JP2009200722A - 携帯端末および携帯端末のバックアップデータ読み込みプログラム - Google Patents

携帯端末および携帯端末のバックアップデータ読み込みプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特別な操作をせずに、データのバックアップを適切なタイミングで自動的に行い最新データを保持可能な高信頼な携帯端末を提供する。
【解決手段】携帯電話機100は、折り畳み可能な筐体を有する携帯電話機100であって、ユーザが任意に登録または取得したデータを記憶する内部メモリ部108と、筐体から取り外し可能なリムーバブルメモリ11を保持する保持部と、筐体が折り畳まれたことを検知する開閉検知部102と、開閉検知部102により筐体が折り畳まれたことが検知されたとき、内部メモリ部108に記憶されたデータをリムーバブルメモリ11にバックアップするバックアップ制御部104と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯端末および携帯端末のバックアップデータ読み込みプログラムに関し、特に、データをバックアップできる携帯端末および携帯端末のバックアップデータ読み込みプログラムに関する。
携帯端末に保存してあるユーザデータは、データが壊れてしまった場合等にバックアップ無しでは復元が困難な情報であり、また携帯端末の高機能化により、ユーザ個人の保存するデータ量も増加していることから、バックアップの必要性が高まってきている。
従来の携帯電話装置およびそのデータ保護方法としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された携帯電話装置は、筐体を折り畳まれたことを検知すると、RAM(Random Access Memory)上の保護対象のデータをFLASH ROM(Read Only Memory)にバックアップするものである。この装置における保護対象のデータは、たとえば、ユーザの課金情報、障害履歴、通話時間などを含む発着信履歴、無線通信に用いるパラメータ(基地局情報等)等のデータである。また、FLASH ROMには、もともと携帯電話装置のID情報(電話番号)などの端末固有の情報が保持されている。
ところで、たとえば、DRAM(Dynamic RAM)などの揮発性メモリ(RAM)は安価であるが、データを保持するためには一定周期でメモリのリフレッシュが必要であり、大きな電気容量を必要とし、バッテリを消耗してしまう。一方、たとえば、FLASH ROMなどの不揮発性メモリ(ROM)は、電源を切ってもデータが消えず、またメモリのリフレッシュなども不要であるが、データの消去や書換回数に制限があり寿命が短い。
そこで、特許文献1に記載された携帯電話装置は、RAMに一時的に記憶されたデータを、折り畳み動作時にROMにバックアップすることで、ROMへの書換動作を必要最低限にしてメモリの劣化を防ぎながら保護対象のデータを保護することができる。
また、特許文献2に記載された携帯端末は、内部データを、日時や条件などをトリガとしてリムーバブルメモリへバックアップする。バックアップのトリガとなる条件は、たとえば、充電中、省電力モード、データ変更などを含む。
また、バックアップを行う条件としては、落下や水没などによって携帯電話のデータが壊れてしまう状態になった場合に、ユーザの操作無く、最新の状態をメモリカード等にバックアップしたり、ユーザのバックアップ指示を受け付けてバックアップしたり、またはデータの更新を処理の空き時間に行い、データの更新時刻が異なっている場合に更新したりするものがある(特許文献3〜5)。特許文献6および7に記載された携帯電話は、バックアップ用メモリを充電器に具備し、携帯電話を充電時にメモリにデータをバックアップする。また、ネットワーク経由で外部サーバに携帯端末の情報をバックアップするものなどがある(特許文献8、9)。
また、ユーザのパソコンなどを利用して、バックアップソフトによりパソコンのメモリにデータをバックアップするものもある。
特開2003−188949号公報 特開2005−189969号公報 特開2005−346566号公報 特開2005−196358号公報 特開2004−258708号公報 特開2000−312178号公報 特開2000−324237号公報 特開2005−57477号公報 特開2005−202918号公報
しかしながら、上記文献記載の従来技術は、以下の点で改善の余地を有していた。
第一に、携帯端末の内部ROMにデータをバックアップしている場合、バックアップできるデータの容量が内部ROMの容量以内に制限されたり、外部にバックアップデータを転送するために、別途転送手段が必要であった。また、文献にも記載されているように、ROMへの書込回数には制限があり、メモリに寿命があるにもかかわらず、内部メモリであることから交換などが容易ではなかった。そのため、書込回数を減らすための工夫が必要であった。
第二に、ユーザデータをバックアップする際に、パソコンへ接続し、パソコンで専用のバックアップソフトを起動させる等の操作が必要となるため、バックアップそのものを目的とした操作をユーザに要求することになり、結果として、バックアップのし忘れ、バックアップの頻度低下等によって、最新のユーザデータを保持できずに、携帯端末の故障、水没等でユーザデータが壊れてしまっても復旧が困難であるという問題があった。
第三に、ネットワーク経由でサーバへ保存する手段において、別途データ保存用のサーバが必要になる、トラフィックを混雑させる等のデメリットがあった。
第四に、バックアップ用メモリを充電器に具備し、充電開始を契機としてバックアップを開始する場合、特定の充電器を使用しなければバックアップができない、第三者の充電器を借用した場合、もしくは一つの充電器を複数で共用した場合など、個々の携帯端末を識別する手段が必要になり、構成が複雑になる等の問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特別な操作をせずに、データのバックアップを適切なタイミングで自動的に行い、最新データを保持可能な高信頼な携帯端末を提供することにある。
本発明の携帯端末は、折り畳み可能な筐体および記憶部を有する携帯端末であって、
ユーザが任意に登録または取得したデータを前記記憶部に記憶する手段と、
前記筐体から取り外し可能な記録媒体を保持する手段と、
前記筐体が折り畳まれたことを検知する手段と、
前記検知する手段により前記筐体が折り畳まれたことが検知されたとき、前記記憶部に記憶された前記データを前記記録媒体に復元可能にバックアップする手段と、を備える。
本発明の携帯端末のバックアップデータ読み込みプログラムは、本発明の携帯端末のバックアップデータを読み込むプログラムであって、
記憶部を備えるコンピュータに、
前記携帯端末のデータがバックアップされた記録媒体のデータを読み込む手段、
読み込んだ前記データを前記記憶部に記憶する手段、
前記記憶部に記憶された前記データを提示する手段、として機能させるためのプログラムである。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の携帯端末のデータのバックアップ方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の携帯端末のデータのバックアップ方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の携帯端末のデータのバックアップ方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
本発明によれば、特別な操作をせずに、データのバックアップを適切なタイミングで自動的に行い最新データを保持可能な高信頼な携帯端末が提供される。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第一の実施の形態)
