JP2009208431A - ペーパーファスナー及びファイルホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】紙ファイルの綴じ穴や使用者の指を傷付けることなく、紙ファイルの枚数を増減させても、紙パイルの上方部分の束が倒れかかっても、紙パイルを確実に抑え付けることができ、高い耐久性を有するペーパーファスナーを提供すること。
【解決手段】紙パイルPを下支えするパイル下支え部材20と、下支え部材20の一端に連続して設けられ紙パイルPの一方の綴じ穴PH1を貫通し紙パイルPを上から抑え付けるパイル抑え部材30と、下支え部材20の他端に連続して設けられ紙パイルPの他方の綴じ穴PH2を貫通しパイル抑え部材30を掛け止め保持する掛け止め掛け保持部材40とを備え、パイル抑え部材30は、多数の噛み合い凸部32を有し、掛け止め保持部材40は、パイル抑え部材30を係入する縦溝42とパイル抑え部材30の噛み合い凸部32を着脱自在に係入して掛け止めする掛け止め凹部42とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、多数の紙ファイルをパイル状に積み重ねて綴じ込む2綴じ穴式ペーパーファスナー及びファイルホルダーに関するものである。
多数の紙ファイルをパイル状に積み重ねて綴じ込む種々の2綴じ穴式ペーパーファスナー(紙綴じ具)が実用化されている。
1つの従来技術の2綴じ穴式ペーパーファスナーは、紙パイルの綴じ穴を貫通する2つの綴じ条を両端に有して紙パイルを下支えする下支え部材と、2つの綴じ条が貫通する2つの綴じ穴を有して紙パイルの上から抑え付ける抑え部材との2つの別個の部品から成っている2部品形態のものである。この2部品形態のペーパーファスナーには、樹脂製のものと薄板金属製のものとがある。
しかし、いずれの材質であっても、2部品の形態のペーパーファスナーは、紙パイルを綴じるときに、抑え部材を取り外して仮置きし、紙パイルに綴じ条を通して紙パイルを下支え部材に下支えした後、仮置きした抑え部材に2つの綴じ条を挿通しなければならないので、取り扱いに不便さがあった。
また、この形態の樹脂製ペーパーファスナーは、ファイルホルダーの外側にペーパーファスナーを係止固定するための肉厚の固定用爪が出ており、このため,棚や引き出し等にファイルホルダーを並べて隣に差し入れ収納する際にこの爪の先が引っ掛かる虞があり、これを回避するために、ペーパーファスナー固定用の爪は、ファイルホルダーの裏表紙をファイルホルダーの内部でS字状に折り返した部分に組み付けられている。これは、ファイルホルダーが紙製である場合には、可能であるが、ファイルホルダーが樹脂製である場合には、折り返した部分を設けることが難しいため、樹脂製ファイルホルダーに樹脂製のペーパーファスナーを取り付けることは好ましくなかった。
2部品形態の薄板金属製のペーパーファスナーは、ファイルホルダーの外側に固定用爪が出ていても、爪も薄板金属製であるため、棚などへの出し入れに差支えないが、薄板金属によって紙ファイルの綴じ穴を損傷することがある上に、紙ファイルのパイルを増減させる毎に、綴じ条の折り曲げ位置が変わるため、綴じ条の表面に凹凸の曲げ痕が残り、次の所定の位置で折り曲げできないときもある。また、綴じ条の繰り返しの曲げによって耐久性にも問題がある上に、薄板金属であるため、その端面で指を損傷させる虞があった。
他の従来技術の2綴じ穴式ペーパーファスナーは、下支え部材の両端に折り曲げ可能に塑性変形する2つの抑え片を有する薄板金属製の1部品の形態である。この形態のペーパーファスナーは、紙ファイルを2つの抑え片に通した後、これらの抑え片を綴じ穴の内側又は外側に折り曲げて紙パイルを抑え付けて紙パイルを綴じ込む。このぺーファスナーは、上記の薄板金属製の2部品の形態の2綴じ穴式ペーパーファスナーと同じ欠点の他に、抑え片を外側に折り曲げる場合には、ファイルホルダーを垂直に立てかけたとき、ペーパーファスナーの上側の抑え片にこの上側の抑え片より上方の紙パイル部分の束が倒れかかって、これらの紙パイル部分の重みによって抑え片の曲げが戻され、紙パイルの抑え力が低下することがある。
