JP5103312B2 - 放射線画像撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放射線源から被写体を介して放射線変換パネルに放射線を照射することにより該放射線変換パネルに放射線画像情報を記録する放射線画像撮影装置に関する。
医療分野において、被写体に放射線を照射し、該被写体を透過した前記放射線を放射線変換パネルに導いて放射線画像情報を撮影する放射線画像撮影装置が広汎に使用されている。前記放射線変換パネルとしては、例えば、蛍光体に放射線画像情報としての放射線エネルギを蓄積し、励起光を照射することで該放射線画像情報を輝尽発光光として取り出すことのできる蓄積性蛍光体パネルが知られている。この場合、前記放射線画像情報が記録された前記蓄積性蛍光体パネルを読取装置に供給して読取処理を行うことで、可視画像を得ることができる。
ところで、病院内の回診時等には、被写体に対する放射線画像情報の撮影処理及び読取処理を効率よく且つ迅速に遂行できることが望まれている。そこで、特許文献1には、放射線を出力する放射線源と読取装置とを一体的に構成すると共に、病室内の天井に配設した走行レールに沿って移動可能に構成することが提案されている。また、特許文献2には、移動型のX線画像撮影装置に連結されたCアームの一端部にX線管球を固定し、他端部に画像検出部を着脱可能に装着することが提案されている。
特開2008−86448号公報 特開2005−470号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、被写体のいる病室毎に放射線源及び読取装置を配置しなければならないので、システム全体を廉価に構成することが困難である。また、前記放射線源及び前記読取装置が一体的に配置されているので、前記読取装置又は前記放射線源のいずれか一方のみを移動させることはできず、この結果、移動中の装置の軽量化及び取り扱い性の向上を図ることができない。さらに、前記読取装置による放射線画像情報の読取中に前記放射線源が放射線を出力すると、前記放射線画像情報を記録した放射線変換パネルに前記放射線が照射される(かぶりが生じる)おそれがある。そのため、前記読取装置側に前記放射線を遮断する手段を設けるか、あるいは、放射線画像情報の撮影処理と読取処理とを同時に行わないようにする等の対策が必要となる。
一方、特許文献2には、移動型のX線画像撮影装置に読取装置を搭載していないので、放射線変換パネルに記録した放射線画像情報に対する読取処理を速やかに行うことができない。そこで、前記X線画像撮影装置に前記読取装置を搭載すると、該読取装置が読み取った放射線画像情報にかぶりが生ずるおそれがあるので、上記した特許文献1の技術と同様の対策が必要となる。
本発明は、前記の不具合を解消するためになされたものであって、移動中の装置の軽量化及び取り扱い性の向上を図ることができ、装置全体を廉価にすることが可能になると共に、放射線画像情報の読取時におけるかぶりの発生を回避することができる放射線画像撮影装置を提供することを目的とする。
本発明に係る放射線画像撮影装置は、放射線を出力する放射線源と、前記放射線源を制御する制御装置と、前記放射線源及び前記制御装置が搭載されて移動可能に構成された台車と、前記放射線源から被写体を介して照射された前記放射線を放射線画像情報として記録する放射線変換パネルと、前記台車に対して分離可能な状態で連結され且つ前記放射線変換パネルに記録された前記放射線画像情報を読み取る読取装置とを有することを特徴とする。
本発明によれば、放射線画像撮影装置は、放射線変換パネルと、放射線源及び制御装置を搭載する台車と、該台車から分離可能な読取装置との簡単な構成であるので、被写体のいる病室毎に前記放射線源及び前記読取装置を設置することが不要となり、前記放射線源及び前記読取装置を共有化することができる。これにより、装置全体を廉価にすることが可能になる。
また、前記台車から前記読取装置が分離可能であるため、前記台車又は前記読取装置を別個に移動させることが可能となり、この結果、移動中の装置の軽量化及び取り扱い性の向上を容易に図ることができる。
