JP2009211600A - 携帯端末装置及びそのファイルデータ保護方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯端末装置により強固なセキュリティ環境を提供する。
【解決手段】携帯端末装置は、記憶部と、入力部と、ファイル制御部を備える。記憶部は、通常フォルダとセキュリティフォルダとに仕分けされたファイルのリストと通常フォルダに属するファイルの内容とを格納する。ユーザは、入力部を用いてリストの内から通常フォルダに属しセキュリティフォルダに移動するセキュリティファイルを指定する。セキュリティファイルの内容を無線通信回線を介して接続されたファイルサーバに送信し、且つ、セキュリティファイルの内容を記憶部から削除する。セキュリティファイルの内容はサーバによって管理されるため、第三者が内容を知ることが確実に防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末装置のセキュリティに関する。
携帯電話機などの通信機能を備えた携帯端末装置が広く用いられている。以下の説明では携帯電話機を例として取り上げるが、それ以外の携帯端末装置についても以下の説明は同様に成立する。
盗難にあったときや、紛失したとき、置き忘れたときにデータが盗まれることを防止するセキュリティ技術を搭載した携帯電話機が知られている。たとえば、パスワードや指紋等による認証を用いて、携帯電話機の操作を制限する方法や、電話帳やメール等のユーザデータへのアクセスを制限する方法により、こうしたセキュリティ技術を実現することができる。
さらに、盗難にあったときや、紛失したとき、置き忘れたときにサーバからネットワークを介して端末を操作することによりデータを保護する技術が知られている。この技術によれば、ユーザデータを消去し、または端末をロックして操作が行えないようすることが可能である。
特許文献1には、電子メールのプライバシやセキュリティ性に関する技術が記載されている。
特開2005−135034号公報
しかしながら、従来の携帯電話機においては、端末のメモリにデータが残っているため、なんらかの方法でデータが取り出せる危険性があるという問題があった。
本発明による携帯端末装置は、通常フォルダとセキュリティフォルダとに仕分けされたファイルのリストと通常フォルダに属するファイルの内容とを格納する記憶部と、リストの内から通常フォルダに属しセキュリティフォルダに移動するセキュリティファイルを指定する入力操作を受け付ける入力部と、セキュリティファイルの内容を無線通信回線を介して接続されたサーバに送信し、且つ、セキュリティファイルの内容を記憶部から削除するセキュリティ処理を行う制御部とを備える。
本発明による携帯端末装置のファイルデータ保護方法は、通常フォルダとセキュリティフォルダとに仕分けされたファイルのリストと通常フォルダに属するファイルの内容とを当該携帯端末装置の記憶部に格納するステップと、リストの内から通常フォルダに属しセキュリティフォルダに移動するセキュリティファイルを指定する入力操作を受け付けるステップと、セキュリティファイルの内容を無線通信回線を介して接続されたサーバに送信し、且つ、セキュリティファイルの内容を記憶部から削除するセキュリティ処理ステップとを備える。
本発明により、携帯端末装置で取り扱うデータについて、より強固なセキュリティ環境を提供することが可能である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。本実施の形態では、携帯端末装置の例として携帯電話機を採用し、ファイルの例として電子メールを取り上げて説明する。図1は本実施の形態における携帯電話機を用いた通信ネットワークの構成図である。携帯電話機10は、無線通信回線を介してネットワーク30の無線基地局と通信接続する機能を有する。携帯電話機10はネットワーク30を介して、本実施の形態における高いセキュリティが要求されるメールを保存するファイルサーバであるサーバ20に接続して、メールデータの登録、取得、削除を行う。
図2は本実施の形態における携帯電話機のブロック図である。無線通信部2は、音声信号やその他の各種信号の無線通信や携帯電話の発着信やメール送受信の際の信号処理を行う。無線通信部2はさらに、サーバ20との接続や切断、およびサーバ20に対してメールデータの登録、取得、削除を行うときの無線通信信号処理を行う。