本発明が解決しようとする1つの課題は、2綴じ穴式で1部品の形態であるが、紙ファイルの綴じ穴や使用者の指を傷付けることがない上に、紙ファイルのパイルを増減させても、また紙パイルの上方部分の束が倒れかかっても、紙パイルを確実に抑え付けることができ、また高い耐久性を有するペーパーファスナーを提供することにある。
本発明が解決しようとする他の課題は、2綴じ穴式で1部品の形態であるが、紙ファイルの綴じ穴や使用者の指を傷付けることがない上に、紙ファイルのパイルを増減させても、また紙パイルの上方部分の束が倒れかかっても、紙パイルを確実に抑え付けることができ、また高い耐久性を有するペーパーファスナーを備えたファイルホルダーを提供することにある。
本発明の第1の課題解決手段は、多数の紙ファイルのパイル(以下紙パイルと称する)を綴じるペーパーファスナーにおいて、紙パイルを下支えするパイル下支え部材と、この下支え部材の一端に連続して一体に設けられ紙パイルの一方の綴じ穴を貫通してこの紙パイルを上から抑え付けるパイル抑え部材と、パイル下支え部材の他端に連続して一体に設けられ紙パイルの他方の綴じ穴を貫通してパイル抑え部材を掛け止め保持する掛け止め保持部材とを備え、パイル抑え部材は、所定の間隔をあけて設けられた多数の噛み合い凸部を有し、掛け止め保持部材は、パイル抑え部材の噛み合い凸部を着脱自在に係入して掛け止めする掛け止め凹部を有することを特徴とするファイルホルダーを提供することにある。
本発明の第1の課題解決手段において、掛け止め保持部材は、縦溝を有する中空部材から成り、掛け止め保持部材の噛み合い凹部は、中空部材の内壁に設けられている形態とすることができ、またこの場合、掛け止め保持部材は、その先端にパイル抑え部材が下方から斜めに中空部内に入り込むように下面が開口する入口を有するのが好ましい。
本発明の第1の課題解決手段において、パイル下支え部材とパイル抑え部材と保持部材とは、一体成型で形成されているのが望ましい。
本発明の第1の課題解決手段において、パイル抑え部材の噛み合い凸部は、所定の間隔をあけて設けられた多数のビーズから成っており、1つの形態では、このビーズは、略球形であり、この略球形のビーズと掛け止め保持部材の掛け止め凹部とは、隣り合うビーズ間で差し込み方向の後方段部で相互に噛み合うようになっており、他の形態では、ビーズは、その外周の少なくともその一部に断面略梯形部分を有し、この断面梯形部分を有するビーズと掛け止め保持部材の掛け止め凹部とは、隣り合うビーズ間で差し込み方向の後方の水平段部で相互に噛み合うようになっているものとすることができる。
本発明の第2の課題解決手段は、表紙と裏表紙と背表紙とを含むホルダー本体とこのホルダー本体に多数の紙のパイル(以下紙パイルと称する)を綴じ込むことができる上記の第1の課題解決手段によるペーパーファスナーとを備え、このペーパーファスナーは、ファイル本体の裏表紙の内面に配置され、且つ裏表紙に固定される固定手段を更に含んでいることを特徴とするファイルホルダーを提供することにある。
本発明の第2の課題解決手段において、固定手段は、パイル下支え部材の側方から延びる少なくとも1つの可撓性固定片から成り、可撓性固定片は、裏表紙のスリットを貫通して裏表紙の外面で折り返され、且つ可撓性固定片の先端は、裏表紙を突き抜けて裏表紙の内面に位置するパイル下支え部材部分の引っ掛け孔に係止する掛け止め頭部付きのピンを有する形態とすることができる。
本発明のペーパーファスナーは、2綴じ穴式で1部品の形態であるが、薄板金属の抑え片の折り曲げによって紙パイルを抑え付けるのではなく、下支え部材の一端に連続して一体に設けられて多数の噛み合い凸部を有するパイル抑え部材をパイル下支え部材の他端に連続して一体に設けられた掛け止め掛け保持部材の掛け止め凹部に着脱自在に係入し掛け止めして紙パイルを抑え付けて綴じるので、紙パイルの綴じ穴や使用者の指を傷付けることがない。
