JP2009204915A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度が急変して、温度検出手段によって検出された温度と帯電部材の温度に誤差が生じても、像保持体を帯電させる帯電部材に供給する交流電流が不足して画質に白点等の画質不良を発生させない、または、交流電流が過剰になり像保持体の摩耗を促進させることをさせない。
【解決手段】振幅制御部96は、帯電飽和点検出部90の検出結果、温度センサ70の検出結果及び振幅規定部94が規定する交流電流Iacの振幅又は補正部98の補正結果に応じて、交流電源86が出力する交流電流Iacが所定の振幅の定電流となるように、交流電源86を制御する。補正部98は、温度センサ70が検出した温度の変化率、及び特性値検出部92が検出した特性値の変化率を算出し、算出した温度の変化率△T及び特性値の変化率△Vppに応じて、振幅規定部94が規定する交流電流Iacの振幅を補正する。
【選択図】図2

Description

本発明は、プリンタ、複写機又はファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
特許文献1は、DC電流値が飽和したAC電流のポイントに対して所定の比率を乗じることにより、感光体を帯電させる帯電バイアスを決定する画像形成装置を開示する。また、特許文献2は、帯電部材が被帯電体の非画像領域に接触しているときに該帯電部材を少なくとも交流定電流制御してこのときの交流電圧を算出させ、該帯電部材が被帯電体の画像領域に接触しているときには上記の平均交流電圧に所定の係数を乗じた値の交流電圧を、予め設定されている直流電圧と重畳した電圧をもって該帯電部材を定電圧制御する画像形成装置を開示する。
特開2004−333789号公報 特開平04−030187号公報
本発明は、温度が急変して、温度検出手段によって検出された温度と帯電部材の温度に誤差が生じても、像保持体を帯電させる帯電部材に供給する交流電流が不足して画質に白点等の画質不良を発生させることなく、または、交流電流が過剰になり像保持体の摩耗を促進させることのない、画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る本発明は、像保持体と、この像保持体に接触又は近接して該像保持体を帯電させる帯電部材と、交流電流と直流電流とを重畳させた電流を前記帯電部材に供給する給電手段と、装置内の温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手段が検出した温度に応じて前記給電手段が供給すべき交流電流の振幅を規定する振幅規定手段と、前記帯電部材の温度に対応する特性値を検出する特性値検出手段と、前記温度検出手段が検出した温度、及び前記特性値検出手段が検出した特性値に基づいて、前記振幅規定手段が規定する交流電流の振幅を補正する補正手段と、この補正手段の補正結果に基づいて前記給電手段が供給する交流電流の振幅を制御する振幅制御手段とを有する画像形成装置である。
請求項2に係る本発明は、前記特性値検出手段が、前記給電手段が前記帯電部材に所定値の交流電流を供給することによって、前記帯電部材に印加される交流電圧の振幅を該帯電部材の温度に対応する特性値として検出する請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に係る本発明は、前記特性値検出手段が、前記温度検出手段が検出した温度の変化率が所定値以上になった場合に、前記帯電部材の温度に対応する特性値を検出する請求項1又は2記載の画像形成装置である。
請求項4に係る本発明は、前記補正手段が、前記温度検出手段が検出した温度の変化率が所定値以下である期間が所定期間以上となった場合、前記特性値検出手段が新たに検出した特性値を初期値とする特性値の変化率に基づいて、前記振幅規定手段が規定する交流電流の振幅を補正する請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置である。
請求項5に係る本発明は、前記補正手段が、前記温度検出手段が検出した温度の変化率が第1の閾値以下になり、且つ、前記特性値検出手段が検出した特性値の変化率が第2の閾値以下になった場合、前記振幅規定手段が規定する交流電流の振幅に対する補正量を零とする請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置である。
請求項6に係る本発明は、複数の像保持体と、該複数の像保持体に接触又は近接して該複数の像保持体を個別に帯電させる複数の帯電部材と、交流電流と直流電流とを重畳させた電流を前記複数の帯電部材に個別に供給する給電手段と、装置内の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段が検出した温度に応じて前記給電手段が前記複数の帯電部材に供給すべき交流電流の振幅を個別に規定する振幅規定手段と、前記複数の帯電部材の温度に対応する特性値を個別に検出する特性値検出手段と、前記温度検出手段が検出した温度、及び前記特性値検出手段が個別に検出した特性値に基づいて、前記振幅規定手段が個別に規定する交流電流の振幅をそれぞれ補正する補正手段と、この補正手段の補正結果に基づいて前記給電手段が供給する交流電流の振幅を個別に制御する振幅制御手段とを有する画像形成装置である。
