JP2009204038A - ディファレンシャル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボルトによるデフケースの固定を廃止することにより、軽量化、部品点数を削減、低コストのディファレンシャルを提供する。
【解決手段】デフケース2が複数のケース体から構成されるディファレンシャル装置において、デフケース2は、ピニオンシャフト5をデフケース2に組み付けるピニオンシャフト組み付け部からリングギヤ29までを鍛造にて一体成形した第一ケース体20と、鍛造にて一体成形した第一ボス部41を有する第二ケース体40と、鍛造にて一体成形した第二ボス部51を有する第三ケース体50と、からなり、第一ケース体20と第二ケース体40、及び、第一ケース体20と第三ケース体50を溶接により接合する。
【選択図】図2

Description

本発明は、駆動源からの駆動力が入力され、回転するリングギヤと、リングギヤと一体に回転するデフケースと、デフケースに組み付けられ、デフケースと一体に回転するピニオンシャフトと、ピニオンシャフトに回転自在に軸支されるピニオンギヤと、ピニオンギヤと噛合するサイドギヤと、を備えるディファレンシャル装置に関する。
従来、自動車等の車両において、エンジンからの駆動力(トルク)をリングギヤ、リングギヤに組み付けられたデフケース、デフケースに組み付けられたピニオンシャフト、ピニオンシャフトに組み付けられたピニオンギヤ、ピニオンギヤに歯合するサイドギヤで伝達するトルク伝達部を有するディファレンシャル装置が知られている。そして、ピニオンシャフト、ピニオンギヤ、及びサイドギヤは、デフケースの内部に配置されている。
このディファレンシャル装置の成形方法として、以下の成形方法が知られている。まず、デフケース(本体1)を、一端側に第一ドライブシャフトが挿入される第一ボス部(管状部分14)と、他端側にフランジ部(半径方向リング18)を有する第一ケース体(ケージ2)と、他端側に第二ドライブシャフトが挿入される第二ボス部(管状部分20)を有する第二ケース体(閉塞部材3)と、から構成し、第一ケース体(ケージ2)を鍛造にて成形する。そして、デフケース(本体1)内にピニオンシャフト(組立ピン9)、ピニオンギヤ6、サイドギヤ(軸ピニオン5)を組み付けた後、第一ケース体(ケージ2)の他端開口(開口部10)の他端内周面に第二ケース体(閉塞部材3)の一端外周面(円筒形面22)をねじ込む。その後、第一ケース体(ケージ2)の他端内周面と第二ケース体(閉塞部材3)の一端外周面(円筒形面22)の間を溶接して、第一ケース体(ケージ2)と第二ケース体(閉塞部材3)を接合する。最後に、デフケース(本体1)と別体に成形されたリングギヤ(クラウンホイール)を、デフケース(本体1)のフランジ部(半径方向リング18)に当接させ、リングギヤ(クラウンホイール)と第一ケース体(ケージ2)のフランジ部(半径方向リング18)に成形された複数のボルト孔(ねじの挿通のための孔19)にボルトを挿入し、リングギヤ(クラウンホイール)とデフケース(本体1)を組み付けてディファレンシャル装置を完成する(特許文献1参照)。
また、ディファレンシャル装置の異なる成形方法として、以下の成形方法が知られている。まず、デフケースを第一ドライブシャフト(車軸7)が挿入される第一ボス部を有する第一ケース体(支持部材3)と、第一ドライブシャフト(車軸7)と対向する第二ドライブシャフト(車軸7)が挿入される第二ボス部を有する第二ケース体(蓋4)から構成し、第一ケース体(支持部材3)及び第二ケース体(蓋4)を鍛造にて成形する。そして、デフケース内にピニオンシャフト(差動ピン11)、ピニオンギヤ(歯車12)、サイドギヤ(歯車8,9)を組み付けた後、第一ケース体(支持部材3)の他端開口(開口22)の他端内周面に第二ケース体(蓋4)の一端外周面を挿入し、その後、第一ケース体(支持部材3)の他端開口(開口22)と第二ケース体(蓋4)の間を溶接して、第一ケース体(支持部材3)と第二ケース体(蓋4)を接合する。最後に、デフケースと別体に成形されたリングギヤ1を、デフケースのフランジ部2に嵌め込み、リングギヤ1とデフケースの間を溶接により接合してディファレンシャル装置を完成する(特許文献2参照)。
