JP2009201731A - 放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法 - Google Patents

放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法 Download PDF

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Yasuyoshi Ota
恭義 大田
Naoki Mochizuki
直樹 望月
Yasuki Harada
泰樹 原田
Koji Fukuda
浩司 福田
Hidekazu Kito
英一 鬼頭
Naoyuki Nishino
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Abstract

【課題】読取装置による放射線画像情報の読取りを撮影技師等に促すことが可能な放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法を提供する。
【解決手段】蓄積性蛍光体パネルPを収納したカセッテ110が読取装置26のカセッテ装填部120に装填されたとき、第2コンソール20は、放射線源64による放射線Xの次回の照射を許可する。カセッテ110が装填されるまで放射線Xの次回の照射を許可しないことにより、撮影技師等にカセッテ110の装填を促すことができる。その結果、例えば、既に放射線画像情報を記録している蓄積性蛍光体パネルPに対する不適切な放射線Xの照射を防止することができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、放射線を照射する放射線源と、前記放射線源による放射線の照射を制御する制御装置と、被写体を透過した前記放射線を検出し、放射線画像情報として記録する放射線変換パネルと、前記放射線変換パネルから前記放射線画像情報を読み取る読取装置と、を備える放射線画像撮影システム及びこれを用いる放射線画像撮影方法に関する。
立位撮影装置、X線乳房撮影装置(マンモグラフィ装置)等の放射線画像撮影装置の中には、被写体を透過した放射線を蓄積性蛍光体パネル(IP)等の放射線変換パネルを用いて放射線画像情報として蓄積記録するものが知られている(例えば、特許文献1、2)。放射線変換パネルに蓄積記録された放射線画像情報は、放射線変換パネルを読取装置に装填し、読取光源部を走査させて読取光を照射することにより読み取られる。
特開2004−287040号公報 特開2004−298383号公報
特許文献1、2では、放射線画像撮影時又はその後の画像情報の読取り時に放射線変換パネル又はこれを収納しているカセッテが適切なものであるかが確認されるが、放射線撮影後に速やかに画像情報の読取りを行わせるための対策は講じられていない。このため、例えば、放射線撮影後に放射線変換パネル又はカセッテが何らかの理由で放射線源の近くに置かれたままになっているときに別の放射線撮影がなされると、既に放射線画像情報を記録している放射線変換パネルには当該別の放射線撮影に伴う不適切な放射線照射がなされてしまう。
この発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、読取装置による放射線画像情報の読取りを撮影技師等に促すことが可能な放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法を提供することを目的とする。
この発明に係る放射線画像撮影システムは、放射線を照射する放射線源と、前記放射線源による放射線の照射を制御する制御装置と、被写体を透過した前記放射線を検出し、放射線画像情報として記録する放射線変換パネルと、前記放射線変換パネルから前記放射線画像情報を読み取る読取装置と、前記読取装置に対する前記放射線変換パネルの装填状況、前記読取装置による前記放射線画像情報の読取り状況、又は前記読取装置に対する前記放射線変換パネルの接近状況を判定し、その判定結果を前記制御装置に通知する判定手段と、を備え、前記制御装置は、前記判定結果に応じて前記放射線の次回の照射の許否を判定することを特徴とする。