表示部3は、受信したメールのリスト表示、本文の表示、サーバ20から取得したメールデータの表示を行う。操作部4はキーパット等の入力装置を備える。ユーザは操作部4に対して入力操作を行うことにより、メール機能の起動、終了、メールの選択、表示、削除、セキュリティフォルダへの移動操作などの各種指示や入力を行う。
メール制御部5は、操作部4に対してメールリストの呼び出しを指示する入力操作が行われたとき、記憶部6に保存されているリストを呼び出す。メール制御部5はさらに、操作部4に対してセキュリティフォルダ内のメールを指定してその内容を表示することを指示する入力操作が行われたとき、そのメールに該当するIDを用いて、サーバ20からそのメールの内容を取得する。
メール制御部5はさらに、操作部4に対してセキュリティフォルダ内のメールを指定して削除を指示する入力操作が行われたとき、そのメールに該当するIDを用いて、サーバ20からメールデータを削除して、且つ記憶部6のメールリストの更新を行う。
メール制御部5はさらに、操作部4に対して通常フォルダに格納された通常のメールのセキュリティフォルダへの移動を指示する入力操作が行われたとき、サーバ20に対してメール登録要求、メールの内容の転送、およびそのメールを特定するためにサーバ20が発行する登録IDの取得を行う。さらに、記憶部5に保存されているセキュリティフォルダのリストに登録したメール情報を追加して、リストを更新する。
メール制御部5は、操作部4に対してメール機能の終了を指示する入力操作があった場合は、サーバ20から取得したメールデータを削除する。
記憶部6は、メールフォルダを格納する。図9は、メールフォルダ41のデータ構成を示す。メールフォルダ41は、通常フォルダ42とセキュリティフォルダ43とを含み、電子メールのメッセージの各々は、いずれか一方のフォルダに仕分けされる。通常フォルダ42には、受信した電子メールのメッセージの件名(タイトル)、送信元のアドレス、受信日時などを含むリスト情報44と、メッセージの内容であるメッセージ本文45とが格納される。セキュリティフォルダ43には、高いセキュリティが要求されるとユーザが判断した電子メールであるセキュリティメール(メールに限らず一般的なファイルの処理に係る実施形態ではセキュリティファイルと呼ぶ)のメッセージのリスト情報46と、サーバ20がそのメッセージを特定するために発行した識別子であるサーバ管理ID47とが格納される。セキュリティフォルダ43に仕分けされた電子メールの内容(本文や添付ファイルなど、通常フォルダのメッセージ本文45に相当するデータ)は、ユーザが携帯電話機1のメール機能を用いてメッセージ本文を閲覧する時に一時的にのみ保存される。
制御部1は無線通信部2、表示部3、操作部4、メール制御部5、記憶部6に接続されていて、それらの制御を行う。
携帯電話機10は、一般的な電子メールの機能を有する。受信した電子メールのメッセージは、自動的に受信フォルダ(本実施の形態における通常フォルダ42に相当する)に保存される。本実施の形態では、受信フォルダに保存されたメッセージの内、ユーザによって指定されたメッセージがセキュリティフォルダ43に振り分けられる。以下に本実施の形態における携帯電話機10の動作を説明するが、既に電子メールの情報が通常フォルダ42及びセキュリティフォルダ43に蓄積されていることを前提に説明する。
図3A、図3Bのフローチャートを参照して本実施の形態における動作について、詳細に説明する。
[サーバに登録されているメールを表示]
携帯電話機10のユーザは、メール機能を使用するとき、操作部4に対して所定の入力操作を行う。制御部1はその操作に応答して、メール機能を実現するためのアプリケーションソフトウェアを起動する。ユーザは、操作部4を操作することにより、携帯電話機10が受信した電子メールのメッセージが振り分けられているフォルダである「セキュリティフォルダ」か「それ以外のフォルダ」(本実施の形態の説明における通常フォルダ42に相当する)のいずれか一方を選択する。制御部1は、その操作に基づいて、どちらのフォルダが選択されたか判断する(S11、S12)。
次に、セキュリティフォルダ43が選択された場合は、制御部1は、携帯電話機1のユーザが予め登録された正当なユーザであるか否かを確認するために、ユーザを個別に特定するための認証情報に基づいて認証処理を実行する。ユーザは、操作部4のキーからパスワードを入力する、または携帯電話機1が備える指紋認証機能を用いるなどの手段により、認証情報の入力を行う。制御部1は、入力された認証情報に基づいて認証を行う(S12−1)。認証が失敗したときは(S12−1No)、その旨を表示し、メール表示のための処理を終了する(S12−2)。
