JP2009210275A - 自動分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】反応容器に傷または汚れが生じた場合であっても精度の高い吸光度測定を行うことができる自動分析装置を提供すること。
【解決手段】反応容器21の混合液内を透過する測定光L1および測定光L2が同一の光学的条件となり、かつ反応容器21の異なる側壁を透過する測定光L1および測定光L2を照射し、各測定光に対する2つの吸光度を測定する第1測光部70−1および第2測光部70−2と、第1測光部70−1および第2測光部70−2による2つの吸光度の測定を制御する複数測定制御部111と、第1測光部70−1および第2測光部70−2が測定した2つの吸光度のうち基準吸光度未満の1つの吸光度を分析に用いる吸光度として決定する測定値決定部112と、を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、試薬を含む試料を収容した反応容器に測定光を照射することによって吸光度を測定し、試料を分析する自動分析装置に関するものである。
従来、試薬と試料との混合液を収容した反応容器に測定光を照射して吸光度を測定する自動分析装置では、ランニングコスト低減のため、反応容器を洗浄して繰り返し使用するようにしている。しかしながら、繰り返しの使用によって発生した反応容器の傷または汚れが、吸光度の測定値に影響を与えるため、吸光度の測定値に対して反応容器の傷または汚れの影響に相当する補正を行う自動分析装置が提案されている。
例えば、特許文献1には、繰り返し使用した反応容器に洗浄液を収容した状態の吸光度の測定値と、傷および汚れがない反応容器の吸光度の測定値との差分値を順次更新記憶し、分析回数毎に蓄積した差分値の平均値を反応容器の傷および汚れの影響に相当する補正値として吸光度の測定値の補正を行う自動分析装置が記載されている。
特開平10−267935号公報
しかしながら、反応容器の傷または汚れの増加に伴って、傷または汚れの影響に相当する補正値は大きくなる。この補正値が大きくなると、分析に用いる吸光度の測定値は、傷または汚れの影響を受けて精度が低下し、結果的に、分析精度が低下するという問題点があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、反応容器に傷または汚れが生じた場合であっても精度の高い吸光度測定を行うことができる自動分析装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる自動分析装置は、試薬と試料との混合液を収容した反応容器に測定光を照射することによって吸光度を測定し、前記試料を分析する自動分析装置において、前記反応容器の混合液内を透過する測定光が同一の光学的条件となり、かつ前記反応容器の異なる側壁を透過する複数の測定光を照射し、各測定光に対する複数の吸光度を測定する測定手段と、前記測定手段が測定した複数の吸光度のうち所定値未満の1つの吸光度を分析に用いる吸光度として決定する決定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる自動分析装置は、試薬と試料との混合液を収容した反応容器に測定光を照射することによって吸光度を測定し、前記試料を分析する自動分析装置において、前記反応容器の混合液内を透過する測定光が同一の光学的条件となり、かつ前記反応容器の異なる側壁を透過する複数の測定光を照射し、各測定光に対する複数の吸光度を測定する測定手段と、前記測定手段が測定した複数の吸光度のうち所定値未満の吸光度の平均値を求め、該平均値を分析に用いる吸光度として決定する決定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる自動分析装置は、上記発明において、前記測定手段は、各測定光の側壁間を透過する距離、入射側の側壁に入射される各測定光の光強度、入射側の側壁に対する各測定光の入射角度、出射側の側壁に対する各測定光の入射角度を等しくして各測定光を照射することを特徴とする。
また、この発明にかかる自動分析装置は、上記発明において、前記反応容器に対して各測定光を同時に照射する制御手段を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる自動分析装置は、上記発明において、前記反応容器に対して各測定光を異なるタイミングで照射する制御手段を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる自動分析装置は、上記発明において、前記測定手段は、各測定光を遮光するシャッタを有し、前記制御手段は、前記複数の測定光のうちの1つの測定光を照射する場合、他の測定光の照射を前記シャッタを用いて止める制御を行うことを特徴とする。
また、この発明にかかる自動分析装置は、上記発明において、前記制御手段は、異なる反応容器に対して各測定光を同時または異なるタイミングで照射することを特徴とする。
また、この発明にかかる自動分析装置は、上記発明において、前記測定手段は、1つの光源から出射された測定光を分岐する分岐手段を有し、該分岐手段によって分岐された複数の測定光を前記反応容器に照射することを特徴とする。