さらに、前記台車から前記読取装置を分離することにより、該読取装置による放射線画像情報の読取中に、前記放射線源から放射線が出力されて放射線画像情報の撮影が行われても、前記放射線画像情報を記録した前記放射線変換パネルに前記放射線が照射されること(かぶりの発生)を確実に回避することが可能となる。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る放射線画像撮影装置10は、車輪14を備えることにより病院内の病室33や廊下35等を移動可能な台車12a、12bと、台車12a、12bを連結するための連結具13a、13bと、台車12aに搭載されたコンソール18、表示装置19、X線源制御装置20、送受信機(受信手段)22a及びバッテリ24aと、アーム部材28を介して台車12aに搭載されたX線源(放射線源)30と、台車(第2の台車)12bに搭載された読取装置16、送受信機(送信手段)22b及びバッテリ(第2のバッテリ)24bと、蓄積性蛍光体パネル(放射線変換パネル)38を収納するカセッテ(放射線変換器)36とを有する。
X線源制御装置20と共に制御装置を構成するコンソール18は、放射線画像情報を撮影するための撮影条件等を入力し、あるいは、撮影条件等を外部から取得することにより、該撮影条件を設定する。X線源制御装置20は、コンソール18から供給された撮影条件に従ってX線源30を制御する。X線源30は、X線源制御装置20からの制御に基づいて、被写体34にX線32を照射する。カセッテ36内の蓄積性蛍光体パネル38は、被写体34を透過したX線32を放射線画像情報として蓄積記録する。読取装置16は、カセッテ36が装填されると、該カセッテ36内に収納された蓄積性蛍光体パネル38に蓄積記録されている放射線画像情報を読み取る。送受信機22bは、外部から必要な情報を取得し、さらには、読取装置16が読み取った放射線画像情報に基づく可視画像を無線通信により送受信機22aに送信する。送受信機22aは、外部から必要な情報を取得し、さらには、送受信機22bから無線通信を介して可視画像を受信し、受信した可視画像をコンソール18を介して表示装置19に出力する。表示装置19は、可視画像を表示する。バッテリ24aは、コンソール18、表示装置19、X線源制御装置20、送受信機22a及びX線源30に電力を供給する。バッテリ24bは、読取装置16及び送受信機22bに電力を供給する。なお、各バッテリ24a、24bは、必要に応じて外部から充電可能である。
図1に示すように、病院内の回診時において、医師又は放射線技師等の作業者が被写体34(図2参照)のいる病室33のドア37手前の廊下35にまで台車12a、12bを移動させる際に、各台車12a、12bは、連結具13a、13b同士を係合した状態で一体的に移動可能である。一方、図2に示すように、被写体34に対する放射線画像情報の撮影を行う際には、連結具13a、13bの係合状態を解除して台車12aから台車12bを分離し、読取装置16を搭載した台車12bを病室33のドア37手前の廊下35に配置すると共に、台車12a及びカセッテ36を被写体34のいる病室33内に搬入する。従って、撮影時には、読取処理を行う読取装置16(を搭載する台車12b)は、撮影処理を行うコンソール18、X線源制御装置20及びX線源30(を搭載する台車12a)から分離した状態で配置される。
図3に示すように、読取装置16に装填されるカセッテ36は、開閉自在な蓋部材40を有すると共に、当該カセッテ36を識別するためのID情報が記録された図示しないバーコードが装着されている。
読取装置16は、ケーシング41の上部にカセッテ装填部42を備え、このカセッテ装填部42には、矢印方向にスライド自在な蓋部材44が配設される。放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体パネル38を収納したカセッテ36は、蓋部材40を下にした状態でカセッテ装填部42に装填される。なお、ケーシング41は、外部からのX線32(図2参照)の侵入を阻止すべく、鉛等の重金属を含む材料で形成される。
カセッテ装填部42には、カセッテ36に装着されているバーコードを読み取るバーコードリーダ46と、カセッテ36の蓋部材40のロックを解除するロック解除機構48と、カセッテ36から蓄積性蛍光体パネル38を吸着して取り出す吸着盤50と、吸着盤50によって取り出された蓄積性蛍光体パネル38を挟持搬送するニップローラ52とが配設される。
ニップローラ52に連設して、複数の搬送ローラ54a〜54g及び複数のガイド板56a〜56fが配設され、これらにより湾曲搬送路60が構成される。湾曲搬送路60は、カセッテ装填部42から下方向に延在した後、最下部において略水平状態となり、次いで、略鉛直上方向に延在する。なお、湾曲搬送路60の各位置は、X線源30を用いた撮影時において蓄積性蛍光体パネル38を待避させる待避部として機能する。また、湾曲搬送路60の所定部位には、搬送される蓄積性蛍光体パネル38を検出するセンサ58a〜58dが配設される。