認証が成功したことを条件として(S12−1Yes)、制御部1はメール制御部5を制御し、記憶部6に保存されているセキュリティフォルダ43内のリスト情報46に基づいて、セキュリティフォルダに属するメールであるセキュリティメールのリストを作成して表示部3に表示する(S13)。
ユーザは、操作部4を操作して、表示部3に表示されているセキュリティメールのリストの中から所望のメールを選択する。制御部1は、その操作に応答して無線通信部2を制御し、ネットワークを介して、サーバ20へ接続を行う(S14、S15)。
ユーザは、操作部4に対して、選択された被選択メール(メールに限らず一般的なファイルの処理に係る実施形態では被選択ファイルと呼ぶ)を削除するか表示するかを示す入力操作を行う。メール制御部5は、その操作に基づいて、ユーザからの指示が「削除」か「表示」のどちらであるかを判断する(S16)。
S16でユーザからの指示が「表示」だった場合は、メール制御部5はS13で作成したセキュリティメールのリストから被選択メールのサーバ管理ID47をサーバ20に通知して、電子メールの内容の取得要求を行う(S17、S18)。
サーバ20は、サーバ管理ID47と、それに対応する電子メールの内容(通常フォルダ42の場合のメッセージ本文45に相当するデータ)を対応づけて格納したセキュリティメールデータベースを記憶している。サーバ20は、メッセージ本文の取得要求を受信すると、セキュリティメールデータベースにおいてサーバ管理ID47に対応するメールの内容を携帯電話機10に送信する。メール制御部5がサーバ20からサーバ管理ID47に該当するセキュリティメールの内容をダウンロードすると、制御部1はそのデータを表示部3に表示する(S19)。
ユーザはメール機能の使用を終了するとき、操作部4に対して所定の入力操作を行う。制御部1は、その操作に応答して無線通信部2を制御してネットワーク切断を行い、メール制御部5に対して終了指示を行う。メール制御部5はS18でダウンロードしたデータを削除する(S20、S21)。
[サーバに登録されているメールを削除]
S16でユーザからの指示が「削除」だった場合は、メール制御部5はS13で作成されたメールのリストの項目から削除対象として指定されたメールである削除メール(メールに限らず一般的なファイルの処理に係る実施形態では削除ファイルと呼ぶ)のサーバ管理ID47をサーバ20に通知して、サーバ20に削除要求を行う(S30)。サーバ20から削除の応答を受信すると、メール制御部5は記憶部6に保存されているリストから該当メールの情報を削除することにより、リストを更新する(S31、S32)。
[メールをサーバに登録]
S12で選択されたフォルダがセキュリティフォルダ43でなく通常フォルダ42であった場合、メール制御部5は通常フォルダ42のリスト情報44に基づいてリストを作成して表示部3に表示する(S40、S41)。ユーザが操作部4に対してメールリストの内から所望のメールを指定して表示するための操作を行うと、メール制御部5は、記憶部5から該当するメールの内容を示すデータをメッセージ本文45から取得して表示部3へ表示する(S42)。
次に、ユーザは、通常フォルダ42に分類されているメールをセキュリティフォルダ43に移動したい場合、通常メールのリストからそのメールを指定する操作を行なう(S43)。制御部1は、操作部4に対してメールを指定する操作に続いて、そのメールをセキュリティフォルダ43に移動する操作以外の操作が行われると、セキュリティフォルダ登録のための動作を終了する(S43それ以外)。
制御部1は、操作部4に対してメールを指定する操作に続いてそのメールをセキュリティフォルダ43に移動する操作が行われると(S43フォルダ移動)、その操作に応答して無線通信部2を制御し、ネットワーク30を介して、サーバ20へ接続を行う(S44)。メール制御部5はサーバ20に対して、被指定メールの登録と、被指定メールの内容をサーバ20へ転送することを要求する(S45、S46)。サーバ20は、受信した要求に応答して、被指定メールを一意に特定して登録するための識別子であるサーバ管理ID47を発行して携帯電話機10に送信する。制御部1は、サーバ20から応答および登録メールのサーバ管理ID47を受信すると(S47)、ネットワーク30との接続を切断する(S48)。メール制御部5はセキュリティフォルダ43に受信したサーバ管理ID47と、そのサーバ管理ID47に対応するリスト情報46とを追加して、移動元の通常フォルダ42から、リスト情報44とメッセージ本文45とを削除する(S49、S50)。