特表2005−504943号 特開平7−54961号
しかし、特許文献1のリングギヤとデフケースをボルトにより組み付ける技術においては、リングギヤからのトルクを、複数のボルト組み付け箇所のみでデフケースに伝達しなければならない。このため、リングギヤとデフケースの複数ボルト組み付け箇所の耐久性を確保するため、リングギヤとデフケースのボルト組み付け箇所周辺の肉厚を厚くしなければならず、デフケースが重くなるという問題があった。また、複数のボルトを必要とするため、ディファレンシャル装置の構成部品が増加し、コストが増加するという問題もあった。
更に、第一ボス部からフランジ部までを第一ケース体(ケージ2)として鍛造成形しなければならず、軸線方向及び径方向の素材流動長さが長くなり、鍛造成形の際の成形荷重が高くなるという問題があった。
一方、特許文献2の成形方法においては、ボルト自体を使用しないため、ボルト組み付け箇所周辺の肉厚が厚くなり、デフケースが重くなる、複数のボルトにより、部品点数が増え、コストが増加するという問題はない。しかし、第一ケース体(支持部材3)と第二ケース体(蓋4)、及び第一ケース体(支持部材3)とリングギヤ1の溶接部が、エンジンからの駆動力をリングギヤ1からサイドギヤ(歯車8,9)まで伝達する間のトルク伝達部(リングギヤとデフケースの間)に設けられているため、トルク伝達時にリングギヤ1や第一ケース体(支持部材3)よりも強度の弱い溶接部に亀裂が入り、ディファレンシャル装置の耐久性が低いという問題があった。
更に、第一ボス部から他端開口(開口22)までを第一ケース体(支持部材3)として鍛造成形しなければならず、軸線方向長さが長くなり、鍛造成形の際の成形荷重が高くなるという問題があった。
本発明は、上記事情により鑑みなされたもので、ボルトによるデフケースとリングギヤの固定方法を廃止することにより、デフケースを薄肉化して軽量化をはかると共に、部品点数を削減してコストの削減をはかり、しかも、軸線方向寸法を短くして、鍛造成形しやすいデフケースであって、しかも、所望の耐久性を有するディファレンシャル装置を提供することを目的とする。
本発明のディファレンシャル装置は、駆動源からの駆動力が入力され、回転するリングギヤと、リングギヤと一体に回転すると共に、第一ドライブシャフトが挿入される第一ボス部と、第一ドライブシャフトと対向する第二ドライブシャフトが挿入される第二ボス部と、を有するデフケースと、デフケースに組み付けられ、デフケースと一体に回転するピニオンシャフトと、ピニオンシャフトに回転自在に軸支されるピニオンギヤと、ピニオンギヤと噛合するサイドギヤと、を備え、デフケースが複数のケース体から構成されるディファレンシャル装置において、デフケースは、ピニオンシャフトをデフケースに組み付けるピニオンシャフト組み付け部からリングギヤまでを鍛造にて一体成形した第一ケース体と、鍛造にて一体成形した第一ボス部を有する第二ケース体と、鍛造にて一体成形した第二ボス部を有する第三ケース体と、からなり、第一ケース体と第二ケース体、及び、第一ケース体と第三ケース体を溶接により接合することを第一の特徴とする。
本発明のディファレンシャル装置は、第一ケース体は、リングギヤを支えるフランジ部を有し、フランジ部及びリングギヤに焼き入れ処理が施されると共に、フランジ部は、リングギヤ歯形の軸線方向長さの中央における軸線垂直面を中心に対称形状に成形されていることを第二の特徴とする。
本発明のディファレンシャル装置は、第一ケース体は、リングギヤを支えるフランジ部を有し、フランジ部及びリングギヤに焼き入れ処理が施されると共に、第一ケース体と第二ケース体、及び、第一ケース体と第三ケース体の溶接前に、第一ボス部及び第二ボス部の内周面に窒化処理が施されることを第三の特徴とする。