この発明によれば、読取装置に対する放射線変換パネルの装填状況、読取装置による放射線画像情報の読取り状況、又は読取装置に対する放射線変換パネルの接近状況に応じて放射線の次回の照射の許否が判定される。前記装填状況、読取り状況及び接近状況はいずれも読取装置による放射線画像情報の読取りが行われることに伴って変化するものである。例えば、読取装置による放射線画像情報の読取りの際には、放射線変換パネルを読取装置に近づけ、放射線変換パネルを読取装置に装填する必要がある。従って、上記の各状況を用いて放射線画像情報の読取りの進捗状況を把握することができる。このため、上記の各状況に応じて放射線の次回の照射の許否を決定することで、撮影技師等に読取処理の実施を促すことができる。その結果、例えば、既に放射線画像情報を記録している放射線変換パネルに対する不適切な放射線の照射を防止することができる。
上記において、前記制御装置は、例えば、前記放射線画像情報を記録している前記放射線変換パネルが前記読取装置に装填されたとき、前記放射線の次回の照射を許可することができる。その場合、前記制御装置及び前記読取装置は、前記放射線変換パネルの識別情報を読み取る識別情報読取手段をそれぞれ備え、前記制御装置は、前記放射線変換パネルが前記読取装置に装填されても、前記制御装置の前記識別情報読取手段が読み取った前記識別情報と、前記読取装置の前記識別情報読取手段が読み取った前記識別情報とが一致しないとき、前記放射線の次回の照射を許可しないことが好ましい。これにより、放射線変換パネルの取り違いを防止することができる。
或いは、前記制御装置は、前記読取装置による前記放射線画像情報の読取りが終了したとき、前記放射線の次回の照射を許可してもよい。
また、前記読取装置及び前記放射線変換パネルには無線通信手段が設けられ、前記制御装置は、前記読取装置と前記放射線変換パネルとの間で無線通信が確立したとき、前記放射線の次回の照射を許可することもできる。
この発明に係る放射線画像撮影方法は、放射線源から被写体に対して放射線を照射し、前記被写体を透過した前記放射線に応じた放射線画像情報を前記放射線変換パネルに記録する画像情報記録ステップと、前記画像情報記録ステップの後、前記放射線の次回の照射を一時的に禁止する放射線照射禁止ステップと、前記放射線照射禁止ステップの後、前記放射線変換パネルが前記読取装置に装填されたとき、前記読取装置による前記放射線画像情報の読取りが所定程度まで行われたとき、又は前記放射線変換パネルが前記読取装置に所定距離まで接近したとき、一時的に禁止していた前記放射線の次回の照射を許可する放射線照射許可ステップと、を備える。
この発明によれば、読取装置に対する放射線変換パネルの装填状況、読取装置による放射線画像情報の読取り状況、又は読取装置に対する放射線変換パネルの接近状況に応じて放射線の次回の照射の許否が判定される。前記装填状況、読取り状況及び接近状況はいずれも読取装置による放射線画像情報の読取りが行われることに伴って変化するものである。例えば、読取装置による放射線画像情報の読取りの際には、放射線変換パネルを読取装置に近づけ、放射線変換パネルを読取装置に装填する必要がある。従って、上記の各状況を用いて放射線画像情報の読取りの進捗状況を把握することができる。このため、上記の各状況に応じて放射線の次回の照射の許否を決定することで、撮影技師等に読取処理の実施を促すことができる。その結果、例えば、既に放射線画像情報を記録している放射線変換パネルに対する不適切な放射線の照射を防止することができる。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の放射線画像撮影システム10の模式的説明図であり、図2は、放射線画像撮影システム10の構成ブロック図である。放射線画像撮影システム10は、病院内の医療事務処理を管理する医事情報システム12(HIS:Hospital Information System)と、HIS12の管理下において、放射線科での放射線画像の撮影処理を管理する放射線科情報システム14(RIS:Radiology Information System)と、医師による診断読影を行うためのビューア15と、放射線科の撮影室に隣接する処理室に設置され、仕様の異なる各種撮影装置を管理制御するホストコンソール16と、前記処理室に設置され、特定の撮影装置を管理制御する第1コンソール18及び第2コンソール20と、第1コンソール18により制御される第1撮影装置22と、第2コンソール20により制御される第2撮影装置24と、第2コンソール20により制御され、第2撮影装置24により撮影された放射線画像情報を読み取る読取装置26とを備え、これらが院内ネットワーク28によって相互に接続されている。院内ネットワーク28には、必要に応じてさらに他のコンソール、撮影装置等を接続することができる。
