JP2009211289A - 診療説明支援装置 - Google Patents
診療説明支援装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009211289A JP2009211289A JP2008052225A JP2008052225A JP2009211289A JP 2009211289 A JP2009211289 A JP 2009211289A JP 2008052225 A JP2008052225 A JP 2008052225A JP 2008052225 A JP2008052225 A JP 2008052225A JP 2009211289 A JP2009211289 A JP 2009211289A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- explanation
- item
- medical
- patient
- stage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
Abstract
【課題】 医師が患者に対して診療内容を説明するにあたり、過去の診療段階において行われた説明を踏まえた上で説明を行えるよう支援する。
【解決手段】 説明項目候補特定手段4が、診療段階情報保持手段1を参照して、対象の患者の診療段階を特定し、説明項目候補保持手段2を参照して、現在の診療段階に属する説明項目(X)および前の診療段階に属する説明項目(Y)を特定する。そして、説明項目(Y)から、説明済み項目保持手段3に保持されている説明項目(当該患者に説明済み)と重複するものを削除し、残余の説明項目(Y)のうち、説明項目(X)と共通するキーワードを持つものを特定して、説明項目の候補とする。当該特定された説明項目の候補は、説明項目候補表示手段5により表示出力されて医師に提示される。
【選択図】 図1
【解決手段】 説明項目候補特定手段4が、診療段階情報保持手段1を参照して、対象の患者の診療段階を特定し、説明項目候補保持手段2を参照して、現在の診療段階に属する説明項目(X)および前の診療段階に属する説明項目(Y)を特定する。そして、説明項目(Y)から、説明済み項目保持手段3に保持されている説明項目(当該患者に説明済み)と重複するものを削除し、残余の説明項目(Y)のうち、説明項目(X)と共通するキーワードを持つものを特定して、説明項目の候補とする。当該特定された説明項目の候補は、説明項目候補表示手段5により表示出力されて医師に提示される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、診療段階に応じた患者への説明を支援する診療説明支援装置およびプログラムに関する。
医療の現場では、医師が患者を診療するにあたり、その診療に関する医療情報を患者に説明して診療内容を把握してもらう必要がある。
そこで、患者に対する医療情報の説明を支援する発明として、例えば特許文献1には、医師、医療チームおよび患者に対して診断および治療段階で治療指針の決定やインフォームドコンセントに有益な情報を提供する医療情報提供システムの発明が提案されている。このような医療情報提供システムにより提供される医療情報は、システムを利用する都度新規の内容であることが一般的であった。
そこで、患者に対する医療情報の説明を支援する発明として、例えば特許文献1には、医師、医療チームおよび患者に対して診断および治療段階で治療指針の決定やインフォームドコンセントに有益な情報を提供する医療情報提供システムの発明が提案されている。このような医療情報提供システムにより提供される医療情報は、システムを利用する都度新規の内容であることが一般的であった。
従来の技術においては、患者にとって有益な情報を提示する効果を発現できるものの、患者に提供される情報は病状の時間の経過に沿った変化に対応しておらず、数回の診察をまたがる場合に説明の文脈を保つことができなかったので、過去に行った説明との間で齟齬が生じる懼れがあった。このため、患者に対する説明が冗長になる場合や、提示された内容を患者が理解するに十分な事前知識の説明が不足あるいは欠如して理解が困難になる場合があった。
このような状況を回避するために、医師が説明時の内容を完全に記憶あるいは記録しておく方法が考えられるが、いずれも多大な時間と労力を要するものであることから、日々の医療業務を遂行する医療従事者にとっては現実的な方法ではないと考えられる。
このような状況を回避するために、医師が説明時の内容を完全に記憶あるいは記録しておく方法が考えられるが、いずれも多大な時間と労力を要するものであることから、日々の医療業務を遂行する医療従事者にとっては現実的な方法ではないと考えられる。
本発明は、上記従来の事情に鑑みなされたものであり、医師が患者に対して診療内容を説明するにあたり、過去の診療段階において行われた説明を踏まえた上で説明を行えるよう支援することを目的としている。
第1の本発明は、診療における複数の診療段階の各々について1以上の説明項目を示す情報を記憶する第1の記憶手段と、患者の現在の診療段階を示す情報を記憶する第2の記憶手段と、各説明項目を患者に説明したか否かを示す情報を記憶する第3の記憶手段と、前記第1乃至第3の記憶手段により記憶されている情報に基づいて、患者の現在の診療段階より前の診療段階における未説明の説明項目を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された説明項目を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする診療説明支援装置である。