本発明のディファレンシャル装置は、第一ケース体は、第二ケース体と嵌合し、軸線と平行な一端内周面を有する一端開口と、第三ケース体と嵌合し、軸線と平行な他端内周面を有する他端開口と、を有し、第二ケース体は、第一ケース体の一端内周面と当接し、軸線と平行で一端内周面の内径より大径の他端外周面を有すると共に、第二ケース体の他端外周面が第一ケース体の一端内周面に圧入され、第三ケース体の一端外周面が第一ケース体の他端内周面に圧入された後、溶接による接合が行なわれることを第四の特徴とする。
本発明の第一の特徴のディファレンシャル装置によれば、駆動源からの駆動力が入力され、回転するリングギヤと、リングギヤと一体に回転すると共に、第一ドライブシャフトが挿入される第一ボス部と、第一ドライブシャフトと対向する第二ドライブシャフトが挿入される第二ボス部と、を有するデフケースと、デフケースに組み付けられ、デフケースと一体に回転するピニオンシャフトと、ピニオンシャフトに回転自在に軸支されるピニオンギヤと、ピニオンギヤと噛合するサイドギヤと、を備え、デフケースが複数のケース体から構成されるディファレンシャル装置において、デフケースは、ピニオンシャフトをデフケースに組み付けるピニオンシャフト組み付け部からリングギヤまでを鍛造にて一体成形した第一ケース体と、鍛造にて一体成形した第一ボス部を有する第二ケース体と、鍛造にて一体成形した第二ボス部を有する第三ケース体と、からなり、第一ケース体と第二ケース体、及び、第一ケース体と第三ケース体を溶接により接合するため、ボルトによるリングギヤとデフケースの固定方法を廃止することにより、デフケースを薄肉化することができるので、デフケースの軽量化をはかることができる。しかも、部品点数(ボルト)を削減することができるので、コストの削減をはかることができる。更に、第一ケース体は、ピニオンシャフトをデフケースに組み付けるピニオンシャフト組み付け部からリングギヤまでを、鍛造にて一体成形し、第一ケース体と第二ケース体の間の溶接部、及び、第一ケース体と第三ケース体の間の溶接部がトルク伝達部(ピニオンシャフト組み付け部とリングギヤの間)を避ける構造であるので、トルク伝達時に強度の弱い溶接部が破壊することを防ぐことができる。そして、ピニオンシャフト組み付け部からリングギヤまでを有する第一ケース体と、第一ボス部を有する第二ケース体と、第二ボス部を有する第三ケース体とを別体で鍛造成形したため、各々のケース体の軸線方向長さを、ボス部を一体としたデフケースの場合よりも短くすることができるので、各ケース体の鍛造成形が容易である。
本発明の第二の特徴のディファレンシャル装置によれば、第一ケース体は、リングギヤを支えるフランジ部を有し、フランジ部及びリングギヤに焼き入れ処理が施されると共に、フランジ部は、リングギヤ歯形の軸線方向長さの中央における軸線垂直面を中心に対称形状に成形されているため、焼き入れ処理により、フランジ部及びリングギヤの強度を高めることができる。しかも、焼き入れ処理時に、焼き入れによる熱でフランジ部の表面が収縮するが、フランジ部は、リングギヤ歯形の軸線方向長さの中央における軸線垂直面を中心に対称形状に成形されているので、フランジ部の軸線方向一端面の収縮と他端面の収縮を同程度とすることができる。このため、リングギヤ歯形の軸線方向における径方向寸法のバラツキを抑えることができる。
本発明の第三の特徴のディファレンシャル装置によれば、第一ケース体は、リングギヤを支えるフランジ部を有し、フランジ部及びリングギヤに焼き入れ処理が施されると共に、第一ケース体と第二ケース体、及び、第一ケース体と第三ケース体の溶接前に、第一ボス部及び第二ボス部の内周面に窒化処理が施されるため、窒化処理により、第一ボス部及び第二ボス部の内周面に窒化鉄の硬化層を成形して、耐久性を高め、しかも、焼き入れ処理により、フランジ部及びリングギヤの強度を高めることができる。また、第一ケース体と第二ケース体、及び、第一ケース体と第三ケース体の溶接前に、第一ボス部及び第二ボス部の内周面に窒化処理が施されるため、焼き入れ処理により強度が向上した第一ケース体のフランジ部及びリングギヤに窒化処理時の熱による焼きなましが施されることを防ぐことができる。このため、フランジ部及びリングギヤの強度が低下することを防止することができる。