ホストコンソール16は、HIS12を用いて設定した患者の氏名、性別、年齢等の患者情報、RIS14を用いて医師又は技師が設定した当該患者に対する放射線画像の撮影方法、撮影部位、撮影に使用する撮影装置等の撮影指示情報を院内ネットワーク28を介して取得し、これらの情報を対応する第1コンソール18又は第2コンソール20に供給する。なお、ホストコンソール16は、第1コンソール18又は第2コンソール20による処理を代行することもできる。従って、第1コンソール18又は第2コンソール20をホストコンソール16に置き換えることで、より安価なシステム構成とすることができる。ホストコンソール16及び第2撮影装置24には、後述する第1撮影装置22に適用される放射線変換パネル70又は蓄積性蛍光体パネルPを特定するための識別情報(ID情報)を取得するバーコードリーダ30、32が接続される。
第1撮影装置22は、被写体50のマンモ52の放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置であり、基台54に対して旋回可能に連結されたアーム部材56の一端部に配設された放射線源収納部58と、アーム部材56の他端部に配設された撮影台60と、撮影台60に対して近接離間可能に構成された圧迫板62とを備える。
放射線源収納部58には、放射線Xを出力する放射線源64が収納される。放射線源64は、放射線源制御部66によって管電圧、管電流及び放射線Xの照射時間が制御されることで、撮影部位に応じた所定の線量からなる放射線Xを被写体50のマンモ52に照射する。被写体50を透過した放射線Xは、放射線変換パネル(FPD:Flat Panel Detector)70により、放射線画像情報に変換される。また、第1撮影装置22には、放射線変換パネル70からの放射線画像情報の読取り等を行う制御部100が設けられている。
第2撮影装置24は、被写体50の胸部等の放射線画像を撮影する立位撮影装置であり、放射線源制御部102によって制御される放射線源104と、放射線源104に対向して配置される撮影台108とから構成される。撮影台108の側部には、蓄積性蛍光体パネルPを収納したカセッテ110が装填されるスロット112が配設される。
蓄積性蛍光体パネルPは、照射された放射線Xのエネルギを蓄積する蓄積性蛍光体層を支持体上に形成したもので、励起光を照射することにより蓄積されたエネルギに応じた輝尽発光光を出力する一方、所定光量の消去光を照射することにより残存するエネルギを除去して再使用できるものである。
カセッテ110は、蓄積性蛍光体パネルPを蓋部材114を介して収脱可能に収納するもので、その外面部には、内部に収納されている蓄積性蛍光体パネルPを個別に識別するための固有番号、サイズ、感度等の識別情報が記録されたバーコード116が装着される。バーコード116は、第2コンソール20に接続されたバーコードリーダ32、又は、ホストコンソール16に接続されたバーコードリーダ30によって読み取ることができる。
読取装置26は、制御部34と読取機構36とからなり、蓄積性蛍光体パネルPに記録された放射線画像情報を読み取る。図3は、読取装置26の読取機構36の構成を示す。図3に示すように、読取装置26は、ケーシング118の上部にカセッテ装填部120を備え、このカセッテ装填部120に形成された装填口122に対して、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体パネルPを収納したカセッテ110が装填される。装填口122に近接して、カセッテ110に配設されたバーコード116の識別情報を読み取るバーコードリーダ124と、カセッテ110の蓋部材114のロックを解除するロック解除機構126と、蓋部材114が開蓋されたカセッテ110から蓄積性蛍光体パネルPを吸着して取り出す吸着盤128と、吸着盤128によって取り出された蓄積性蛍光体パネルPを挟持搬送するニップローラ130とが配設される。
ニップローラ130に連設して、複数の搬送ローラ132a〜132g及び複数のガイド板134a〜134fが配設され、これらにより湾曲搬送路136が構成される。湾曲搬送路136は、カセッテ装填部120から下方向に延在した後、最下部において略水平状態となり、次いで、略鉛直上方向に延在する。これにより、読取装置26の小型化が達成される。
ニップローラ130と搬送ローラ132aとの間には、読取処理が終了した蓄積性蛍光体パネルPに残存する放射線画像情報を消去するための消去部138が配設される。消去部138は、消去光を出力する冷陰極管等の消去光源140を有する。
