JP2009208496A - ベント構造 - Google Patents

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Hiroyuki Tanaka
洋之 田中
Koji Yumoto
浩至 湯本
Shinya Okamoto
真也 岡本
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Abstract

【課題】 運転中でも、風向を示す表示が、視認しやすいベント構造を提供する。
【解決手段】 ケース枠体15に開口形成された通風路内に、回動可能に支持された回転軸部材16にに対して、所定角度だけ傾斜して固着されて、風向の変更に用いられる複数の回転フィン部材17a〜17fが設けられている。
各回転フィン部材17a〜17fには、出口から送出される通気の風向を示す風向表示部としての左,右矢印絵図20a〜20f,21a〜21f,上,下風向絵図24c,24d,25c,25dが、車幅方向一側面に、また、他側面には、出口から送出される通気の風向を示す左,右矢印絵図22a〜22f,23a〜23f,上,下風向絵図26c,26d,27c,27dが、設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転軸に固着されたフィンを、回転軸の回転と共に回転させて、角度を変更することにより、風向を調整可能な回転式のベント構造に関し、特に、風向方向を視認可能とするベント構造に関するものである。
従来のベント構造としては、例えば、図17乃至図19に示すような回転式のベント構造が用いられてなるベントグリルが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
このようなものでは、車室内前方のインストルメントパネル1に、エアコンダクト2の吹出口開口部3が、形成されている。
この吹出口開口部3には、回転式の風向調整機構を有するベントグリル4が、装着されている。
このベントグリル4は、主に、前記吹出口開口部3の内周縁に嵌着される正面視略長方形を呈する短筒状のケース体5と、このケース体5に回動可能に支持された回転軸部材6とを有している。
この回転軸部材6の両端部6a,6bは、前記ケース体5の車幅方向左右側壁部5a,5aに、切欠形成された軸受部5b,5bに、両端部6a,6bが、回転自在に支持されると共に、この回転軸部材6に対して、複数の回転フィン部材7…が所定角度だけ傾斜して固着されている。
各回転フィン部材7…は、略円板形状を各々呈して、前記回転軸部材6の延設方向に対しては、傾斜して取り付けられ、また相互に略平行に所定の間隔を置いて配置されている。
また、このベントグリル4の前記回転軸部材6の一端部6aには、扁平円柱状の操作ダイヤル部材8が固着されている。
この操作ダイヤル部材8の外周面部8aには、図18に示すように、矢印絵図9a〜9dが、印刷等により表示されていて、回転角度の調整により、風向が何れの方向であるかが示されるように構成されている。
また、このベントグリル4のケース体5のエンジンルーム側開口部5cは、図19に示すように、前記エアコンダクト2の端部2aに接続されている。
更に、このケース体5の車室側開口部5d周縁には、グリルフィニッシャ部材10が、嵌着されている。
このグリルフィニッシャ部材10の開口部10bには、複数本の横桟部材10a…が、平行に、水平配置されている。
そして、このグリルフィニッシャ部材10によって、前記インストルメントパネル1の吹出口開口部3の内側縁が、この車室側開口部5dの端縁と共に、覆われるように構成されている。
次に、この従来のベント構造の作用効果について説明する。
このような従来のベント構造では、前記操作ダイヤル部材8の回動操作により、前記回転軸部材6が、前記ケース体5内部で、所望の角度まで回転されると、前記回転フィン部材7…も、この回転軸部材6と共に、回転して傾斜方向が、変更される。
そして、このエアコンダクト2の吹出開口部3から、車室内に向けて、吹き出される送風の吹き出し方向が、これらの回転フィン部材7…の方向に沿って変更される。
