JP2009204374A - 走査型電子顕微鏡及びこれを用いたパターン寸法計測方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
予め形状の異なる複数パターンのAFM計測結果と,同一形状のパターンをCD-SEMで計測したときの前記AFM計測結果との寸法計測誤差とを対応付けてデータベースに保存しておき,実際の寸法計測時には,計測対象パターンの少数箇所から得たAFM計測結果を前記データベースに照合し,最も形状が類似した側壁形状に対応したCD-SEM計測の寸法計測誤差を呼び出し,次に計測対象パターンのCD-SEM計測結果を前記呼び出した寸法計測誤差に基づき補正することにより,パターンの断面形状に依存した寸法誤差を低減した補正寸法値を算出する。
【選択図】図1
Description
ウェーハ上の数十ナノメートルオーダの微細な回路パターンの評価装置としては,それらのパターンを10万から30万倍の拡大倍率で撮像可能なパターン寸法測定用の走査型電子顕微鏡(Critical-Dimension Scanning Electron Microscope: CD-SEM)が従来から用いられている。CD-SEMでは,ウェーハ上方に設置した電子銃から放出された電子線を収束レンズで細く絞り,評価試料上を走査コイルで2次元的に走査する。そして電子線照射によって試料表面から発生した2次電子を2次電子検出器で捉え,得られた信号を画像(以降,SEM像と呼ぶ)として記録する。2次電子の発生量は試料の凹凸によって変化するので,2次電子信号を評価することにより試料表面の形状変化を捉えることが可能となる。特に,パターンのエッジ部で2次電子信号が急激に増加することを利用して,半導体回路パターンSEM像内でのエッジ位置を推定し,寸法の計測を行う。
パターン断面形状計測が可能で,かつ上述のような断面形状に依存した計測誤差の影響がない計測手段のひとつとして、原子間力顕微鏡(Atomic Force Microscope: AFM)がある。AFMは探針で試料表面との原子間力を一定に保ちながら,非接触あるいは接触しながら走査することでパターンの断面形状を計測する装置である。AFMは非破壊計測のためプロセスモニタに適している。ただしAFM計測は探針あるいはステージをスキャンするため,一般にCD-SEMに比べスループットが低い。このため,実際の半導体製造ラインにおいて,プロセスの変動を正しく捉えるのに十分な量の計測を行うことは困難である。
図1は,本発明による実施の形態に係る,CD-SEM(図2に概略構成を図示)によるパターン寸法計測手段の処理手順である。本発明では,様々な形状のパターンを用いて,AFM計測により得られる断面形状とCD-SEM信号波形の関係を評価し,その結果を予めデータベースに記録しておく。実際の計測においては,このデータベースを用いることで,断面形状に依存して発生するCD-SEM計測の誤差を補正して高精度な計測を実現する。データベース109には断面形状の異なる複数のパターン(以降,形状バリエーションサンプルと呼ぶ)のAFM形状計測結果と,同パターンをCD-SEM計測したときの寸法計測誤差(CD-SEM計測とAFM計測の寸法計測差)とを対応付けて保存する。このデータベースに記録されるデータは,寸法計測時にCD-SEM計測とAFM計測との寸法計測誤差の補正に使うため,計測対象プロセスの変動により発生し得る断面形状のバリエーションが含まれていることが望ましい。
前記ユーザが要求する精度とは,データベースサーバ230にデータベース109として保存された同一形状のパターンの計測データ(CD-SEM信号波形およびAFM形状計測結果)が先に述べたように厳密にはサンプリング位置の違いにより一致しないことによる両計測間の寸法計測誤差をあらわしている。算出したAFM計測点数分のAFM計測(105)を行い,対象パターンの断面形状計測データを取得する。得られたCD-SEM計測結果とAFM計測結果から両計測間の寸法計測誤差を算出する(106)。算出された寸法計測誤差とAMF計測によって得られた断面形状計測データとを対応付けてデータベースサーバ230に保存する(107)。