次に具体例を用いて説明する。例えば、図4のように、リスト情報46に相当する情報であるリスト中の順位を示すリスト番号、メールのタイトルである件名、差出人、受信日時と、サーバ20が発行した識別子であるサーバ管理ID47を含むセキュリティフォルダ43のリストが記憶部6に保存されていたとする。
まず、操作部4に対してメール機能を起動して受信フォルダを選択する操作が行われると、制御部1は「セキュリティフォルダ」か「それ以外のフォルダ」のどちらが選択されたか判断する(S11、S12)。
次に、「セキュリティフォルダ」が選択された場合は、制御部1は既述の認証処理を行う。認証が成功した場合、制御部1はメール制御部5を制御し、セキュリティフォルダ43内のリスト情報46に基づいてメールリスト作成して表示部3に表示する(S13)。このとき、図4のようなデータが表示される。
ユーザが操作部4に対して表示されているメールリストの中からメールを選択する操作を行うと、制御部1は無線通信部2を制御し、ネットワーク30を介してサーバ20へ接続を行う(S14、S15)。
例えば、図4の中から、リスト番号001のメールが選択されたものとする。続いて選択されたメールに対するユーザからの指示が、「削除」か「表示」のどちらであるかが判断される(S16)。
S16でユーザからの指示が「表示」だった場合は、メール制御部5はS13で作成されたメールのリストからメールのID=0110−4をサーバ20に通知して、メールの内容の取得要求を行う(S17、S18)。サーバ20からID=0110−4に該当するメールの内容データ(通常フォルダ42の場合のメッセージ本文45に相当する)をダウンロードすると、制御部1はメール制御部5が取得した内容データを表示部3に表示する(S19)。
次に、操作部4に対してメール機能を終了する操作が行われると、制御部1は無線通信部2を制御してネットワーク30との接続を切断し、メール制御部5に対して終了指示を行う。メール制御部5はS18でダウンロードしたデータを削除する(S20、S21)。
S16でユーザからの指示が「削除」だった場合は、メール制御部5はS13で作成されたメールのリストに格納されたメールのID=0110−4をサーバ20に通知して削除要求を行う(S30)。サーバ20が自らの記憶装置に格納されたメールの内容データを削除したことを示す応答を受信すると、メール制御部5はリスト情報46から該当メールの情報を削除して更新する(S31、S32)。このとき、更新されたリスト情報の内容は図5のようになる。
[メールをサーバに登録]
例えば、通常フォルダ42に図6のようなリスト情報44と、リスト情報44の各項目に対応するメッセージ本文45が保存されていたとする。S12で選択されたフォルダがセキュリティフォルダ43でなく通常フォルダ42であった場合、メール制御部5は通常フォルダ42のリスト情報44に基づいてメールリストを作成し、表示部3に表示する(S40、S41)。操作部4に対して表示部3に表示された通常フォルダのメールリストからメールを選択してその内容を表示することを指示する操作が行われると、メール制御部5は、通常フォルダ42から該当するメールのメッセージ本文45を取得して表示部3に表示する(S42)。
次に、操作部4に対してメールをセキュリティフォルダ43に移動することを指示する操作が行われた場合(S43フォルダ移動)について説明する。ここではリスト番号「001」のメールに対してセキュリティフォルダ移動指示があったものとする。
制御部1は無線通信部2を制御し、ネットワーク30を介して、サーバ20へ接続を行う(S44)。メール制御部5はサーバ20に対して指定されたリスト番号001のリスト情報44とメッセージ本文45とを送信して、メール登録とメールデータ転送を要求する(S45、S46)。サーバ20は、その要求を受信すると、メールを個別に特定するサーバ管理ID47を発行して、そのサーバ管理ID47と共に、受信したリスト情報44とメッセージ本文45とを自記憶装置のセキュリティメールデータベースに格納する。