第2の本発明は、第1の本発明において、前記説明項目を示す情報には、関連する説明項目を特定するための特定情報が対応付けられており、前記特定手段は、前記特定情報に基づいて、患者の現在の診療段階より前の診療段階における未説明の説明項目のうち、患者の現在の診療段階における説明項目に関連するものを特定することを特徴とする。
第3の本発明は、第1又は第2の本発明において、前記出力手段は、前記特定手段により特定された説明項目を、患者の現在の診療段階における説明項目とともに出力することを特徴とする。
第4の本発明は、第1〜第3の本発明において、前記出力手段は、説明項目を一覧形式で出力することを特徴とする。
第5の本発明は、コンピュータに、診療における複数の診療段階の各々について1以上の説明項目を示す情報を記憶する第1の記憶機能と、患者の現在の診療段階を示す情報を記憶する第2の記憶機能と、各説明項目を患者に説明したか否かを示す情報を記憶する第3の記憶機能と、前記第1乃至第3の記憶機能により記憶されている情報に基づいて、患者の現在の診療段階より前の診療段階における未説明の説明項目を特定する特定機能と、前記特定機能により特定された説明項目を出力する出力機能と、を実現させるためのプログラムである。
第1の本発明に係る診療説明支援装置によると、過去の診療段階における未説明の説明項目が提示されるため、医師が患者に対して診療内容を説明するにあたり、過去の診療段階において行われた説明を踏まえた上で説明を行えるようになる。これにより、患者や医療従事者に多大な負担を強いることなく、患者に対して診断および治療段階で治療指針の決定やインフォームドコンセントに有益な情報を提供することが可能となり、医療の質や効率の向上に寄与できる。
第2の本発明に係る診療説明支援装置によると、医師は、説明予定の説明項目に関連する過去の診療段階における未説明の説明項目を把握することが可能となり、患者に対して過去の説明内容を踏まえた上で必要十分な説明を行えるようになる。
第3の本発明に係る診療説明支援装置によると、医師は、現在の診療段階で説明すべき説明項目を参考に、過去の診療段階における未説明の説明項目を併せて説明すべきか判断できるようになる。
第4の本発明に係る診療説明支援装置によると、医師は、未説明の説明項目が複数ある場合でも、出力内容を一目して各説明項目を把握できるようになる。
第5の本発明に係るプログラムによると、上記の診療説明支援装置をコンピュータにより実現することができる。
本発明を、以下に例示する一実施形態に基づいて具体的に説明する。
図1は、医師による診療段階に応じた患者への説明を支援する診療説明支援装置の機能ブロック図である。
本例の診療説明支援装置は、診療段階情報保持手段1、説明項目候補保持手段2、説明済み項目保持手段3、説明項目候補特定手段4、説明項目候補表示手段5、説明項目候補選択手段6、を備えている。
図1は、医師による診療段階に応じた患者への説明を支援する診療説明支援装置の機能ブロック図である。
本例の診療説明支援装置は、診療段階情報保持手段1、説明項目候補保持手段2、説明済み項目保持手段3、説明項目候補特定手段4、説明項目候補表示手段5、説明項目候補選択手段6、を備えている。
診療段階情報保持手段1は、診療における複数の診療段階のうち、患者が現在どの段階であるかを示す情報を記憶保持する。
具体的には、図2(a)に示すように、患者を識別する「患者ID」、当該患者の現在の診療段階を識別する「診療段階ID」等の情報を保持している。ここで、診療段階とは、医療の診療パスを構成する各プロセスを示すものであり、例えば「胃癌手術前」等に相当する。なお、患者が現在どの診療段階であるかは、担当の医師等により入力される。
具体的には、図2(a)に示すように、患者を識別する「患者ID」、当該患者の現在の診療段階を識別する「診療段階ID」等の情報を保持している。ここで、診療段階とは、医療の診療パスを構成する各プロセスを示すものであり、例えば「胃癌手術前」等に相当する。なお、患者が現在どの診療段階であるかは、担当の医師等により入力される。
説明項目候補保持手段2は、診療における複数の診療段階の各々について、各診療段階における1以上の説明項目候補を示す情報を記憶保持する。
具体的には、図2(b)に示すように、診療段階を識別する「診療段階ID」、当該診療段階に属する説明項目を識別する「説明項目ID」、当該説明項目を分類する「キーワード」、当該説明項目の内容を示す「説明項目内容」等の情報を保持している。
具体的には、図2(b)に示すように、診療段階を識別する「診療段階ID」、当該診療段階に属する説明項目を識別する「説明項目ID」、当該説明項目を分類する「キーワード」、当該説明項目の内容を示す「説明項目内容」等の情報を保持している。
本例では、説明項目内容としては患者が理解し易い平易なものを想定し、キーワードとしては医師向け解説書に見られるような専門用語を想定している。これは、専門用語の方が一般的に意味の範囲が狭く、平易な用語をキーワードに用いた場合と比較して分類精度を高く保つことが可能だからである。
