JP2009209845A - 排気ガス浄化システム及び排気ガス浄化システムの制御方法 - Google Patents

排気ガス浄化システム及び排気ガス浄化システムの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009209845A
JP2009209845A JP2008055125A JP2008055125A JP2009209845A JP 2009209845 A JP2009209845 A JP 2009209845A JP 2008055125 A JP2008055125 A JP 2008055125A JP 2008055125 A JP2008055125 A JP 2008055125A JP 2009209845 A JP2009209845 A JP 2009209845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
flow rate
exhaust gas
temperature
filter device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008055125A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Sakamoto
隆行 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP2008055125A priority Critical patent/JP2009209845A/ja
Publication of JP2009209845A publication Critical patent/JP2009209845A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)

Abstract

【課題】NOx浄化装置、フィルタ装置の各装置における浄化性能の温度依存性を考慮し、速やかに各装置の浄化性能を効率よく利用できる排気ガス浄化システムと排気ガス浄化システムの制御方法を提供する。
【解決手段】NOx浄化触媒を備えたNOx浄化装置12と低温で炭化水素を吸着する触媒付きフィルタ装置13とを、内燃機関の排気通路2に上流側から順に配置した排気ガス浄化システム1において、前記NOx浄化装置12をバイパスする第1バイパス通路14と、前記触媒付きフィルタ装置13をバイパスする第2バイパス通路15とを設けて、前記第1バイパス通路14と前記第2バイパス通路15とを通過する排気ガスGの流量を調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、NOx浄化装置とフィルタ装置を備えた排気ガス浄化システムで排気ガス浄化を行う際に、排気温度の状態に対応させて、それぞれの排気ガス浄化能力を活かした状態で排気ガスを浄化できる排気ガス浄化システム及び排気ガス浄化システムの制御方法に関する。
内燃機関の排気ガスを浄化するための装置の一つに、排気ガス中のNOx(窒素酸化物)の浄化のためのNOx浄化触媒がある。このNOx浄化触媒の一つに、アルカリ金属又はアルカリ土類金属を貴金属と共に担持して、酸素過剰な排気ガス中のNO(一酸化窒素)を酸化して硝酸塩として触媒上に吸着させて、NOxを浄化するNOx吸蔵還元型触媒がある。このNOx吸蔵還元型触媒は、排気ガスが酸素過剰なリーン空燃比状態では、NOxを吸蔵し、酸素濃度が低いか、空燃比が1より小さいリッチ空燃比状態では、吸蔵したNOxを放出すると共に、この放出されたNOxを還元雰囲気中で還元して、NOxを低減する。
また、排気ガス浄化装置の別の装置として、NOxを吸蔵することはできないが、その酸化作用により、CO(一酸化炭素)やHC(炭化水素)を酸化除去する酸化触媒を備えた酸化触媒装置がある。更に、排気ガス中のPM(微粒子状物質)を捕集して酸化除去すると共に低温でHCを吸着することができる触媒付きフィルタ装置がある。
これらの内燃機関から排出される排気ガスを浄化処理するための触媒装置とフィルタ装置を使用して、排気ガス中のNOx、CO、HC、PMを浄化して、大気中への放出量を排出基準以下にまで下げている。
これに関連して、内燃機関の排気通路の上流側から順に、NOx触媒(NOx吸蔵還元型触媒)とフィルタを設けると共に、NOx触媒の上流側とフィルタの上流側を結ぶバイパス通路を設けて、排気の流れをNOx触媒とバイパス通路に切り替え可能にしている内燃機関の排気浄化システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この排気浄化システムでは、NOx触媒の目詰まりとフィルタの目詰まりを、排気ガスがNOx触媒を通過したときの第1差圧と排気ガスがNOx触媒をバイパスしたときの第2差圧とから判定している。また、NOx触媒再生手段とフィルタ再生手段が、NOx触媒の温度が所定活性温度より低い時は、排気ガスをNOx触媒を通過させ、NOx触媒の温度が所定活性温度より高くなった時は、排気ガスをNOx触媒をバイパスさせて、NOx浄化触媒とフィルタを再生している。
しかしながら、フィルタ装置として、低温でHC(炭化水素)を吸着する触媒付きフィルタ装置を用いた場合には、上流側の酸化触媒やNOx浄化触媒等の触媒装置が排気ガス中のHCを浄化できる活性化温度に到達する前に、下流側のフィルタ装置の温度が上昇してしまうと、フィルタ装置によるHC吸着性能を維持することができなくなり、排気ガス中のHCが大気中に流出する可能性が生じるという問題がある。特に、この排気ガス中のHCの排出抑制は、排気ガス浄化装置の浄化能力を回復するために排気ガスを空燃比リッチ状態にした時に特に重要となる。
特開2007−315237号公報
本発明は、上記の状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、NOx浄化装置、フィルタ装置の各装置における浄化性能の温度依存性を考慮し、速やかに各装置の浄化性能を効率よく利用できる排気ガス浄化システムと排気ガス浄化システムの制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の排気ガス浄化装置は、排気ガスが空燃比リーン状態で排気ガス中のNOxを浄化し、排気ガスが空燃比リッチ状態でNOx浄化能力を回復するNOx浄化触媒を備えたNOx浄化装置と、排気ガス中のPMを捕集すると共に低温で炭化水素を吸着する触媒付きフィルタ装置とを、内燃機関の排気通路に上流側から順に配置すると共に、前記NOx浄化装置と前記触媒付きフィルタ装置の浄化能力を回復するための制御を行う制御装置を備えた排気ガス浄化システムにおいて、前記NOx浄化装置をバイパスする第1バイパス通路と、前記触媒付きフィルタ装置をバイパスする第2バイパス通路とを設けると共に、前記第1バイパス通路に設けた第1流量調整弁と、前記第2バイパス通路に設けた第2流量調整弁と、前記触媒付きフィルタ装置の下流側で、かつ、前記第2バイパス通路の合流部よりも上流側の前記排気通路に設けた第3流量制御弁と、前記排気通路と前記第2バイパス通路の前記第2流量調整弁の上流側で分岐した第3バイパス通路と前記第3流量調整弁の下流側の排気通路との合流部に設けた第4流量調整弁とを備えて構成される。
この構成により、NOx浄化装置、フィルタ装置の各装置における浄化性能の温度依存性を考慮し、速やかに各装置の浄化性能を効率よく利用する制御を行うことができるようになる。