図2は本発明の半導体パターン計測のための走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope:SEM)の構成図を示したものである。本図2(a)は試料の二次電子像(Secondary Electron:SE像)を取得する走査型電子顕微鏡200の構成概要を示すブロック図である。203は電子銃であり,電子線204を発生する。ステージ217上におかれた試料である半導体ウェーハ201上の任意の位置において電子線が焦点を結んで照射されるように,偏向器206および対物レンズ208を制御する。電子線を照射された半導体ウェーハ201からは,2次電子が放出され,2次電子検出器209により検出される。検出された2次電子はA/D変換機212でデジタル信号に変換され,画像メモリ222に格納され,CPU221で目的に応じた画像処理が行われる。
図3は,計測対象のパターンのCD-SEM像からパターンの線幅に相当する寸法値を算出する一般的な方法を説明する図である。図3(a)の上段および下段の図は,計測対象パターンの断面形状316と,CD-SEM信号波形304との関係を示したものである。CD-SEM信号波形304は,SEMで得られる2次電子の信号強度をあらわしており,2次電子の信号強度は一般に計測対象の側壁の傾斜角が、入射電子の入射角度に対して平行に近くなるほど大きくなるため,計測対象パターンの側壁部318での信号強度は,平坦部317での信号強度よりも大きくなる。このようにラインパターンの側壁部などで2次電子強度が大きくなる。前記信号波形に対して,次に説明する処理を行うことで,パターンの線幅に相当する寸法値が算出できる。
データベース作成のために計測するAFM計測点数の設定方法について説明する。本方法は,CD-SEM計測値とAFM計測値とを対応付けたデータベース109を作成する場合に、パターン寸法のばらつきによる両計測値間の誤差がユーザが要求する精度を満たす(すなわち両計測値間の誤差がユーザが要求する精度以下)のに必要となるAFM計測点数を算出することを可能にするものである。本実施例では,CD-SEMによる計測点は、AFM計測の範囲を全てカバーすると仮定する。すなわち、AFM計測する箇所は、CD-SEM計測のために取得した計測対象パターンの画像の領域に含まれる。
μ’−t_α/2*σ/sqrt(n)<Xmean<μ’+t_α/2*σ/sqrt(n) (数1)
ここで、t_α/2*σ/sqrt(n)は外側の確率が(α/2)%となるtの値(自由度n−1)であり、断面計測の平均値(真値)μ’の推定誤差の最大値はt_α/2*σ/sqrt(n)となる。αは一般に5%が用いられることが多い(1−α=95%信頼区間)。この±t_α/2*σ/sqrt(n)は、ある同じ寸法形状になるように形成されたパターンにおける計測データセット間において、母集団の平均と、母集団から無作為にサンプリング数n個を抽出した場合の平均値の誤差に相当する。
図6は,図1(a)のステップ106におけるAFM計測データとCD-SEM信号波形の寸法計測誤差(AFM計測とCD-SEM計測の寸法計測結果の差)を対応付けたデータを作成する方法の一例を説明する図である。AFM計測データおよびCD-SEM信号波形はx方向の倍率を合わせているものとする。一般的な倍率を合わせる方法の例としては,同一パターンのピッチを用いてキャリブレーションする方法がある。CD-SEMによる計測点は、AFM計測箇所を全てカバーするようにする。(ステップ105)
本方法では、データベースサーバ230のデータベース109に保存するAFM計測データおよびCD-SEM信号波形の寸法計測誤差は,左右の側壁のデータに分けて保存する。左右の側壁で分ける利点は,CD-SEM計測とAFM計測との寸法計測値の差がパターンの断面形状に依存して変化することは先に述べたが,その変化が主にパターン側壁部の形状変化に因るものであり,パターンの左右の側壁間の距離が異なるパターンであっても,側壁部の形状が同じであれば両計測間(CD-SEM計測とAFM計測)の寸法計測値の差はほぼ同じであり,そのことを利用することでデータベース109作成時に計測していない寸法のパターンに対しても側壁部の形状が一致するデータがデータベースサーバ230のデータベース109に保存されていればCD-SEM計測値の補正が可能となる点である。