湾曲搬送路136の最下部に配設される搬送ローラ132d、132e間には、プラテンローラ142が配設される。そして、プラテンローラ142の上部には、蓄積性蛍光体パネルPに蓄積記録された放射線画像情報を読み取る走査ユニット144が配設される。
走査ユニット144は、励起光であるレーザビームLBを導出して蓄積性蛍光体パネルPを走査する励起部146と、レーザビームLBによって励起されて出力される放射線画像情報に係る輝尽発光光を読み取る読取部148とを備える。
励起部146は、レーザビームLBを出力するレーザ発振器150と、レーザビームLBを蓄積性蛍光体パネルPの主走査方向に偏向する回転多面鏡であるポリゴンミラー152と、レーザビームLBを反射させ、プラテンローラ142上を通過する蓄積性蛍光体パネルPに導く反射ミラー154とを備える。
読取部148は、一端部がプラテンローラ142上の蓄積性蛍光体パネルPに近接して配置される集光ガイド156と、集光ガイド156の他端部に連結され、蓄積性蛍光体パネルPから得られた輝尽発光光を電気信号に変換するフォトマルチプライヤ158とを備える。なお、集光ガイド156の一端部には、輝尽発光光の集光効率を高めるための集光ミラー160が近接して配設される。また、フォトマルチプライヤ158によって読み取られた放射線画像情報は、院内ネットワーク28を介して読取装置26から第2コンソール20に供給される。
院内ネットワーク28には、放射線変換パネル70を使用した第1撮影装置22であるマンモグラフィ装置に加えて、図2に示す蓄積性蛍光体パネルPを有するカセッテ110を使用したマンモグラフィ装置を接続することができる。同様に、蓄積性蛍光体パネルPを使用した第2撮影装置24に加えて、放射線変換パネル70を使用した立位撮影装置を接続することができる。また、放射線変換パネル70又は蓄積性蛍光体パネルPを使用した臥位撮影装置を接続することができる。院内ネットワーク28には、さらに、他の仕様形態の撮影装置、例えば、CT装置、MR装置を接続することができるとともに、これらの撮影装置を制御するコンソール(処理装置)を接続することができる。
本実施形態の放射線画像撮影システム10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次に本実施形態の第2撮影装置24を用いた被写体50の胸部撮影及びその後の処理について説明する。
図4には、第2コンソール20を用いて第2撮影装置24を制御し、被写体50の胸部撮影を行うフローチャートが示されている。
ステップS1において、ホストコンソール16から撮影指示情報(放射線画像の撮影方法、撮影部位、撮影に使用する撮影装置等)を受信した第2コンソール20は、第2撮影装置24の放射線源制御部102に対し、撮影指示情報に含まれる撮影条件である管電圧、管電流及び放射線の照射時間を設定する。
一方、ステップS2において、撮影技師は、第2コンソール20に接続されたバーコードリーダ32を用いて、カセッテ110に装着されたバーコード116を読み取ることにより、カセッテ110に収納されている蓄積性蛍光体パネルPを識別するための固有番号、サイズ、感度等の識別情報を取得する。
ステップS3において、第2撮影装置24の図示しない曝射スイッチを撮影技師が操作すると、放射線源制御部102は、設定された撮影条件に従って放射線源104を駆動制御し、放射線Xを被写体50に照射する。被写体50を透過した放射線Xは、カセッテ110に収納されている蓄積性蛍光体パネルPに照射される。この結果、蓄積性蛍光体パネルPに被写体50の放射線画像情報が蓄積記録される。
ステップS4において、第2コンソール20は、放射線源104による放射線Xの次回の照射を禁止する放射線照射禁止信号を放射線源制御部102に送信する。この放射線照射禁止信号を受信した放射線源制御部102は、前記曝射スイッチが操作されても放射線Xの次回の照射を許可しない。
ステップS5において、撮影技師によりカセッテ110が第2撮影装置24のスロット112から取り外され、読取装置26のカセッテ装填部120に装填されると、カセッテ装填部120に配設されているバーコードリーダ124がカセッテ110に装着されたバーコード116を読み取り、蓄積性蛍光体パネルPの固有番号、サイズ、感度等の識別情報を取得する。取得した識別情報は、ステップS6において、読取装置26から第2コンソール20に送信される。第2コンソール20は、この識別情報を受信することにより、カセッテ110が読取装置26に装填されたことを知ることができる。