請求項7に係る本発明は、前記補正手段が、前記温度検出手段が検出した温度の変化率が第1の閾値以下になり、且つ、前記複数の帯電部材に対して前記特性値検出手段が検出した特性値の個別の変化率が第2の閾値以下になった場合、特性値の変化率が第2の閾値以下になった前記帯電部材に対し、前記振幅規定手段が規定する交流電流の振幅に対する補正量を零とする請求項6記載の画像形成装置である。
請求項8に係る本発明は、前記第1の閾値及び前記第2の閾値が、前記複数の帯電部材に対して個別に設定されている請求項7記載の画像形成装置である。
請求項9に係る本発明は、像保持体と、この像保持体に接触又は近接して該像保持体を帯電させる帯電部材と、交流電流と直流電流とを重畳させた電流を前記帯電部材に供給する給電手段と、装置内の温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手段が検出した温度に応じて前記給電手段が供給すべき交流電流の振幅を規定する振幅規定手段と、この振幅規定手段の規定に応じて前記給電手段が供給する交流電流の振幅を制御する振幅制御手段と、前記温度検出手段が検出した温度の変化率に基づいて、前記振幅制御手段が交流電流の振幅を制御する時機を制御する時機制御手段とを有する画像形成装置である。
請求項10に係る本発明は、前記帯電部材の温度に対応する特性値を検出する特性値検出手段をさらに有し、前記時機制御手段は、前記特性値検出手段が検出した特性値の変化率に基づいて、前記振幅制御手段が交流電流の振幅を制御する時機を制御する請求項9記載の画像形成装置である。
請求項1に係る本発明によれば、温度が急変して、温度検出手段によって検出された温度と帯電部材の温度に誤差が生じても、像保持体を帯電させる帯電部材に供給する交流電流が不足して画質に白点等の画質不良を発生させることがなく、または、交流電流が過剰になり像保持体の摩耗を促進させることがない。
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合よりも帯電部材の温度に対応する特性値を容易に検出することができる。
請求項3に係る本発明によれば、請求項1又は2に係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合よりも交流電流の適切な振幅を設定する頻度を減らすことができる。
請求項4に係る本発明によれば、請求項1乃至3いずれかに係る本発明の効果に加えて、温度が一定期間以上安定した時に特性値検出手段が検出した特性値を初期値として、特性値の絶対値ではなく、特性値の変化率に基づいて交流電流の振幅を設定するので、本構成を有していない場合よりも精度よく帯電部材の温度に対応する特性値を検出することができる。
請求項5に係る本発明によれば、請求項1乃至4いずれかに係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合よりも効率的に帯電部材に供給する交流電流の適切な振幅を設定することができる。
請求項6に係る本発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、温度が急変しても、複数の像保持体を帯電させる複数の帯電部材に供給する交流電流の適切な振幅を設定することができる。
請求項7に係る本発明によれば、請求項6に係る本発明の効果に加えて、位置が異なる複数の帯電部材に対して供給する交流電流の振幅を、本構成を有していない場合よりも適切に設定することができる。
請求項8に係る本発明によれば、請求項7に係る本発明の効果に加えて、位置が異なる複数の帯電部材に対して供給する交流電流の振幅を、本構成を有していない場合よりも適切に設定することができる。
請求項9に係る本発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、温度が急変しても、像保持体を帯電させる帯電部材に供給する交流電流の適切な振幅を設定することができる。
請求項10に係る本発明によれば、請求項9に係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合に比較して、温度が急変しても、像保持体を帯電させる帯電部材に供給する交流電流の適切な振幅を設定することができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12の下部に用紙を供給する例えば4段の給紙ユニット14が配置されている。
給紙ユニット14は、上部に給紙ロール18がそれぞれ設けられている。給紙ロール18は、図示しない駆動部によって駆動され、用紙を搬送路24に向けて供給するように回転する。
搬送路24は、最下段の給紙ロール18から排出口26までの用紙通路である。この搬送路24は、画像形成装置本体12の背面側(図1において左側)に略垂直に延びる部分を有し、画像形成装置本体12の中央に略水平に排出口26まで略水平に延びる部分を有する。この搬送路24の定着装置28の上流側に後述する二次転写ロール68と二次転写バックアップロール64とが配置され、二次転写ロール68と二次転写バックアップロール64の上流側にレジストロール30が配置されている。また、搬送路24のレジストロール30の上流側には、用紙を搬送する搬送ロール31が配置されている。