各診療段階に対応した説明項目およびキーワードは、例えば、各学会から提示されている診療ガイドライン(患者向け、医師向け)から導出することが可能である。
図3は、説明項目およびキーワードの一例を示しており、例えば、説明項目b3にはキーワード「大球性巨赤芽球性貧血」が付され、その内容として「胃を切除すると貧血が起こります。その主な原因は、鉄分とビタミンB12の不足です。胃の切除により鉄分やビタミンB12が吸収されにくくなるために起こります。」(日本胃癌学会より公開されている一般用ガイドライン[http://www.jgca.jp/guideline/index.html]より抜粋)という文字列が設定されている。なお、一般用(患者向け)ガイドラインに示される図表などを含めてもよい。ここで、図3においては、説明項目c5にも説明項目b3と同様にキーワード「大球性巨赤芽球性貧血」が付されており、これにより、説明項目b3および説明項目c5は互いに関連することが分かる。
図3は、説明項目およびキーワードの一例を示しており、例えば、説明項目b3にはキーワード「大球性巨赤芽球性貧血」が付され、その内容として「胃を切除すると貧血が起こります。その主な原因は、鉄分とビタミンB12の不足です。胃の切除により鉄分やビタミンB12が吸収されにくくなるために起こります。」(日本胃癌学会より公開されている一般用ガイドライン[http://www.jgca.jp/guideline/index.html]より抜粋)という文字列が設定されている。なお、一般用(患者向け)ガイドラインに示される図表などを含めてもよい。ここで、図3においては、説明項目c5にも説明項目b3と同様にキーワード「大球性巨赤芽球性貧血」が付されており、これにより、説明項目b3および説明項目c5は互いに関連することが分かる。
説明済み項目保持手段3は、各説明項目を患者に説明したか否かを示す情報を記憶保持する。
具体的には、図2(c)に示すように、患者を識別する「患者ID」、当該患者に対して既に説明済みの説明項目を識別する「説明項目ID」等の情報を保持している。なお、例えば、未説明の説明項目を識別する情報を保持させたり、或いは、説明項目毎に説明状態を示すフラグ(例えば、0:未説明、1:説明済み)を保持させるといったように、他の態様とすることもできる。
具体的には、図2(c)に示すように、患者を識別する「患者ID」、当該患者に対して既に説明済みの説明項目を識別する「説明項目ID」等の情報を保持している。なお、例えば、未説明の説明項目を識別する情報を保持させたり、或いは、説明項目毎に説明状態を示すフラグ(例えば、0:未説明、1:説明済み)を保持させるといったように、他の態様とすることもできる。
説明項目候補特定手段4は、診療段階情報保持手段1、説明項目候補保持手段2、説明済み項目保持手段3に記憶されている情報に基づいて、患者の現在の診療段階より前の診療段階における未説明の説明項目を特定し、説明項目の候補とする。このとき、未説明の説明項目に付されているキーワードが、現在の診療段階にける各説明項目に付されているキーワードのいずれとも一致しない場合には、当該未説明の説明項目は除外する。つまり、患者の現在の診療段階における説明項目に関連するもののみを説明項目の候補として特定する。
説明項目候補特定手段4による説明項目候補の特定処理を、図4の処理フローを参照して説明する。なお、図5に示すように、対象の患者の診療段階はA、B、Cの各段階により構成され、診療段階Aに属する説明項目a1〜a5の全てが説明済みであり、診療段階Bに属する説明項目b1、b2、b4は説明済みである一方、説明項目b3は未説明であり、診療段階Cに属する説明項目c1〜c6の全てが未説明であるとする。また、当該患者の現在の診療段階はCであるとする。
説明項目候補特定手段4は、診療段階情報保持手段1を参照して、対象の患者の現在の診療段階を特定する(ステップS1)。この結果、診療段階はCであると特定される。
次に、説明項目候補保持手段2を参照して、現在の診療段階に対応する説明項目(X)を特定する(ステップS2)。この結果、説明項目(X)として、診療段階Cに属する各説明項目(c1〜c6)が特定され、現在の診療段階における説明項目の候補となる。
また、説明項目候補保持手段2を参照して、現在の診療段階より前の診療段階に対応する説明項目(Y)を特定する(ステップS3)。この結果、説明項目(Y)として、診療段階Aに属する各説明項目(a1〜a5)及び診療段階Bに属する各説明項目(b1〜b4)が特定される。
そして、説明項目(Y)から説明済み項目保持手段3に保持されている説明項目(当該患者に説明済み)と重複するものを削除する(ステップS4)。この結果、説明項目(Y)はb3のみとなる。
次に、説明項目候補保持手段2を参照して、現在の診療段階に対応する説明項目(X)を特定する(ステップS2)。この結果、説明項目(X)として、診療段階Cに属する各説明項目(c1〜c6)が特定され、現在の診療段階における説明項目の候補となる。
また、説明項目候補保持手段2を参照して、現在の診療段階より前の診療段階に対応する説明項目(Y)を特定する(ステップS3)。この結果、説明項目(Y)として、診療段階Aに属する各説明項目(a1〜a5)及び診療段階Bに属する各説明項目(b1〜b4)が特定される。
そして、説明項目(Y)から説明済み項目保持手段3に保持されている説明項目(当該患者に説明済み)と重複するものを削除する(ステップS4)。この結果、説明項目(Y)はb3のみとなる。
