JP2009201936A - 検査システム及び検査支援装置並びに検査方法 - Google Patents

検査システム及び検査支援装置並びに検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009201936A
JP2009201936A JP2008050092A JP2008050092A JP2009201936A JP 2009201936 A JP2009201936 A JP 2009201936A JP 2008050092 A JP2008050092 A JP 2008050092A JP 2008050092 A JP2008050092 A JP 2008050092A JP 2009201936 A JP2009201936 A JP 2009201936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
treatment tool
examination
inspection
patient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008050092A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Suzuki
亮 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2008050092A priority Critical patent/JP2009201936A/ja
Publication of JP2009201936A publication Critical patent/JP2009201936A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

【課題】検査スタッフに手間を掛けさせることなく、適正ではない処置具の使用にともなう医療事故を確実に防止する。
【解決手段】プロセッサのCPU106は、検査開始が指示されると、対象となる患者の患者情報を情報管理サーバ14から読み出す。CPU106は、その患者情報を基に対象患者に該当する禁忌情報120aを禁忌情報DB114から読み出す。禁忌情報120aを読み出したCPU106は、トップトレイに載置された各処置具60のRFIDタグに記憶された種別情報84aをタグリーダ80によって読み取る。CPU106は、禁忌情報120bと各種別情報84bとを基に、トップトレイに載置された各処置具60の使用が禁止されているか否かを判定する。そして、使用が禁止されている処置具60があると判定すると、その処置具60を対象患者に対して適正ではないと判断し、報知を行なう。
【選択図】図10

Description

本発明は、処置具を用いて検査を行なう検査システム、及び前記処置具を用いる検査を支援する検査支援装置、並びに前記処置具を用いて検査を行なう検査方法に関する。
例えば、電子内視鏡システムに代表される医療検査システムでは、医療事故をなくすための種々の提案がなされている(特許文献1〜5参照)。特許文献1は、内視鏡にRFIDタグを、高周波焼灼装置にタグリーダを設け、内視鏡が高周波焼灼装置に対応しているかを判定し、判定が否であった場合、高周波焼灼装置の表示パネルに表示している。特許文献2は、内視鏡、付属品に識別コードを付し、付属品の適合判断を行い、不適合である場合には警告を表示している。特許文献3は、医療オーダをシステム化してサーバで一括管理している。処置具や患者のリストバンドに設けられたRFIDタグの情報を読み取り、サーバの医療オーダと照合して適不適を判断している。特許文献4は、患者の禁忌事項を含む情報を一括管理する医療管理システムを開示している。特許文献5は、内視鏡を収納するトレイにタグを設け、洗浄消毒装置のリーダでタグの情報を読み取り、内視鏡と洗浄消毒装置の組み合わせの適不適を判断し、不適であった場合は警告を表示している。
特開2003−088534号公報 特開2005−058450号公報 特開2004−348717号公報 特開2006−338521号公報 特開2006−296982号公報
例えば、内視鏡検査においては、検査スタッフが検査前に必要な処置具をリストアップし、カートのトレイに予め用意したうえで、術者が検査を開始する。このとき、用意した処置具の中には、検査対象となる患者の体質や病歴などに応じて、使用を控えた方がよいものがある。例えば、抗凝固薬を使用している患者に対して穿刺針を使用すると、穿刺針の挿入部位からの出血がなかなか止められなくなってしまう場合がある。このように、検査対象となる患者に対して適正ではない処置具を使用すると、医療事故に繋がることが懸念される。
しかしながら、患者に対して各処置具が適正か否かは、患者のカルテなどを参照して確認を行なわなければならず、各処置具を用意する検査スタッフにとって非常に煩わしいものであった。また、検査スタッフが確認を行なったとしても、見落としなどによって適正ではない処置具が用意されてしまい、結果として医療事故が発生してしまう恐れもある。
また、例えば、上部消化管の検査に下部消化管用の処置具を使用してしまった場合など、検査内容に対して適正ではない処置具を使用した際にも、上述と同様の問題が発生する。このため、医療施設においては、検査スタッフに手間を掛けさせることなく、適正ではない処置具の使用にともなう医療事故を確実に防止できるようにしたいという要望が強い。
こうした要望に対し、特許文献1では、高周波処置に非対応の内視鏡に対して高周波処置を行なうことにより生じる不具合を防止することができるが、適正ではない処置具の使用を防止することについて何ら考慮がなされていない。特許文献2では、内視鏡と処置具との適合可否を判定することができるものの、患者や検査内容に対して処置具が適正か否かを判定することはできない。
特許文献3では、PDAによる読み取りを忘れてしまった場合や、適正ではないことを確認した後に誤ってその処置具をカート上に置いてしまった場合などに、結局適正ではない処置具が使用されてしまう可能性があるため、医療事故の発生を確実に防止することはできない。
特許文献4では、患者に対して適正ではない処置具の使用を防止することなどについて何ら考慮がなされていない。特許文献5では、適合しない洗浄消毒装置に内視鏡をセットしてしまうことを確実に防止することができるが、適正ではない処置具の使用を防止することについて何ら考慮がなされていない。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであって、検査スタッフに手間を掛けさせることなく、適正ではない処置具の使用にともなう医療事故を確実に防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の検査システムは、検査に使用される処置具をセットするためのセット部と、前記セット部にセットされた前記処置具の種別情報を種別情報記憶手段から読み取る読取手段と、前記読取手段が読み取った前記種別情報を基に、前記セット部にセットされた前記処置具が適正か否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果を報知する報知手段とを備えたことを特徴とする。
なお、病歴又は体質を示す情報と、これらに対して使用を禁止する前記処置具の種別とを関連付けた禁忌情報を記憶する禁忌情報記憶手段を備え、前記判定手段は、検査対象となる患者の禁忌情報と前記種別情報とを基に、前記セット部にセットされた前記処置具の使用が禁止されているか否かの判定を行い、禁止されている場合に、その処置具を検査対象となる患者に対して適正ではないと判定することが好ましい。
また、患者の個人情報を表す患者情報を記憶する患者情報記憶手段を備え、前記判定手段は、検査対象となる患者の患者情報を前記患者情報記憶手段から読み出し、その患者情報を基に検査対象となる患者に該当する前記禁忌情報を前記禁忌情報記憶手段から読み出すことが好ましい。
さらに、検査内容と、検査に必要となる前記処置具の種別とを関連付けた処置具情報を記憶する処置具情報記憶手段を備え、前記判定手段は、予め入力された検査内容に対応する前記処置具情報を前記処置具情報記憶手段から読み出すとともに、前記種別情報の示す種別が前記処置具情報に含まれているか否かを確認し、含まれていない場合に、前記セット部にセットされた前記処置具を検査内容に対して適正ではないと判定することが好ましい。
なお、前記処置具情報と前記種別情報とを基に、検査に必要な前記処置具が前記セット部に用意されているか否かを判定することにより、前記各処置具の準備状況を確認する準備状況確認手段と、前記処置具情報と前記準備状況確認手段の確認結果とを基に、検査に必要となる各処置具の種別と、その準備状況とを示す処置具リストを作成する処置具リスト作成手段と、前記処置具リスト作成手段が作成した前記処置具リストを表示する処置具リスト表示手段とを設けると、さらに好適である。
