JP2009212245A - 可変抵抗素子 - Google Patents

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隆広 渋谷
Yasunari Hosoi
康成 細井
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Abstract

【課題】 消費電流の低減と可変抵抗体の発熱効率の向上との両立が可能な可変抵抗素子を提供する。
【解決手段】 半導体基板上に、第1電極3、第2電極4、及び両電極の間に形成される可変抵抗体5を有し、両電極3及び4間への電圧パルスの印加に応じて前記両電極間の電気抵抗が可逆的に変化する可変抵抗素子であり、可変抵抗体5を構成する表面の内、前記第1電極3及び第2電極4との接触面を除く少なくとも一の表面を被覆する第1絶縁膜6を有し、この第1絶縁膜6がシリコン酸化膜よりも熱伝導率が低い材料で構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可変抵抗素子に関し、特に両端に電圧が印加されることで印加電圧に応じて抵抗値を変化させる2端子構造の可変抵抗素子に関する。
近年、低消費電力動作、高速書き込みが可能な不揮発性メモリ素子として、電圧パルスを印加することによって可逆的に電気抵抗が変化する可変抵抗素子を用いた抵抗性不揮発性メモリRRAM(Resistive Random Access Memory)(登録商標)への関心が高まっている。この構成を図7に示す。
図7に示されるように、可変抵抗素子は、下部電極101と可変抵抗体103と上部電極102とが順に積層された構造となっており、上部電極102及び下部電極101間に電圧パルスを印加することにより、抵抗値を可逆的に変化させることができる性質を有する。この可逆的な抵抗変化動作(以下では「スイッチング動作」と称する)によって変化する抵抗値を読み出すことによって、新規な不揮発性半導体記憶装置が実現できる構成である。
この不揮発性半導体記憶装置は、可変抵抗素子を備える複数のメモリセル夫々を行方向及び列方向にマトリクス状に配列してメモリセルアレイを形成するとともに、このメモリセルアレイの各メモリセルに対するデータの書き込み、消去、及び読み出し動作を制御する周辺回路を配置して構成される。そして、このメモリセルとしては、その構成要素の違いから、1つのメモリセルが1つの選択トランジスタTと1つの可変抵抗素子Rとから構成される(「1T/1R型」と称される)メモリセルや、1つの可変抵抗素子Rのみから構成される(「1R型」と称される)メモリセル等が存在する。このうち、1T/1R型メモリセルの構成例を図8に示す。
図8は1T/1R型のメモリセルによるメモリセルアレイの一構成例を示す等価回路図である。各メモリセルの選択トランジスタTのゲートはワード線(WL1〜WLn)に接続されており、各メモリセルの選択トランジスタTのソースはソース線(SL1〜SLn)に接続されている(nは自然数)。又、各メモリセル毎の可変抵抗素子Rの一方の電極は選択トランジスタTのドレインに接続されており、可変抵抗素子Rの他方の電極はビット線(BL1〜BLm)に接続されている(mは自然数)。又、各ワード線WL1〜WLnはそれぞれワード線デコーダ106に接続され、各ソース線SL1〜SLnはそれぞれソース線デコーダ107に接続され、各ビット線BL1〜BLmはそれぞれビット線デコーダ105に接続されている。そして、アドレス入力(図示せず)に応じてメモリセルアレイ104内の特定のメモリセルへの書込み、消去及び読み出し動作のための特定のビット線、ワード線及びソース線が選択される構成である。
図9は、図8におけるメモリセルアレイ104を構成する一メモリセルの断面模式図である。本構成では、選択トランジスタTと可変抵抗素子Rとでひとつのメモリセルを形成している。選択トランジスタTは、ゲート絶縁膜113、ゲート電極114、及びドレイン拡散層領域115とソース拡散層領域116から構成されており、素子分離領域112を形成した半導体基板111の上面に形成される。又、可変抵抗素子Rは、下部電極118と可変抵抗体119と上部電極120とから構成されている。
