JP2009207543A - 背上げ可能なベッド用マットレス及びベッド - Google Patents

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【課題】本発明では、ベッドの背上げ時にマットレスが足元方向にズレ動くことを防止すると同時に、背上げ時にマットレスの上半分側が上方にズレ動く際に、不快な異音が発生することを防止し、滑らかにズレ動くようにすることを目的とする。
【解決手段】ベッド1の上面に載置されたマットレスが、ベッド1と共に背上げ可能になったベッド1において、該マットレスに横たえる人の臀部に対応する部位であって、該マットレスの裏面と該ベッド1の上面との間に高摩擦係数のシート部材22を敷設し、該シート部材22を敷設した部位では、背上げ部位に対応する該マットレスの裏面と該ベッド1の上面との間の滑りに対して、滑り抵抗力が高くなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、背上げ可能なベッドにおいて、寝床部を形成するマットレスが該マットレスを支持するベッド(ボトムを含む)に対して、マットレスを背上げさせてもズレ動きを防止するようにしたマットレス及びベッドに関するものである。
ベッドは、その上に横たえる人体の動きを補助するために、ベッドフレーム上に複数のボトムと称する可動部を設置し、これらボトムの動作を制御することによって、その上に載置される可撓性のマットレスを屈曲させ所望の形状に変形し得るように設計されている。
しかして、上記ボトムの動作のうちで、最も頻度の高いものは、上体を起こす動きを補助するために行われ、上体部分を横たえる位置に設置される背ボトムを傾斜させる、いわゆる背上げの動作である。
しかしながら、このようなベッドは、ボトムを背上げさせる際に、マットレスがマットレスを支持するベッド(以降、本発明のベッドという言い方は、ボトムも含んでいる)に対してマットレス上に横たえる人(以下、利用者)の足元側方向へズレ動くことで利用者が前ズレして利用者に不快感を与たり、またマットレスを元のフラットな状態に戻した際に、利用者の枕側(ベッドの上端部とマットレスの上端部との間)が空いて、枕等の枕元にあるものが落下したりする不具合があった。
そこで、従来では、マットレスのベッドに対するズレを防止する方法を採用したベッドとして、次のようなものが提案されている。
まず、マットレスを別々に設けた頭部側マットレスと脚部側マットレスとを連結して構成すると共に、頭部側マットレスに頭部側ボトムに係止させるためのストラップ状の係止部を頭側端部から側部に向かって斜めに設け、該係止部を頭部側ボトムに係止させて、頭部側ボトムに対して頭部側マットレスを係止させ、さらに、脚部側ボトムにズレ防止手段である金具を設けて、脚部側マットレスの脚部側ボトムに対する位置規制を行い、脚部側ボトムに対して脚部側マットレスを係止させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
別のベッドでは、マットレスの裏面全面がゴム又は合成樹脂により滑り止め加工されており、該マットレスの裏面又は側面の少なくとも一箇所に、ベッドにマットレスを固定するための固定具が設けられており、少なくともマットレスの頭部側の、裏面又はマット中に、マットレスに使用されているクッション材よりも剛性の高い板状体が、固定又は挿入又は貼着されている構造が知られている(特許文献2)。
特開2001−258952号公報 特許3117441号公報
しかしながら、特許文献1のようなベッドでは、頭部側マットレスの頭部側ボトムに対して頭部側マットレスを係合するためには、係止部を頭部側ボトムの裏側に回す必要がある。そのためには、頭部側ボトムを起こして斜めにして、頭部側マットレスの係止部を頭部側ボトムの裏側に位置するようにして係合して、頭部側ボトムと頭部側マットレスを元の状態に戻すという作業が必要である。しかし、この作業には手間がかかるという不具合を有する。そのために、場合によっては、係合しないままで利用されることもしばしば見受けられる。さらに、脚部側マットレスが下方にずれることを防止する断面略L字状の金具は、該金具の上端部でマットレスの下方移動を止めるようになっているが、確実に防止するためには、金具の上端部を高くする必要があるが、上端部を高くすると上端部がマットレスより飛び出て見栄えが悪い、安全上好ましくないなどの不具合を有する。また、マットレスのベッドに対する係合が解除されていることに気付かずにマットレスを起伏させた際に、マットレスが利用者の足元側へズレ動くことで、利用者に不快感を与えてしまう問題がある。