また、この発明にかかる自動分析装置は、上記発明において、前記反応容器は、断面が多角形である柱状容器であり、前記測定手段は、各測定光が、多角形の異なる辺から入射し、多角形の異なる辺から出射することを特徴とする。
この発明にかかる自動分析装置は、測定手段が、反応容器の混合液内を透過する測定光が同一の光学的条件となり、かつ前記反応容器の異なる側壁を透過する複数の測定光を照射し、各測定光に対する複数の吸光度の測定を行い、決定手段が、前記測定手段が測定した複数の吸光度のうち所定値未満の1つの吸光度を分析に用いる吸光度として決定している。すなわち、反応容器の混合液内を透過する測定光が同一の光学的条件となり、かつ前記反応容器の異なる側壁を透過するように複数の測定光を照射して測定された前記複数の吸光度のうち、前記反応容器の傷または汚れの影響を受けていないとされる所定値未満の1つの吸光度を分析に用いる吸光度としているため、反応容器に傷または汚れが生じた場合であっても精度の高い吸光度測定を行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明にかかる自動分析装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1にかかる自動分析装置の構成を示す模式図である。図1に示すように、この実施の形態1にかかる自動分析装置100は、測定部101と、制御装置102とを有する。測定部101は、検体供給部10から供給された検体容器12内の検体および試薬を反応容器21内にそれぞれ分注し、反応容器21で生じる反応を光学的に測定する。制御装置102は、測定部101を含む自動分析装置100全体の制御を行うとともに測定部101における測定結果の分析を行う。自動分析装置100は、これら各部が連携することによって複数の試料としての検体の生化学分析を順次自動的に行う。
まず、測定部101について説明する。測定部101は、検体供給部10と、反応槽20と、第1試薬庫30−1と、第2試薬庫30−2と、検体分注機構40と、第1試薬分注機構50−1と、第2試薬分注機構50−2と、第1攪拌部60−1と、第2攪拌部60−2と、測光部70と、洗浄部80とを有する。
検体供給部10は、血液等の液体の検体を収容した複数の検体容器12を保持し、図中の矢印方向に順次移送される複数の検体ラック11を備える。検体供給部10上の所定位置に移送された検体容器12内の検体は、検体分注機構40によって、反応容器21に分注される。なお、反応容器21は、断面が正方形状である四角柱状容器である。
反応槽20は、保温部材22およびホイール23を有している。保温部材22は、ホイール23の半径方向内側と外側に配置されている。この反応槽20は、図示しない円盤状の蓋によって覆われており、保温部材22とともに、内部の温度を体温程度の温度に保温する保温槽を構成している。また、ホイール23は、複数の反応容器21を保持し、図示しない駆動機構によって保温部材22と一体的に反応槽20の中心Cを通る鉛直線を回転軸として回転して反応容器21を周方向に移送する。なお、反応槽20は、測光部70によって出射された測定光の光路上に開口部24−1および開口部24−2が形成してある。また、反応槽20は、図2に示すように、反応容器21の側壁面の法線N1および法線N2が、反応容器21の移送方向Dに対して、45度で交わる状態で反応容器21を移送している。
第1試薬庫30−1は、反応容器21内に分注される2種類の試薬のうち、最初に分注される試薬(以下、「第1試薬」という)が収容された第1試薬容器31−1を着脱自在に複数収納できる。第1試薬庫30−1は、制御装置102の制御のもと、図示しない駆動機構が駆動することによって、第1試薬庫30−1の中心を通る鉛直線を回転軸として時計回りまたは反時計回りに回動自在であり、所望の第1試薬容器31−1を第1試薬分注機構50−1による試薬吸引位置まで移送する。
第2試薬庫30−2は、反応容器21内に分注される2種類の試薬のうち、第1試薬の次に分注される試薬(以下、「第2試薬」という)が収容された第2試薬容器31−2を着脱自在に複数収納できる。第2試薬庫30−2は、第1試薬庫30−1と同様に、制御装置102の制御のもと、時計回りまたは反時計回りに回動自在であり、所望の第2試薬容器31−2を第2試薬分注機構50−2による試薬吸引位置まで移送する。
検体分注機構40は、検体の吸引および吐き出しを行うプローブ42が先端部に取り付けられたアーム41を有する。アーム41は、鉛直方向への昇降および自身の基端部を通過する鉛直線を中心軸とする回転を自在に行う。検体分注機構40は、図示しない吸排シリンジまたは圧電素子を用いた吸排機構を有する。検体分注機構40は、上述した検体供給部10の所定位置に移送された検体容器12内からプローブ42によって検体を吸引し、アーム41を図中時計回りに旋回させ、反応槽20上の検体吐き出し位置に搬送された反応容器21に、検体を吐き出して分注を行う。各検体の分注終了後、プローブ42は、洗浄槽43で洗浄され、繰り返し検体の分注に使用される。