以上により算出した左右それぞれの側壁のAFM計測データと,同じパターンの左右の側壁をCD-SEMで計測したときの寸法計測誤差とを対応付けてデータベースサーバ230のデータベース109に保存する(ステップ107)。本データベース109を用いることで図1で説明した照合処理113において、AFM形状計測112のステップでAFMにより形状計測して得た計測対象パターンのAFM計測データに対応するCD-SEM信号波形の寸法計測誤差を呼び出すことが可能となる。
[側壁形状計測結果の照合方法]:ステップ111、112、113
寸法計測時の処理は、先ず、図2(a)に示したCD-SEMを用いて計測対象パターンを撮像し、図3及び図6(b)を用いて説明した処理手順に従って寸法計測を行う。(ステップ111)
次に、計測対象パターンの形状をAFMで計測し、図6(a) を用いて説明した処理手順に従って寸法計測を行う。 (ステップ112)
次に、AFMで計測した結果をデータベース109に蓄積されたデータと照合する処理について説明する。 (ステップ113)
図7は,本発明による実施の形態に係る,寸法計測時において計測対象パターンの側壁形状の計測結果をデータベース109に照合する方法の一例を説明する図である。図7の計測対象のAFM形状計測データ700は、計測対象の左側壁形状データ701の例を示している。側壁形状データ701をデータベース109に記憶されているAFM計測データと照合し(715),最も形状が一致した側壁形状データ(図7の例では703のデータ)をデータベース109から呼び出す。この呼び出された側壁形状データ703に対応してステップ106で算出されステップ107で側壁形状データ703と関連付けてデータベース109に記憶されたCD-SEM信号波形の寸法計測誤差(図示せず)をデータベース109から呼び出す。前記照合(715)により呼び出されたCD-SEM信号波形の寸法計測誤差は図1の説明で述べたようにCD-SEM計測とAFM計測との寸法計測値の差の補正に用いる。右側壁形状データについても同様の方法で照合を行う。
図8は,本発明による実施の形態に係る,図1(b)の寸法計測時のフローにおけるステップ114の、計測対象パターンのCD-SEM計測での寸法計測結果の寸法計測誤差を補正した値を算出する方法について説明する図である。
図9は,本発明による実施の形態に係る,寸法計測時において計測対象の寸法計測誤差を補正した値を出力するGUIの一例を説明する図である。出力画面9000では,寸法計測誤差を補正した計測パターンの寸法値9006を出力する。またユーザに計測対象パターンの形成状態を判断する情報として,CD-SEM計測データ表示領域9001にSEM画像が表示され,パターン形状データ表示領域9003にAFM形状計測データ9004を表示する。
CD-SEM計測データ表示領域9001には,AFM計測を行った位置9002をオーバレイ表示することも可能である。またパターン形状データ表示領域9003には、CD-SEM信号波形9005をAFM形状計測結果9004と合わせて表示することが可能である。その場合,図6で説明したAFM計測データ,CD-SEM信号波形のパターン中心に相当する位置算出を行い,CD-SEM信号波形9005とAFM形状計測結果9004とで中心位置を一致させて表示することも可能である。
図10は,本発明による実施の形態に係る,データベース109作成時に用いるGUIの一例1000について説明する図である。本GUIは上記対応付けたCD-SEM信号波形と側壁形状データから算出する寸法値の推定誤差がユーザの要求する精度を満たすのに必要となるAFM計測点数を表示する。本点数をもとにユーザは断面計測を行う。またAFM計測後に,CD-SEM信号波形と側壁形状データの寸法値の推定誤差の算出結果をユーザに提示することができる。
図11は,本発明の装置構成の一例について説明する図である。各装置はネットワーク1101で接続された構成をとる。本発明を実現するCD-SEM1102-1,1102-2,AFM1103-1,1103-2,データベースサーバ230,コンピュータ1105,およびGUI表示装置1106は,全てネットワーク1101で繋がっており,CD-SEM計測データ,およびAFM計測データ,およびデータベース照合結果,およびCD-SEM計測とAFM計測との寸法計測誤差の算出結果,およびCD-SEM計測誤差の補正結果のデータを,前記ネットワーク1101を通して通信することが可能である。コンピュータ1105においては,AFM計測点数の算出処理,およびデータベース照合処理,および寸法計測誤差算出処理,パターン寸法値の計測誤差補正処理の演算処理を行う。図2(a)で説明した処理・制御部215は、このコンピュータ1105と一体に構成されていても良い。またGUI表示装置では,図9,10で示したGUIを表示する。以上のような装置構成により本発明の処理を,ネットワークを介して実現することが可能となる。