ニップローラ52と搬送ローラ54aとの間には、読取処理が終了した蓄積性蛍光体パネル38に残存する放射線画像情報を消去するための消去ユニット62が配設される。消去ユニット62は、消去光を出力する冷陰極管からなる複数の消去光源64を有する。
一方、湾曲搬送路60の最下部に配設される搬送ローラ54d、54e間には、プラテンローラ70が配設される。そして、プラテンローラ70の上部には、蓄積性蛍光体パネル38に蓄積記録された放射線画像情報を読み取る走査ユニット66が配設される。
走査ユニット66は、励起光であるレーザビーム78を導出して蓄積性蛍光体パネル38を搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)に走査する励起部68と、レーザビーム78によって励起されることで放出される放射線画像情報に係る輝尽発光光を集光する集光ガイド72と、集光ガイド72によって集光された輝尽発光光を電気信号に変換するフォトマルチプライヤ74とを備える。なお、集光ガイド72の一端部には、輝尽発光光の集光効率を高めるための集光ミラー76が近接して配設される。
図4は、放射線画像撮影装置10の制御ブロック図を示す。X線源制御装置20には、医師又は放射線技師等の作業者の操作によってX線源30を駆動し、X線32(図2参照)を患者等の被写体34に照射するX線照射スイッチ94が接続される。
読取装置16は、読取装置制御部80を有し、該読取装置制御部80には、読取装置16の電源スイッチ82、カセッテ36を読取装置16から排出させるためのカセッテ排出ボタン88、カセッテ36のバーコードを読み取るバーコードリーダ46、走査ユニット66(図3参照)を制御する走査ユニット制御部84、消去ユニット62を制御する消去ユニット制御部86、湾曲搬送路60を制御して蓄積性蛍光体パネル38を搬送するパネル搬送制御部90、並びに、走査ユニット66が蓄積性蛍光体パネル38から読み取った放射線画像情報に対して所定の画像処理を行うことにより、表示装置19を介して作業者が確認可能な可視画像に変換する画像処理部(画像処理手段)92とが接続される。
本実施形態に係る放射線画像撮影装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その動作につき、図1〜図4を参照しながら説明する。
先ず、作業者は、連結具13a、13bにより台車12a、12bが連結された状態で、被写体34のいる病室33のドア37手前の廊下35にまで台車12a、12bを移動させた後、連結具13a、13bの係合状態を解除して、台車12a及びカセッテ36を病室33内に搬入すると共に、台車12bを廊下35に配置する。次に、作業者は、放射線画像撮影装置10の電源を投入した後、撮影の準備を行う。
この場合、作業者がコンソール18を操作して、回診中に撮影を行う被写体34の名前、撮影方法等の撮影条件を入力し、あるいは、送受信機22aを介して外部から撮影条件を取得すると共に、被写体34の放射線画像情報をそれぞれ記録するカセッテ36を選択して、該カセッテ36に装着されているバーコードをそれぞれ読み取ることで、カセッテ36のID情報を取得する。このようにして、撮影条件及びカセッテ36のID情報が設定され、撮影準備が完了すると、X線源制御装置20は、送受信機22a、22bを介して読取装置16の読取装置制御部80に撮影準備完了信号を出力する。
読取装置制御部80は、X線源制御装置20から撮影準備完了信号が入力されると、蓄積性蛍光体パネル38を収納したカセッテ36がカセッテ装填部42に装填されているか否かを確認する。なお、カセッテ36の有無は、例えば、カセッテ装填部42に配設されているバーコードリーダ46がカセッテ36のバーコードを読み取ることができるか否かによって判定することができる。
カセッテ装填部42にカセッテ36が装填されていると判定された場合、読取装置制御部80は、カセッテ36内に蓄積性蛍光体パネル38が収納されているか否かを確認する。この場合、読取装置16では、カセッテ装填部42に装填されたカセッテ36から1枚の蓄積性蛍光体パネル38のみがケーシング41の内部に供給されて処理されるものとする。従って、例えば、パネル搬送制御部90が湾曲搬送路60を制御しておらず、あるいは、湾曲搬送路60の所定部位に配設されたセンサ58a〜58dが蓄積性蛍光体パネル38を検出していない場合、読取装置制御部80は、蓄積性蛍光体パネル38がカセッテ36内に収納されていると判定することができる。
