JP2009210757A - 表示駆動装置、表示装置及びその表示駆動方法 - Google Patents

表示駆動装置、表示装置及びその表示駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フレーム期間中に走査に応じて移動する黒表示領域を挿入する駆動方法を用いた表示駆動装置及びこれを備えた表示装置において、黒表示領域を視認され難くする。
【解決手段】表示パネル110に2次元配列された複数の表示画素EMのうち、表示データの書込動作のために選択ドライバ120により順次選択状態に設定される行の表示画素EMに対して、電源ラインVLを介して非表示状態とするローレベルの電源電圧Vlowを印加して黒表示領域とし、表示領域の表示画素EMに対してハイレベルの電源電圧Vhighを印加して表示状態とし、書込動作に隣接する行の表示画素EMに対して、ハイレベルの電源電圧Vhighより低い中間レベルの電源電圧Vmidを印加して、表示輝度を、書き込まれた駆動信号に対応した輝度より低い輝度になるように設定して、隣接する表示領域の輝度より低くする。
【選択図】 図11

Description

本発明は、表示駆動装置、表示装置及びその表示駆動方法に関し、特に、アクティブマトリックス型の駆動方式に対応した表示パネルを駆動するための表示駆動装置、及び、該表示駆動装置を備えた表示装置、並びに、その表示駆動方法に関する。
近年、パーソナルコンピュータや映像機器のモニタやディスプレイとして、また、携帯電話やデジタルオーティオプレーヤー、デジタルカメラ、電子辞書等の携帯機器(モバイル機器)の表示デバイスとして、液晶表示装置(LCD)や、有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)等の自発光素子を2次元配列した表示パネルを備えた表示装置(発光素子型の表示装置)が広く適用されている。
特に、アクティブマトリックス型の駆動方式を適用した発光素子型の表示装置においては、液晶表示装置に比較して、表示応答速度が速く、視野角依存性も小さいという優れた表示特性を有しているとともに、液晶表示装置のようにバックライトや導光板を必要としないという装置構成上の特徴を有している。そのため、次世代の表示デバイスとして、今後様々な電子機器への適用が期待されている。
一般に、液晶表示装置や発光素子型の表示装置のようなアクティブマトリックス型の表示装置における駆動制御方法は、各行の表示画素を順次選択状態に設定し、当該選択タイミングに同期して、表示データに応じた階調電圧を印加して表示データを書込み、各表示画素に書き込まれた(保持された)電圧成分に基づいて、各表示画素における階調表示が行われる。すなわち、液晶表示装置においては書き込まれた電圧成分に応じて液晶分子の配向状態が制御され、発光素子型の表示装置においては、書き込まれた電圧成分に応じて発光素子の発光輝度が制御されて、表示パネルに表示データに応じた所望の画像情報が表示される。
このようなアクティブマトリックス型の表示装置の表示動作においては、従来、一つのフレームの表示データが書き込まれた後、次のフレームの表示データが書き込まれて書き換えが行われるまで、前フレームにおいて書き込まれた表示データに応じた表示動作が保持されるホールド型の表示駆動制御が行われていた。この場合、静止画像の表示動作においてはちらつきが生じにくいという特性を有しているものの、動画像の表示動作においては前のフレーム期間に表示された画像情報が残像として視認されやすくなり、画像情報のボケやにじみを生じ、表示画質の劣化を招くという問題を有していた。
そこで、液晶表示装置や発光素子型の表示装置において、上述した動画像の表示動作におけるボケやにじみを抑制して表示画質を向上させる表示駆動方法として、上記表示データに応じた表示動作に加え、例えば1フレーム期間中の一部の期間において、各行の表示画素を非表示動作状態に設定することによる黒表示期間を設けて、動画像の表示品質を向上させる手法(擬似インパルス型の表示駆動方法)が用いられることがある。このような表示装置の駆動制御方法については、例えば、特許文献1等に詳しく記載されている。
特開2004−264481号公報 (第17頁〜第18頁、図6)
上述した擬似インパルス型の表示駆動方法においては、表示画素を非表示動作状態に設定することによって形成される非表示領域が表示領域中に挿入されて、順次移動するように構成されるため、例えば30Hz程度の比較的低いフレーム周波数で駆動した場合、表示領域中に挿入される黒表示領域がフリッカーとして人間の視覚に認識されてしまうため、一般に、60Hz以上の比較的高いフレーム周波数で駆動することが必要となる。
しかしながら、フレーム周波数を比較的高く設定した場合であっても、人間の視線が素早く移動した場合等においては黒表示領域が視認されてしまうことがあり、表示品位の低下として認識されてしまう場合があるという問題を有していた。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑み、アクティブマトリックス型の駆動方式に対応した表示パネルに対して、フレーム期間中に黒表示領域を挿入する駆動方法を用いた場合において、黒表示領域を視認され難くすることができる表示駆動装置、及び、該表示駆動装置を備えた表示装置、並びに、その表示駆動方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、複数の行及び列に沿って複数の表示画素が2次元配列された表示パネルを表示駆動する表示駆動装置であって、前記表示パネルにおける、選択状態とされて表示データに基づく駆動信号が書き込まれる行を含む領域を書込領域に設定し、該書込領域の前記表示画素に、該表示画素を非表示動作状態とする第1の電源電圧を供給し、前記表示パネルにおける、前記書込領域に隣接する行を含む領域を指定領域に設定し、該指定領域の前記表示画素に、当該表示画素における表示輝度が、書き込まれた前記駆動信号に対応した輝度より低い輝度となる、第2の電源電圧を供給し、前記表示パネルの前記複数の行における、前記書込領域及び前記指定領域以外の領域の前記表示画素に、当該表示画素における表示輝度が、書き込まれた前記駆動信号に対応した輝度となる、第3の電源電圧を供給する、電源駆動部を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の表示駆動装置において、前記表示駆動装置は、更に、前記表示パネルの各行の前記表示画素に選択信号を順次印加して、前記複数の表示画素を行毎に前記選択状態に設定する選択駆動部と、表示データに基づいて前記駆動信号を生成し、前記選択状態に設定された行の前記表示画素に供給するデータ駆動部と、を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の表示駆動装置において、前記表示パネルにおける前記各表示画素は、発光素子と、少なくとも、電流路の一端に前記電源駆動部から供給される前記第1の電源電圧、前記第2の電源電圧、及び、前記第3の電源電圧の何れかが印加され、電流路の他端が前記発光素子の一端に接続されて、該発光素子に供給する電流を制御する駆動制御トランジスタを有する駆動回路と、を備え、前記第1の電源電圧は前記発光素子に電流が流れない状態となる電位に設定され、第2の電源電圧は前記駆動制御トランジスタが線形領域で動作する電位に設定され、前記第3の電源電圧は前記駆動制御トランジスタが飽和領域で動作する電位に設定されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の表示駆動装置において、前記表示パネルの各行は、隣接する行毎に順次選択状態とされ、前記電源駆動部は、前記書込領域に隣接し、該書込領域に含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む領域、及び、該書込領域に含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む領域、の少なくとも何れか一方を前記指定領域に設定することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4記載の表示駆動装置において、前記電源駆動部は、前記表示パネルの行数をnとして、前記書込領域に設定した領域が前記表示パネルの1行目又はn行目を含まないとき、前記書込領域に隣接し、該書込領域に含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む領域、及び、前記書込領域に隣接し、該書込領域に含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む領域を前記指定領域に設定し、前記書込領域に設定した領域が前記表示パネルの1行目を含むとき、該書込領域に含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む領域のみを前記指定領域に設定し、前記書込領域に設定した領域が前記表示パネルのn行目を含むとき、前記書込領域に隣接し、該書込領域に含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む領域のみを前記指定領域に設定することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の表示駆動装置において、前記電源駆動部は、前記表示パネルにおける、前記選択状態とされる1行の領域を前記書込領域に設定することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の表示駆動装置において、前記電源駆動部は、前記表示パネルにおける、前記書込領域に隣接し、該書込領域に含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた1行の領域、及び、前記書込領域に隣接し、該書込領域に含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる1行の領域、の少なくとも何れか一方を前記指定領域に設定することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の表示駆動装置において、 