図12は本発明による実施の形態に係る,データベース109に保存されているAFM計測データの計測点数1202からパターンの寸法値補正に用いるCD-SEM計測の寸法計測誤差を出力1205する処理フロー,あるいはデータベース109作成時に同寸法計測誤差を出力1025する処理フローについて説明する図である。本処理の入力は,データベース作成に用いるパターンのCD-SEM像1201,および同パターンのAFM計測点数1202,および本処理で算出する寸法計測誤差の信頼区間1206(例えば95%)である。出力は前記寸法計測誤差1205である。まずCD-SEM像1201からパターンの寸法のばらつきを図4で説明した方法で算出する1203。 前記算出したパターン寸法ばらつき,およびAFM計測点数1202,および信頼区間1206から,図5で説明した推定誤差算出方法により,寸法計測誤差を算出する1204。算出した誤差をGUI等によりユーザに提示する1205。
前記GUI表示の一例としては,図10において,CD-SEM計測データ読込み1030,AFM計測データ読込み1031を行い,読み込んだデータにより算出した推定誤差の表示1026を行う(信頼区間1013はユーザが入力する)。表示方法は,本方法に限定するものではなく,上記処理を実行できるGUIであればよい。
Claims (14)
- 試料上に形成された計測対象パターンを撮像して該計測対象パターンのSEM画像を取得する走査型電子顕微鏡手段と、
該走査型電子顕微鏡で取得した前記計測対象パターンのSEM画像を処理して前記計測対象パターンの寸法情報を得る画像処理手段と、
予め別体の記憶装置に記憶されている他の計測手段で計測されたパターンの形状情報と該パターンのSEM画像から計測される寸法の誤差情報を含む情報の中から前記計測対象パターンに対応する寸法誤差情報を抽出する寸法誤差情報抽出手段と、
該寸法誤差情報抽出手段で抽出した前記計測対象パターンに対応する寸法誤差情報を用いて前記画像処理手段で処理して得た前記計測対象パターンの寸法情報を補正するパターン寸法情報補正手段と、
該パターン寸法情報補正手段で補正した前記計測対象パターンの寸法情報を画面上に出力する出力手段と
を備えたことを特徴とする走査型電子顕微鏡装置。 - 前記寸法誤差情報抽出手段は、前記予め別体の記憶装置に原子間力顕微鏡で計測して得られる形状情報と関連付けて記憶されているパターンのSEM画像と該パターンのSEM画像から算出されるパターン寸法の誤差情報の中から前記計測対象パターンを原子間力顕微鏡で計測して得られた情報を用いて前記計測対象パターンのSEM画像から算出されるパターン寸法の誤差情報を抽出することを特徴とする請求項1記載の走査型電子顕微鏡装置。
- 前記画像処理手段で前記計測対象パターンのSEM画像を処理して得られる前記計測対象パターンの複数箇所の寸法のばらつきを求め、該求めた寸法のばらつきの情報に基づいて前記計測対象パターンの寸法を前記原子間力顕微鏡で計測するための計測点数を算出する計測点数算出手段を更に備え、前記出力手段は該計測点数算出手段で算出した前記原子間力顕微鏡で計測する計測点数の情報を前記画面上に表示することを特徴とする請求項2記載の走査型電子顕微鏡装置。
- 前記出力手段は前記パターン寸法情報補正手段で補正した前記計測対象パターンの寸法情報と共に、前記計測対象パターンのSEM画像と前記計測対象パターンを原子間力顕微鏡で計測した箇所を表示することを特徴とする請求項2記載の走査型電子顕微鏡装置。
- 前記出力手段は前記パターン寸法情報補正手段で補正した前記計測対象パターンの寸法情報と共に、前記計測対象パターンのSEM画像信号と前記原子間力顕微鏡で計測して得た前記計測対象パターンの形状情報とを表示することを特徴とする請求項2記載の走査型電子顕微鏡装置。