本発明の実施の形態に係る携帯端末は、折り畳み可能な筐体を有する携帯端末において、折り畳み動作をトリガとして携帯端末の内部データをリムーバブルメモリに自動的にバックアップするものである。携帯端末は、例えば、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistants)、ゲーム機などを含み、折り畳み可能な筐体を有する。あるいは、スライド式、または回転式開閉可能な筐体であってもよい。以下、折り畳み式携帯電話機を例として説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る携帯電話機100のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の携帯電話機100は、CPU(Central Processing Unit)2と、ROM6と、RAM8と、メモリソケット部10と、操作部12と、操作受付部14と、表示部16と、表示制御部18と、音声出力制御部20と、スピーカ22と、時計24と、を備える。
CPU2は、携帯電話機100の各要素とバス4を介して接続され、各要素とともに携帯電話機100全体を制御する。ROM6は、携帯電話機100を動作させるためのプログラムや、そのプログラムが動作する際に使用する各種設定データなどを記憶するとともに、送受信メールや設定情報を含むメール関連データ、アドレス帳、トゥドゥリストや時間割を含むスケジュールデータ、テキストメモ、動画像を含む画像データ、音楽(楽曲、メロディ、音声等)データ、アプリケーションデータ等の各種データを含むユーザデータを記憶する。ユーザデータは、任意に登録または取得したデータであり、データが壊れてしまったり、クリアされてしまった場合に、バックアップされていないと、復元が困難であったり、取得料金が再度発生したりするデータである。RAM8は、プログラムが動作するための作業領域や、送受信メールのバッファなど一時的にデータを記憶する領域を有する。
メモリソケット部10は、リムーバブルメモリ11を挿入するソケット部であり、リムーバブルメモリ11を保持するとともに、リムーバブルメモリ11にアクセスしてデータを読み書きする駆動部を含む。リムーバブルメモリ11は、たとえば、各種SD(Secure Digital)メモリカード、SDHC(SD High-Capacity)カード、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード、マルチメディアカード、メモリスティック等の汎用のリムーバブルメモリとすることができる。本発明では、リムーバブルメモリ11を用いることにより、バックアップ用の記憶手段を携帯電話機100に設ける必要がなく、また、後述するように、PC(Personal Computer)などに接続する手段(ネットワークやケーブルなど)を必要とせずに、リムーバブルメモリ11にバックアップされたデータを読み出すことができる。リムーバブルメモリ11は、ユーザがバックアップに必要と思われる容量のメモリを準備して使用することができる。
また、本実施形態において、リムーバブルメモリ11にバックアップされたデータを復元するためには、携帯電話機100が復元処理を行える状態である必要があり、落下などによって携帯電話機100自体が動作不能となった場合などには、新しい携帯電話機100にリムーバブルメモリ11を挿入して復元処理を行うことにより、ユーザデータを復元させることが可能となる。
操作部12は、操作キー、操作ボタン、スイッチ、ジョグダイヤル、タッチパッドなどを含む。操作受付部14は、ユーザによる操作部12の操作を受け付け、CPU2に通知する。表示部16は、LED(Light Emitting Diode)表示器や、液晶ディスプレイ、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイなどを含む。表示制御部18は、CPU2からの指示に従い、表示部16に各種画面表示を行う。音声出力制御部20は、CPU2からの指示に従い、スピーカ22から音声出力を行う。時計24は、時刻を計時する。更新データのタイムスタンプなどはこの時計24の時刻を用いることができる。また、内部タイマも含み、経過時間を計時することもできる。
図2は、本実施形態の携帯電話機100の機能ブロックを示す図である。本発明の実施の形態に係る携帯端末(携帯電話機100)は、折り畳み可能な筐体(不図示)および記憶部(内部メモリ部108)を有する携帯端末(携帯電話機100)であって、ユーザが任意に登録または取得したデータを記憶部(内部メモリ部108)に記憶する記憶処理部(図1のCPU2)と、筐体から取り外し可能な記録媒体(リムーバブルメモリ11)を保持する保持部(図1のメモリソケット部10)と、筐体が折り畳まれたことを検知する開閉検知部102と、開閉検知部102により筐体が折り畳まれたことが検知されたとき、記憶部(内部メモリ部108)に記憶されたデータを記録媒体(リムーバブルメモリ11)に復元可能にバックアップするバックアップ制御部104(読出部110、判定部112、暗号化部118、メモリ駆動部114)と、を備える。
さらに、本実施形態の携帯端末(携帯電話機100)は、バックアップ制御部104がデータを記録媒体(リムーバブルメモリ11)にバックアップする前に、データを暗号化する暗号化部118を備え、バックアップ制御部104は、暗号化部118によって暗号化されたデータを記録媒体(リムーバブルメモリ11)にバックアップする。また、本実施形態の携帯端末(携帯電話機100)は、記録媒体(リムーバブルメモリ11)から暗号化されたデータを読み出して復号する復号部122と、復号部122によって復号されたデータを記憶部(内部メモリ部108)に復元する書込部124と、を備える。
なお、各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。また、携帯電話機100の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウェアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。各図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
詳細には、携帯電話機100は、開閉検知部102と、バックアップ制御部104と、設定記憶部106と、内部メモリ部108と、読出部110と、判定部112と、メモリ駆動部114と、状態検知部116と、暗号化部118と、復元指示受付部120と、復号部122と、書込部124と、報知部126と、を含む。
開閉検知部102は、携帯電話機100の筐体の折り畳み動作の開閉状態を検知するセンサであり、特に限定されないが、本実施形態では主に閉状態(閉動作)を検知し、バックアップ制御部104に通知する。開閉検知部102については、既存の折り畳み式携帯電話機100において、折り畳み動作時に、液晶表示部の消灯動作などを行うために、既に携帯電話機100に備わっている手段をそのまま流用することができる。
なお、本実施形態において、折り畳み動作をトリガとして自動バックアップ処理を行う構成としているが、これにより、ユーザが携帯電話機100の操作を完了した状況においてバックアップ処理を開始することができる。よって、データが他の処理によって更新中にバックアップ処理が行われることによって、データが壊れたり、あるいは処理に時間がかかったりするといった不都合を解消することが可能となる。