更に、薄板金属の抑え片の折り曲げによって紙パイルを抑え付けるのではないので、紙ファイルのパイルを増減させても、抑え部材に曲げ癖による紙パイルの抑え機能の低減を生ずることがなく、また紙パイルの上方部分の束が倒れかかっても、抑え部材が折れ曲がることがなく、いずれの場合も紙パイルを確実に抑え付けることができ、また高い耐久性を付与することができる。
また、本発明のペーパーファスナーは、すべての部材が一体に連続しているので、1つの簡単な金型で容易に製造することができる。
本発明のペーパーファスナーの綴じ動作は、紙パイルの綴じ穴にパイル抑え部材と掛け止め保持部材とを貫通した後、パイル抑え部材を掛け止め保持部材の掛け止め凹部に係入するだけの簡単な操作で達成することができ、取り扱いが容易である。
本発明のペーパーファスナーは、従来技術の薄板金属製抑え片の折り曲げによる抑え付け作用に比べて綴じ込むべき紙パイルの厚みを大きくすることができ、大きな綴じ込み容量を有するペーパーファスナーを提供することができる。
次に、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して詳細に説明すると、図1は、本発明のペーパーファスナー10を用いて所要枚数の紙ファイルのパイル(以下紙パイルと称する)Pが綴じられた状態を示し、紙パイルPは、通常の穿孔器で2つの綴じ穴が予め形成されている。
ペーパーファスナー10は、紙パイルPを下支えするパイル下支え部材20と、この下支え部材20の一端に連続して一体に設けられ紙パイルPの一方の綴じ穴PH1を貫通しこの紙パイルPを上から抑え付けるパイル抑え部材30と、パイル下支え部材20の他端に連続して一体に設けられ紙パイルPの他方の綴じ穴PH2を貫通しパイル抑え部材30を掛け止め保持する掛け止め掛け保持部材40とを備えている。このように、パイル下支え部材20とパイル抑え部材30と掛け止め保持部材40とは、一体に連続しているので、適宜のプラスチック材料(例えばナイロン)の射出成型によって製造することができる。
下支え部材20は、図2(A)(B)から解るように、帯状本体22とこの帯状本体22の両端に同様の幅で起立して延びる延長片24L、24Rとから成り、帯状本体22と延長片24L、24Rとの境界部には延長片24L、24Rを帯状本体22に対して折り曲げて起立することができるようにするために両端がくびれている幅狭部分26LN、26RNを有する。
パイル抑え部材30は、下支え部材20の延長片24Rに連続して所定の間隔をあけて設けられた多数の噛み合い凸部32を有し、また掛け止め保持部材40は、下支え部材20の延長片24Lに連続して設けられた中空部材40Cから成り、この中空部材40Cは、パイル抑え部材30が中空部材40Cの中空部内に入り込む縦溝44とこの中空部の壁に設けられパイル抑え部材30の噛み合い凸部32が着脱自在に係入してこの噛み合い凸部32を掛け止めする掛け止め凹部42とを有する。
図示の例では、図3(A)(B)に示すように、掛け止め凸部32は、略球形のビーズ32Bの形態であり、また、掛け止め凹部42は、この略球形のビーズ32Bの両側が係入すべき掛け止め保持部材40は、筒状部に相対する円弧状凹部42Aの形態である。
また、図示の例では、掛け止め保持部材40は、中空部材40Cの先端にパイル抑え部材30が中空部材40Cの中空部内に下方から斜めに入り込むように下面が開口する入口46を有する。この入口46は、その上側の壁46Wによって掛け止め保持部材40に入り込んだパイル抑え部材30が掛け止め保持部材40の縦溝44から上方に抜け出すのを防止する機能を有する。
次に、上記ペーパーファスナー10の使用状態を述べると、先ず、ペーパーファスナー10は、図2(A)に示すような状態にし、綴じ込むべき紙パイルPの予め穿孔された2つの綴じ穴PH1、PH2に下支え部材20の延長片24Lとパイル抑え部材30及びに下支え部材20の延長片24Rと掛け止め保持部材40とを貫通する。紙パイルPが薄く、延長片24L、24Rよりも低い場合には、これらの延長片24L、24Rの一部は、紙パイルPを抑える機能も有することになる。