また、上記の排気ガス浄化システムにおいて、前記NOx浄化装置の上流側の排気通路で、前記第1バイパス通路の分岐部よりも上流側に、酸化触媒装置を設けて構成される。
上記の排気ガス浄化システムにおいて、前記制御装置が、排気ガスが空燃比リーン状態では、前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合は、前記第2流量調整弁の弁開度を調整しつつ前記第3流量調整弁の弁開度を調整して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の一部を第1バイパス通路側に流すか、又は、前記第2流量調整弁を全開し前記第3流量調整弁を全閉して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の全量を第1バイパス通路側に流し、前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上の場合は、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流す制御を行う。
それと共に、前記制御装置が、排気ガスが空燃比リッチ状態では、前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合には、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流し、前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上で、かつ、前記触媒付きフィルタ装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合には、前記第2流量調整弁の弁開度を調整しながら、前記第3流量調整弁の弁開度を調整して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の一部を第1バイパス通路側に流し、前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上で、かつ、前記触媒付きフィルタ装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上の場合には、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流す制御を行う。
あるいは、上記の排気ガス浄化システムにおいて、前記制御装置が、排気ガスが空燃比リーン状態では、前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合は、前記第2流量調整弁の弁開度を調整しつつ前記第3流量調整弁の弁開度を調整して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の一部を第1バイパス通路側に流すか、又は、前記第2流量調整弁を全開し前記第3流量調整弁を全閉して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の全量を第1バイパス通路側に流し、前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上の場合は、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流す制御を行う。
それと共に、前記制御装置が、排気ガスが空燃比リッチ状態では、前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合には、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流し、前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上で、かつ、前記触媒付きフィルタ装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合には、前記第2流量調整弁の弁開度を調整しながら、前記第3流量調整弁の弁開度を調整して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の一部を第1バイパス通路側に流し、前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上で、かつ、前記触媒付きフィルタ装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上の場合には、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流す制御を行う。
この構成により、エンジン始動後、排気ガス処理装置のNOx浄化触媒の活性が不十分な低温度域で、触媒付きフィルタ装置のHC吸着性能により、HCが吸着され、大気中へのHCの流出を抑制することができる。また、触媒付きフィルタ装置に吸着堆積したHCが酸化する温度までの昇温速度を調整して、この昇温過程におけるHCの流出を抑制することができる。
そして、上記の目的を達成するための排気ガス浄化システムの制御方法は、排気ガスが空燃比リーン状態で排気ガス中のNOxを浄化し、排気ガスが空燃比リッチ状態でNOx浄化能力を回復するNOx浄化触媒を備えたNOx浄化装置と、排気ガス中のPMを捕集すると共に低温で炭化水素を吸着する触媒付きフィルタ装置とを、内燃機関の排気通路に上流側から順に配置すると共に、前記NOx浄化装置と前記触媒付きフィルタ装置の浄化能力を回復するための制御を行う制御装置を備え、更に、前記NOx浄化装置をバイパスする第1バイパス通路と、前記触媒付きフィルタ装置をバイパスする第2バイパス通路とを設けると共に、前記第1バイパス通路に設けた第1流量調整弁と、前記第2バイパス通路に設けた第2流量調整弁と、前記触媒付きフィルタ装置の下流側で、かつ、前記第2バイパス通路の合流部よりも上流側の前記排気通路に設けた第3流量制御弁と、前記排気通路と前記第2バイパス通路の前記第2流量調整弁の上流側で分岐した第3バイパス通路と前記第3流量調整弁の下流側の排気通路との合流部に設けた第4流量調整弁とを備えた排気ガス浄化システムの制御方法である。
この制御方法において、排気ガスが空燃比リーン状態では、前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合は、前記第2流量調整弁の弁開度を調整しつつ前記第3流量調整弁の弁開度を調整して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の一部を第1バイパス通路側に流すか、又は、前記第2流量調整弁を全開し前記第3流量調整弁を全閉して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の全量を第1バイパス通路側に流し、前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上の場合は、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流す。