第1試薬分注機構50−1は、第1試薬の吸引および吐き出しを行うプローブ52−1が先端部に取り付けられたアーム51−1を有する。アーム51−1は、鉛直方向への昇降および自身の基端部を通過する鉛直線を中心軸とする回転を自在に行う。第1試薬分注機構50−1は、図示しない吸排シリンジまたは圧電素子を用いた吸排機構を有する。第1試薬分注機構50−1は、第1試薬庫30−1上の所定位置に移送された第1試薬容器31−1内の第1試薬をプローブ52−1によって吸引し、アーム51−1を図中時計回りに旋回させ、反応槽20上の所定位置に搬送された反応容器21に、第1試薬を吐き出して分注を行う。第1試薬の分注終了後、プローブ52−1は、洗浄槽53−1で洗浄され、繰り返し第1試薬の分注に使用される。
第2試薬分注機構50−2は、第1試薬分注機構50−1と同様に、第2試薬の吸引および吐き出しを行うプローブ52−2が先端部に取り付けられたアーム51−2と、図示しない吸排シリンジまたは圧電素子を用いた吸排機構を有し、第2試薬庫30−2上の所定位置に移送された第2試薬容器31−2内の第2試薬をプローブ52−2によって吸引後、反応槽20上の所定位置に搬送された反応容器21に、第2試薬を吐き出して分注を行う。第2試薬の分注終了後、プローブ52−2は、洗浄槽53−2で洗浄され、繰り返し第2試薬の分注に使用される。
第1攪拌部60−1は、反応容器21に分注された第1試薬と検体との混合液の攪拌を行い、反応を促進させる。また、第2攪拌部60−2は、反応容器21に分注された第1試薬、検体および第2試薬の混合液の攪拌を行い、反応を促進させる。第1攪拌部60−1、第2攪拌部60−2は、各々の中心を軸中心として回転可能に構成されており、攪拌棒61−1,61−2によって反応容器21に分注された検体と試薬とを攪拌して反応させる。
測光部70は、第1測光部70−1および第2測光部70−2を有する。第1測光部70−1は、第1光源71−1および第1測光センサ72−1を有し、第1光源71−1から出射され、反応容器21に収容された試薬と検体との混合液を透過した測定光L1を第1測光センサ72−1によって受光する。第2測光部70−2は、第1測光部70−1と同様に、第2光源71−2および第2測光センサ72−2を有し、第2光源71−2から出射され、反応容器21に収容された試薬と検体との混合液を透過した測定光L2を第2測光センサ72−2によって受光する。測光部70は、第1光源71−1および第2光源71−2のそれぞれから測定光L1および測定光L2を出射し、所定の吸光度測定位置を通過する反応容器21に収容された試薬と検体との混合液を透過した測定光L1および測定光L2を第1測光センサ72−1および第2測光センサ72−2によってそれぞれ受光し、測定光L1および測定光L2に含まれる各波長光の強度測定を行うことによって、2つの吸光度を測定する。
洗浄部80は、図示しないノズルによって、測光部70による測定が終了した反応容器21内の混合液を吸引して排出するとともに、洗剤や洗浄水等の洗浄液を注入および吸引することで洗浄を行う。
次に、制御装置102について説明する。制御装置102は、制御部110と、入力部120と、分析部130と、記憶部140と、出力部150とを有する。測定部101および制御装置102が有するこれらの各部は、制御部110に接続される。
制御部110は、CPU等を用いて構成され、自動分析装置100の各部の処理および動作を制御する。制御部110は、これらの各構成部位に入出力される情報について所定の入出力制御を行い、かつ、この情報に対して所定の情報処理を行う。なお、制御部110は、第1測光部70−1および第2測光部70−2により測定光L1および測定光L2を同時に照射して吸光度の測定を同時に行うように制御する制御手段としての複数測定制御部111と、第1測光部70−1および第2測光部70−2によって測定された吸光度のうち基準吸光度T未満の1つの吸光度を分析に用いる吸光度として決定する決定手段としての測定値決定部112とを有する。また、基準吸光度Tは、反応容器21の傷Sの影響によって、吸光度が異常値を示したことを判断するための基準となる吸光度である。
入力部120は、キーボード、マウス、入出力機能を兼ねたタッチパネル式表示画面等を用いて構成され、検体の分析に必要な諸情報や分析動作の指示情報等を取得する。入力部120は、図示しない通信ネットワークを介し、外部装置から検体の分析に必要な諸情報や分析動作の指示情報等を取得してもよい。
分析部130は、測光部70によって測定された測定結果をもとに、検体内における検出対象物の濃度を求め、検体の成分分析等を行う。
記憶部140は、情報を磁気的に記憶するハードディスクと、自動分析装置100が処理を実行する際にその処理にかかわる各種プログラムをハードディスクから読み出して電気的に記憶するメモリとを有する。記憶部140は、分析部130によって演算された吸光度等を含む情報を記憶する。記憶部140は、CD−ROM、DVD−ROM、PCカード等の記憶媒体に記憶された情報を読み取ることができる補助記憶装置を備えてもよい。
出力部150は、ディスプレイ、プリンタ、スピーカー等を有し、吸光度、検体の分析結果等を出力する。また、出力部150は、図示しない通信ネットワークを介し、外部装置に吸光度、検体の分析結果等を出力してもよい。