バックアップ制御部104は、開閉検知部102で閉動作が検知されたとき、携帯電話機100に挿入されているリムーバブルメモリ11に、内部メモリ部108のデータをバックアップするためのバックアップソフトウェアを起動し、バックアップ処理を制御する。バックアップ制御部104の動作は、たとえば、図1のROM6に格納された本実施形態のバックアップソフトウェアをCPU2が実行することで実現される。バックアップ制御部104は、開閉検知部102、読出部110、メモリ駆動部114、状態検知部116、暗号化部118などと連動してバックアップ処理を実行する。また、後述する実施形態において、バックアップ制御部104は、メモリ駆動部114、状態検知部116、復元指示受付部120、復号部122、書込部124などと連動してバックアップデータの復元処理を実行する。なお、判定部112は、バックアップ制御部104に含まれてもよい。
設定記憶部106は、バックアップ制御部104がバックアップ処理を行う際に使用する各種設定値を記憶する。設定記憶部106は、たとえば、図1のROM6に含むことができる。設定記憶部106に記憶される設定値については、後述する。
内部メモリ部108は、図1のROM6に含まれ、送受信メールや設定情報を含むメール関連データ、アドレス帳、トゥドゥリストや時間割を含むスケジュールデータ、テキストメモ、動画像を含む画像データ、音楽データ、アプリケーションデータ等の各種ユーザデータを含むバックアップ対象データを記憶する。通常動作時には、内部メモリ部108に記憶されているデータは、図1のCPU2によりアクセスされて使用される。
読出部110は、内部メモリ部108に記憶されたバックアップ対象データを内部メモリ部108から読み出す。判定部112は、内部メモリ部108に記憶されたバックアップ対象データをリムーバブルメモリ11にバックアップする際の各種条件などを判定し、条件に従ってバックアップを制御する。詳細については、後述する。
メモリ駆動部114は、図1のメモリソケット部10に挿入されたリムーバブルメモリ11からデータを読み出したり、リムーバブルメモリ11にデータを書き込む。本実施形態の携帯電話機100において、記録媒体(リムーバブルメモリ11)にデータをバックアップ可能か否かを判断する判断部(状態検知部116)と、判断部(状態検知部116)がバックアップ不可能と判断したとき、ユーザにその旨を報知する報知部126と、を備えることができる。メモリ駆動部114は、図1のメモリソケット部10に含むことができる。
状態検知部116は、バックアップ可能か否かの判断材料として、リムーバブルメモリ11が図1のメモリソケット部10に挿入されているか否かを検知したり、図1のメモリソケット部10に挿入されているリムーバブルメモリ11が書込禁止になっていないかどうかを検知したりして、その結果を判定部112に通知する。さらに、自動バックアップ時、あるいは、リムーバブルメモリ11を挿入時などに、状態検知部116は、リムーバブルメモリ11の空き容量が、内部メモリ部108のバックアップ対象のデータ容量より大きいか否かを判別し、空き容量の方が小さい場合に判定部112に通知し、報知部126がユーザにその旨を報知することができる。
暗号化部118は、読出部110が読み出した内部メモリ部108のデータを暗号化して、メモリ駆動部114にリムーバブルメモリ11に書き込ませる。復元指示受付部120は、メモリソケット部10に挿入されたリムーバブルメモリ11からバックアップデータを携帯電話機100の内部メモリ部108に復元する指示をユーザから受け付ける。ここでは、図1の表示部16に表示された図示されないメニュー画面をユーザが操作部12を操作してバックアップデータの復元指示を操作受付部14を介して受け付けることができる。
復号部122は、復元指示受付部120が復元指示を受け付けたとき、リムーバブルメモリ11からメモリ駆動部114を介してデータを読み出し、暗号化されているバックアップデータを復号する。書込部124は、復号部122が復号したデータを内部メモリ部108に書き込む。なお、暗号化部118および復号部122は、同一のユニットとしてもよい。なお、内部メモリ部108に復号されたデータを書き込む場合、全てのデータを上書きしてもよいし、図示されない指定画面で指定されたデータのみを上書きまたは追加してもよい。あるいは、同じファイル名のデータが存在した場合に、内部メモリ部108のデータと復号されたデータのタイムスタンプをそれぞれユーザに提示し、上書き処理をしてもよいか否かを確認した上で上書きするようにしてもよい。
報知部126は、判定部112がバックアップ不可能と判断したとき、ユーザにその旨を報知する。報知部126は、たとえば、スピーカ22を介して音声やメロディ、警告音などを音声出力してもよいし、液晶ディスプレイなどの表示部16にメッセージを表示させたり、LEDを色替え点滅点灯させてもよい。あるいは、ユーザが指定したメールアドレスにバックアップできなかったことを伝えるメールを送信するようにしてもよい。ここでは、報知部126は、たとえば、リムーバブルメモリ11が挿入されていないこと、書込禁止になっていること、容量が不足していることなどをユーザに警告する。
図3(a)に示すように、本実施形態の携帯電話機100において、自動バックアップ設定画面200で、本実施形態の自動バックアップ処理の各種設定を行うことができる。自動バックアップ設定画面200は、自動バックアップ指定チェックボックス欄202と、バックアップ設定ラジオボタン204と、バックアップタイミング設定ラジオボタン206と、バックアップ条件設定チェックボックス欄208と、を含む。
自動バックアップ指定チェックボックス欄202は、自動バックアップ処理を行うか否かの設定を受け付けるチェックボックスとなっている。チェックボックスがチェックされた場合、自動バックアップ処理を実行し、チェックされていない場合は自動バックアップ処理を行わない。なお、本実施形態の携帯電話機100において、自動バックアップ以外に、ユーザの指示により随時データのバックアップは可能であることは言うまでもない。
バックアップ設定ラジオボタン204は、データをバックアップする際、全てのデータを上書きするか、差分のみを更新するかを選択指定できるようになっている。全てのデータを上書きする場合は、内部メモリ部108に格納されているデータをリムーバブルメモリ11に全て上書きでバックアップする。差分のみを更新する場合は、内部メモリ部108に格納されているデータとリムーバブルメモリ11に格納されているデータを比較、または、内部メモリ部108からリムーバブルメモリ11にバックアップされたデータを携帯電話機100でチェックして覚えておき、最後にバックアップを行った時から変更のあったデータのみをバックアップ処理する。データの差分の取り方などは、どのような処理および手順で行ってもよい。なお、本実施形態では、全部上書きする設定となっている場合について説明する。差分のみ更新する設定については、後述する。
バックアップタイミング設定ラジオボタン206は、バックアップを取るタイミングの設定を行う。たとえば、閉動作時毎回バックアップを取るか、前回閉動作を行ってから、指定時間経過後に閉動作が行われた時、バックアップを取るか、日付変更後、初めて閉動作が行われた時のみバックアップを取るか、等を選択指定することができる。指定時間経過後の指定時間もリストボックスや入力ボックスなどのユーザインタフェース機能を用いて設定を受け付けることができる。
バックアップ条件設定チェックボックス欄208は、バックアップを行う各種条件の指定を受け付けるためのユーザインタフェースである。たとえば、更新日時が指定日数以内のもののみバックアップするか否かを指定することができる。あるいは、更新日時が指定日数以上のものはバックアップしないか否かを指定することができる。あるいは、容量が指定サイズ以上のファイルはバックアップしないか否かを指定することができる。指定日数や指定サイズもリストボックスや入力ボックスなどのユーザインタフェース機能を用いて設定を受け付けることができる。
自動バックアップ設定画面200において指定された設定は、図2の設定記憶部106に格納され、バックアップ制御部104や判定部112における判定に使用される。