それと共に、排気ガスが空燃比リッチ状態では、前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合には、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流し、前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上で、かつ、前記触媒付きフィルタ装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合には、前記第2流量調整弁の弁開度を調整しながら、前記第3流量調整弁の弁開度を調整して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の一部を第1バイパス通路側に流し、前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上で、かつ、前記触媒付きフィルタ装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上の場合には、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流す。
あるいは、上記の目的を達成するための排気ガス浄化システムの制御方法は、酸化触媒装置と、排気ガスが空燃比リーン状態で排気ガス中のNOxを浄化し、排気ガスが空燃比リッチ状態でNOx浄化能力を回復するNOx浄化触媒を備えたNOx浄化装置と、排気ガス中のPMを捕集すると共に低温で炭化水素を吸着する触媒付きフィルタ装置とを、内燃機関の排気通路に上流側から順に配置すると共に、前記NOx浄化装置と前記触媒付きフィルタ装置の浄化能力を回復するための制御を行う制御装置を備え、更に、前記NOx浄化装置をバイパスする第1バイパス通路と、前記触媒付きフィルタ装置をバイパスする第2バイパス通路とを設けると共に、前記第1バイパス通路に設けた第1流量調整弁と、前記第2バイパス通路に設けた第2流量調整弁と、前記触媒付きフィルタ装置の下流側で、かつ、前記第2バイパス通路の合流部よりも上流側の前記排気通路に設けた第3流量制御弁と、前記排気通路と前記第2バイパス通路の前記第2流量調整弁の上流側で分岐した第3バイパス通路と前記第3流量調整弁の下流側の排気通路との合流部に設けた第4流量調整弁とを備えた排気ガス浄化システムの制御方法である。
この制御方法において、排気ガスが空燃比リーン状態では、前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合は、前記第2流量調整弁の弁開度を調整しつつ前記第3流量調整弁の弁開度を調整して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の一部を第1バイパス通路側に流すか、又は、前記第2流量調整弁を全開し前記第3流量調整弁を全閉して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の全量を第1バイパス通路側に流し、前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上の場合は、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流す。
それと共に、排気ガスが空燃比リッチ状態では、前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合には、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流し、前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上で、かつ、前記触媒付きフィルタ装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合には、前記第2流量調整弁の弁開度を調整しながら、前記第3流量調整弁の弁開度を調整して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の一部を第1バイパス通路側に流し、前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上で、かつ、前記触媒付きフィルタ装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上の場合には、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流す。
これらの排気ガス浄化システムの制御方法によれば、エンジン始動後、排気ガス処理装置のNOx浄化触媒の活性が不十分な低温度域で、触媒付きフィルタ装置のHC吸着性能により、HCが吸着され、大気中へのHCの流出を抑制することができる。また、触媒付きフィルタ装置に吸着堆積したHCが酸化する温度までの昇温速度を調整して、この昇温過程におけるHCの流出を抑制することができる。
本発明に係る排気ガス浄化システム及び排気ガス浄化システムの制御方法によれば、NOx浄化装置、フィルタ装置の各装置における浄化性能の温度依存性を考慮し、速やかに各装置の浄化性能を効率よく利用できる。
つまり、エンジン始動後、排気ガス浄化システムの酸化触媒装置やNOx浄化装置における触媒の活性化が不十分な低温度域で、触媒付きフィルタ装置によるHC抑制機能を使用してHCの排出を抑制することができる。また、触媒付きフィルタ装置内に吸着堆積したHCの酸化温度までの、触媒付きフィルタ装置の昇温速度を調整し、昇温過程でのHCの排出を抑制できる。
以下、本発明に係る実施の形態の排気ガス浄化システム及び排気ガス浄化システムの制御方法について、図面を参照しながら説明する。
図1に、本発明の実施の形態の排気ガス浄化装置を用いた排気ガス浄化システム1の構成を示す。この排気ガス浄化システム1は、エンジンの排気通路2に、上流側から順に、酸化触媒装置11、NOx浄化装置12、触媒付きフィルタ装置13を設けた排気ガス浄化装置10を配置して構成される。
酸化触媒装置11は、排気ガス中のHC(炭化水素)を酸化して排気ガス温度を上昇させたり、排気ガス中のNO(一酸化窒素)を酸化してNO(二酸化窒素)にしてNOx(窒素酸化物)を浄化し易くしたりするためのものであり、多孔質のセラミックのハニカム構造等の担持体に、白金等の酸化触媒を担持させて形成する。
また、NOx浄化装置12は、排気ガス中のNOxを浄化するためのものであり、モノリス触媒で形成され、コージェライトハニカムなどの担持体に酸化アルミニウム、酸化チタン等の触媒コート層を設け、この触媒コート層に、白金(Pt)、パラジウム(Pd)等の触媒金属と、バリウム(Ba)等のNOx吸蔵材(NOx吸蔵物質)とからなるNOx吸蔵還元触媒を担持させて構成される。
このNOx吸蔵還元型触媒は、酸素濃度が高い排気ガスの状態、即ち、空燃比リーン状態の時に、排気ガス中のNOxをNOx吸蔵材が吸蔵することにより、排気ガス中のNOxを浄化し、酸素濃度が低いか空燃比が1より小さい空燃比リッチ状態か空燃比が1の空燃比ストイキ状態の時に、吸蔵したNOxを放出すると共に、この放出されたNOxを触媒金属の触媒作用により還元することにより、大気中へのNOxの流出を防止する。
このNOx吸蔵還元型触媒は、空燃比リーン状態が継続すると、NOx吸蔵材が硝酸塩に変化してしまうため、NOx吸蔵能力が飽和する前に、排気ガスを空燃比リッチ状態にする再生制御を行って、吸蔵したNOxを放出及び還元して、NOx吸蔵能力を回復している。