また、特許文献2のようなベッドでは、マットレスの裏面全体に滑り止め加工をして、マットレスの上半分側(背上げ部位)を紐でベッドの背上げ部に締め付けているので、上半分側を背上げさせてもマットレスがベッドに対して下方にズレ動くことを防止している。しかし、このように滑り止めを設けた場合には、ベッドの折り曲げ角度とマットレスの折り曲げ角度に差異があるために、マットレスの上半分側が逆に上方にずれて移動することが必要となるが、その動きが阻害されて、滑らかな背上げ動作を取れなくなる、又はマットレスの上半分側の上方への移動に対して、滑り止め加工した部分が抵抗となって、大きな異音を発生し、不快感を抱く結果となっている。
本発明では、ベッドの背上げ時にマットレスが足元方向にズレ動くことを防止すると同時に、背上げ時にマットレスの上半分側が上方にズレ動く際に、不快な異音が発生することを防止し、滑らかにズレ動くようにすることを目的とする。
請求項1の発明は、背上げ可能なベッドに使用するマットレスであって、
マットレスの裏面であって、該マットレス上に横たえる人の臀部に対応する部位に滑り止め処理が施され、該滑り止め処理部分は、背上げ部位に対応する該マットレスの裏面よりも摩擦係数が高いことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、該滑り止め処理部分は、滑り止め材が塗布されて形成されてなることを特徴とする。
請求項3の発明は、背上げ可能なベッドであって、該ベッドの上面にはマットレスが載置されるようになっており、該上面には、該マットレス上に横たえる人の臀部に対応する部位に滑り止め処理が施され、該滑り止め処理部分は、背上げ部位に対応する該ベッドの上面よりも摩擦係数が高いことを特徴とする。
請求項4の発明は、背上げ可能なベッドであって、該ベッドの上面にはマットレスが載置されるようになっており、該マットレス上に横たえる人の臀部に対応する部位であって、該マットレスの裏面と該ベッドの上面との間に高摩擦係数のシート部材を敷設し、該シート部材を敷設した部位では、背上げ部位に対応する該マットレスの裏面と該ベッドの上面との間の滑りに対して、滑り抵抗力が高いことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4において、該シート部材はゴム又は合成樹脂により形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項3ないし5のいずれか1つにおいて、該ベッドは膝部位を起こす起伏機構を備えることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6において、該シートは、臀部に対応する位置から起伏機構までの長さを有することを特徴とする。
本発明の請求項1によれば、背上げ時にマットレスが下方(足元方向)にズレ動くことが確実に防止できる。それと共に、背上げ時にマットレスの上半分側が滑らかに上方にズレ動くことができるとともに、ズレ動く際の大きな不快音の発生を防止できる。
本発明の請求項2によれば、滑り止め材を塗付するだけであり、簡単に得られる。又既存のマットレスにも簡単に適用できる。
本発明の請求項3によれば、背上げ時にマットレスが下方(足元方向)にズレ動くことが確実に防止できる。それと共に、背上げ時にマットレスの上半分側が滑らかに上方にズレ動くことができるとともに、ズレ動く際の大きな不快音の発生を防止できる。
本発明の請求項4によれば、背上げ時にマットレスが下方(足元方向)にズレ動くことが確実に防止できる。それと共に、背上げ時にマットレスの上半分側が滑らかに上方にズレ動くことができるとともに、ズレ動く際の大きな不快音の発生を防止できる。又既存のマットレスにも簡単に適用できる。更に、シート部材を簡単に取り替えることができ、シート部材の位置調整も容易である。
本発明の請求項5によれば、簡単且つ確実に滑り止めできるシート部材を得られる。