したがって、給紙ユニット14から給紙ロール18により供給された用紙は、搬送路24に導かれて搬送ロール31により搬送され、レジストロール30により一時停止され、タイミングをとって後述する二次転写ロール68と二次転写バックアップロール64との間を通って現像剤像が転写され、この転写された現像剤像が定着装置28により定着され、排出口26から排出される。
搬送路24の上方には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応する画像形成ユニット32Y,32M,32C,32Kが所定の間隔を空けて略水平に配列されている。
画像形成ユニット32Y,32M,32C,32Kは、形成する画像の色が異なる他は、ほぼ同様に構成されている。そこで、以下、画像形成ユニット32Yについて説明する。
以下、画像形成ユニット32Y,32M,32C,32Kなど複数ある構成部分のいずれかを特定せずに示す場合には、単に「画像形成ユニット32」などと略記することがある。また、画像形成ユニット32を区別する場合には、Y、M、C又はKを付すことにより区別する。
画像形成ユニット32Yは、光走査装置34Y及び像形成装置36Yを有する。
光走査装置34Yは、上方に配置された露光装置38が出力するイエロー(Y)に対応するレーザ光を回転多面鏡40Yによって偏向走査し、反射ミラー42Yを介して像形成装置36Yの像保持体44Y上に照射する。
像形成装置36Yは、矢印aの方向に沿って所定の回転速度で回転する感光体などの像保持体44Yと、この像保持体44Yに例えば接触して表面を一様に帯電する帯電部材46Yと、像保持体44Y上に形成された静電潜像を現像する現像器48Yと、クリーニング装置50Yと、除電装置52Yとから構成されている。像保持体44Yは、帯電部材46Yにより一様に帯電され、光走査装置34Yにより照射されたレーザ光により静電潜像を形成される。像保持体44Yに形成された静電潜像は、現像器48Yによりイエローの現像剤で現像され、後述する中間転写ベルト56に転写される。なお、現像剤像の転写工程の後には、像保持体44Yに付着している残留現像剤及び紙粉等がクリーニング装置50Yによって除去され、像保持体44Yが除電装置52Yにより除電される。
他の画像形成ユニット32M,32C,32Kも同様に、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の各色の現像剤像を形成し、形成された各色の現像剤像を中間転写ベルト56に転写する。
画像形成ユニット32Y,32M,32C,32Kと、搬送路24との間には、中間転写装置54が配置されている。中間転写装置54は、中間転写ベルト56がドライブロール58と、アイドルロール60と、ステアリングロール62と、二次転写バックアップロール64との間に一定のテンションで掛け回されており、駆動モータ(図示せず)によってドライブロール58が回転駆動されることにより、矢印aの方向に所定の速度で循環駆動される。中間転写ベルト56は、例えば、可撓性を有するポリイミド等の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等によって接続することにより無端ベルト状に形成されたものである。
また、中間転写ベルト56には、各画像形成ユニット32Y,32M,32C,32Kに対向する位置にそれぞれ一次転写ロール66Y,66M,66C,66Kが配設され、像保持体44Y,44M,44C,44K上に形成された各色の現像剤像は、これらの一次転写ロール66により中間転写ベルト56上に多重に転写される。
搬送路24上の二次転写位置には、二次転写バックアップロール64に圧接する二次転写ロール68が配設されており、中間転写ベルト56上に多重に転写された各色の現像剤像は、この二次転写ロール68による圧接力及び静電気力で用紙上に二次転写される。各色の現像剤像が転写された用紙は、定着装置28へと搬送される。
定着装置28は、各色の現像剤像が転写された用紙に対して熱と圧力とを加えることにより、現像剤を用紙に定着させる。
画像形成装置10には、画像形成装置本体12内の温度(例えば平均環境温度)を所定の時間間隔で継続的に検出する温度センサ70が例えば画像形成ユニット32Kの周囲に配置されている。また、画像形成装置10の内部には、図示しないCPU及びメモリを含み、画像形成装置10を構成する各部を制御する制御部72が設けられている。
次に、画像形成ユニット32Kを例にして、像保持体44、帯電部材46及びその周辺について詳述する。
図2は、像保持体44K、帯電部材46K及びその周辺の構成の詳細を示す模式図である。像保持体44Kは、例えば接地されたアルミニウムなどからなる円筒状の部材の表面に感光層を設けたものである。帯電部材46Kには、給電部80が接続されており、帯電部材46Kと給電部80との間には、電圧電流検出部82が設けられている。給電部80は、直流電源84及び交流電源86を有し、制御部72の制御に応じて、所定の直流電流Idcに交流電流Iacを重畳した電流を帯電部材46Kに供給する。例えば、給電部80は、交流電源86が500〜2000Hzの周波数でピーク間電圧Vppが800〜2500V程度の交流電圧Vacを帯電部材46Kに対して印加し、直流電源84が−750V程度の直流電圧Vdcを帯電部材46Kに対して印加して、所定の定電流を帯電部材46Kに供給するようにされている。このように、制御部72は、例えば帯電部材46Kに対する定電流制御を行う。
