JP2009200666A - 折り畳み式携帯端末装置 - Google Patents

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泰辰 萬田
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秀広 柳橋
Haruo Hayakawa
温雄 早川
Kenichi Mochizuki
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Abstract

【課題】第1の方向と第2の方向に表示部を備えた表示部を開閉可能なテレビ受信機能付き携帯電話機において、第2の方向に開いた場合にテンキーなどの操作部の表記を第2の方向に合わせた状態に切り替える。
【解決手段】操作部を備えた第一筐体1の内部に、操作部のキーの内容を表示するスライドシート13を第一筐体1にとりつけられたキートップシートと枠部とプッシャーシートに囲まれた空間の中に配置し、連結部3に設けられた回動軸の動きによってスライド可能にしておき、第二筐体2を第1の方向に開閉すると回動軸に連動して回転することを利用して、スライドシート13をスライドさせることで、電話用の数字配列からテレビのチャンネル選択用の数字配列へ切り替え、さらに表示部を備えた第二筐体の開閉した方向に合わせた表示に切り替えるよう構成した。
【選択図】図6

Description

本発明は、2つの筐体を開閉可能に連結した折り畳み式携帯端末装置に関する。
2つの筐体が重なりあうように連結した折り畳み式携帯電話機では、ユーザーは、折り畳み式携帯電話機を、連結部を中心として第一の方向に開いた状態で、テンキーなどの操作部を備えた第一筐体を手に持ち、表示部を備えた第二筐体を見るという使い方が一般的である。
ところが最近、テレビジョン放送を受信して表示する携帯電話機が実用化され、普及し始めている。横長のテレビジョン放送画面を見るには、表示部を第2の方向に回転させたほうが見やすいことが知られている。そのため、表示部を備えた第二筐体を該筐体の端部に備えられた回動軸まわりで第2の方向に機械的に回転させるとともに、表示部の方向を第1の方向から第2の方向に切り替える構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
従来から提案されている折り畳み式携帯電話機の一例を図17と図18に示す。図17の携帯電話機60は、操作部71を有する第一筐体61と、表示部72を有する第二筐体62と、連結部63の3つの筐体で構成されている。そして、第一筐体61に設けた第一回動軸61aは連結部63を矢印A方向に回動自在に支持している。連結部63を第1の方向(図中の矢印A方向)に回動することにより、第一筐体61に対して第二筐体62を第1の方向に開くことができる。また、連結部63には第二回動軸63aが設けてあり、第二筐体62を第2の方向(図中の矢印B方向)に回動自在に支持している。このため、携帯電話機60は、最終的に図18に示すように第二筐体62の表示部72を第2の方向に開いた形で使用することができる。
図18のように、第二筐体62を第2の方向(図中の矢印B方向)に開き、表示部72を横長にしたときに、テンキーなどの操作部71の配列と向きがテレビ放送を見るための配列と同じ向きに変わると便利である。その方法として、操作部を液晶表示付きのタッチパネルにして、表示部72の向きが変わった都度、液晶表示のキー配列と向きを変えることが考えられる。しかし、電源が入っていない状態で、筐体の開閉を行なうと、最適な文字入力方向で表示しないことが考えられる(例えば、特許文献2参照)。
なお、他の従来例として、キートップと、各キーのキー機能表示を外部から確認可能に表示したキー機能表示部を備えた電子機器のキー構造において、キー機能表示部は、キートップとの相対位置が変更可能であり、外部から確認可能なキー機能表示が、相対位置の変更に従って切り替わることを特徴とする電子機器のキー構造が知られている(例えば、特許文献3参照)。
