JP2009201864A - リント除去装置 - Google Patents

リント除去装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009201864A
JP2009201864A JP2008049166A JP2008049166A JP2009201864A JP 2009201864 A JP2009201864 A JP 2009201864A JP 2008049166 A JP2008049166 A JP 2008049166A JP 2008049166 A JP2008049166 A JP 2008049166A JP 2009201864 A JP2009201864 A JP 2009201864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter surface
lint
air
damper
inflow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008049166A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5139842B2 (ja
Inventor
Katsuhiro Nishikura
克弘 西蔵
Yoshinori Hirozawa
吉則 廣澤
Masahiro Ogawara
正弘 小河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inamoto Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Inamoto Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inamoto Manufacturing Co Ltd filed Critical Inamoto Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2008049166A priority Critical patent/JP5139842B2/ja
Publication of JP2009201864A publication Critical patent/JP2009201864A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5139842B2 publication Critical patent/JP5139842B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

【課題】洗濯物乾燥機などに設けられるリント除去装置に関し、簡単な構造で、フィルター面に捕捉されたリントを除去することができ、剥離したリントのフィルター面への再付着を防止することも容易に可能な上記装置を得る。
【解決手段】フィルター面16の流入側と背面とに配置されて開閉される2つのダンパ13、20と、フィルター面16の上辺部に向いた空気導入口46を備えている。フィルター面16にリントが堆積した状態でブロワ5を停止し、ダンパ13、20を閉じ、空気導出口46を開いた状態でブロワ5を再度運転すると、空気流は流入ダンパ13とフィルター面の前面の上流端に形成されたスリットからフィルター面16に沿って流れ、リントは層状に絡みついたままの状態でフィルター面から剥離されて、空気流路8内を落下する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、洗濯物乾燥機の乾燥空気の排出流路などに設けられるリントの除去装置に関するもので、流路を流れる空気中のリントをフィルターで除去する装置に関し、特に、フィルター面に堆積したリントをフィルター面から除去する手段に特徴がある上記装置に関するものである。
洗濯物を乾燥機に投入して通風乾燥する際には、洗濯物から発生したリント(繊維屑。風綿とも言う。)が乾燥空気に混入する。一般的な乾燥機では、乾燥空気からリントを取り除くために、乾燥空気の排気流路にフィルターが設けられている。このフィルターの濾過面(排気が流入する側の面。本願書類で「フィルター面」という。)にリントが堆積した状態のままで乾燥機を運転すると、排気抵抗が増加して風量が減少し、乾燥効率が悪くなり、乾燥に時間がかかるようになる。このため、乾燥を数回行う毎にフィルター面に堆積したリントを除去しなければならない。
フィルター面に堆積したリントなどの塵埃を自動で除去する一般的な方法は、フィルターに空気を逆方向に流したり、ブラシでフィルター面を摺擦する方法であるが、特許文献1には、フィルター面に付着したリントとフィルタとの境目に上方と横方向から空気を噴出してフィルター面からリントを剥離・落下させ、落下したリントを吸入ファンでリントボックスに回収する構造の洗濯物乾燥機が提案されている。