電圧電流検出部82は、給電部80が帯電部材46Kに対して供給する直流電流Idc、交流電流Iac及び交流電圧Vacなどを検出し、制御部72に対して出力する。
制御部72は、、帯電飽和点検出部90、特性値検出部92、振幅規定部94、振幅制御部96、補正部98及び時機制御部100を含み、給電部80、電圧電流検出部82及び温度センサ70などが接続されている。
帯電飽和点検出部90は、交流電源86が出力する交流電流Iacの振幅の変化に対し、電圧電流検出部82が検出する例えば直流電流Idcの変曲点を検出することにより、交流電流Iacの振幅に対して像保持体44Kの帯電量が略飽和する帯電飽和点を検出する。
特性値検出部92は、制御部72が後述する補正モードになった場合に、交流電源86が帯電部材46Kに例えば1mAの交流電流(定電流)を供給することによって、帯電部材46Kに印加される交流電圧Vacの振幅(例えばVppの値で代用して示す)を帯電部材46Kの温度に対応する特性値として、所定の時間間隔で継続的に検出する。
振幅規定部94は、例えば図3に示すように、温度センサ70が検出した温度に応じて交流電源86が供給すべき交流電流Iacの最適な振幅を、温度と最適な交流電流Iacとを対応させるテーブルにして規定する。ここで、交流電流Iacのマージンとは、帯電飽和点検出部90が検出する帯電部材46Kの帯電飽和点における交流電流値を基準として、帯電部材46Kを均一に帯電させるために必要な交流電流Iacの振幅を最適な交流電流Iacとして算出するために付加すべきマージンを割合(%)で示すものであり、画像形成装置10が形成する画像に白点などが生じない範囲で最低の交流電流Iacの振幅を予め実験等により確認して規定したものである。
振幅制御部96(図2)は、帯電飽和点検出部90の検出結果、温度センサ70の検出結果及び振幅規定部94が規定する交流電流Iacの振幅又は後述する補正部98の補正結果に応じて、交流電源86が出力する交流電流Iacが所定の振幅の定電流(可変)となるように、交流電源86を制御する。
補正部98は、温度センサ70が検出した温度の変化率(△T:単位時間t当たりの温度変化)、及び特性値検出部92が検出した特性値の変化率(△Vpp:単位時間t当たりの交流電圧のVppの変化)を算出し、算出した温度の変化率△T及び特性値の変化率△Vppに応じて、振幅規定部94が規定する交流電流Iacの振幅を補正する。
例えば、補正部98は、温度の変化率△Tが補正開始値(例えば1°C/t)以上になった場合に、振幅規定部94が規定する交流電流Iacの振幅の補正を開始する(補正モードになる)ようにされている。
そして、補正部98は、温度の変化率△Tが補正開始値以上になった時から、温度の変化率△Tが第1の閾値α(例えば0.5°C/t)以下になり、且つ、交流電圧のVppの変化率△Vppが第2の閾値β(例えば10V/t)以下になるまでの間、温度センサ70が検出する温度が上昇しても、振幅制御部96が制御する交流電流Iacの振幅が例えば補正モードになる以前の振幅になるように、振幅規定部94が規定する交流電流Iacの振幅を補正する(補正アルゴリズム1)。
温度の変化率△Tが第1の閾値α(例えば0.5°C/t)以下になり、且つ、交流電圧のVppの変化率△Vppが第2の閾値β(例えば10V/t)以下になると、補正部98は、振幅規定部94が規定する交流電流Iacの振幅の補正を終了するようにされている。
また、補正部98は、振幅規定部94が規定する交流電流Iacの振幅を複数回に分けて補正するようにされてもよい。
例えば、補正部98は、まず、温度の変化率△Tが補正開始値以上になった時から、温度の変化率△Tが第1の閾値α(例えば0.5°C/t)以下になり、且つ、交流電圧のVppの変化率△Vppが閾値βa(例えば30V/t)以下になるまでの間、温度センサ70が検出する温度が上昇しても、振幅制御部96が制御する交流電流Iacの振幅が例えば補正モードになる以前の振幅になるように、振幅規定部94が規定する交流電流Iacの振幅を補正する。
次に、補正部98は、温度の変化率△Tが第1の閾値α以下になり、且つ、交流電圧のVppの変化率△Vppが閾値βa(例えば30V/t)以下になった時から、温度の変化率△Tが第1の閾値α以下になり、且つ、交流電圧のVppの変化率△Vppが第2の閾値β(例えば10V/t)以下になるまでの間、振幅制御部96が制御する交流電流Iacの振幅が例えば補正モードになる以前の振幅と振幅規定部94が規定する振幅との中間値となるように、振幅規定部94が規定する交流電流Iacの振幅を補正する(補正アルゴリズム2)。
温度の変化率△Tが第1の閾値α(例えば0.5°C/t)以下になり、且つ、交流電圧のVppの変化率△Vppが第2の閾値β(例えば10V/t)以下になると、補正部98は、振幅規定部94が規定する交流電流Iacの振幅の補正を終了するようにされている。
時機制御部100は、温度センサ70が検出した温度の変化率、及び特性値検出部92が検出した特性値の変化率を算出し、算出した温度の変化率△T及び特性値の変化率△Vppに応じて、振幅規定部94の規定により振幅制御部96が交流電流Iacの振幅を制御する時機を制御する。
そして、制御部72は、温度センサ70が検出した温度の変化率が所定値未満である場合には、帯電飽和点検出部90が検出した帯電飽和点の交流電流値と、温度センサ70の検出結果と、振幅規定部94のテーブル(図3)とを用いて交流電流Iacの最適な振幅を交流電源86に対して設定するようにされている。