前記電源駆動部は、前記表示パネルの前記複数の行を、2行以上の所定の数の行を1つのグループとする複数のグループに分け、前記複数のグループにおける、前記選択状態に設定される行を含む前記グループを前記書込領域に設定し、前記書込領域に設定したグループに隣接し、該書込領域に設定したグループに含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む、少なくとも1つの前記グループ、及び、該書込領域に設定したグループに含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む、少なくとも1つの前記グループ、の少なくとも何れか一方を前記指定領域に設定することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8記載の表示駆動装置において、前記電源駆動部は、前記表示パネルの行数をnとして、前記書込領域に設定したグループが前記表示パネルの1行目又はn行目を含まないとき、前記書込領域に設定したグループに隣接し、該書込領域に設定したグループに含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む、少なくとも1つの前記グループ、及び、該書込領域に設定したグループに含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む、少なくとも1つの前記グループを前記指定領域に設定し、前記書込領域に設定したグループが前記表示パネルの1行目を含むとき、該書込領域に設定したグループに含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む、少なくとも1つの前記グループのみを前記指定領域に設定し、前記書込領域に設定したグループが前記表示パネルのn行目を含むとき、該書込領域に設定したグループに含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む、少なくとも1つの前記グループのみを前記指定領域に設定することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、表示データに基づく画像情報を表示する表示装置であって、複数の行及び列に沿って複数の表示画素が2次元配列されて、前記画像情報を表示する表示パネルと、前記表示パネルの各行の前記表示画素に選択信号を順次印加して、前記複数の表示画素を行毎に順次選択状態に設定する選択駆動部と、前記表示データに基づいて前記駆動信号を生成し、前記選択状態に設定された行の前記表示画素に供給するデータ駆動部と、前記表示パネルにおける、選択状態とされて表示データに基づく駆動信号が書き込まれる行を含む領域を書込領域に設定し、該書込領域の前記表示画素に、該表示画素を非表示動作状態とする第1の電源電圧を供給し、前記表示パネルにおける、前記書込領域に隣接する行を含む領域を指定領域に設定し、該指定領域の前記表示画素に、当該表示画素における表示輝度が、書き込まれた前記駆動信号に対応した輝度より低い輝度となる、第2の電源電圧を供給し、前記表示パネルの前記複数の行における、前記書込領域及び前記指定領域以外の領域の前記表示画素に、当該表示画素における表示輝度が、書き込まれた前記駆動信号に対応した輝度となる、第3の電源電圧を供給する電源駆動部と、を備えることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10記載の表示装置において、前記表示パネルにおける前記各表示画素は、発光素子と、少なくとも、電流路の一端に前記電源駆動部から供給される前記第1の電源電圧、前記第2の電源電圧、及び、前記第3の電源電圧の何れかが印加され、電流路の他端が前記発光素子の一端に接続されて、該発光素子に供給する電流を制御する駆動制御トランジスタを有する駆動回路と、を備え、前記第1の電源電圧は前記発光素子に電流が流れない状態となる電位に設定され、第2の電源電圧は前記駆動制御トランジスタが線形領域で動作する電位に設定され、前記第3の電源電圧は前記駆動制御トランジスタが飽和領域で動作する電位に設定されていることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項10又は11に記載の表示装置において、前記電源駆動部は、前記書込領域に隣接し、該書込領域に含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む領域、及び、該書込領域に含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む領域、の少なくとも何れか一方を前記指定領域に設定することを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項10又は11に記載の表示装置において、前記電源駆動部は、前記表示パネルの前記複数の行を、2行以上の所定の数の行を1つのグループとする複数のグループに分け、前記複数のグループにおける、前記選択状態に設定される行を含む前記グループを前記書込領域に設定し、前記書込領域に設定したグループに隣接し、該書込領域に設定したグループに含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む、少なくとも1つの前記グループ、及び、該書込領域に設定したグループに含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む、少なくとも1つの前記グループ、の少なくとも何れか一方を前記指定領域に設定することを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、表示データに基づく画像情報を表示する表示装置の表示駆動方法であって、複数の行及び列に沿って複数の表示画素が2次元配列された表示パネルを備え、前記表示パネルの各行の前記表示画素に選択信号を順次印加して、前記複数の表示画素を行毎に順次選択状態に設定し、前記表示データに基づいて前記駆動信号を生成して、前記選択状態に設定された行の前記表示画素に供給し、電源駆動部より、前記表示パネルにおける、選択状態とされて表示データに基づく駆動信号が書き込まれる行を含む領域を書込領域に設定して、該書込領域の前記表示画素に、該表示画素を非表示動作状態とする第1の電源電圧を供給し、前記表示パネルにおける、前記書込領域に隣接する行を含む領域を指定領域に設定して、該指定領域の前記表示画素に、当該表示画素における表示輝度が、書き込まれた前記駆動信号に対応した輝度より低い輝度となる、第2の電源電圧を供給し、前記表示パネルの前記複数の行における、前記書込領域及び前記指定領域以外の領域の前記表示画素に、当該表示画素における表示輝度が、書き込まれた前記駆動信号に対応した輝度となる、第3の電源電圧を供給することを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項14記載の表示装置の表示駆動方法において、前記表示パネルにおける前記各表示画素は、発光素子と、少なくとも、電流路の一端に前記電源駆動部から供給される前記第1の電源電圧、前記第2の電源電圧、及び、前記第3の電源電圧の何れかが印加され、電流路の他端が前記発光素子の一端に接続されて、該発光素子に供給する電流を制御する駆動制御トランジスタを有する駆動回路と、を備え、前記電源駆動部は、前記第1の電源電圧を、前記発光素子に電流が流れない状態となる電位に設定し、第2の電源電圧を、前記駆動制御トランジスタが線形領域で動作する電位に設定し、前記第3の電源電圧を、前記駆動制御トランジスタが飽和領域で動作する電位に設定することを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項14又は15に記載の表示装置の表示駆動方法において、前記電源駆動部は、前記書込領域に隣接し、該書込領域に含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む領域、及び、該書込領域に含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む領域、の少なくとも何れか一方を前記指定領域に設定することを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項14又は15に記載の表示装置の表示駆動方法において、前記電源駆動部は、前記表示パネルの前記複数の行を、2行以上の所定の数の行を1つのグループとする複数のグループに分け、前記複数のグループにおける、前記選択状態に設定される行を含む前記グループを前記書込領域に設定し、前記書込領域に設定したグループに隣接し、該書込領域に設定したグループに含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む、少なくとも1つの前記グループ、及び、該書込領域に設定したグループに含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む、少なくとも1つの前記グループ、の少なくとも何れか一方を前記指定領域に設定する、ことを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、複数の行及び列に沿って複数の表示画素が2次元配列された表示パネルを表示駆動する表示駆動装置であって、前記複数の表示画素に電源電圧を供給する電源駆動部を備え、前記電源駆動部は、前記表示パネルにおける、選択状態とされて表示データに基づく駆動信号が書き込まれる行を含む書込領域に隣接する行を含む領域を指定領域に設定し、該指定領域の前記表示画素に、当該表示画素における表示輝度が、書き込まれた前記駆動信号に対応した輝度とは異なる輝度となる、指定領域用電源電圧を供給し、前記表示パネルにおける、前記書込領域及び前記指定領域以外の領域の前記表示画素に、当該表示画素における表示輝度が、書き込まれた前記駆動信号に対応した輝度となる、表示用動作電源電圧を供給することを特徴とする。
請求項19に記載の発明は、複数の行及び列に沿って複数の表示画素が2次元配列された表示パネルを表示駆動する表示駆動装置であって、前記複数の表示画素に電源電圧を供給する電源駆動部を備え、前記電源駆動部は、前記表示パネルにおける、選択状態とされて表示データに基づく駆動信号が書き込まれる行を含む領域を書込領域に設定し、該書込領域の前記表示画素に、該表示画素を非表示動作状態とする非表示動作用電源電圧を供給し、前記表示パネルにおける、前記書込領域に隣接する行を含む領域を指定領域に設定し、該指定領域の前記表示画素に、当該表示画素における表示輝度が、書き込まれた前記駆動信号に対応した輝度とは異なる輝度となる、指定領域用電源電圧を供給することを特徴とする。
本発明に係る表示駆動装置、表示装置及びその表示駆動方法によれば、アクティブマトリックス型の駆動方式に対応した表示パネルに対して、フレーム期間中に黒表示領域を挿入する駆動方法を用いた場合において、黒表示領域を視認され難くすることができる。
以下、本発明に係る表示駆動装置、表示装置及びその表示駆動方法について、実施の形態を示して詳しく説明する。
<第1の実施形態>
<表示装置>
まず、本発明に係る表示装置の概略構成について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る表示装置の全体構成の一例を示す概略ブロック図であり、図2は、第1の実施形態に係る表示装置に適用される表示パネル及びその周辺回路(選択ドライバ、データドライバ、電源ドライバ)の一例を示す要部構成図である。
なお、以下に示す実施形態においては、表示パネルとして、発光素子を備えた複数の表示画素を2次元配列した構成を有し、各表示画素が表示データ(映像データ)に応じた輝度階調で発光動作することにより画像情報を表示する発光素子型の表示装置について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、液晶表示装置のように、各表示画素が表示データに応じて階調制御(階調状態に設定)され、透過光や反射光により所望の画像情報を階調表示(表示動作)する表示装置であってもよい。
図1、図2に示すように、本実施形態に係る表示装置100は、概略、表示領域内に、行、列方向に相互に直交するように配設された複数の選択ラインSL(SL1〜SLn)及び複数のデータラインDLと、各選択ラインSLと各データラインDLの各交点近傍に配列された、後述する画素駆動回路DC及び発光素子(有機EL素子OLED)を備えた複数の表示画素EMと、各行の選択ラインSLに並行に配設された複数の電源ラインVL(VL1〜VLn)と、を有する表示パネル110と、該表示パネル110の各選択ラインSLに接続され、各選択ラインSLに所定のタイミングで選択レベル(ハイレベル)の選択信号Vselを順次印加して、各行の表示画素EMを順次選択状態に設定する選択ドライバ(選択駆動部)120と、該表示パネル110の各電源ラインVLに接続され、各電源ラインVLに所定のタイミングで電源電圧Vscを印加する電源ドライバ(電源駆動部)130と、表示パネル110の各データラインDLに接続され、表示データに応じた階調信号(階調電圧Vdata;駆動信号)を、各データラインDLを介して表示画素EMへ供給するデータドライバ(データ駆動部)140と、後述する表示信号生成回路160から供給されるタイミング信号に基づいて、少なくとも上記選択ドライバ120及び電源ドライバ130、データドライバ140の動作状態を制御して、表示パネル110における所定の表示駆動制御を実行するための選択制御信号及び電源制御信号、データ制御信号を生成して出力するシステムコントローラ150と、例えば、表示装置100の外部から供給される映像信号に基づいて、表示データ(輝度階調データ)を生成してデータドライバ140に供給するとともに、該表示データに基づいて表示パネル110に所定の画像情報を表示するためのタイミング信号(システムクロック等)を抽出、又は、生成してシステムコントローラ150に供給する表示信号生成回路160と、を備えて構成されている。