触媒付きフィルタ装置13は、排気ガス中のPM(微粒子状物質)を浄化するためのものであり、多孔質のセラミックのハニカムのチャンネル(排気ガスの通路)の入口と出口を交互に目封じしたモノリスハニカム型ウォールフロータイプのフィルタ等で形成され、このフィルタの部分に、比較的高温ではPMやHCの酸化を促進するように、また、比較的低温ではHCを吸着できるように、白金や酸化セリウム等の触媒が担持される。排気ガス中のPMは、この触媒フィルタ装置13の多孔質セラミックの壁で捕集される。
この触媒付きフィルタ装置13では、PMの捕集量が増加して圧力損失が増加するのを防止するために、PMの捕集量が所定の捕集量を超えた場合や触媒付きフィルタ装置13の前後差圧が所定の差圧量を超えた場合に、排気ガス温度を上昇して、触媒付きフィルタ装置13をPMの燃料温度以上に昇温する排気昇温制御を行う。この排気昇温制御では、未燃燃料供給制御を含む空燃比リッチ制御が行われる。
そして、本発明においては、この排気ガス浄化システム1において、NOx浄化装置12をバイパスする第1バイパス通路14と、触媒付きフィルタ装置13をバイパスする第2バイパス通路15とを設ける。それと共に、第1バイパス通路14に第1流量調整弁14aを設ける。また、第2バイパス通路15に第2流量調整弁15aを設ける。更に、触媒付きフィルタ装置14の下流側で、かつ、第2バイパス通路15の合流部よりも上流側の排気通路2に第3流量制御弁2aを設ける。
これらの各流量調整弁14a、15a、2aの開閉動作の開始については、排気ガスGを還元雰囲気とする空燃比リッチ制御の実行信号をもとに行い、各装置11,12,13への排気ガスGの時間遅れについての補正を行うことが望ましい。特に第2流量調整弁15aと第3流量調整弁2aの開閉動作については、弁体の一定の低弁開度変化が可能な構造とし、双方を同期させて弁開度を調整する。
あるいは、図9に示すように、第2流量調整弁15aと第3流量制御弁2aを流量調整しない単なる開閉弁で形成し、排気通路2と第2バイパス通路15の第2流量調整弁15aの上流側で分岐し、第3流量調整弁2aの下流側の排気通路2との合流する第3バイパス通路16を設け、この排気通路2との合流部に第4流量調整弁16aを設ける。
この第4流量調整弁16aは、排気通路2と第2バイパス通路15の排気ガス流量を同時に調整するものであり、図10及び図11に示すように、排気通路2の流路を開閉する第1弁体16aaと第2バイパス通路15の流路を開閉する第2弁体16abを交差させて、弁の開閉タイミングの位相を90°程度ずらして、同じ回転軸16acに固定される。この回転軸16acは駆動ステップモータ16adで回転する。
これらの構成により、排気ガス通路2と第22バイパス通路15との合流部で両方の通路を通過する排気ガスの一方を増加すると他方が減少する構成とし、排気ガスの流量調整を同期させることができる。また、一つの駆動装置16adで排気通路2の排気ガスG1と第2バイパス通路15の排気ガスG2の流量を一方の増加に伴って他方を減少させるように調整して、合流した排気ガスGとして排気通路2に出すことができる。
また、排気ガス浄化装置10の再生制御のために、酸化触媒装置11に第1温度センサ17を、NOx浄化装置12に第2温度センサ18を、触媒付きフィルタ装置13に第3温度センサ19を配置する。更に、NOx浄化装置12の前後の第1差圧ΔP1を検出するための第1差圧センサ20と、第3流量調整弁2aの上流側と第2バイパス通路15の合流部の下流側との第2差圧ΔP2を検出するための第2差圧センサ21を配置する。
また、エンジンの運転状況を示す、エンジン回転数、燃料流量(又は負荷)、冷却水温度、吸入空気量等と温度センサ等の各種センサの計測値を入力して、エンジンやターボチャージャや排気管内燃料噴射弁等を制御して、エンジンの全般的な制御を行う制御装置(ECM:エンジンコントロールモジュール)30が設けられている。
この制御装置30は、NOx吸蔵還元型触媒装置12のNOx浄化能力の回復のための再生制御(以下NOx再生制御という)や、硫黄被毒から回復のための硫黄パージ制御や、フィルタ装置12cのPMを燃焼除去するための再生制御(以下PM再生制御という)を行う。これらの制御において、第1〜第3温度センサ17、18、19、第1及び第2差圧センサ20,21の計測値を入力して、図1の第1〜第3流量調整弁14a、15a、2a、あるいは、図9の第1〜第4流量調整弁14a、15a、2a、16aを制御するように構成する。
上記の構成の排気ガス浄化システム1によれば、図2〜図5に示すような排気ガスの流通制御を行うことができる。図2の排気ガスの流通制御は、第1流量調整弁14aと第2流量調整弁15aを全閉し、第3流量調整弁2aを全開した状態であり、排気ガスGの全量がNOx浄化装置12と触媒付きフィルタ装置13を通過する。ここでは、「全通かつ全通制御」ということにする。
図3の排気ガスの流通制御は、第1流量調整弁14aを弁開度αで調整し、第2流量調整弁15aを全閉し、第3流量調整弁2aを全開した状態であり、排気ガスGの一部がNOx浄化装置12を通過し、排気ガスの全量が触媒付きフィルタ装置13を通過する。ここでは、「半通かつ全通制御」ということにする。この「半通かつ全通制御」では、第1流量調整弁14aの調整は、第1差圧センサ20で検出される第1差圧ΔP1に基づいて、この第1差圧ΔP1が所定の範囲内にあるようにして行われ、弁開度αは第1差圧ΔP1に応じた値にされる。
図4の排気ガスの流通制御は、第1流量調整弁14aを閉弁し、第2流量調整弁15aを弁開度βで調整し、第3流量調整弁2aを弁開度γで調整する状態であり、排気ガスGの全部がNOx浄化装置12を通過し、排気ガスの一部が触媒付きフィルタ装置13を通過する。ここでは、「全通かつ半通制御」ということにする。
この「全通かつ半通制御」では、第1流量調整弁15aの弁開度βと第2流量調整弁2aの弁開度γの調整は、NOx浄化装置12を流れる排気ガスGの流量とほぼ同じ流量になるように行う。この調整は、第2流量調整弁15aを開いて、第1バイパス通路14に排ガスGを流すことによって発生する第2差圧ΔP2に基づいて行うが、この第2差圧ΔP2が過大にも過小にもならないようにして行う。
図5の排気ガス流通制御は、第1流量調整弁14aを閉弁し、第2流量調整弁15aを全開し、第3流量調整弁2aを全閉した状態であり、排気ガスGの全部がNOx浄化装置12を通過し、排気ガスの全量が触媒付きフィルタ装置13をバイパスする。ここでは、「全通かつ全迂回制御」ということにする。
なお、図示しないが、第1流量調整弁14a、第2流量調整弁15a、第3流量調整弁2aの全開、全閉、弁開度調整により、NOx浄化装置12における「全通」「半通」「全迂回」の3つと、触媒付きフィルタ装置13における「全通」「半通」「全迂回」の組み合わせの9通りの流通制御を行うことができる。つまり、この9通りには、上記の図2〜図5の流通制御を含むが、それ以外の5通りの流通制御も実施することができる。
次に、上記の排気ガス浄化システム1における制御方法について説明する。この制御方法では、次のように、触媒付きフィルタ装置13の昇温抑制と、酸化触媒装置11の昇温促進とを行う制御を実施する。
エンジンが、通常運転等の空燃比リーン状態で運転されている場合で、しかも、酸化触媒装置11の触媒温度Tc1が所定の第1温度閾値Tc1c以下であるときには、図5に示すように、第1流量調整弁14aを閉弁し、第2流量調整弁15aを全開し、第3流量調整弁2aを全閉して、「全通かつ全迂回制御」をする。これにより、排気ガスが触媒付きフィルタ装置13をバイパスするようにして、触媒付きフィルタ装置13の温度をHC吸着性能が悪化する温度以下に長く留まるようにする。この所定の第1温度閾値Tc1cは酸化触媒の活性化温度であり、触媒の種類にもよるが、例えば、250℃である。