さらに、図3(b)に示すように、優先順位設定画面220において、優先的にバックアップするデータの属性の指定を受け付けることができる。優先順位設定画面220は、順位欄222と、データ種別指定欄224と、追加ボタン226と、を含む。順位欄222の順位順に、データ種別指定欄224で指定されたデータの属性(種別)で優先順位を指定することができる。データ種別指定欄224は、たとえば、リストボックスにすることができ、バックアップ可能なデータの種別が一覧表示され、選択することができるようになっている。追加ボタン226を押下することで、さらにバックアップ順位を指定する対象のデータ種別を追加することができる。
あるいは、他の実施形態において、バックアップ可能なデータ種別のチェックボックスを設定画面に設け、バックアップしたいデータ種別をユーザにチェックさせ、チェックされた種別のデータのみをバックアップさせるようにしてもよい。
本実施形態において、バックアップ可能なデータ種別は、たとえば、送信メール、受信メール、メール添付ファイル、メール設定データ、メール用絵文字やGIFアニメ、テンプレート、アドレス帳、トゥドゥリスト、時間割、スケジュール、テキストメモ、動画像データ、静止画像データ、メロディデータ、楽曲データ、アプリケーションデータなどである。
図3の自動バックアップ設定画面200および優先順位設定画面220で設定された条件などは、設定値として図2の設定記憶部106に記憶され、バックアップ時に読み出されて使用される。なお、図3の自動バックアップ設定画面200および優先順位設定画面220で設定された条件に従ったバックアップ処理については、後述する。本実施形態では、条件によらず、内部メモリ部108のデータを全てリムーバブルメモリ11にバックアップする場合について説明する。
本実施の形態の携帯電話機100は、ROM6に実装されているコンピュータプログラム(バックアップソフトウェアなど)をCPU2が実行して各種の処理動作を行うことにより、上述のような各構成要素102〜126が各種機能として実現されている。
すなわち、本実施形態の携帯電話機100のコンピュータプログラムは、コンピュータに、ユーザが任意に登録または取得したデータを記憶部(内部メモリ部108)に記憶する手順、筐体から取り外し可能な記録媒体(リムーバブルメモリ11)を保持する手順、筐体が折り畳まれたことを開閉検知部102により検知する手順、開閉検知部102により筐体が折り畳まれたことが検知されたとき、記憶部(内部メモリ部108)に記憶されたデータを記録媒体(リムーバブルメモリ11)にバックアップする手順、を実行させるように記述されている。
また、本実施形態の携帯電話機100のデータのバックアップ方法は、ユーザが任意に登録または取得したデータを記憶部(内部メモリ部108)に記憶し、筐体から取り外し可能な記録媒体(リムーバブルメモリ11)を保持し、筐体が折り畳まれたことを開閉検知部102により検知し、開閉検知部102により筐体が折り畳まれたことが検知されたとき、記憶部(内部メモリ部108)に記憶されたデータを記録媒体(リムーバブルメモリ11)にバックアップする。
このように構成された本実施形態の携帯電話機100の動作について、以下に説明する。図4は、本実施形態の携帯電話機100の自動バックアップ時の動作の一例を示すフローチャートである。
具体的には、図4に示すように、はじめに、図2の開閉検知部102が携帯電話機100の折り畳み閉動作を検知すると(S11のYES)、判定部112が自動バックアップ指定の有無、すなわち、折り畳み閉動作が検知されたとき、バックアップソフトを自動的に起動する設定がなされているか否かを判別する(S13)。この自動バックアップの指定は、上述の図3(a)の自動バックアップ設定画面200の自動バックアップ指定チェックボックス欄202の指定に基づいて判別することができる。すなわち判定部112は、設定記憶部106に記憶されている自動バックアップ指定に基づいて判別する。
自動バックアップすると指定されている場合(S13のYES)、状態検知部116がリムーバブルメモリ11の準備がOKか否かを判別し、判定部112に通知する(S15)。リムーバブルメモリ11の準備がOKの場合(S15のYES)、すなわち、リムーバブルメモリ11が図1のメモリソケット部10に挿入されていて、かつ、リムーバブルメモリ11が書込禁止になっていない場合、かつ、リムーバブルメモリ11の空き容量が足りる場合、バックアップソフトウェアが起動される(S19)。
そして、バックアップソフトウェアが起動されると、バックアップ制御部104が制御を開始する。すなわち、バックアップ制御部104からの指示に従い、判定部112を介して読出部110が内部メモリ部108からデータを読み出し、暗号化部118が読み出されたデータを暗号化する(S21)。そして、メモリ駆動部114に暗号化されたデータをリムーバブルメモリ11に書き込みさせて、データをバックアップ(コピー)する(S23)。そして、ステップS25に進み、通常の閉動作処理を行う。ここで、通常の閉動作処理とは、たとえば、液晶ディスプレイ(不図示)のバックライトを消灯したり、筐体表面部のサブ液晶ディスプレイ(不図示)の表示を所定時間オンにしたり、待受状態としたりする。
一方、ステップS13で自動バックアップを行わない指定の場合(S13のNO)、バックアップソフトウェアの起動処理はバイパスされ、ステップS25に進む。さらに、ステップS15において、リムーバブルメモリ11の準備ができていない場合(S15のNO)、たとえば、図1のメモリソケット部10にリムーバブルメモリ11が挿入されていない、またはリムーバブルメモリ11が書込禁止設定になっている、リムーバブルメモリ11の空き容量が足りない等の場合、リムーバブルメモリ11が挿入されていないこと、リムーバブルメモリ11が書込禁止になっていること、または、リムーバブルメモリ11の空き容量が足りないこと等を報知部126がユーザに報知する(S17)。そして、ステップS25に進む。
以上説明したように、本実施形態の携帯電話機100によれば、携帯端末の折り畳み動作というユーザが日常意識せずに頻繁に行う動作をトリガとしてデータをリムーバブルメモリに自動的に復元可能にバックアップすることができるので、確実にバックアップを行うことが可能となる。充電中など一日1回程度の動作をトリガとした場合に比較して、短い周期でバックアップを行うことができるので、変更に対して迅速にバックアップデータを更新することが可能となる。
また、リムーバブルメモリ11にバックアップするので、携帯電話機100から外部にデータを転送する手段(たとえば、ネットワーク接続手段など)を備えなくとも、データを外部に簡単に持ち出すことが可能となり、簡素な構成で利便性のよいシステムが構築可能となる。
また、本実施形態において、携帯電話機100の折り畳み時にも、たとえば、カメラ撮影、TV視聴、メール送受信、アップロード、およびダウンロードなどの動作が実行可能であるが、カメラ撮影時、メール受信時、およびダウンロード時以外のデータが更新されることはなく、バックアップ対象のデータが更新中か否かを判断する手段がカメラ撮影時、メール受信時およびダウンロード時以外には不要となる。カメラ撮影時、メール受信時およびダウンロード時においても、各動作において取得したデータは一時的にバッファ(図1のRAM8に含まれる)に格納し、バックアップ動作が終了した時点で、記憶部(内部メモリ部108)に格納させればよい。
また、リムーバブルメモリ11の空き容量が少なくバックアップできないとき、リムーバブルメモリ11が挿入されていないとき、書込禁止になっているとき等にユーザに報知することができるので、報知を受けてユーザはリムーバブルメモリ11を交換するなどの処置をとることができるので確実にバックアップすることができる。
(第二の実施の形態)