この際、前記操作ダイヤル部材8の回転角度の変更により、外周面部8aに印刷された矢印絵図9a〜9dの車室内側から見える絵柄が変わり、現在の送風が吹き出されている風向が、何れの方向であるかが示される。
特開平08−324234号公報(第0013段落乃至第0024段落、図1)
しかしながら、このような従来のベント構造では、前記操作ダイヤル部材8の外周面部8aに印刷等された矢印絵図9a〜9dによって、風向が表示されるようにしている。
このため、矢印絵図9a〜9dの表示に用いられる前記外周面部8aの表示面積に制約があり、大きな矢印絵図を描きにくいといった問題があった。
そこで、本発明の目的は、運転中でも、風向を示す表示が、確認しやすいベント構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載されたものは、通気ダクトの車室側吹出口近傍に設けられて、ケース枠体内に回動自在に支持された回転軸部材に、該回転軸部に傾斜配置される回転フィン部材を一体に形成すると共に、該回転軸部材の回動により、前記回転フィン部材の傾斜方向を変えて、風向を変更可能とするベント構造であって、前記回転フィン部材には、該吹出口から送出される送風方向を示す風向表示部が設けられているベント構造を特徴としている。
本発明の請求項1に記載されたものによれば、前記ケース枠体内で、前記回転軸部材が回動すると、該回転軸部材の回動に伴って、前記傾斜配置された回転フィン部材も回転して、傾斜方向が変更され、通過する送風の風向も変更される。
この際、前記回転フィン部材に設けられている風向表示部が、該吹出口から送出される通気の風向を示す。
このため、表示面積の制約が緩和されて、前記回転フィン部材に、例えば、風向を図示する比較的大きな矢印絵図を描き易くなる。
従って、風向を示す表示が、車室内側から視認し易く、運転中等も、送風の風向を確認しやすいベント構造が提供される。
以下、本発明の最良の実施の形態のベント構造を図面に基づいて説明する。なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
図1乃至図16は、この発明の実施の形態のベント構造を示すものである。
まず、全体の構成を図3及び図4を用いて説明すると、この実施の形態では、車両11の車室内12前方のインストルメントパネル1に、通気ダクトとしてのエアコンダクト2の吹出口開口部3…が、複数形成されている。
これらの吹出口開口部3…には、回転式の風向調整機構を有するベントグリル14…が、各々装着されている。
このベントグリル14は、主に、前記吹出口開口部3の車室側吹出口近傍で、開口部内周縁に嵌着される正面視略長方形を呈する短筒状のケース枠体15と、回転軸部材16と、風向を調整する操作ダイヤル部材18等とを有して、主に構成されている。
この実施の形態のベントグリル14では、図1又は図2に示すように、このケース枠体15に開口形成された通風路の車幅方向左右側壁部15a,15aに、丸孔状に開孔形成された軸受部15b,15bに対して、両端部16a,16aが、回動可能に支持されている。
この回転軸部材16には、所定角度だけ傾斜して固着されて、風向の変更に用いられる複数の回転フィン部材17a〜17fが設けられている。
各回転フィン部材17a〜17fは、略円板形状を各々呈して、前記回転軸部材16の延設方向に対しては、傾斜して取り付けられ、また相互に、略平行に所定の間隔を置いて配置されている。
これらの各回転フィン部材17a〜17fには、出口から送出される通気の風向を示す風向表示部としての左,右矢印絵図20a〜20f,21a〜21f,上,下風向絵図24c,24d,25c,25dが、車幅方向一側面(図6中上段参照)に設けられている。
この実施の形態の各左,右矢印絵図20a〜20f,21a〜21f,上,下風向絵図24c,24d,25c,25dは、この回転フィン部材17aの他の部分の色彩と異なる色彩を与えられることにより、表示されている。