以下、上記各構成について具体的に説明する。
(表示パネル・表示画素)
図3は、本実施形態に係る表示装置に適用される表示画素(画素駆動回路及び発光素子)の一実施形態を示す回路構成図である。なお、本実施形態においては、データラインに表示データに応じた電圧値を有する階調電圧を印加して、各表示画素に設けられた発光素子に表示データに応じた発光駆動電流を流して、所望の輝度階調で発光動作(表示動作)させる電圧指定型の階調制御方式を用いる場合について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、表示データに応じた電流値を有する階調電圧をデータラインに印加して、各表示画素の発光素子に表示データに応じた電流値の発光駆動電流を流して、所望の輝度階調で発光動作させる電流指定型の階調制御方式を用いるものであってもよい。
本実施形態に係る表示装置100に適用される表示パネル110は、表示領域内に、複数の表示画素EMが、行、列方向に2次元配列(n行×m列;n、mは正の整数)され、後述する表示駆動方法に示すように、選択状態に設定された各行の表示画素EMに対して、非表示動作状態(非発光動作状態)で表示データの書込動作が順次実行されるとともに、当該書込動作に同期して、当該書込動作が実行される行(以下、便宜的に「書込ライン」と記す;書込行)に隣接した行(以下、便宜的に「指定ライン」と記す;指定行)の表示画素EMを、発光輝度が隣接ずる表示状態(発光動作状態)の行の表示画素EMの発光輝度より相対的に低くされた、中間表示状態(中間発光動作状態)に設定し、これら以外の(書込動作がすでに終了している)行の表示画素EMを表示状態(発光動作状態)に設定するように制御される。ここで、表示画素EMの表示状態(発光動作状態)、中間表示状態(中間発光動作状態)及び非表示動作状態(非発光動作状態)は、各行ごとの表示画素EMに対して供給される電源電圧Vscを適宜変えることにより設定される。詳しくは後述する。
また、本実施形態に係る表示パネル110に配列される表示画素EMは、例えば、図3に示すように、概略、選択ドライバ120から印加される選択信号Vselに基づいて表示画素EMを選択状態に設定し、当該選択状態においてデータドライバ140から供給される階調電圧Vdataに応じて流れる書込電流Iaを取り込み、該階調電圧に応じた発光駆動電流を生成する画素駆動回路DCと、該画素駆動回路DCから供給される発光駆動電流に基づいて、所定の輝度階調で発光動作する周知の有機EL素子(電流制御型の発光素子)OLEDと、を備えた構成を適用することができる。
本実施形態に係る画素駆動回路DCは、例えば図3に示すように、ゲート端子が選択ラインSLに、ドレイン端子が電源ラインVLに、ソース端子が接点N11に各々接続されたトランジスタTr11と、ゲート端子が選択ラインSLに、ソース端子がデータラインDLに、ドレイン端子が接点N12に各々接続されたトランジスタTr12と、ゲート端子が接点N11に、ドレイン端子が電源電圧ライン(電源線)VLに、ソース端子が接点N12に各々接続されたトランジスタ(駆動制御トランジスタ)Tr13と、接点N11及び接点N12間(駆動制御トランジスタTr13のゲート−ソース間)に接続されたキャパシタCsと、を備えている。
有機EL素子OLEDは、アノード端子(アノード電極)が上記画素駆動回路DCの接点N12に接続され、カソード端子(カソード電極)には所定の低電位の共通電圧Vcomが印加されている。ここで、共通電圧Vcomは、表示データに応じた階調信号(階調電圧Vdata)が当該表示画素EM(画素駆動回路DC)に供給される書込動作期間においては、ローレベルに設定される電源電圧Vsc(=Vlow:第1の電源電圧、非表示動作用電源電圧)と等電位であるか、あるいは、当該電源電圧Vscよりも高い電位であり、有機EL素子(発光素子)OLEDに発光駆動電流が供給されて所定の輝度階調で発光動作する発光動作期間においては、ハイレベルに設定される電源電圧Vsc(=Vhigh:第3の電源電圧、表示動作用電源電圧)よりも低電位の、任意の電位(例えば、接地電位Vgnd)に設定されている(Vlow≦Vcom<Vhigh)。また、共通電圧Vcomは、表示パネル110にマトリクス状に配列された複数の表示画素EMに対して共通に印加される。
なお、図3において、トランジスタTr11〜Tr13については、特に限定するものではないが、例えば全て同一のチャネル型を有する周知の薄膜トランジスタ構造を有する電界効果型トランジスタを適用することができる。トランジスタTr11〜Tr13は、アモルファスシリコン薄膜トランジスタであっても、ポリシリコン薄膜トランジスタであってもよい。
ここで、図3に示したように、トランジスタTr11〜Tr13をnチャネル型アモルファスシリコン薄膜トランジスタにより構成することにより、すでに確立されたアモルファスシリコン製造技術を適用して、動作特性(電子移動度等)が均一で安定したトランジスタからなる画素駆動回路を、比較的簡易な製造プロセスで製造することができる。また、キャパシタCsは、駆動制御トランジスタTr13のゲート−ソース間に形成される寄生容量であってもよいし、該寄生容量に加えて接点N11及び接点N12間に容量素子を付加的に接続したものであってもよい。
また、上述した表示画素EMにおいては、画素駆動回路DCとして3個のトランジスタTr11〜Tr13を備えた回路構成を示したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、2個以上のトランジスタを備えた他の回路構成を有するものであってもよい。また、画素駆動回路DCにより発光駆動される発光素子として有機EL素子OLEDを適用した場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電流制御型の発光素子であれば、例えば、発光ダイオード等の他の発光素子であってもよい。さらに、本実施形態においては、画素駆動回路DCにより電流制御型の発光素子を発光駆動する場合について説明するが、表示データに応じた電圧成分を生成して、電圧制御型の発光素子を発光駆動する構成や、液晶分子の配向状態を変化させる回路構成を有するものであってもよい。
(選択ドライバ)
選択ドライバ120は、システムコントローラ150から供給される選択制御信号に基づいて、各選択ラインSLに選択レベル(上述した表示画素EMにおいては、ハイレベル)の選択信号Vselを印加することにより、各行の表示画素EMを選択状態に設定する。具体的には、各行の選択ラインSLに選択信号Vselを印加する動作を、所定のタイミングで順次実行することにより、表示パネル110に配列された各行の表示画素EMを順次選択状態に設定する。
ここで、選択ドライバ120は、例えば図2に示すように、後述するシステムコントローラ150から選択制御信号として供給される走査クロック信号SCK及び走査スタート信号SSTに基づいて、各行の選択ラインSLに対応するシフト信号を順次出力する周知のシフトレジスタ121と、該シフトレジスタ121から出力されるシフト信号を所定の信号レベル(選択レベル)に変換して、システムコントローラ150から選択制御信号として供給される出力制御信号SOEに基づいて、各選択ラインSLに選択信号Vselとして出力する出力回路部(出力バッファ)122と、を備えている。
(電源ドライバ)
図4は、本実施形態に係る表示装置に適用される電源ドライバの一例を示す概略構成図である。電源ドライバ130は、システムコントローラ150から供給される電源制御信号に基づいて、各行の表示画素EMに対して、発光動作時(表示動作時)にハイレベルの電源電圧Vsc(=Vhigh:第3の電源電圧、表示動作用電源電圧)を当該行の電源ラインVLに印加し、非発光動作時(非表示動作時)にはローレベルの電源電圧Vsc(=Vlow:第1の電源電圧、非表示動作用電源電圧)を当該行の電源ラインVLに印加し、中間発光動作時(中間表示動作時)には、ハイレベルの電源電圧Vhighとローレベルの電源電圧Vlowの間の電圧値を有する中間レベルの電源電圧Vsc(=Vmid:第2の電源電圧、指定領域用電源電圧)を当該行の電源ラインVLに印加する。ここで、詳しくは後述するように、ハイレベルの電源電圧Vhighは、画素駆動回路DCの駆動制御トランジスタTr13が飽和領域で動作する電圧レベルに設定され、中間レベルの電源電圧Vmidは、駆動制御トランジスタTr13が線形領域で動作する電圧レベルに設定される。
すなわち、本実施形態に係る表示装置においては、表示パネル110に2次元配列された複数の表示画素EMのうち、表示データの書込動作のために上記選択ドライバ120により選択状態に設定された行(書込ライン)に対応する領域(書込領域)の表示画素EMに対して、当該行の電源ラインVLを介してローレベルの電源電圧Vsc(=Vlow)を印加する動作と、書込ラインに隣接する行に対応する領域(指定領域)の表示画素EMに対して、当該行の電源ラインVLを介して中間レベルの電源電圧Vsc(=Vmid)を印加する動作が、表示パネル110の全ての行に対して順次実行される。これにより、表示データの書込動作が実行される書込ラインの表示画素EMが、当該書込動作期間中は非発光動作状態(非表示動作状態)に設定され、書込ラインに隣接する行の表示画素EMが、当該書込動作期間中は中間発光動作状態(中間表示動作状態)に設定され、それ以外の(書込動作が終了した)全ての行の表示画素EMは、各行の電源ラインVLを介してハイレベルの電源電圧Vsc(=Vhigh)が印加されて発光動作状態(階調表示動作状態)に設定される。
図4(a)に示すように、電源ドライバ130は、システムコントローラ150から電源制御信号として供給されるクロック信号VCK及びスタート信号VSTに基づいて、各行の電源ラインVLに対応するシフト信号を順次出力する周知のシフトレジスタ回路131と、シフト信号に応じて、所定の電圧レベル(電圧値Vhigh、Vmid、Vlow)を、システムコントローラ150から電源制御信号として供給される出力制御信号VOEに基づいて、各電源ラインVLに電源電圧Vscとして出力する出力回路部132と、を備えている。
本実施形態の電源ドライバ130におけるシフトレジスタ回路131は、表示パネル110に配設される電源ラインVLの本数(行数nと同じ)に相当するn段に構成され、n個のシフト信号を出力する。また、出力回路部132は、シフト信号が入力信号A、B、Cとして印加され、入力信号に応じて電圧値Vhigh、Vmid、Vlowの何れかの電圧を出力信号Voutとして出力するn個の演算回路133と、各演算回路133に対応して設けられ、出力信号Voutを増幅して、出力電圧を、出力制御信号VOEに応じて各電源ラインVL1〜VLnに電源電圧Vscとして出力する、バッファ回路からなるn個の増幅器APと、を有する。また、図4(a)に示すように、シフトレジスタ回路131から出力される1番目のシフト信号は1番目の演算回路133に入力信号Bとして印加されるとともに、2番目の演算回路133に入力信号Aとして印加される。シフトレジスタ回路131から出力される2番目のシフト信号は2番目の演算回路133に入力信号Bとして印加されるとともに、1番目の演算回路133に入力信号Cとして印加され、3番目の演算回路133に入力信号Bとして印加される。シフトレジスタ回路131から出力される3番目のシフト信号は3番目の演算回路133に入力信号Bとして印加されるとともに、2番目の演算回路133に入力信号Bとして印加され、4番目の演算回路133に入力信号Aとして印加されて、以下同様に構成されている。また、シフトレジスタ回路131から出力される最終のn番目のシフト信号はn番目の演算回路133に入力信号Bとして印加されるとともに、n―1番目の演算回路133に入力信号Cとして印加される。なお、図示を省略したが、出力回路部132は、出力制御信号VOEに基づいて、各増幅器APの出力電圧を各行の電源ラインVLに出力するスイッチング手段が設けられている。