又、トランジスタTのゲート電極114がワード線を構成しており、ソース線配線124はコンタクトプラグ122を介してトランジスタTのソース拡散層領域116と電気的に接続している。又、ビット線配線123はコンタクトプラグ121を介して可変抵抗素子Rの上部電極120と電気的に接続している一方で、可変抵抗素子Rの下部電極118はコンタクトプラグ117を介してトランジスタTのドレイン拡散層領域115と電気的に接続している。
このように選択トランジスタTと可変抵抗素子Rとが直列に配置される構成により、ワード線の電位変化によって選択されたメモリセルのトランジスタがオン状態となり、更にビット線の電位変化によって選択されたメモリセルの可変抵抗素子Rのみに選択的に書込、或いは消去することができる構成となっている。
図10は、1R型のメモリセルの一構成例を示す等価回路図である。各メモリセルは可変抵抗素子Rのみから構成されており、可変抵抗素子Rの一方の電極はワード線(WL1〜WLn)に、又他方の電極はビット線(BL1〜BLm)に接続されている。又、各ワード線WL1〜WLnはそれぞれワード線デコーダ133に接続され、各ビット線BL1〜BLmはそれぞれビット線デコーダ132に接続されている。そして、アドレス入力(図示せず)に応じてメモリセルアレイ131内の特定のメモリセルへの書込み、消去及び読み出し動作のための特定のビット線及びワード線が選択される構成である。
図11は図10におけるメモリセルアレイ131を構成するメモリセルの一例を示す斜視構造模式図である。図11に示されるように、上部電極配線143と下部電極配線141とがそれぞれ交差するように配列されており、これらの一方がビット線を形成し、他方がワード線を形成する。又、各電極の交点(通常、「クロスポイント」と称される)に可変抵抗体142を配した構造となっている。図11の例では便宜上、上部電極143と可変抵抗体142を同じ形状に加工しているが、可変抵抗体142のスイッチング動作に対して電気的に寄与する部分は上部電極143と下部電極141の交差するクロスポイントの領域になる。
尚、上記図9中の可変抵抗体219或いは図11中の可変抵抗体242に利用される可変抵抗体材料としては、米国ヒューストン大のShangquing LiuやAlex Ignatiev等によって、超巨大磁気抵抗効果で知られるペロブスカイト材料に電圧パルスを印加することによって可逆的に電気抵抗を変化させる方法が下記の特許文献1及び非特許文献1に開示されている。この方法は超巨大磁気抵抗効果で知られるペロブスカイト材料を用いながらも、磁場の印加なしに室温においても数桁にわたる抵抗変化が現れるという極めて画期的なものである。尚、特許文献1に例示する素子構造では、可変抵抗体の材料としてはペロブスカイト型酸化物である結晶性プラセオジウム・カルシウム・マンガン酸化物Pr1−XCaMnO(PCMO)膜が用いられている。
又、他の可変抵抗体材料としては、チタン酸化(TiO)膜、ニッケル酸化(NiO)膜、酸化亜鉛(ZnO)膜、酸化ニオブ(Nb)膜などの遷移金属元素の酸化物についても、可逆的な抵抗変化を示すことが非特許文献2及び特許文献2などから知られている。このうち、NiOを用いたスイッチング動作の現象が非特許文献3に詳細に報告されている。