これにより、NOx浄化装置12に対しては排気ガスGを全量通過させるが、触媒付きフィルタ装置13に対しては排気ガスGの流入を抑制して、触媒付きフィルタ装置13における排気ガスGの流入による過熱を抑制する。
また、酸化触媒装置11の触媒温度Tc1の代わりに、NOx浄化装置12の触媒温度Tc2が所定の第2温度閾値Tc2c以下としてもよい。また、触媒温度Tc1が所定の第1温度閾値Tc1c以下で、かつ、触媒温度Tc2が所定の第2温度閾値Tc2c以下としてもよい。この所定の第2温度閾値Tc2cはNOx吸蔵還元触媒の活性化温度であり、触媒の種類にもよるが、例えば、250℃である。
エンジンが、通常運転等の空燃比リーン状態で運転されている場合で、しかも、酸化触媒装置11の触媒温度Tc1が所定の第1温度閾値Tc1cより高いときには、触媒付きフィルタ装置13におけるHC吸着性能を利用しなくても、酸化触媒装置12やNOx浄化装置13の触媒でHCを酸化除去できるので、図2に示すように、第1流量調整弁14aを閉弁し、第2流量調整弁15aを全閉し、第3流量調整弁2aを全開して、「全通かつ全通制御」をする。
これにより、排気ガスGの全量を酸化触媒装置11とNOx浄化装置12と触媒付きフィルタ装置13を通過させて浄化する。
次に、NOx浄化装置12や触媒付きフィルタ装置13の再生制御のために空燃比リッチ制御を行う場合について説明する。この空燃比リッチ制御では、シリンダ内燃料制御でポスト噴射、又は、排気ガス浄化装置10の上流側に設けた燃料噴射弁(図示しない)から排気通路2に燃料を排気管内に直接噴射する排気管内直接噴射で、排気ガス中に未燃燃料(HC)を供給する。この未燃燃料であるHC(炭化水素)は、酸化触媒装置11の酸化触媒が活性化しているときには、この酸化触媒により酸化されて排気ガス温度を上昇すると共に、排気ガス中の酸素を消費して排気ガスを低酸素濃度にする。
この空燃比リッチ制御において、図6の制御フローに示すように、ステップS11の酸化触媒の温度のチェック(判定)において、酸化触媒装置11の触媒温度Tc1が所定の第1温度閾値Tc1cより低い場合(YES)には、ステップS13に行き、図3に示すように、第1流量調整弁14aを閉弁し、第2流量調整弁15aを全閉とし、第3流量調整弁2aを全開とする「全通かつ全通制御」をする。これにより、排気ガスGの全量を酸化触媒装置11とNOx浄化装置12と触媒付きフィルタ装置13を通過させて、これらを昇温させる。
ステップS11の温度チェックで、酸化触媒装置11の触媒温度Tc1が所定の第1温度閾値Tc1cより高い場合(NO)には、ステップS12に行く。このステップS13の触媒付きフィルタ装置13の温度のチェックで、触媒付きフィルタ装置13の温度が所定の第3温度閾値Tc3cより低いとき(YES)には、ステップS14に行き、図4に示すように、第1流量調整弁14aを閉弁し、第2流量調整弁15aを弁開度βにして流量調整すると共に、第3流量調整弁2aを弁開度γにして、「全通かつ半通制御」をする。この所定の第3温度閾値Tc3cは、触媒付きフィルタ装置13に担持された触媒の作用によってPMが燃焼を開始する温度であり、触媒にもよるが、例えば、350℃である。
この第1流量調整弁15aの弁開度βと第2流量調整弁2aの弁開度γの調整は、NOx浄化装置12を流れる排気ガスGの流量とほぼ同じ流量になるように行う。この調整は、第2流量調整弁15aを開いて、第1バイパス通路14に排ガスGを流すことによって発生する第2差圧ΔP2に基づいて行うが、この第2差圧ΔP2が過大にも過小にもならないようにして行う。
これにより、NOx浄化装置12に対しては排気ガスGを全量通過させ、触媒付きフィルタ装置13に対しては排気ガスGの適量分を通過させて、これらの装置13,14を昇温させる。
ステップS12の温度のチェックで、触媒付きフィルタ装置13の温度Tc3が所定の第3温度閾値Tc3c以上のときには、ステップS13に行き、図2に示すように、第1流量調整弁14aを閉弁し、第2流量調整弁15aを全閉とし、第3流量調整弁2aを全開とする「全通かつ全通制御」をする。
これにより、排気ガスGの全量を酸化触媒装置11とNOx浄化装置12と触媒付きフィルタ装置13を通過させて、排気ガスGを浄化する。
また、空燃比リッチ制御を開始した直後で、触媒付きフィルタ装置13のPMを燃焼除去するような場合には、昇温促進制御を図7に例示するような制御フローに従って行う。この図7の制御フローは、上級の制御フローで、PM再生制御における空燃比リッチ制御を開始した時に行われる。
この制御フローでは、スタートすると、ステップS21で酸化触媒装置11の触媒温度Tc1が所定の第1温度Tc1c(例えば、約250℃)より高いか否かを判定する。高い場合(YES)では、ステップS22に行き、否(NO)であれば、ステップ23に行く。
ステップS22では、触媒付きフィルタ装置13の触媒温度Tc3とNOx浄化装置12の触媒温度Tc2との差ΔTc23が、所定の温度差閾値ΔTc23cよりも大きいか否かを判定する。大きい場合(YES)は、ステップS23に行き、否(NO)であれば、ステップS24に行く。
ステップS23では、図2に示すように、第1流量調整弁14aを閉弁し、第2流量調整弁15aを全閉とし、第3流量調整弁2aを全開とする「全通かつ全通制御」をする。
また、ステップS24では、図3に示すように、第1流量調整弁14aを弁開度αで調整し、第2流量調整弁15aを全閉とし、第3流量調整弁2aを全開とする「半通かつ全通制御」をする。この「半通かつ全通制御」では、第1流量調整弁14aの調整は、第1差圧センサ20で検出される第1差圧ΔP1に基づいて、この第1差圧ΔP1が所定の範囲内にあるようにして行われ、弁開度αは第1差圧ΔP1に応じた値にされる。
また、空燃比リッチ制御を終了した直後は、降温促進制御を図8に例示するような制御フローに従って行う。この図8の制御フローは、上級の制御フローで、空燃比リッチ制御を終了した時に行われる。
この制御フローでは、スタートすると、ステップS31で酸化触媒装置11の触媒温度Tc1が所定の第4温度閾値Tc1dより低いか否かを判定する。低い場合(YES)では、ステップS32に行き、否(NO)であれば、ステップ33に行く。
ステップS32では、NOx浄化装置12の触媒温度Tc2が、所定の第5温度閾値Tc2dより高く、かつ、所定の第6温度閾値Tc2eより低いかを判定する。この間にない場合(NO)はステップS33に行き、この間にある場合(YES)は、ステップS34に行く。
ステップS33では、図5に示すように、第1流量調整弁14aを閉弁し、第2流量調整弁15aを全開とし、第3流量調整弁2aを全閉とする「全通かつ全迂回制御」をする。また、ステップS34では、図2に示すように、第1流量調整弁14aを閉弁し、第2流量調整弁15aを全閉とし、第3流量調整弁2aを全開とする「全通かつ全通制御」をする。
上記の排気ガス浄化システム1及び排気ガス浄化システムの制御方法によれば、酸化触媒装置11、NOx浄化装置12、フィルタ装置13の各装置における浄化性能の温度依存性を考慮し、速やかに各装置の浄化性能を効率よく利用できる。
つまり、エンジン始動後、排気ガス浄化システム1の酸化触媒装置11やNOx浄化装置12における触媒の活性化が不十分な低温度域で、触媒付きフィルタ装置13によるHC抑制機能を使用してHCの排出を抑制することができる。また、触媒付きフィルタ装置13内に吸着堆積したHCの酸化温度までの、触媒付きフィルタ装置13の昇温速度を調整し、昇温過程でのHCの排出を抑制できる。