本発明の第四の特徴のディファレンシャル装置によれば、第一ケース体は、第二ケース体と嵌合し、軸線と平行な一端内周面を有する一端開口と、第三ケース体と嵌合し、軸線と平行な他端内周面を有する他端開口と、を有し、第二ケース体は、第一ケース体の一端内周面と当接し、軸線と平行で一端内周面の内径より大径の他端外周面を有すると共に、第三ケース体は、第一ケース体の他端内周面と当接し、軸線と平行で他端内周面の内径より大径の一端外周面を有し、第二ケース体の他端外周面が第一ケース体の一端内周面に圧入され、第三ケース体の一端外周面が第一ケース体の他端内周面に圧入された後、溶接による接合が行なわれるため、第二ケース体の他端外周面が第一ケース体の一端内周面に圧入された時に、第一ケース体の軸線と平行な一端内周面と第二ケース体の軸線と平行な他端内周面が当接するので、第一ケース体の軸心と第二ケース体の軸心を一致させることができる。そして、第三ケース体の一端外周面が第一ケース体の他端内周面に圧入された時に、第一ケース体の軸線と平行な一端内周面と第三ケース体の軸線と平行な一端外周面が当接するので、第一ケース体の軸心と第三ケース体の軸心を一致させることができ、第一ケース体の軸心、第二ケース体の軸心、及び第三ケース体の軸心が一致したデフケースを形成する。このため、精度の高いデフケースを有するディファレンシャル装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施例によるディファレンシャル装置の断面側面図である。図2は、図1のA−A断面図である。図3は、本発明の実施例による第一ケース体の図1のA−A断面図である。図4は、本発明の実施例による第二ケース体の断面正面図である。図5は、本発明の実施例による第三ケース体の断面正面図である。図6は、本発明の実施例による第一ケース体、第二ケース体、及び第三ケース体の組み付け方法を表す断面正面図である。
まず、ディファレンシャル装置1を説明する。図2に示す如く、ディファレンシャル装置1のデフケース2は、第一ケース体20、第二ケース体40、及び第三ケース体50から構成される。まず、第一ケース体20について説明する。第一ケース体20は、例えば、SCM、SNC、SCM、SCR等の低炭素合金鋼の素材を鍛造成形後、所定の切削加工が施され、更に浸炭焼き入れ処理、高周波焼き入れ処理等の焼き入れ処理が施されている。この第一ケース体20は、図3に示す如く、軸線方向一端に一端開口21、軸線方向他端に他端開口22が成形されており、一端開口21には、第二ケース体40が当接する一端内周面23、他端開口22には、第三ケース体50が当接する他端内周面24が成形されている。第一ケース体20の内部には、ピニオンギヤ3,4、サイドギヤ8,9、ピニオンシャフト5、ピニオンギヤ用スラストワッシャー6,7、サイドギヤ用スラストワッシャー10,11を配置するギヤ室25が成形され、このギヤ室25に連通し、ピニオンシャフト5を第一ケース体20に組み付けるピニオンシャフト組み付け部26,27が径方向に成形されている。また、第一ケース体20の外部には、軸線Xを中心に径方向外側に突出するフランジ部28を介し、リングギヤ29が成形されている。このフランジ部28は、軽量化のための軸線方向一端が凹む一端周状凹部30、軸線方向他端が凹む他端周状凹部31が成形されており、この一端周状凹部30と他端周状凹部31の間に、軽量化のための複数の貫通孔32が成形されている。そして、フランジ部28は、リングギヤ歯形29aの軸線方向長さの中央における軸線垂直面Yを中心に対称形状となっている。