本発明の請求項6によれば、マットレスの下半分側が足元方向にズレ動くことが防止される分だけ、下半分側と一体になったマットレスの上半分側が上方に大きくズレ動く必要があるが、上半分側は下半分側に対して低摩擦係数にしてあるので、異音を発生すること無く滑らかに移動できる。
本発明の請求項7によれば、利用者の臀部だけでなく、起伏部に跨る膝部分でもシート部材を押さえることができるので、シート部材が移動することなく、且つマットレスの下半分側のズレ動きを確実に防止できる。
本発明では、滑り止め加工は、マットレスの裏面に直接行ってもよいし、カバー等を被せる場合には、そのカバー等を被せたときにマットの裏面に相当する面に滑り止め加工を施せばよい。したがって、本発明では、マットの裏面等とは、直接マットの裏面だけでなく、マットにカバーをかける際には、このカバーの表面(ベッドに面する表面)も含むものとして使用する。ベッドに設けられた背上げ機構は、一般的にボトムと言われフレームに設けられているが、本発明では、このボトムも含めてベッドと称して説明する。
本発明において、滑り止め加工の1つである塗布方法としては、マットレスの裏面やベッドの表面等にドクターナイフコーターやロールコーター等を使用して、ゴムや合成樹脂等の高摩擦素材をコーティングする方法がある。
また、滑り止め処理としては、マットレスの裏面やベッドの表面等に滑り止め加工処理を行う代わりに、滑り止めシートを予め用意し、ベッドの所定位置(利用者の臀部に対応する位置)に敷設して、その上にマットレスを重ねて配置する方法がある。この方法では作業が簡便であり、滑り止めシート部材を取り替えることもできる。なお、この滑り止め用シート部材をベッド側或いはマットレス側に、例えばマジックテープ(登録商標)、ホック等で、取外し可能に取り付けるようにしても良い。この場合には、滑り止め用シート部材を確実に所定位置に保持できる点で有効である。更には、滑り止め用シート部材とマットレス等とをラミネート法を用いて貼り合わせるようにしても良い。
滑り止め加工に用いるゴム又は合成樹脂としては、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、塩化ビニル系樹脂、エチレン系樹脂等のマット裏面の摩擦係数を大きくすることができるものが好ましい。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1ないし図3に基づいて、本発明の実施形態1を説明する。
図1は、通常に用いられている背上げ機構付きのベッドの斜視図を示す。ベッド1には、利用者の背中に対応しており、背上げ機構(図示省略)によって背上げされる背ボトム2、利用者の臀部に対応する座ボトム3、人の脚部の膝より上側に対応する膝ボトム4と膝より下側の脚ボトム5が設けられている。膝ボトム4と脚ボトム5との連結部分は、起伏機構6によって持ち上げられるようになっている。7は頭部用のパネルを示し、脚部用パネルは省略した。
また、滑り止め加工の1つの手段であるウレタンシート等の高摩擦係数を有する滑り止め用シート部材22が、座ボトム3から膝ボトム4を覆って、さらに脚ボトム5の一部を覆うように敷設されている。即ち、膝ボトム4と脚ボトム5との連結部分を覆うように敷設されている。シート部材22の横幅は横たわる人の臀部Dが位置する大きさであれば良く、座ボトム3の横幅いっぱいの幅ほどはなくて良い。
そして、このベッド1の上に、図3に示すような、エアマットレス10を重ねるように載置する。このエアマットレス10の構成を説明する。第1エアセル15と第2エアセル16の2層構造からなり、第1エアセル15の2個分が第2エアセル16の1個分に対応して設けられている。第1エアセル15及び第2エアセル16に空気を供給したり、排気することで、マットレス10に横たわる人の床ずれ防止等を行っている。このエアマットレスの詳細構造は、特開2002−65405号公報に記載されているので、ここでは簡単に説明するに留める。
なお、このエアマットレス10の構成は、本発明の1つの実施形態であり、本発明は、他のエアマットレス構造であっても良い。また、エアマットレスでない通常のウレタンなどのクッションマットレスであっても良い。
次に、ベッド1の上面に滑り止め用のシート部材22を敷設し、その上にマットレス10を載置した状態で、背上げ動作を行った場合の動作状態を、図2に基づいて説明する。