更に、触媒付きフィルタ装置13の昇温に際しては、酸化触媒装置11やNOx浄化装置12の温度とのバランスを見ながら、必要な温度まで昇温・加熱することができ、触媒付きフィルタ装置13の降温に際しては、酸化触媒装置11やNOx浄化装置12の温度とのバランスを見ながら、必要な温度範囲まで短時間で降温することができる。
本発明の実施の形態の排気ガス浄化システムの構成を示す図である。 「全通かつ全通制御」の状態を示す図である。 「半通かつ全通制御」の状態を示す図である。 「全通かつ半通制御」の状態を示す図である。 「全通かつ全迂回制御」の状態を示す図である。 本発明に係る排気ガス浄化システムの制御フローの一例を示す図である。 本発明に係る排気ガス浄化システムの制御フローの他の例を示す図である。 本発明に係る排気ガス浄化システムの制御フローの他の例を示す図である。 第4流通制御弁を用いた場合の排気ガス浄化システムの構成を示す図である。 第4流通制御弁の構造を示す部分斜視図である。 第4流通制御弁の構造を示す部分断面図である。
符号の説明
1 排気ガス浄化システム
2 エンジンの排気通路
2a 第3流量制御弁
10 排気ガス浄化装置
11 酸化触媒装置
12 NOx浄化装置
13 触媒付きフィルタ装置
14 第1バイパス通路
14a 第1流量調整弁
15 第2バイパス通路
15a 第2流量調整弁
16 第3バイパス通路
16a 第4流量調整弁
16aa 第1弁体
16ab 第2弁体
16ac 回転軸
16ad 駆動ステップモータ
17 第1温度センサ17
18 第2温度センサ
19 第3温度センサ
20 第1差圧センサ
21 第2差圧センサ
30 制御装置(ECM)
G 排気ガス
Tc1 酸化触媒装置の触媒温度
Tc1c 所定の第1温度閾値
Tc1d 所定の第4温度閾値
Tc2 NOx浄化装置の触媒温度
Tc2c 所定の第2温度閾値
Tc2d 所定の第5温度閾値
Tc2e 所定の第6温度閾値
Tc3 触媒付きフィルタ装置の触媒温度
Tc3c 所定の第3温度閾値
ΔP1 第1差圧
ΔP2 第2差圧
ΔTc23 触媒温度の温度差
ΔTc23c 所定の温度差閾値

Claims (6)

  1. 排気ガスが空燃比リーン状態で排気ガス中のNOxを浄化し、排気ガスが空燃比リッチ状態でNOx浄化能力を回復するNOx浄化触媒を備えたNOx浄化装置と、排気ガス中のPMを捕集すると共に低温で炭化水素を吸着する触媒付きフィルタ装置とを、内燃機関の排気通路に上流側から順に配置すると共に、前記NOx浄化装置と前記触媒付きフィルタ装置の浄化能力を回復するための制御を行う制御装置を備えた排気ガス浄化システムにおいて、
    前記NOx浄化装置をバイパスする第1バイパス通路と、前記触媒付きフィルタ装置をバイパスする第2バイパス通路とを設けると共に、
    前記第1バイパス通路に設けた第1流量調整弁と、前記第2バイパス通路に設けた第2流量調整弁と、前記触媒付きフィルタ装置の下流側で、かつ、前記第2バイパス通路の合流部よりも上流側の前記排気通路に設けた第3流量制御弁と、前記排気通路と前記第2バイパス通路の前記第2流量調整弁の上流側で分岐した第3バイパス通路と前記第3流量調整弁の下流側の排気通路との合流部に設けた第4流量調整弁とを備えたことを特徴とする排気ガス浄化システム。
  2. 前記NOx浄化装置の上流側の排気通路で、前記第1バイパス通路の分岐部よりも上流側に、酸化触媒装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の排気ガス浄化システム。
  3. 前記制御装置が、排気ガスが空燃比リーン状態では、
    前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合は、前記第2流量調整弁の弁開度を調整しつつ前記第3流量調整弁の弁開度を調整して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の一部を第1バイパス通路側に流すか、又は、前記第2流量調整弁を全開し前記第3流量調整弁を全閉して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の全量を第1バイパス通路側に流し、
    前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上の場合は、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流す制御を行うと共に、
    前記制御装置が、排気ガスが空燃比リッチ状態では、
    前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合には、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流し、
    前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上で、かつ、前記触媒付きフィルタ装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合には、前記第2流量調整弁の弁開度を調整しながら、前記第3流量調整弁の弁開度を調整して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の一部を第1バイパス通路側に流し、
    前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上で、かつ、前記触媒付きフィルタ装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上の場合には、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流す制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の排気ガス浄化システム。
  4. 前記制御装置が、排気ガスが空燃比リーン状態では、
    前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合は、前記第2流量調整弁の弁開度を調整しつつ前記第3流量調整弁の弁開度を調整して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の一部を第1バイパス通路側に流すか、又は、前記第2流量調整弁を全開し前記第3流量調整弁を全閉して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の全量を第1バイパス通路側に流し、
    前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上の場合は、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流す制御を行うと共に、
    前記制御装置が、排気ガスが空燃比リッチ状態では、
    前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合には、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流し、