図5は、本実施形態の携帯電話機100の自動バックアップ時の動作の一例を示すフローチャートである。本実施形態の携帯電話機100は、上記実施形態とは、データを自動バックアップする場合に、上述した図3で設定された各種の条件に従ってバックアップ処理を行う点で相違する。
本実施形態の携帯端末において、データをバックアップする条件の設定をユーザから受け付ける操作受付部14(図1)備え、バックアップ制御部104は、操作受付部14が受け付けた条件に従って、データをバックアップする。操作受付部14が受け付けた条件は、設定記憶部106に記憶される。
ここで、条件とは、たとえば、データの更新の有無(前回のバックアップデータからデータが更新されていないときはバックアップせず、更新されているデータ、すなわち差分のみバックアップする)、前回更新時刻から所定時間以内ならバックアップしない、更新日時が最近何日以内のもののみバックアップする、更新日時が最近何日以上過ぎたものはバックアップしない、容量が指定サイズ未満のデータのみバックアップする(指定サイズ以上はバックアップしない)、等である。本実施形態では、操作受付部14は、表示部16に表示された図3(a)の自動バックアップ設定画面200により、ユーザによる条件の設定を受け付けることができる。
本実施形態の携帯端末(携帯電話機100)において、バックアップ制御部104は、記録媒体(リムーバブルメモリ11)に既にバックアップされているデータと、記憶部(内部メモリ部108)に記憶されているバックアップ対象のデータとを比較して、差分を検出し、該差分を記録媒体(リムーバブルメモリ11)にバックアップしてもよい。このようにすれば、既にバックアップされているデータとの差分のみを記録媒体(リムーバブルメモリ11)にバックアップするので、記録媒体(リムーバブルメモリ11)への書込時間を短縮できる。
また、携帯端末(携帯電話機100)は、バックアップするデータの属性の指定をユーザから受け付ける操作受付部14(図1)を備え、バックアップ制御部104は、操作受付部14が受け付けた属性のデータのみをバックアップする。さらに、携帯端末(携帯電話機100)は、バックアップするデータの属性の優先順位をユーザから操作受付部14(図1)を含み、バックアップ制御部104は、操作受付部14が受け付けた優先順位に従って、データをバックアップする。
本実施形態では、操作受付部14は、表示部16に表示された図3(b)の優先順位設定画面220により、ユーザによるデータの属性の指定や優先順位の設定を受け付けることができる。データの属性とは、たとえば、データの種類であり、本実施形態では、図3(b)の優先順位設定画面220において、たとえば、アドレス帳、受信メール、送信メール、設定データ、画像データ、音楽データ、アプリケーションデータなどを含むリストから選択してデータ種別指定欄224に指定できる。
図5に示すように、本実施形態の携帯電話機100は、上記実施形態の図4のフローチャートのステップに加え、ステップS19の後に、ステップS31を含む。ステップS31では、判定部112が設定記憶部106に記憶された設定条件に従って、条件を比較し、一致するか否かを判定する。条件と一致した場合(S31の一致)、図4のステップS21に進み、内部メモリ部108のデータが暗号化され、リムーバブルメモリ11にバックアップされる。
一方、条件と一致しない場合(S31の不一致)、ステップS25に進み、通常閉動作処理を行い、リムーバブルメモリ11へのバックアップ処理を行われない。このとき、条件に一致せず、リムーバブルメモリ11へのバックアップ処理が行われなかった旨を、ユーザに音声またはメッセージ表示などにより報知してもよい。
たとえば、図3(a)の自動バックアップ設定画面200のバックアップ設定ラジオボタン204にて、「全部上書き」が選択されていた場合は、判定部112は条件一致と判断してステップS21に進み、「差分のみ更新」が選択されていた場合、判定部112は、前回バックアップした日時から更新されたデータがあるか否かを判定する。具体的には、たとえば、バックアップ制御部104は、バックアップした日時を図1のRAM8またはROM6の所定の領域に記憶しておき、内部メモリ部108内に記憶されているデータのタイムスタンプと比較することで更新されたデータを検出することができる。そして、検出された更新データのみが条件に一致するデータとしてステップS21以降で暗号化され、リムーバブルメモリ11にバックアップ処理が行われる。
また、図3(a)の自動バックアップ設定画面200のバックアップタイミング設定ラジオボタン206において、「閉動作時毎回」が選択されていた場合、判定部112は条件一致と判断してステップS21に進む。また、「前回閉動作から指定時間経過後」が選択されていた場合、判定部112は、前回バックアップが行われた時刻から指定時間経過しているか否かを判定する。指定時間経過していない場合は、ステップS25に進み、指定時間経過していると判定された場合はステップS21に進む。さらに、「日付変更後初回閉動作時のみ」が選択されていた場合、判定部112は、前回バックアップが行われた時刻から日付が変更になっているか否かを判定する。日付が変更になっている場合は、ステップS21に進み、変更になっていない場合はステップS25に進む。
また、図3(a)の自動バックアップ設定画面200のバックアップ条件設定チェックボックス欄208において、「更新日時が指定日数以内のもののみバックアップする」が選択されていた場合、判定部112は、内部メモリ部108に記憶されているデータのうち、更新日時が指定日数以内のものを検出する。指定日数以内のものがなかった場合はステップS25に進み、指定日数以内もデータが存在した場合、バックアップ制御部104は、該当するデータのみをステップS21以降の処理でリムーバブルメモリ11にバックアップ処理する。
また、「更新日時が指定日数以上のものはバックアップしない」が選択された場合、判定部112は内部メモリ部108に記憶されているデータのうち、更新日時が指定日数以上のもの以外を検出する。指定日数以上のもの以外のデータが検出されなかった場合、ステップS25に進み、指定日数以上のもの以外のデータが検出された場合、バックアップ制御部104は、該当するデータのみをステップS21以降の処理でリムーバブルメモリ11にバックアップ処理する。
また、「容量が指定サイズ以上のデータはバックアップしない」が選択された場合、判定部112は、内部メモリ部108に記憶されているデータのうち、指定サイズより小さいデータのみを検出する。指定サイズ以上のデータしか検出されなかった場合、ステップS25に進み、指定サイズより小さいデータが検出された場合、バックアップ制御部104は、該当するデータのみをステップS21以降の処理でリムーバブルメモリ11にバックアップ処理する。
また、図3(b)の優先順位設定画面220において、バックアップするデータ種別の優先順位が指定されている場合、指定されている優先順位に従って、リムーバブルメモリ11にデータのバックアップ処理を順次行う。指定されていないデータのバックアップは行わないようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態の携帯電話機100によれば、ユーザが設定した条件に従ってバックアップするデータを選択することができ、また、データの属性、すなわちデータの種類による重要度などに応じて、バックアップする優先順位を決め、リムーバブルメモリ11の容量が小さい場合に、優先順位の高い属性を有するデータを優先的にバックアップすることができる。これによりユーザにとって大切なデータを確実にバックアップすることができる。
(第三の実施の形態)
図6は、本実施形態の携帯電話機100の自動バックアップ時の動作の一例を示すフローチャートである。本実施形態の携帯電話機100は、上記実施形態とは、バックアップが正常に行われたか否かを確認し、正常に行われなかった場合にユーザに報知する点で相違する。