この動作機構は、背ボトム2の傾斜動作の初期に、膝ボトム4と脚ボトム5との連結部分が起伏機構6によって上方に持ちあげられる。この動作状態の時に、従来では、マットレスが足元方向にずれる動きが見られる。しかし、本発明では、滑り止め用のシート部材22がベッド1の上面であって、座ボトム3、膝ボトム4及び脚ボトム5の一部に跨って敷設されているので、膝ボトム4と脚ボトム5との連結部分が上昇した際に、人の膝などで、シート部材22が連結部分の方に押圧されているので、シート部材22が下方(足下方向)にずれることが防止され、その上、座ボトム4の人の臀部Dがシート部材22の上に乗っかかって、人の体重が大きくかかる状態になるので、シート部材22を間に挟んで、座ボトム3とマットレス10とが密着され、相対的ズレ動きが阻止されるようになる。
そして、連続してさらに、背ボトム2を大きく傾斜させていくと、背ボトム2の傾斜によって、マットレス10の上半分側11が起こされる。この時に、マットレス10の上半分側11と下半分側12とは、背ボトム2と座ボトム3との折れ曲がり状態のように鋭角に折れ曲がることができずに、緩やかに折れ曲がるために、背ボトム2に対してマットレス10の上半分側11が上方にずれて移動することとなる。この時に、上半分側11の裏面11aには、滑り止め加工を施していないので、この移動に伴う不快な異音の発生は無く、移動も滑らかである。
従って、本発明では、背上げボトム2を起こして傾斜させた際に、マットレス10の背上げ部位(上半分側)11も一緒に起こされ、マットレスが下方(足下方向)にずれる力が作用するが、本発明ではマットレス10の下半分側12が、人の臀部Dや膝C等でシート部材22を間に挟んでベッド1に押しつけられており、このシート部材22が高摩擦係数であるので、マットレス10の下半分側12のズレ動作が防止される。それとともに、マットレス10の上半分側11が大きく傾斜するにつれて、上半分側11は必然的に矢印で示すように上方にずれる動作を取るようになる。マットレス10の上半分側11と背ボトム2との間には、シート部材22を敷設してないので、不快な異音を発生することなく滑らかにズレ動作を取ることができる。
特に、実施形態1では、単にシート部材22を敷設するだけでよいので、作業は容易であり、シート部材22の交換も容易である。また、特にシート部材22の位置を厳しく設定してなく、臀部や膝部に対応する位置であれば良いので、大雑把に敷設しても良く、誰でも容易に作業できる。また、利用者の体格等に応じて、少し上下方向にずらして敷設してもよい。例えば、上方にずらして背ボトム2にかかるように敷設しても良く、逆に座ボトム3と背ボトム2との連結部分を空けて少し下方に下げて敷設しても良い。
なお、必要であれば、シート部材22を敷設する範囲を目安として、座ボトム3等に示すようにしても良い。
シート部材22の長さは、座ボトム3から膝ボトム4と脚ボトム5の連結部分までの長さを有する方が、ずれ止め機能に優れる。しかし、場合によっては、座ボトム3のみ、座ボトム3と膝ボトム4までの長さ等にして敷設しても良い。シート部材22の横幅方向の長さは、実施形態1のように座ボトム3の横幅より短くて良く、又座ボトム3の横幅と同じ大きさでも良い。
(実施形態2)
図4に基づいて、本発明の実施形態2を説明する。図4(1)は、マットレスの裏面にシート部材が取り外し可能に取り付けられるようになった構造を示し、図4(2)は、図4(1)のA部拡大図を示す。なお、実施形態2では、実施形態1と異なる部分のみ説明する。
実施形態2では、シート部材22が、マジックテープ(登録商標)等の係合手段23で、マットレス10の裏面10aに取外し可能に取り付けられるようになっている。
なお、係合手段23は、上記実施形態の構造に限られるものではない。簡単に取付、取り外しができる係合手段とすることが好ましい。
この実施形態2では、マットレス10を裏返してフラットな状態でシート部材22を取付ければ良く、取付後は再びマットレス10を裏返して元の姿勢に戻して、ベッドの上に重ねるだけで良く、比較的作業性に優れる。
(実施形態3)
