JP2009201392A - 釣針装着道具および釣針装着方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】刺貫針5で餌等を刺し貫き、本体3の側から開閉機構9を操作して、刺貫針の先端19の把持部7を開閉し、釣針に結ばれたハリスを把持する。そして、ハリスを把持して閉じた状態の刺貫針5を餌等から抜き戻し、ハリスを外し、道糸側に結ぶ。
【選択図】図1
Description
そして、しっかりとした装着を行うために、釣針のみならず釣針に結ばれた釣糸の部分を、餌等に貫通した状態にできれば望ましい。しかし、通常の装着では餌等を大きく傷つけてしまう。
第二発明は、さらに、前記本体は、筒状で、前記刺貫針は、前記筒状の本体と同軸状に形成される細い筒状を有し、先端が斜めにカットされており、前記把持部は、前記筒状の刺貫針の内部に同軸状に配置されて先端が前記刺貫針の先端から露出して略U字状に屈曲した針金であり、前記開閉機構は、前記針金の基部に先端が連続し前記筒状の本体の内部に同軸状に配置されるピストン部と、このピストン部を前記本体に対して後退方向へ付勢するバネと、前記ピストン部の基部に形成され前記バネの付勢力に抗して前記ピストン部を前進させるため押圧する押圧部と、を有してなることを特徴とする釣針装着道具である。
第三発明は、第一発明、又は第二発明の釣り針装着道具を用いた、前記刺貫針で前記餌または前記ソフトルアーを刺し貫く手順と、前記本体の側から前記開閉機構を操作して前記把持部を開閉し前記釣針に結ばれたハリスを把持する手順と、前記ハリスを把持して閉じた状態の刺貫針を前記餌または前記ソフトルアーから抜き戻す手順と、前記抜き戻した刺貫針から前記ハリスを外す手順と、前記外したハリスを道糸側に結ぶ手順と、を有することを特徴とする釣針装着方法である。
よって、餌等には貫通針が刺し貫くだけなので、餌等はできるだけ傷つけないで済む。また、餌等には、釣針のみならず釣針に結ばれた釣糸の部分を、結果的に貫通した状態にできる。よって、しっかりとした釣針の装着が行える。また、現場では、ハリスと道糸を結ぶだけで良く、作業効率が良い。また、釣針は、軸の長い特殊なものを必要とせず、通常のものを使用できる。
[概略]
この図は、釣り用の餌等に釣針を装着するための道具である。本体3は注射器に似た円筒状をなす。この本体3の先端に連続した形態で設けられた刺貫針5は、餌等を刺し貫くためのものである。この刺貫針の先端には、開閉して、釣針に結ばれたハリスを把持するための把持部7が設けられる。この把持部7の開閉は、本体3の側から開閉機構9を操作して行われる。
本体3は注射器に似た円筒状をなし、円筒状の後端の周囲には、操作のためのハンドル11が一体的に形成される。後端の端面には孔13が形成され、後述するピストン部15が摺動する。
刺貫針5は、円筒状の本体3と連続的な形状で、同軸状に形成され、先部は細い筒状を有する。連続部分17は、本体3にキャップ状に覆い、嵌合する。刺貫針の先端19は、斜めにカットされ、餌等を刺し貫きやすくなっている。
把持部7は、針金21で形成される。この針金21は、筒状の刺貫針5の内部に同軸状に配置され、先端が刺貫針の先端19から露出している。この露出部分は、略U字状に屈曲し、この略U字状の先端23は、刺貫針の先端19の斜めにカットされた楕円形状穴25の後の縁部27に、係止される。これにより、刺貫針5が刺し貫いたり、抜き戻される際に、邪魔になりにくい。
開閉機構9は、ピストン部15とバネ29を有する。ピストン部15は、把持部7を形成する針金21の基部に、先端が連続する。この連続は、ピストン部15の先端に形成される筒状凹部31に接着剤33が充填され、針金21の基部35が挿入されて行われる。ピストン部15は、筒状の本体3の内部に同軸状に配置される。ピストン部15の長手方向の2箇所には係止フランジ37が形成され、これらの係止フランジ37の後面が、本体3の内周面に形成された対応する2つの受フランジ39に係止して、バネ29の付勢力に対してストッパーの働きをして、ピストン部15を位置決めする。
釣針43とハリス45は、通常の市販のものを使用できるが、この実施形態では、やや特殊なものを使用する。すなわち、この実施形態の釣針43は、先がふたつに分かれた2本針を使用するが、この2本針は、釣針43の軸の上端47でチモトと呼ばれる部分を尖らし、この尖らした部分から餌等に逆方向へ刺し易くなっている。このため、容易に、釣針43を餌から露出しないようにできる。