また、本願出願人は、特許文献2において、空気流路8(符号は図1を参照。)を遮断するように装架されて上方へと流れる空気中のリントを捕捉するフィルター面16と、閉鎖時に前記フィルター面の背面をその一辺32の近傍に流出スリット30を残して閉鎖する背面ダンパ20と、閉鎖時にフィルター面16の前記一辺に対向する辺15との間に流入スリット29を残した状態で空気流路8を閉鎖する流入ダンパ13とを備えたリント除去装置を提案している。
上記提案したリント除去装置では、フィルター面16にリントが堆積したとき、フィルター面16に空気を流通させているブロワ5を停止し、背面ダンパ20を閉じると、層状に堆積したリントがフィルター面から浮き上がった状態となる。そこでダンパ13、20を閉じた状態でブロワ5を再度運転すると、ブロワ5で生成される空気流が流入スリット29からフィルター面16に沿って流れ、フィルター面16に堆積したリントは層状に絡みついたままの状態でフィルター面16から剥離されて、フィルター面16の下方へと落下する。特許文献2記載のリント除去装置では、装置に空気を流通させているブロワ5でフィルター面16に堆積したリントの除去も行うことができるので、フィルター面16からリントを除去するための他のブロワやブラシを設ける必要がない。
特開2002‐113291号公報 特開2006‐061389号公報
ところが特許文献2の発明に係るリント除去装置では、リントの種類や運転条件によって、リントの自動除去を繰り返すうちにフィルター面16から剥離したリントがフィルター面16に沿って移動して流出スリット30の近傍に溜り、流出スリット30の空気抵抗が増加し、リント除去時にフィルター面16に沿って流れる空気流が減少し、フィルター面16からのリントの円滑な剥離を阻害することがあるという新たな問題が見出された。
この発明は、上記の新たな問題を解決するためになされたもので、特許文献2で提案されたリント除去装置の改良に係り、フィルター面16に堆積したリントのより円滑で確実な除去を可能にすることを課題としている。
この発明のリント除去装置は、空気流路(洗濯物乾燥機であれば、乾燥空気の排気流路)8を遮断するように配置されたフィルター面16と、このフィルター面の上流側と背面とに配置されて開閉されることにより、当該フィルター面における空気の流れを変化させる流入ダンパ13と背面ダンパ20とを備えている。装置に空気(例えば洗濯物乾燥機に乾燥空気)を流通させるブロワ5は、フィルター面16の下流側に配置される。すなわち、フィルター面16は、ブロワ5の吸入側の空気流路8に配置される。
フィルター面16の上流側に配置される流入ダンパ13は、開放時には、フィルター面16の上流側の空気流入路11を開放し、閉鎖時には、フィルター面16の一辺(流入側の辺)15との間に細隙状の流入スリット29を残した状態でフィルター面16への空気流入路11を遮断する。
フィルター面16の背面に配置される背面ダンパ20は、開放時にはフィルター面16の全面における空気の通過を許し、閉鎖時にはフィルター面16の前記一辺15と対向する端部(流出側端部)32に隣接する領域(流出領域)30を残してフィルター面16の背面に添設された状態で空気の通過を阻止する。通常、フィルター面16は矩形であり、前記流出側端部32は流出側の辺となり、流出領域30は細隙状の流出スリットとなる。この背面ダンパ20の閉動作は、フィルター面16の面直角方向に動いてその背面に添設されるという動作である。
この発明のリント除去装置には、流入ダンパ13と背面ダンパ20とを閉鎖してブロワ5を運転したときに、フィルター面16の前方から流出領域30に向けて空気を流出する空気導出口46が設けられている。この空気導出口46は、流出側端部32におけるフィルター面16とその上に堆積したリント層の間に向けて流出するように設けるのが最も好ましい。
流出側端部32を空気流路8と機外とを区画している外壁1aの近傍に位置させてフィルター面16を配置したときは、その流出領域30の前面に対向する当該外壁1aの部分に開口41を設けることによって、空気導出口46を形成することができる。開口41と流出領域30とが離れているときなど、必要なときには、外気を開口41から空気導出口46に導く外気案内路47を設ける。開口41には、リント除去時以外のブロワ5運転時に開口41を閉鎖する開閉ダンパ42が設けられる。
外気を導入することができないなどの事情があるときは、リント除去時に流入ダンパ13で閉鎖される空気流入路11の更に上流側の位置からフィルター面16の流出領域30の前方へと装置内の空気を導くバイパス路48を設けて、そのバイパス路を通った内部空気(装置内の空気。洗濯物乾燥機であれば乾燥室内の空気。)の出口を空気導出口46としても良い。バイパス路48は、流入ダンパ13が空気流入路11を閉鎖したときでも閉鎖されない流路である。バイパス路48は、リント除去時以外のブロワ5運転時も開放したままで良く、バイパス路48を閉鎖するダンパを設ける必要はない。
ダンパ13、20を開放した状態でブロワ5を運転すると、空気流路8を流れる空気は(バイパス路48を設けたときは、当該バイパス路を流れる空気も)、フィルター面16を通って流れ、その空気に含まれるリントは、フィルター面16で捕捉されてフィルター面16に層状に堆積する。