また、これらの各回転フィン部材17a〜17fには、出口から送出される通気の風向を示す風向表示部としての左,右矢印絵図22a〜22f,23a〜23f,上,下風向絵図26c,26d,27c,27dが、車幅方向他側面(図6中下段参照)に設けられている。
更に、この実施の形態では、図7に示すように、前記各回転フィン部材17a〜17fの外周面に、前記左,右矢印絵図20a,21a間…又は、21a,23a間…等を各々連続させるように、矢印絵文字間に印刷された外周面連結絵図28a〜28f及び29a〜29fが、前記左,右矢印絵図20a,21a等と同じ色彩で設けられている。
そして、この実施の形態の風向表示部20a…は、図11,図13,図15に示すように、複数の前記回転フィン部材17a〜17fに渡って、形成されて、傾斜角度及び視線方向によっては、重なり合うことにより、視覚上、組み合わせられたように見えて、送風方向を表示する矢印、楔形若しくは、釦形形状となるように構成されている。
特に、この実施の形態では、図6又は図7に示すように、各回転フィン部材17a〜17fに表示された前記風向表示部20a,20b…等は、各々異なる絵図で、各隣接配置されている。
そして、前記回転軸部材16の回動で傾いた回転フィン部材17a〜17fの複数の絵図を組み合わせることにより、通気の風向を示す一つの風向表示部が形成されるように構成されている。
更に、この実施の形態では、図6中、上,下段に分けて示されるように、前記回転フィン部材17a〜17fの表面側と裏面側とでは、前記風向表示部の通気方向の表示が異なるように構成されている。
しかも、この実施の形態では、図7中、上,下段に分けて示されるように、前記回転フィン部材17a〜17fの外周面でも、表面側と裏面側とでは、前記風向表示部の通気方向の表示が異なるように構成されている。
また、このベントグリル14の前記回転軸部材16の一端部16aには、図1に示すように扁平円柱状の前記操作ダイヤル部材18が固着されている。
更に、この実施の形態のベント構造では、前記回転フィン部材17a〜17fの前記風向表示部20a〜20fは、図5に示すように、車室内12側に直接、露出されている。
そして、前記各回転フィン部材17a〜17fの前記車室内側端縁に位置する外周面連結絵図28a〜28fが、前記ケース枠体15の車室内側端縁15cと略面一となるように構成されている。
また、この実施の形態のベント構造では、図8乃至図10に示すように、前記回転軸部材16には、前記吹出口から送出される送風方向を示す風向表示部16b,16bが、設けられている。
この実施の形態のベント構造では、前記風向表示部16b,16bが、前記回転軸部材16の略半円弧状の外周面を他の部分と異なる色彩で、しかも、前記回転フィン部材17a〜17fの左,右矢印絵図20a〜20fの色彩と同系色の色彩を与えられることにより、表示されている。
この実施の形態のベント構造では、前記回転軸部材16の表面側と裏面側とで、前記風向表示部16b,16bの向きが逆となるように、送風方向の表示を図8に示す長手方向中央部16cを中心とする点対称位置に構成されている。
次に、この実施の形態のベント構造の作用効果について、説明する。
この実施の形態のベント構造では、前記操作ダイヤル部材18の操作によって、前記ケース枠体15内で、前記回転軸部材16が回動すると、この回転軸部材16の回動に伴って、前記傾斜配置された回転フィン部材17a〜17fも回転して、傾斜方向が変更される。
前記車両11の空調機器から送られてくる送風の風向は、このベントグリル14のケース枠体15を、通過する際に、これらの回転フィン部材17a〜17fの変更された傾斜方向に沿って、変更される。
この際、前記回転フィン部材17aに設けられている左,右矢印絵図20a…等が、吹出口から送出される通気の風向を示す。
例えば、図11及び図12に示すように、送風の方向が、図中向かって左側に向いている場合は、前記回転フィン部材17a〜17fの一側面部に設けられた左,右矢印絵図20a〜20fが、組み合わせられて、左向きの一つの矢印のように見える。