図4(b)は、演算回路133の具体的な構成の一例を示すものであり、図4(c)は、演算回路133の入力信号と出力信号の関係を示す表である。すなわち、演算回路133は、例えば、OR回路134と、NOR回路135と、スイッチング用のトランジスタTr5、Tr6、Tr7と、を有して構成され、OR回路134の第1の入力端子に入力信号Aが印加され、OR回路134の第2の入力端子に入力信号Cが印加され、OR回路134の出力がスイッチング用のトランジスタTr5の制御端子に印加される。NOR回路135の第1の入力端子に入力信号Bが印加され、NOR回路135の第2の入力端子に入力信号Aが印加され、NOR回路135の第3の入力端子に入力信号Cが印加され、NOR回路135の出力がスイッチング用のトランジスタTr7の制御端子に印加される。また、スイッチング用のトランジスタTr6の制御端子に入力信号Bが印加される。そして、スイッチング用のトランジスタTr5のドレイン端子には中間レベルの電源電圧Vmidが印加され、スイッチング用のトランジスタTr6のドレイン端子にはローレベルの電源電圧Vlowが印加され、スイッチング用のトランジスタTr7のドレイン端子にはハイレベルの電源電圧Vhighが印加され、スイッチング用のトランジスタTr5、Tr6、Tr7のソース端子は共通に接続されて、出力端子に接続される。
図4(c)に示すように、演算回路133は、入力信号Aがハイレベルで、入力信号B、Cがローレベルであるとき、及び、入力信号Cがハイレベルで、入力信号A、Bがローレベルであるとき、OR回路134の出力がハイレベルとなり、NOR回路135の出力はローレベルとなり、トランジスタTr5がオン状態となり、トランジスタTr6及びTr7はオフ状態となって、出力信号Voutとして、中間レベルの電源電圧Vmidが出力される。また、入力信号Bがハイレベルで、入力信号A、Cがローレベルであるとき、OR回路134及びNOR回路135の出力はローレベルとなり、トランジスタTr6がオン状態となり、トランジスタTr5及びTr7はオフ状態となって、出力信号Voutとして、ローレベルの電源電圧Vlowが出力される。また、入力信号Cがハイレベルで、入力信号A、Bがローレベルであるとき、OR回路134の出力はローレベルとなり、NOR回路135の出力はハイレベルとなって、出力信号Voutとして、中間レベルの電源電圧Vmidが出力される。
なお、図4に示した電源ドライバ130の構成においては、書込ラインに隣接する上下各1行を指定ラインとして、これに対応する領域(指定領域)の表示画素EMの電源ラインVLに中間レベルの電源電圧Vmidを印加して中間発光動作状態とする構成としたが、本発明はこれに限るものではなく、書込ラインに隣接する2行以上の複数行を指定ラインとして、対応する領域の表示画素EMの電源ラインVLに中間レベルの電源電圧Vmidを印加して中間発光動作状態とするものであってもよい。これによって、非表示動作状態とされる書込ラインを更に視認され難くすることができる。
(データドライバ)
図5は、本実施形態に係る表示装置に適用可能なデータドライバの一例を示す概略ブロック図である。なお、図5に示すデータドライバの内部構成については、表示データに応じた電圧値を有する階調電圧を生成することができる一例を示したものに過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。
データドライバ140は、概略、図1、図2に示すように、システムコントローラ150から供給されるデータ制御信号に基づいて、後述する表示信号生成回路160から供給される、デジタル信号からなる表示データ(輝度階調データ)を1行分ごとに所定のタイミングで順次取り込んで保持し、該表示データの階調値に対応する電圧値を有する階調電圧Vdataを生成して、書込動作期間に選択状態に設定された行の表示画素EMに対して、各列のデータラインDLを介して一斉に供給する。
データドライバ140は、例えば図5に示すように、システムコントローラ150から供給されるデータ制御信号(シフトクロック信号CLK、サンプリングスタート信号STR)に基づいて、順次シフト信号を出力するシフトレジスタ回路141と、該シフト信号の入力タイミングに基づいて、表示信号生成回路160から供給される1行分の表示データD0〜Dmを順次取り込むデータレジスタ回路142と、データ制御信号(データラッチ信号STB)に基づいて、データレジスタ回路142により取り込まれた1行分の表示データD0〜Dmを保持するデータラッチ回路143と、図示を省略した電源供給手段から供給される階調基準電圧V0〜VPに基づいて、上記保持された表示データD0〜Dmを、所定のアナログ信号電圧Vpixに変換するD/Aコンバータ144と、バッファ回路を有し、アナログ信号電圧Vpixを階調電圧Vdataとして、システムコントローラ150から供給されるデータ制御信号(出力イネ−ブル信号OE)に基づくタイミングで、当該表示データに対応する列のデータラインDLに一斉に出力する階調電圧供給回路145と、を備えた構成を有している。
(システムコントローラ)
システムコントローラ150は、少なくとも、選択ドライバ120及び電源ドライバ130、データドライバ140の各々に対して、動作状態を制御するタイミング制御信号として、選択制御信号及び電源制御信号、データ制御信号を生成して出力することにより、各ドライバを所定のタイミングで動作させて、所定の電圧レベルを有する選択信号Vsel及び電源電圧Vsc、並びに、表示データに応じた階調電圧Vdataを生成して出力させ、各表示画素EM(画素駆動回路DC)に対する駆動制御動作を実行させて、映像信号に基づく所定の画像情報を表示パネル110に表示させる制御を行う。
(表示信号生成回路)
表示信号生成回路160は、例えば、表示装置100の外部から供給される映像信号から輝度階調信号成分を抽出し、表示パネル110の1行分ごとに、該輝度階調信号成分をデジタル信号からなる表示データ(輝度階調データ)としてデータドライバ140のデータレジスタ回路142に供給する。ここで、上記映像信号が、テレビ放送信号(コンポジット映像信号)のように、画像情報の表示タイミングを規定するタイミング信号成分を含む場合には、表示信号生成回路160は、上記輝度階調信号成分を抽出する機能のほか、タイミング信号成分を抽出してシステムコントローラ150に供給する機能を有するものであってもよい。この場合においては、上記システムコントローラ150は、表示信号生成回路160から供給されるタイミング信号に基づいて、選択ドライバ120や電源ドライバ130、データドライバ140に対して個別に供給する各制御信号を生成する。
<表示画素の駆動方法>
次に、本実施形態において、上述した表示パネルに適用される表示画素(図3参照)の基本動作について説明する。
図6は、本実施形態に係る表示装置に適用される表示画素における書込動作、発光動作及び中間発光動作を示すタイミングチャートである。図6においては、表示パネル110に2次元配列(n行×m列からなるマトリクス状に配列)された表示画素EMのうちの特定の表示画素EMにおける動作を示すものである。また、図7は、本実施形態に係る表示画素における書込動作及び発光動作を示す概念図であり、図8は、本実施形態に係る表示画素における中間発光動作を示す概念図である。図9は、表示画素の発光動作時及び中間発光動作持における駆動制御トランジスタの動作特性及び有機EL素子の負荷特性を示す図である。
本実施形態に適用される表示画素EM(画素駆動回路DC)における有機EL素子OLEDの発光駆動制御は、概略、図6(a)に示すように、所定の1処理サイクル期間Tcyc内に、選択ラインSLに接続された表示画素EMを選択状態に設定して、表示データに応じた電流値を有する階調電圧Vdataを供給することにより、画素駆動回路DCに設けられた駆動制御トランジスタTr13のゲート−ソース間(キャパシタCs)に、当該表示データに応じた電圧成分を保持させる書込動作期間Twrtと、当該書込動作期間Twrtに駆動制御トランジスタTr13のゲート−ソース間に保持された電圧成分に基づいて、表示データに応じた電流値を有する発光駆動電流Ibを有機EL素子OLEDに流して、所定の輝度階調で発光動作させる発光動作期間(表示動作期間)Temと、を含むように設定されている(Tcyc≧Twrt+Tem)。
また、本実施形態においては、上記書込動作が実行される行(書込ライン)の表示画素EMは、図6(a)に示すように、上記書込動作期間Twrt中、有機EL素子OLEDを発光動作させない非発光動作状態に設定される。なお、複数の表示画素EMを行方向及び列方向に2次元配列した表示パネル110に、1フレーム期間に1画面の画像を表示する場合、上記1処理サイクル期間Tcycは、1フレーム期間に設定される。詳しくは、後述する表示装置の表示駆動方法において説明する。
(書込動作)
まず、表示画素EMにおける書込動作(書込動作期間Twrt)においては、図6(a)に示すように、選択ドライバ120から選択ラインSLに対して、選択レベル(ハイレベル)の選択信号Vselを印加して当該表示画素EMを選択状態に設定するとともに、電源ドライバ130から電源ラインVLに対して、ローレベルの電源電圧Vsc(=Vlow)を印加する。また、この選択タイミングに同期して、データドライバ140からデータラインDLに対して、表示データに応じた電圧値を有する階調電圧Vdataを供給する。
これにより、画素駆動回路DCに設けられたトランジスタTr11及びTr12がオン動作して、ローレベルの電源電圧VlowがトランジスタTr11を介して駆動制御トランジスタTr13のゲート端子(接点N11;キャパシタCsの一端側)に印加されるとともに、駆動制御トランジスタTr13のソース端子(接点N12;キャパシタCsの他端側)がトランジスタTr12を介して、データラインDLに電気的に接続される。
このとき、トランジスタTr11がオン動作しているため、駆動制御トランジスタTr13のドレイン端子とゲート端子が接続されて、駆動制御トランジスタTr13はダイオード接続され、駆動制御トランジスタTr13のドレイン−ソース間には電圧Vds1(=Vlow―Vdata)が印加されている。図9に示す実線SPwは、駆動制御トランジスタTr13としてnチャネル型の薄膜トランジスタを適用し、ダイオード接続した場合の、ドレイン−ソース間電圧Vdsに対するドレイン−ソース間電流Idsの特性線であり、しきい値電圧Vthを有し、ドレイン−ソース間電圧Vdsがしきい値電圧Vthを超えると、ドレイン−ソース間電流Idsはドレイン−ソース間電圧Vdsの増加に伴って非線形的に増加する。そして、特性線SPw上のドレイン−ソース間電圧VdsがVds1となる点PMwが駆動トランジスタT1の動作点となる。
ここで、本実施形態においては、データラインDLに供給される階調電圧Vdataは、電源ラインVLに印加されるローレベルの電源電圧Vlowより低い電位に設定されて、図7(a)に示すように、電源ラインVLから駆動制御トランジスタTr13、接点N12、トランジスタTr12、データラインDLを介してデータドライバ140方向に、階調電圧Vdataに対応した書込電流Iaが引き抜かれるように流れる。