米国特許第6204139号明細書 特表2002−537627号公報 Liu,S.Q.他、"Electric-pulse-induced reversible Resistance change effect in magnetoresistive films",Applied Physics Letter, Vol.76,pp.2749-2751,2000年 H.Pagnia他、"Bistable Switching in Electroformed Metal-Insulator-Metal Devices",Phys.Stat.Sol.(a),vol.108,pp.11-65,1988年 Baek,I.G.他、"Highly Scalable Non-volatile Resistive Memory using Simple Binary Oxide Driven by Asymmetric Unipolar Voltage Pulses",IEDM 04,pp.587-590,2004年
ここで、上述した不揮発性記憶装置の情報の書き換え動作の際に、即ち、上部電極と下部電極の間に電気的パルスを印加して可変抵抗体の抵抗を所定の抵抗値に到達させるまでの間に、可変抵抗素子Rには過渡電流が流れる。この電流は、抵抗の変化方向によって、書込電流或いは消去電流と称される。例えば、可変抵抗体の材料として遷移金属元素の酸化物を用いた場合、NiOを用いた上記非特許文献2では、0.3×0.7μmの電極面積で、書込電流及び消去電流は1mA程度であると報告されている。この電流の多寡は可変抵抗体の電気的に寄与する領域の面積に応じているので、当該面積を縮小すれば書込電流及び消去電流を抑制することができ、不揮発性記憶装置としての消費電流を抑制することができる。
又、一般に可変抵抗体の結晶性が良いと安定したスイッチング動作のメモリ素子を再現性良く達成できるが、この結晶性の向上は可変抵抗体の抵抗値を相対的に下げてしまう。可変抵抗体の抵抗値は可変抵抗体の電気的に寄与する領域の面積に反比例するので、当該面積が大きいと可変抵抗素子Rの抵抗は小さくなる。この場合、1T/1R型のメモリセルでは、制御トランジスタTのオン抵抗よりも可変抵抗素子Rの抵抗が著しく小さくなると、可変抵抗体に十分な電圧が印加されず、書き込みがなされない等の問題が発生する。又、1R型のメモリセルでも、選択されたビット配線若しくはワード配線に接続された非選択セルに流れる寄生電流が大きくなり、当該配線に供給される電圧が不十分となり書き込みがなされないという同様の問題が発生する。
従って、可変抵抗体の電気的に寄与する領域の面積を小さくできれば、消費電流を抑制でき、かつ書込不能とならない安定したスイッチング動作のメモリ素子を再現性良く作成することが可能となる。
しかしながら、電気的に寄与する領域の面積を一定以上小さくすると、スイッチング動作が安定的に起こらなくなることが近年の研究により分かってきた。即ち、このことは、従来構成の可変抵抗素子では、電気的に寄与する領域の面積を小さくすることができる範囲に限界があり、消費電流を更に抑制することが困難であることを示唆するものである。
本発明は、上記の問題点に鑑み、安定的なスイッチング動作を担保しつつ、従来構成よりも消費電流の低減が可能な可変抵抗素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る可変抵抗素子は、半導体基板上に、第1電極、第2電極、及び前記両電極の間に形成される可変抵抗体を有し、前記両電極間への電圧パルスの印加に応じて前記両電極間の電気抵抗が可逆的に変化する可変抵抗素子であって、前記可変抵抗体を構成する表面の内、前記第1及び第2電極との接触面を除く少なくとも一の表面を被覆する第1絶縁膜を有し、前記第1絶縁膜が、シリコン酸化膜よりも熱伝導率が低い材料で構成されることを第1の特徴とする。
本発明に係る可変抵抗素子の上記第1の特徴構成によれば、可変抵抗体に接触する第1絶縁膜がシリコン酸化膜よりも熱伝導率の低い材料で構成されていることより、従来のように可変抵抗体に接触する絶縁膜を全てシリコン酸化膜で構成した場合と比べ、両電極間にパルス電圧が印加されることで可変抵抗体内で発生したジュール熱が放熱されにくくなり、可変抵抗体の発熱効率が向上する。