この実施形態の釣針装着道具1により、太刀魚釣りの生餌54であるきびなごに、釣針43を装着する手順を、図2から図6に示す。
釣針装着道具1を手で持ち、先端の刺貫針5で生餌54であるきびなご(この欄で以下、単に餌54という)を背中側から腹側へ刺し貫く(図2、図3)。刺貫針5の先端19が腹側に露出した状態(図3、図4(A))で、本体3の側から開閉機構9を操作する。すなわち、ハンドル11と押圧部41を手の指で挟むことで、押圧部41を指で押圧する。この押圧で、ピストン部15を前進させ、よって針金21が前進し、針金21の先端の略U字状の部分が、刺貫針5の先端19から前へ外れて大きく露出し、よって把持部7が開く(図1(C)、図4(B))。この略U字状の部分に、ハリス45を引っ掛ける。
そして、釣針43の軸の上端47の尖らした部分から、餌54に逆方向へ容易に刺し、釣針43が餌から露出しないようにする(図6)。
以上のように、餌54には貫通針5が刺し貫くだけなので、餌54はできるだけ傷つけないで済む。
また、餌54には、釣針43のみならず釣針43に結ばれた釣糸(ハリス45)の部分を、結果的に貫通した状態にできる。よって、餌54はできるだけ傷つけないで、しっかりとした釣針43の装着が行える。よって、生餌54のもちをよくすることができる。
また、釣針43は、軸の長い特殊なものを必要とせず、通常のものを使用できる。
さらに、釣針装着道具1は、筒状の本体3、細い筒状で筒状で先端が斜めにカットされた刺貫針5、針金21、ピストン部15、バネ29、によって構成でき、部品点数が少なく、部品加工が容易であり、道具製造コストを抑えることができる。
以上の実施形態では、把持部7は、刺貫針の先端19から露出して前進後退する略U字状に屈曲した針金21であったが、他の実施形態では、略U字状でなくても、略コの字状や略V字状などであっても良い。
すなわち、例えば、刺貫針5は筒状ではなく、鋭く硬い針金であって、その針金の一部が小さな閉じた形状を有する。閉じた形状は、丸、菱形などが採用できる。そして、閉じた形状の一部が、開閉可能とする。例えば、この一部は、物理的に分離され、この分離部分の一端が蝶番形状を有して、他端は、凹凸形状により嵌合し係止する。
以上の実施形態では、餌等として生餌を例に示したが、他の実施形態では、ソフトルアーであってもかまわない。傷つけないで、しっかりとした釣針43の装着が行えることで、ソフトルアーの繰り返し使用に対する耐久性をよくすることができる。
Claims (3)
- 釣り用の餌またはソフトルアーに釣針を装着するための道具であって、本体と、この本体に設けられ前記餌またはソフトルアーを刺し貫くための刺貫針と、この刺貫針の一部が開閉して前記釣針に結ばれたハリスを把持するための把持部と、この把持部を操作して前記開閉をするための開閉機構と、を有することを特徴とする釣針装着道具。
- 前記本体は、筒状で、前記刺貫針は、前記筒状の本体と同軸状に形成される細い筒状を有し、先端が斜めにカットされており、前記把持部は、前記筒状の刺貫針の内部に同軸状に配置されて先端が前記刺貫針の先端から露出して略U字状に屈曲した針金であり、前記開閉機構は、前記針金の基部に先端が連続し前記筒状の本体の内部に同軸状に配置されるピストン部と、このピストン部を前記本体に対して後退方向へ付勢するバネと、前記ピストン部の基部に形成され前記バネの付勢力に抗して前記ピストン部を前進させるため押圧する押圧部と、を有してなることを特徴とする請求項1に記載の釣針装着道具。
- 請求項1、または2に記載の釣り針装着道具を用いた、前記刺貫針で前記餌または前記ソフトルアーを刺し貫く手順と、前記本体の側から前記開閉機構を操作して前記把持部を開閉し前記釣針に結ばれたハリスを把持する手順と、前記ハリスを把持して閉じた状態の刺貫針を前記餌または前記ソフトルアーから抜き戻す手順と、前記抜き戻した刺貫針から前記ハリスを外す手順と、前記外したハリスを道糸側に結ぶ手順と、を有することを特徴とする釣針装着方法。
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JP2005168373A (ja) * | 2003-12-10 | 2005-06-30 | Shimano Inc | 餌付け具 |
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