図19に上記従来の電子機器の正面概略図を示し、図20に図19のC−Cで断面にしたキートップ91とキー機能表示板84の部分断面を示す。図19において、キーボード90は下筐体81の上を左右にスライドする。キーボード90の左右の動きは、キーボード90の右端に設けた導電体93がスライドしたときに、下筐体81の2つの端子83に導通することにより検出する。キーボード90が一方にセットされたときは英字入力を、キーボード90が他方にセットされたときは平仮名入力をそれぞれ行なうことができる。
図19に示すように、キーボード90のキー91aは中央部に透明部91bを備える。さらに図20に示すように、キー91aの下面は、キー機能表示板84の上面84aとスライド可能に面接触している。キー機能表示板84の下端は電子機器80本体の下筐体81に垂直に固定され、途中で段階的に折れ曲がることで、文字を印刷した上面84aでは水平になっている。ここで、上面84aには、平仮名表示と英字表示とを一文字ずつ、交互に一定幅離して並べた形で印刷している。前記一定幅はキーボード90のスライドストロークに等しい。また、透明部91bの大きさは、キー機能表示板84の文字表示よりやや大きい程度であり、二つの文字が透明部91bから透けて見えることはない。キーボード90を図19でいう右あるいは左に寄せると、透明部91bから透けて見える表示内容が平仮名表示か英字表示かに切り替わる。上記のキー構造であれば、電子機器80本体の電源が入っていなくても、キー機能表示板の表示内容を切り替えることができる。
特開2006−22899号公報 特開2001−296958号公報 特開2002−7034号公報
本発明は、携帯電話機、ゲーム機やテレビ受信機能をもったPDA(Personal Digital Assistants)など、特に、2つの回動軸を備え第1の方向と第2の方向に開閉可能に連結した連結部を備えた折り畳み式携帯端末装置で、第二筐体を折り畳んだ状態から連結部の回動軸を回動させて開く際に、テンキーなどの操作部に印字された文字を、液晶などの表示器の向きに合わせて変更することを第一の課題としている。
そして、電源が入っていなくても、テンキーなどの操作部に印字された文字を、液晶などの表示器の向きに合わせて切り替えることができる使い勝手の良い携帯端末装置を実現することを第二の課題としている。
さらに上記、表示器の向きにあわせて変更することを、使用者が意図的に操作を行わなくても第1の筐体に対して第2の筐体を開閉させることにより、実現できることを第三の課題としている。
また本発明は、第1の筐体に対する第2の筐体の開閉動作を利用して、操作部の各キーに対応する複数の文字配列を印刷したキーシートを機械的にスライドさせて、表示する文字配列を変えるが、キーシートに何らかの負荷がかかってスライドしにくいときに、キーシートの破損などの問題が生じないようにすることを第四の課題としている。
本発明は、操作部を備えた第一筐体と表示部を備えた第二筐体と、第一筐体と第二筐体を連結する連結部とを備えた折り畳み式携帯端末装置において、連結部は、第一筐体に対して第二筐体を第一の方向に開閉する第一回動軸部材と、第一回動軸部材に連動して回転するように取り付けた第一回転体と、第一回転体と隣接して配置された第二回転体とを備え、第一回転体には第二回転体と対向する面に第一突起部を備え、第二回転体には第一回転体と対向する面に第二突起部を備え、操作部は、第二回転体に固定されたキーシートを備え、第一筐体と第二筐体の開閉角度が第一角度と第二角度との間において、第一突起部が第二突起部を付勢して、第一回転体と第二回転体が共回動することにより、第二回転体に固定したキーシートを操作部で移動するようにしている。
この構成により、第一筐体と第二筐体の開閉角度が第一角度と第二角度との間においてキーシートが所定量だけ移動するので、第一筐体の操作部にはキーシートに印字された文字配列に対して移動量に応じた文字配列を選択的に外部から視認できるようにしている。
また本発明は、第2の方向に第二筐体を開閉する第二回動軸部材を連結部に備えた構成を採用している。このことにより、第一筐体に対して第二筐体を第1の方向に回動したときと、第一筐体に対して第二筐体を第2の方向に回動したときとで、第一筐体の操作部に設けた表示窓に、キーシートに記載された二つ文字配列を選択的に表示する。
