JP2009211412A - 検査票作成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】検査票を作成する際の自由度を高め、作成を容易にする。
【解決手段】本システム1を、一の通い箱7から選択して取り出した一のボディ3について、検査項目「筒外径」に対応して筒外径を測定し外径測定値データとして出力する筒外径測定器21と、同「筒全長」に対応して筒全長を測定し全長測定値データとして出力する全長測定器41と、同「重量」に対応して重量を測定し重量測定値データとして出力する重量測定器51と、筒外径測定器21、全長測定器41および重量測定器51から出力された外径測定値データ、全長測定値データおよび重量測定値データを、表計算ソフトを使用することによって作成した検査票上の予め規定した所定位置のセルにそれぞれ貼付制御するPC10と、を備えて構成されている。PC10は、測定開始釦の押下順を記憶し、記憶した押下順に基づき、選択セルに測定値を貼付制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、同一規格の成形品を複数個含む1単位について、検査項目に対応した測定を行い、表計算ソフトを使用して検査票を作成する検査票作成システムに関する。
一般的に、成形品等の製品を納入する際には、その製品が納入先の規格を満たす品質を備えることを保証等するため、納入する製品についての検査票を作成して添付する。検査票には、所要の検査項目が予め明記されており、これら検査項目に対応する外形寸法や重量等の測定値を記入する複数の記入枠が割り当てられている。検査項目に対応する測定値は、検査担当者によって操作される種々の測定器によって測定される。
また近年、検査票は、いわゆる表計算ソフトを利用して作成されることが多い。この場合、測定値を検査票の記入枠へ記入する作業は、先ず検査担当者が測定器から測定値を読み取り、その測定値をメモ紙や検査データ表等の別紙に手書き等で書き込み、予め表計算ソフトで作成してPC(パーソナルコンピュータ)に表示させた検査票のひな形へ、別紙の測定値をキーボード操作によって記入枠へ転記することによって行われてきた。
このような検査票の作業に対して、従来から、手書き等の書き込みや転記作業を省いて所定の測定値を収集する技術として、特許文献1の成形体諸元測定装置等が開示されている。この特許文献1の技術は、種々の測定機器によって製品の重量や寸法等の複数種類の測定値を測定する技術であり、重量測定手段、寸法測定手段および硬度測定手段によって、重量、寸法および硬度を測定して収集し、それらの測定値の良否を判定処理するものである。
また、表計算ソフトを利用することによって、収集した測定値の転記作業の手間を省いて帳票を作成する技術として、特許文献2のデータロガー装置等が開示されている。この特許文献2の技術は、プラントの測定データと状態データとを入力して、データ加工を施した後、補助記憶装置に保存し、補助記憶装置から収集した帳票データを汎用表計算ソフトを使用してCRTに表示し、帳票を作成するものである。
よって、特許文献1,2の技術を総合した場合には、複数種類の測定値を測定して収集し、収集した測定値により帳票に相当する検査票を作成可能ではある。
特開平9−145425号公報 特開平8−171574号公報
しかし、特許文献1、2の技術を総合した場合であっても、特許文献1の技術によって収集した複数種類の測定値と、特許文献2の技術によって作成した帳票とを、どのように関連付けて検査票を作成するかについては、具体的に特定することはできない。
そこで、本発明では上記課題を鑑み、収集した複数の測定値と検査票上の貼付位置とを関連付けて、検査票を作成する際の自由度を高めることができ、さらに、検査担当者の作業能力に関わらず、検査票の作成が誰でも容易にできる検査票作成システムの提供を課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明に係る検査票作成システムは、所定数の検査対象品を一単位とし、それらの検査対象品の中から選択した検査対象品について、予め設定した複数の検査項目に対応した測定を行い、それぞれの測定値を測定値データとして出力する少なくとも1台