また、図13及び図14に示すように、送風の方向が、上,下方向に向いている場合は、前記回転フィン部材17a〜17fの上,下風向絵図24c〜24dが、組み合わさって、一つの釦印のように見える。
更に、図15及び図16に示すように、送風の方向が、図中向かって右側に向いている場合は、前記回転フィン部材17a〜17fの他側面部に設けられた左,右矢印絵図21a〜21fが、組み合わせられて、左向きの一つの矢印のように見える。
このため、従来の操作ダイヤル部材8の外周面部8aに表示される矢印絵図9a等に比較して、前記各回転フィン部材17a〜17fの両側面を有効に活用して、表示出来、表示面積の制約が緩和されて、比較的大きな矢印絵図を描き易くなる。
従って、風向を示す表示を、前記ケース枠体15の開口部の面積を有効に用いて、運転中等も、車室内12側から視認しやすいベント構造が提供される。
また、例えば、この実施の形態の前記複数の各回転フィン部材17a〜17fに渡って、表示された前記左,右矢印絵図20a〜20fは、図11に示すように、複数の前記回転フィン部材17a〜17fが、車室内12側の斜め方向から視認すると、重なって見えて、前記左,右矢印絵図20a〜20fが、組み合わされた大きな一つの矢印のように見える。
このように、図12に示すように、最も前記回転フィン部材17a〜17fが、正面視図中左側に傾斜している状態では、前記図11に示すように、送風の風向方向に合わせて、前記左,右矢印絵図20a〜20fが向いて、視認しやすいと共に、図12に示すように、前記各回転フィン部材17a〜17fの側面部が、やや見えづらい角度でも、各回転フィン部材17a〜17fの外周面に描かれている外周面連結絵図28a〜28f及び、前記回転軸部材16に描かれている風向表示部16bが見えるので、送風方向が容易に視認出来る。
更に、例えば、図15及び図16に示すように、この実施の形態の前記複数の各回転フィン部材17a〜17fに渡って、表示された前記左,右矢印絵図23a〜23f…は、図16に示す位置よりも、更に、車室内12左側寄りの斜め方向から視認すると、重なって見えて、前記矢印絵図23a〜23fが、組み合わされた大きな一つの矢印のように見える。
また、図15に示すように、最も前記回転フィン部材17a〜17fが、正面視図中右側に傾斜している状態でも、送風の風向方向に合わせて、前記矢印絵図23a〜23fの反対側側面に描かれた矢印絵図21a〜21fが、視認しやすいと共に、図16に示すように、前記各回転フィン部材17a〜17fの側面部が、やや見えづらい角度でも、各回転フィン部材17a〜17fの外周面に描かれている外周面連結絵図29a〜29f及び、前記回転軸部材16に描かれている風向表示部16bによって、送風方向が容易に視認出来る。
そして、例えば、図13及び図14に示すように、この実施の形態の前記複数の各回転フィン部材17c,17dに渡って、表示された前記上,下風向絵図24c,24d又は図6に示す上,下風向絵図27c,27dによって、上下方向に風向が向いている様子が視認される。
特に、図13に示すように、車室内12右側寄りの斜め方向から視認すると、これらの前記上,下風向絵図24c,24dが、重なって組み合わされて見えて、大きな一つの丸印のように見える。
このため、異なる絵図、例えば、上,下風向絵図24cと24dとが重なり合って、補完され、略円形形状に組み合わせられることにより、単純な図柄を比較的大きく、一つの表示として、表示出来る為、送風方向が容易に視認出来る。
また、図14に示すように、正面視でも、送風の風向方向に合わせて、前記周面部に表示された外周面連結絵図28c,28dが、視認しやすい位置に連続して設けられると共に、図13に示すように、前記各回転フィン部材17a〜17fのうち、上,下風向絵図24c,24d及び図6に示す上,下風向絵図25c,25dが表示された一側面部とは、反対側の各回転フィン部材17a〜17fの他側面にも、上,下風向絵図26c,26d及び27c,27dが表示されている。
このため、違う方向から見ても、何れかの上下風向絵図24c又は上下風向絵図26c等に、前記外側面連結絵図28c,28dが、連続して、大きく表示される為、容易に視認出来る。