近年の研究により、可変抵抗体を遷移金属元素の酸化物又は酸窒化物で形成し、この両端に電気パルスを印加した場合、当該電気パルスによって発生する電界並びにジュール熱の寄与によって、可変抵抗体の電気的抵抗が変化することが分かってきた。
スイッチング動作時の消費電流を低下させるためには、可変抵抗体と電極との接触面積を小さくする必要があるが、当該接触面積を小さくした場合、発生するジュール熱も低下してしまう。このため、従来構成の下では、消費電流を低下させるべく前記の接触面積を小さくしても、スイッチング動作に必要なジュール熱も低下してしまうため、スイッチング動作を安定的に行うためには接触面積をある程度確保する必要があり、それ以下に低下させることができなかった。
しかし、本発明の構成とすることで、可変抵抗体内で発生したジュール熱を絶縁膜を介して外部に放熱されにくくすることができるため、従来よりも可変抵抗体と電極との接触面積を小さくしたとしても、安定的にスイッチング動作を実現することができる。即ち、本発明に係る可変抵抗素子の構成によって、消費電流の低減と可変抵抗体の発熱効率の向上との両立を実現することができる。
更に、本発明の構成は、従来の可変抵抗素子と同一形状の構造の下、絶縁膜の材料を異ならせることのみで実現することができる。つまり、製造プロセスに大幅な変更を加えることなく、消費電流の低減と可変抵抗体の発熱効率の向上との両立が可能な可変抵抗素子を実現することができる。
又、本発明に係る可変抵抗素子は、上記第1の特徴構成に加えて、前記第1絶縁膜が、多孔質の絶縁性材料で構成されることを第2の特徴とする。
又、本発明に係る可変抵抗素子は、上記第2の特徴構成に加えて、前記第1絶縁膜が、多孔質のシリコン酸化膜で構成されることを第3の特徴とする。
本発明に係る可変抵抗素子の上記第2又は第3の特徴構成によれば、第1絶縁膜をシリコン酸化膜よりも熱伝導率の低い材料で実現することができ、消費電流の低減と可変抵抗体の発熱効率の向上との両立を実現することができる。
又、本発明に係る可変抵抗素子は、上記第1〜第3の何れか一の特徴構成に加えて、前記第1絶縁膜が、前記第1及び第2電極との接触面を除く前記可変抵抗体の全ての表面を被覆することを第4の特徴とする。
本発明に係る可変抵抗素子の上記第4の特徴構成によれば、第1及び第2電極との接触面を除く可変抵抗体の全ての表面が、シリコン酸化膜よりも熱伝導率の低い絶縁膜で覆われているため、パルス電圧印加時に可変抵抗体内で発生するジュール熱が更に外部に放熱されにくく、発熱効率を更に高めることができる。これにより、安定的なスイッチング動作を確保しつつ、従来構成と比べて可変抵抗体と電極との接触面積を更に小さくすることができる。
又、本発明に係る可変抵抗素子は、上記第1〜第3の何れか一の特徴構成に加えて、半導体基板上に形成された前記第1電極と、前記第1電極の上層に形成され、一部に前記第1電極上面に達する空隙を有してなる前記第1絶縁膜と、前記空隙内において、前記第1絶縁膜の一部の内側壁及び前記第1電極に接するよう、前記第1電極の上層に形成された前記可変抵抗体と、前記空隙内において、前記第1絶縁膜の一部の内側壁及び前記可変抵抗体に接するよう、前記可変抵抗体の上層に形成された前記第2電極と、前記空隙内において、前記第1電極の上層に形成されると共に、前記可変抵抗体及び前記第2電極に接して前記空隙内を充填する第2絶縁膜と、を備えることを第5の特徴とする。
又、本発明に係る可変抵抗素子は、上記第5の特徴構成に加えて、前記第2絶縁膜が、シリコン酸化膜よりも熱伝導率が低い材料で構成されることを第6の特徴とする。
本発明に係る可変抵抗素子の上記第6の特徴構成によれば、第1及び第2電極との接触面を除く可変抵抗体の全ての表面が、シリコン酸化膜よりも熱伝導率の低い絶縁膜で覆われるため、パルス電圧印加時に可変抵抗体内で発生するジュール熱を更に外部に放熱させにくくすることができ、発熱効率を更に高めることができる。これにより、安定的なスイッチング動作を確保しつつ、従来構成と比べて可変抵抗体と電極との接触面積を更に小さくすることができる。