の測定器と、表計算ソフトを使用することによって、前記検査項目または前記検査対象品に付与した検査対象品番号のうち、一方を行番号の昇降方向に並んだセルに所定順で入力するとともに、他方を列番号の昇降方向に並んだセルに所定順で入力し、前記検査項目と前記検査対象品番号とで選択される選択セルを、シート上の所定位置にレイアウト制御するとともに、前記測定器から出力された測定値データを対応する前記選択セルに貼付制御する制御装置と、を備えてなり、測定器が、所定エリア内に前記制御装置に隣接して配置されるとともに、測定値データの出力を開始させる測定開始釦を備え、制御装置が、前記複数の検査対象品を検査する際、前記測定器の測定開始釦の押下順を記憶するように構成される。
請求項2の発明に係る検査票作成システムは、検査対象品が筒形状の成形品として形成され、検査項目として、筒径、筒全長および筒重量が予め設定され、測定器が、筒径を測定し筒径測定値データとして出力する筒径測定器と、筒全長を測定し全長測定値データとして出力する全長測定器と、筒重量を測定し重量測定値データとして出力する重量測定器と、からなり、筒径測定器、全長測定器および重量測定器が、測定を開始し測定値データの出力を開始させる測定開始釦を個々に備え、検査対象品の測定値データは、筒径測定器、全長測定器および重量測定器が備える測定開始釦の押下順に貼り付けられるように構成される。
請求項1、2の発明によれば、複数の測定器に設けられた測定開始釦の押下順を記憶し、かつ、複数の測定器について、任意の順番で測定データを出力させることができ、検査票を作成する際の自由度を高めることができる。また、選択セルをマウスでクリックしたり、キーボードによって次の選択セルに移動する手間を省いて、測定データを検査票上の予め規定した所定位置に自動的に貼り付けることができる。さらに、記憶した前回の押下順に従って次に使用する測定器を案内表示させることが可能となり、その場合には、検査担当者の作業能力に関わらず、検査票の作成が誰でも容易にできる。また、検査対象品が複数であればあるほど検査作業をパターン化して検査漏れを防止でき、結果、作成された検査票の信頼性を向上できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る検査票作成システム1を示したシステム構成図である。本システム1は、図2のように、成形金型63を組み付けた射出成形設備61によって射出成形された成形品を検査対象品とし、その外形寸法および重量を測定し、それらの測定値を所定の検査票5のひな形上の所定位置に自動記入して、取引先へ納入する成形品についての検査票5を作成するものである。
ここで、成形品は、例えば筆記具の1つの構成部品であるボディとする。このボディ3は、一端が開口した筒形状に形成されている。射出成形設備61は、一回の射出成形工程で、寸法形状および重量が同一規格の32本のボディ3を1単位として一度に成形できるように、32箇所にボディ3のキャビティが形成された成形金型63を組み付けて構成されている。また、ボディ3は、同一形状の3つの成形金型63a,63b,63cを任意選択して組み付けた同一仕様の3台の射出成形設備61a,61b,61cを用いて、射出成形工程を所定回数行うことによって、所定個数が成形される。
1単位32本のボディ3のそれぞれには、成形金型63a〜63cのそれぞれにおける32箇所のボディ3のキャビティに設けられた固有番号を示す刻印によって、ボディとしての機能を損なうことのない場所に検査対象品番号としてのキャビ番号C1〜C32が付与される。また、1単位32本のボディ3は、1つの通い箱7(図3参照)に収納され、通い箱7には、射出成形設備61a〜61c、成形金型63a〜63cのうちの使用したもの、その成形日、成形回数が特定できるように、固有のロット番号L1,L2・・が付与されている。
本システム1は、1つの通い箱7から選択して取り出した1つのボディ3について、予め設定した検査項目の1つである「筒外径」に対応して筒外径を測定し外径測定値データとして出力する筒外径測定器21と、同様に「筒全長」に対応して筒全長を測定し全長測定値データとして出力する全長測定器41と、同様に「重量」に対応して重量を測定し重量測定値データとして出力する重量測定器51と、筒外径測定器21、全長測定器41および重量測定器51から出力された外径測定値データ、全長測定値データおよび重量測定値データを、表計算ソフトを使用することによって作成した検査票上の予め規定した所定位置のセルにそれぞれ貼付制御する制御装置であるパーソナルコンピュータ(以下、PCとする)10と、を備えて構成されている。