また、制御部72は、画像形成ユニット32Y,32M,32Cについても同様に、温度センサ70の検出結果に応じて、最適な振幅の交流電流Iacが帯電部材46Y,46M,46Cに対して例えば個別に供給されるように制御を行う。
次に、温度センサ70が検出する温度の変化に応じて、制御部72が行う制御について詳述する。
図4は、温度に応じて振幅規定部94が規定する交流電流Iacのマージン(図3に対応)と、温度に応じて変化する特性値検出部92の検出結果とを示すグラフである。
図4に示すように、温度センサ70が検出する温度が20°C未満である場合には、交流電源86が供給する交流電流Iacは、温度が低いほど振幅(必要な交流電流Iacのマージン)を大きくする必要があると規定されている。一方、温度センサ70が検出する温度が20°C以上になると、交流電源86が供給する交流電流Iacは、温度が変化しても振幅(必要な交流電流Iacのマージン)が略一定であると規定されている。
また、帯電部材46Kに1mAの交流電流(定電流)を供給した場合、温度センサ70が検出する温度が22°C未満である場合には、特性値検出部92が検出する交流電圧Vacの振幅(Vppの値を特性値として代用)は、温度が低いほど大きくなっている。一方、温度センサ70が検出する温度が22°C以上になると、特性値検出部92が検出する交流電圧Vacの振幅(Vppの値で代用)は、温度が変化しても略一定になっている。
ここで、温度に応じて振幅規定部94が規定する交流電流Iacのマージンと、温度に応じて変化する特性値検出部92の検出結果とには、約20°Cを変曲点とする似た傾向がある。
図5は、温度センサ70が検出する温度の変化率、帯電部材46Kの温度の変化率、及び特性値検出部92が検出した特性値の変化率を示すグラフである。
図5に示すように、画像形成装置本体12内の温度が10°Cである状態で電源がオン(起動)されて、例えば定着装置28の発熱などによって画像形成装置本体12内の温度が20°Cに達する場合、温度センサ70が検出する温度が20°Cに達しても、帯電部材46Kの温度が20°Cに達していない状態が生じる。つまり、帯電部材46Kの温度変化は、温度センサ70が検出する温度変化に対して遅れが生じている。
また、画像形成装置本体12内の温度が10°Cである状態で電源がオンされて、定着装置28の発熱などによって画像形成装置本体12内の温度が20°Cに達する場合、特性値検出部92が検出する交流電圧のVppは、帯電部材46Kの温度変化に略対応して変化する。
例えば、電源がオンにされた時から1単位時間経過後における交流電圧のVppの変化率(単位時間t当たりのVppの変化)△Vpp1は、約50V/tになっている。また、電源がオンにされた時から10単位時間経過後における交流電圧のVppの変化率(単位時間t当たりのVppの変化)△Vpp10は、約10V/t以下になっている。
図6は、電源オン後に制御部72が行う処理例(S10)を示すフローチャートである。
制御部72は、電源がオンにされると、図6に示すように、ステップ100(S100)において、特性値検出部92が交流電圧のVppを検出する。ここで、特性値検出部92が最初に検出した値は、交流電圧のVppの初期値とされる。
ステップ102(S102)において、振幅制御部96は、帯電飽和点検出部90の検出結果、温度センサ70の検出結果及び振幅規定部94が規定する交流電流Iacに応じて、交流電源86が出力する交流電流Iacが所定の振幅の定電流(可変)となるように、交流電源86を制御する。つまり、振幅制御部96は、交流電流Iacの振幅を設定する。
ステップ104(S104)において、制御部72は、温度センサ70が検出した温度の変化率(△T:単位時間t当たりの温度変化)が補正開始値(例えば1°C/t)以上であるか否かを判定し、変化率△Tが補正開始値以上である場合にはS106の処理に進んで補正モードとなり、変化率△Tが補正開始値未満である場合にはS102の処理に進む。
ステップ106(S106)において、制御部72は、単位時間ごとに、温度センサ70が検出した温度の変化率△Tを算出すると共に、特性値検出部92が検出した交流電圧のVppの変化率△Vppを算出する。
ステップ108(S108)において、制御部72は、温度センサ70が検出した温度の変化率△Tが第1の閾値α(例えば0.5°C/t)以下になり、且つ、特性値検出部92が検出した交流電圧のVppの変化率△Vppが第2の閾値β(例えば10V/t)以下になったか否かを判定条件として判定し、判定条件が満たされた場合にはS110の処理に進み、判定条件が満たされていない場合にはS106の処理に進む。
ステップ110(S110)において、特性値検出部92は、交流電圧のVppの検出を終了する。ここで、制御部72は、補正モードを終了させ、振幅規定部94のテーブルに応じて振幅制御部96が交流電流Iacの振幅を制御する(交流電流Iacの補正量を零にする)ように切り換える。
ステップ112(S112)において、振幅制御部96は、温度センサ70の検出結果及び振幅規定部94が規定する交流電流Iacの振幅に応じて、交流電源86が出力する交流電流Iacが所定の振幅の定電流となるように、交流電源86を制御する。つまり、制御部72は、補正部98による補正量を零として、交流電源86の交流電流Iacの振幅を設定する。