また、前記セット部は、システムを構成する各種装置が一体的に乗せられたカートのトレイであることが好ましい。
さらに、前記種別情報記憶手段は、RFIDタグであり、前記読取手段は、前記RFIDタグと無線通信するタグリーダであることが好ましい。
なお、前記種別情報記憶手段は、前記処置具又は前記処置具を包装する包装体に設けられていることが好ましい。
また、前記検査は、前記処置具が挿通される挿通チャンネルが設けられた内視鏡を用いる内視鏡検査であることが好ましい。
さらに、前記内視鏡は、患者の体腔内に挿入される挿入部と、この挿入部の先端に設けられた観察窓を介して入射した像光を撮像する撮像素子とを有し、前記内視鏡の機種を識別するための識別情報を基に前記内視鏡の機種を識別し、その機種に応じて、前記撮像素子の画角内に前記処置具が進入する向きを報知する処置具進入方向報知手段を設けることが好ましい。
なお、処置具を用いる検査を支援する本発明の検査支援装置は、検査に使用される前記処置具をセットするためのセット部と、前記セット部にセットされた前記処置具の種別情報を種別情報記憶手段から読み取る読取手段と、前記読取手段が読み取った前記種別情報を基に、前記セット部にセットされた前記処置具が適正か否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果を報知する報知手段とを備えたことを特徴とする。
また、処置具を用いて検査を行なう本発明の検査方法は、検査に使用される前記処置具をセットするためのセット部にセットされた前記処置具の種別情報を読取手段で種別情報記憶手段から読み取るステップと、読み取った前記種別情報を基に、前記セット部にセットされた前記処置具が適正か否かを判定手段で判定するステップと、その判定結果を報知手段で報知するステップとを有することを特徴とする。
本発明では、セット部にセットされた処置具の種別情報を種別情報記憶手段から読み取り、読み取った種別情報を基にセット部にセットされた処置具が適正か否かを判定し、その判定結果を報知するようにした。これにより、処置具を用意する検査スタッフは、カルテなどに基づいて確認を行なうことなく、各処置具が適正か否かを知ることができる。また、見落としなどが起きる心配もない。従って、本発明によれば、検査スタッフに手間を掛けさせることなく、適正ではない処置具の使用にともなう医療事故を確実に防止することができる。
病院などの医療施設に構築される検査システムの一例として、内視鏡検査システム2の概略構成を図1に示す。内視鏡検査システム2は、内視鏡検査装置10と、検査予約管理サーバ12と、診療科端末14と、情報管理サーバ16と、画像サーバ18と、これらを相互に接続するLAN(Local Area Network)20とで構成されている。内視鏡検査装置10は、内視鏡検査室4に設置されている。内視鏡検査装置10は、患者の体腔内を撮影した内視鏡画像を取得する。この内視鏡検査装置10は、カート44に組み付けられている。カート44は、後述する処置具60が置かれるトップトレイ46を有している。検査予約管理サーバ12は、内視鏡検査室4における内視鏡検査の予約状況を示すスケジュールデータ22を管理する。
診療科端末14は、外科や内科などの診療科6に設置されている。診療科端末14は、患者の診察の際などに用いられる。診療科6に在籍する医師は、例えば、内視鏡画像などの医用画像を表示して患者に病状の説明を行う際や、診察結果を電子カルテに入力する際などに診療科端末14を使用する。情報管理サーバ16は、医療施設内の種々の情報を管理する。画像サーバ18は、内視鏡検査装置10が撮影した内視鏡画像などの種々の医用画像を保管する。なお、内視鏡検査装置10、診療科端末14、及び各サーバ12、16、18は、内視鏡検査システム2に複数台設けられていてもよい。
診察を担当する医師は、患者の診察を行った結果、必要に応じて検査予約管理サーバ12にアクセスし、当該患者に対する内視鏡検査を含む複数の検査を予約する。内視鏡検査を担当する医師や技師、及び看護師などの検査スタッフは、検査予約管理サーバ12にアクセスして内視鏡検査の予約状況を確認し、予約に応じて内視鏡検査を実施する。
なお、内視鏡検査には、病変部の有無などを確認するための観察の他に、例えば、体腔内の出血を止める止血処置、体腔内の細胞・組織の一部を採取する生検処置、ポリープや静脈瘤などの病変部を切除する切除処置、及び体腔内に入り込んだ異物の除去などといった内視鏡的処置も含まれる。
情報管理サーバ16は、例えば、HIS(Hospital Information System:病院情報システム)サーバや電子カルテサーバなどである。情報管理サーバ16は、患者情報、診療情報、検査情報、会計情報などといった各種の情報を患者毎に記憶・管理する。なお、患者情報は、各患者の個人情報を表すものであり、例えば、患者氏名、患者ID、現住所、生年月日、年齢、性別、家族構成、及び既往歴やアレルギーの有無などが含まれる。
診療情報は、患者に対しての診療の情報であり、例えば、診療日付、診療科、傷病名、診断結果、治療期間、投薬の種類及び量、処方薬局名などが含まれる。なお、治療期間とは、同一傷病に関して医療施設に通院した期間である。検査情報は、診断に際して撮影された医用画像などの情報であり、例えば、検査日付、検査機器、検査方法、検査部位などが含まれる。また、会計情報には、例えば、診察費用、投薬費用、検査費用、及び保険適用の有無を表す情報などが含まれる。
画像サーバ18は、いわゆるPACS(Picture Archiving and Communication System for medical application)サーバである。この画像サーバ18には、内視鏡検査装置10からの内視鏡画像の他に、例えば、ネットワークやメディアなどを介して他の医療施設から送られてきた医用画像や、症状の対比などに用いられる参考用の画像などが保管される。画像サーバ18に保管された各医用画像は、必要に応じて診療科端末14などに読み出され、画像診断や患者への説明などに用いられる。
内視鏡検査の予約を行う場合には、図2に示すように、先ず、診療科端末14を介して検査予約管理サーバ12にスケジュール表の転送を要求する。検査予約管理サーバ12は、スケジュール表の転送要求を受信すると、スケジュールデータ22を基にスケジュール表を構成し、依頼元の診療科端末14に転送する。診療科端末14は、検査予約管理サーバ12からスケジュール表を受信すると、そのスケジュール表をモニタ(図示は省略)に表示する。
診療科6に在籍する医師は、モニタにスケジュール表が表示されると、そのスケジュール表から空いている予約枠を選択する。そして、検査を依頼する患者の患者名、患者ID、検査内容、予約日時、予約した医師の医師IDなどからなる検査予約情報24を作成し、作成した検査予約情報24を検査予約管理サーバ12に送信する。検査予約管理サーバ12は、検査予約情報24を受信すると、その検査予約情報24を基にスケジュールデータ22を更新する。以上により、前記選択した予約枠に新たな検査予約が申し込まれる。
検査予約情報24に含まれる検査内容とは、例えば、咽頭部、食道、胃、十二指腸の観察、生検などといった上部消化管検査、小腸、大腸、直腸の観察、生検などといった下部消化管検査、及びこれらに止血処置、切除処置、異物除去などの内視鏡的処置を加えたものである。なお、検査予約情報24に含まれる情報は、上記に限定されるものではない。
図3は、内視鏡検査装置10の構成を概略的に示す正面図である。内視鏡検査装置10は、患者の体腔内を撮影する電子内視鏡30と、内視鏡画像を生成するプロセッサ32と、体腔内を照明する照明光を発する光源ユニット34と、内視鏡画像を表示するモニタ36とからなる。電子内視鏡30は、患者の体腔内に挿入される挿入部38と、挿入部38の基端部分に連設された操作部40とを備えている。また、電子内視鏡30は、操作部40から伸びるユニバーサルコード42を介してプロセッサ32、光源ユニット34と接続される。
プロセッサ32、光源ユニット34、モニタ36は、移動自在なカート44に組み付けられている。カート44には、内視鏡検査を実施する際に様々な器具や薬剤が載置されるトップトレイ46と、プロセッサ32と光源ユニット34とをそれぞれ載置するための棚板48、50と、電子内視鏡30を吊るすためのハンガー52と、モニタ36を保持する支柱54とが設けられている。トップトレイ46は、カート44の上端に設けられており、薬剤がこぼれて汚れた際などに、洗浄や交換が容易に行えるよう、カート44に対して着脱自在に構成されている。支柱54は、略円柱状に構成されており、モニタ36の画面を任意の方向に向ける回転機構、及び画面の高さを調節する高さ調節機構を有している。