このように、この実施の形態では、何れの風向に前記回転フィン部材17a〜17fが向いていても、前記左,右矢印絵図20a…,22a…若しくは外周面連結絵図28a…及び16b等の対応する何れの方向かを表示する部分が、車室内12の何れの方向からも、少なくとも一部、視認できるので、例えば、運転中も、送風方向を確認しやすい。
しかも、この実施の形態では、前記回転軸部材16の回動方向180°反対側に、前記左,右の風向の相違を表示する前記左,右矢印絵図20a〜20f及び左,右矢印絵図23a〜23fが対となって、表示されている。
このため、前記回転軸部材16を、前記操作ダイヤル部材18を回転させることにより、例えば、前記回転軸部材16を回転中心として、操作ダイヤル部材18を正面視右廻りに回転させると、風向は、左側→上側→右側→下側→左側…と一周すると共に、操作ダイヤル部材18を正面視左廻りに回転させると、風向は、左側→下側→右側→上側→左側…と、一周連続した風向の変更を行わせる調整部材として、用いることができる。
この際、左右方向から徐々に、上下方向に変更される様子若しくは、上下方向から徐々に左右方向の何れかに、風向が変更される様子が、回動方向180°反対側に表示された前記左,右矢印絵図20a〜20f及び左,右矢印絵図23a〜23fが、回動角度と共に視認できる形状を変化させながら、表示されて、送風の強度や風向が、認識しやすい。
また、前記ケース枠体15の車室内12側開口部には、従来のようなグリルフィニッシャ部材10の開口部10bに水平配置される、複数本の横桟部材10a…等が、設けられていない。
このため、障害物が無く、前記回転軸部材16を180°回転させるだけで、送風方向に応じて、左,右反対の送風方向の表示を、車室内12側に交互に露出させて、視認させることが出来、操作性が良好であると共に、別途表示に用いる部材等の部品点数を減少させて、製造コスト及び重量の増大を抑制出来る。
更に、図5に示すように、前記回転フィン部材17a〜17fの前記車室内側端縁に位置する外周面連結絵図28a〜28fが、前記ケース枠体15の車室内側端縁15cと略面一となるように構成されている。
このため、送風量の損失を抑制して、前記回転フィン部材17a〜17f及び回転軸部材16を、前記ケース枠体15内で、最も車室内12の乗員の視点に近接させることが出来る。
従って、回転フィン部材17a〜17fに表示される前記左,右矢印絵図20a〜20f又は、23a〜23fを、開口断面積に近づけて、大きく前記回転フィン部材17a〜17fの両側面に表示できるので、更に、視認性が良好である。
更に、この実施の形態では、前記回転軸部材16に、前記吹出口から送出される送風方向を示す風向表示部16b,16bが設けられている。
この実施の形態の風向表示部16b,16bでは、前記回転軸部材16の表面側と裏面側とで、前記風向表示部16b,16bの送風方向の表示の向きが逆となるように、表示を図8に示す長手方向中央部16cを中心として、略点対称位置にこれらの風向表示部16aが構成されている。
このため、前記回転フィン部材17a〜17fの面延設方向が、視線と一致してしまう角度では、前記左,右矢印絵図20a…等が、視認しづらいが、前記回転軸部材16に表示された風向表示部16b,16bが、各回転フィン部材17a〜17f間から視認できる。
また、この実施の形態では、前記ケース枠体15の車室内12側開口部に、図17及び図19に示すような従来のようなグリルフィニッシャ部材10の開口部10bに水平配置される横桟部材10a…等が、設けられていない。
このため、障害物が視線上に無く、前記左,右矢印絵図20a…及びこれらの風向表示部16a等によって、送風の風向が、良好な視認性を以て表示される。
更に、この実施の形態では、前記回転軸部材16の表面側と裏面側とで、前記風向表示部16b,16bの送風方向の表示の向きが逆であるので、前記回転フィン部材17a〜17fの回転によって、図12及び図16に示すように、風向が逆になる際に、これらの回転軸部材16の表裏が反転して、反対側に位置する前記風向表示部16aが、表示される。