    前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上で、かつ、前記触媒付きフィルタ装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合には、前記第2流量調整弁の弁開度を調整しながら、前記第3流量調整弁の弁開度を調整して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の一部を第1バイパス通路側に流し、
    前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上で、かつ、前記触媒付きフィルタ装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上の場合には、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流す制御を行うことを特徴とする請求項2記載の排気ガス浄化システム。
  5. 排気ガスが空燃比リーン状態で排気ガス中のNOxを浄化し、排気ガスが空燃比リッチ状態でNOx浄化能力を回復するNOx浄化触媒を備えたNOx浄化装置と、排気ガス中のPMを捕集すると共に低温で炭化水素を吸着する触媒付きフィルタ装置とを、内燃機関の排気通路に上流側から順に配置すると共に、前記NOx浄化装置と前記触媒付きフィルタ装置の浄化能力を回復するための制御を行う制御装置を備え、
    更に、前記NOx浄化装置をバイパスする第1バイパス通路と、前記触媒付きフィルタ装置をバイパスする第2バイパス通路とを設けると共に、
    前記第1バイパス通路に設けた第1流量調整弁と、前記第2バイパス通路に設けた第2流量調整弁と、前記触媒付きフィルタ装置の下流側で、かつ、前記第2バイパス通路の合流部よりも上流側の前記排気通路に設けた第3流量制御弁と、前記排気通路と前記第2バイパス通路の前記第2流量調整弁の上流側で分岐した第3バイパス通路と前記第3流量調整弁の下流側の排気通路との合流部に設けた第4流量調整弁とを備えた排気ガス浄化システムの制御方法において、
    排気ガスが空燃比リーン状態では、
    前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合は、前記第2流量調整弁の弁開度を調整しつつ前記第3流量調整弁の弁開度を調整して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の一部を第1バイパス通路側に流すか、又は、前記第2流量調整弁を全開し前記第3流量調整弁を全閉して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の全量を第1バイパス通路側に流し、
    前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上の場合は、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流すと共に、
    排気ガスが空燃比リッチ状態では、
    前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合には、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流し、
    前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上で、かつ、前記触媒付きフィルタ装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合には、前記第2流量調整弁の弁開度を調整しながら、前記第3流量調整弁の弁開度を調整して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の一部を第1バイパス通路側に流し、
    前記NOx浄化装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上で、かつ、前記触媒付きフィルタ装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上の場合には、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流すことを特徴とする排気ガス浄化システムの制御方法。
  6. 酸化触媒装置と、排気ガスが空燃比リーン状態で排気ガス中のNOxを浄化し、排気ガスが空燃比リッチ状態でNOx浄化能力を回復するNOx浄化触媒を備えたNOx浄化装置と、排気ガス中のPMを捕集すると共に低温で炭化水素を吸着する触媒付きフィルタ装置とを、内燃機関の排気通路に上流側から順に配置すると共に、前記NOx浄化装置と前記触媒付きフィルタ装置の浄化能力を回復するための制御を行う制御装置を備え、
    更に、前記NOx浄化装置をバイパスする第1バイパス通路と、前記触媒付きフィルタ装置をバイパスする第2バイパス通路とを設けると共に、
    前記第1バイパス通路に設けた第1流量調整弁と、前記第2バイパス通路に設けた第2流量調整弁と、前記触媒付きフィルタ装置の下流側で、かつ、前記第2バイパス通路の合流部よりも上流側の前記排気通路に設けた第3流量制御弁と、前記排気通路と前記第2バイパス通路の前記第2流量調整弁の上流側で分岐した第3バイパス通路と前記第3流量調整弁の下流側の排気通路との合流部に設けた第4流量調整弁とを備えた排気ガス浄化システムの制御方法において、
    排気ガスが空燃比リーン状態では、
    前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合は、前記第2流量調整弁の弁開度を調整しつつ前記第3流量調整弁の弁開度を調整して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の一部を第1バイパス通路側に流すか、又は、前記第2流量調整弁を全開し前記第3流量調整弁を全閉して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の全量を第1バイパス通路側に流し、
    前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上の場合は、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流すと共に、
    排気ガスが空燃比リッチ状態では、
    前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合には、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流し、
    前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上で、かつ、前記触媒付きフィルタ装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度より低い場合には、前記第2流量調整弁の弁開度を調整しながら、前記第3流量調整弁の弁開度を調整して前記触媒付きフィルタ装置を通過する排気ガス量の一部を第1バイパス通路側に流し、
    前記酸化触媒装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上で、かつ、前記触媒付きフィルタ装置の触媒温度がこの触媒の活性化温度以上の場合には、前記第2流量調整弁を全閉し前記第3流量調整弁を全開して前記触媒付きフィルタ装置に排気ガス量の全量を流すことを特徴とする排気ガス浄化システムの制御方法。
