエラー警告をレポートする。
次に、上記搬送用コレット部51により、上記ステム3の受光素子ボンディング面3aに、受光素子1を搭載する方法を説明する。
図14Aに示すように、受光素子ボンディング面3aが、搬送用コレット部51の吸着面51aに対して平行になるように、ステム3を傾斜して固定する。そして、搬送用コレット部51を下降して、受光素子1の一端面1aをステム3の発光素子搭載面3b(境界3c)に接近するように、受光素子1をステム3の受光素子ボンディング面3aにボンディングする。このとき、搬送用コレット部51の吸着面51a側の先端形状は、基端側の形状よりも、細くなるように形成されているので、搬送用コレット部51の発光素子搭載面3bへの干渉を確実に防止する。
図14Bに示すように、受光素子1がボンディングされる位置は、受光素子1の一端面1aがステム3の境界3c(発光素子搭載面3b)から指定距離(50μm程度)離れた位置である。
次に、上記搬送用コレット部51により、上記ステム3の受光素子ボンディング面3aに、受光素子1を搭載する他の方法を説明する。
図15Aに示すように、搬送用コレット部51を下降して、図15Bに示すように、搬送用コレット部51で受光素子1を吸着保持した状態で、ステム3側を移動して、受光素子1の一端面1aとステム3の発光素子搭載面3bとを接触させて、受光素子1の一端面1aとステム3の発光素子搭載面3bとの相対的な位置(X位置、θ位置)を調整する。このとき、受光素子1のダメージ(受光素子1端面のかけや割れ)を最小限度に抑えるために、スローの等速度で数十ミクロン以下の接触で行う。
そして、図15Cに示すように、ステム3側を退避して、図15Dに示すように、受光素子1を受光素子ボンディング面3aにボンディングする。
次に、上記記憶部63による管理方法を説明する。
図16に示すように、上記記憶部63は、ステムクランプ部5に固定された複数のステム3に、順番に番号を付け、上記ステム3の境界3cの位置を認識したか否か(「ステム認識」)、上記ステム3にペーストを塗布したか否か(「ペースト塗布」)、および、上記ステム3に上記受光素子1をボンディングしたか否か(「ボンディング」)を、記憶する。
図16に示すように、「ステム認識」、「ペースト塗布」および「ボンディング」では、未状態を「0」としてあらわし、済状態を「1」としてあらわす。5番のステムまで、「ステム認識」が完了しており、4番のステムまで、「ペースト塗布」および「ボンディング」が完了している。
ステムクランプ部5の最後のステム3がボンディング完了の場合、ステムクランプ部5を交換位置へ移動し、次の新しいステムクランプ部5がセットされるのを待つ。
この交換の際には、ステム有無センサ64の状態が、ON(ステムクランプ部5がステム認識部30に設置している)からOFF(ステムクランプ部5がステム認識部30から取り外している)になり、もう一度、ON状態(ステムクランプ部5がステム認識部30に設置している)へと切り替わることを検出判断し、ステムクランプ部5が交換された合図とし再開解除する。このステム有無センサ64がこの状態変化するまでは、次の生産を稼動できない。
次に、上記搬送用コレット部51により上記ステム3に上記半導体発光素子2を搭載する方法を説明する。
ステムクランプ部5の全てのステム3に受光素子1をボンディングした後、図17Aに示すように、ステム3をステムクランプ部5から外すことなく、ステムクランプ部5を回転して固定する。
そして、図17Bに示すように、ステム3の発光素子搭載面3bに半導体発光素子2を貼り付ける。このとき、ステムクランプ部5は、一部が切り欠かれており、搬送用コレット部51は、ステムクランプ部5に干渉しない。
上記構成のボンディング装置によれば、上記受光素子供給部10と上記受光素子認識部20と上記ステム認識部30と上記受光素子搬送部50とを備えるので、上記受光素子1を上記発光素子搭載面3bに接近して配置できて、上記発光素子搭載面3bに搭載された上記半導体発光素子2に、上記受光素子1を近づけることができる。
したがって、上記受光素子1にて受光する上記半導体発光素子2からの光量を多くできて、上記受光素子1の受光信号を上記半導体発光素子2にフィードバックする際に、上記半導体発光素子2の出力を、精度良く制御できる。
また、上記受光素子認識部20は、受光素子1の外形を取り込んで、2値化処理によって、この受光素子1の外形の重心を求めると共に受光素子1の一端面1aの形状を認識するので、上記受光素子1の一端面1aの位置を容易に認識できると共に、上記受光素子1を容易に位置決めできる。
また、上記ステム認識部30は、上記受光素子ボンディング面3aの外形を取り込んで、2値化処理によって、この受光素子ボンディング面3aの外形の重心を求めると共に上記受光素子ボンディング面3aと上記発光素子搭載面3bとの境界3cの形状を認識するので、上記受光素子ボンディング面3aと上記発光素子搭載面3bとの境界3cの位置を容易に認識できると共に、上記ステム3を容易に位置決めできる。