しかも、この実施の形態では、図8乃至図10に示すように、長手方向中央部16c付近で、前記両風向表示部16b,16bが、重複しているので、この中央部16c近傍を見ていれば、回転により、風向が変わったことを認識しやすい。
このため、前記操作ダイヤル部材18の操作性が良好である。
また、前記回転軸部材16の表裏に分かれて表示される前記両風向表示部16b,16bが、この長手方向中央部16c付近で、重複している。
このため、この重複している長さ分、これらの各風向表示部16b,16bの長手方向表示寸法を長く設定して、風向を強調出来、更に視認性を良好なものとすることができる。
このように、この実施の形態では、前記回転軸部材16の外周面が有効に活用されて、各風向表示部16b,16bの視認性が、向上されるように、効率良く配置されている。
従って、この回転軸部材16の軸径を太くして、外周面の表示面積を、拡大設定する必要が無く、前記ケース枠体15内を通過する送風の抵抗量は、増大しないので、風量の損失が抑制されて、良好な配風性能を維持できる。
更に、この実施の形態では、前記回転フィン部材17a〜17fの一側面に表示される左,右矢印絵図20a〜20fが、前記周面部に設けられた外周面連結絵図28a〜28fを介して、他側面に表示される左,右矢印絵図22a〜22fに、連続するように構成されている。
このため、各矢印絵図20a,22a及び外周面連結絵図28aを、前記回転フィン部材17a等の他の部分とは、異なる色彩の部品で構成して、色彩の異なる二部品を組み合わせて、この回転フィン部材17a等を形成したり、或いは、二色成型で形成等することが出来る。
この場合、後工程で、色彩の着色を減少若しくは省略出来るので、製造コストの上昇を抑制できる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態のベント構造を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
すなわち、この実施の形態では、前記一本の回転軸部材6に固着される回転フィン部材17a…の数量を6枚としているが、特にこれに限らず、例えば、1〜5枚若しくは7枚以上の複数枚であっても良く、形状も各隣接配置される回転フィン部材17a〜17fが、一体的に形成される等、隣接配置される回転フィン部材17a,17bの間隔ピッチ、厚み等、どのような形状、数量及び材質の回転フィン部材を設けてもよく、前記ケース枠体15との関係も特に限定されるものではない。
また、この実施の形態では、回転フィン部材17a…等に設けられた風向表示部としての左,右矢印絵図20a…等が、この回転フィン部材17aの他の部分の色彩と異なる色彩を与えられることにより、表示されているが、特にこれに限らず、例えば、同一色彩でも、表面に彫り込みや凹部を設ける等、形状を相違させたり、シボ等の模様を、表面加工する等、他の部分と異なって視認できて、送風の風向方向が認識できるものであれば、どのような風向表示部であってもよい。
更に、前記実施の形態では、前記ケース枠体15の車室内12側開口部に、図17及び図19に示す従来のようなグリルフィニッシャ部材10の開口部10bに水平配置される横桟部材10a…等が、設けられていないが、特にこれに限らず、例えば、前記左,右矢印絵図20a…等の視認の妨げとならないような横桟部材であれば、透明部材で構成する等、どのような形状、数量及び材質のものを設けてもよく、前記回転フィン部材17a〜17fとの関係も特に限定されるものではない。