その後、パイル抑え部材30及び掛け止め保持部材40を相互に接近するように折り曲げるが、この際、パイル抑え部材30をその先端から掛け止め保持部材40の下方の入口46を通して斜めに貫通し、中空部材40Cの縦溝44の上方に誘導し、パイル抑え部材30と掛け止め保持部材40とを相互に引き合うように引っ張りながらパイル抑え部材30の掛け止め凸部32を掛け止め保持部材40の縦溝44を通して中空部材40C内に弾性的に差し込んでその内部の掛け止め凹部42に係入し掛け止めしてこれらの部材30、40を相互に締め付け固定する。
この締め付け状態では、パイル抑え部材30の掛け止め凸部32と掛け止め保持部材40の掛け止め凹部42とが相互に掛け止めされており、且つ掛け止め保持部材40の入口46の上側の壁46Wによってパイル抑え部材30が縦溝44から上方に抜け出すのを阻止しているので、紙パイルPの綴じ状態が確実に維持される。
ペーパーファスナー10~紙パイルPを外す場合には、パイル抑え部材30の先端を指で摘まんでパイル抑え部材30を掛け止め保持部材40の縦溝44から強制的に抜き出す。この場合、パイル抑え部材30を一旦締め付け方向に引っ張ると、掛け止め凸部32と掛け止め凹部42との掛け止めが解放される方向にこれらの凹凸部が相対的に変位するので、パイル抑え部材30を掛け止め保持部材40の縦溝44から円滑に抜き出すことができる。
最後に、パイル抑え部材30を掛け止め保持部材40の入口46から導出してこれらの部材30、40を相互に分離し、折りを戻して下支え部材20に対して垂直になるように展開し、紙パイルPからこれらの部材30、40を抜き出すと、ペーパーファスナー10は、パイルPから取り外される。
本発明の変形例が図5に示されており、この変形例では、パイル抑え部材30の各略球形のビーズ32Bがその一側(縦溝44に相対する側)に断面略梯形の突起状部分32Pを有し、掛け止め保持部材40の筒状部40Cの対応する壁にこの略梯形の突起状部分32Pが噛み合うことができるような形状の断面略梯形の凹部42Pを有することを除いて図2の実施の形態と同じである。
この変形例によると、掛け止め凸部32と掛け止め凹部42とは、略梯形の突起32Pの水平段部32PSと掛け止め凹部42の水平段部42PSとで噛み合うので、特に、両部材30、40を相互に離反する方向に大きな抵抗を有し、両部材30、40による紙パイルPの締め付けを一層確実に行うことができるので好ましい。
なお、この変形例では、略球形のビーズ32Bの一部に略梯形の突起部分32BPを設けたが、ビーズの全周が同様の断面形状となる独楽型であってもよい。
本発明のペーパーファスナー10は、2綴じ穴式で1部品の形態であるが、従来技術のように、薄板金属の抑え片の折り曲げによって紙パイルPを抑え付けるのではなく、下支え部材20の一端に連続して一体に設けられて多数の噛み合い凸部32を有するパイル抑え部材30をパイル下支え部材20の他端に連続して一体に設けられた掛け止め掛け保持部材40の掛け止め凹部42に着脱自在に係入し掛け止めして紙パイルPを抑え付けて綴じるので、紙パイルPの綴じ穴や使用者の指を傷付けることがない。
また、従来技術のように、薄板金属の抑え片の折り曲げによって紙パイルPを抑え付けるのではないので、紙パイルPの枚数を増減させても、抑え部材に曲げ癖による紙パイルの抑え機能の低減を生ずることがなく、また紙パイルPの上方部分の束が倒れかかっても、抑え部材が折れ曲がることがなく、いずれの場合も紙パイルPを確実に抑え付けることができ、また高い耐久性を付与することができる。
更に、本発明のペーパーファスナー10の綴じ動作は、上記のように、紙パイルPの2つの綴じ穴にパイル抑え部材30と掛け止め保持部材40とを貫通した後、パイル抑え部材30を掛け止め保持部材40の掛け止め凹部42に係入するだけの簡単な操作で達成することができ、取り扱いが容易である。
本発明のペーパーファスナー10は、従来技術の薄板金属製抑え片の折り曲げによる抑え付け作用に比べて綴じ込むべき紙パイルPの厚みを大きくすることができ、大きな綴じ込み容量を有するペーパーファスナーを提供することができる。