また、上記ステム認識部30は、上記受光素子ボンディング面3aの外形を取り込んで、X軸あるいはY軸の一方の軸方向にスキャンさせて、一方の軸方向で最も多く画素がカウントされた一方の軸の座標を基準に、他方の軸方向にスキャンさせることにより、上記受光素子ボンディング面3aと上記発光素子搭載面3bとの境界3cの形状を認識するので、必要最低限の回数のスキャンにより、高速に認識することができる。
また、上記ステム3は、上記受光素子ボンディング面3aと上記発光素子搭載面3bとが鈍角で交差するように、形成され、上記ステム認識部30は、上記受光素子ボンディング面3aが上記搬送用コレット部51の吸着面51aに対して平行になるように、上記ステム3を傾斜して固定するので、上記搬送用コレット部51により上記受光素子1を上記発光素子搭載面3bに接近するように上記受光素子ボンディング面3aに配置する際に、上記搬送用コレット部51の上記発光素子搭載面3bへの干渉を抑制する。
また、上記ステム認識部30は、上記認識用カメラ31を有するので、上記ステム3における上記受光素子ボンディング面3aと上記発光素子搭載面3bとの境界3cの位置を高速にかつ高精度に認識できる。
また、上記ステム認識部30は、上記監視カメラ32を有するので、上記認識用カメラ31と共同して、上記受光素子ボンディング面3aの高さと、上記受光素子ボンディング面3aと上記発光素子搭載面3bとの距離とを、観察することができる。
また、上記記憶部63と上記制御部61とを有するので、上記ステム3への上記受光素子1のボンディングを正常に行うことができる。
また、上記ステム有無センサ64と上記制御部62とを有するので、誤操作による2重のボンディングを防止できる。
また、上記ステム認識部30では、上記搬送用コレット部51で上記受光素子1を吸着保持した状態で、上記受光素子1の一端面1aと上記ステム3の発光素子搭載面3bとを接触させて、上記受光素子1の一端面1aと上記ステム3の発光素子搭載面3bとの相対的な位置を調整するので、ボンディングの位置決め精度を向上できる。
また、上記塗布用コレット部41は、この塗布用コレット部41の先端面41aと上記ステム3の受光素子ボンディング面3aとの間に、隙間を設けた状態で、上記ステム3の受光素子ボンディング面3aに、ペーストを塗布するので、ペーストの切れをよくして、ペーストを均等に塗布することができる。
また、上記ステムクランプ部は、上記ステム認識部30に、配置されるので、全てのステム3に対して受光素子1をボンディングした後、この全てのステム3をステムクランプ部に固定した状態のまま、このステムクランプ部を、後の製造工程(半導体発光素子2のボンディング工程)に移動して使用することができる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、マルチ発光レーザ(2チャンネル以上のレーザ光出射チャンネルをもつレーザ素子)に有効に受光素子を配置することも可能である。マルチ発光レ−ザは、発光点が多数あるが、各々に受光素子を配置することはスペースや配線の関係で妥当ではなく、1つの受光素子で各々のレーザの光パワーをモニタできることが望ましい。
従来では、受光素子の位置がレーザ素子から離れているため、受光光量がばらつき、結果として得られる信号も各々のレーザ毎にばらつきが発生してしまう。つまり、光パワーフィードバックしても、各々のレーザ発光レベルがばらついてしまうことになり、高精度のフィードバックは出来ない。
しかし、本発明では、受光素子がレーザの発光端面の近傍(レーザ搭載部の近く)に配置できるため、個々のレーザからの出射光を、受光素子のサイズを大型化することなく、受光素子で受光することができるため、モニタ精度を向上することができる。
本発明のボンディング装置の一実施形態を示す簡略構成図である。 ステムの側面図である。 ステムの平面図である。 ステムを固定したステムクランプ部の側面図である。 ステムを固定したステムクランプ部の部分平面図である。 ステムを固定したステムクランプ部の平面図である。 受光素子供給部による受光素子の位置決めの説明図である。 受光素子認識部による受光素子の位置決めの説明図である。 ステム認識部による受光素子の位置決めの説明図である。 認識用コレット部と搬送用コレット部と受光素子とを示す側面図である。 認識用コレット部と受光素子とを示す平面図である。 認識用コレット部と搬送用コレット部と受光素子とを示す平面図である。 比較例としての認識用コレット部と搬送用コレット部と受光素子とを示す側面図である。 比較例としての認識用コレット部と受光素子とを示す平面図である。 比較例としての認識用コレット部と搬送用コレット部と受光素子とを示す側面図である。 比較例としての認識用コレット部と受光素子とを示す平面図である。 比較例としての認識用コレット部と搬送用コレット部と受光素子とを示す平面図である。 ステムの受光素子ボンディング面の位置を認識する方法の第1工程の説明図である。 ステムの受光素子ボンディング面の位置を認識する方法の第2工程の説明図である。 