この構成により、第一筐体に対して、連結部と第二筐体を回動することによって、操作部のキー配列と表示の向きを第二筐体の表示面に対して正しく切り替えることができる。
また、本発明は、第一筐体内に設けた第一回動軸と連動して回転する第一回転体と第二回転体の間に一定以上の回転力が伝達しないように、一定以上の回転力が加えられた場合は、共回動していた第一回転体に設けられた第一突起部により、第一回転体が第二回転体に設けられた第二突起部を乗り越えるようにしている。
この構成により、第二回転体に固定されたキーシートを動作させる場合には一定以上の力はかからず、キーシートが破損することがない。
また本発明は、連結部内に設けた第一回動軸と連動して回転する第一回転体と対向する第二回転体の面にストッパ部である第三突起部を設けて、連結部を第一筐体に対して開ききった際にはストッパ部である第三突起部に第一突起部が加圧しながら接触することでキーシートが動かないように静止させている。
この構成により、キーシートの静止位置がふらつかず、第一回動軸の回転に応じて安定した表示を行なうことが出来る。
また本発明は、連結部内に設けた第一回動軸と連動して回転する第一回転体と対向する第二回転体の面にストッパ部である第四突起部を設けて、第二筐体を第一筐体に対して閉じた際に第二回転体に設けられたストッパ部である第四突起部に第一回転体に設けられた第一突起部が加圧しながら接触することでキーシートが動かないように静止させている。
この構成により、連結部が閉じた状態でキーシートの静止位置がふらつかないようにしている。
本発明によれば、携帯電話機、ゲーム機やテレビ受信機能をもったPDAなど、2つの回動軸を備え第1の方向と第2の方向に開閉可能に構成した折り畳み式携帯端末装置において、第二筐体を折り畳んだ状態から連結部の回動軸を回動させることにより、テンキーなどの操作部に印字された文字を、液晶などの表示器の向きに合わせて変更することができる。
本発明は、切り替えを機械的に行なうため、携帯端末装置に電源が入っていないときに第一筐体に対して第二筐体の表示面を第1の方向、あるいは第2の方向に回動させることにより、テンキーなどの操作部に印字された文字を、第二筐体に備えられた液晶などの表示器の向きに合わせて切り替えることができる。
また、テンキーなどの操作部に印字された文字を表示器の向きにあわせて変更することを、使用者が意図的に操作を行わなくても、第一筐体に対して第二筐体を開閉させることで実現している。
そして本発明は、第一回転体と第二回転体の間に一定以上の力が伝わらないようにするため、一定以上の力が加わった場合は、第一回転体に設けられた第一突起部が第二回転体に設けられた第二突起部を乗り越えるようにしている。
この構成により、キーシートに一定以上の力がかからず、キーシートの破損を防ぐという効果がある。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る折り畳み式携帯電話機100について、第二筐体2を第一回動軸9を中心として長手方向に開く方向を第1の方向(図中矢印A)とした場合の開いた状態を斜視図として示したものである。操作部51を備えた第一筐体1は、図示しない軸受部で、第一回動軸9を回転可能に支持している。連結部3は軸保持部3a、3bにより第一回動軸9を連結部3に固定している。連結部3の片隅には、破線で示す第二回動軸10が第一回動軸9に直交するように設けてあり、第二回動軸10には第二筐体2が回動自在に取り付けられている。第二筐体2には表示部52を設けている。
このように、折り畳み式携帯電話機100では、第二筐体2を第一筐体1に対して第1の方向に開くと、操作部51のテンキーの数字については、電話機として使えるように、規格で定められた電話機用のテンキー配列で、第1の方向を上下とする向きで表示される。
図2は、本発明の実施の形態1に係る折り畳み式携帯電話機100の第二筐体2を第二回転軸を中心として短手方向に開く方向を第2の方向(図中矢印B)とした場合の開いた状態を斜視図として示したものである。各部分の配置は図1と同じである。なお、第一筐体1に対して連結部3は閉じている。このとき、操作部51のテンキーの数字については、テレビ受信機として使いやすいように、第一列目は左から「1」、「2」、「3」、「4」と並んでいる。第二列目は左から「5」、「6」、「7」、「8」と並んでいる。そして、第三列目は「9」、「10」、「11」、「12」と並んでいる。数字の向きも筐体の第2の方向を上下とする向きで表示される。