続いて、第二ケース体40について説明する。第二ケース体40は、例えば、S35C、S45C等の低中炭素鋼の素材を鍛造成形後、所定の切削加工が施され、更に窒化処理が施されている。窒化処理は、ガス窒化、軟窒化等の種々の窒化法があるが、使用する第二ケース体40の素材に合わせて好適な窒化法が選択される。この第二ケース体40は、図4に示す如く、軸線方向一端に軸線方向に延びる第一ボス部41と、軸線方向他端に軸線X2に対して垂直な他端平面42と径方向外側に突出する他端鍔部46を有し、この他端鍔部46の外周に第一ケース体20の一端内周面23と当接する他端外周面43が成形されている。この他端外周面43は、第一ケース体20の一端内周面23より、0.01〜0.1mm程度大径に成形されている。また、第二ケース体40は、内部に軸線方向に貫通する第一貫通孔44を有し、第一貫通孔44の内部には、潤滑溝45が螺旋状に周方向に成形されている。第一貫通孔44を含む第二ケース体40の表面は、窒化処理による窒化鉄の硬化層が成形されている。
続いて、第三ケース体50について説明する。第三ケース体50は、例えば、S35C、S45C等の低中炭素鋼の素材を鍛造成形後、所定の切削加工が施され、更に窒化処理が施されている。窒化処理は、ガス窒化、軟窒化等の種々の窒化法があるが、使用する第三ケース体50の素材に合わせて好適な窒化法が選択される。この第三ケース体50は、図5に示す如く、軸線方向一端に軸線X3に対して垂直な一端平面52、及び、軸線X3を中心に径方向外側に突出する一端鍔部56を有し、この一端鍔部56の外周に第一ケース体20の他端内周面24と当接する一端外周面53が成形されている。また、一端鍔部56は、軸線X3と平行な複数の潤滑孔55が成形され、一端外周面53は、第一ケース体20の他端内周面24より、0.01〜0.1mm程度大径に成形されている。更に、第三ケース体50は、軸線方向他端に軸線方向に延びる第二ボス部52を有し、内部に軸線方向に貫通する第二貫通孔54を有する。第二貫通孔54を含む第三ケース体50の表面は、窒化処理による窒化鉄の硬化層が0.1〜0.3mm程度成形されている。
そして、デフケース2は、第一ケース体20の一端内周面23に第二ケース体40の他端外周面43が当接し、第一ケース体20の他端内周面24に第三ケース体50の一端外周面53が当接して、一端内周面23と他端外周面32の間、及び、他端内周面24と一端外周面42の間が、電子ビーム溶接、レーザ溶接、及び抵抗溶接の何れか一の溶接方法により接合されている。ここで、第一ケース体20と第二ケース体40、及び、第一ケース体20と第三ケース体50の溶接前に、第二ケース体40及び第三ケース体50のみに窒化処理が施され、第一ケース体20に窒化処理が施されることがないので、焼き入れ処理により硬化した第一ケース体20のフランジ部28及びリングギヤ29が、窒化処理時の熱により焼きなましされ、軟化することを防いでいる。
次に、ディファレンシャル装置1の内部について、図2を基に詳述する。デフケース2の内部には、両端部が第一ケース体20のピニオンシャフト組付部26,27にかしめ固定されることで、デフケース2に組み付けられたピニオンシャフト5、ピニオンシャフト5に回転自在に軸支されるピニオンギヤ3,4、ピニオンギヤ3,4とデフケース2の間に取り付けられるピニオンギヤ用スラストワッシャー5,6、ピニオンギヤ3,4と噛合するサイドギヤ7,8、及びサイドギヤ7,8とデフケース2の間に取り付けられるサイドギヤ用スラストワッシャー9,10が配置されている。尚、サイドギヤ7,8は、軸線方向に孔を有しており、このサイドギヤ7の孔に図示しない第一ドライブシャフトの先端が嵌合すし、サイドギヤ8の孔に図示しない第二ドライブシャフトの先端が嵌合している。この時、第一ドライブシャフトは、第一貫通孔44内に配置され、第二ドライブシャフトは、第二貫通孔54内に配置されている。