ステムの受光素子ボンディング面の位置を認識する方法の第3工程の説明図である。 ステムの受光素子ボンディング面の位置を認識する方法の第4工程の説明図である。 ステムの受光素子ボンディング面の位置を認識する方法の第5工程の説明図である。 ステムの受光素子ボンディング面の位置を認識する方法の第6工程の説明図である。 ステムの受光素子ボンディング面の位置を認識する方法の第7工程の説明図である。 ステムの受光素子ボンディング面の位置を数値的に処理して認識する方法の説明図である。 ステムの受光素子ボンディング面の位置を認識する方法の第8工程の説明図である。 ステムの受光素子ボンディング面の位置を認識する方法の第9工程の説明図である。 ステムの受光素子ボンディング面の位置を認識する方法の第10工程の説明図である。 図10Aの場合の画素数の説明図である。 図10Bの場合の画素数の説明図である。 図10Cの場合の画素数の説明図である。 ステムの受光素子ボンディング面の位置を数値的に処理して認識する方法の説明図である。 塗布用コレット部により、ステムの受光素子ボンディング面に、ペーストを塗布する方法の第1工程の説明図である。 塗布用コレット部により、ステムの受光素子ボンディング面に、ペーストを塗布する方法の第2工程の説明図である。 塗布用コレット部により、ステムの受光素子ボンディング面に、ペーストを塗布する方法の第3工程の説明図である。 塗布用コレット部により、ステムの受光素子ボンディング面に、ペーストを塗布する方法の第4工程の説明図である。 塗布用コレット部により、ステムの受光素子ボンディング面に、ペーストを塗布した状態の平面図である。 搬送用コレット部により、ステムの受光素子ボンディング面に、受光素子を搭載する方法の説明図である。 搬送用コレット部により、ステムの受光素子ボンディング面に、受光素子を搭載した状態の平面図である。 搬送用コレット部により、ステムの受光素子ボンディング面に、受光素子を搭載する他の方法の第1工程の説明図である。 搬送用コレット部により、ステムの受光素子ボンディング面に、受光素子を搭載する他の方法の第2工程の説明図である。 搬送用コレット部により、ステムの受光素子ボンディング面に、受光素子を搭載する他の方法の第3工程の説明図である。 搬送用コレット部により、ステムの受光素子ボンディング面に、受光素子を搭載する他の方法の第4工程の説明図である。 記憶部による管理方法の説明図である。 搬送用コレット部により、ステムの発光素子搭載面に、半導体発光素子を搭載する方法の説明図である。 搬送用コレット部により、ステムの発光素子搭載面に、半導体発光素子を搭載した状態の平面図である。 受光素子および半導体発光素子が搭載された従来のステムの側面断面図である。 従来のボンディング装置を示す平面断面図である。
符号の説明
1 受光素子
1a 一端面
2 半導体発光素子
3 ステム
3a 受光素子ボンディング面
3b 発光素子搭載面
3c 境界
5 ステムクランプ部
10 受光素子供給部
11 台部
12 カメラ部
20 受光素子認識部
21 認識用コレット部
21a 先端面
22 カメラ部
30 ステム認識部
31 認識用カメラ
32 監視カメラ
33 ステージ部
40 ペースト塗布部
41 塗布用コレット部
41a 先端面
50 受光素子搬送部
51 搬送用コレット部
51a 吸着面
61 第1の制御部
62 第2の制御部
63 記憶部
64 ステム有無センサ

Claims (14)

  1. 互いに交差する、受光素子がボンディングされる受光素子ボンディング面と、半導体発光素子が搭載される発光素子搭載面とを有するステムに、受光素子を、ボンディングする装置であって、
    受光素子を位置決めすると共にこの受光素子を供給する受光素子供給部と、
    この受光素子供給部から供給された受光素子の一端面の位置を認識して、この受光素子を位置決めする受光素子認識部と、
    ステムが配置されると共に、このステムにおける受光素子ボンディング面と発光素子搭載面との境界の位置を認識して、このステムを位置決めするステム認識部と、
    このステム認識部に配置されたステムの受光素子ボンディング面に、ペーストを塗布するペースト塗布部と、
    受光素子を吸着して上記受光素子供給部と上記受光素子認識部と上記ステム認識部とに順に搬送する少なくとも一つの搬送用コレット部を有すると共に、この搬送用コレット部により、上記ステム認識部において、受光素子の一端面をステムの発光素子搭載面に接近するように、受光素子をステムの受光素子ボンディング面にボンディングする受光素子搬送部と
    を備えることを特徴とするボンディング装置。
  2. 請求項1に記載のボンディング装置において、
    上記受光素子認識部は、受光素子の外形を取り込んで、2値化処理によって、この受光素子の外形の重心を求めると共に受光素子の一端面の形状を認識することを特徴とするボンディング装置。
  3. 請求項1または2に記載のボンディング装置において、