ステップS7において、第2コンソール20は、読取装置26から受信したカセッテ110の識別情報と、第2コンソール20に接続されたバーコードリーダ32によって取得した識別情報とが一致するかどうかを判定する。両識別情報が一致しない場合(S7:No)、ステップS8において、第2コンソール20は、放射線画像撮影を行ったカセッテ110と、読取装置26に装填されているカセッテ110とが異なる旨を、例えば、第2コンソール20の表示装置20a(図1)に表示する。この場合、第2コンソール20は、放射線Xの次回の照射を許可する放射線照射許可信号を第2撮影装置24に送信しない。一方、両識別情報が一致した場合(S7:Yes)、ステップS9において、第2コンソール20は、第2撮影装置24の放射線源制御部102に対し、放射線Xの次回の照射を許可する放射線照射許可信号を送信する。この放射線照射許可信号を受けた放射線源制御部102は、第2コンソール20からの指令及び撮影技師による曝射スイッチの操作(ステップS1〜S3参照)に応じて放射線Xの次回の照射を行う。
また、ステップS10において、読取装置26は、カセッテ110の蓄積性蛍光体パネルPに記録されている放射線画像情報を読み取る。具体的には、読取機構36のロック解除機構126が駆動され、蓋部材114のロック状態が解除されて開蓋される。次いで、吸着盤128が蓄積性蛍光体パネルPを吸着し、カセッテ110から蓄積性蛍光体パネルPを取り出してニップローラ130間に供給する。ニップローラ130により挟持された蓄積性蛍光体パネルPは、搬送ローラ132a〜132g及びガイド板134a〜134fからなる湾曲搬送路136を介して、走査ユニット144の下部に搬送される。
蓄積性蛍光体パネルPは、搬送ローラ132d及び132eにより略水平方向に副走査搬送される。一方、励起部146を構成するレーザ発振器150から出力されたレーザビームLBは、高速で回転するポリゴンミラー152によって反射偏向された後、反射ミラー154を介して下面部がプラテンローラ142により支持された蓄積性蛍光体パネルPに導かれ、蓄積性蛍光体パネルPを主走査する。
蓄積性蛍光体パネルPは、レーザビームLBが照射されることで励起され、蓄積記録されている放射線画像情報に応じた輝尽発光光を出力する。この輝尽発光光は、蓄積性蛍光体パネルPの主走査方向に沿って近接配置された集光ガイド156の下端部に直接入射し、あるいは、集光ミラー160を介して入射する。集光ガイド156に入射した輝尽発光光は、内部で反射を繰り返し、上端部のフォトマルチプライヤ158に導かれる。フォトマルチプライヤ158は、入射した輝尽発光光を電気信号に変換し、これによって、蓄積性蛍光体パネルPに蓄積記録されている放射線画像情報が読み取られる。走査ユニット144によって読み取られた放射線画像情報は、院内ネットワーク28を介して読取装置26から第2コンソール20に送信される。
続くステップS11において、第2コンソール20は、受信した放射線画像情報に対して第2撮影装置24の仕様に応じた画像処理を施し、必要に応じて放射線画像を表示装置20aに表示させる。そして、ステップS12において、院内ネットワーク28を介して第2コンソール20から放射線画像情報をビューア15に送信する。医師は、ビューア15に表示された放射線画像情報に基づき、必要な読影診断を行う。
以上のように、上記実施形態では、蓄積性蛍光体パネルPを収納したカセッテ110が読取装置26のカセッテ装填部120に装填されたとき(バーコードリーダ124がカセッテ110のバーコード116を読み取ったとき)、第2コンソール20は、放射線Xの次回の照射を許可する。カセッテ110が装填されるまで放射線Xの次回の照射を許可しないことにより、撮影技師にカセッテ110の装填を促すことができる。その結果、例えば、既に放射線画像情報を記録している蓄積性蛍光体パネルPに対する不適切な放射線Xの照射を防止することができる。
上記実施形態では、第2コンソール20及び読取装置26は、カセッテ110の識別情報を読み取るバーコードリーダ32、124を備え、第2コンソール20は、カセッテ110が読取装置26に装填されても、第2コンソール20のバーコードリーダ32が読み取ったカセッテ110の識別情報と、読取装置26のバーコードリーダ124が読み取ったカセッテ110の識別情報とが一致しないとき(図4のS7:No)、カセッテ110の不一致を表示し、放射線Xの次回の照射を許可しない(S8)。これにより、カセッテ110の取り違いを防止することができる。
なお、この発明は、上記実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下に示す構成を採ることができる。