サーバ20から応答を受信し、登録メールのサーバ管理ID47を登録ID=0115−1として受信すると(S47)、制御部1はネットワーク30との接続を切断する(S48)。メール制御部5は、サーバ20に登録を要求したメールのリスト情報44をセキュリティフォルダ43のリスト情報46として登録する。メール制御部5はさらに、そのメールに対してサーバ20から受信したサーバ管理ID47をセキュリティフォルダ43に登録する。
メール制御部5は、リスト情報46にその登録IDを追加して、通常フォルダ42の該当するリスト情報44とメッセージ本文45とを削除する(S49、S50)。このとき、更新されたセキュリティフォルダ43のリスト情報46は図7のようになり、通常フォルダ42のリスト情報44は図8のようになる。
以上説明したように、本実施の形態における携帯電話機およびそのメールデータ保護方法は、以下に記載するような効果を奏する。第1の効果は、高いセキュリティが要求されるメールの内容をサーバで管理して、携帯電話機の記憶部に持たないようにすることができることである。その理由は、セキュリティフォルダに移動したメールの内容データをサーバに登録して、そのメールをIDを用いて管理するためである。ユーザから表示指示があった場合には、サーバに接続してIDを用いて表示したいメールをダウンロードして表示後、メール機能終了後ダウンロードしたデータを削除することにより、高いセキュリティが保たれる。
第2の効果は、ユーザがサーバ接続、ネットワーク接続などを意識することなく、機密情報などの重要なメールのセキュリティの確保ができることである。その理由は、サーバに登録したいメールがあった場合、ユーザがフォルダの移動操作を行うだけで、携帯電話機が自動的にサーバに接続して、登録メールの転送、登録メールのID取得、リストの更新を行うためである。
第3の効果は、圏外などでネットワークに接続できない状況でも、リストの確認が行えることである。その理由は、機密情報などの重要なメールの本文のみをサーバで管理して、件名、差出人、受信日時などの情報はリストで記憶部に保存しておくことができるためである。
[発明の他の実施の形態]
上記の実施の形態では、ユーザによるフォルダ移動指示により、メールがサーバに登録された。この登録を自動化して、メールを受信した時に差出人や件名などのメールに付随する情報に基づいて、セキュリティフォルダ43と通常フォルダ42のいずれかにメールを自動的に振り分けることが可能である。この場合、携帯電話機1は、セキュリティフォルダ43に振り分けるように操作部4から指定されたメールを自動的にサーバ20に登録する機能を有することが望ましい。この動作は、次のように行われる。制御部1がメール受信を検出すると、メール制御部5に受信したメールをいずれかのフォルダに振り分ける動作を実行するように指示する。メール制御部5は、セキュリティフォルダ43へ移動されるべきメールがあることを検出すると、図3BのフローチャートS44以降の登録処理を行う。
具体例を用いて説明する。本実施の形態における携帯電話機のメール制御部5には、セキュリティフォルダ43に自動登録を行うためのルールが予め登録される。そのルールによれば例えば、記憶部6に格納されたメールに「<重要>」という文字が件名に含まれていた場合、そのメールがセキュリティフォルダ43に自動登録される。
制御部1はメール受信を検出すると、メール制御部5に振り分け指示を行う。メール制御部5は記憶部6に記憶されているルールに従い、セキュリティフォルダ43へ振り分けるメールがあるかどうか判断する。例えば、<重要>打ち合わせ項目という件名のメールがあった場合、メール制御部5はセキュリティフォルダ43へ振り分けが必要であることを検出して、そのメールを自動的にセキュリティフォルダ43に振り分ける。メール制御部5はさらに、すでに説明した図3BのフローチャートS44以降の登録処理を行い、セキュリティフォルダ43にサーバ管理ID47を登録し、リスト情報46を更新して、振り分け処理を完了する。セキュリティフォルダ43のリスト情報46は図5から図7のように更新される。
また、上記の実施の形態では、サーバ20にメールを登録する際に、メール内容が表示されている状態から移動操作を行った。しかし、リスト表示の状態で移動操作を行っても良い。その場合、S41のリスト選択の直後にS43でユーザ操作の判定が行われ、S42の処理は行われない。
また、上記の実施の形態では、サーバ20に登録されたメールを表示または削除する際、そのメールを携帯電話機1においてメールリストから選択する操作を行った後にネットワーク接続が行われた。しかし、ネットワーク接続は、セキュリティフォルダ43が選択されたタイミングで行われるように設定されても良い。この設定により、フォルダ内のメールリスト表示とネットワーク接続が同時に行われる。その結果、ユーザのネットワーク接続にかかる待ち時間を少なくすることが可能である。