    上記ステム認識部は、上記受光素子ボンディング面の外形を取り込んで、2値化処理によって、この受光素子ボンディング面の外形の重心を求めると共に上記受光素子ボンディング面と上記発光素子搭載面との境界の形状を認識することを特徴とするボンディング装置。
  4. 請求項3に記載のボンディング装置において、
    上記ステム認識部は、上記受光素子ボンディング面の外形を取り込んで、X軸あるいはY軸の一方の軸方向にスキャンさせて、一方の軸方向で最も多く画素がカウントされた一方の軸の座標を基準に、他方の軸方向にスキャンさせることにより、上記受光素子ボンディング面と上記発光素子搭載面との境界の形状を認識することを特徴とするボンディング装置。
  5. 請求項1から4の何れか一つに記載のボンディング装置において、
    上記ステムは、上記受光素子ボンディング面と上記発光素子搭載面とが鈍角で交差するように、形成され、
    上記ステム認識部は、上記受光素子ボンディング面が上記搬送用コレット部の吸着面に対して平行になるように、上記ステムを傾斜して固定することを特徴とするボンディング装置。
  6. 請求項5に記載のボンディング装置において、
    上記搬送用コレット部の吸着面側の先端形状は、基端側の形状よりも、細くなるように形成されていることを特徴とするボンディング装置。
  7. 請求項1から6の何れか一つに記載のボンディング装置において、
    上記ステム認識部は、上記ステムにおける上記受光素子ボンディング面と上記発光素子搭載面との境界の位置を高速にかつ高精度に認識する認識用カメラを有することを特徴とするボンディング装置。
  8. 請求項7に記載のボンディング装置において、
    上記ステム認識部は、上記ステムに対して上記認識用カメラとは相違する方向に配置されると共に、上記ステムへの上記受光素子のボンディング状態を監視する監視カメラを有することを特徴とするボンディング装置。
  9. 請求項1から8の何れか一つに記載のボンディング装置において、
    上記ステムにおける受光素子ボンディング面と発光素子搭載面との境界の位置を認識したか否かの第1の動作状況と、上記ステムにペーストを塗布したか否かの第2の動作状況と、上記ステムに上記受光素子をボンディングしたか否かの第3の動作状況とを記憶する記憶部と、
    この記憶部に基づいて、上記ステムが上記第1、上記第2および上記第3の動作状況を順に経過するように、上記ステム認識部、上記ペースト塗布部および上記受光素子搬送部を制御する制御部と
    を有することを特徴とするボンディング装置。
  10. 請求項1から9の何れか一つに記載のボンディング装置において、
    上記ステム認識部に上記ステムが配置されているか否かを検知するステム有無センサと、
    ステムへのボンディング完了後、このステムを上記ステム認識部から取り外し新しいステムを上記ステム認識部に配置して、上記ステム有無センサの検出状態が、上記ステム有り、上記ステム無しおよび上記ステム有りの検出状態を経過したときに、新しいステムへのボンディングを開始する制御部と
    を有することを特徴とするボンディング装置。
  11. 請求項1から10の何れか一つに記載のボンディング装置において、
    上記ステム認識部では、上記搬送用コレット部で上記受光素子を吸着保持した状態で、上記受光素子の一端面と上記ステムの発光素子搭載面とを接触させて、上記受光素子の一端面と上記ステムの発光素子搭載面との相対的な位置を調整することを特徴とするボンディング装置。
  12. 請求項1から11の何れか一つに記載のボンディング装置において、
    上記ペースト塗布部は、ペーストを塗布する塗布用コレット部を有し、
    この塗布用コレット部は、この塗布用コレット部の先端面と上記ステムの受光素子ボンディング面との間に、隙間を設けた状態で、上記ステムの受光素子ボンディング面に、ペーストを塗布することを特徴とするボンディング装置。
  13. 請求項1から12の何れか一つに記載のボンディング装置において、
    上記受光素子認識部は、上記受光素子が配置される認識用コレット部を有し、
    この認識用コレット部の先端面の形状は、四角の平面形状であることを特徴とするボンディング装置。
  14. 請求項1から13の何れか一つに記載のボンディング装置において、
    複数のステムを固定するステムクランプ部を有し、
    このステムクランプ部は、上記ステム認識部に、配置されることを特徴とするボンディング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016171106A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 ファスフォードテクノロジ株式会社 ボンディング装置及びボンディング方法

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