ここで、カセッテ装填部42に装填されたカセッテ36内に蓄積性蛍光体パネル38が収納され、且つ蓋部材40が閉蓋されてカセッテ装填部42に対するカセッテ36のロック状態が解除されている場合に、前記作業者は、カセッテ排出ボタン88の操作後、該カセッテ36をカセッテ装填部42から抜き取って、図2に示すように、X線源30に対向する被写体34の直下に配置することができる。この場合、読取装置制御部80は、カセッテ装填部42に蓄積性蛍光体パネル38が存在しない、すなわち、蓄積性蛍光体パネル38が装填されたカセッテ36が存在しないことを確認すると、送受信機22b、22aを介してX線源制御装置20に対し撮影許可信号を出力する。
X線源制御装置20は、撮影許可信号が入力された後、作業者の操作に起因してX線照射スイッチ94からショット信号が入力されると、X線源30を駆動して放射線画像情報の撮影を行う。X線源30から出力されたX線32が被写体34を透過し、カセッテ36に収納された蓄積性蛍光体パネル38に照射されることにより、放射線画像情報が蓄積性蛍光体パネル38に蓄積記録される。撮影が終了すると、X線源制御装置20は、送受信機22a、22bを介して撮影終了信号を読取装置制御部80に出力する。
次に、作業者は、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体パネル38を収納したカセッテ36を読取装置16に装填する。これにより、バーコードリーダ46が該カセッテ36に装着されているバーコードを読み取ってカセッテ36のID情報を取得した後、ロック解除機構48により蓋部材40のロックが解除されて開蓋される。次いで、吸着盤50によってカセッテ36内の蓄積性蛍光体パネル38が吸着されて取り出され、ニップローラ52により湾曲搬送路60に供給される。湾曲搬送路60を構成する搬送ローラ54a〜54gは、蓄積性蛍光体パネル38を搬送する。
蓄積性蛍光体パネル38が搬送ローラ54d、54e間を副走査搬送されると共に、励起部68からのレーザビーム78が蓄積性蛍光体パネル38を主走査することにより、放射線画像情報の読み取りが行われる。すなわち、励起部68から出力されたレーザビーム78が蓄積性蛍光体パネル38に照射されると、蓄積性蛍光体パネル38から放射線画像情報に対応した輝尽発光光が出力され、前記輝尽発光光は、集光ガイド72を介してフォトマルチプライヤ74に導かれ、電気信号としての放射線画像情報に変換されて画像処理部92に出力される。
なお、放射線画像情報が読み取られた蓄積性蛍光体パネル38は、一旦ガイド板56f側まで搬送された後、再び走査ユニット66の下部を介してカセッテ装填部42側に戻される。カセッテ装填部42側に戻された蓄積性蛍光体パネル38は、ニップローラ52と搬送ローラ54aとの間に配設されている消去ユニット62を構成する消去光源64から出力される消去光により、蓄積性蛍光体パネル38に残存する放射線画像情報が除去される。残存する放射線画像情報の消去処理が終了した蓄積性蛍光体パネル38は、ニップローラ52及び吸着盤50を用いてカセッテ36に収納されて蓋部材40が閉蓋された後、カセッテ排出ボタン88が操作されることでカセッテ装填部42から抜き取られ、次の撮影に使用される。
次に、画像処理部92は、前記読み取られた放射線画像情報と、カセッテ36のID情報とを含む可視画像を生成し、この可視画像を送受信機22bから無線通信を介して送受信機22aに送信する。送受信機22aは、受信した前記可視画像をコンソール18を介して表示装置19に出力し、表示装置19は、前記可視画像を表示する。作業者は、表示装置19に表示された可視画像に基づいて、被写体34の状態を概略的に把握する。
なお、他の病室33にいる被写体34に対して撮影処理及び読取処理を行う場合には、台車12a、12bを連結具13a、13bにより再び連結した後に該他の病室33の近くにまで台車12a、12bを移動させて、上述した動作を再度行えばよい。
以上説明したように、本実施形態に係る放射線画像撮影装置10は、蓄積性蛍光体パネル38を収納するカセッテ36と、コンソール18、表示装置19、X線源制御装置20、送受信機22a、バッテリ24a及びX線源30を搭載する台車12aと、読取装置16、送受信機22b及びバッテリ24bを搭載し、台車12aから分離可能な台車12bとの簡単な構成であるので、被写体34のいる病室33毎にX線源30及び読取装置16を設置することが不要となり、X線源30及び読取装置16を共有化することができる。これにより、放射線画像撮影装置10全体を廉価にすることが可能になる。
また、台車12aから読取装置16を搭載する台車12bが分離可能であるため、台車12a又は台車12bを別個に移動させることが可能となり、この結果、移動中の装置の軽量化及び取り扱い性の向上を容易に図ることができる。