上記実施形態では、立位撮影装置である第2撮影装置24の構成について説明したが、マンモグラフィ装置等の放射線画像撮影装置にも用いることができる。
上記実施形態では、放射線Xの今回の照射(図4のS3)を契機(判定条件)として、放射線Xの次回の照射を禁止したが(S4)、これに限られない。例えば、カセッテ110が第2撮影装置24のスロット112から取り出されたことを契機として次回の照射を禁止することもできる。カセッテ110がスロット112から取り出されたことは、例えば、カセッテ110がスロット112に装填されているかどうかを検出するセンサをスロット112の近傍に設けておくことで判定可能である。
上記実施形態では、読取装置26のバーコードリーダ124で読み取ったカセッテ110の識別情報を用いて、カセッテ110が読取装置26に装填されたことを確認したが、これに限られない。例えば、読取装置26のロック解除機構126、吸着盤128等が作動したことを契機(判定条件)として読取装置26から第2コンソール20に所定の信号を送信することにより、カセッテ110が読取装置26に装填されたことを確認することもできる。
上記実施形態では、放射線Xの次回の照射を許可する契機(判定条件)として、カセッテ110が読取装置26に装填されたこと(図4のS5〜S7)を用いたが、これに限られない。例えば、図5に示すように、読取装置26による放射線画像情報の読取りが終了したことを契機とすることもできる。なお、図5のステップS21〜S28、S31、S32は、図4のステップS1〜S8、S11、S12と同じである。また、図5のステップS29、S30は、図4のステップS10、S9に対応する。さらに、読取りの終了ではなく、読取りの開始、又は所定割合若しくは所定量の読取りの進行を契機とすることもできる。
或いは、図6に示すように、読取装置26からカセッテ110までの距離が所定範囲内になったことを契機(判定条件)とすることもできる。図7には、図6のフローチャートを実現するための放射線画像撮影システム10aの構成ブロック図が示されている。図7の放射線画像撮影システム10aは、図2の放射線画像撮影システム10と基本的に同じであるが、(a)第2撮影装置24に装填判定センサ106が設けられ、(b)カセッテ110に無線タグ111が設けられ、(c)読取装置26に送受信機38が設けられている点で異なる。装填判定センサ106は、カセッテ110がスロット112に装填されているかどうかを判定するセンサであり、スロット112の近傍に設けられている。無線タグ111は、カセッテ110の識別情報を記録した無線読取り可能なタグである。送受信機38は、所定範囲内(例えば、半径1mの範囲内)において無線タグ111と無線通信が可能である。
図6のステップS41〜S44は、図4のステップS1〜S4と同様である。ステップS45において、撮影技師によりカセッテ110が第2撮影装置24のスロット112から取り外されると、装填判定センサ106がこれを検知し、放射線源制御部102及び院内ネットワーク28を介して第2コンソール20に通知する。
続くステップS46において、第2コンソール20は、読取装置26の制御部34に対し、カセッテ110の接近を監視するよう命令する。この命令を受けた制御部34は、送受信機38を動作させてカセッテ110が読取装置26の近くに存在するかどうかを監視する。具体的には、送受信機38から呼出信号を所定範囲内に送出し、この呼出信号に対する無線タグ111からの応答信号の有無を監視する。
カセッテ110が読取装置26の近くに存在しない場合(S47:No)、読取装置26の制御部34は監視を続ける。カセッテ110が読取装置の近くに存在し、無線タグ111から応答信号を受信した場合(S47:Yes)、制御部34は、第2コンソール20に対してその旨を通知する。これを受けた第2コンソール20は、ステップS48において、第2撮影装置24の放射線源制御部102に対し、放射線Xの次回の照射を許可する放射線照射許可信号を送信する。
続くステップS49において、撮影技師によりカセッテ110が読取装置26のカセッテ装填部120に装填されると、カセッテ装填部120に配設されているバーコードリーダ124がカセッテ110に装着されたバーコード116を読み取り、識別情報を取得する。取得した識別情報は、ステップS50において、読取装置26から第2コンソール20に送信される。第2コンソール20は、この識別情報を受信することにより、カセッテ110が読取装置26に装填されたことを知ることができる。以降のステップS50〜S55は、図4のステップS6〜S8、S10〜S12と同様である。