また、カート44には、さらにキーボード56が設けられている。キーボード56は、トップトレイ46に覆われるようにカート44内に収納される位置と、各キーを露呈させるようにカート44の前方に突出する位置との間でスライド自在に取り付けられている。キーボード56は、プロセッサ32に電気的に接続され、プロセッサ32に文字情報や操作指示や画像処理情報などを入力する際に用いられる。
内視鏡検査を実施する際には、図4に示すように、トップトレイ46に複数の処置具60が載置される。処置具60は、消毒・滅菌などが施された後、ポリエチレンなどを素材とする袋62に包装される。そして、処置具60は、袋62に包装された状態でトップトレイ46に載置され、使用する直前に袋62から取り出される。これにより、処置具60の汚染が防止される。なお、処置具60とは、例えば、生検鉗子、把持鉗子、クリップ鉗子、バスケット鉗子、穿刺針、スネア、散布チューブ、バルーンカテーテルなど、内視鏡的処置に用いられる周知の医療器具である。
処置具60は、図5に示すように、電子内視鏡30の操作部40に設けられた鉗子口70に挿通することによって使用される。鉗子口70に挿通された処置具60は、挿入部38内に形成された挿通チャンネルを通り、その種類に応じて様々な形状に成形された先端部60aを、挿入部38の先端面38aに形成された鉗子出口72から露呈させる。これにより、止血や病変部の切除などといった内視鏡的処置が実施される。なお、挿入部38の先端面38aには、鉗子出口72の他に、観察部位からの像光を取り込むための観察窓74と、光源ユニット34からの照明光を照射するための照明窓76とが設けられている。
また、図5に示すように、処置具60のハンドルには、RFIDタグ78が埋め込まれている。このRFIDタグ78には、生検鉗子や把持鉗子などといった処置具60の種別を示す種別情報84a(図6参照)が記憶されている。なお、種別情報84aは、例えば、製品名や型式番号など、間接的に処置具60の種別を特定できるものであってもよい。
図6に示すように、内視鏡検査装置10のカート44には、処置具60に設けられたRFIDタグ78から種別情報84aを読み取るためのタグリーダ80が設けられている。タグリーダ80は、トップトレイ46に近接して設けられており、処置具60がトップトレイ46に載置された際(図4参照)に、その処置具60のRFIDタグ78から種別情報84aを読み取る。
RFIDタグ78は、アンテナ81を介してタグリーダ80とデータの無線通信を行う無線通信回路82と、種別情報84aを記憶するメモリ83と、これらを制御する制御回路85とを備えている。RFIDタグ78の電源回路86は、アンテナ81が受信した電波から電磁誘導によって発電する。つまり、RFIDタグ78は、タグリーダ80から電力を受けて動作する、いわゆるパッシブ方式のタグである。なお、RFIDタグ78は、アクティブ方式のタグでも勿論よい。
ところで、前述のように、カート44のトップトレイ46には、複数の処置具60が載置される。このため、RFIDタグ78、及びタグリーダ80は、複数の無線タグが存在する場合にも同時にデータを処理することができる、いわゆるアンチ・コリジョン機能を有している。これにより、複数の処置具60がトップトレイ46に載置された場合にも、混信することなく各処置具60から個別に種別情報84aを読み取ることができる。
図7は、電子内視鏡30とプロセッサ32との電気的構成を概略的に示すブロック図である。電子内視鏡30には、観察窓74を介して入射した像光を撮像するCCD90と、電子内視鏡30の機種などを識別するためのスコープ識別情報94を記憶するROM92とが設けられている。スコープ識別情報94には、例えば、電子内視鏡30の機種名、型式番号、メーカ、製造年月日などが含まれる。スコープ識別情報94は、ユニバーサルコード42を介して電子内視鏡30とプロセッサ32とを接続した後、プロセッサ32に読み出される。なお、スコープ識別情報94に含まれる情報は、上記に限定されるものではない。
CCD90は、プロセッサ32に設けられた増幅器(以下、AMPと称す)100と、CCDドライバ101とに接続される。AMP100は、CCD90から出力された撮像信号を所定のゲインで増幅し、これを相関二重サンプリング/プログラマブルゲインアンプ(以下、CDS/PGAと称す)102に出力する。
CDS/PGA102は、AMP100から出力された撮像信号をCCD90の各セルの蓄積電荷量に正確に対応したR、G、Bの画像データとして出力し、この画像データを増幅してA/D変換器(以下、A/Dと称す)103に出力する。A/D103は、CDS/PGA102から出力されたアナログの画像データを、デジタルの画像データに変換する。画像処理部104は、A/D103でデジタル化された画像データに対して各種の画像処理を施し、モニタ36に内視鏡画像として出力する。
CCD90を駆動するCCDドライバ101は、タイミングジェネレータ(以下、TGと称す)105に接続されている。このTG105は、プロセッサ32の各部を統括的に制御するCPU106に接続されている。TG105は、CPU106の制御の下、タイミング信号(クロックパルス)をCCDドライバ101に入力する。CCDドライバ101は、入力されたタイミング信号を基に、CCD90の蓄積電荷の読み出しタイミングやCCD90の電子シャッタのシャッタ速度などを制御する。CPU106には、プロセッサ32を制御するための各種のプログラムなどを記憶したHDD107が接続されている。CPU106は、HDD107から所定のプログラムを読み出し、そのプログラムを逐次処理することにより、プロセッサ32の各部を制御する。
CPU106には、HDD107の他に、タグリーダ80、キーボード56、及び周知のポインティングデバイスであるマウス108、音声を出力するためのスピーカ109、プロセッサ32をLAN20に接続するためのLANインタフェース(以下、I/Fと称す)110などが接続されている。また、CPU106は、画像処理部104に接続されており、画像処理部104に種々の制御信号を入力する。これにより、内視鏡画像以外の種々の操作画面などがモニタ36に表示される。
HDD107には、アイコン情報データベース(以下、DBと称す)112、禁忌情報DB114などのDBが構築されている。アイコン情報DB112には、図8に示すように、電子内視鏡30の型式番号(スコープ型式番号)と、鉗子出口72から露呈した処置具60がCCD90の画角内に進入する向きを示すアイコン116とを関連付けたアイコン情報118が複数記憶されている。処置具60がCCD90の画角内に進入する向きは、鉗子出口72と観察窓74との位置関係、及びCCD90の配置などにより、電子内視鏡30の機種毎に異なる。処置具60を鉗子口70に挿通して内視鏡的処置を行う際、処置具60が想定外の方向から画角内に進入すると、挿入部38の向きを変えなければならないなど、術者の作業効率を低下させる要因になる。
こうした作業効率の低下を防止するため、プロセッサ32のCPU106は、電子内視鏡30のROM92から読み出したスコープ識別情報94に含まれる型式番号を基にアイコン情報DB112を検索し、対応するアイコン116を読み出してモニタ36に表示する。これにより、処置具60の画角内に進入する方向が術者に報知されるので、前述のような術者の作業効率の低下を防止することができる。
各アイコン116は、例えば、CCD90の画角を示す略円形の記号116aと、画角内に進入する処置具60を示す略長方形状の記号116bとを組み合わせたもので表される。すなわち、図8の1行目のアイコン116は、CCD90の画角の右下方向から処置具60が進入することを示している。また、図8の2行目のアイコン116は、CCD90の画角の左上方向から処置具60が進入することを示している。なお、各アイコン116の形状は、上記に限定されるものではない。
禁忌情報DB114には、図9に示すように、病歴又は体質を示す情報と、これらに対して使用を禁止する処置具60の種別とを関連付けた禁忌情報120aが複数記憶されている。例えば、心筋梗塞や脳卒中などにともなう血栓塞栓症の予防や治療のため抗凝固薬を使用している患者に対して穿刺針を使用すると、穿刺針の挿入部位からの出血がなかなか止められなくなり、大きな医療事故に繋がってしまう場合がある。このため、禁忌情報120aは、例えば、病歴又は体質を示す情報に「血栓塞栓症」や「抗凝固薬」を記録し、使用を禁止する処置具60の種別に「穿刺針」を記録し、これらを互いに関連付ける。これにより、例えば、患者情報に含まれる既往歴などを基に禁忌情報DB114を検索することで、その患者に対して使用してはならない処置具60を容易に導き出すことができる。
診療科6において内視鏡検査を実施する場合には、キーボード56やマウス108などを操作し、プロセッサ32から検査予約管理サーバ12にアクセスする。そして、検査予約管理サーバ12からスケジュール表を受信し、そのスケジュール表から所定の検査予約を選択する。これにより、選択した検査予約に対する内視鏡検査(以下、当該検査と称す)が開始される。