また図3に示すように、本システム1は、所定エリアとしての検査場内において、横長の検査台65の上に、左側から、PC10、筒外径測定器21、全長測定器41、重量測定器51の順で隣接配置されている。
筒外径測定器21は、立てた状態のボディ3を上下から挟み込んで固定し、回転モータドライバで回転する回転センター用モータ29によって、ボディ3の筒軸と回転センター用モータ29の回転軸とを一致させながらボディ3を筒軸周りに回転させるボディ回転機構30と、ボディ3の左右側面に両側から測定子を接触させて基準点からの距離をR,Lカウンタ31,32で計数し、その計数値をRS−232C規格に準拠した外径測定値データとして出力するR,Lリニアセンサ22,23と、R,Lリトラクトモータドライバ34によってステージ26に支持されたR,Lリニアセンサ22,23を左右に水平移動させるR,Lリトラクトモータ24,25と、縦軸モータドライバ34によってR,Lリニアセンサ22,23をステージ26とともに上下移動させる縦軸モータ27と、これらを所定箇所に固定するフレーム部28と、USB−I/F17を介してPC10に接続され、PC10によってR,Lリニアセンサ22,23の上下ステージ移動および左右リトラクト移動を制御する位置決めコントローラ36と、R,Lリニアセンサ22,23による一連の外径測定動作を開始させる外径測定開始釦37と、から構成されている。
ここで、外径測定開始釦37には、PC10のキーボード16における所定のキーとして例えば「Enterキー」が割り当てられる。またPC10には、検査票5を表示するモニタ13、カーソル操作用のマウス15およびモニタ13の表示画面等を印刷するプリンタ14等が接続されている。
図4に示すように、筒外径測定器21は、外径測定開始釦37の押下によりPC10で動作制御されたボディ回転機構30によって、ボディ3を筒軸周りに回転させるとともに、円周分割数N毎に停止させる。例えば円周分割数Nは12に設定される。そして、PC10は、12箇所の各分割位置で回転停止状態のボディ3に対して、R,Lリトラクトモータ24,25によって左右両側からR,Lリニアセンサ22,23を水平移動させ、測定子が接触した時の外径測定値データを出力する。この時、R,Lリニアセンサ22,23は、縦軸モータ27によって所定の高さ位置P1に位置決めされる。PC10は、他の高さ位置P2,P3についても、それぞれ12箇所の分割位置についての筒外径を自動測定する。計36箇所で測定された36個の筒外径測定データは、USB−I/F17を介してPC10へ出力される。
次に、全長測定器41は、ベース部42と、ベース部42に立設されたレールに沿って上下動する測定子43と、ボディ3の基端部をベース部42に立てた状態で、ボディ3の先端部に測定子43が接触した時のベース部42からの距離を測定し、その測定値をUSB規格に準拠したボディ3の全長測定値データとして出力するUSB−I/F45と、測定子43の上下動させて全長測定を開始させる全長測定開始釦44と、から構成されている。全長測定器41は、全長測定開始釦44の押下により、ボディ3の全長測定値データをUSB−I/F45を介してPC10へ出力する。
次に、重量測定器51は、ベース部52と、ベース部52に設けられた秤皿53と、秤皿53に載せたボディ3の重量を測定し、その測定値をUSB規格に準拠したボディ3の重量測定データとして出力するUSB−I/F54と、重量測定を開始させる重量測定開始釦55と、から構成されている。重量測定器51は、重量測定開始釦55の押下により、ボディ3の重量測定値データをUSB−I/F54を介してPC10へ出力する。
次に、本システム1において、PC10により起動した検査票作成プログラムS1によるボディ3の検査票の作成手順を説明する。図5は、検査票の作成手順を示すフローチャートである。