- 試料上に形成された計測対象パターンを走査型電子顕微鏡で撮像して該計測対象パターンのSEM画像を取得し、
該取得した計測対象パターンのSEM画像を処理して該計測対象パターンの寸法情報を得、
予め記憶されている前記走査型電子顕微鏡と異なる手段で計測されたパターンの形状情報と該パターンのSEM画像から計測される寸法の誤差情報を含む情報の中から前記計測対象パターンに対応する寸法誤差情報を抽出し、
該抽出した計測対象パターンに対応する寸法誤差情報を用いて前記計測対象パターンの寸法情報を補正し、
該補正した計測対象パターンの寸法情報を画面上に出力する
ことを特徴とする走査型電子顕微鏡を用いたパターン寸法計測方法。 - 前記寸法誤差情報を抽出する工程において、前記予め記憶されている情報が、原子間力顕微鏡で計測して得られる形状情報と、該形状情報に関連付けて記憶されているパターンのSEM画像と、該パターンのSEM画像から算出されるパターン寸法の誤差情報とを含み、前記寸法誤差情報を抽出することが前記予め記憶されている情報の中から前記計測対象パターンを原子間力顕微鏡で計測して得られた形状情報を用いて前記計測対象パターンのSEM画像から算出されるパターン寸法の誤差情報を抽出することであることを特徴とする請求項6記載の走査型電子顕微鏡を用いたパターン寸法計測方法。
- 前記計測対象パターンのSEM画像を処理して得られる前記計測対象パターンの複数箇所の寸法のばらつきを求め、該求めた寸法のばらつきの情報に基づいて前記計測対象パターンの寸法を前記原子間力顕微鏡で計測する計測点数を算出し、該算出した結果を前記画面上に表示することを更に含むことを特徴とする請求項7記載の走査型電子顕微鏡を用いたパターン寸法計測方法。
- 前記画面上に出力する工程において、前記補正した計測対象パターンの寸法情報を表示すると共に、前記計測対象パターンのSEM画像と前記計測対象パターンを原子間力顕微鏡で計測した箇所を表示することを特徴とする請求項7記載の走査型電子顕微鏡を用いたパターン寸法計測方法。
- 前記画面上に出力する工程において、前記補正した計測対象パターンの寸法情報と共に、前記計測対象パターンのSEM画像信号と前記原子間力顕微鏡で計測して得た前記計測対象パターンの形状情報とを表示することを特徴とする請求項7記載の走査型電子顕微鏡を用いたパターン寸法計測方法。
- 試料上に形成された計測対象パターンを走査型電子顕微鏡で撮像して該計測対象パターンのSEM画像を取得して該取得したSEM画像から該計測対象パターンの寸法情報を得、
前記計測対象パターンを原子間力顕微鏡で計測して該計測対象パターンの形状情報を得、
予め記憶装置に記憶されている原子間力顕微鏡で計測して得たパターンの形状情報とSEM画像から計測される該パターンの寸法の誤差情報との関係から前記原子間力顕微鏡で計測して得た計測対象パターンの形状情報に対応する寸法誤差情報を抽出し、
該抽出した計測対象パターンに対応する寸法誤差情報を用いて前記計測対象パターンの寸法情報を補正し、
該補正した計測対象パターンの寸法情報を画面上に出力する
ことを特徴とする走査型電子顕微鏡を用いたパターン寸法計測方法。 - 前記計測対象パターンのSEM画像を処理して得られる前記計測対象パターンの複数箇所の寸法のばらつきを求め、該求めた寸法のばらつきの情報に基づいて前記計測対象パターンの寸法を前記原子間力顕微鏡で計測する計測点数を算出し、該算出した結果を前記画面上に表示することを更に含むことを特徴とする請求項11記載の走査型電子顕微鏡を用いたパターン寸法計測方法。
- 前記画面上に出力する工程において、前記補正した計測対象パターンの寸法情報を表示すると共に、前記計測対象パターンのSEM画像と前記計測対象パターンを原子間力顕微鏡で計測した箇所を表示することを特徴とする請求項11記載の走査型電子顕微鏡を用いたパターン寸法計測方法。
- 前記画面上に出力する工程において、前記補正した計測対象パターンの寸法情報と共に、前記計測対象パターンのSEM画像信号と前記原子間力顕微鏡で計測して得た前記計測対象パターンの形状情報とを表示することを特徴とする請求項11記載の走査型電子顕微鏡を用いたパターン寸法計測方法。
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