この自動分析装置100では、順次搬送される複数の反応容器21に対して、第1試薬分注機構50−1が、第1試薬容器31−1から反応容器21に第1試薬を分注し、検体分注機構40が、検体容器12から反応容器21に所定量の検体を分注する。続いて、第1攪拌部60−1が、反応容器21内の第1試薬と検体とを撹拌して反応させた後、測光部70が、第1試薬と検体との混合液の吸光度測定を行う。また、必要に応じて第2試薬分注機構50−2が、第2試薬容器31−2から反応容器21に第2試薬を分注する。続いて、第2攪拌部60−2が、反応容器21内の第1試薬、検体および第2試薬の混合液を撹拌して反応させた後、測光部70が、第1試薬と検体と第2試薬との混合液の吸光度測定を行う。そして、分析部130が、測定結果を分析し、検体の成分分析等を自動的に行う。また、洗浄部80が、測光部70による測定が終了した反応容器21の洗浄・乾燥を行い、一連の分析動作が連続して繰り返し行われる。
ここで、複数測定制御部111は、第1測光部70−1および第2測光部70−2により測定光L1および測定光L2を同時に照射して同時に吸光度の測定を行わせ、測定値決定部112は、第1測光部70−1および第2測光部70−2により測定された2つの吸光度のうち基準吸光度T未満の1つの吸光度を分析に用いる吸光度として記憶部140に記憶させる処理を行う。
次に、反応容器21の混合液内を透過する測定光L1および測定光L2が同一の光学的条件となり、かつ反応容器21の異なる側壁を透過するように測定光L1および測定光L2が照射される状態を説明する。図3は、反応容器21の混合液内を透過する2つの測定光が同一の光学的条件となり、かつ反応容器21の異なる側壁を透過するように2つの測定光が照射される状態を説明する説明図である。
図3に示すように、光源71−1から出射した測定光L1は(図中実線矢印参照)、反応容器21の平行に向かい合う側壁の2つの組み合わせのうち、1つの組み合わせの一方の入射側の側壁に対して垂直(角度A)、すなわち入射角度ゼロ度で入射して、反応容器21の入射側の側壁を透過し、反応容器21に収容された試薬と検体の混合液を透過し、他方の出射側の側壁に対して垂直(角度B)、すなわち入射角度ゼロ度で入射して、反応容器21の出射側の側壁を透過した後に、第1測光センサ72−1にいたる。一方、光源71−2から測定光L1と光強度を等しくして出射した測定光L2は、反応容器21の平行に向かい合う側壁の2つの組み合わせのうち、もう1つの組み合わせの一方の入射側の側壁に対して垂直(角度A)、すなわち入射角度ゼロ度で入射して、反応容器21の入射側の側壁を透過し、反応容器21に収容された試薬と検体との混合液を測定光L1と等しい距離Iだけ透過し、他方の出射側の側壁に対して垂直(角度B)、すなわち入射角度ゼロ度で入射して、反応容器21の出射側の側壁を透過した後に、第2測光センサ72−2にいたる。従って、測定光L1および測定光L2の側壁間を透過する距離I、入射側の側壁に入射される測定光L1および測定光L2の光強度、入射側の側壁に対する測定光L1および測定光L2の入射角度、出射側の側壁に対する測定光L1および測定光L2の入射角度を等しくし、かつ反応容器21の正方形状の断面の異なる辺から入射し、正方形状の断面の異なる辺から出射するように測定光L1および測定光L2が照射される。すなわち、反応容器21の混合液内を透過する測定光L1および測定光L2の光強度がほぼ等しくなるような同一の光学的条件となり、かつ反応容器21の異なる側壁を透過するように測定光L1および測定光L2が照射される。なお、光源71−1および光源71−2のそれぞれから測定光L1および測定光L2の強度を等しく出射するものを例示したが、これに限らず、第1測光センサ72−1および第2測光センサ72−2の感度差も含めて、測定光L1および測定光L2により測定される吸光度が比較可能であればよい。
ここで、測定光L1が透過する反応容器21の側壁に反応容器21の傷Sが生じた場合、測定光L1は(図中点線矢印参照)、傷Sによって散乱または吸収されるため、第1測光部70−1によって測定される吸光度は、反応容器21の傷Sの影響を受けて精度が低下する。これに対して、測定光L2は、測定光L1と異なる側壁を透過している。従って、図に示すように、測定光L2が透過する反応容器21の側壁に、反応容器21の傷Sが生じなければ、第2測光部70−2によって測定される吸光度は、反応容器21の傷Sの影響を受けないため精度が高くなる。なお、吸光度の測定値の精度を低下させるものとして、反応容器21の傷Sを例示したが、これに限らず、反応容器21の繰り返しの使用によって側壁の表面または内部に生じるもので、測定光L1または測定光L2を散乱または吸収するものが含まれる。例えば、測定光L1または測定光L2を散乱または吸収する原因となるものとして反応容器21の汚れがある。
次に、図4に示すフローチャートを参照して、上述した複数測定制御部111の制御内容について説明する。図4に示すように、まず複数測定制御部111は、試薬と検体とを撹拌して反応させた混合液が収容された反応容器21が、吸光度測定位置にあるか否かを判断する(ステップS101)。反応容器21が吸光度測定位置にない場合(ステップS101:No)、複数測定制御部111は、この判断処理を繰り返す。一方、反応容器21が吸光度測定位置にある場合(ステップS101:Yes)、複数測定制御部111は、第1測光部70−1および第2測光部70−2によって測定光L1および測定光L2を同時に照射させ、吸光度を同時に測定させる(ステップS102)。これにより、上述した同一の光学的条件となり、かつ反応容器21の異なる側壁を透過するように測定光L1および測定光L2が照射されることによって2つの吸光度が測定される。次に、複数測定制御部111は、全反応容器21に収容された混合液の吸光度の測定が完了したか否かを判断する(ステップS103)。全反応容器21に収容された混合液の吸光度の測定が完了していない場合(ステップS103:No)、複数測定制御部111は、処理をステップS101に移行して上述した処理を繰り返す。一方、全反応容器21に収容された混合液の吸光度の測定が完了した場合(ステップS103:Yes)、複数測定制御部111は、本処理を終了する。