図5に基づいて、本発明の実施形態3を説明する。実施形態3では、実施形態1と異なる部分のみ説明する。実施形態3では、マットレス10の裏面10aに高摩擦部材を塗布した例を示す。塗布した高摩擦部材21は、座ボトムから、膝ボトムと脚ボトムの連結部分を覆う大きさで被覆されている。高摩擦部材21とは、高摩擦係数を有する部材であって、マットレス10の滑り止めを図る機能を有する部材である。
高摩擦部材21の塗布範囲は、上記実施形態に限られるものではなく、実施形態1で説明したように、座ボトムだけ、座ボトムと膝ボトム等の長さにすることが可能である。また、塗布する処理加工は、マットレス10の裏面でなくベッド1の上面側に行っても良く、両方に滑り止め加工処理を施しても良い。
また、ベッドの各ボトムは、ネット状からなるが、これに限られるものではない。
マットレス10は、このエアマットレスに限られるものではなく、他のエアマットレス形態でも良い。マットレス10は、エアマットレス、ウオーターマットレス、クッション材入りのマットレス等の各種のマットレスが使用できる。
なお、特に、エアマットレスでは、体重で押されたエアセルの空気が他のエアセルに移動するので、背上げした際にも各エアセルの空気が他のエアセルに移動したりするので、背上げ時に背ボトムとマットレスとのズレ動作が不規則になりやすく、不快な異音が発生しやすい。そのために、マットレスの上半分側とベッドとの間には何も設けないようにして、背ボトムとマットレスとの摩擦係数を低減して、マットレスの上半分側がベッドに対して滑らかにズレ動作できるようになっている。それと同時に、マットレスの下半分側では、エアセルの空気が他のエアセルに移動する変動があっても、マットレスとベッド上面との相対ズレ動作が生じないようにするためには、両者間に滑り止め用のシート部材を敷設すると効果である。
以上説明したように、本発明は、必要に応じて寝床部を昇降させて介護したり、寝床部を背上げさせて楽な姿勢でくつろぐことのできるベッド、特に病人や老人介護に適した背上げ機能付きベッド等に適用できる。
本発明の実施形態1に係わるベッドの概略斜視図を示す。 図1のベッドにマットレスを重ねて敷設し、背上げした状態を説明する側面図を示す。 実施形態1のエアマットレスの斜視図を示す。 実施形態2のマットレスを示す。 実施形態3のマットレスを示す。
符号の説明
1 ベッド
2 背上げボトム
3 座ボトム
4 膝ボトム
5 脚ボトム
6 起伏機構
10 マットレス
11 背上げ部位(上半分側)
12 下半分側
22 シート部材
23 係合手段

Claims (7)

  1. 背上げ可能なベッドに使用するマットレスであって、
    マットレスの裏面であって、該マットレス上に横たえる人の臀部に対応する部位に滑り止め処理が施され、該滑り止め処理部分は、背上げ部位に対応する該マットレスの裏面よりも摩擦係数が高いことを特徴とする背上げ可能なベッド用マットレス。
  2. 請求項1において、
    該滑り止め処理部分は、滑り止め材が塗布されて形成されてなることを特徴とする背上げ可能なベッド用マットレス。
  3. 背上げ可能なベッドであって、
    該ベッドの上面にはマットレスが載置されるようになっており、
    該上面には、該マットレス上に横たえる人の臀部に対応する部位に滑り止め処理が施され、該滑り止め処理部分は、背上げ部位に対応する該ベッドの上面よりも摩擦係数が高いことを特徴とする背上げ可能なベッド。
  4. 背上げ可能なベッドであって、
    該ベッドの上面にはマットレスが載置されるようになっており、
    該マットレス上に横たえる人の臀部に対応する部位であって、該マットレスの裏面と該ベッドの上面との間に高摩擦係数のシート部材を敷設し、
    該シート部材を敷設した部位では、背上げ部位に対応する該マットレスの裏面と該ベッドの上面との間の滑りに対して、滑り抵抗力が高いことを特徴とする背上げ可能なベッド。
  5. 請求項4において、
    該シート部材はゴム又は合成樹脂により形成されていることを特徴とする背上げ可能なベッド。
  6. 請求項3ないし5のいずれか1つにおいて、
    該ベッドは膝部位を起こす起伏機構を備えることを特徴とする背上げ可能なベッド。
  7. 請求項6において、
    該シートは、臀部に対応する位置から起伏機構までの長さを有することを特徴とする背上げ可能なベッド。
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