本発明の構成によれば、消費電流の低減と可変抵抗体の発熱効率の向上との両立が可能な可変抵抗素子を実現することができる。
以下において、本発明に係る可変抵抗素子(以下、「本発明素子」と称する)の実施形態について図1〜図6の各図を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る本発明素子の構造の一例を示した概略構成図である図1(a)は、本発明素子の断面図を示しており、図1(b)は一部の平面図を模式的に示している。
図1に示されるように、本発明素子1は、下地絶縁膜2が形成された半導体基板10上に、第1電極3、第2電極4、可変抵抗体5、第1絶縁膜6、第2絶縁膜7を備えて構成される。尚、図1に示される概略断面構造図は、模式的に図示されたものであり、図面上の寸法比と実際の寸法比とは必ずしも一致するものではない。
図1に示される本発明装置1は、半導体基板20上の下地絶縁膜2上に形成された第1電極3の上層に、一部において第1電極3の上面が露出するような空隙10を有する第1絶縁膜6を備える。そして、この第1絶縁膜6の上層及び空隙10内に係る第1絶縁膜6の内側壁に接するように第2電極4を有する。そして、この第2電極4の先端部において、第1電極3と接触するように可変抵抗体5が形成されている。更に、第2電極4の上層及び空隙10内に係る第2電極4の内側において、当該空隙10を充填するように第2絶縁膜7を有する。
図1のように構成されるとき、可変抵抗体5は空隙10内において環状に形成され、その底面において第1電極3と接触し、上面において第2電極4と接触する。又、第2電極4は、空隙10内においては筒状に形成され、その筒状の第2電極4の内側を充填するように第2絶縁膜7が形成される。
ここで、可変抵抗体5を遷移金属元素の酸化物又は酸窒化物で形成し、この両端に電気パルスを印加した場合、当該電気パルスによって発生する電界並びにジュール熱の寄与によって、可変抵抗体5の電気的抵抗が変化することが近年の研究により分かってきた。
可変抵抗体5が高抵抗状態の時に電気パルスが印加されると、可変抵抗体5を構成する小領域に高電界がかかることにより、可変抵抗体5の内部で酸素空孔とキャリアが発生し、これによって電気的パスが生じる。これにより、可変抵抗体5の抵抗値が低下する(高抵抗状態から低抵抗状態への遷移)。
一方、可変抵抗体5が低抵抗状態の時に電気パルスが印加されると、高密度電流が流れてジュール熱が発生することにより、可変抵抗体5の内部では酸素空孔とキャリアの結合・消滅が発生する。これにより、可変抵抗体5の抵抗値が上昇する(低抵抗状態から高抵抗状態への遷移)。
即ち、この電気的パルスの印加によって、可変抵抗体5の抵抗状態を遷移させることができるため、可変抵抗体5の抵抗状態に応じて異なる情報を関連付けることで、可変抵抗体5を含む可変抵抗素子を記憶素子として用いることができる。この場合、前記のように電気的パルスを印加することで、記憶する情報の書き換えを行う。従って、書き換えに際し、消費電力を抑制するためには、可変抵抗体5と電極(第1電極3、第2電極4)との接触面積を小さくし、消費電流を低減することが有用である。しかしながら、一方で、消費電流が低減されると、発生するジュール熱が低下し、これによってスイッチング動作が起こりにくくなるという問題が新たに浮上する。
このため、スイッチング動作を促進させるためには、発生したジュール熱を可変抵抗体5内にできるだけ留まらせることが有用である。
図2及び図3は、図1の構造において空隙10の内径を異ならせて製造した可変抵抗素子に対して電気パルスを印加したときの温度分布を示す結果である。図2は空隙10の内径を0.2μmとした場合、図3は0.065μmとした場合における温度分布を示している(内径比は約10:3)。尚、各可変抵抗素子ともに第1電極3及び第2電極4の材料を窒化チタン膜、可変抵抗体5の材料を酸化チタン膜、第1絶縁膜6及び第2絶縁膜7の材料をシリコン酸化膜として構成した。又、図2及び図3では、室温状態の下で、第1電極3と第2電極4の間に2.0Vの電圧パルスをパルス幅35nsで印加したときの温度分布を示している。尚、図2、図3、並びに後述する図4、図5では、何れも場所における温度の高低を色の濃淡で表しており、最も温度が高い場所が最も白色に近い色で表示されている。