次に、図5に示したフローチャートを参照して、上述した測定値決定部112による吸光度決定の処理について説明する。図5に示すように、まず測定値決定部112は、第1測光部70−1および第2測光部70−2によって測定された2つの吸光度を取得する(ステップS201)。次に、測定値決定部112は、2つの吸光度の少なくともどちらか一方が、基準吸光度T未満か否かを判断する(ステップS202)。2つの吸光度の両方が基準吸光度T以上の場合(ステップS202:No)、測定値決定部112は、2つの吸光度の両方が反応容器21の傷Sの影響を受けているとして、測定された吸光度が異常であることを知らせる表示を出力部150に出力させる(ステップS203)。その後に、測定値決定部112は、この処理をステップS207へ移行させて、全検体の吸光度の記憶が完了したか否かを判断する(ステップS207)。
一方、2つの吸光度の少なくともどちらか一方が、基準吸光度T未満の場合(ステップS202:Yes)、測定値決定部112は、2つの吸光度の両方が基準吸光度T未満か否かを判断する(ステップS204)。2つの吸光度の両方が基準吸光度T未満の場合(ステップS204:Yes)、2つの吸光度の両方が反応容器21の傷Sの影響を受けていないとして、測定値決定部112は、第1測光部70−1によって測定された吸光度を分析に用いる吸光度として記憶部140に記憶し(ステップS205)、ステップS207に移行する。一方、1つの吸光度のみが基準吸光度T未満の場合(ステップS204:No)、この基準吸光度T未満の1つの吸光度が反応容器21の傷Sの影響を受けていないとして、測定値決定部112は、基準吸光度T未満の吸光度を分析に用いる吸光度として記憶部140に記憶し(ステップS206)、ステップS207に移行する。その後、記憶部140への全反応容器21に収容された混合液の吸光度の記憶処理が完了したか否かを判断する(ステップS207)。全反応容器21に収容された混合液の吸光度の記憶処理が完了していない場合(ステップS207:No)、測定値決定部112は、処理をステップS201に移行し、上述した処理を繰り返す。一方、全検体の吸光度の記憶処理が完了した場合(ステップS207:Yes)、測定値決定部112は、本処理を終了する。
なお、上述した処理では、第1測光部70−1および第2測光部70−2によって測定された2つの吸光度の両方が基準吸光度T未満の場合、測定値決定部112は、第1測光部70−1によって測定された吸光度を分析に用いる吸光度とするものを例示したが、これに限らず、分析に用いる吸光度が基準吸光度T未満であればよい。例えば、第2測光部70−2によって測定された吸光度を分析に用いる吸光度として記憶部140に記憶させてもよい。或いは、第1測光部70−1および第2測光部70−2によって測定された2つの吸光度の平均値を求め、この平均値を分析に用いる吸光度として記憶部140に記憶させてもよい。
この実施の形態1の自動分析装置100によれば、断面が正方形状である四角柱状容器である反応容器21を用いて、反応容器21の平行に向かい合う側壁の2つの組み合わせのそれぞれの側壁に対して垂直に透過し、入射側の側壁に入射される光強度を等しくした測定光L1および測定光L2を照射することによって測定した2つの吸光度のうち、基準吸光度T未満の1つの吸光度を分析に用いる吸光度としている。すなわち、測定光L1および測定光L2の側壁間を透過する距離、入射側の側壁に入射される測定光L1および測定光L2の光強度、入射側の側壁に対する測定光L1および測定光L2の入射角度、出射側の側壁に対する測定光L1および測定光L2の入射角度を等しくし、かつ反応容器21の異なる側壁を透過するように測定光L1および測定光L2を照射して2つの吸光度を測定し、反応容器21の傷Sの影響を受けていないとされる基準吸光度T未満の1つの吸光度を分析に用いる吸光度としているため、反応容器21に傷または汚れが生じた場合であっても精度の高い吸光度測定を行うことができる。
(実施の形態2)
次に、この発明の実施の形態2について説明する。図6は、この発明の実施の形態2にかかる自動分析装置の構成を示す模式図である。上述した実施の形態1では、制御部110の複数測定制御部111の制御のもと、第1測光部70−1および第2測光部70−2によって、反応容器21へ測定光L1および測定光L2の両方を照射させて2つの吸光度を測定していたが、この実施の形態2では、第1測光部74−1および第2測光部74−2は、測定光L1および測定光L2のそれぞれを遮光するシャッタ75を備え、制御部113の複数測定制御部114は、測定光L1および測定光L2のうちの1つの測定光を照射する場合、もう1つの測定光の照射を止めるようにシャッタ75を制御して、第1測光部74−1および第2測光部74−2による2つの吸光度の測定を行うように制御する。その他の構成は実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