ステップ114(S114)において、制御部72は、温度センサ70が検出した温度の変化率△Tが閾値γ以下である期間が所定の温度安定期間t0以上であるか否かを判定し、t0以上である場合にはS116の処理に進み、t0未満である場合にはS112の処理に進む。なお、閾値γは、例えば第1の閾値α以下の値である。
ステップ116(S116)において、特性値検出部92は、交流電圧のVppを検出する。ここで、特性値検出部92が検出した値は、交流電圧のVppの今後の初期値とされる。
ステップ118(S118)において、制御部72は、温度センサ70の検出温度が所定値以下であるか否かを判定し、所定値以下でない場合にはS102の処理に進み、所定値以下である場合には電源をオンにした場合と同様に新たに交流電圧のVppの初期値を検出するためにS100の処理に進む。
図7は、制御部72が温度センサ70の検出結果と振幅規定部94のテーブル(図3)とによって交流電流Iacの振幅(交流電流Iacマージン)を設定した場合(比較例:補正部98による補正なし)と、制御部72が振幅規定部94のテーブルを補正して交流電流Iacの振幅を設定した場合(実施例)とを対比させて例示するグラフである。
画像形成装置本体12内の温度が10°Cで安定している場合、図4にも示すように振幅規定部94が規定する交流電流Iacのマージンは例えば34%である。ここで、例えば電源オン(図7のP0点)などによって定着装置28が発熱を開始して、画像形成装置本体12内の温度が20°Cまで上昇する場合、温度センサ70が検出する温度は、電源オンに略遅れることなく上昇する。したがって、図3に示したテーブルと温度センサ70が検出した温度とに応じて交流電流Iacの振幅を設定する場合、図7の(A)のグラフに示すように、時間の経過とともに交流電流Iacのマージンを20%まで下げて、最適な交流電流Iacとして設定することとなる。
しかしながら、図5にも示したように、温度センサ70が検出する温度(画像形成装置本体12内の平均温度)の変化に対し、帯電部材46Kの温度(帯電部材46Kの温度変化)は遅れて上昇する。例えば、帯電部材46Kの温度と振幅規定部94のテーブルとによって交流電流Iacの最適な振幅を設定する場合、図7の(B)のグラフに示すように、温度センサ70の検出結果に応じて設定する図7の(A)のグラフに対して遅れて徐々に交流電流Iacのマージンを20%まで下げることとなる。
つまり、温度センサ70が検出する温度に応じて交流電流Iacを設定すると、実際の帯電部材46Kの温度に最適な交流電流Iacの値よりも小さい振幅の交流電流Iacを設定することとなり、形成する画像に白点などが生じることが考えられる。
一方、制御部72が振幅規定部94のテーブルを補正して交流電流Iacの振幅を設定した場合(実施例:補正アルゴリズム1)には、補正部98は、温度の変化率△Tが補正開始値以上になった時(電源オン時のP0点と略同じ時)から、温度の変化率△Tが第1の閾値α以下になり、且つ、交流電圧のVppの変化率△Vppが第2の閾値β以下になる時(補正モード終了時である図7のP1点)までの間、温度センサ70が検出する温度が上昇しても、振幅制御部96が制御する交流電流Iacの振幅が例えば補正モードになる以前の振幅になるように、振幅規定部94が規定する交流電流Iacの振幅を補正する。つまり温度センサ70が検出する温度が低下しても、上述のP1点に達するまで、交流電流Iacの振幅が変化しないように、補正部98は、振幅規定部94のテーブルを補正している。図7に示したP1点においては、温度センサ70が検出する温度が例えば20°Cになっている。P1点において、振幅制御部96は、温度センサ70の検出結果及び振幅規定部94のテーブルに応じて交流電流Iacの振幅を制御するように切り換える。このように、制御部72は、温度センサ70の検出結果と帯電部材46Kの温度とが異なる期間に交流電流Iacの振幅が最適な振幅値を下回らないように制御し、温度センサ70の検出結果と帯電部材46Kの温度とが略同じになる時に交流電流Iacの振幅を温度センサ70の検出結果に応じて最適にする。
また、制御部72が補正アルゴリズム2によって振幅規定部94のテーブルを補正して交流電流Iacの振幅を設定した場合には、補正部98は、温度の変化率△Tが補正開始値以上になった時(電源オン時のP0点と略同じ時)から、温度の変化率△Tが第1の閾値α以下になり、且つ、交流電圧のVppの変化率△Vppが閾値βa以下になる時(図7のP2点)までの間、温度センサ70が検出する温度が上昇しても、振幅制御部96が制御する交流電流Iacの振幅が例えば補正モードになる以前の振幅になるように、振幅規定部94が規定する交流電流Iacの振幅を補正する。つまり温度センサ70が検出する温度が低下しても、上述のP2点に達するまで、交流電流Iacの振幅が変化しないように、補正部98は、振幅規定部94のテーブルを補正している。
図7に示したP2点においては、温度センサ70が検出する温度が例えば20°Cになっている。
温度の変化率△Tが第1の閾値α以下になり、且つ、交流電圧のVppの変化率△Vppが閾値βa以下(図7のP2点)になると、補正部98は、温度の変化率△Tが第1の閾値α以下になり、且つ、交流電圧のVppの変化率△Vppが第2の閾値β以下になる時(図7のP3点)までの間、振幅制御部96が制御する交流電流Iacの振幅が補正モードになる以前の振幅と振幅規定部94が20°Cで規定する振幅との中間値となるように、振幅規定部94が規定する交流電流Iacの振幅を補正する。