ここで、検査票の作成で使用される表計算ソフトは、横方向の列番号「A、B、C・・」および縦方向の行番号「1、2、3・・」からなる座標{列番号,行番号}に従って格子状に配列される複数のセルをシート上に規定し、1つの列番号と行番号とによって選択される選択セルに所定の文字列、数値等を入力可能に構成されるものとする。また、選択セルに入力した数値を使用して、表計算ソフトで利用可能な数式や関数による所定の演算を行い、さらに演算結果を所定位置の他のセルに入力可能とするものとする。
先ず、検査担当者は、PC10によって検査票作成プログラムS1を起動する(S1−1)。このプログラムS1は、自動的に表計算ソフトを起動し、各種の構成部品に対応するように予め作成してPC10に登録した複数種類の所定様式の検査票のひな形を、モニタ13に一覧リスト形式で例えばポップアップ表示させる。検査担当者は、筆記具の構成部品の1つとしてボディ3に対応する様式Y001の検査票のひな形を、一覧リストから選択する(S1−2)。
選択後、プログラムS1は、顧客名、機器名、材質、品名、品番、ボディの色、キャビ数(「キャビ番号C1〜C32」に対応)、金型名(「成形金型63a〜63c」に対応)、射出器名(「射出成形設備61a〜61c」に対応)、検査日時、製造日時、検査担当者名等からなる基本項目の各入力枠を、モニタ13に別ウィンドウで表示させる。検査担当者は、それぞれの基本項目に対応する情報を各入力枠から例えばプルダウン表示させた一覧リストから選択して入力する(S1−3)。そして、入力完了後、プログラムS1は、図6に示すように、基本項目が所定位置に入力された状態の検査票のひな形をモニタ13に表示させる。また、モニタ13の画面には、検査票5の表示を邪魔しない位置に、次に測定するボディ3のキャビ番号C1〜C32の1つを入力するための入力枠が例えばポップアップ表示される。
尚、図6の検査票のひな形において、各入力枠に入力されたそれぞれの情報は、例えば顧客名の文字列「○○産業」が座標{E,9}、機器名の同「AAA」が座標{E,10}、材質の同「ABS」が座標{E,11}、品名の同「ボディ」が座標{H,9}、品番の同「BBB」が座標{H,10}、ボディの色の文字「黒」が座標{H,11}、キャビ数の文字列「32」が座標{K,9}、金型名の同「CCC」が座標{K,10}、射出器名の同「DDD」が座標{K,11}、検査日時の同「平成YY年MM月DD日」が座標{N,9}、製造日時の同「平成yy年mm月dd日」が座標{N,10}のセルに貼り付けられる。
また、同ひな形には、検査項目に対応する文字列「検査項目」、「重量」、「全長」、「曲がり」、「嵌合径(P1)」、「嵌合径(P2)」、「嵌合径(P3)」が、座標{E,20}〜{N,20}の間のセルに入力されている。また座標{B,21}のセルには文字列「規格」が入力され、座標{E,21}〜{N,21}のセルには検査項目の規格値が入力され、座標{H,24}〜{P,24}の各セルには、P1、P2、P3の「嵌合径」に対応して、文字列「MAX」(最大値に対応)、「MIN」(最小値に対応)、「X」(平均値に対応)が予め入力されている。また、基本項目として入力したキャビ数に従い、キャビ番号C1〜C32は、行番号「1、2、3・・」の昇降方向に並んだ座標{B,25〜56}のセルに、上から下へ、キャビ番号C1〜C32の順で入力され自動的に貼り付けられる。
次に検査担当者は、例えばロット番号L1に対応する通い箱7に収納されている32個のボディ3から1つのボディ3を選択して取り出す(S1−4)。ここで、取り出したボディ3には、例えばキャビ番号C1が付与されているものとする。検査担当者は、キャビ番号の入力枠にキャビ番号C1を入力する。この入力操作によって、選択セルは、検査対象品番号としてのキャビ番号C1と、「重量」、「全長」、「曲がり」、「嵌合径(P1)」、「嵌合径(P2)」、「嵌合径(P3)」のうち初期状態として予め設定された1つの検査項目とで選択され、この選択セルが入力待ち状態になる。尚、選択セルは、マウス15またはキーボード16で任意に選択可能でもある。
入力後、モニタ13の画面には、検査票5の表示を邪魔しない位置に、検査担当者に対して次の手順を案内するため、手順案内が例えばポップアップ表示される。