プロセッサ32のCPU106は、所定の検査予約の選択によって内視鏡検査の開始が指示されると、図10に示すように、情報管理サーバ16にアクセスし、選択された検査予約内にある検査予約情報24に含まれる患者ID24aを基に、情報管理サーバ16を検索する。そして、当該検査の検査対象となる患者(以下、対象患者と称す)の患者情報121aを情報管理サーバ16から読み出し、CPU106内に患者情報121bとして置く。患者情報121bを読み出したCPU106は、禁忌情報DB114にアクセスし、その患者情報121bを基に対象患者に該当する禁忌情報120aを検索する。
禁忌情報120aの検索は、例えば、患者情報から所定のキーワードを抽出し、そのキーワードと各禁忌情報120aに含まれる病歴又は体質を示す情報とを対比させることによって行われる。CPU106は、例えば、血栓塞栓症の予防や治療を行っていることが患者情報121bに記録されている場合、血栓塞栓症をキーワードとして抽出する。そして、前述のように対比を行い、病歴又は体質を示す情報に血栓塞栓症が記録された禁忌情報120aが見付かった場合、その禁忌情報120aを対象患者に該当するものと判断する。
CPU106は、検索によって対象患者に該当する禁忌情報120aを見付けた場合、その禁忌情報120aを禁忌情報DB114から読み出し、CPU106内に禁忌情報120bとして置く。禁忌情報120bを読み出したCPU106は、タグリーダ80に種別情報84aの読み取りを指示する。タグリーダ80は、CPU106から読み取りが指示されると、トップトレイ46に載置された各処置具60のRFIDタグ78と無線通信し、各RFIDタグ78から各処置具60の種別情報84aを読み取る。そして、タグリーダ80は、読み取った各種別情報84aをCPU106に入力する。
CPU106は、タグリーダ80から各種別情報84aを受け取ると、CPU106内に種別情報84bとして置く。CPU106は、対象患者に該当する禁忌情報120bと各種別情報84bとを基に、トップトレイ46に載置された各処置具60の使用が禁止されているか否かの判定を行う。使用が禁止されているか否かの判定は、各種別情報84bが示す各処置具60の種別が禁忌情報120bに含まれているか否かを確認することによって行われる。CPU106は、種別情報84bの示す種別が禁忌情報120bに含まれていない場合、その処置具60は使用が禁止されていないと判定する。一方、CPU106は、種別情報84bの示す種別が禁忌情報120bに含まれている場合、その処置具60は使用が禁止されていると判定する。
CPU106は、内視鏡検査の開始が指示されると、上述のように検査開始処理を行う。また、CPU106は、これとともに、図11(a)に示す内視鏡画像122をモニタ36に表示する。内視鏡画像122には、プロセッサ32に接続された電子内視鏡30に対応するアイコン116が重ねて表示される。CPU106は、前述のように、電子内視鏡30のROM92からスコープ識別情報94を読み出し、そのスコープ識別情報94に含まれる型式番号を基にアイコン情報DB112を検索することにより、対応するアイコン116を内視鏡画像122に重ねて表示する。なお、図11では、挿入部38を体腔内に挿入した状態の内視鏡画像122を示している。
CPU106は、上述のように検査開始処理を行った結果、使用が禁止されている処置具60があると判定すると、図11(b)に示すように、警告ウィンドウ124を内視鏡画像122に重ねて表示し、使用が禁止されている処置具60があることを術者に報知する。警告ウィンドウ124には、警告ウィンドウ124を確認したことを指示するためのOKボタン126が設けられている。CPU106は、OKボタン126がクリックされたことに応じて、警告ウィンドウ124を非表示にする。
次に、図12に示すフローチャートを参照しながら、上記構成による内視鏡検査システム2の作用について説明する。検査スタッフは、内視鏡検査を実施する際、先ず洗浄・消毒などが施された清潔な電子内視鏡30の接続、内視鏡検査装置10の動作確認、及び処置具60や薬剤など検査に必要な資器材の用意などといった検査準備を行う。用意された処置具60や薬剤などは、カート44のトップトレイ46上に載置される。
検査準備を行なった検査スタッフは、検査予約管理サーバ12からスケジュール表を受信し、そのスケジュール表から所定の検査予約を選択して当該検査の開始を指示する。次に、術者が当該検査を開始する。プロセッサ32のCPU106は、当該検査の開始が指示されると、プロセッサ32に接続された電子内視鏡30に対応するアイコン116を含む内視鏡画像122(図11(a)参照)をモニタ36に表示する。この時点では、電子内視鏡30は患者の体腔内には挿入されていない。このため、モニタ36に表示される内視鏡画像122は、患者の生体内画像ではなく、内視鏡検査室4の画像である。次に、術者は、電子内視鏡30を患者の体腔内に挿入する。術者は、モニタ36を見ることにより、電子内視鏡30で撮影された内視鏡画像122を確認するとともに、処置具60が画角内に進入する方向を確認する。これにより、処置具60が想定外の方向から画角内に進入することにともなう術者の作業効率の低下が防止される。
また、CPU106は、内視鏡画像122の表示を行なうとともに、前述のように、情報管理サーバ16から患者情報121aを読み出し、CPU106内に患者情報121bとして置く。CPU106は、患者情報121bを読み出すと、禁忌情報DB114にアクセスし、患者情報121bを基に対象患者に該当する禁忌情報120aを検索する。CPU106は、対象患者に該当する禁忌情報120aを見付けると、その禁忌情報120aを禁忌情報DB114から読み出し、CPU106内に禁忌情報120bとして置く。そして、CPU106は、禁忌情報120bを読み出すと、タグリーダ80に種別情報84aの読み取りを指示し、トップトレイ46に載置された各処置具60の種別情報84aを取得する。
CPU106は、種別情報84bを取得すると、禁忌情報120bと各種別情報84bとを基に、トップトレイ46に載置された各処置具60の使用が禁止されているか否かを判定する。CPU106は、使用が禁止されている処置具60があると判定すると、内視鏡画像122上に警告ウィンドウ124(図11(b)参照)を表示するとともに、スピーカ109から警告音を出力し、使用が禁止されている処置具60があることを検査スタッフ又は術者に報知する。
このように、使用が禁止されている処置具60があることを報知することにより、対象患者に対して使用してはならない処置具60を使用してしまうことによる医療事故を未然に防ぐことができる。また、図11(b)に示すように、内視鏡画像122に重ねて警告ウィンドウ124を表示することにより、警告ウィンドウ124の表示に気付かずに検査を続けてしまうことを防止し、医療事故をより確実に防止することができる。さらに、CPU106が判定を行い、その結果を報知するので、術者などに手間を掛けさせる心配もない。
検査スタッフ又は術者は、警告ウィンドウ124やスピーカ109からの警告音によって使用が禁止されている処置具60があること確認すると、警告ウィンドウ124の表示を基に、その処置具60をトップトレイ46上から取り除く。そして、この後、マウス108を操作し、警告ウィンドウ124に設けられたOKボタン126をクリックする。CPU106は、OKボタン126のクリックに応じて、再びタグリーダ80による種別情報84aの読み取りと、トップトレイ46に載置された各処置具60の使用が禁止されているか否かの判定とを行い、使用が禁止されている処置具60がトップトレイ46上から取り除かれたか否かを確認する。
CPU106は、使用が禁止されている処置具60がまだあり、OKボタン126がクリックされた後にも取り除かれていないと判定すると、引き続き検査スタッフ又は術者に対する報知を行なう。一方、CPU106は、使用が禁止されている処置具60がなく、トップトレイ46から適切に取り除かれていると判定すると、警告ウィンドウ124を非表示にするとともに、スピーカ109からの警告音を停止し、術者に対する報知を終了する。
ところで、処置具60や薬剤などの資器材は、検査準備の段階で全てが適切に揃えられているとは限らず、検査中に追加されることもある。このため、CPU106は、使用が禁止されている処置具60がトップトレイ46から適切に取り除かれていると判定した後、内部のタイマーなどによって所定時間経過したか否かを確認し、当該検査が終了されるまで、タグリーダ80による種別情報84aの読み取りと、トップトレイ46に載置された各処置具60の使用が禁止されているか否かの判定とを定期的に繰り返す。これにより、検査中に追加された処置具60に使用が禁止されているものが含まれる場合にも、使用が禁止されている処置具60の使用にともなう医療事故を未然に防ぐことができる。