このように、データラインDL側からデータドライバ140方向に書込電流Iaを引き込む動作が行われることにより、ローレベルの電源電圧Vlowよりもさらに低電位の電圧レベルが駆動制御トランジスタTr13のソース端子(接点N12;キャパシタCsの他端側)に印加される。このとき、キャパシタCsには、接点N11及びN12間(駆動制御トランジスタのTr13のゲート−ソース間)に生じた電位差に対応する電荷が蓄積され、電圧成分として保持される。また、有機EL素子OLEDのアノード端子(接点N12)に印加される電位はカソード端子の電位(共通電圧Vcom)よりも低くなり、有機EL素子OLEDには電流が流れず発光動作は行われない。
(発光動作)
次いで、書込動作期間Twrt終了後の発光動作(発光動作期間Tem)においては、図6(a)に示すように、選択ドライバ120から選択ラインSLに対して、非選択レベル(ローレベル)の選択信号Vselを印加して当該表示画素EMを非選択状態に設定するとともに、電源ドライバ130から電源ラインVLに対して、ハイレベルの電源電圧Vsc(=Vhigh)を印加する。また、この非選択タイミングに同期して、データドライバ140からの階調電圧Vdataの供給を遮断して、当該書込電流Iaの引き込み動作を停止する。
これにより、画素駆動回路DCに設けられたトランジスタTr11及びTr12がオフ動作して、駆動制御トランジスタTr13のゲート端子(接点N11;キャパシタCsの一端側)への電源電圧Vscの印加が遮断され、キャパシタCsには、上述の書込動作期間Twrtにおいて蓄積された電荷が保持される。
このように、接点N11及びN12間(駆動制御トランジスタのTr13のゲート−ソース間;キャパシタCsの両端)の電位差が保持されることになり、駆動制御トランジスタTr13はオン状態を維持する。また、電源ラインVLには、共通電圧Vcom(接地電位Vgnd)よりも高電位のハイレベルの電源電圧Vhighが印加されるので、有機EL素子OLEDのアノード端子(接点N12)に印加される電位はカソード端子の電位(接地電位)よりも高くなる。
したがって、図7(b)に示すように、電源ラインVLから駆動制御トランジスタTr13、接点N12を介して、有機EL素子OLEDに順バイアス方向に所定の発光駆動電流Ibが流れ、有機EL素子OLEDが発光動作する。ここで、キャパシタCsにより保持される電圧成分(キャパシタCsの両端電位Vc)は、駆動制御トランジスタTr13において階調電圧Vdataに対応する書込電流Iaを流す場合の電位差に相当するので、有機EL素子OLEDに流れる発光駆動電流Ibは、上記書込電流Iaと略同等の電流値(Ib≒Ia)を有することになる。
これにより、書込動作期間Twrtに書き込まれた表示データ(階調電圧Vdata)に対応する電圧成分に基づいて、発光動作期間Tem中、駆動制御トランジスタTr13を介して発光駆動電流Ibが継続的に流れることになり、有機EL素子OLEDは当該表示データに応じた輝度階調で発光する動作を継続する。
図9に示す実線SPhは、ゲート−ソース間電圧Vgsを一定電圧としたときの、ドレイン−ソース間電圧Vdsに対するドレイン−ソース間電流Idsを示す、駆動制御トランジスタTr13の特性線である。また、実線SPe1は、電源ラインVLにハイレベルの電源電圧Vhighが印加されているときの、有機EL素子OLEDの負荷線を示し、電源ラインVLと有機EL素子OLEDのカソード端子間の電位差、すなわちVhigh−Vcomの値を基準として、有機EL素子OLEDの駆動電圧Voledに対するOLED駆動電流Ioled特性が逆向きにプロットされたものである。なお、図9中に示す点線SPoは、特性線SPw−Vthとして導かれたものであり、点線SPoと特性線SPhとの交点Poはピンチオフ電圧Vpoを示す。ここで、図9に示すように、特性線SPhにおいて、ドレイン−ソース間電圧Vdsが0Vからピンチオフ電圧Vpoまでの領域は線形領域となり、ドレイン−ソース間電圧Vdsがピンチオフ電圧Vpo以上の領域は飽和領域となる。
発光動作時の駆動制御トランジスタTr13の動作点は、書込動作時のPMwから駆動制御トランジスタTr13の特性線SPhと有機EL素子OLEDの負荷線SPe1の交点であるPMe1に移動する。ここで、図9に示すように、動作点PMe1において、電源ラインVLと有機EL素子OLEDのカソード端子間に印加された電圧Vhigh−Vcomの電圧が駆動制御トランジスタTr13のソース−ドレイン間と有機EL素子OLEDのアノード・カソード間で分配され、駆動トランジスタT1のソース−ドレイン間に電圧Vds1が印加され、有機EL素子OLEDのアノード・カソード間には駆動電圧Voled1が印加される。ここで、書込動作時に駆動制御トランジスタTr13のドレイン−ソース間に流れる書込電流Iaと発光動作時に有機EL素子OLEDに供給される駆動電流Ibが変わらないようにするために、動作点PMeは特性線上の飽和領域内に維持されていなければならない。
(中間発光動作)
上記書込動作が実行される表示画素EMの行(書込ライン)に隣接する行(指定ライン)の表示画素EMにおいて実行される中間発光動作(中間発光動作期間Tmem)においては、図6(b)に示すように、選択ドライバ120から選択ラインSLに対して、非選択レベル(ローレベル)の選択信号Vselを印加して当該表示画素EMを非選択状態に設定するとともに、電源ドライバ130から電源ラインVLに対して、中間レベルの電源電圧Vsc(=Vmid)を印加する。
これにより、画素駆動回路DCに設けられたトランジスタTr11及びTr12がオフ動作して、駆動制御トランジスタTr13のゲート端子(接点N11;キャパシタCsの一端側)への電源電圧Vscの印加が遮断されるとともに、駆動制御トランジスタTr13のソース端子(接点N12;キャパシタCsの他端側)とデータラインDLとの電気的な接続も遮断される。ここで、直前に上述した発光動作が実行されていた場合には、キャパシタCsには、当該発光動作に先立って実行された書込動作において蓄積された電荷が保持される。
このように、接点N11及びN12間(駆動制御トランジスタのTr13のゲート−ソース間;キャパシタCsの両端)の電位差が保持されることになり、駆動制御トランジスタTr13はオン状態を維持する。一方、電源ラインVLには、共通電圧Vcom(接地電位Vgnd)よりも高電位で、ハイレベルの電源電圧Vhighより低い電位の、中間レベルの電源電圧Vmidが印加されて、有機EL素子OLEDのアノード端子(接点N12)に印加される電位はカソード端子の電位(接地電位)よりも高くなる。したがって、図8に示すように、電源ラインVLから駆動制御トランジスタTr13、接点N12を介して、有機EL素子OLEDに順バイアス方向に所定の中間発光駆動電流Icが流れて、有機EL素子OLEDが中間発光動作するが、後述するように、電源ラインVLには中間レベルの電源電圧Vmidが印加されて、駆動制御トランジスタTr13が線形領域で動作するように設定されていることにより、中間発光駆動電流Icの電流値は発光駆動電流Ibの電流値より小さい値に設定され、これにより、中間発光動作時の有機EL素子OLEDの発光輝度は、書込動作期間Twrtに当該表示画素EMに書き込まれた階調電圧Vdataに対応した発光輝度、すなわち発光動作時の発光輝度より低くなる。
ここで、発光動作時の各表示画素EMの有機EL素子OLEDの発光輝度は、表示データに応じて設定されるものであるから、各表示画素の発光輝度は一様ではない。しかしながら、隣接する行において発光輝度が大きく異なることは希であるから、殆どの場合において、中間発光動作に設定される指定ラインの表示画素EMの発光輝度は、隣接する発光動作状態に設定される行の表示画素EMの発光輝度より低くなり、隣接する表示動作状態の行より暗くなる。
図9に示す実線SPe2は、電源ラインVLに中間レベルの電源電圧Vmidが印加されているときの、有機EL素子OLEDの負荷線を示し、電源ラインVLと有機EL素子OLEDのカソード端子間の電位差、すなわちVmid−Vcomの値を基準として、有機EL素子OLEDの駆動電圧Voledに対するOLED駆動電流Ioled特性が逆向きにプロットされたものである。中間発光動作時の駆動制御トランジスタTr13の動作点は、駆動制御トランジスタTr13の特性線SPhと有機EL素子OLEDの負荷線SPe2の交点であるPMe2になる。このとき、図9に示すように、動作点PMe2において、駆動トランジスタT1のソース−ドレイン間に、発光動作時に印加される電圧Vdsより小さい電圧Vds2が印加され、有機EL素子OLEDのアノード・カソード間には駆動電圧Voled2が印加される。ここで、動作点PMeは特性線上の線形領域内にあるように設定される。このため、このときに駆動制御トランジスタTr13のドレイン−ソース間に流れる電流Idsは発光動作時に流れる電流より小さくなり、この中間発光動作時に有機EL素子OLEDに供給される駆動電流Icの電流値は、発光動作時に供給される駆動電流Ibの電流値より小さくなる。これにより、中間発光動作時の有機EL素子OLEDの発光輝度は、当該表示画素EMに書き込まれた階調電圧Vdataに対応した発光輝度よりも低い発光輝度となる。
<表示装置の表示駆動方法>
次に、本実施形態に係る表示装置における表示駆動方法(画像情報の表示動作)について説明する。
図10は、本実施形態に係る表示装置の表示駆動方法の一例を示すタイミングチャートであり、図11は、本実施形態に係る表示装置の表示駆動方法を説明するための動作概念図ある。
本実施形態に係る表示装置100の表示駆動方法は、表示パネル110に配列された各行の表示画素EM(画素駆動回路DC)を順次選択状態として、表示データに応じた階調電圧Vdataを書き込む動作を全行について順次繰り返し、当該書込動作が実行される行(書込ライン)を非発光動作状態とし、書込ラインに隣接する行(指定ライン)の表示画素EMを中間発光動作状態とするとともに、これら以外の他の行の表示画素EMをすでに書き込まれた表示データ(階調電圧Vdata)に応じた所定の輝度階調で発光する発光動作状態とすることにより、表示パネル110一画面分の画像情報を表示する。
本実施形態に係る表示駆動方法は、具体的には図10に示すように、1フレーム期間Tfr内の各行の選択期間(=書込動作期間Twrt)において、選択ドライバ120から表示パネル110の、例えばi行目(1≦i≦n)の選択ラインSLi1に対して、選択レベル(ハイレベル)の選択信号Vselを印加することにより、i行目の表示画素EMを選択状態に設定する。そして、図6(a)に示したように、この選択状態とされるタイミングに同期して、データドライバ140から表示データに応じた電圧値を有する階調電圧Vdataを、各データラインDLに供給することにより、i行目の表示画素EMの画素駆動回路DCに設けられた駆動制御トランジスタTr13のゲート−ソース端子間(キャパシタCsの両端)に、階調電圧Vdataに応じた書込電流Iaに対応する電圧成分が保持(電荷が蓄積)される。また、i行目の表示画素EMに対する書込動作期間Twrtにおいて、書込動作が行われているi行目の電源ラインVLiに対して、電源ドライバ130によりローレベルの電源電圧Vsc(=Vlow)が印加されて、i行目の表示画素EMにおいて有機EL素子OLEDは非発光動作状態に設定される。
また、図10に示すように、上記選択期間において、書込動作が実行されるi行目に隣接するi−1行目及びi+1行目(i=1のときは2行目及びn行目、i=nのときは1行目及びn―1行目)の各表示画素EMは、図6(b)に示した中間発光動作期間Tmemとされ、非選択レベル(ローレベル)の選択信号Vselが印加されて非選択状態に設定されて、データドライバ140から各データラインDLへの階調電圧Vdataの印加が遮断される。そして、対応する行の電源ラインVLi−1及びVLi+1に対して、電源ドライバ130により中間レベルの電源電圧Vsc(=Vmid)が印加されて、当該行の表示画素EMにおける有機EL素子OLEDは、発光輝度が階調電圧Vdataに対応した輝度より低い輝度とされた、中間発光動作状態に設定される。