そして、検査担当者は、通い箱7に最も近い位置の筒外径測定器21に手動でセットし、PC10の外径測定開始釦37を押下する。外径測定開始釦37の押下によって、PC10は、キャビ番号C1と検査項目「嵌合径(P1)」の「最大値」とで選択された第1番目の選択セルを入力待ち状態にする。
さらにPC10は、セットしたボディ3について、高さ位置P1〜P3のそれぞれで12箇所の円周分割位置における36箇所の測定位置に関して、筒外径測定器21によって自動測定させる。そして合計36個の外径測定値データを入力し、高さ位置P1〜P3におけるそれぞれの最大値、最小値、平均値を演算する。
PC10は、それらの演算結果のうち、最大値を入力待ち状態の座標{H,25}の選択セルに貼り付け、同様に最小値および平均値を座標{I,25}及び座標{J,25}の選択セルに順次貼付制御する。また、キャビ番号C1と検査項目「曲がり」とで選択される座標{G,25}の選択セルには、高さ位置P1においてRリニアセンサ23で測定した全周12箇所の外径測定値を使用して、最大値と最小値との差を曲がり値とし、その演算結果を曲がり値として貼付制御する(S1−5)。貼付制御後、モニタ13の画面には、同様に、次の手順の案内が表示される。
次に、検査担当者は、P1〜P3の筒外径値および曲がり値が所定座標{G〜P,25}の選択セルにそれぞれ貼り付けられたことを確認する。確認後、そのボディ3を筒外径測定器21から右横の全長測定器41へ移動させてセットし、全長測定開始釦44を押下する。PC10は、全長測定開始釦44の押下によって、同じ検査票のひな形において、キャビ番号C1と検査項目「全長」とで選択される座標{F,25}の第2番目の選択セルを入力待ち状態にする。そして、全長測定器41が測定して出力した全長測定値データを入力し、入力待ち状態の選択セルに貼付制御する(S1−5)。貼付制御後、モニタ13の画面には、同様に、次の手順案内が表示される。
次に、検査担当者は、全長値が所定座標の選択セルに貼り付けられたことを確認する。確認後、そのボディ3を全長測定器41から右横の重量測定器51へ移動させてセットし、重量測定開始釦55を押下する。PC10は、重量測定開始釦55の押下によって、同じ検査票のひな形において、キャビ番号C1と検査項目「重量」とで選択される座標{E,25}の第3番目の選択セルを入力待ち状態にする。そして、重量測定器51が測定して出力した重量測定値データを入力し、入力待ち状態の選択セルに貼付制御する(S1−5)。貼付制御後、モニタ13の画面には、同様に、次の手順案内が表示される。
次に、検査担当者は、重量値が所定のセルに貼り付けられたことを確認する。確認後、そのボディ3を重量測定器51から外して、通い箱7へ戻す。
キャビ番号C1について、貼付制御の対象となる全ての選択セルに対応した測定値が、所定の条件を満たすように貼り付けられた時、PC10は、外径測定開始釦37、全長測定開始釦44、重量測定開始釦55の押下順を記憶する(S1−6)。記憶後、モニタ13の画面には、同様に、次の手順案内が表示される。
次に、検査担当者は、同一の通い箱7に収納されている32個のボディ3から次に測定する例えばキャビ番号C18のボディ3を選択して取り出し、入力枠にキャビ番号C18を入力し、筒外径測定器21にセットする(S1−7、Y)。前回同様に、PC10は、前回記憶した外径測定開始釦37、全長測定開始釦44、重量測定開始釦55の押下順に基づき、先ずキャビ番号C18と検査項目「嵌合径(P1)」とで選択される座標{H,42}の第1番目の選択セルを、外径測定開始釦37が押下される前に入力待ち状態にする。
そして、検査担当者が外径測定開始釦37を押下することで、PC10は、順次入力待ち状態になる座標{G〜P,42}の選択セルに演算された各筒外径値と曲がり値を貼付制御する。この貼付後、PC10は、次の全長測定釦44が押下される前に、記憶した押下順に基づき、キャビ番号C18と検査項目「全長」とで選択される座標{F,42}の選択セルを入力待ち状態にする。検査担当者が全長測定開始釦44を押下することで、入力待ち状態の座標{F,42}の選択セルに全長値が貼付制御される。この貼付後、PC10は、次の重量測定開始釦55が押下される前に、記憶した押下順に基づき、キャビ番号C18と検査項目「重量」とで選択される座標{E,42}の選択セルを入力待ち状態にする。検査担当者が重量測定開始釦55を押下することで、入力待ち状態の座標{E,42}の選択セルに重量値が貼付制御される。