P3点において、振幅制御部96は、温度センサ70の検出結果及び振幅規定部94のテーブルに応じて交流電流Iacの振幅を制御するように切り換える。このように、制御部72は、温度センサ70の検出結果と帯電部材46Kの温度とが異なる期間に交流電流Iacの振幅が最適な振幅値を下回らないように制御し、温度センサ70の検出結果と帯電部材46Kの温度とが略同じになる時に交流電流Iacの振幅を温度センサ70の検出結果に応じて最適にする。
図8は、制御部72が温度センサ70の検出結果と振幅規定部94のテーブル(図3)とによって交流電流Iacの振幅(交流電流Iacマージン)を設定した場合(比較例:補正部98による補正なし)と、制御部72が振幅規定部94のテーブルをその他のアルゴリズムにより補正して交流電流Iacの振幅を設定した結果とを対比させて例示するグラフである。
なお、図8において、図7に示したグラフと同一のものには、同一の符号が付してある。
図8(a)に示すように、制御部72は、例えば補正部98が振幅規定部94のテーブルを補正することに替えて、時機制御部100によって温度センサ70が検出した温度の変化率、及び特性値検出部92が検出した特性値の変化率を算出し、算出した温度の変化率△T及び特性値の変化率△Vppに応じて、振幅規定部94の規定により振幅制御部96が交流電流Iacの振幅を制御する時機を制御してもよい。
例えば、電源オンなど(図8(a)のP0点)によって定着装置28が発熱を開始して、画像形成装置本体12内の温度が20°Cまで上昇する場合、時機制御部100は、温度センサ70の検出温度と帯電部材46Kの温度とが略一致するために必要な期間以上の所定の期間が経過する時(例えば図8(a)のP4点)まで、振幅制御部96が制御する交流電流Iacの振幅が例えば補正モードになる以前の振幅になるように、振幅規定部94の規定により振幅制御部96が交流電流Iacの振幅を制御する時機を制御する。つまり、制御部72は、P0点からP4点までの期間において、温度センサ70の検出温度が低下しても、振幅規定部94のテーブルを直接適用せず、補正して適用している。
また、図8(b)に示すように、制御部72は、交流電流Iacの振幅が最適な振幅値を下回らないように、振幅規定部94のテーブルに常時所定のマージンを加算して交流電流Iacの振幅を設定するようにされてもよい。
なお、上記実施形態においては、画像形成装置本体12内に温度センサ70を1つ設けた場合を例に説明したが、これに限定されることなく、画像形成ユニット32Y,32M,32C,32Kに対して個別に温度センサを設けて、帯電部材46Y,46M,46C,46Kに対して個別に第1の閾値及び前記第2の閾値が設定されてもよい。
また、画像形成装置本体12内で画像形成ユニット32Kの近傍に設けられた1つの温度センサ70と、帯電部材46Y,46M,46C,46Kそれぞれとの距離、及び、定着装置28の位置に対する帯電部材46Y,46M,46C,46Kそれぞれまでの距離などに応じて、帯電部材46Y,46M,46C,46Kに対して個別に第1の閾値及び前記第2の閾値が設定されてもよい。また、温度センサ70が画像形成ユニット32Kの近傍に設けられることにより、温度センサ70が1つであっても、白点が目立ちやすい黒の現像剤像を形成するための帯電部材46Kに対する交流電流Iacの振幅の制御精度を高めることも可能である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概要を示す側面図である。 像保持体、帯電部材及びその周辺の構成の詳細を示す模式図である。 温度と最適な交流電流Iacとを対応させるテーブルを示す図表である。 温度に応じて振幅規定部が規定する交流電流Iacのマージンと、温度に応じて変化する特性値検出部の検出結果とを示すグラフである。 温度センサが検出する温度の変化率、帯電部材の温度の変化率、及び特性値検出部が検出した特性値の変化率を示すグラフである。 電源オン後に制御部が行う処理例(S10)を示すフローチャートである。 制御部が温度センサの検出結果と振幅規定部のテーブルとによって交流電流Iacの振幅を設定した場合と、制御部が振幅規定部のテーブルを補正して交流電流Iacの振幅を設定した場合とを対比させて例示するグラフである。 制御部が温度センサの検出結果と振幅規定部のテーブルとによって交流電流Iacの振幅を設定した場合と、制御部が振幅規定部のテーブルをその他のアルゴリズムにより補正して交流電流Iacの振幅を設定した結果とを対比させて例示するグラフである。
10 画像形成装置
32Y,32M,32C,32K 画像形成ユニット
34Y,34M,34C,34K 現像装置
44Y,44M,44C,44K 像保持体
46Y,46M,46C,46K 帯電部材
70 温度センサ
72 制御部
80 給電部
82 電圧電流検出部
86 交流電源
90 帯電飽和点検出部
92 特性値検出部
94 振幅規定部
96 振幅制御部
98 補正部
100 時機制御部

Claims (10)

  1. 像保持体と、
    この像保持体に接触又は近接して該像保持体を帯電させる帯電部材と、
    交流電流と直流電流とを重畳させた電流を前記帯電部材に供給する給電手段と、
    装置内の温度を検出する温度検出手段と、
    この温度検出手段が検出した温度に応じて前記給電手段が供給すべき交流電流の振幅を規定する振幅規定手段と、