図2及び図3によれば、内径0.2μmの可変抵抗素子では最大1451K(1178℃)まで上昇するのに対し、内径0.065μm径の可変抵抗素子では最大1199K(926℃)までしか上昇しないことが分かる。空隙の内径を細くするほど可変抵抗体5と電極(3,4)との接触面積が小さくなることから、可変抵抗体5と電極(3,4)との接触面積が小さくなると、発生するジュール熱も低下することが分かる。
従って、低消費電流で動作する可変抵抗素子を構成するためには、接触面積を小さくすると同時に、可変抵抗体5の発熱効率を高める構造にすることが必要である。可変抵抗体5の発熱効率を高めるためには、可変抵抗体5から外部に放熱されるのをできるだけ抑制することが有用である。
可変抵抗体5で発生した熱は、当該可変抵抗体5に接触する膜を介して放熱される。このため、可変抵抗体5に接触する絶縁膜(第1絶縁膜6,第2絶縁膜7)を、熱伝導率の低い材料で構成することで、可変抵抗体5の温度を高めることが可能となる。本発明素子1は、可変抵抗体5に接触する絶縁膜を、従来のシリコン酸化膜よりも熱伝導率の低い材料で構成することを特徴とする。
図4は、空隙10の内径は図2の場合と同様に0.2μmとし、第1絶縁膜6及び第2絶縁膜7を、シリコン酸化膜よりも熱伝導率の低い多孔質シリコン酸化膜によって構成した場合の温度分布を示している。尚、評価方法は、図2及び図3と同様、室温状態の下で、第1電極3と第2電極4の間に2.0Vの電圧パルスをパルス幅35nsで印加した。尚、シリコン酸化膜の熱伝導率が1.4(W/m・K)であるのに対し、図4の評価で用いた本発明素子1が備える第1絶縁膜6及び第2絶縁膜7を構成する多孔質シリコン酸化膜の熱伝導率は0.14(W/m・K)であり、熱伝導率比は10:1である。
図2及び図4によれば、シリコン酸化膜を用いた従来構成の可変抵抗素子では最大1451K(1178℃)まで上昇するのに対し、熱伝導率の低い多孔質シリコン酸化膜を用いた本発明素子では1775K(1502℃)まで上昇していることが分かる。これにより、本発明素子1は、従来構成よりも発熱効率が高く、より低い電流でスイッチング動作に十分な温度に到達することが可能であることが分かる。
又、図5は、第1絶縁膜6のみを熱伝導率の低い多孔質シリコン酸化膜で構成し、第2絶縁膜7は従来と同様、熱伝導率の高いシリコン酸化膜で構成した場合の温度分布を示している。尚、その他の条件については図2並びに図4と同一である。
図5によれば、第1絶縁膜6のみを熱伝導率の低い多孔質シリコン酸化膜で構成した場合、第1及び第2絶縁膜の双方を多孔質シリコン酸化膜で構成した図4の場合よりは低温を示すものの、双方の絶縁膜をシリコン酸化膜で構成した図2の場合と比較すると高い温度を示している。従って、第1電極3並びに第2電極4と接触する接触面を除く可変抵抗体5の表面の内、何れか一の表面をシリコン酸化膜よりも熱伝導率の低い絶縁膜で覆うことで、可変抵抗素子の発熱効率を高める効果を有することが分かる。従って、可変抵抗体5と両電極(3,4)との接触面積を小さくしながらも、発熱効率を高めることができるため、安定したスイッチング動作が可能となる。無論、図5と図4とを比較して明らかなように、電極との接触面を除く可変抵抗体5の全ての表面をシリコン酸化膜よりも熱伝導率の低い絶縁膜で完全に覆う方が、より可変抵抗体5の発熱効率を高める効果を有する。