また、上記の実施の形態では、ユーザは、リストが表示されている状態で削除指示を行った。しかし、携帯電話機1は、メールの内容が表示されている状態(S19)でも操作部4を介して削除指示を受け付けることが望ましい。その場合、S19の処理の後、制御部1がユーザからの削除指示を検出すると、S30以降の削除操作を行う。
また、上記の実施の形態では、単一のメールに対する表示、削除、登録を例にして説明を行った。しかし、複数のメールに対して同時に操作を行うことも可能である。例えば、ユーザが複数のメールを選択して、それらのメールの削除を指示した場合、メール制御部5はS30〜S32を複数回繰り返すことにより、それらのメールをサーバ20から削除する。
上記の実施の形態では、メールの本文データをメール内容の例として説明を行った。同様の方法でメールに添付されている添付ファイルも、メール内容としてサーバ20に登録し、携帯電話機10から削除することができる。また、ユーザがセキュリティフォルダのメールを表示する操作を行った際に、添付ファイルの取得を行うか行わないかをユーザの入力操作に応じて決定することにより、必要なデータのみをダウンロードすることができて、ダウンロードにかかる時間を短縮させることができる。
以上に説明した実施の形態は、PDAなど携帯電話機以外の携帯端末装置にも同様に適用することができる。また、メールデータだけでなく、携帯電話機に登録されているデータすべてに対してこの方法を用いることができる。例えば画像ファイル、音声ファイル、テキストファイルの場合は、リスト情報44、46としてファイル名を用い、画像データ、音声データ、テキストデータをメッセージ本文45として取り扱うことにより、上述の説明によるセキュリティ処理が可能である。
通信ネットワークの構成。 携帯電話機のブロック図。 携帯電話機の動作を示すフローチャート。 携帯電話機の動作を示すフローチャート。 記憶部に格納されるデータ(セキュリティフォルダのメールリスト)の例。 記憶部に格納されるデータ(セキュリティフォルダのメールリスト)の例。 記憶部に格納されるデータ(通常フォルダのメールリスト)の例。 記憶部に格納されるデータ(セキュリティフォルダのメールリスト)の例。 記憶部に格納されるデータ(通常フォルダのメールリスト)の例。 メールフォルダのデータ構成。
符号の説明
1 制御部
2 無線通信部
3 表示部
4 操作部
5 メール制御部
6 記憶部
10 携帯電話機
20 サーバ
30 ネットワーク
41 メールフォルダ
42 通常フォルダ
43 セキュリティフォルダ
44 リスト情報
45 メッセージ本文
46 リスト情報
47 サーバ管理ID

Claims (14)

  1. 通常フォルダとセキュリティフォルダとに仕分けされたファイルのリストと前記通常フォルダに属するファイルの内容とを格納する記憶部と、
    前記リストの内から前記通常フォルダに属し前記セキュリティフォルダに移動するセキュリティファイルを指定する入力操作を受け付ける入力部と、
    前記セキュリティファイルの内容を無線通信回線を介して接続されたサーバに送信し、且つ、前記セキュリティファイルの内容を前記記憶部から削除するセキュリティ処理を行う制御部
    とを具備する携帯端末装置。
  2. 請求項1に記載された携帯端末装置であって、
    前記ファイルは電子メールのメッセージであり、
    前記リストは前記メッセージのタイトルを含み、
    前記内容は前記メッセージの本文を含む
    携帯端末装置。
  3. 請求項2に記載された携帯端末装置であって、
    前記入力部は、前記リストの内から被選択ファイルを指定する入力操作を受け付け、
    前記制御部は、前記被選択ファイルが前記セキュリティフォルダに属するとき前記被選択ファイルの内容を前記サーバから取得して前記表示装置に表示する
    携帯端末装置。
  4. 請求項3に記載された携帯端末装置であって、
    前記入力部に対してメール機能の使用を終了する操作が行われたとき、前記制御部は前記セキュリティフォルダに属する前記ファイルの内容を前記記憶部から削除する
    携帯端末装置。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載された携帯端末装置であって、