検査担当者は、残りのキャビ番号C3〜C32のボディ3についても同様に検査項目に対応したそれぞれの測定を行う。この時、PC10は、記憶した押下順に基づき、それぞれの測定開始釦の押下前に次に貼付制御される選択セルを予測して入力待ち状態にする。
そして、ロット番号L1に対応した通い箱7の32個のボディ3の全てについて、検査項目に対応する測定値が所定のセルに貼り付けられている状態を確認して(S1−7、N)、ロット番号L1の検査票作成工程を完了する。また、作成した検査票5をPC10に保存して閉じる際、検査票5毎に付与されるファイル名には、再度モニタ13に表示させる場合に、ロット番号L1の検査票5であることが特定できるように、ロット番号L1が含められる。
さらに、次のロット番号L2に対応した通い箱7の32個のボディ3についても同様に測定し、ロット番号L1,L2,L3・・毎に検査票を作成する(S1−1〜S1−7)。
上記構成の検査票作成システム1によれば、キャビ番号C1〜C32の32個のボディ3について、検査項目に対応した測定を行う際の外径測定開始釦37、全長測定開始釦44、重量測定開始釦55の押下順を記憶し、かつ、複数の測定器について、任意の順番で測定データを出力させることができ、検査票5を作成する際の自由度を高めることができる。また、選択セルをマウスでクリックしたり、キーボードによって次の選択セルに移動する手間を省いて、測定データを検査票上の予め規定した所定位置に自動的に貼り付けることができる。さらに、記憶した前回の押下順に従って次に使用する測定器を案内表示させることが可能となり、その場合には、検査担当者の作業能力に関わらず、検査票5の作成が誰でも容易にできる。また、前回記憶した押下順で次の検査対象品の測定値データを貼付制御するので、検査対象品が複数であればあるほど検査作業をパターン化して検査漏れを防止でき、結果、作成された検査票の信頼性を向上できる。
また、測定値データを表計算ソフトのデータとしてPC10に記憶すれば、表計算ソフトに貼り付ける前の測定値データを記憶する必要がなくなるので、確保する記憶領域を小さくできる。
また、全長測定器や重量測定器等の手動で測定可能な手動測定器を備えているので、その手動測定器のみを使用して測定する別の検査担当者が割り込み作業をした場合であっても、検査票の作成作業を継続可能である。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、下記のように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更して実施することも可能である。
(1)選択したボディは、通い箱内の全数に限らず、通い箱からランダムに選択して抜き出した任意の他の本数のものでも良い。
(2)円周分割数は12が望ましいが、求める精度によっては、増減することもできる。
(3)位置P1,P2,P3は、更に複数位置で外径を測定するように構成可能である。測定位置を増加させて検査結果の信頼性を向上できる。
(4)検査項目「曲がり」については、位置P1に限らず、位置P2,P3の他の1箇所、位置P1〜P3のうちの2箇所または3箇所で算出しても良い。
(5)検査場におけるPC、筒外径測定器、全長測定器、重量測定器の配置順は任意である。
(6)PCが記憶する測定開始釦の押下順は、Enterキー、全長測定開始釦、重量測定開始釦の押下順に限らず、検査場におけるPC、各測定器の配置順に従い、例えば重量測定開始釦、Enterキー、全長測定開始釦の押下順等の他の押下順に基づき、選択セルを入力待ち状態にするように構成しても良い。よって、任意な測定順でも測定ができる。
(7)同一の通い箱のボディは、キャビ番号毎に全ての検査項目に対応した測定を行うことに限らず、検査項目毎に全てのキャビ番号のボディを測定しても良い。この場合、PCは、32個のボディについて、例えば検査項目「筒外径」の測定開始釦であるEnterキーが連続して押下される押下順を記憶する。また全長測定開始釦、重量測定開始釦についても同様に、連続して押下される押下順を記憶する。