続いて、図1及び図6を基にディファレンシャル装置1の組み付け方法を説明する。最初に、フランジ部28及びリングギヤ29に焼き入れ処理が施された第一ケース体20を用意し、この第一ケース体20の一端の一端内周面23に第二ケース体40の他端外周面43を圧入して当接する。この時、第一ケース体20の軸心X1と第二ケース体40の軸心X2が一致する。次に、サイドギヤ用スラストワッシャー10を第二ケース体40の他端平面42に取り付け、一端がサイドギヤ用スラストワッシャー10に当接し、他端に成形された歯形がデフケース中央Zを向き、軸心がディファレンシャル装置1の軸線Xと一致する位置にサイドギヤ8を配置する。続いて、ピニオンギヤ用スラストワッシャー6を反歯形側に取り付けたピニオンギヤ3、及びピニオンギヤ用スラストワッシャー7を反歯形側に取り付けたピニオンギヤ4をサイドギヤ8と噛合するように、ディファレンシャル装置1の軸線Xを中心に互いに180°の間隔をおいて載置する。この時、第一ケース体20の対角に設けられたピニオンシャフト組付部26,27、ピニオンギヤ3,4に設けられたピニオンギヤ孔3a,4a、及び、ピニオンギヤ用スラストワッシャー6,7に設けられた孔6a,7aが同一直線上になるようにする。
その後、ピニオンシャフト5をピニオンシャフト組み付け部26からピニオンギヤ用スラストワッシャー6の孔及びピニオンギヤ3のピニオンギヤ孔3aの順でディファレンシャル装置1の軸心Xまで挿入し、次に、このピニオンギヤ3の対角上に位置するピニオンギヤ4のピニオンギヤ孔4a、ピニオンギヤ用スラストワッシャー7の孔、及びピニオンシャフト組み付け部27の順で挿入して、第一ケース体20にピニオンシャフト5を位置決めする。そして、図示しないかしめ装置により、ピニオンシャフト5の両端部を第一ケース体20のピニオンシャフト組付部26及びピニオンシャフト組付部27側に塑性変形させ、ピニオンシャフト5を第一ケース体20に固定する。
次に、サイドギヤ用スラストワッシャー11を反歯形側に取り付けたサイドギヤ9をピニオンギヤ3,4と噛合するように載置する。その後、第一ケース体20の他端内周面24に第三ケース体50の一端外周面53を圧入して当接させ、ディファレンシャル装置1の軸心Xと第三ケース体50の軸心X3を一致させる。最後に、第一ケース体20と第二ケース体40の当接部、及び、第一ケース体20と第三ケース体50の当接部を軸線Xと平行に、周状に溶接して接合し、ディファレンシャル装置1の組み付けが完了する。
以上のようなディファレンシャル装置1によれば、駆動源からの駆動力が入力され、回転するリングギヤ29と、リングギヤ29と一体に回転すると共に、第一ドライブシャフトが挿入される第一ボス部41と、第一ドライブシャフトと対向する第二ドライブシャフトが挿入される第二ボス部51と、を有するデフケース2と、デフケース2に組み付けられ、デフケース2と一体に回転するピニオンシャフト5と、ピニオンシャフト5に回転自在に軸支されるピニオンギヤ3,4と、ピニオンギヤ3,4と噛合するサイドギヤ8,9と、を備え、デフケース2が複数のケース体から構成されるディファレンシャル装置において、デフケース2は、ピニオンシャフト5をデフケース2に組み付けるピニオンシャフト組み付け部26,27からリングギヤ29までを鍛造にて一体成形した第一ケース体20と、鍛造にて一体成形した第一ボス部41を有する第二ケース体40と、鍛造にて一体成形した第二ボス部51を有する第三ケース体50と、からなり、第一ケース体20と第二ケース体40、及び、第一ケース体20と第三ケース体50を溶接により接合するため、ボルトによるリングギヤ29とデフケース2の固定方法を廃止することにより、デフケース2を薄肉化することができる。更に、第一ケース体20は、ピニオンシャフト5をデフケース2に組み付けるピニオンシャフト組み付け部26,27からリングギヤ29までを、鍛造にて一体成形し、第一ケース体20と第二ケース体40の間の溶接部、及び、第一ケース体20と第三ケース体50の間の溶接部がトルク伝達部(ピニオンシャフト組み付け部26,27とリングギヤ29の間)を避ける構造であるので、トルク伝達時に強度の弱い溶接部が破壊することを防ぐことができる。そして、ピニオンシャフト組み付け部26,27からリングギヤ29までを有する第一ケース体20と、第一ボス部41を有する第二ケース体40と、第二ボス部51を有する第三ケース体50とを別体で鍛造成形したため、各々のケース体20,40,50の軸線方向長さを、ボス部41,51を一体としたデフケース2の場合よりも短くすることができるので、各ケース体20,40,50の鍛造成形が容易である。