図6に示すように、本実施形態の携帯電話機100は、上記実施形態の図4のフローチャートのステップS19の後、または、図5のフローチャートのステップS31の「一致」の後に、ステップS41を含むとともに、図4のフローチャートのステップS21およびS23と同様のステップの後に、ステップS43〜49を含む。図4のフローチャートのステップS19の後、または図5のフローチャートのステップS31で条件が一致すると判定された場合、ステップS21の前に、バックアップ正常完了フラグを0にセットする(S41)。このバックアップ正常完了フラグは、たとえば、図1のRAM8に記憶することができる。
そして、内部メモリ部108に格納されているデータが暗号化部118によって暗号化され(S21)、メモリ駆動部114によりリムーバブルメモリ11にバックアップされた後(S23)、メモリ駆動部114、状態検知部116、または暗号化部118が、リムーバブルメモリ11へのバックアップが正常に終了したか否かを確認する(S43)。バックアップが正常に終了した場合(S43のYES)、バックアップ正常完了フラグを1にセットし(S45)、ステップS25に進む。また、バックアップが正常に終了しなかった場合(S43のNO)、ステップS21およびS23の処理、またはステップS23の処理のみを所定回数繰り返してリトライする(S47のNO)。所定回数リトライし終わった場合(S47のYES)、ユーザにバックアップが正常に終了しなかった旨を報知部126が音声またはメッセージ表示にて報知する(S49)。
このように、本実施形態の携帯電話機100では、リムーバブルメモリ11への自動バックアップ処理の際、バックアップが正常に終了しなかった場合にユーザに警告することができる。
以上説明したように、本実施形態の携帯電話機100によれば、リムーバブルメモリ11への自動バックアップが正常に終了しなかった場合に報知されるので、たとえば、リムーバブルメモリ11を新しいものと交換するなどの処置をユーザがとることができ、信頼性が向上する。また、新しいデータがバックアップされていないことをユーザが気付かずに、リムーバブルメモリ11の古いデータを書き戻しされてしまうのを防ぐことができる。
(第四の実施の形態)
図7は、本実施形態の携帯電話機100におけるリムーバブルメモリ11抜き出し時の動作の一例を示すフローチャートである。本実施形態の携帯電話機100は、上記実施形態とは、メモリを抜き出す前に、暗証番号の入力を受け付け、データを復元する際、暗証番号による認証を要する点で相違する。
なお、データの復元操作は、たとえば、携帯電話機100の故障、リニューアル、もしくは、設定により内部メモリ部108のクリアを行った後、ユーザデータを携帯電話機100に書き戻す必要が生じた際などに行われる。本実施形態では、復元時に暗証番号の認証を要求することで、バックアップデータを復元させたデータを活用する適切なユーザであることの証明とする。
また、本実施形態において、リムーバブルメモリ11へのバックアップ処理は、上記実施形態のいずれであってもよい。以下、図1、図2、および図7を用いて説明する。
本実施形態の携帯端末(携帯電話機100)において、記録媒体(リムーバブルメモリ11)を保持する保持部(図1のメモリソケット部10)から抜き出す前に、ユーザに暗証番号の入力を促し、暗証番号を受け付ける(図1の操作受付部14)と、受け付けた暗証番号を記録媒体(リムーバブルメモリ11)に記録する記録部(暗号化部118)と、記録媒体(リムーバブルメモリ11)のデータを読み込む際、暗証番号の入力をユーザに促し、受け付ける復元指示受付部120と、受け付けた暗証番号が、記録媒体(リムーバブルメモリ11)に記録された暗証番号と一致するか否かを判断する判断部(復号部122)と、を備え、判断部で暗証番号が一致すると判断されたとき、復号部122は記録媒体(リムーバブルメモリ11から暗号化されたデータを復号するとともに、判断部(復号部122)で暗証番号が一致しないと判断されたとき、復号部122は記録媒体(リムーバブルメモリ11)の暗号化されたデータを復号しない。
図7に示すように、本実施形態の携帯電話機100において、携帯電話機100からデータをバックアップ済みのリムーバブルメモリ11を抜き出す場合、メモリ抜き出し操作用ボタン(不図示)の操作を操作受付部14が受け付けたとき(S51のYES)、ステップS53に進み、暗証番号の入力をユーザに促すメッセージを表示部16に表示させ、暗証番号の入力を操作受付部14が受け付ける(S53のYES)。暗証番号の入力を受け付けるまで、待機する(S53のNO)。なお、図示されないキャンセルボタンの操作を受け付けると、本処理は中断されるものとする。
なお、本実施形態において、メモリ抜き出し操作用ボタンは、ハード的なイジェクトボタンであっても、表示部16に表示される画面上で操作可能なボタンであってもよい。ハード的なイジェクトボタンの場合、イジェクト操作を有効にするための処理として、本フローチャートの動作を行う必要があるものとする。すなわち、後述する本フローチャートのステップS61に進むまでは、イジェクト操作によるリムーバブルメモリ11の排出はなされないものとする。
図7に戻り、暗証番号の入力を受け付けた後(S53のYES)、メモリ駆動部114が、リムーバブルメモリ11に暗証番号を書き込む(S55)。メモリ駆動部114、状態検知部116、または暗号化部118が、リムーバブルメモリ11への暗証番号の書き込みが正常に行われたか否かを判別する(S57)、正常に書込が行われた場合(S57のYES)、バックアップ正常完了フラグに1をセットする(S59)、そして、メモリ抜き出し操作が可能となる(S61)。あるいは、自動的にリムーバブルメモリ11が排出され、本処理を終了する。
一方、正常に書込が行われなかった場合(S57のNO)、バックアップ正常完了フラグに0をセットする(S63)。そして、所定回数、リムーバブルメモリ11への暗証番号の書き込み処理(S55)をリトライし(S65のNO)、所定回数リトライを行った後(S65のYES)、報知部126が暗証番号の書き込みに失敗した旨をユーザに音声またはメッセージ表示などにより報知する(S67)。そして、ステップS61に進む。
次に、本実施形態の携帯電話機100において、バックアップデータを復元する際の動作について以下に説明する。図8は、本実施形態の携帯電話機100のデータ復元時の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図1、図2、図8を用いて説明する。
はじめに、復元指示受付部120がユーザからバックアップデータが記憶されているリムーバブルメモリ11からのデータの復元指示を受け付けると、本処理が開始される。復元指示受付部120は、バックアップ正常完了フラグを確認する(S71)。バックアップ正常完了フラグが1の場合(S71:フラグ=1)、復元指示受付部120が、暗証番号の入力をユーザに促す画面表示を表示制御部18に指示し、ユーザが入力した暗証番号を操作受付部14を介して受け付ける(S73のYES)。暗証番号の入力がなされるまでの間(S73のNO)、暗証番号の入力を待つが、ユーザのキャンセル指示の受け付けにより本処理を終了させてもよい。
そして、復号部122に暗証番号を受け渡す、復号部122は、メモリ駆動部114を介してリムーバブルメモリ11からリムーバブルメモリ11に記録されている暗証番号を読み出す(S75)。そして、ユーザが入力した暗証番号とリムーバブルメモリ11に記録されていた暗証番号を比較して、一致するか否か確認する(S77)。暗証番号が一致した場合、ユーザは認証され(S77のOK)、復号部122は、メモリ駆動部114を介してリムーバブルメモリ11からバックアップデータを読み出す(S79)。そして、復号部122は、読み出したバックアップデータを復号し(S81)、そして、書込部124に内部メモリ部108に格納させる(S83)。このようにして、リムーバブルメモリ11にバックアップされていたデータが内部メモリ部108に復元されて格納されることとなる。