なお、読取装置26の送受信機38とカセッテ110の無線タグ111との間における無線通信の確立以外の方法で、読取装置26に対するカセッテ110の接近を判定してもよい。
この発明の一実施形態に係る放射線画像撮影システムの模式的説明図である。 前記放射線画像撮影システムの構成ブロック図である。 前記放射線画像撮影システムの読取装置の構成図である。 本実施形態において、立位撮影装置を制御し、被写体の胸部撮影を行うフローチャートである。 図4のフローチャートの第1変形例である。 図4のフローチャートの第2変形例である。 図6のフローチャートを実現するための放射線画像撮影システムの構成ブロック図である。
符号の説明
10、10a…放射線画像撮影システム 12…HIS
14…RIS 16…ホストコンソール
18…第1コンソール 20…第2コンソール(制御装置)
22…第1撮影装置 24…第2撮影装置
26…読取装置 28…院内ネットワーク
30、32…バーコードリーダ(識別情報読取手段)
38…送受信機 50…被写体
64…放射線源 110…カセッテ
111…無線タグ
124…バーコードリーダ(判定手段)
P…蓄積性蛍光体パネル(放射線変換パネル)
X…放射線

Claims (6)

  1. 放射線を照射する放射線源と、
    前記放射線源による放射線の照射を制御する制御装置と、
    被写体を透過した前記放射線を検出し、放射線画像情報として記録する放射線変換パネルと、
    前記放射線変換パネルから前記放射線画像情報を読み取る読取装置と、
    前記読取装置に対する前記放射線変換パネルの装填状況、前記読取装置による前記放射線画像情報の読取り状況、又は前記読取装置に対する前記放射線変換パネルの接近状況を判定し、その判定結果を前記制御装置に通知する判定手段と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記判定結果に応じて前記放射線の次回の照射の許否を判定する
    ことを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    前記制御装置は、前記放射線画像情報を記録している前記放射線変換パネルが前記読取装置に装填されたとき、前記放射線の次回の照射を許可する
    ことを特徴とする放射線画像撮影システム。
  3. 請求項2記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    前記制御装置及び前記読取装置は、前記放射線変換パネルの識別情報を読み取る識別情報読取手段をそれぞれ備え、
    前記制御装置は、前記放射線変換パネルが前記読取装置に装填されても、前記制御装置の前記識別情報読取手段が読み取った前記識別情報と、前記読取装置の前記識別情報読取手段が読み取った前記識別情報とが一致しないとき、前記放射線の次回の照射を許可しない
    ことを特徴とする放射線画像撮影システム。
  4. 請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    前記制御装置は、前記読取装置による前記放射線画像情報の読取りが終了したとき、前記放射線の次回の照射を許可する
    ことを特徴とする放射線画像撮影システム。
  5. 請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    前記読取装置及び前記放射線変換パネルには無線通信手段が設けられ、
    前記制御装置は、前記読取装置と前記放射線変換パネルとの間で無線通信が確立したとき、前記放射線の次回の照射を許可する
    ことを特徴とする放射線画像撮影システム。
  6. 放射線源から被写体に対して放射線を照射し、前記被写体を透過した前記放射線に応じた放射線画像情報を前記放射線変換パネルに記録する画像情報記録ステップと、
    前記画像情報記録ステップの後、前記放射線の次回の照射を一時的に禁止する放射線照射禁止ステップと、
    前記放射線照射禁止ステップの後、前記放射線変換パネルが前記読取装置に装填されたとき、前記読取装置による前記放射線画像情報の読取りが所定程度まで行われたとき、又は前記放射線変換パネルが前記読取装置に所定距離まで接近したとき、一時的に禁止していた前記放射線の次回の照射を許可する放射線照射許可ステップと、
    を備える放射線画像撮影方法。
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