折り畳み式携帯電話機100では、第二筐体2が第一筐体1に対して第1の方向に開いた場合、第2の方向に開いた場合、それぞれにおいて、液晶表示部の表示の向きに適した向きに操作部51の印字文字が見えるようにしている。以下に、その構成について詳細に説明する。
図3は、操作部51の要部についての分解斜視図である。図3に示すように、キーシート13には、その表面に数字等のキー内容を印刷している。テンキー用の「1」から「♯」までの数字が14a、14b、14cというように並んで印刷されている。また、テレビチャンネル用の数字が、15a、15b、15cというようにテンキー用の数字と交互に並んで印字されている。テンキー用の数字(第1印字群)の向きは第二筐体2の第1の方向を上下とする向きに、テレビチャンネル用の数字(第2印字群)は第2の方向の向きに90度、角度を変えて印刷されている。キーシート13は、薄いが、座屈しない程度の剛性を有するプラスチックシートでできている。そして、図3に示すように、一端に取り付け部13aを凸状に形成している。なお、取り付け部13aの先端は、ドラム7(第二回転体)の外周面に取り付けるようにしている。
図3のキーシート13の周囲には枠部6、裏面側(印字面と反対面)にはプッシャーシート19を配置している。枠部6は、キーシート13の動きを規制するためにキーシートの周囲を囲むように設けられる。枠部6のうち、移動方向と垂直方向に構成された一辺である第1係止部6bあるいは第2係止部6cは、キーシートが所定量だけ移動すると当該いずれかの係止部に当接することで、移動を規制している。
なお、本実施例では、キーシート13の移動を枠部の一部で規制するよう構成しているが、これに限定するものではなく、枠部とは別個に、突起部などをキーシート13が移動する方向に設けて規制するようにしてもよい。
枠部6の下面には、段差部6aを設けて枠部6の肉厚を薄くして、上述したキーシート13の取り付け部13aが通るようにしている。枠部6の下面には、キーのクリック感を向上させるためにプッシャーシート19を貼着して固定する。
なお、キーシート13は、枠部6の下面にプッシャーシート19を貼着して固定した状態で、プッシャーシート19の上に置き、キーシート13の一端に形成した取り付け部13aを枠部の段差部6aとプッシャーシート19との隙間に通して、取り付け部13aをドラム7に取り付ける。なお、取り付け方法としては、予めドラム7に溝を切っておいて、キーシート13の取り付け部13aを溝に挟み込むようにしても良いし、両面接着テープで貼り付けても良い。図4に、キーシートを枠体6に組み込んだ状態の斜視図を示し、図5に断面図を示す。
図3に戻って、キーシート13の表面側には、プラスチック部材等で構成されたキートップシート16が重ねられる。キートップシート16は、キーシート13のうち第1印字群あるいは第2印字群のみの印刷が見えるよう、1つの印字群の印字の大きさおよび印字間隔で表示窓16aを構成し、残り部分16bを不透明に構成している。キートップシート16は、枠部6の上面に貼着され固定される。キートップシート16と枠部6とプッシャーシート19により密閉された空間の中で、キーシート13がスライドする。
ドラム7は後述するように、第一回動軸9に取付けられるカム8に対向し、第一回動軸9の所定角度範囲内において追従して動く。そして、キーシート13は、枠部6とプッシャーシート19とキートップシート16で形成された空間内で、第一回動軸9の回動に追従して所定量だけスライドする。
図3において、枠部6とプッシャーシート19の下方には、ダイヤフラム5と、キー回路基板4が配置される。ダイヤフラム5はキーシート13に印刷された数字および文字よりも少ない数だけ配置されている。ダイヤフラム5は上から押されると中央部がへこんで、中央部と重なり合う位置に設けた接点がキー回路基板4上のキー用接点回路と接して電気的に導通させて、押されたことを感知するようにしている。