その後、上記得られた説明項目(Y)の中で、説明項目(X)と共通するキーワードを持つものを特定し、説明項目の候補とする(ステップS5)。この結果、例えば図3のようにb3のキーワードが説明項目の候補(c1〜c6)の一つであるc5と共通している場合には、b3が説明項目の候補に加えられて、最終的な説明項目の候補はb3およびc1〜c6となる。一方、b3のキーワードが説明項目の候補(c1〜c6)のいずれとも共通していない場合には、b3は説明項目の候補に加えられず、最終的な説明項目の候補はc1〜c6となる。
なお、本例では、関連する説明項目を特定するための特定情報として各説明項目に付されたキーワードを用いているが、これに限定するものではなく、例えば、各説明項目に、関連する他の説明項目の識別情報を付して、特定情報として用いるようにしてもよい。
なお、本例では、関連する説明項目を特定するための特定情報として各説明項目に付されたキーワードを用いているが、これに限定するものではなく、例えば、各説明項目に、関連する他の説明項目の識別情報を付して、特定情報として用いるようにしてもよい。
説明項目候補表示手段5は、説明項目候補特定手段4により得られた説明項目の候補をディスプレイ画面に表示出力して医師に提示する。
図6は、説明項目候補表示手段5による表示例を示している。同図では、現在の診療段階における各説明項目と、患者の現在の診療段階より前の診療段階における未説明の説明項目とを一覧形式で出力しており、各説明項目を一目で認識可能にしている。なお、前の診療段階における未説明の説明項目を、現在の診療段階における関連する説明項目と紐付けた態様(関連する説明項目の単位でグループ化した態様、関連する説明項目同士を線分で結合した態様など)で表示させて、その関連性を認識可能にしてもよい。
図6は、説明項目候補表示手段5による表示例を示している。同図では、現在の診療段階における各説明項目と、患者の現在の診療段階より前の診療段階における未説明の説明項目とを一覧形式で出力しており、各説明項目を一目で認識可能にしている。なお、前の診療段階における未説明の説明項目を、現在の診療段階における関連する説明項目と紐付けた態様(関連する説明項目の単位でグループ化した態様、関連する説明項目同士を線分で結合した態様など)で表示させて、その関連性を認識可能にしてもよい。
医師は、説明項目候補表示手段5による出力内容を見て、それ以前に説明した項目を文脈として踏まえた上で患者に説明すべき項目候補を決定することができる。これにより、例えば、患者が説明項目c5を理解するには必ずb3の説明を受けている必要がある場合に、b3の説明が欠落することを防止できるため、患者は医師の説明を理解することが可能となる。なお、説明項目は最終的には診療を担当する医師が確定すべき事項であり、本例の診療説明支援装置はその支援を行うものである。
説明項目候補選択手段6は、説明項目候補表示手段5により表示されている説明項目の候補を選択する操作入力を受け付け、当該選択された説明項目を説明済みであるとして説明済み項目保持手段3の内容を更新する。図7は、医師により説明項目b3、c2、c3、c5が選択された例を示している。なお、b3の選択前にc5が選択された場合には、関連する未説明の説明項目がある旨の警告メッセージを表示したり、或いは、b3を自動的に選択状態にしたりしてもよい。
ここで、説明項目候補選択手段6により説明済み項目保持手段3の内容が更新されたことに伴って、次回の説明項目候補表示手段5による表示態様を変化させてもよい。つまり、例えば、現在の診療段階における未説明の項目と説明済みの項目とを区別可能な態様(例えば、色を変える、未説明や説明済みを示すマークを付す)で表示させてもよく、現在の診療段階における未説明の項目のみを表示(説明済みの項目は表示対象から除外)してもよい。
本例では、説明項目の候補を説明項目候補表示手段5により表示出力する例を示したが、他の方式により出力してもよく、例えば紙媒体へ印刷出力するようにしてもよい。この場合、図8に示すように、各説明項目の候補だけではなく患者氏名や現在の診療段階などの関連する他の情報も併せて出力することが望ましく、これにより、患者が持ち帰って事後的に確認することもできるようになる。また、印刷出力を説明項目候補選択手段6に連動させて、医師により選択された説明項目について印刷出力するようにしてもよい。
図9は、本例に係る診療説明支援装置の主要なハードウェア構成を示している。
すなわち、本例の診療説明支援装置は、各種演算処理を行うCPU11、CPU11の作業領域となるRAM12、基本的な制御プログラムを記憶するROM13、本発明に係る機能を実現するためのプログラムや各種データを記憶するHDD14、利用者に対する情報を表示出力する液晶ディスプレイや利用者からの情報の入力を受け付けるマウス・キーボード等の機器とのインターフェースである入出力I/F15、他の装置との間で通信を行うインターフェースである通信I/F16、等のハードウェア資源を有するコンピュータで構成されている。
すなわち、本例の診療説明支援装置は、各種演算処理を行うCPU11、CPU11の作業領域となるRAM12、基本的な制御プログラムを記憶するROM13、本発明に係る機能を実現するためのプログラムや各種データを記憶するHDD14、利用者に対する情報を表示出力する液晶ディスプレイや利用者からの情報の入力を受け付けるマウス・キーボード等の機器とのインターフェースである入出力I/F15、他の装置との間で通信を行うインターフェースである通信I/F16、等のハードウェア資源を有するコンピュータで構成されている。