本発明がファイルホルダーに適用された例が図6以下に示されており、この例では、図1乃至図4又は図5の形態のペーパーファスナー10がファイルホルダー70に取り付けられている。
ファイルホルダー70は、表紙72と裏表紙74と背表紙76とを含むホルダー本体78から成り、またこのホルダー本体78に紙パイルPを綴じ込むペーパーファスナー10は、ファイル本体78の裏表紙74の内面に配置されている。このペーパーファスナー10は、裏表紙74に固定される固定手段80を更に含んでいる。
図6において符号72H、76Hは、ペーパーファスナー10によって綴じ込まれて位置決めされる表題等記載用紙(図示すぜ)の表題等を視認することができる設けられた表示窓であるが、これは本発明の要旨には直接関連しないので詳細な説明は省略する。
図示の形態では、固定手段80は、パイル下支え部材20の側方から延びる2つの可撓性固定片82から成り、これらの可撓性固定片82は、裏表紙74のスリット74SLを貫通して裏表紙74の外面に露出し裏表紙74の外面に沿って折り返される。このように折り返された可撓性固定片82の先端は、裏表紙74を突き抜けて裏表紙74の内面に位置する下支え部材20の引っ掛け孔20Hに係止する掛け止めヘッド84H付きのピン84Pを有する。このヘッド84H付きピン84Pは、ヘッド84Hが下支え部材20の引っ掛け孔20Hを押し広げながら貫通し、ヘッド84Hが引っ掛け孔20Hから抜け出すと、引っ掛け孔20Hが元の内径に戻るように収縮してヘッド84Hが引っ掛け孔20Hの上端に引っ掛けられる。
このファイルホルダー70のペーパーファスナー10の使用状態は、図1乃至図5で説明したのと全く同様であるので、その説明を省略する。
なお、上記実施の形態では、ペーパーファスナー10は、下支え部材20から横方向に延びる可撓性固定片82から成る固定手段80を用いてホルダー本体78に固定されているが、他の適宜の固定手段で固定することができる。例えば、ペーパーファスナー10の成型時に、このペーパーファスナー10に一体にインサートして取り付けられた1つ又は複数の薄板金属固定片を裏表紙74のスリットを通して裏表紙74の外側に導出し、裏表紙74沿って折り返して固定してもよい。また、固定手段80は、溶着又は接着であってもよい。例えば、ファイルホルダー70が樹脂製である場合には、その裏表紙74に溶着し、ファイルホルダーが紙製である場合には、その裏表紙74に接着することができる。
本発明によれば、薄板金属抑え片の折り曲げによる綴じ込みではないので、紙ファイルの綴じ穴や使用者の指を傷付けることがない上に、紙ファイルのパイルを増減させても、また紙パイルの上方部分の束が倒れかかっても、紙パイルを確実に抑え付けることができ、また高い耐久性を有するので、高い産業上の利用性を有する。
本発明のペーパーファスナーの使用状態の一部を切欠いた断面図である。 本発明の1つの実施の形態によるペーパーファスナーを示し、同図(A)乃至(D)は、その側面図、底面図、右側面図及び左側面図である。 パイル抑え部材と掛け止め保持部材との噛み合い状態を示し、同図(A)は、その拡大正面図、同図(B)は、同図(A)のB−B線断面図、同図(C)は、同図(A)のC−C線断面図である。 掛け止め保持部材の先端部分の拡大縦断面図である。 パイル抑え部材と掛け止め保持部材との噛み合い状態の変形例を示し、同図(A)は、その拡大正面図、同図(B)は、同図(A)のB−B線断面図、同図(C)は、同図(A)のC−C線断面図である。図1乃至図4のファイルホルダーに用いられる表題等記載用紙の拡大正面図である。 本発明をファイルホルダーに適用した場合を示し、同図(A)は、その展開状態の正面図、同図(B)は、ペーパーファスナーを有する部分の裏表紙の内面の正面図である。 図6のファイルホルダーに用いられるペーパーファスナーの底面図である。 図6のペーパーファスナーの固定手段を説明図する拡大断面図である。
符号の説明
10 ペーパーファスナー
20 パイル下支え部材
20H 引っ掛け孔
22 帯状本体
24L、24R 延長片