    前記帯電部材の温度に対応する特性値を検出する特性値検出手段と、
    前記温度検出手段が検出した温度、及び前記特性値検出手段が検出した特性値に基づいて、前記振幅規定手段が規定する交流電流の振幅を補正する補正手段と、
    この補正手段の補正結果に基づいて前記給電手段が供給する交流電流の振幅を制御する振幅制御手段と
    を有する画像形成装置。
  2. 前記特性値検出手段は、
    前記給電手段が前記帯電部材に所定値の交流電流を供給することによって、前記帯電部材に印加される交流電圧の振幅を該帯電部材の温度に対応する特性値として検出する
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記特性値検出手段は、
    前記温度検出手段が検出した温度の変化率が所定値以上になった場合に、前記帯電部材の温度に対応する特性値を検出する請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記補正手段は、
    前記温度検出手段が検出した温度の変化率が所定値以下である期間が所定期間以上となった場合、前記特性値検出手段が新たに検出した特性値を初期値とする特性値の変化率に基づいて、前記振幅規定手段が規定する交流電流の振幅を補正する
    請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置。
  5. 前記補正手段は、
    前記温度検出手段が検出した温度の変化率が第1の閾値以下になり、且つ、前記特性値検出手段が検出した特性値の変化率が第2の閾値以下になった場合、前記振幅規定手段が規定する交流電流の振幅に対する補正量を零とする
    請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置。
  6. 複数の像保持体と、
    該複数の像保持体に接触又は近接して該複数の像保持体を個別に帯電させる複数の帯電部材と、
    交流電流と直流電流とを重畳させた電流を前記複数の帯電部材に個別に供給する給電手段と、
    装置内の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段が検出した温度に応じて前記給電手段が前記複数の帯電部材に供給すべき交流電流の振幅を個別に規定する振幅規定手段と、
    前記複数の帯電部材の温度に対応する特性値を個別に検出する特性値検出手段と、
    前記温度検出手段が検出した温度、及び前記特性値検出手段が個別に検出した特性値に基づいて、前記振幅規定手段が個別に規定する交流電流の振幅をそれぞれ補正する補正手段と、
    この補正手段の補正結果に基づいて前記給電手段が供給する交流電流の振幅を個別に制御する振幅制御手段と
    を有する画像形成装置。
  7. 前記補正手段は、
    前記温度検出手段が検出した温度の変化率が第1の閾値以下になり、且つ、前記複数の帯電部材に対して前記特性値検出手段が検出した特性値の個別の変化率が第2の閾値以下になった場合、特性値の変化率が第2の閾値以下になった前記帯電部材に対し、前記振幅規定手段が規定する交流電流の振幅に対する補正量を零とする
    請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記第1の閾値及び前記第2の閾値は、前記複数の帯電部材に対して個別に設定されている請求項7記載の画像形成装置。
  9. 像保持体と、
    この像保持体に接触又は近接して該像保持体を帯電させる帯電部材と、
    交流電流と直流電流とを重畳させた電流を前記帯電部材に供給する給電手段と、
    装置内の温度を検出する温度検出手段と、
    この温度検出手段が検出した温度に応じて前記給電手段が供給すべき交流電流の振幅を規定する振幅規定手段と、
    この振幅規定手段の規定に応じて前記給電手段が供給する交流電流の振幅を制御する振幅制御手段と、
    前記温度検出手段が検出した温度の変化率に基づいて、前記振幅制御手段が交流電流の振幅を制御する時機を制御する時機制御手段と
    を有する画像形成装置。
  10. 前記帯電部材の温度に対応する特性値を検出する特性値検出手段をさらに有し、
    前記時機制御手段は、
    前記特性値検出手段が検出した特性値の変化率に基づいて、前記振幅制御手段が交流電流の振幅を制御する時機を制御する
    請求項9記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013142749A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Canon Inc 画像形成装置
JP2018132663A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 株式会社東芝 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP2018194728A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成装置の制御方法

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