尚、図1に示される本発明素子1の製造工程としては、下地絶縁膜2を成膜後、その上層に第1電極3を形成する。次に、第1電極3の上層に多孔質シリコン酸化膜で構成した第1絶縁膜6を成膜した後、第1電極3の上面が露出するように一部領域に空隙10を形成する。その後、空隙10内の第1絶縁膜6の内壁に接するように第2電極3の材料膜を全面に成膜する。このとき、空隙10内において底面に近付くほど第1絶縁膜6の内壁に接触する膜厚が薄くなるようなオーバーハング形状となるように成膜を行う。その後、パターニングを行った後、酸化性雰囲気下で第2絶縁膜7を成膜する。これにより、空隙10内の底面付近の第2電極3が酸化され、可変抵抗体5に変化する。
このように構成した本発明素子1をを備える複数のメモリセルそれぞれを行方向及び列方向にマトリクス状に配列してメモリセルアレイを形成し、このメモリセルアレイの各メモリセルに対するデータの書き込み、消去、及び読み出し動作を制御する周辺回路を配置することで、書き換えエラー及び消費電力の少ない不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。尚、メモリセルの構成としては、図8に示す1T/1R型や図10に示す1R型のメモリセルを採用することができる。
尚、上述の実施形態では、図1に示す形状を有する可変抵抗素子を例に挙げて説明を行ったが、電極との接触面を除く可変抵抗体の表面の内、何れか一の表面をシリコン酸化膜よりも熱伝導率の低い絶縁膜で覆う構成であれば、図1に示す形状に限定されるものではない。
図6は、図1とは異なる形状を有する本発明素子の構造例である。これらの構造で可変抵抗素子を実現する場合であっても、電極との接触面を除く可変抵抗体の表面に接触する絶縁膜の内の少なくとも一の絶縁膜をシリコン酸化膜よりも熱伝導率の低い絶縁膜(多孔質シリコン酸化膜等)で構成することで、発熱効率が高く安定したスイッチング動作が可能な可変抵抗素子を実現することができる。例えば、図6(a)、(b)の構成の場合、第1及び第2絶縁膜(6,7)の内の少なくとも何れか一を多孔質シリコン酸化膜で構成すれば良い。図6(c)の構成の場合は、第1絶縁膜6を多孔質シリコン酸化膜で構成すれば良い。図6(d)、(e)の構成の場合は、可変抵抗体5との接触面積が特に大きい第2絶縁膜7を多孔質シリコン酸化膜で構成することで発熱効率を高めることができる。
尚、図6(a)〜(c)では、第1電極3を、異なる形状の2つの電極3a及び3bによって構成することで、第1電極3の先端部の形状を突出させ、これによって可変抵抗体5との接触面積を低減させている。又、図6(d)における21はメタル配線を表している。図6(d)及び(e)は半導体基板の基板面に平行な方向に第1電極3及び第2電極4を有する構成例である。
尚、上述の実施形態において、シリコン酸化膜よりも熱伝導率が低い絶縁膜として多孔質シリコン酸化膜を用いるものとしたが、シリコン酸化膜よりも熱伝導率が低い絶縁膜を構成する材料であれば多孔質シリコン酸化膜に限定されるものではない。
又、上述の実施形態において、第1及び第2電極(3,4)の構成材料を窒化チタン膜と記載したが、これに限られず、Cu、Ni,V、Zn、Nb、Ti、W、Co等の遷移金属、若しくは遷移金属の窒化物で形成するものとして良い。この場合、熱伝導率が比較的低い電極材料を用いることで、可変抵抗体5の発熱効率を向上させる効果を更に高めることができる(窒化チタン等)。
又、上述の実施形態において、可変抵抗体5の構成材料を酸化チタン膜と記載したが、印加された電気パルスに対して可逆的な抵抗変化を示す材料であればこれに限られるものではなく、例えばTi、Co、Ni、Cu、Ta、Wの内、少なくとも一つを含む遷移金属元素の酸化物または酸窒化物で構成することができる。