そして、本発明に係るプログラムをHDD14から読み出してRAM12に展開し、これをCPU11により実行させることで、本発明に係る診療説明支援装置の各機能手段をコンピュータにより実現している。本例では、本発明に係る第1の記憶手段を説明項目候補保持手段2により構成し、本発明に係る第2の記憶手段を診療段階情報保持手段1により構成し、本発明に係る第3の記憶手段を説明済み項目保持手段3により構成し、本発明に係る特定手段を説明項目候補特定手段4により構成し、本発明に係る出力手段を説明項目候補表示手段5により構成している。
なお、本発明に係るプログラムは、例えば当該プログラムを記憶したCD−ROM等の外部記憶媒体を配布する形式やネットワークを介して配信する形式により、本発明の実施者に提供される。
また、本発明に係る各機能手段は、本例のようなソフトウェア構成により実現する態様に限られず、それぞれ専用のハードウエアモジュールで構成してもよい。
また、本発明に係る各機能手段は、本例のように1台のコンピュータに設ける態様に限られず、複数台のコンピュータに分散して設けてもよい。
また、本発明に係る各機能手段は、本例のようなソフトウェア構成により実現する態様に限られず、それぞれ専用のハードウエアモジュールで構成してもよい。
また、本発明に係る各機能手段は、本例のように1台のコンピュータに設ける態様に限られず、複数台のコンピュータに分散して設けてもよい。
1:診療段階情報保持手段、 2:説明項目候補保持手段、 3:説明済み項目保持手段、 4:説明項目候補特定手段、 5:説明項目候補表示手段、 6:説明項目候補選択手段
Claims (5)
- 診療における複数の診療段階の各々について1以上の説明項目を示す情報を記憶する第1の記憶手段と、
患者の現在の診療段階を示す情報を記憶する第2の記憶手段と、
各説明項目を患者に説明したか否かを示す情報を記憶する第3の記憶手段と、
前記第1乃至第3の記憶手段により記憶されている情報に基づいて、患者の現在の診療段階より前の診療段階における未説明の説明項目を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された説明項目を出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする診療説明支援装置。 - 前記説明項目を示す情報には、関連する説明項目を特定するための特定情報が対応付けられており、
前記特定手段は、前記特定情報に基づいて、患者の現在の診療段階より前の診療段階における未説明の説明項目のうち、患者の現在の診療段階における説明項目に関連するものを特定することを特徴とする請求項1に記載の診療説明支援装置。 - 前記出力手段は、前記特定手段により特定された説明項目を、患者の現在の診療段階における説明項目とともに出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の診療説明支援装置。
- 前記出力手段は、説明項目を一覧形式で出力することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の診療説明支援装置。
- コンピュータに、
診療における複数の診療段階の各々について1以上の説明項目を示す情報を記憶する第1の記憶機能と、
患者の現在の診療段階を示す情報を記憶する第2の記憶機能と、
各説明項目を患者に説明したか否かを示す情報を記憶する第3の記憶機能と、
前記第1乃至第3の記憶機能により記憶されている情報に基づいて、患者の現在の診療段階より前の診療段階における未説明の説明項目を特定する特定機能と、
前記特定機能により特定された説明項目を出力する出力機能と、
を実現させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008052225A JP2009211289A (ja) | 2008-03-03 | 2008-03-03 | 診療説明支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008052225A JP2009211289A (ja) | 2008-03-03 | 2008-03-03 | 診療説明支援装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009211289A true JP2009211289A (ja) | 2009-09-17 |
Family
ID=41184376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008052225A Pending JP2009211289A (ja) | 2008-03-03 | 2008-03-03 | 診療説明支援装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009211289A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014044667A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Canon Inc | 医療情報処理装置、医療情報処理方法及びプログラム |