シャッタ75は、図6に示すように、第1シャッタ部76―1と、第2シャッタ部76―2と、これらを駆動させる図示しない駆動機構とを有する。第1シャッタ部76―1は、光源71−1と吸光度測定位置にある反応容器21との間に配置してあり、第2シャッタ部76―2は、光源71−2と吸光度測定位置にある反応容器21との間に配置してある。この実施の形態2では、シャッタ75は、一対の板状部材を用いるものを例示したが、これに限らず、反応容器21への測定光L1および測定光L2のそれぞれの照射を止めて遮光することができればよい。例えば、チョッパーを用いて反応容器21への測定光L1および測定光L2のそれぞれの照射を止めるようにしてもよい。
次に、図7および図8を参照し、上述した複数測定制御部114の制御内容について説明する。図7に示すように、まず複数測定制御部114は、試薬と検体とを撹拌して反応させた混合液が収容された反応容器21が吸光度測定位置にあるか否かを判断する(ステップS301)。反応容器21が吸光度測定位置にない場合(ステップS301:No)、複数測定制御部114は、この判断処理を繰り返す。一方、反応容器21が吸光度測定位置にある場合(ステップS301:Yes)、複数測定制御部114は、駆動機構を駆動させて第1シャッタ部76−1を開く(ステップS302)。これにより、第1光源71−1から反応容器21へ測定光L1が照射される(図8参照)。次に、複数測定制御部114は、第1測光部74−1によって吸光度を測定する(ステップS303)。これにより、反応容器21の平行に向かい合う側壁の2つの組み合わせのうち、一方の組み合わせのそれぞれの側壁に対して垂直に透過する測定光L1を照射して1つの吸光度が測定される。この時、複数測定制御部114は、第2シャッタ部76―2を閉じているため、第2光源71−2から反応容器21へ照射される測定光L2が止められている。従って、第1測光部74−1による吸光度の測定値は測定光L2の影響を受けない値となる。その後、複数測定制御部114は、駆動機構を駆動させて、第1シャッタ部76−1を閉じる(ステップS304)。
次に、複数測定制御部114は、駆動機構を駆動させて第2シャッタ部76−2を開く(ステップS305)。これにより、第2光源71−2から反応容器21へ測定光L2が照射される(図8参照)。次に、複数測定制御部114は、第2測光部74−2によって吸光度を測定する(ステップS306)。これにより、反応容器21の平行に向かい合う側壁の他方の組み合わせのそれぞれの側壁に対して垂直に透過する測定光L2を異なるタイミングで照射して、もう1つの吸光度が測定される。これにより、実施の形態1と同様に、同一の光学的条件となり、かつ反応容器21の異なる側壁を透過するように測定光L1および測定光L2が照射されることによって2つの吸光度が測定される。この時、複数測定制御部114は、第1シャッタ部76―1を閉じているため、第1光源71−1から反応容器21へ照射される測定光L1が止められている。従って、第2測光部74−2による吸光度の測定値は測定光L1の影響を受けない値となる。その後、複数測定制御部114は、駆動機構を駆動させて第2シャッタ部76−2を閉じる(ステップS307)。次に、複数測定制御部114は、全反応容器21に収容された混合液の吸光度の測定が完了したか否かを判断する(ステップS308)。全反応容器21に収容された混合液の吸光度の測定が完了していない場合(ステップS308:No)、複数測定制御部114は、処理をステップS301へ移行し、上述した処理を繰り返す。一方、全反応容器21に収容された混合液の測定が完了した場合(ステップS308:Yes)、複数測定制御部114は、本処理を終了する。
この実施の形態2の自動分析装置200によれば、上述した実施の形態1と同様に、断面が正方形状である四角柱状容器である反応容器21を用いて、反応容器21の平行に向かい合う側壁の2つの組み合わせのそれぞれの側壁に対して垂直に透過し、入射側の側壁に入射される光強度を等しくした測定光L1および測定光L2を照射することによって測定した2つの吸光度のうち、基準吸光度T未満の1つの吸光度を分析に用いる吸光度としている。すなわち、測定光L1および測定光L2の側壁間を透過する距離、入射側の側壁に入射される測定光L1および測定光L2の光強度、入射側の側壁に対する測定光L1および測定光L2の入射角度、出射側の側壁に対する測定光L1および測定光L2の入射角度を等しくし、かつ反応容器21の異なる側壁を透過するように測定光L1および測定光L2を照射して2つの吸光度を測定し、反応容器21の傷Sの影響を受けていないとされる基準吸光度T未満の1つの吸光度を分析に用いる吸光度としているため、反応容器21に傷または汚れが生じた場合であっても精度の高い吸光度測定を行うことができる。
また、上述した実施の形態2では、測定光L1および測定光L2のうちの1つの測定光を照射する場合、もう1つの測定光の照射をシャッタ75を用いて止めるため、測定光L1および測定光L2のそれぞれを反応容器21へ照射することによって測定されるそれぞれの吸光度に与える互いの測定光の影響をなくすことができる。