次いで、図10に示すように、書込動作期間Twrt終了後、中間発光動作期間Tmemを経た後の期間は図6(a)、(b)に示した発光動作期間Temとされ、選択ドライバ120から当該i行の選択ラインSLiに対して、非選択レベル(ローレベル)の選択信号Vselを印加することにより、当該i行の表示画素EMは非選択状態に設定されて、データドライバ140から各データラインDLへの階調電圧Vdataの印加が遮断される。
そして、この発光動作期間Temにおいて、電源ドライバ130から当該i行の電源ラインVLに対して、ハイレベルの電源電圧Vsc(=Vhigh)が印加されることにより、i行の各表示画素EM(駆動制御トランジスタTr13のゲート−ソース間)に充電された電圧成分に基づいて、表示データ(階調電圧Vdata)に応じた発光駆動電流Ibが有機EL素子OLEDに供給されて、階調電圧Vdataに対応した輝度階調での発光動作が行われる。このような発光動作は、当該i行についての次の書込動作、又は、中間発光動作の開始タイミングまで継続して実行される。
そして、上述したような表示駆動動作を表示パネル110の全行について順次繰り返し実行するとともに、発光動作を各行の表示画素EM間で一部時間的に重なるように設定することにより、図11に示す動作概念図のように、書込動作を実行する行(書込ライン)が非発光動作状態に設定され、当該行に隣接する上下の行(指定ライン)が中間発光動作状態に設定され、書込動作が順次次の行に移行することに伴って、非発光動作状態に設定される書込ラインと中間発光動作状態に設定される指定ラインが、発光動作状態に設定された表示パネル110の表示領域内を順次下方に移動するように制御される(図10(b)〜(k)参照)。また、書込動作が実行される書込ラインが表示領域の最上行の1行目である場合は、図11(a)に示すように、指定ラインは2行目のみに設定され、書込動作が実行される書込ラインが、表示領域の最下行のn行目である場合には、図10(l)に示すように、指定ラインはn―1行目のみに設定されるように制御される。
本実施形態における表示装置の表示駆動方法によれば、書込ラインが非発光動作状態(非表示動作状態)に設定されことにより、1フレーム期間のうち、一定期間のみ表示データに応じた輝度階調で発光動作する擬似インパルス型の表示駆動制御を実現することができるとともに、非発光動作状態に設定される書込ラインと発光動作状態(表示動作状態)に設定される領域との間に中間発光動作状態(中間表示動作状態)に設定される指定ラインが設けられ、この中間発光動作状態に設定される指定ラインは、殆どの場合に隣接する発光動作状態の行の発光輝度より低い発光輝度に設定されるため、人間の視線が素早く移動した場合等においても、非発光動作状態に設定される書込ラインが目立ち難く、視認され難くすることができる。
したがって、非発光動作状態に設定される書込ラインが視認され難い画像表示を実現することができて、例えばフレーム周波数を一般的な60Hz以上の高い値から30Hz程度の低い値に設定した場合であっても、非発光動作状態に設定される書込ラインが視認され難いために表示品位の低下を抑えることができて、フレーム周波数を比較的低く設定して、表示装置に適用するドライバ(表示駆動装置)の消費電力を低減させることができるとともに、ドライバのコストを低減することができ、また、ドライバを比較的小さくすることができて、表示パネルの仕様の自由度を向上させることができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る表示装置の第2の実施形態について説明する。
上述した第1の実施形態においては、表示パネルの各行の表示画素への書込動作を実行する際に、当該書込動作が実行される行(書込ライン)を非発光動作状態に設定し、書込ラインに隣接する行(指定ライン)の表示画素を中間発光状態に設定する場合について説明したが、第2の実施形態においては、複数の行を有する表示パネルが、連続する所定の数の行の表示画素ごとにグループ分けされ、当該書込動作が実行される行(書込ライン)を含むグループ(以下、便宜的に「書込グループ」と記す)を非発光動作状態に設定するとともに、書込グループに隣接するからグループ(以下、便宜的に「指定グループ」と記す)の表示画素を中間発光動作状態に設定するように制御される。
<表示装置>
まず、本実施形態に係る表示装置の概略構成について、図面を参照して説明する。
図12は、第2の実施形態に係る表示装置に適用される表示パネル及びその周辺回路(選択ドライバ、データドライバ、電源ドライバ)の一例を示す要部構成図である。ここで、上述した第1の実施形態と同等の構成については同一の符号を付してその説明を簡略化又は省略する。
図12に示すように、本実施形態に係る表示装置100においては、表示パネル110の行、列方向に2次元配列された複数の表示画素EMが、所定の数の行(本実施形態においては、20行とする)ごとにグループ分けされ、後述する表示駆動方法に示すように、書込動作が実行される行(書込ライン)が含まれるグループ(書込グループ)に含まれる全ての行に対応する領域(書込領域)の表示画素EMが非表示動作状態(非発光動作状態)に設定されるとともに、当該書込動作に同期して、当該書込グループに隣接するグループ(指定グループ)に含まれる全ての行に対応する領域(指定領域)の表示画素EMを中間表示動作状態(中間発光動作状態)とし、その他の(書込動作がすでに終了している)グループに含まれる全ての行の表示画素EMを表示動作状態(発光動作状態)に設定するように制御される。
ここで、各グループに含まれる表示画素EMの表示動作状態(発光動作状態)、中間表示動作状態(中間発光動作状態)、及び、非表示動作状態(非発光動作状態)は、各グループに含まれる全ての行の表示画素EMに対して供給される電源電圧Vscを、上記ハイレベルの電源電圧Vhigh、中間レベルの電源電圧Vmid、又は、ローレベルの電源電圧Vlowに切り換えることにより設定される。そのため、本実施形態に適用される表示パネル110においては、単一の電源ライン(電源線)VLが1つのグループ内の全ての行に対応する電源ライン(例えば、VL1〜VL20)に分岐して配設され、後述する電源ドライバ130(出力回路部132)から出力される電源電圧Vscがグループ内の全ての表示画素EMに対して、同時に共通して印加される。
また、本実施形態に適用される選択ドライバ120は、上述した第1の実施形態における選択ドライバ120と同等の構成を有するものであって、表示パネル110の各行の選択ラインSLに順次選択信号Vselを印加して、表示パネル110の各行の表示画素EMを行ごとに順次選択状態に設定する。
図13は、本実施形態に係る表示装置に適用される電源ドライバの一例を示す概略構成図である。ここでは、表示パネル110に配列された表示画素EMが、例えば20行ごとに複数のグループに分割され、当該グループがg組設定されている場合について説明する。ここでgは1<g<nの範囲の整数であって、表示パネル110において、各グループが少なくとも2本以上の電源ラインVLに分岐されているものとする。
電源ドライバ130は、表示パネル110に2次元配列された複数の表示画素EMのうち、上記選択ドライバ120により選択状態に設定される行を含む書込グループの表示画素EMに対して、当該各グループに配設された電源ラインVL(例えば、VL1〜VL20)を介してローレベルの電源電圧Vsc(=Vlow)を印加し、当該書込グループに隣接する指定グループの表示画素EMに対して、当該各グループに分岐して配設された電源ラインVLを介して中間レベルの電源電圧Vsc(=Vmid)を印加し、これら以外のグループの表示画素EMに対して、当該各グループに分岐して配設された電源ラインVLを介してハイレベルの電源電圧Vsc(=Vhigh)を印加する動作を、表示パネル110の各グループに対して順次実行する。
これにより、書込グループの全ての表示画素EMに分岐して配設された各電源ラインVLを介して、ローレベルの電源電圧Vsc(=Vlow)が印加されて非発光動作状態(非表示動作状態)に設定され、当該書込グループに隣接する指定グループに分岐して配設された各電源ラインVLを介して、中間レベルの電源電圧Vsc(=Vmid)が印加されて中間発光動作状態(中間表示動作状態)に設定され、これら以外の(書込動作が終了した)グループの表示画素EMに対して、各グループに対応して分岐して配設された各電源ラインVLを介してハイレベルの電源電圧Vsc(=Vhigh)が印加されて発光動作状態(階調表示動作状態)に設定される。
ここで、電源ドライバ130は、上述した第1の実施形態と同等の構成を有して、シフトレジスタ回路131及び出力回路部132を備える。図13に示すように、シフトレジスタ回路131は、表示パネル110に設定されるグループの数(g組)に相当するg段に構成され、g個のシフト信号を出力する。また、出力回路部132は、各グループに対応したg個の演算回路133と増幅器APとを有し、出力回路部132は、シフト信号が入力信号A、B、Cとして印加され、入力信号に応じて電圧値Vhigh、Vmid、Vlowの何れかの電圧を出力信号Voutとして出力し、増幅器APは、出力信号Voutを増幅して、出力電圧を、出力制御信号VOEに応じて各電源ラインVL1〜VLnに電源電圧Vscとして出力する。図13に示すように、シフトレジスタ回路131から出力される1番目のシフト信号は1番目の演算回路133に入力信号Bとして印加され、2番目の演算回路133に入力信号Aとして印加される。シフトレジスタ回路131から出力される2番目のシフト信号は2番目の演算回路133に入力信号Bとして印加され、1番目の演算回路133に入力信号Cとして印加され、3番目の演算回路133に入力信号Bとして印加される。また、シフトレジスタ回路131から出力される最終のn番目のシフト信号はn番目の演算回路133に入力信号Bとして印加され、n―1番目の演算回路133に入力信号Cとして印加される。
なお、図13においては、書込グループに隣接する上下各1つのグループを指定グループとして、対応する領域の表示画素EMに中間レベルの電源電圧Vsc(=Vmid)を印加して中間発光動作状態に設定する構成としたが、本発明はこれに限るものではなく、隣接するグループに隣接する2つ状の複数のグループを指定グループとして、対応する領域の表示画素EMに中間レベルの電源電圧Vsc(=Vmid)を印加して中間発光動作状態に設定するものであってもよい。
また、図13においては、表示パネル110に設定される各グループに対応して電源ドライバ130により生成された電源電圧Vscが、表示パネル110内で分岐して配設された各電源ラインVLを介して、各グループに含まれる全ての行の表示画素EMに同時に印加される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、各グループに対応して設けられた増幅器APの出力(電源電圧Vsc)が、電源ドライバ130内で表示パネル110の各行に対応して分岐されて、表示パネル110各行の電源ラインVLに接続されるものであってもよい。
なお、図13に示した構成においては、表示パネル110と電源ドライバ130とをグループ単位で接続することができるので、相互の接続端子数を大幅に削減することができ、小型化や高精細化された表示パネルに適用可能な電源ドライバを提供することができる。一方、上記後者の構成においては、表示パネル110と電源ドライバ130とを行単位で接続することができるので、表示パネル110内の配線設計等を変更する必要がなく、既存の表示パネル110にそのまま適用可能な電源ドライバを提供することができる。
<表示装置の表示駆動方法>
次に、本実施形態に係る表示装置における表示駆動方法(画像情報の表示動作)について説明する。