また、第一ケース体20は、リングギヤ29を支えるフランジ部28を有し、フランジ部28及びリングギヤ29に焼き入れ処理が施されると共に、フランジ部28は、リングギヤ歯形29aの軸線方向長さの中央における軸線垂直面Yを中心に対称形状に成形されているため、焼き入れ処理により、フランジ部28及びリングギヤ29の強度を高めることができる。しかも、焼き入れ処理時に、焼き入れによる熱でフランジ部28の表面が収縮するが、フランジ部は、リングギヤ歯形の軸線方向長さの中央における軸線垂直面Yを中心に対称形状に成形されているので、フランジ部28の軸線方向一端面の収縮と他端面の収縮を同程度とすることができる。
更に、第一ケース体20は、リングギヤ29を支えるフランジ部28を有し、フランジ部28及びリングギヤ29に焼き入れ処理が施されると共に、第一ケース体20と第二ケース体40、及び、第一ケース体20と第三ケース体50の溶接前に、第一ボス部41及び第二ボス部51の内周面に窒化処理が施されるため、窒化処理により、第一ボス部41及び第二ボス部51の内周面に窒化鉄の硬化層を成形し、しかも、焼き入れ処理により、フランジ部28及びリングギヤ29の強度を高めることができる。また、第一ケース体20と第二ケース体40、及び、第一ケース体20と第三ケース体50の溶接前に、第一ボス部41及び第二ボス部51の内周面に窒化処理が施されるため、焼き入れ処理により強度が向上した第一ケース体20のフランジ部28及びリングギヤ29に窒化処理時の熱による焼きなましが施されることを防ぐことができる。
そして、第一ケース体20は、第二ケース体40と嵌合し、軸線X1と平行な一端内周面23を有する一端開口21と、第三ケース体50と嵌合し、軸線X1と平行な他端内周面24を有する他端開口22と、を有し、第二ケース体40は、第一ケース体20の一端内周面23と当接し、軸線X2と平行で一端内周面23の内径より大径の他端外周面43を有すると共に、第三ケース体50は、第一ケース体20の他端内周面24と当接し、軸線X3と平行で他端内周面24の内径より大径の一端外周面53を有し、第二ケース体40の他端外周面43が第一ケース体20の一端内周面23に圧入され、第三ケース体50の一端外周面53が第一ケース体20の他端内周面24に圧入された後、溶接による接合が行なわれるため、第二ケース体40の他端外周面43が第一ケース体20の一端内周面23に圧入された時に、第一ケース体20の軸線X1と平行な一端内周面23と第二ケース体40の軸線X2と平行な他端内周面43が当接するので、第一ケース体20の軸心X1と第二ケース体40の軸心X2を一致させることができる。そして、第三ケース体50の一端外周面53が第一ケース体20の他端内周面24に圧入された時に、第一ケース体20の軸線X1と平行な一端内周面23と第三ケース体50の軸線X3と平行な一端外周面53が当接するので、第一ケース体20の軸心X1と第三ケース体50の軸心X3を一致させることができる。
尚、第一ケース体20、第二ケース体40、及び第三ケース体50の鍛造成形は、熱間鍛造、冷間鍛造、温間鍛造の何れで行なってもよい。また、第一ケース体20と第二ケース体40の間、及び、第一ケース体20と第三ケース体50の間の溶接は、電子ビーム溶接、レーザ溶接、及び抵抗溶接に限られず、その他の溶接方法で行なってもよい。
本発明の実施例によるディファレンシャル装置の断面側面図である。 本発明の図1のA−A断面図である。 本発明の実施例による第一ケース体の図1のA−A断面図である。 本発明の実施例による第二ケース体の断面正面図である。 本発明の実施例による第三ケース体の断面正面図である。 本発明の実施例による第一ケース体、第二ケース体、及び第三ケース体の組み付け方法を表す断面正面図である。
符号の説明
1 ディファレンシャル装置
2 デフケース
3,4 ピニオンギヤ
5 ピニオンシャフト
8,9 サイドギヤ
20 第一ケース体
21 一端開口