フィルター面16にリントが堆積して空気抵抗が増大してきたら、ブロワ5を停止し、背面ダンパ20を閉じる。この背面ダンパ20の閉動作によってフィルター背面の空気が前面側へと押し動かされるので、層状に堆積したリントがフィルター面16から浮き上がる。背面ダンパ20の閉動作に伴って生ずる空気流は、フィルター面16の背面の全面に亘って一様に生じ、リントの一部が剥離しないで留まろうとすると、その部分の背面の空気圧が高くなるため、リントの一部がフィルター面16に付着した状態で残るのを防止できる。
そしてダンパ13、20を閉じた状態でブロワ5を再度運転すると、流入ダンパ13とフィルター面16との間に形成された流入スリット29から背面ダンパ20の前面、すなわちフィルター面16に沿って膜状に空気が流れ、背面ダンパ20が閉鎖していない流出領域30から流出する。このフィルター面16に沿って流れる空気流により、リントは層状に絡みついたままの状態でフィルター面16から剥離する。このとき同時に、ブロワ5が生成する負圧により空気導出口46から空気が流出し、流出領域30部分のリントをフィルター面16から強制的に剥離する。剥離したリントは、空気流路8内を落下する。
フィルター面16から剥離したリントの落下位置は、流入ダンパ13の背面側となるので、次に流入ダンパ13を開いたとき、流入ダンパ13の背面によってリント31が落下した領域を閉鎖することができる。
特許文献2記載のリント除去装置では、リント除去時にフィルター面16に沿う空気の流れが流入スリット29から流出領域30への一方向のみである。そのため、フィルター面16に付着しているリントが当該フィルター面に沿って流れる空気流に押し動かされて次第に流出領域30の近傍に堆積して流出領域30を塞き、これに起因する空気抵抗の増大によって流入スリット29からの空気流量が低下して、フィルター面16からのリントの剥離機能が低下する現象が生じていた。
これに対してこの発明に係るリント除去装置では、ブロワ5の負圧により空気導出口46から流出する空気流が、流出領域30に溜ろうとするリントをフィルター面16から除去するので、流出領域30の空気通路がリントによって塞がれるのを回避することができ、流入スリット29からフィルター面16に沿って流れる空気の流量が低下するという現象を防止でき、フィルター面16に捕捉されたリントを確実にかつ短時間で除去することが可能となる。
この発明のリント除去装置は、本来の空気流を生じさせるための既存のブロワ(例えば洗濯物乾燥機の乾燥空気の排気ブロワ)5を利用してフィルター面16に堆積したリントを除去しているので、新たなブロワやブラシなどの高価な機器を必要とせず、簡単かつ安価な構造でリントの除去が可能である。
また、背面ダンパ20の閉動作時にフィルター背面の空気を前方へと押動してフィルター面16に捕捉されているリントを全面的に浮き上がらす作用と、閉鎖した背面ダンパ20が剥離用空気流をフィルター面16に沿って案内する作用とにより、一部のリントを残存させたり再飛散させることなく、フィルター面16に堆積したリントを確実に除去できる。
また、リント除去時に、空気導出口46から流出する空気流によって、フィルター面16に沿って移動してきたリントが流出領域30を塞いで空気抵抗を増大させるのを防止し、フィルター面16に沿って流れるリント剥離用の空気流量が減少することによるリント剥離機能の低下を防止できるので、フィルター面16に捕捉されたリントを確実にかつ短時間で除去することが可能である。
更に、層状に堆積したリントを飛散させることなく剥離して除去でき、除去したリントの隔離も容易にできるので、フィルター面へのリントの再付着を防止でき、剥離したリントの機外への搬出処理も容易である。
図1ないし図4は、この発明のリント除去装置を回転ドラムを備えた業務用の洗濯物乾燥機に採用した第1例を示す図で、図1は乾燥工程における状態を装置背面側から見た断面図、図2はリント除去工程における状態の図1と同様の図、図3は図1のA部の一部破壊矢視図、図4は図1の装置の要部を示す断面図である。
図中、1は乾燥機の筐体、2は筐体1内で図の紙面直角方向の軸回りに回転駆動される短円筒形の回転ドラムである。筐体1の前面には、回転ドラム2内に洗濯物を投入する投入口35と、これを閉鎖する投入扉36(図1では共に省略されている。)が設けられている。回転ドラム2の周面は、空気が通過可能な金網やパンチングメタルで形成されている。乾燥しようとする洗濯物は、回転ドラム2内に投入され、当該ドラムを直径方向に流れる空気流3によって乾燥される。
4は筐体1内への乾燥空気の流入口に設けられたヒータ、5は乾燥空気の排気ブロワであり、これらは筐体1の上部に配置されている。筐体1内には、乾燥工程時に所望の空気流が生成されるように、回転ドラム2への空気の流入側と流出側を区画する隔壁6、7及び排気を筐体下部から上方の排気ブロワ5へと導く排気流路8を区画するための隔壁9とが設けられている。隔壁9の下方部分に筐体内の乾燥空気10を排気流路8へ導く空気流入路(以下、「排気流入口」と言う。)11が形成されている。