また、対象患者に該当する禁忌情報120bが読み出されている場合、検査準備の段階で用意された各処置具60の中に使用が禁止されているものがなかったとしても、検査中に追加された各処置具60の中に使用が禁止されているものが存在する可能性がある。このため、CPU106は、禁忌情報120bの読み出しと、種別情報84bの読み取りとを行なった後、使用が禁止されている処置具60がないと判定すると、所定時間経過したか否かの確認を開始し、当該検査が終了されるまで、タグリーダ80による種別情報84aの読み取りと、トップトレイ46に載置された各処置具60の使用が禁止されているか否かの判定とを定期的に繰り返す。
一方、対象患者に該当する禁忌情報120bがない場合には、使用が禁止されている処置具60が存在する可能性もない。このため、CPU106は、対象患者に該当する禁忌情報120bがないと判定すると、種別情報84aの読み取りなどを行なうことなく、当該検査が終了されるまで、内視鏡画像122のみが表示された状態(図11(a)参照)を継続させる。
なお、上記実施形態では、検査開始処理の際、患者情報121bを基に禁忌情報DB114を検索し、対象患者に該当する禁忌情報120bを読み出すようにしたが、これとは反対に、タグリーダ80を介して読み取った各種別情報84bを基に禁忌情報DB114を検索し、対象患者に該当する禁忌情報120bを読み出すようにしてもよい。
また、上記実施形態では、内視鏡画像122に重ねてアイコン116を表示するようにしたが、アイコン116は、内視鏡画像122に重ねなくてもよい。但し、内視鏡画像122にアイコン116を重ねれば、術者の視線移動を最小限に抑えることができるので、処置具60の画角内に進入する方向を術者に報知して作業効率の低下を防止するという効果をより高めることができる。また、内視鏡画像122上におけるアイコン116の位置は、任意の位置でよいが、四隅など内視鏡画像122の観察の邪魔にならない位置に配置することが好ましい。さらに、上記実施形態では、アイコン116によって処置具60の画角内に進入する方向を報知するようにしたが、進入方向の報知は、これに限ることなく、例えば、文字や音声などによるものでもよい。
なお、上記実施形態では、内視鏡画像122に重ねて警告ウィンドウ124を表示するようにしたが、警告ウィンドウ124は、内視鏡画像122に重ねなくてもよい。但し、前述のように、内視鏡画像122に重ねて警告ウィンドウ124を表示することにより、術者が警告ウィンドウ124の表示に気付かずに検査を続けてしまうことを防止することができるので、重ねて表示した方が好ましい。
また、上記実施形態では、警告ウィンドウ124とスピーカ109からの警告音とによって術者への警告を行なうようにしたが、術者への警告は、これに限ることなく、例えば、警告灯を点灯させるものなどでもよい。
なお、上記実施形態では、RFIDタグ78を処置具60に埋め込むようにしたが、RFIDタグ78は、これに限ることなく、例えば、処置具60に貼り付けてもよいし、支持板などを介して処置具60に取り付けてもよい。また、上記実施形態では、処置具60のハンドルにRFIDタグ78を取り付けたが、RFIDタグ78の取り付け位置は、これに限ることなく、処置具60の任意の位置でよい。さらに、RFIDタグ78は、処置具60に設けることなく、例えば、処置具60を包装する袋62などに設けてもよい。また、処置具60を包装する包装体は、袋62に限ることなく、例えば、箱状のものや、シート状のものなどでもよい。
また、上記実施形態では、タグリーダ80をカート44に取り付けたが、タグリーダ80の取り付け位置は、これに限ることなく、例えば、トップトレイ46自体に取り付けるなど、RFIDタグ78との無線通信を行なうことができる任意の位置でよい。さらに、上記実施形態では、RFIDタグ78を種別情報記憶手段として示したが、種別情報記憶手段は、これに限ることなく、例えば、バーコードなどでもよい。
また、上記実施形態では、処置具60をセットするためのセット部として、カート44のトップトレイ46を示したが、セット部は、これに限ることなく、例えば、専用のトレイや台、及び処置具60を吊り下げるフックやハンガーなど、処置具60を予め用意できるものであれば、いかなるものでもよい。
なお、上記実施形態では、電子内視鏡30を内視鏡として示したが、内視鏡は、これに限ることなく、例えば、超音波内視鏡や蛍光内視鏡や光学的干渉断層計(OCT)内視鏡などでもよい。また、上記実施形態では、CCD90を撮像素子として示したが、撮像素子は、これに限ることなく、例えば、CMOSイメージセンサなどでもよい。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、上記実施形態と機能・構成上同一のものについては、同符号を付し、詳細な説明を省略する。図13に示すように、本実施形態のプロセッサ130は、HDD131に処置具情報DB132を有している。処置具情報DB132は、内視鏡検査で必要となる処置具60を検査内容毎にまとめたものである。処置具情報DB132には、例えば、図14に示すように、検査内容の名称と、それに必要となる各処置具60の種別とを関連付けた処置具情報133が複数記憶されている。これにより、所定の内視鏡検査を実施する際に、検査内容を基に処置具情報DB132を検索し、検査内容に応じた処置具情報133を読み出すことで、当該検査において必要となる各処置具60を容易に導き出すことができる。
図15は、所定の検査予約を選択して内視鏡検査の開始を指示した後にモニタ36に表示される検査前確認画面134の一例を示す説明図である。検査前確認画面134には、対象患者の患者情報を表示する患者情報表示部135と、当該検査に関する検査情報を表示する検査情報表示部136と、プロセッサ130に接続された電子内視鏡30に関する情報を表示するスコープ情報表示部137と、当該検査において必要となる処置具60を表示する処置具情報表示部138と、当該検査を開始させるための検査開始ボタン139とが設けられている。
患者情報表示部135には、例えば、対象患者の患者名、患者ID、性別、生年月日などの患者情報が表示される。プロセッサ130のCPU140は、スケジュール表から所定の検査予約が選択されると、その検査予約の検査予約情報24に含まれる患者IDを基に情報管理サーバ16を検索し、対象患者の患者情報を読み出す。そして、CPU140は、読み出した患者情報を基に、検査前確認画面134の患者情報表示部135を構成する。
検査情報表示部136には、例えば、当該検査の検査内容、検査ID、検査実施日などの検査情報が表示される。プロセッサ130のCPU140は、スケジュール表から所定の検査予約が選択されると、その検査予約の検査予約情報24に含まれる検査内容を検査情報表示部136に表示する。また、CPU140は、各内視鏡検査に割り当てられる固有の番号を検査IDとして表示するとともに、検査予約が選択された現在の日付を検査実施日として表示することにより、検査前確認画面134の検査情報表示部136を構成する。
スコープ情報表示部137には、例えば、プロセッサ130に接続された電子内視鏡30の型式番号、メーカ、製造年月日、及び処置具60がCCD90の画角内に進入する向きなどがスコープ情報として表示される。プロセッサ130のCPU140は、スケジュール表から所定の検査予約が選択されると、電子内視鏡30のROM92からスコープ識別情報94を読み出す。そして、読み出したスコープ識別情報94を基に、型式番号、メーカ、製造年月日をスコープ情報表示部137に表示する。また、CPU140は、スコープ識別情報94に含まれる型式番号を基にアイコンDB112を検索し、対応するアイコン116を読み出す。そして、読み出したアイコン116をスコープ情報表示部137に表示することにより、検査前確認画面134のスコープ情報表示部137を構成する。これにより、処置具60の画角内に進入する方向が術者に報知され、術者の作業効率の低下が防止される。
処置具情報表示部138には、当該検査において必要となる処置具60の種別、及びその準備状況がリスト形式で一覧表示される。プロセッサ130のCPU140は、スケジュール表から所定の検査予約が選択されると、その検査予約の検査予約情報24に含まれる検査内容を基に処置具情報DB132を検索し、該当する処置具情報133を読み出すことにより、当該検査において必要となる処置具60の種別を確認する。そして、処置具情報133に基づいて、必要となる各処置具60の種別を処置具情報表示部138に表示する。