本発明素子の構造の一例を示した概略構成図 空隙の内径を0.2μm、第1及び第2絶縁膜をシリコン酸化膜として製造された可変抵抗素子に対して電気パルスを印加したときの温度分布図 空隙の内径を0.065μm、第1及び第2絶縁膜をシリコン酸化膜として製造された可変抵抗素子に対して電気パルスを印加したときの温度分布図 空隙の内径を0.2μm、第1及び第2絶縁膜を多孔質シリコン酸化膜として製造された可変抵抗素子に対して電気パルスを印加したときの温度分布図 空隙の内径を0.2μm、第1絶縁膜を多孔質シリコン酸化膜、第2絶縁膜をシリコン酸化膜として製造された可変抵抗素子に対して電気パルスを印加したときの温度分布図 本発明素子の構造の別の一例を示した概略構成図 可変抵抗素子を用いた不揮発性半導体記憶装置の概略断面構成図 可変抵抗素子と選択トランジスタを備えた1T/1R型メモリセルのメモリセルアレイの一構成例を模式的に示す回路図 1T/1R型メモリセルの構造の従来の一構成例を示す断面模式図 可変抵抗素子を備えた1R型メモリセルのメモリセルアレイの一構成例を模式的に示す回路図 1R型メモリセルの構造の従来の一構成例を模式的に示す斜視図
符号の説明
1: 本発明に係る可変抵抗素子
2: 下地絶縁膜
3(3a,3b): 第1電極
4: 第2電極
5: 可変抵抗体
6: 第1絶縁膜
7: 第2絶縁膜
10: 空隙
20: 半導体基板
21: メタル配線
101: 下部電極
102: 上部電極
103: 可変抵抗体
104: メモリセルアレイ
106: ワード線デコーダ
107: ソース線デコーダ
111: 半導体基板
112: 素子分離領域
113: ゲート絶縁膜
114: ゲート電極
115: ドレイン拡散層領域
116: ソース拡散層領域
117: コンタクトプラグ
118: 下部電極
119: 可変抵抗体
120: 上部電極
121: コンタクトプラグ
123: ビット線配線
124: ソース線配線
131: メモリセルアレイ
132: ビット線デコーダ
133: ワード線デコーダ
141: 下部電極配線
142: 可変抵抗体
143: 上部電極配線
BL1〜BLm: ビット線
R: 可変抵抗素子
SL1〜SLn: ソース線
T: 選択トランジスタ
WL1〜WLn: ワード線

Claims (6)

  1. 半導体基板上に、第1電極、第2電極、及び前記両電極の間に形成される可変抵抗体を有し、前記両電極間への電圧パルスの印加に応じて前記両電極間の電気抵抗が可逆的に変化する可変抵抗素子であって、
    前記可変抵抗体を構成する表面の内、前記第1及び第2電極との接触面を除く少なくとも一の表面を被覆する第1絶縁膜を有し、
    前記第1絶縁膜が、シリコン酸化膜よりも熱伝導率が低い材料で構成されることを特徴とする可変抵抗素子。
  2. 前記第1絶縁膜が、多孔質の絶縁性材料で構成されることを特徴とする請求項1に記載の可変抵抗素子。
  3. 前記第1絶縁膜が、多孔質のシリコン酸化膜で構成されることを特徴とする請求項2に記載の可変抵抗素子。
    請求項
  4. 前記第1絶縁膜が、前記第1及び第2電極との接触面を除く前記可変抵抗体の全ての表面を被覆することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の可変抵抗素子。
  5. 半導体基板上に形成された前記第1電極と、
    前記第1電極の上層に形成され、一部に前記第1電極上面に達する空隙を有してなる前記第1絶縁膜と、
    前記空隙内において、前記第1絶縁膜の一部の内側壁及び前記第1電極に接するよう、前記第1電極の上層に形成された前記可変抵抗体と、
    前記空隙内において、前記第1絶縁膜の一部の内側壁及び前記可変抵抗体に接するよう、前記可変抵抗体の上層に形成された前記第2電極と、
    前記空隙内において、前記第1電極の上層に形成されると共に、前記可変抵抗体及び前記第2電極に接して前記空隙内を充填する第2絶縁膜と、を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の可変抵抗素子。
  6. 前記第2絶縁膜が、シリコン酸化膜よりも熱伝導率が低い材料で構成されることを特徴とする請求項5に記載の可変抵抗素子。
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