排気流入口11には、これを開閉するように下辺12を枢着されて揺動する流入ダンパ13が設けられている。排気流路8には、閉じた状態の流入ダンパ13の上辺14とフィルター面16の下辺15とが隣接する位置関係となるようにしてフィルター面16が排気流路8を斜めに遮断するように固定して設けられている。フィルター面16は、矩形のフィルター枠17の上流側の面(図の左側面)に形成されており、フィルター枠17をブラケット18、19で外壁1a及び前記隔壁9に固定して取り付けられている。
フィルター面16の背面側には、下辺15をフィルター枠17の下辺に枢着された背面ダンパ20が設けられている。この背面ダンパ20は、開いたときに隔壁9に添う状態となり、閉じたときにフィルター面16の背面に添設された状態となる。背面ダンパ20の上下寸法は、フィルター面16の上下寸法より僅かに短く、下辺15がフィルター枠17の下辺に枢着されている関係上、背面ダンパ20を閉じたとき、当該ダンパの上辺21とフィルター面16の上辺32との間、にフィルター面16の一部が閉鎖されない状態で残り、この部分が流出スリット(流出領域)30となる。
前述した流入ダンパ13は、開いたときは、当該ダンパの背面側の空間22を閉鎖するように揺動して排気流入口11を開き、閉じたときは、前記空間22の上方を開放すると共に、その上辺14とフィルター面16の下辺15との間に細隙状の流入スリット29を残した状態で排気流入口11を閉鎖する。
流入ダンパ13及び背面ダンパ20の上端部は、先端相互を枢支連結した2個の揺動リンク23、24及び25、26で筐体1に連結されており、筐体1側のリンク24、26の基端に固定された駆動軸27、28が筐体1を回動自在に貫通している。筐体1の外にはこの駆動軸27、28を揺動駆動してダンパ13、20を開閉するエアシリンダ37、38(図4)が設けられている。
外壁1aのフィルター枠17の上辺を固定した位置の直下には、図3に示すように、外気をフィルター面16の流出スリット30の部分に導入するスリット状の開口41と、この開口を閉鎖する開閉ダンパ42とが設けられている。開口41は、全体がフィルター面16の幅(図1、2の紙面直角方向の寸法)に相当する幅になるように、図の例では幅方向に3個に分割して直列に配置されている。開閉ダンパ42は、3個の開口41を同時に閉鎖する幅方向に細長いダンパで、筐体1に回動可能に軸支された枢支軸43に下辺を固定して設けられている。
この枢支軸43の両端には、これに固定した腕44を介してエアシリンダ45が連結されている。このエアシリンダ45は、前述した図示されていないエアシリンダと同期して進退し、背面ダンパ20及び流入ダンパ13が閉じられたときに開口41を開き、背面ダンパ20及び流入ダンパ13が開かれたときに開口41を閉じるように動作する。
洗濯物乾燥工程では、図1に示すように、流入ダンパ13及び背面ダンパ20を開き、開閉ダンパ42を閉じた状態でブロワ5を運転する。乾燥空気10は、ヒータ4を設けた流入口から筐体1内へと流入し、回転ドラム2を径方向に横切って筐体下部の排気流入口11から排気流路8へと流入し、当該排気流路を下から上へと流れて、ブロワ5を通って排出口33から排出される。図の排気ブロワ5は遠心ブロワである。
洗濯物を通過することによって、乾燥空気の排気中にリントが混入してくる。排気に含まれたリントは、フィルターを通過するときに、フィルター面16に捕捉される。洗濯物の乾燥を数回行うと、フィルター面16には、リントが層状に堆積して、排気の通過を妨げるようになる。乾燥する洗濯物の種類によっても異なるが、ある回数の洗濯物の乾燥を行ったら、フィルター面16のリントの除去動作を行う。
ブロワ5の停止状態で、流入ダンパ13を閉じて、排気流入口11を塞ぐ。このとき、流入ダンパ13の上辺14とフィルター面16の下辺との間には、風が通り抜けられる程度の流入スリット29が形成される。更に背面ダンパ20を閉じ、フィルター面16の背面(リント付着面の逆側の面)を塞いだ状態とする。このとき、フィルター面16の上部には、風が通り抜けるように、背面ダンパ20によって塞がれていない流出スリット30が形成される。背面ダンパ20の閉鎖と同時に、開閉ダンパ42を開く。
この状態で、洗濯物の投入扉36を開き、ブロワ5を運転すると、投入口35から筐体1内に流入した空気が、流入ダンパ13の上縁の流入スリット29から膜状に吹き出してフィルター面16に沿って流れ、フィルター面16に堆積したリント31を上流側から順次剥離する(図2)。リント剥離用の空気は、ヒータ4を通して吸入しても良いが、洗濯物投入口35から吸入することにより、ヒータ4の無駄な熱消費を避けることができ、空気抵抗が小さくなり、空気流量が増して剥離力を大きくできる。
フィルター面16がブロワ5の吸入側に設置されているので、ブロワ5の運転により、開口41から外気が流入し、この外気が流出スリット30部分のフィルター面16へ流れて、流入スリット29部分のフィルター面にリントが溜るのを防止する。そしてフィルター面16に沿って流れてきた流入スリット29からの排気と、開口41から流入した外気とが流出スリット30部分で衝突し、流入スリット29側から順次剥離してきたリントをフィルター面16から確実に引き剥がす。設定時間ブロワ5を運転したあと停止すると、フィルター面16から剥がれたリント31が自重によって下部のリント溜め22に落ちる(図1)。