22 他端開口
23 第一ケース体の一端内周面
24 第一ケース体の他端内周面
26,27 ピニオンシャフト組み付け部
29 リングギヤ
29a リングギヤ歯形
40 第二ケース体
41 第一ボス部
43 第二ケース体の他端外周面
50 第三ケース体
51 第二ボス部
53 第三ケース体の一端外周面
X1 第一ケース体の軸線
X2 第二ケース体の軸線
X3 第三ケース体の軸線
Y リングギヤ歯形の軸線方向長さの中央における軸線垂直面

Claims (4)

  1. 駆動源からの駆動力が入力され、回転するリングギヤ(29)と、
    該リングギヤ(29)と一体に回転すると共に、第一ドライブシャフトが挿入される第一ボス部(41)と、
    該第一ドライブシャフトと対向する第二ドライブシャフトが挿入される第二ボス部(51)と、を有するデフケース(2)と、
    該デフケース(2)に組み付けられ、デフケース(2)と一体に回転するピニオンシャフト(5)と、
    該ピニオンシャフト(5)に回転自在に軸支されるピニオンギヤ(3,4)と、
    該ピニオンギヤ(3,4)と噛合するサイドギヤ(8,9)と、を備え、
    前記デフケース(2)が複数のケース体から構成されるディファレンシャル装置において、
    前記デフケース(2)は、前記ピニオンシャフト(5)を前記デフケース(2)に組み付けるピニオンシャフト組み付け部(26,27)から前記リングギヤ(29)までを鍛造にて一体成形した第一ケース体(20)と、
    鍛造にて一体成形した前記第一ボス部(41)を有する第二ケース体(40)と、
    鍛造にて一体成形した前記第二ボス部(51)を有する第三ケース体(50)と、からなり、
    前記第一ケース体(20)と前記第二ケース体(40)、及び、第一ケース体(20)と前記第三ケース体(50)を溶接により接合することを特徴とするディファレンシャル装置。
  2. 前記第一ケース体(20)は、前記リングギヤ(29)を支えるフランジ部(28)を有し、フランジ部(28)及びリングギヤ(29)に焼き入れ処理が施されると共に、フランジ部(28)は、リングギヤ歯形(29a)の軸線方向長さの中央における軸線垂直面(Y)を中心に対称形状に成形されていることを特徴とする請求項1に記載のディファレンシャル装置。
  3. 前記第一ケース体(20)は、前記リングギヤ(29)を支えるフランジ部(28)を有し、フランジ部(28)及びリングギヤ(29)に焼き入れ処理が施されると共に、前記第一ケース体(20)と前記第二ケース体(40)、及び、第一ケース体(20)と前記第三ケース体(50)の溶接前に、前記第一ボス部(41)及び前記第二ボス部(51)の内周面に窒化処理が施されることを特徴とする請求項1又は2に記載のディファレンシャル装置。
  4. 前記第一ケース体(20)は、前記第二ケース体(40)と嵌合し、軸線(X1)と平行な一端内周面(23)を有する一端開口(21)と、前記第三ケース体(50)と嵌合し、軸線(X1)と平行な他端内周面(24)を有する他端開口(22)と、を有し、
    前記第二ケース体(40)は、前記第一ケース体(20)の一端内周面(23)と当接し、軸線(X2)と平行で一端内周面(23)の内径より大径の他端外周面(43)を有すると共に、
    前記第三ケース体(50)は、前記第一ケース体(20)の他端内周面(24)と当接し、軸線(X3)と平行で他端内周面(24)の内径より大径の一端外周面(53)を有し、
    前記第二ケース体(40)の他端外周面(43)が前記第一ケース体(20)の一端内周面(23)に圧入され、前記第三ケース体(50)の一端外周面(53)が第一ケース体(20)の他端内周面(24)に圧入された後、溶接による接合が行なわれることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のディファレンシャル装置。
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