図14は、本実施形態に係る表示装置の表示駆動方法の一例を示すタイミングチャートであり、図15は、本実施形態に係る表示装置の表示駆動方法を説明するための動作概念図ある。
本実施形態に係る表示装置100の表示駆動方法は、表示パネル110に配列された各行ごとの表示画素EM(画素駆動回路DC)に対して、表示データに応じた階調電圧Vdataを書き込む動作を全行について順次繰り返し、当該書込動作が実行される行を含むグループ(書込グループ)に含まれる全ての行の表示画素EMを非発光動作状態とし、当該書込グループに隣接するグループに含まれる全ての行の表示画素EMを中間発光動作状態とするとともに、これら以外の他のグループの表示画素EMをすでに書き込まれた表示データ(階調電圧Vdata)に応じた所定の輝度階調で発光動作させることにより、表示パネル110一画面分の画像情報が表示される。
本実施形態に係る表示駆動方法は、具体的には図14に示すように、1フレーム期間Tfr内の1走査期間(=書込動作期間Twrt)において、選択ドライバ120から表示パネル110の、例えばi行目(1≦i≦n)の選択ラインSLiに対して、選択レベル(ハイレベル)の選択信号Vselを印加することにより、当該i行の表示画素EMを選択状態に設定する。この選択状態とされるタイミングに同期して、データドライバ140から表示データに応じた電圧値を有する階調電圧Vdataを、各データラインDLに供給することにより、当該i行の各表示画素EMの画素駆動回路DCに設けられた駆動制御トランジスタTr13のゲート−ソース端子間(キャパシタCsの両端)に、階調電圧Vdataに応じた書込電流Iaに応じた電圧成分が保持(電荷が蓄積)される。i行目に対する書込動作期間Twrt終了後、選択ドライバ120から当該i行の選択ラインSLに対して、非選択レベル(ローレベル)の選択信号Vselを印加して、当該i行の各表示画素EMを非選択状態に設定し、データドライバ140から各データラインDLへの階調電圧Vdataの供給が遮断される。このような各行の表示画素EMに対する書込動作を、書込グループ内の全ての行に対して順次繰り返し実行する。
図14に示すように、書込動作が行われているi行目を含む書込グループを書込グループmとしたとき、当該書込グループmに含まれる全ての行に対する書込動作が終了するまでの期間、電源ドライバ130より、当該書込グループm内の全ての電源ラインVLに対して、ローレベルの電源電圧Vsc(=Vlow)が印加されて、書込グループm内の表示画素EMは非発光動作状態に設定される。また、当該書込グループmに隣接するグループm―1及びグループm+1内の表示画素EMには、非選択レベル(ローレベル)の選択信号Vselが印加されて非選択状態に設定され、これらのグループに対応する全ての電源ラインVLに対して、中間レベルの電源電圧Vsc(=Vmid)が印加されることにより、グループm―1及びグループm+1内の表示画素EMは中間発光動作状態に設定される。
次いで、書込グループm内の全ての行に対して書込動作が終了し、上記の中間発光動作状態に設定される期間が終了した後の期間において、電源ドライバ130から当該書込グループm内の全ての電源ラインVLに対して、電源ドライバ130により、ハイレベルの電源電圧Vsc(=Vhigh)が印加されることにより、書込グループm内の全ての行の各表示画素EM(駆動制御トランジスタTr13のゲート−ソース間)に充電された電圧成分に基づいて、表示データ(階調電圧Vdata)に応じた発光駆動電流Ibが有機EL素子OLEDに供給されて、所定の輝度階調で発光動作が行われる。このような発光動作は、当該i行が含まれるグループmについて次の書込動作、又は、中間発光動作の開始タイミングまで継続して実行される。
そして、上述したような表示駆動動作を表示パネル110の全行について、予め設定したグループ単位で順次繰り返し実行するとともに、発光動作を各グループの表示画素EM間で一部時間的に重なるように設定することにより、図15に示す動作概念図のように、書込動作を実行する行が含まれる書込グループが非発光動作状態に設定され、当該書込グループに隣接する指定グループが中間発光動作状態に設定され、書込動作が順次次の行に移行し、当該行が含まれるグループが移行することに伴って、非発光動作状態に設定された書込グループと中間発光動作状態に設定される指定グループが、発光動作状態に設定された表示パネル110の表示領域内を順次下方に移動するように制御される(図14(b)〜(e)参照)。また、書込グループが表示領域の最上部の1番目のグループ1である場合は、図15(a)に示すように、指定グループは、2番目のグループ2のみに設定され、書込グループが表示領域の最下部のグループgである場合には、図14(f)に示すように、指定グループはグループg−1のみに設定されるように制御される。
本実施形態における表示装置の表示駆動方法によれば、書込グループ内の各行の表示画素に書込動作を実行している期間中、当該書込グループに含まれる表示画素(発光素子)が非発光動作状態(非表示動作状態)に設定されることにより、1フレーム期間のうち、一定期間のみ表示データに応じた輝度階調で発光動作する擬似インパルス型の表示駆動制御を実現することができ、上述の第1の実施形態における構成に比べて、非発光動作状態とされる領域を比較的大きくすることができて、動画像の表示品質をより向上させることができる。
更に、本実施形態における表示装置の表示駆動方法においては、非発光動作状態に設定される書込グループと発光動作状態(表示動作状態)に設定される領域との間に中間発光動作状態(中間表示動作状態)に設定される指定グループが設けられ、この中間発光動作状態に設定される指定グループは、殆どの場合に隣接する発光動作状態の行の発光輝度より低い発光輝度に設定されるため、人間の視線が素早く移動した場合等においても、非発光動作状態に設定される書込グループが目立ち難く、視認され難くすることができる。
したがって、本実施形態においても、非発光動作状態に設定される書込グループが視認され難い画像表示を実現することができて、例えばフレーム周波数を一般的な60Hz以上の高い値から30Hz程度の低い値に設定した場合でも、非発光動作状態に設定される書込グループが視認され難いために表示品位の低下を抑えることができて、フレーム周波数を比較的低く設定して、表示装置に適用するドライバ(表示駆動装置)の消費電力を低減させることができるとともに、ドライバのコストを低減することができ、また、ドライバを比較的小さくすることができて、表示パネルの仕様の自由度を向上させることができる。
本発明に係る表示装置の全体構成の一例を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る表示装置に適用される表示パネル及びその周辺回路の一例を示す要部構成図である。 第1の実施形態に係る表示装置に適用される表示画素の一実施形態を示す回路構成図である。 第1の実施形態に係る表示装置に適用される電源ドライバの一例を示す概略構成図である。 第1の実施形態に係る表示装置に適用可能なデータドライバの一例を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る表示装置に適用される表示画素における書込動作、発光動作及び中間発光動作を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態に係る表示画素における書込動作及び発光動作を示す概念図である。 第1の実施形態に係る表示画素における中間発光動作を示す概念図である。 表示画素の発光動作時及び中間発光動作持における駆動制御トランジスタの動作特性及び有機EL素子の負荷特性を示す図である。 第1の実施形態に係る表示装置の表示駆動方法の一例を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態に係る表示装置の表示駆動方法を説明するための動作概念図ある。 第2の実施形態に係る表示装置に適用される表示パネル及びその周辺回路の一例を示す要部構成図である。 第2の実施形態に係る表示装置に適用される電源ドライバの一例を示す概略構成図である。 第2の実施形態に係る表示装置の表示駆動方法の一例を示すタイミングチャートである。 第2の実施形態に係る表示装置の表示駆動方法を説明するための動作概念図ある。
符号の説明
100 表示装置
110 表示パネル
120 選択ドライバ
130 電源ドライバ
140 データドライバ
150 システムコントローラ
EM 表示画素
DC 画素駆動回路
SL 選択ライン
VL 電源ライン
DL データライン
Tr11〜Tr13 トランジスタ
Cs キャパシタ
OLED 有機EL素子

Claims (19)

  1. 複数の行及び列に沿って複数の表示画素が2次元配列された表示パネルを表示駆動する表示駆動装置であって、
    前記表示パネルにおける、選択状態とされて表示データに基づく駆動信号が書き込まれる行を含む領域を書込領域に設定し、該書込領域の前記表示画素に、該表示画素を非表示動作状態とする第1の電源電圧を供給し、前記表示パネルにおける、前記書込領域に隣接する行を含む領域を指定領域に設定し、該指定領域の前記表示画素に、当該表示画素における表示輝度が、書き込まれた前記駆動信号に対応した輝度より低い輝度となる、第2の電源電圧を供給し、前記表示パネルにおける、前記書込領域及び前記指定領域以外の領域の前記表示画素に、当該表示画素における表示輝度が、書き込まれた前記駆動信号に対応した輝度となる、第3の電源電圧を供給する、電源駆動部を備えることを特徴とする表示駆動装置。
  2. 前記表示駆動装置は、更に、
    前記表示パネルの各行の前記表示画素に選択信号を順次印加して、前記複数の表示画素を行毎に前記選択状態に設定する選択駆動部と、
    表示データに基づいて前記駆動信号を生成し、前記選択状態に設定された行の前記表示画素に供給するデータ駆動部と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の表示駆動装置。
  3. 前記表示パネルにおける前記各表示画素は、発光素子と、少なくとも、電流路の一端に前記電源駆動部から供給される前記第1の電源電圧、前記第2の電源電圧、及び、前記第3の電源電圧の何れかが印加され、電流路の他端が前記発光素子の一端に接続されて、該発光素子に供給する電流を制御する駆動制御トランジスタを有する駆動回路と、を備え、
    前記第1の電源電圧は前記発光素子に電流が流れない状態となる電位に設定され、第2の電源電圧は前記駆動制御トランジスタが線形領域で動作する電位に設定され、前記第3の電源電圧は前記駆動制御トランジスタが飽和領域で動作する電位に設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示駆動装置。
  4. 前記表示パネルの各行は、隣接する行毎に順次選択状態とされ、
    前記電源駆動部は、前記書込領域に隣接し、該書込領域に含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む領域、及び、該書込領域に含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む領域、の少なくとも何れか一方を前記指定領域に設定することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の表示駆動装置。