    前記入力部は、前記リストの内から被選択ファイルを指定する入力操作を受け付け、
    前記制御部は、前記入力部を介して入力される認証情報に基づいて実行される認証が成功したことを条件として、前記被選択ファイルの内容を前記サーバから取得する
    携帯端末装置。
  6. 請求項5に記載された携帯端末装置であって、
    前記認証情報は、当該携帯端末装置のユーザを個別に特定する情報である
    携帯端末装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載された携帯端末装置であって、
    前記入力部に対して前記リストの内で前記セキュリティフォルダに属するファイルを削除ファイルとして指定する操作が行われたとき、前記制御部は、前記削除ファイルを前記サーバ上から削除することを要求する信号を前記サーバに送信する
    携帯端末装置。
  8. 通常フォルダとセキュリティフォルダとに仕分けされたファイルのリストと前記通常フォルダに属するファイルの内容とを当該携帯端末装置の記憶部に格納するステップと、
    前記リストの内から前記通常フォルダに属し前記セキュリティフォルダに移動するセキュリティファイルを指定する入力操作を受け付けるステップと、
    前記セキュリティファイルの内容を無線通信回線を介して接続されたサーバに送信し、且つ、前記セキュリティファイルの内容を前記記憶部から削除するセキュリティ処理ステップ
    とを具備する携帯端末装置のファイルデータ保護方法。
  9. 請求項8に記載された携帯端末装置のファイルデータ保護方法であって、
    前記ファイルは電子メールのメッセージであり、
    前記リストは前記メッセージのタイトルを含み、
    前記内容は前記メッセージの本文を含む
    携帯端末装置のファイルデータ保護方法。
  10. 請求項9に記載された携帯端末装置のファイルデータ保護方法であって、
    更に、前記リストの内から被選択ファイルを指定する入力操作を受け付けるステップと、
    前記被選択ファイルが前記セキュリティフォルダに属するとき前記被選択ファイルの内容を前記サーバから取得して前記表示装置に表示するステップ
    とを具備する携帯端末装置のファイルデータ保護方法。
  11. 請求項10に記載された携帯端末装置のファイルデータ保護方法であって、
    更に、当該携帯端末装置に対してメール機能の使用を終了する操作が行われたとき、前記セキュリティフォルダに属する前記ファイルの内容を前記記憶部から削除するステップを具備する
    携帯端末装置のファイルデータ保護方法。
  12. 請求項8から10のいずれかに記載された携帯端末装置のファイルデータ保護方法であって、
    更に、前記リストの内から被選択ファイルを指定する入力操作を受け付けるステップと、
    当該携帯端末装置に対して入力される認証情報に基づいて認証を実行するステップと、
    前記被選択ファイルが前記セキュリティフォルダに属するとき、前記認証の結果が成功したことを条件として、前記被選択ファイルの内容を前記サーバから取得して前記表示装置に表示するステップ
    とを具備する携帯端末装置のファイルデータ保護方法。
  13. 請求項12に記載された携帯端末装置のファイルデータ保護方法であって、
    前記認証情報は、当該携帯端末装置のユーザを個別に特定する情報である
    携帯端末装置のファイルデータ保護方法。
  14. 請求項8から13のいずれかに記載された携帯端末装置のファイルデータ保護方法であって、
    更に、当該携帯端末装置に対して前記リストの内で前記セキュリティフォルダに属するファイルを削除ファイルとして指定する操作が行われたとき、前記削除ファイルを前記サーバ上から削除することを要求する信号を前記サーバに送信するステップ
    を具備する携帯端末装置のファイルデータ保護方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20150169880A1 (en) * 2013-12-17 2015-06-18 Samsung Electronics Co., Ltd. File processing method and electronic device supporting the same

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