一方、ステップS71でバックアップ正常完了フラグが0であった場合(S71:フラグ=0)、復元指示受付部120は、ユーザにバックアップ処理が正常に終了していなかったためにデータの復元が不可能である旨を示すメッセージを提示する(S91)。たとえば、表示制御部18に表示部16上に警告画面を表示させる、あるいは、スピーカ22を介して音声出力制御部20に警告音やメッセージ音声を出力させる。すなわち、暗証番号を入力せずにリムーバブルメモリ11を抜き出した場合、リムーバブルメモリ11にバックアップされたデータを復元させることはできないこととなる。
なお、上述したように、携帯電話機100そのものが壊れてしまい新しくなったような場合には、初期設定で、バックアップ正常完了フラグを1にセットしておけば、リムーバブルメモリ11にバックアップされていたデータを新しい携帯電話機100に復元させることが可能となる。
また、ステップS77で、暗証番号が一致しなかった場合(ステップS77のNG)、復号部122は、ユーザに暗証番号の認証に失敗したことを通知するメッセージを提示する(S93)。たとえば、表示制御部18に表示部16上に警告画面を表示させる、あるいは、スピーカ22を介して音声出力制御部20に警告音やメッセージ音声を出力させる。または、所定回数まで、暗証番号の再入力を促してもよい。
また、復元する際には、既に内部メモリ部108に格納されているデータと、復元されるデータの更新時刻を比較して、更新時刻が新しいデータのみを自動的に上書きするようにしたり、ユーザに確認してから上書きさせたりするなどの手順を含んでもよい。
以上説明したように、本実施形態の携帯電話機100によれば、リムーバブルメモリ11にバックアップされたデータを携帯電話機100に復元させるとき、暗証番号による認証を必要とするので、リムーバブルメモリ11にバックアップされたデータが不正に復元および複製されるのを防ぐことができ、セキュリティおよび信頼性が向上する。
(第五の実施の形態)
図9は、本発明の実施の形態に係る携帯電話機100(図9には不図示)のバックアップデータ読み込みプログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。本実施形態では、携帯電話機100のデータがバックアップされたリムーバブルメモリ11をコンピュータ(PC300)で読み込む点で、上記実施形態とは異なる。なお、本実施形態でコンピュータにてリムーバブルメモリ11のデータを読み込ませた場合であっても、リムーバブルメモリ11のデータが壊れたり、変更されない限り、上記実施形態における携帯電話機100への復元処理には何ら影響は及ぼさないものとする。本実施形態において、リムーバブルメモリ11をコンピュータで読み込む場合には、なるべく書込禁止の設定をした上で読み込ませるのが好ましい。
本実施形態の携帯端末のバックアップデータ読み込みプログラムは、上記実施形態のいずれかの携帯端末(携帯電話機100)のバックアップデータを読み込むプログラムであって、記憶部(ROM336)を備えるコンピュータ(PC300)に、携帯端末(携帯電話機100)のデータがバックアップされた記録媒体(リムーバブルメモリ11)のデータを読み込む手段、読み込んだデータを記憶部(ROM336)に記憶する手段、記憶部(ROM336)に記憶されたデータを提示する手段(表示部310)、として機能させるためのプログラムである。
また、本実施形態の携帯端末のバックアップデータ読み込みプログラムは、コンピュータ(PC300)に、記録媒体(リムーバブルメモリ11)のデータを読み込む際、暗証番号の入力をユーザに促し、受け付ける手段、受け付けた暗証番号が、記録媒体(リムーバブルメモリ11)に記録された暗証番号と一致するか否かを判断する手段、判断する手段で暗証番号が一致すると判断されたとき、記録媒体(リムーバブルメモリ11)から暗号化されたデータを復号するとともに、判断する手段で暗証番号が一致しないと判断されたとき、記録媒体(リムーバブルメモリ11)の暗号化されたデータを復号しない手段、として機能させるためのプログラムである。
本実施形態の携帯端末のバックアップデータ読み込みプログラムを実行するコンピュータは、たとえば、PC、ワークステーションなどである。
詳細には、PC300は、表示部310と、操作部320と、メモリソケット部330と、CPU332と、RAM334と、ROM336と、表示制御部338と、操作受付部340と、を備えている。
表示部310は、たとえば、液晶ディプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、有機ELディスプレイ、などであり、各種画面を表示し、ユーザに提示する。操作部320は、たとえば、キーボード、マウス、タブレットなどのユーザが使用する、入力および操作手段である。操作部320と操作受付部340は、有線接続であっても無線接続であってもよい。表示部310および操作部320がユーザインタフェースを構成する。また、音声入出力手段として、スピーカ、マイクなどを備えてもよい。
CPU332は、PC300の各要素とともに、バス342を介して接続され、後述するROM336に格納されているプログラムを実行することで、PC300全体を制御する。PC300は、ROM336に実装されている本発明の実施形態に係るバックアップデータ読み込みプログラムをCPU332が実行して各種の処理動作を行うことにより、携帯電話機100のバックアップデータの読み込み機能を実現する。
RAM334は、CPU332がプログラムを実行する際の作業領域や、入出力バッファ領域などを含む。また、ROM336は、たとえば、PC300のOS(Operating System)、アプリケーションプログラム、各種データが記憶される。
表示制御部338は、表示部310を制御し、表示部310上に画面を表示させる。操作受付部340は、ユーザによる操作部320の操作を受け付け、操作指示や入力データを受け付ける。
このように構成された本実施形態のPC300において、本実施形態のプログラムをCPU332が実行することによって、図8と同様なフローチャートの手順に従って復元処理が実現され、リムーバブルメモリ11内のデータをPC300で復元できる。図8のステップS73における暗証番号の受け付けでは、PC300の表示部310に暗証番号の受付画面を表示させ、ユーザが操作部320を用いて入力した暗証番号を操作受付部340が受け付ける。図8のステップS83では、PC300のROM336またはRAM334に復元データを格納することができる。このようにして復元されたデータは、PC300の表示部310上に表示させることができ、ユーザはデータを閲覧することができる。
また、リムーバブルメモリ11内のデータの復元には、暗証番号の認証を必要とするので、データのセキュリティは確保される。
以上説明したように、本実施形態のプログラムによれば、携帯電話機100のデータをバックアップしたリムーバブルメモリ11から、バックアップされたデータをPC300上で復元し、ユーザに提示することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、本発明の携帯端末(携帯電話機100)において、バックアップ制御部104は、記憶部(内部メモリ部108)に記憶されたデータを、複数の記録媒体(リムーバブルメモリ11)に分割して復元可能にバックアップしてもよい。この構成によれば、記憶部(内部メモリ部108)に記憶されたデータの容量より、記録媒体(リムーバブルメモリ11)の容量の方が小さい場合などに、分割して複数の記録媒体(リムーバブルメモリ11)にバックアップすることができる。