  5. 前記電源駆動部は、前記表示パネルの行数をnとして、前記書込領域に設定した領域が前記表示パネルの1行目又はn行目を含まないとき、前記書込領域に隣接し、該書込領域に含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む領域、及び、前記書込領域に隣接し、該書込領域に含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む領域を前記指定領域に設定し、前記書込領域に設定した領域が前記表示パネルの1行目を含むとき、該書込領域に含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む領域のみを前記指定領域に設定し、前記書込領域に設定した領域が前記表示パネルのn行目を含むとき、前記書込領域に隣接し、該書込領域に含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む領域のみを前記指定領域に設定することを特徴とする請求項4記載の表示駆動装置。
  6. 前記電源駆動部は、前記表示パネルにおける、前記選択状態とされる1行の領域を前記書込領域に設定することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の表示駆動装置。
  7. 前記電源駆動部は、前記表示パネルにおける、前記書込領域に隣接し、該書込領域に含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた1行の領域、及び、前記書込領域に隣接し、該書込領域に含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる1行の領域、の少なくとも何れか一方を前記指定領域に設定することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の表示駆動装置。
  8. 前記電源駆動部は、前記表示パネルの前記複数の行を、2行以上の所定の数の行を1つのグループとする複数のグループに分け、前記複数のグループにおける、前記選択状態に設定される行を含む前記グループを前記書込領域に設定し、前記書込領域に設定したグループに隣接し、該書込領域に設定したグループに含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む、少なくとも1つの前記グループ、及び、該書込領域に設定したグループに含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む、少なくとも1つの前記グループ、の少なくとも何れか一方を前記指定領域に設定することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の表示駆動装置。
  9. 前記電源駆動部は、前記表示パネルの行数をnとして、前記書込領域に設定したグループが前記表示パネルの1行目又はn行目を含まないとき、前記書込領域に設定したグループに隣接し、該書込領域に設定したグループに含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む、少なくとも1つの前記グループ、及び、該書込領域に設定したグループに含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む、少なくとも1つの前記グループを前記指定領域に設定し、
    前記書込領域に設定したグループが前記表示パネルの1行目を含むとき、該書込領域に設定したグループに含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む、少なくとも1つの前記グループのみを前記指定領域に設定し、
    前記書込領域に設定したグループが前記表示パネルのn行目を含むとき、該書込領域に設定したグループに含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む、少なくとも1つの前記グループのみを前記指定領域に設定することを特徴とする請求項8記載の表示駆動装置。
  10. 表示データに基づく画像情報を表示する表示装置であって、
    複数の行及び列に沿って複数の表示画素が2次元配列されて、前記画像情報を表示する表示パネルと、
    前記表示パネルの各行の前記表示画素に選択信号を順次印加して、前記複数の表示画素を行毎に順次選択状態に設定する選択駆動部と、
    前記表示データに基づいて前記駆動信号を生成し、前記選択状態に設定された行の前記表示画素に供給するデータ駆動部と、
    前記表示パネルにおける、選択状態とされて表示データに基づく駆動信号が書き込まれる行を含む領域を書込領域に設定し、該書込領域の前記表示画素に、該表示画素を非表示動作状態とする第1の電源電圧を供給し、前記表示パネルにおける、前記書込領域に隣接する行を含む領域を指定領域に設定し、該指定領域の前記表示画素に、当該表示画素における表示輝度が、書き込まれた前記駆動信号に対応した輝度より低い輝度となる、第2の電源電圧を供給し、前記表示パネルの前記複数の行における、前記書込領域及び前記指定領域以外の領域の前記表示画素に、当該表示画素における表示輝度が、書き込まれた前記駆動信号に対応した輝度となる、第3の電源電圧を供給する電源駆動部と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  11. 前記表示パネルにおける前記各表示画素は、発光素子と、少なくとも、電流路の一端に前記電源駆動部から供給される前記第1の電源電圧、前記第2の電源電圧、及び、前記第3の電源電圧の何れかが印加され、電流路の他端が前記発光素子の一端に接続されて、該発光素子に供給する電流を制御する駆動制御トランジスタを有する駆動回路と、を備え、
    前記第1の電源電圧は前記発光素子に電流が流れない状態となる電位に設定され、第2の電源電圧は前記駆動制御トランジスタが線形領域で動作する電位に設定され、前記第3の電源電圧は前記駆動制御トランジスタが飽和領域で動作する電位に設定されていることを特徴とする請求項10記載の表示装置。
  12. 前記電源駆動部は、前記書込領域に隣接し、該書込領域に含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む領域、及び、該書込領域に含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む領域、の少なくとも何れか一方を前記指定領域に設定することを特徴とする請求項10又は11に記載の表示装置。
  13. 前記電源駆動部は、前記表示パネルの前記複数の行を、2行以上の所定の数の行を1つのグループとする複数のグループに分け、前記複数のグループにおける、前記選択状態に設定される行を含む前記グループを前記書込領域に設定し、前記書込領域に設定したグループに隣接し、該書込領域に設定したグループに含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む、少なくとも1つの前記グループ、及び、該書込領域に設定したグループに含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む、少なくとも1つの前記グループ、の少なくとも何れか一方を前記指定領域に設定することを特徴とする請求項10又は11に記載の表示装置。
  14. 表示データに基づく画像情報を表示する表示装置の表示駆動方法であって、
    複数の行及び列に沿って複数の表示画素が2次元配列された表示パネルを備え、
    前記表示パネルの各行の前記表示画素に選択信号を順次印加して、前記複数の表示画素を行毎に順次選択状態に設定し、
    前記表示データに基づいて前記駆動信号を生成して、前記選択状態に設定された行の前記表示画素に供給し、
    電源駆動部より、前記表示パネルにおける、選択状態とされて表示データに基づく駆動信号が書き込まれる行を含む領域を書込領域に設定して、該書込領域の前記表示画素に、該表示画素を非表示動作状態とする第1の電源電圧を供給し、前記表示パネルにおける、前記書込領域に隣接する行を含む領域を指定領域に設定して、該指定領域の前記表示画素に、当該表示画素における表示輝度が、書き込まれた前記駆動信号に対応した輝度より低い輝度となる、第2の電源電圧を供給し、前記表示パネルの前記複数の行における、前記書込領域及び前記指定領域以外の領域の前記表示画素に、当該表示画素における表示輝度が、書き込まれた前記駆動信号に対応した輝度となる、第3の電源電圧を供給することを特徴とする表示装置の表示駆動方法。
  15. 前記表示パネルにおける前記各表示画素は、発光素子と、少なくとも、電流路の一端に前記電源駆動部から供給される前記第1の電源電圧、前記第2の電源電圧、及び、前記第3の電源電圧の何れかが印加され、電流路の他端が前記発光素子の一端に接続されて、該発光素子に供給する電流を制御する駆動制御トランジスタを有する駆動回路と、を備え、
    前記電源駆動部は、前記第1の電源電圧を、前記発光素子に電流が流れない状態となる電位に設定し、第2の電源電圧を、前記駆動制御トランジスタが線形領域で動作する電位に設定し、前記第3の電源電圧を、前記駆動制御トランジスタが飽和領域で動作する電位に設定することを特徴とする請求項14記載の表示装置の表示駆動方法。
  16. 前記電源駆動部は、前記書込領域に隣接し、該書込領域に含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む領域、及び、該書込領域に含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む領域、の少なくとも何れか一方を前記指定領域に設定することを特徴とする請求項14又は15に記載の表示装置の表示駆動方法。
  17. 前記電源駆動部は、
    前記表示パネルの前記複数の行を、2行以上の所定の数の行を1つのグループとする複数のグループに分け、
    前記複数のグループにおける、前記選択状態に設定される行を含む前記グループを前記書込領域に設定し、
    前記書込領域に設定したグループに隣接し、該書込領域に設定したグループに含まれる行が選択状態とされるより前に選択状態とされていた行を含む、少なくとも1つの前記グループ、及び、該書込領域に設定したグループに含まれる行が前記選択状態とされた後に前記選択状態とされる行を含む、少なくとも1つの前記グループ、の少なくとも何れか一方を前記指定領域に設定する、
    ことを特徴とする請求項14又は15に記載の表示装置の表示駆動方法。
  18. 複数の行及び列に沿って複数の表示画素が2次元配列された表示パネルを表示駆動する表示駆動装置であって、
    前記複数の表示画素に電源電圧を供給する電源駆動部を備え、
    前記電源駆動部は、前記表示パネルにおける、選択状態とされて表示データに基づく駆動信号が書き込まれる行を含む書込領域に隣接する行を含む領域を指定領域に設定し、該指定領域の前記表示画素に、当該表示画素における表示輝度が、書き込まれた前記駆動信号に対応した輝度とは異なる輝度となる、指定領域用電源電圧を供給し、前記表示パネルにおける、前記書込領域及び前記指定領域以外の領域の前記表示画素に、当該表示画素における表示輝度が、書き込まれた前記駆動信号に対応した輝度となる、表示動作用電源電圧を供給することを特徴とする表示駆動装置。
  19. 複数の行及び列に沿って複数の表示画素が2次元配列された表示パネルを表示駆動する表示駆動装置であって、
    前記複数の表示画素に電源電圧を供給する電源駆動部を備え、
    前記電源駆動部は、前記表示パネルにおける、選択状態とされて表示データに基づく駆動信号が書き込まれる行を含む領域を書込領域に設定し、該書込領域の前記表示画素に、該表示画素を非表示動作状態とする非表示動作用電源電圧を供給し、前記表示パネルにおける、前記書込領域に隣接する行を含む領域を指定領域に設定し、該指定領域の前記表示画素に、当該表示画素における表示輝度が、書き込まれた前記駆動信号に対応した輝度とは異なる輝度となる、指定領域用電源電圧を供給することを特徴とする表示駆動装置。
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