リント除去工程が終了すると、流入ダンパ13及び背面ダンパ20が開き、開閉ダンパ42が開口41を閉鎖する。リント溜め22に溜められたリント31は、流入ダンパ13の背面と外壁1aによって、排気流路8から隔離された状態となるため、剥がれ落ちたリント31が乾燥工程中に飛び散って、再度フィルター面16に付着するということがない。
図1〜3に示した第1例では、外壁1aに設けた開口41が流出スリット30部分のフィルター面に空気を流出する空気導出口46となっているが、流出スリット30部分への導入空気の方向をより正確に制御したいとか、フィルター面16の端部(図の例では上辺)が外壁1aから離れているような場合には、開口41から流出スリット30に向けた空気導出口46へと外気を案内する案内ダクト47を設けるのがよい。図5はその例を示したもので、外壁1aに設けた開口41からフィルター枠17の上端を支持している平板状のブラケット18とその下に設けた案内板49とで細隙状の案内ダクト(外気案内路)47を形成し、この案内ダクトの出口の空気導出口46からフィルター面16の上辺部に向けて斜めに膜状の空気流を噴き出すようにした例である。
また、図6に示すように、開口41をフィルター面16の上辺近くの位置に設けることができないときでも、その開口41からフィルター面16の上辺部分に外気を導く案内ダクト47を設けることによって、図5の場合と同様に、流出スリット30部分のフィルター面に外気を噴き出すようにすることができる。
更に図7、8に示すように、図5、6のように設けた案内ダクト47に外気を導入する代わりに、バイパス管48で筐体1内の空気を案内ダクト47に導いて、空気導出口46から流出スリット30部分のフィルター面16に向けて噴き出させる構造とすることもできる。バイパス管48は、流入ダンパ13の更に上流側から筐体1内の空気を案内ダクト47へと導いている。従って、流入ダンパ13が閉鎖されているリント除去時においても、ブロワ5の負圧により筐体1内の空気が空気導出口46に導かれてフィルタ面の上辺部32に向けて流出する。
図7、8に示すようなバイパス路48を設けて筐体1内の空気を空気導出口46から噴き出すようにしたときは、洗濯物乾燥時にリントを含んだ空気がバイパス路を通って流れても何ら問題がないので、図1〜6の実施例に設けたような開閉ダンパを設ける必要はない。
リント除去装置を設けた洗濯物乾燥機の乾燥工程の状態を示す断面図 図1の装置のリント除去工程時の状態を示す断面図 図1のA部分の一部破壊矢視図 図1の装置の要部を示す断面図 リント除去装置の第2例を図2の状態で示した要部の断面図 リント除去装置の第3例を図2の状態で示した要部の断面図 リント除去装置の第3例を示した要部の断面図 図7のB矢視図
符号の説明
8 排気流路
13 流入ダンパ
14 流入ダンパの上辺
15 フィルター面の下辺
16 フィルター面
20 背面ダンパ
21 背面ダンパの上辺
29 流入スリット
30 流出スリット(流出領域)
32 フィルター面の流出側端部

Claims (4)

  1. ブロワ(5)に吸引されて空気流路(8)を上方へと流れる空気中のリントを捕捉するべく当該空気流路を遮断するように配置されたフィルター面(16)と、閉鎖時に前記フィルター面の背面をその一端(32)の近傍に流出領域(30)を残して閉鎖する背面ダンパ(20)と、閉鎖時に前記フィルター面の前記一端に対向する辺(15)との間に流入スリット(29)を残した状態で前記空気流路の流入側を閉鎖する流入ダンパ(13)とを備えたリント除去装置において、
    前記背面ダンパ及び流入ダンパを閉鎖した状態で前記ブロワを運転したときに前記流出領域のフィルター面に向けて空気を吹き出す空気導出口(46)が設けられていることを特徴とする、リント除去装置。
  2. 前記フィルター面が、その前記一端(32)を装置の外壁(1a)に近接して配置され、前記空気導出口(46)から吹き出す空気が、前記外壁に設けられて前記背面ダンパ(20)及び流入ダンパ(13)が閉鎖されたときに開く開閉ダンパ(42)を備えた開口(41)から吸入される外気である、請求項1記載のリント除去装置。
  3. 前記空気導出口(46)から吹き出す空気が、前記流入ダンパ(13)の上流側から流入ダンパ(13)が閉鎖されたときにも閉鎖されないバイパス路(48)を通って当該空気導出口に導かれた内部空気である、請求項1記載のリント除去装置。
  4. 前記フィルター面(16)が上下方向の空気流路(8)を斜めに遮断するように配置された矩形のフィルター面であり、前記一端がその上辺であり、前記対向する辺がその下辺であり、背面ダンパ(20)及び流入ダンパ(13)がその下辺(12,15)回りに揺動開閉される、請求項1、2又は3記載のリント除去装置。