JP2020177270A (ja) * | 2019-04-15 | 2020-10-29 | Psp株式会社 | 診療情報管理システム及び診療情報管理プログラム |
-
2008
- 2008-03-03 JP JP2008052225A patent/JP2009211289A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014044667A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Canon Inc | 医療情報処理装置、医療情報処理方法及びプログラム |
JP2020177270A (ja) * | 2019-04-15 | 2020-10-29 | Psp株式会社 | 診療情報管理システム及び診療情報管理プログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7260498B2 (en) | Context-specific electronic performance support | |
WO2006047533A2 (en) | A document and information deficiency processing system | |
Cheng et al. | Emergency surgery in the era of artificial intelligence: ChatGPT could be the doctor’s right-hand man | |
JP2009069893A (ja) | 診断支援装置及びプログラム | |
JP2003296451A (ja) | 診断レポート出力方法、診断レポート出力装置、診断レポート作成方法、診断レポート作成装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体 | |
Joseph et al. | Alert fatigue and errors caused by technology: a scoping review and introduction to the flow of cognitive processing model | |
JP2009211289A (ja) | 診療説明支援装置 | |
JP2009223491A (ja) | 作業支援装置 | |
Steinbach et al. | International collaborative on contemporary epidemiology and diagnosis of invasive fungal disease in children | |
JP2017010165A (ja) | 透析管理システム、透析管理方法、および透析管理プログラム | |
JP2004199663A (ja) | 健康管理企業内のイメージング及び情報システムのために患者識別子を支えるシステム及び方法 | |
US20140100872A1 (en) | Method, apparatus, and computer program product for sharing patient charting templates | |
JP2010092213A (ja) | 医療情報処理装置、医療情報処理方法、および医療情報処理プログラム | |
JP2009128968A (ja) | 表記ゆれ解析装置 | |
JP2009211126A (ja) | 実施行為支援装置及び実施行為支援プログラム | |
JP6461661B2 (ja) | 検査レポート作成システム | |
JP2015197757A (ja) | 手術用情報処理システム及び手術用情報処理プログラム | |
WO2013144918A2 (en) | Executable guideline solution with multiple alternative views on recommended care steps | |
Miller et al. | Operationalizing sepsis alert design and clinical decision support: developing enhanced visual display models | |
Selvan et al. | Digital transformation of healthcare sector in India | |
JP2011044057A (ja) | 情報処理装置及びプログラム | |
JP6647580B1 (ja) | 診療情報管理システム及び診療情報管理プログラム | |
JP2009294936A (ja) | ヘルプメッセージ表示プログラム、ヘルプメッセージ表示装置、及びヘルプメッセージ表示方法 | |
JP2007048190A (ja) | レイアウト印刷システム、方法及びコンピュータプログラム | |
JP6428213B2 (ja) | 看護支援プログラム、看護支援装置および看護支援方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20101118 |