本発明の実施の形態1に係る折り畳み式携帯電話機100のキーシートの動きについて説明する。ドラム7の中心には図示しない軸受穴があいていて、第一回動軸9に回動自在に支持されている。ドラム7にはカム8(第一回転体)が対向して配置されている。カム8は第一回動軸9に対して、第一回動軸9の軸方向にはスライドするが、回転方向には動かないよう係合されて、第一回動軸9と連動して回転する。カム8はドラム7と対向するように第一回動軸9の軸方向に図示しない押圧手段で押圧されている。
第一回動軸9が回動すると、第一回動軸9に固定されているカム8が回転し、カム8に設けられた第一突起部がドラム7に設けられた第二突起部と係合して、ドラム7を回転させる。そしてドラム7が回転し、キーシート13をスライドさせる。キーシート13は、第一回動軸9が所定の角度まで回転すると、枠部6のうち移動方向と垂直方向に構成された一辺である第1係止部6bあるいは第2係止部6cに当接して移動が規制される。さらに第一回動軸9を回転させると、ドラム7はキーシート13が剛性により突っ張る方向に力が働くため回転しにくくなり、ドラム7に対して回転方向へかかる力を、第一回動軸9の軸方向へと逃がすために、カム8に設けられた第一突起部8aがドラム7に設けられた第二突起部7cを乗り越えることにより、それ以上の回転力をドラム7に伝えないようにしている。
図6に、本発明の実施の形態1に係る折り畳み式携帯電話機100の第二筐体2を第1の方向に開いていくときのカム8とドラム7の関係を示す。図6(a)は、折り畳み式携帯電話機100の第二筐体2を第1の方向(図中矢印A)に開いていく概念図を示す。折り畳み式携帯電話機100では、第一筐体1に対して第二筐体2が重なり合う閉じた状態を「カム回転角Θ、0度」として、当該第一筐体1に対して第二筐体2が開いて、その挟角が最大160度まで開くものとして説明する。
折り畳み式携帯電話機100では第二筐体2が、閉じた状態(カム回転角Θ、0度)から第一回動軸9を中心に回転を始め、カム回転角Θが20度に達するとカム8の突起8a(第一突起部)がドラム7の突起7c(第二突起部)と接触しドラム7がカム8と共に回転を始める。ドラム7が回転すると、ドラム7に取り付けてあるキーシート13がスライドする。さらに第一回動軸9を中心として回転しカム回転角Θが50度に達すると、キーシート13のスライド量は所定量に達する。さらに第一回動軸9を中心として回転させていくと、キーシート13が枠部6に設けられた第1係止部6bと接触するため、回転させる際の動作に負荷がかかり始める。そこでキーシート13に力が加わり始めると、カム8に設けられた突起8aがドラム7の突起7cを乗り越えて回転する。カム回転角Θが50度を過ぎると、第二筐体2の第一回動軸を中心として回転するのはカム8のみとなり、キーシート13は静止したままとなる。カム回転角Θが160度に達すると、カム8に設けられた突起8aがドラム7に設けられたストッパ突起7d(第三突起部)に乗り上げた状態になり、カム8が停止する。
図6(b)は、カム8とドラム7の上記の動きの中の代表的な6つの姿を示している。すなわち、<b−1>の状態は、第二筐体2が閉じていて、駆動側であるカム8がまだ回転しておらず、カム回転角Θが0度の状態を示している。このとき、カム8のカム突起8aは、ドラム7のストッパ突起7b(第四突起部)の傾斜の途中で係止している。
これは、ドラム7に固定されているキーシート13が枠部6に設けられた第2係止部6cによって原点位置(第2係止部6cに当接した状態)において、さらにキーシート13が落下などの外力により動くことを防ぐためにキーシート13を枠部6に設けられた第2係止部6cに押し当てているためである。
そこで、カム突起8aでドラム7のストッパ突起7bを押すが、ドラム7の位置はキーシート13が枠部6に設けられた第2係止部6cに当たっているため、回転位置が所定の位置に決まる。そのため、ドラム7のストッパ突起7bの傾斜によりカム突起8aはストッパ突起7bの傾斜上を滑りながら動く。しかしながら、カム8は第一回動軸の方向に押圧されている力が存在し、傾斜途中で摩擦力とのバランスが取れた位置で係止することになる。従動側のドラム7は回転しないので、キーシート13は原点の位置で静止している。