JP2008049166A 2008-02-29 2008-02-29 リント除去装置 Active JP5139842B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008049166A JP5139842B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 リント除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008049166A JP5139842B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 リント除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009201864A true JP2009201864A (ja) 2009-09-10
JP5139842B2 JP5139842B2 (ja) 2013-02-06

Family

ID=41144711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008049166A Active JP5139842B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 リント除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5139842B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017205586A (ja) * 2017-08-18 2017-11-24 株式会社東京洗染機械製作所 乾燥機
JP2019084359A (ja) * 2017-11-09 2019-06-06 アイナックス稲本株式会社 リント除去装置及び洗濯物乾燥機
CN111270469A (zh) * 2020-03-23 2020-06-12 珠海格力电器股份有限公司 洗衣机及洗衣方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017205586A (ja) * 2017-08-18 2017-11-24 株式会社東京洗染機械製作所 乾燥機
JP2019084359A (ja) * 2017-11-09 2019-06-06 アイナックス稲本株式会社 リント除去装置及び洗濯物乾燥機
JP7340918B2 (ja) 2017-11-09 2023-09-08 アイナックス稲本株式会社 リント除去装置及び洗濯物乾燥機
CN111270469A (zh) * 2020-03-23 2020-06-12 珠海格力电器股份有限公司 洗衣机及洗衣方法
CN111270469B (zh) * 2020-03-23 2023-10-24 珠海格力电器股份有限公司 洗衣机及洗衣方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5139842B2 (ja) 2013-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101775735B (zh) 干衣机及其异物去除装置
KR101136603B1 (ko) 공기조화장치의 실내유닛
KR102342579B1 (ko) 의류 건조기
KR20060097239A (ko) 의류 건조기와 의류 건조기의 이물질 제거방법
JP5139842B2 (ja) リント除去装置
KR100732550B1 (ko) 의류건조기
JP5257837B2 (ja) 循環式穀物乾燥機
JP2013236695A (ja) 衣類乾燥機
CN101024917B (zh) 棉绒去除装置
JP2020039692A (ja) リント除去装置
KR20050098573A (ko) 흡입공기 여과장치를 구비한 의류 건조기
JP4253285B2 (ja) リント除去装置
JP2012170896A (ja) 集塵装置
JP2012143430A (ja) 乾燥機
JP2002113291A (ja) 乾燥装置
TWI344496B (ja)
JP2008190837A (ja) 空気調和機
JP2019146617A (ja) フィルタ清掃機構およびそれを用いた布類乾燥装置
JP2005065924A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP4566112B2 (ja) 衣類乾燥機
JP2016101375A (ja) 衣類乾燥機
KR20090010837A (ko) 집진기용 회전형 필터
KR100662763B1 (ko) 배기식 의류 건조기의 실밥 채집 구조
JP2005205013A (ja) 乾燥機
WO2023030527A1 (zh) 线屑分离装置及具有线屑分离装置的干衣机的控制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121010

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121023

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5139842

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250