また、CPU140は、所定の検査予約が選択されたことに応じて、カート44のトップトレイ46上に載置された各処置具60の種別情報84aをタグリーダ80に読み取らせる。CPU140は、タグリーダ80に種別情報84aを読み取らせ、CPU106内に種別情報84bとして置くと、その種別情報84bを基に、必要となる各処置具60がトップトレイ46上に用意されているか否かを判定する。CPU140は、対応する種別情報84bが読み取られ、処置具60が用意されていると判定すると、その処置具60の準備状況の欄に「○」の記号を表示する。一方、CPU140は、対応する種別情報84aが読み取られず、処置具60が用意されていないと判定すると、その処置具60の準備状況の欄に「×」の記号を表示する。
このように、CPU140は、当該検査に必要となる各処置具60の種別と、その準備状況とを確認することにより、処置具情報表示部138を構成する。これにより、処置具情報表示部138を参照することで、当該検査に必要となる各処置具60を適切に用意することが可能になる。また、CPU140は、検査前確認画面134が表示されている間、タグリーダ80による種別情報84aの読み取りと、各処置具60がトップトレイ46上に用意されているか否かの判定とを定期的に繰り返すことにより、各処置具60の準備状況を更新する。
処置具情報表示部138を参照して必要な各処置具60を用意した検査スタッフは、マウス108を操作し、検査開始ボタン139をクリックする。CPU140は、検査開始ボタン139がクリックされると、必要となる各処置具60がトップトレイ46上に用意されているか否かを判定する。CPU140は、必要な各処置具60が全て揃っていないと判定すると、図16に示すように、警告ウィンドウ142を検査前確認画面134上に表示し、検査に必要な処置具60が用意されていないことを術者に報知する。
警告ウィンドウ142には、警告ウィンドウ142を確認したことを指示するためのOKボタン143が設けられている。検査スタッフは、警告ウィンドウ142を確認すると、マウス108を操作してOKボタン143をクリックする。CPU140は、OKボタン143がクリックされたことに応じて警告ウィンドウ142を非表示にし、検査前確認画面134の表示状態を継続させる。このように、警告ウィンドウ142を表示して必要な処置具60が用意されていないことを報知することにより、必要な処置具60が用意されないまま内視鏡検査が開始されてしまうことが確実に防止されるので、当該検査に係わる準備を検査前に適切に行なうことができる。
一方、CPU140は、必要となる各処置具60が全て用意されていると判定すると、続いて、当該検査に必要のない処置具60がトップトレイ46上に用意されているか否かの判定を行なう。この判定は、タグリーダ80を介して読み取られた各種別情報84の中に、処置具情報133から確認された各処置具60にないものが含まれているか否かを確認することによって行なわれる。CPU140は、必要のない処置具60が用意されていると判定すると、図17に示すように、警告ウィンドウ144を検査前確認画面134上に表示し、検査に不必要な処置具60が用意されていることを術者に報知する。なお、警告ウィンドウ144には、警告ウィンドウ144を確認したことを指示するためのOKボタン145が設けられている。
例えば、上部消化管の内視鏡検査を実施する際に、下部消化管用の処置具60が使用されてしまうと、医療事故につながることが懸念される。従って、上述のように不必要な処置具60が用意されていることを報知することにより、検査内容に対して適正ではない処置具60の使用にともなう医療事故などを確実に防止することができる。
一方、CPU140は、必要のない処置具60は用意されていないと判定すると、検査前確認画面134を非表示にし、図11(a)に示す内視鏡画像122をモニタ36に表示する。この時点では、電子内視鏡30は患者の体腔内には挿入されていない。このため、モニタ36に表示される内視鏡画像122は、患者の生体内画像ではなく、内視鏡検査室4の画像である。これにより、検査スタッフによる検査準備が終了し、術者によって当該検査が実施される。
次に、図18に示すフローチャートを参照しながら、上記第2の実施形態の作用について説明する。内視鏡検査を行なう術者は、検査準備を行なった後、検査予約管理サーバ12からスケジュール表を受信し、そのスケジュール表から所定の検査予約を選択して当該検査の開始を指示する。プロセッサ130のCPU140は、当該検査の開始が指示されると、各表示部135〜138を構成して当該検査に対する検査前確認画面134(図15参照)を作成し、作成した検査前確認画面134をモニタ36に表示する。
検査スタッフ及び術者は、モニタ36に表示された検査前確認画面134を参照することにより、患者情報などを確認するとともに、処置具情報表示部138を介して当該検査に必要となる各処置具60を確認する。CPU140は、検査前確認画面134を表示した後、内部のタイマーなどによって所定時間経過したか否かを確認し、検査開始ボタン139がクリックされるまで、タグリーダ80による種別情報84aの読み取りと、各処置具60がトップトレイ46上に用意されているか否かの判定と、判定結果に基づく各処置具60の準備状況の更新とを定期的に繰り返す。これにより、処置具情報表示部138を参照することで、当該検査に必要となる各処置具60を適切に用意することができる。
検査スタッフ又は術者は、検査前確認画面134を介して各情報の確認、及び当該検査に必要な各処置具60の用意などを行なった後、マウス108を操作し、検査開始ボタン139をクリックする。検査開始ボタン139をクリックすると、必要となる各処置具60がトップトレイ46上に用意されているか否かの判定が、CPU140によって行なわれる。
必要な各処置具60が全て揃っていないと判定されると、警告ウィンドウ142(図16参照)が検査前確認画面134上に表示され、検査に必要な処置具60が用意されていないことが検査スタッフ又は術者に報知される。検査スタッフ又は術者は、警告ウィンドウ142を確認すると、マウス108を操作してOKボタン143をクリックし、警告ウィンドウ142を非表示にする。そして、処置具情報表示部138を参照し、不足している処置具60を用意する。これにより、必要な処置具60が用意されないまま内視鏡検査が開始されてしまうことを確実に防止することができる。
一方、必要となる各処置具60が全て用意されていると判定されると、続いて、当該検査に必要のない処置具60がトップトレイ46上に用意されているか否かの判定が、CPU140によって行なわれる。ここで、必要のない処置具60が用意されていると判定されると、警告ウィンドウ144(図17参照)が検査前確認画面134上に表示され、検査に不必要な処置具60が用意されていることが検査スタッフ又は術者に報知される。検査スタッフ又は術者は、警告ウィンドウ144を確認すると、マウス108を操作してOKボタン145をクリックし、警告ウィンドウ146を非表示にする。そして、処置具情報表示部138を介して当該検査に必要のない処置具60を確認し、その処置具60をトップトレイ46上から除去する。これにより、検査内容に対して適正ではない処置具60の使用にともなう医療事故などが確実に防止される。また、CPU140が判定を行い、その結果を報知するので、検査スタッフ及び術者などに手間を掛けさせる心配もない。
検査開始ボタン139をクリックした後、必要となる各処置具60が適切に用意されていると判定され、かつ必要のない処置具60が用意されていないと判定されると、検査前確認画面134が非表示になる。そして、内視鏡画像122(図11(a)参照)がモニタ36に表示され、術者によって当該検査が実施される。
なお、上記実施形態では、当該検査に必要となる各処置具60がトップトレイ46上に用意されているか否かの判定と、当該検査に必要のない処置具60がトップトレイ46上に用意されているか否かの判定とを行なっているが、これに限ることなく、どちらか一方のみを行なうようにしてもよい。また、各判定処理を行う順番やタイミングなどは、上記に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、検査開始ボタン139がクリックされた後に、当該検査に必要のない処置具60がトップトレイ46上に用意されているか否かの判定を行なうようにしているが、これに限ることなく、検査前確認画面134がモニタ36に表示されている状態で定期的に前記判定を行い、必要のない処置具60がトップトレイ46に載置された時点で術者に報知が行われるようにしてもよい。
さらには、上記第1の実施形態と上記第2の実施形態とを組み合わせるようにしてもよい。例えば、上記第2の実施形態で内視鏡画像122が表示された後に、上記第1の実施形態で示すように、トップトレイ46に載置された各処置具60の使用が禁止されているか否かの判定を行なう。これにより、当該検査に必要な各処置具60を適切に用意することができるとともに、対象患者に対して適正ではない処置具60の使用、及び検査内容に対して適正ではない処置具60の使用にともなう医療事故を確実に防止することができる。また、上記第1の実施形態と上記第2の実施形態との組み合わせ方は、これに限ることなく、例えば、検査前確認画面134が表示されている際に、トップトレイ46に載置された各処置具60の使用が禁止されているか否かの判定を行なうようにしてもよい。