なお、上述した実施の形態1,2では、第1測光部70−1および第2測光部70−2により同一の吸光度測定位置で測定光L1および測定光L2を照射して2つの吸光度を測定するものを例示したが、これに限らず、反応容器21の混合液内を透過する測定光L1および測定光L2が同一の光学的条件となり、かつ反応容器21の異なる側壁を透過する測定光L1および測定光L2を照射して2つの吸光度を測定できればよい。例えば、第1測光部70−1および第2測光部70−2のそれぞれの吸光度測定位置を異ならせ、第1測光部70−1の吸光度測定位置にて、反応容器21の平行に向かい合う側壁の2つの組み合わせのうち一方の組み合わせのそれぞれの側壁に対して測定光L1を垂直に透過させる一方、第2測光部70−2の吸光度測定位置にて、他方の組み合わせのそれぞれの側壁に対して測定光L2を垂直に透過させることによって、異なる吸光度測定位置にて吸光度を測定する。すなわち、測定光L1および測定光L2のそれぞれを異なるタイミングで照射して2つの吸光度の測定を行ってもよい。この場合、異なる吸光度測定位置にある異なる反応容器21に対して測定光L1および測定光L2のそれぞれを同時または異なるタイミングで照射させてもよい。
また、上述した実施の形態1,2では、2つの光源から、反応容器21の平行に向かい合う側壁の2つの組み合わせのそれぞれの側壁に対して垂直に透過する測定光L1および測定光L2を照射させるものを例示したが、これに限らず、反応容器21の混合液内を透過する測定光L1および測定光L2が同一の光学的条件となり、かつ反応容器21の異なる側壁を透過する測定光L1および測定光L2を照射すればよい。例えば、図10に示すように、反応容器21の移送に伴って、光源71の設置位置に対する反応容器21の側壁の向きが変わることを利用して、1つの光源71から出射される測定光Lをプリズム等の分岐手段78によって分岐させ、反応容器21の平行に向かい合う側壁の2つの組み合わせのそれぞれの側壁に対して垂直に透過する測定光Lを照射させるようにしてもよい。この場合、2つの光源から測定光L1および測定光L2を照射するのに比べて入射側の側壁に入射される測定光の光強度のばらつきを低減することができる。
また、上述した実施の形態1,2では、反応容器21の側壁面の法線N1および法線N2が移送方向Dに対して45度で交わる状態で反応容器21が移送されるものを例示したが、これに限らず、反応容器21の混合液内を透過する測定光L1および測定光L2が同一の光学的条件となり、かつ反応容器21の異なる側壁を透過する測定光L1および測定光L2を照射すればよい。例えば、反応容器21の側壁面の法線N1が移送方向Dに対して60度で交わり、かつ、法線N2が移送方向Dに対して30度で交わる状態で反応容器21が移送され、測定光L1および測定光L2が、反応容器21の平行に向かい合う側壁の2つの組み合わせのそれぞれの側壁に対して垂直に透過するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1,2では、反応容器21の平行に向かい合う側壁の2つの組み合わせのそれぞれの側壁に対して垂直に透過する2つの測定光を照射して2つの吸光度を測定し、2つの吸光度のうち基準吸光度T未満の1つの吸光度を分析に用いる吸光度とするものを例示したが、これに限らず、反応容器21の混合液内を透過する複数の測定光が同一の光学的条件となり、かつ反応容器21の異なる側壁を透過する複数の測定光を照射して測定された複数の吸光度のうち基準吸光度T未満の1つの吸光度を分析に用いる吸光度とすればよい。例えば、断面が正六角形状である六角柱状の反応容器を用いて、この反応容器の平行に向かい合う側壁の3つの組み合わせのそれぞれの側壁に対して垂直に透過する3つの測定光を照射することによって3つの吸光度を測定し、3つの吸光度のうち基準吸光度T未満の1つの吸光度を分析に用いる吸光度としてもよい。
また、上述した実施の形態1,2では、反応容器21は、断面が正方形状である四角柱状容器であり、測定光L1および測定光L2が、反応容器21の平行に向かい合う側壁の2つの組み合わせのそれぞれの側壁に対して垂直に透過するものを例示したが、これに限らず、反応容器21の混合液内を透過する測定光L1および測定光L2が同一の光学的条件となり、かつ測定光L1および測定光L2が反応容器21の異なる側壁を透過すればよい。例えば、図9に示すように、断面が八角形状である八角柱状の反応容器を用いて、測定光L1および測定光L2の側壁間を透過する距離I、入射側の側壁に入射される測定光L1および測定光L2の光強度、入射側の側壁に対する測定光L1および測定光L2の入射角度A、出射側の側壁に対する測定光L1および測定光L2の入射角度Bを等しくし、かつこの反応容器の異なる側壁を透過するように測定光L1および測定光L2を照射してもよい。また、断面が円状である円柱状の反応容器を用いて、例えばこの反応容器の側壁の円周上の異なる位置に測定光L1および測定光L2を照射してもよい。