26LN、26RN 幅狭部分
30 パイル抑え部材
32 噛み合い凸部
32B ビーズ
32P 断面略梯形の突起
32PS 水平段部
40 掛け止め保持部材
40C 中空部材
42 掛け止め凹部
42A 円弧状凹部
42P 断面略梯形の凹部
42PS 水平段部
44 縦溝
46 入口
46W 壁
70 ファイルホルダー
72 表紙
72H 表示窓
74 裏表紙
74SL スリット
76 背表紙
76H 表示窓
78 ホルダー本体
80 固定手段
82 可撓性固定片
84H ヘッド
84P ピン
P 紙パイル
PH1、PH2 綴じ穴

Claims (9)

  1. 多数の紙ファイルのパイル(以下紙パイルと称する)を綴じるペーパーファスナーにおいて、前記紙パイルを下支えするパイル下支え部材と、前記パイル下支え部材の一端に連続して一体に設けられ前記紙パイルの一方の綴じ穴を貫通し前記紙パイルを上から抑え付けるパイル抑え部材と、前記パイル下支え部材の他端に連続して一体に設けられ前記紙パイルの他方の綴じ穴を貫通し前記パイル抑え部材を掛け止め保持する掛け止め保持部材とを備え、前記パイル抑え部材は、所定の間隔をあけて設けられた多数の噛み合い凸部を有し、前記掛け止め保持部材は、前記パイル抑え部材の噛み合い凸部を着脱自在に係入して掛け止めする掛け止め凹部を有することを特徴とするファイルホルダー。
  2. 請求項1に記載のペーパーファスナーであって、前記掛け止め保持部材は、縦溝を有する中空部材から成り、前記噛み合い凹部は、前記中空部材の内壁に設けられていることを特徴とするペーパーファスナー。
  3. 請求項2に記載のペーパーファスナーであって、前記掛け止め保持部材は、その先端にパイル抑え部材が下方から斜めに中空部内に入り込むように下面が開口する入口を有することを特徴とするペーパーファスナー。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のファイルホルダーであって、前記パイル下支え部材と前記パイル抑え部材と前記掛け止め保持部材とは、一体成型で形成されていることを特徴ペーパーファスナー。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のペーパーファスナーであって、前記パイル抑え部材の噛み合い凸部は、所定の間隔をあけて設けられた多数のビーズから成っていることを特徴とするペーパーファスナー。
  6. 請求項5に記載のペーパーファスナーであって、前記ビーズは、略球形であり、前記略球形ビーズと前記掛け止め保持部材の掛け止め凹部とは、隣り合うビーズ間で差し込み方向の後方段部で相互に噛み合うようになっていることを特徴とするペーパーファスナー。
  7. 請求項5に記載のペーパーファスナーであって、前記ビーズは、その外周の少なくともその一部に断面略梯形部分を有し、前記断面梯形部分を有するビーズと前記掛け止め保持部材の掛け止め凹部とは、隣り合うビーズ間で差し込み方向の後方の水平段部で相互に噛み合うようになっていることを特徴とするペーパーファスナー。
  8. 表紙と裏表紙と背表紙とを含むホルダー本体と前記ホルダー本体に多数の紙ファイルのパイル(以下紙パイルと称する)を綴じ込むことができる請求項1乃至7のいずれかに記載のペーパーファスナーとを備え、前記ペーパーファスナーは、前記ファイル本体の裏表紙の内面に配置され、且つ前記裏表紙に固定される固定手段を更に含んでいることを特徴とするファイルホルダー。
  9. 請求項8に記載のファイルホルダーであって、前記固定手段は、前記パイル下支え部材の側方から延びる少なくとも1つの可撓性固定片から成り、前記可撓性固定片は、前記裏表紙のスリットを貫通して裏表紙の外面で折り返され、且つ前記可撓性固定片の先端は、前記裏表紙を突き抜けて前記裏表紙の内面に位置するパイル下支え部材部分の引っ掛け孔に係止する掛け止めヘッド付きのピンを有することを特徴とするファイルホルダー。
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