JP2008055125A 2008-03-05 2008-03-05 排気ガス浄化システム及び排気ガス浄化システムの制御方法 Pending JP2009209845A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008055125A JP2009209845A (ja) 2008-03-05 2008-03-05 排気ガス浄化システム及び排気ガス浄化システムの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008055125A JP2009209845A (ja) 2008-03-05 2008-03-05 排気ガス浄化システム及び排気ガス浄化システムの制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009209845A true JP2009209845A (ja) 2009-09-17

Family

ID=41183239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008055125A Pending JP2009209845A (ja) 2008-03-05 2008-03-05 排気ガス浄化システム及び排気ガス浄化システムの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009209845A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012132233A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 コベルコ建機株式会社 排気浄化装置
JP2013119771A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気浄化装置
KR101487101B1 (ko) 2013-09-30 2015-01-28 주식회사 현대케피코 내연기관의 촉매 보호장치
KR20160046252A (ko) * 2014-10-20 2016-04-28 현대자동차주식회사 배기가스의 흐름을 제어하는 엔진시스템
KR101939674B1 (ko) * 2017-09-05 2019-01-17 맨 에너지 솔루션즈 필리얼 아프 맨 에너지 솔루션즈 에스이 티스크랜드 연소 엔진 시스템

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012132233A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 コベルコ建機株式会社 排気浄化装置
JP2013119771A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気浄化装置
KR101487101B1 (ko) 2013-09-30 2015-01-28 주식회사 현대케피코 내연기관의 촉매 보호장치
KR20160046252A (ko) * 2014-10-20 2016-04-28 현대자동차주식회사 배기가스의 흐름을 제어하는 엔진시스템
KR101628151B1 (ko) * 2014-10-20 2016-06-08 현대자동차 주식회사 배기가스의 흐름을 제어하는 엔진시스템
KR101939674B1 (ko) * 2017-09-05 2019-01-17 맨 에너지 솔루션즈 필리얼 아프 맨 에너지 솔루션즈 에스이 티스크랜드 연소 엔진 시스템
CN109424403A (zh) * 2017-09-05 2019-03-05 曼能源解决方案公司-德国曼能源解决方案欧洲股份公司之分公司 燃烧发动机系统
CN109424403B (zh) * 2017-09-05 2020-03-24 曼能源解决方案公司-德国曼能源解决方案欧洲股份公司之分公司 燃烧发动机系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4972914B2 (ja) 排気ガス浄化システムの再生制御方法及び排気ガス浄化システム
JP5087836B2 (ja) 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム
JP4241032B2 (ja) ディーゼルエンジン用触媒の硫黄被毒解除制御装置
JP3855818B2 (ja) ディーゼルエンジンの排気浄化装置
JP4140636B2 (ja) 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システム
JP3885813B2 (ja) 排気ガス浄化装置の昇温方法及び排気ガス浄化システム
US20050109022A1 (en) Exhaust gas purifying method and exhaust gas purifying system
JPH1150836A (ja) 内燃機関の触媒再生装置
WO2003083272A1 (fr) Systeme de decontamination de gaz d'echappement et procede de commande associe
JP2006316757A (ja) 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システム
JP2009270446A (ja) 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システム
JP2009209845A (ja) 排気ガス浄化システム及び排気ガス浄化システムの制御方法
JP4561467B2 (ja) 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システム
JP3885814B2 (ja) 排気ガス浄化装置の昇温方法及び排気ガス浄化システム
JP5282568B2 (ja) 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システム
JP4613787B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
US20100218486A1 (en) Exhaust gas purification device
JP2006329020A (ja) エンジンの排ガス浄化装置
JP5228877B2 (ja) 排気ガス浄化システム及び排気ガス浄化方法
JP5070964B2 (ja) NOx浄化システム及びNOx浄化システムの制御方法
JP3876905B2 (ja) 排気ガス浄化システムの脱硫制御方法及び排気ガス浄化システム
JP5332664B2 (ja) エンジンの排気浄化装置
JP2010196569A (ja) 排気ガス浄化システム及び排気ガス浄化方法
JP5233596B2 (ja) 排気ガス浄化装置
JP4442373B2 (ja) 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120118

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20120703