本発明の実施の形態に係る携帯電話機のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施形態の携帯電話機の機能ブロックを示す図である。 本実施形態の携帯電話機の画面の例を示す図である。 本実施形態の携帯電話機の自動バックアップ時の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の携帯電話機の自動バックアップ時の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の携帯電話機の自動バックアップ時の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の携帯電話機におけるリムーバブルメモリ抜き出し時の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の携帯電話機のデータ復元時の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るプログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
2 CPU
4 バス
6 ROM
8 RAM
10 メモリソケット部
11 リムーバブルメモリ
12 操作部
14 操作受付部
16 表示部
18 表示制御部
20 音声出力制御部
22 スピーカ
24 時計
100 携帯電話機
102 開閉検知部
104 バックアップ制御部
106 設定記憶部
108 内部メモリ部
110 読出部
112 判定部
114 メモリ駆動部
116 状態検知部
118 暗号化部
120 復元指示受付部
122 復号部
124 書込部
126 報知部
200 自動バックアップ設定画面
202 自動バックアップ指定チェックボックス欄
204 バックアップ設定ラジオボタン
206 バックアップタイミング設定ラジオボタン
208 バックアップ条件設定チェックボックス欄
220 優先順位設定画面
222 順位欄
224 データ種別指定欄
226 追加ボタン
300 PC
310 表示部
320 操作部
330 メモリソケット部
332 CPU
334 RAM
336 ROM
338 表示制御部
340 操作受付部
342 バス

Claims (15)

  1. 折り畳み可能な筐体および記憶部を有する携帯端末であって、
    ユーザが任意に登録または取得したデータを前記記憶部に記憶する手段と、
    前記筐体から取り外し可能な記録媒体を保持する手段と、
    前記筐体が折り畳まれたことを検知する手段と、
    前記検知する手段により前記筐体が折り畳まれたことが検知されたとき、前記記憶部に記憶された前記データを前記記録媒体に復元可能にバックアップする手段と、を備える携帯端末。
  2. 請求項1に記載の携帯端末において、
    前記記録媒体に前記データをバックアップ可能か否かを判断する手段と、
    前記判断する手段がバックアップ不可能と判断したとき、前記ユーザにその旨を報知する手段と、を備える携帯端末。
  3. 請求項1または2に記載の携帯端末において、
    バックアップする前記データの属性の指定を前記ユーザから受け付ける手段を備え、
    前記バックアップする手段は、前記受け付ける手段が受け付けた前記属性の前記データのみをバックアップする携帯端末。
  4. 請求項3に記載の携帯端末において、
    バックアップするデータの前記属性の優先順位を前記ユーザから受け付ける手段を含み、
    前記バックアップする手段は、前記受け付ける手段が受け付けた前記優先順位に従って、前記データをバックアップする携帯端末。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載の携帯端末において、
    前記データをバックアップする条件の設定を前記ユーザから受け付ける手段を備え、
    前記バックアップする手段は、前記受け付ける手段が受け付けた前記条件に従って、前記データをバックアップする携帯端末。
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載の携帯端末において、
    前記記録媒体にバックアップされた前記データを前記記憶部に復元する手段を備える携帯端末。
  7. 請求項1乃至6いずれかに記載の携帯端末において、
    前記バックアップする手段が前記データを前記記録媒体にバックアップする前に、前記データを暗号化する手段を備え、
    前記バックアップする手段は、前記暗号化する手段によって暗号化された前記データを前記記録媒体にバックアップする携帯端末。
  8. 請求項7に記載の携帯端末において、
    前記記録媒体から暗号化されたデータを読み出して復号する手段と、
    前記復号する手段によって復号されたデータを前記記憶部に復元する手段と、を備える携帯端末。
  9. 請求項8に記載の携帯端末において、
    前記記録媒体を前記保持する手段から抜き出す前に、前記ユーザに暗証番号の入力を促し、前記暗証番号を受け付ける手段と、
    受け付けた前記暗証番号を前記記録媒体に記録する手段と、
    前記記録媒体のデータを読み込む際、暗証番号の入力を前記ユーザに促し、受け付ける手段と、
    受け付けた前記暗証番号が、前記記録媒体に記録された暗証番号と一致するか否かを判断する手段と、を備え、
    判断する手段で前記暗証番号が一致すると判断されたとき、前記復号する手段は、前記記録媒体から暗号化されたデータを復号するとともに、判断する手段で暗証番号が一致しないと判断されたとき、前記復号する手段は前記記録媒体の前記暗号化されたデータを復号しない携帯端末。
  10. 請求項1乃至9いずれかに記載の携帯端末において、
    前記記録媒体に既にバックアップされているデータと、前記記憶部に記憶されているバックアップ対象のデータとを比較して、差分を検出し、該差分を前記記録媒体にバックアップする手段を備える携帯端末。
  11. 請求項1乃至10いずれかに記載の携帯端末において、
    前記記憶部に記憶された前記データを、複数の記録媒体に分割して復元可能にバックアップする手段を備える携帯端末。
  12. 請求項1乃至11いずれかに記載の携帯端末において、
    前記データは、送受信メールや設定情報を含むメール関連データ、アドレス帳、トゥドゥリストや時間割を含むスケジュールデータ、テキストメモ、動画像を含む画像データ、音楽データ、アプリケーションデータを含む携帯端末。
  13. 請求項1乃至12いずれかに記載の携帯端末において、
    前記折り畳み可能な筐体は、スライド式、回転式筐体を含む携帯端末。
  14. 請求項1乃至13いずれかに記載の携帯端末のバックアップデータを読み込むプログラムであって、
    記憶部を備えるコンピュータに、
    前記携帯端末のデータがバックアップされた記録媒体のデータを読み込む手段、
    読み込んだ前記データを前記記憶部に記憶する手段、
    前記記憶部に記憶された前記データを提示する手段、として機能させるための携帯端末のバックアップデータ読み込みプログラム。
  15. 請求項14に記載の携帯端末のバックアップデータ読み込みプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記記録媒体のデータを読み込む際、暗証番号の入力をユーザに促し、受け付ける手段、
    受け付けた前記暗証番号が、前記記録媒体に記録された暗証番号と一致するか否かを判断する手段、
    判断する手段で前記暗証番号が一致すると判断されたとき、前記記録媒体から暗号化されたデータを復号するとともに、判断する手段で暗証番号が一致しないと判断されたとき、前記記録媒体の前記暗号化されたデータを復号しない手段、として機能させるための携帯端末のバックアップデータ読み込みプログラム。
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