この発明の実施の形態1にかかる自動分析装置の構成を示す模式図である。 図1に示した自動分析装置の反応槽によって反応容器が移送される状態を説明する説明図である。 反応容器の混合液内を透過する2つの測定光が同一の光学的条件となり、かつ反応容器の異なる側壁を透過するように2つの測定光が照射される状態を説明する説明図である。 図1に示した複数測定制御部が実施する測光部の制御内容を示したフローチャートである。 図1に示した測定値決定部が実施する分析に用いる吸光度を決める処理手順を示したフローチャートである。 この発明の実施の形態2にかかる自動分析装置の構成を示す模式図である。 図6に示した複数測定制御部が実施する測光部の制御内容を示したフローチャートである。 図6に示したシャッタ部の動作を説明する説明図である。 図1および図6に示した自動分析装置の変形例の反応容器の混合液内を透過する2つの測定光が同一の光学的条件となり、かつ反応容器の異なる側壁を透過するように2つの測定光が照射される状態を説明する説明図である。 図1および図6に示した自動分析装置の変形例の構成を示す模式図である。
符号の説明
10 検体供給部
11 検体ラック
12 検体容器
20 反応槽
21 反応容器
22 保温部材
23 ホイール
24−1,24−2 開口部
30−1 第1試薬庫
30−2 第2試薬庫
31−1 第1試薬容器
31−2 第2試薬容器
40 検体分注機構
41,51−1,51−2 アーム
42,52−1,52−2 プローブ
43,53−1,53−2 洗浄槽
50−1 第1試薬分注機構
50−2 第2試薬分注機構
60−1 第1攪拌部
60−2 第2攪拌部
61−1,61−2 攪拌棒
70,73 測光部
70−1,74−1 第1測光部
70−2,74−2 第2測光部
71 光源
71−1 第1光源
71−2 第2光源
72−1 第1測光センサ
72−2 第2測光センサ
75 シャッタ
76−1 第1シャッタ部
76−2 第2シャッタ部
78 分岐手段
80 洗浄部
100,200 自動分析装置
101 測定部
102,103 制御装置
110,113 制御部
111,114 複数測定制御部
112 測定値決定部
120 入力部
130 分析部
140 記憶部
150 出力部
A,B 角度
C 回転中心
D 移送方向
I 距離
L,L1,L2 測定光
N1,N2 法線
S 傷
T 基準吸光度

Claims (9)

  1. 試薬と試料との混合液を収容した反応容器に測定光を照射することによって吸光度を測定し、前記試料を分析する自動分析装置において、
    前記反応容器の混合液内を透過する測定光が同一の光学的条件となり、かつ前記反応容器の異なる側壁を透過する複数の測定光を照射し、各測定光に対する複数の吸光度を測定する測定手段と、
    前記測定手段が測定した複数の吸光度のうち所定値未満の1つの吸光度を分析に用いる吸光度として決定する決定手段と、
    を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  2. 試薬と試料との混合液を収容した反応容器に測定光を照射することによって吸光度を測定し、前記試料を分析する自動分析装置において、
    前記反応容器の混合液内を透過する測定光が同一の光学的条件となり、かつ前記反応容器の異なる側壁を透過する複数の測定光を照射し、各測定光に対する複数の吸光度を測定する測定手段と、
    前記測定手段が測定した複数の吸光度のうち所定値未満の吸光度の平均値を求め、該平均値を分析に用いる吸光度として決定する決定手段と、
    を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  3. 前記測定手段は、各測定光の側壁間を透過する距離、入射側の側壁に入射される各測定光の光強度、入射側の側壁に対する各測定光の入射角度、出射側の側壁に対する各測定光の入射角度を等しくして各測定光を照射することを特徴とする請求項1または2に記載の自動分析装置。
  4. 前記反応容器に対して各測定光を同時に照射する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の自動分析装置。
  5. 前記反応容器に対して各測定光を異なるタイミングで照射する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の自動分析装置。
  6. 前記測定手段は、各測定光を遮光するシャッタを有し、
    前記制御手段は、前記複数の測定光のうちの1つの測定光を照射する場合、他の測定光の照射を前記シャッタを用いて止める制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の自動分析装置。
  7. 前記制御手段は、異なる反応容器に対して各測定光を同時または異なるタイミングで照射することを特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載の自動分析装置。
  8. 前記測定手段は、1つの光源から出射された測定光を分岐する分岐手段を有し、該分岐手段によって分岐された複数の測定光を前記反応容器に照射することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の自動分析装置。
  9. 前記反応容器は、断面が多角形である柱状容器であり、
    前記測定手段は、各測定光が、多角形の異なる辺から入射し、多角形の異なる辺から出射することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の自動分析装置。
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