なお、上記各実施形態では、アイコン情報DB112、禁忌情報DB114、処置具情報DB132をHDD107に構築したが、各DB112、114、132は、これに限ることなく、例えば、電源が遮断されても記憶を保持する半導体メモリで構成された記憶装置でもよい。また、CDやDVDなどの記録メディア類やコンパクトフラッシュ(登録商標)やSDカードなどのメモリーカード類に記憶させ読み出してもよい。さらに、LAN20に接続されるサーバなどに構築してもよい。また、上記各実施形態では、禁忌情報120aや処置具情報133、及び患者情報などの各情報の読み出しをCPU106、140に行なわせるようにしているが、これに限ることなく、各情報の読み出しを術者などに行なわせるようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態では、AMP100とCDS/PGA102及びA/D103をプロセッサ装置32、130に含ませたが、電子内視鏡30に含ませてもよい。また、AMP100とCDS/PGA102及びA/D103を別途アダプターとして電子内視鏡30やプロセッサ装置32、130の外部に持たせてもよい。加えて、AMP100とCDS/PGA102及びA/D103を分離して複数の装置に含ませてもよく、例えばAMP100とCDS/PGA102とを電子内視鏡30に含ませ、A/D103をプロセッサ装置32、130に含ませてもよい。また、AMP100を電子内視鏡30に含ませ、CDS/PGA102とA/D103とをプロセッサ装置32,130に含ませてもよい。
さらに、上記各実施形態では、CPU106及び140が禁忌情報DB114内の禁忌情報120aを読み出し、CPU106及び140に置いた禁忌情報120bに基づいて制御することを示したが、読み出した禁忌情報120bの代わりに禁忌情報DB114内の禁忌情報120aを用いてもよい。
さらに、上記第2の実施形態では、CPU140が処置具情報DB132内の処置具情報133を読み出して制御することを示したが、これに限ることなく、処置具情報DB132内の処置具情報133aを用いてもよい。
また、上記各実施形態では、情報管理サーバ16にアクセスして患者情報を取得するようにしたが、これに限ることなく、例えば、キーボード56などを介して術者などに患者情報を入力させるようにしてもよい。同様に、上記各実施形態では、検査予約管理サーバ12にアクセスし、患者IDや検査内容などを含む検査予約情報24を読み出すことにより、これらの情報を取得するようにしているが、これに限ることなく、これらの情報を術者などに入力させるようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態では、1つの医療施設に構築される内視鏡検査システム2に本発明を適用した例を示したが、本発明は、これに限ることなく、例えば、複数台の内視鏡検査装置10を有する地域の中核病院と他の病院や診療所をインターネットで接続し、他の病院や診療所から中核病院に検査予約を申し込めるようにするといったように、複数の医療施設をネットワーク接続することにより構築されるシステムに適用してもよい。また、上記各実施形態では、内視鏡検査装置10を検査支援装置として示したが、検査支援装置は、これに限ることなく、内視鏡検査装置10とは別の装置として構成してもよい。
なお、上記各実施形態では、内視鏡検査システム2に本発明を適用し、電子内視鏡30の鉗子口70に挿通される処置具60の適否を判定する例を示したが、本発明は、これに限ることなく、例えば、歯科口腔検査に用いられる探針、ピンセット、デンタルミラー、エキスカベータ、エキスプローラなどのように、他の検査で用いられる処置具の適否を判定する際に適用してもよい。また、本発明は、例えば、メス、クーパー、ペアン、コッヘル、手術針などといった手術用の処置具の適否を判定する際に適用してもよい。さらには、薬剤を収容する容器にRFIDタグ78を設け、薬剤の適否を判定する際に本発明を適用してもよい。
内視鏡検査システムの構成を概略的に示す説明図である。 内視鏡検査の検査予約の手順の一例を示す説明図である。 内視鏡検査装置の構成を概略的に示す正面図である。 トップトレイに処置具が載置された状態を示す斜視図である。 処置具の使用状態を示す説明図である。 RFIDタグの構成を概略的に示す説明図である。 電子内視鏡とプロセッサとの電気的構成を概略的に示すブロック図である。 アイコン情報DBの構成の一例を示す説明図である。 禁忌情報DBの構成の一例を示す説明図である。 検査開始処理の手順を概略的に示す説明図である。 内視鏡画像の表示例を示す説明図である。 使用が禁止されている処置具があるか否かの判定を行なう処理の手順を概略的に示すフローチャートである。 処置具情報DBを設けた例を示すブロック図である。 処置具情報DBの構成の一例を示す説明図である。 検査前確認画面の一例を示す説明図である。 検査に必要な処置具が用意されていないことを報知する警告ウィンドウを検査前確認画面上に表示した例を示す説明図である。 検査に不必要な処置具が用意されていることを報知する警告ウィンドウを検査前確認画面上に表示した例を示す説明図である。 必要な処置具が用意されているか否かの判定と必要のない処置具が用意されているか否かの判定とを行なう処理の手順を概略的に示すフローチャートである。
符号の説明
2 内視鏡検査システム
10 内視鏡検査装置(検査支援装置)
16 情報管理サーバ(患者情報記憶手段)
30 電子内視鏡(内視鏡)
36 モニタ(報知手段、処置具進入方向報知手段)
44 カート
46 トップトレイ(セット部)
60 処置具
62 袋(包装体)
78 RFIDタグ(種別情報記憶手段)
80 タグリーダ(読取手段)
90 CCD(撮像素子)
92 ROM(識別情報記憶手段)
94 スコープ識別情報
106、140 CPU(判定手段、準備状況確認手段、処置具リスト作成手段)
109 スピーカ(報知手段)
114 禁忌情報DB(禁忌情報記憶手段)
116 アイコン
132 処置具情報ファイル(処置具情報記憶手段)
133 処置具情報
138 処置具情報表示部(処置具リスト表示手段)

Claims (12)

  1. 検査に使用される処置具をセットするためのセット部と、
    前記セット部にセットされた前記処置具の種別情報を種別情報記憶手段から読み取る読取手段と、
    前記読取手段が読み取った前記種別情報を基に、前記セット部にセットされた前記処置具が適正か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果を報知する報知手段とを備えたことを特徴とする検査システム。
  2. 病歴又は体質を示す情報と、これらに対して使用を禁止する前記処置具の種別とを関連付けた禁忌情報を記憶する禁忌情報記憶手段を備え、
    前記判定手段は、検査対象となる患者の禁忌情報と前記種別情報とを基に、前記セット部にセットされた前記処置具の使用が禁止されているか否かの判定を行い、禁止されている場合に、その処置具を検査対象となる患者に対して適正ではないと判定することを特徴とする請求項1記載の検査システム。
  3. 患者の個人情報を表す患者情報を記憶する患者情報記憶手段を備え、
    前記判定手段は、検査対象となる患者の患者情報を前記患者情報記憶手段から読み出し、その患者情報を基に検査対象となる患者に該当する前記禁忌情報を前記禁忌情報記憶手段から読み出すことを特徴とする請求項2記載の検査システム。
  4. 検査内容と、検査に必要となる前記処置具の種別とを関連付けた処置具情報を記憶する処置具情報記憶手段を備え、
    前記判定手段は、予め入力された検査内容に対応する前記処置具情報を前記処置具情報記憶手段から読み出すとともに、前記種別情報の示す種別が前記処置具情報に含まれているか否かを確認し、含まれていない場合に、前記セット部にセットされた前記処置具を検査内容に対して適正ではないと判定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の検査システム。
  5. 前記処置具情報と前記種別情報とを基に、検査に必要な前記処置具が前記セット部に用意されているか否かを判定することにより、前記各処置具の準備状況を確認する準備状況確認手段と、
    前記処置具情報と前記準備状況確認手段の確認結果とを基に、検査に必要となる各処置具の種別と、その準備状況とを示す処置具リストを作成する処置具リスト作成手段と、
    前記処置具リスト作成手段が作成した前記処置具リストを表示する処置具リスト表示手段とを設けたことを特徴とする請求項4記載の検査システム。