本発明の実施の形態のベント構造で、要部の構成を説明するベントグリルの斜視図である。 実施の形態のベント構造で、要部の構成を説明するベントグリルの斜視図である。 実施の形態のベント構造が適用される車両の車室内の構成を説明する一部断面側面図である。 実施の形態のベント構造が適用される車両のインストルメントパネルを車室内側から見た正面図である。 実施の形態のベント構造で、回転フィン部材の配置を説明する図1中A−A線に沿った位置での断面図である。 実施の形態のベント構造で、各回転フィン部材の側面部を示し、上段は、車幅方向右側面図、下段は、車幅方向左側面図である。 実施の形態のベント構造で、各回転フィン部材の外周面を示し、上段は、正面図、下段は、背面図である。 実施の形態のベント構造で、各回転フィン部材を取り外した状態での回転軸部材の斜視図である。 実施の形態のベント構造で、各回転フィン部材を取り外した状態での回転軸部材の正面図である。 実施の形態のベント構造で、各回転フィン部材を取り外した状態での回転軸部材の背面図である。 実施の形態のベント構造で、回転フィン部材を車幅方向正面視左側に向けた状態でのベントグリルの斜視図である。 実施の形態のベント構造で、回転フィン部材を車幅方向正面視左側に向けた状態でのベントグリルの略正面図である。 実施の形態のベント構造で、回転フィン部材を車幅方向正面に向けた状態でのベントグリルの斜視図である。 実施の形態のベント構造で、回転フィン部材を車幅方向正面に向けた状態でのベントグリルの略正面図である。 実施の形態のベント構造で、回転フィン部材を車幅方向正面視右側に向けた状態でのベントグリルの斜視図である。 実施の形態のベント構造で、回転フィン部材を車幅方向正面視右側に向けた状態でのベントグリルの略正面図である。 従来例のベント構造で、要部の構成を説明する分解斜視図である。 従来例のベント構造に用いられる操作ダイヤル部材の外周面部の風向表示を示す展開図である。 従来例のベント構造で、車両に取り付けられたベントグリルの斜視図である。
符号の説明
2 エアコンダクト(通気ダクト)
3 吹出口開口部(車室内側吹出口)
11 車両
12 車室内
14 ベントグリル
15 ケース枠体
15c 車室内側端縁
16 回転軸部材
16b,16b 風向表示部
17a〜17f 回転フィン部材
20a〜20f,21a〜21f,22a〜22f,23a〜23f 左,右矢印絵図(風向表示部)
24c,24f,25c,25d,26c,26d,27c,27d 上,下風向絵図(風向表示部)
28a〜28f,29a〜29f 外周面連結絵図(風向表示部)

Claims (8)

  1. 通気ダクトの車室側吹出口近傍に設けられて、ケース枠体内に回動自在に支持された回転軸部材に、該回転軸部に傾斜配置される回転フィン部材を一体に形成すると共に、該回転軸部材の回動により、前記回転フィン部材の傾斜方向を変えて、風向を変更可能とするベント構造であって、
    前記回転フィン部材には、該吹出口から送出される送風方向を示す風向表示部が設けられていることを特徴とするベント構造。
  2. 前記風向表示部は、複数の前記回転フィン部材に渡って送風方向を表示するように構成されることを特徴とする請求項1記載のベント構造。
  3. 前記各回転フィン部材に表示された前記風向表示部は、各々異なる絵図で、各隣接配置された回転フィン部材の絵図を組み合わせることにより、送風方向を示す風向表示部が形成されることを特徴とする請求項1又は2記載のベント構造。
  4. 前記回転フィン部材の表面側と裏面側とで、前記風向表示部の送風方向の表示を異ならせることを特徴とする請求項1乃至3記載のベント構造。
  5. 前記回転フィン部材の前記風向表示部は、車室内側に直接、露出していることを特徴とする請求項1乃至4のうち、何れか一項記載のベント構造。
  6. 前記回転フィン部材の前記車室内側端縁が、前記ケース枠体の車室内側端縁と面一であることを特徴とする請求項1乃至5のうち、何れか一項記載のベント構造。
  7. 前記回転軸部材には、前記吹出口から送出される送風方向を示す風向表示部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のうち、何れか一項記載のベント構造。
  8. 前記回転軸部材の表面側と裏面側とで、前記風向表示部の送風方向の表示を異ならせることを特徴とする請求項7記載のベント構造。
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