さらに、台車12aから読取装置16を搭載する台車12bを分離することにより、読取装置16による放射線画像情報の読取中に、X線源30からX線32が出力されて放射線画像情報の撮影が行われても、放射線画像情報を記録した蓄積性蛍光体パネル38にX線32が照射されること(かぶりの発生)を確実に回避することが可能となる。また、撮影時に、台車12aが病室33内に配置され、一方で、台車12bが病室33外の廊下35に配置されているので、台車12aと台車12bとが衝突することを回避することも可能となる。
さらにまた、台車12aでは、撮影条件を設定するコンソール18、該撮影条件に基づいてX線源30を制御するX線源制御装置20、表示装置19、送受信機22a及びX線源30に対してバッテリ24aから電力が供給され、一方で、台車12bでは、読取装置16及び送受信機22bに対してバッテリ24bから電力が供給されるので、回診時の被写体34の撮影処理及び読取処理を容易に行うことができる。
さらに、送受信機22bは、読取装置16が読み取った放射線画像情報に基づく可視画像を無線通信により送受信機22aに送信し、該送受信機22aは、受信した可視画像をコンソール18を介して表示装置19に出力し、表示装置19は、前記可視画像を表示するので、読取装置16にて読み取った放射線画像情報を速やかに表示装置19に表示することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば、光変換方式の放射線検出器を利用して放射線画像情報を取得することもできる。この光変換方式の放射線検出器では、マトリクス状に配列された各固体検出素子(放射線変換パネル)に放射線が入射すると、その線量に応じた静電潜像が固体検出素子に蓄積記録される。静電潜像を読み取る際には、放射線検出器に読取光を照射し、発生した電流の値を放射線画像情報として取得する(特開2000−105297号公報参照)。
本実施形態に係る放射線画像撮影装置の構成図である。 図1の放射線画像撮影装置において、各台車の連結を解除したときの構成図である。 図1及び図2の読取装置の内部構成図である。 図1及び図2の放射線画像撮影装置の制御ブロック図である。
符号の説明
10…放射線画像撮影装置 12a、12b…台車
13a、13b…連結具 16…読取装置
18…コンソール 19…表示装置
20…X線源制御装置 22a、22b…送受信機
24a、24b…バッテリ 30…X線源
32…X線 33…病室
34…被写体 35…廊下
36…カセッテ 38…蓄積性蛍光体パネル

Claims (5)

  1. 放射線を出力する放射線源と、
    前記放射線源を制御する制御装置と、
    表示装置と、
    受信手段と、
    前記放射線源前記制御装置、前記表示装置及び前記受信手段が搭載されて移動可能に構成された第1の台車と、
    前記放射線源から被写体を介して照射された前記放射線を放射線画像情報として記録する放射線変換パネルと
    記放射線変換パネルに記録された前記放射線画像情報を読み取る読取装置と、
    前記読取装置が読み取った前記放射線画像情報を無線通信により前記受信手段に送信する送信手段と、
    前記第1の台車に対して分離可能な状態で連結され、前記読取装置及び前記送信手段が搭載されて移動可能に構成された第2の台車と、
    を有し、
    前記受信手段は、前記放射線画像情報を受信して前記表示装置に出力し、
    前記表示装置は、前記受信手段からの前記放射線画像情報を表示することを特徴とする放射線画像撮影装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記第1の台車に搭載され、且つ、前記放射線源前記制御装置、前記表示装置及び前記受信手段に電力を供給するバッテリをさらに有することを特徴とする放射線画像撮影装置。
  3. 請求項1又は2記載の装置において、
    前記第2の台車には、前記読取装置及び前記送信手段に電力を供給する第2のバッテリが搭載されていることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の装置において、
    前記放射線変換パネルは、蓄積性蛍光体パネルであることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の装置において、
    前記制御装置は、所定の撮影条件を設定するコンソールと、該コンソールで設定した前記撮影条件に基づいて前記放射線源を制御する放射線源制御装置とから構成されることを特徴とする放射線画像撮影装置。
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