  6. 前記セット部は、システムを構成する各種装置が一体的に乗せられたカートのトレイであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の検査システム。
  7. 前記種別情報記憶手段は、RFIDタグであり、前記読取手段は、前記RFIDタグと無線通信するタグリーダであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の検査システム。
  8. 前記種別情報記憶手段は、前記処置具又は前記処置具を包装する包装体に設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の検査システム。
  9. 前記検査は、前記処置具が挿通される挿通チャンネルが設けられた内視鏡を用いる内視鏡検査であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の検査システム。
  10. 前記内視鏡は、患者の体腔内に挿入される挿入部と、この挿入部の先端に設けられた観察窓を介して入射した像光を撮像する撮像素子とを有し、
    前記内視鏡の機種を識別するための識別情報を基に前記内視鏡の機種を識別し、その機種に応じて、前記撮像素子の画角内に前記処置具が進入する向きを報知する処置具進入方向報知手段を設けたことを特徴とする請求項9記載の検査システム。
  11. 処置具を用いる検査を支援する検査支援装置において、
    検査に使用される前記処置具をセットするためのセット部と、
    前記セット部にセットされた前記処置具の種別情報を種別情報記憶手段から読み取る読取手段と、
    前記読取手段が読み取った前記種別情報を基に、前記セット部にセットされた前記処置具が適正か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果を報知する報知手段とを備えたことを特徴とする検査支援装置。
  12. 処置具を用いて検査を行なう検査方法において、
    検査に使用される前記処置具をセットするためのセット部にセットされた前記処置具の種別情報を読取手段で種別情報記憶手段から読み取るステップと、
    読み取った前記種別情報を基に、前記セット部にセットされた前記処置具が適正か否かを判定手段で判定するステップと、
    その判定結果を報知手段で報知するステップとを有することを特徴とする検査方法。
JP2008050092A 2008-02-29 2008-02-29 検査システム及び検査支援装置並びに検査方法 Pending JP2009201936A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008050092A JP2009201936A (ja) 2008-02-29 2008-02-29 検査システム及び検査支援装置並びに検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008050092A JP2009201936A (ja) 2008-02-29 2008-02-29 検査システム及び検査支援装置並びに検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009201936A true JP2009201936A (ja) 2009-09-10

Family

ID=41144774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008050092A Pending JP2009201936A (ja) 2008-02-29 2008-02-29 検査システム及び検査支援装置並びに検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009201936A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015073610A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 株式会社アドテックス 回診支援端末、回診台車および回診支援サーバ
JP2016007276A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 オリンパス株式会社 送気装置及び送気システム
WO2017064996A1 (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 オリンパス株式会社 内視鏡装置
WO2017090453A1 (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 富士フイルム株式会社 放射線照射装置
JP2017099509A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 オリンパス株式会社 内視鏡業務支援システム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015073610A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 株式会社アドテックス 回診支援端末、回診台車および回診支援サーバ
JP2016007276A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 オリンパス株式会社 送気装置及び送気システム
WO2017064996A1 (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 オリンパス株式会社 内視鏡装置
JP6129458B1 (ja) * 2015-10-16 2017-05-17 オリンパス株式会社 内視鏡プロセッサ
CN107105994A (zh) * 2015-10-16 2017-08-29 奥林巴斯株式会社 内窥镜装置
WO2017090453A1 (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 富士フイルム株式会社 放射線照射装置
US10258300B2 (en) 2015-11-26 2019-04-16 Fujifilm Corporation Radiation irradiation device
JP2017099509A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 オリンパス株式会社 内視鏡業務支援システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230041488A1 (en) Method and system for surgical instrumentation setup and user preferences
JP3791894B2 (ja) 内視鏡画像ファイリングシステム
JP5459423B2 (ja) 診断システム
JP7420876B2 (ja) 内視鏡関連業務システム
JP6284439B2 (ja) 医療情報処理システム
JP2008117382A (ja) 医療業務支援システム
JP2009195623A (ja) 内視鏡検査システム及び検査支援装置並びに内視鏡検査方法
JP2012203572A (ja) 医療用診療装置
JP2009201936A (ja) 検査システム及び検査支援装置並びに検査方法
JP4409206B2 (ja) 医療具管理支援システム、および医療具管理支援プログラム
JP5593008B1 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP5018112B2 (ja) 診断支援システム
JP2007140762A (ja) 診断システム
JP4802883B2 (ja) 医用画像システム
JP2019197271A (ja) 医療情報処理システム
JP2015066169A (ja) 画像表示制御装置およびその作動方法並びに画像表示制御プログラム
JP2012038349A (ja) 診断支援システム
JP2008009841A (ja) 医療情報管理システム
JP6548498B2 (ja) 検査業務支援システム
JP6785557B2 (ja) 内視鏡レポート作成支援システム
JP6545871B2 (ja) 端末装置、端末装置の制御方法および端末装置の制御プログラム
JP7112259B2 (ja) 医療器具に対する作業支援装置および作業支援システム
CN110709937B (zh) 医疗信息处理系统和医疗信息通知方法
JP5170287B2 (ja) 医用画像システム
JP2012147890A (ja) 医用情報管理システム