(8)本システムでは、例えば検査項目「筒外径」「曲がり」についてのみ32個のボディ3を連続して測定し、検査項目「全長」「重量」についてはキャビ番号毎に測定しても良い。
(9)検査対象品は、ボディに限らず、筆記具の他の構成部品であっても良い。また射出成形に限らず、削り出し、鋳造、鍛造等の他の方法で形成されたものでも良い。
(10)検査対象品は、一端が開口した筒形状に限らず、板形状、柱形状、リング形状等の他の形状に形成されたものでも良い。
(11)測定開始釦は、外径測定開始釦に限らず、全長測定開始釦や重量測定開始釦についても、PCのキーボードにおける所定のキーとして例えば「F1キー」「F2キー」等を割り当てても良い。
(12)本システムでは、一人の検査担当者だけでなく、各測定器に一人ずつの検査担当者を配置し、モニタに複数の検査票を表示させて作成することも可能である。
本発明に係る検査票作成システムを示したシステム構成図である。 ボディ、成形金型および成形設備番号の関係を示す説明図である。 回転機構の説明図である。 本システムの構成の配置図である。 検査票の作成手順を示すフローチャートである。 検査票のひな形を示す説明図である。
符号の説明
1・・検査票作成システム、3・・ボディ(検査対象品)、5・・検査票、7・・通い箱、10・・制御装置(PC)、13・・モニタ、14・・プリンタ、15・・マウス、16・・キーボード、17・・USB−I/F、21・・筒外径測定器、22・・Rリニアセンサ、23・・Lリニアセンサ、24・・Rリトラクトモータ、25・・Lリトラクトモータ27・・縦軸モータ、28・・フレーム部、29・・回転センター用モータ、30・・ボディ回転機構、31・・Rカウンタ、32・・Lカウンタ、34・・モータドライバ、36・・位置決めコントローラ、37・・外径測定開始釦、41・・全長測定器、42・・ベース部、43・・測定子、44・・全長測定開始釦、45・・USB−I/F、51・・重量測定器、52・・ベース部、53・・秤皿、54・・USB−I/F、55・・重量測定開始釦、61・・射出成形設備、63・・成形金型、65・・検査台。

Claims (2)

  1. 所定数の検査対象品を一単位とし、それらの検査対象品の中から選択した検査対象品について、予め設定した複数の検査項目に対応した測定を行い、それぞれの測定値を測定値データとして出力する少なくとも1台の測定器と、
    表計算ソフトを使用することによって、前記検査項目または前記検査対象品に付与した検査対象品番号のうち、一方を行番号の昇降方向に並んだセルに所定順で入力するとともに、他方を列番号の昇降方向に並んだセルに所定順で入力し、前記検査項目と前記検査対象品番号とで選択される選択セルを、シート上の所定位置にレイアウト制御するとともに、前記測定器から出力された測定値データを対応する前記選択セルに貼付制御する制御装置と、
    を備えてなり、
    測定器は、
    所定エリア内に前記制御装置に隣接して配置されるとともに、測定値データの出力を開始させる測定開始釦を備え、
    制御装置は、
    前記複数の検査対象品を検査する際、前記測定器の測定開始釦の押下順を記憶する、
    ことを特徴とする検査票作成システム。
  2. 前記検査項目は、
    筒径、筒全長および筒重量が予め設定され、
    前記測定器は、
    前記筒径を測定し筒径測定値データとして出力する筒径測定器と、
    前記筒全長を測定し全長測定値データとして出力する全長測定器と、
    前記筒重量を測定し重量測定値データとして出力する重量測定器と、からなり、
    前記筒径測定器、前記全長測定器および前記重量測定器は、
    測定を開始し測定値データの出力を開始させる測定開始釦を個々に備え、
    検査対象品の測定値データは、筒径測定器、全長測定器および重量測定器が備える測定開始釦の押下順に貼り付けられる、
    請求項1に記載の検査票作成システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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