<b−2>の状態は、駆動側であるカム8が回転開始したばかりで、カム回転角Θが20度に満たないときの状態を示す。このとき、カム8のカム突起8aは、ドラム7の突起7cにまだ接触していないためカム8だけが回転する。
<b−3>の状態は、駆動側であるカム8が回転して、カム回転角Θが20度になった状態を示す。カム8のカム突起8aはドラム7の突起7cに当接している。
<b−4>の状態は、駆動側であるカム8がドラム7を押しながら回転している状態で、カム回転角Θが50度に満たないときの状態を示す。カム回転角Θが20度を超えて回転動作が続くと、駆動側のカム8に設けられたカム突起8aがドラム7の突起7cを押すことにより、カム8の回転に従って、ドラム7も回転する。
<b−5>の状態は、駆動側であるカム8のカム回転角Θが50度に達して、カム8のカム突起8aがドラム7の突起7cを乗り越えたときの状態を示す。カム8のカム回転角Θが50度に達すると、キーシート13は枠部6に設けられた第1係止部6bによって開いたときに必要な所定量を動き、停止する。さらに、カム8のカム回転角Θが大きくなる方向に動いていくと、次第にキーシート13に負荷が加わっていく。そのため、キーシート13に想定している以上の力が加わる前に回転させるために働いている力を逃がして、キーシートに13に想定以上の力が加わらないようにする必要がある。
本構造では、カム8がドラム7を回転させるための力が所定の力以上に大きくなると、ドラム7を回転させるために突起7cを押している力の反力が大きくなることを利用する。これにより、ドラム7は、カム8に対してカム8に働いている押圧方向の反対方向に動こうとする。しかしながらドラム7の底部の位置はすでに決まっているために動くことができない。そのため、相対的にカム8を押し上げることなる。その力がカム8に働いている押圧力よりも大きくなると、カム8は第一回動軸9の軸方向で押圧されていた方向とは逆の方向に突起7cの傾斜を滑りながら動き始めることになる。
そして、所定の力以上になると、突起7cの傾斜頂点を越えることになる。すると今度は、ドラム7を回転させるために働いていた力が突起7cに対して働かなくなる。そのため、カム8に働いていた押圧方向の力が解放される方向に働くため、カム8は突起7cの傾斜を下方向へ移動し、カム8は傾斜の所定位置まで下がることになる。
その後、カム8をさらに回転させた場合、カム8は、ドラム7の突起から離れる方向に動くため、ドラム7の動きは止まるが、カム8は回転を続けることになる。
<b−6>の状態は、駆動側であるカム8のカム回転角Θが160度に達して、カム突起8aがドラム7のストッパ突起7dに乗り上げて止まった状態を示している。このカム8のカム突起8aがストッパ突起7dに乗り上げて止まっている状態とは、既に説明した<b−1>の状態と同様に、カム8のカム突起8aがドラム7の回転を止めている状態であり、従動側のドラム7は回転しないので、キーシート13は静止している。
以上説明したように、本発明は、カム8の回転角、即ちカム回転角Θが20度から50度という範囲だけ、ドラム7を回転させる。そのため、ドラム7に取り付けてあるキーシート13は、ドラム7がカム回転角Θ20度から50度までの、30度の円弧分だけスライドすることになる。言い換えれば、キーシート13は、第一回動軸9が回転しはじめてカム回転角Θが20度になったときからスライドを開始し、第一回動軸9のカム回転角Θが50度になったときにスライドを停止する。また、キーシート13のスライド量は、複数の印字群を印刷したピッチと同じにしてある。
図7に、本発明の実施の形態1に係る折り畳み式携帯電話機100の第二筐体2を第1の方向に開いていくときの「カム回転角Θ」、「セット状態」「キーシートの位置」、「カムとドラムの位置」の関係を一覧表にして示す。なお、一覧表の一行毎に、左から右へ、一つのカム回転角Θと、対応するセット状態、キーシートの位置、カムとドラムの位置を示している。動作内容は上述した内容と同じなので説明を省略する。
図8に、本発明の実施の形態1に係る折り畳み式携帯電話機100の第二筐体2を第1の方向で閉じていくときのカム8とドラム7の関係を示す。図8(a)は、折り畳み式携帯電話機100の第二筐体2を第1の方向(図中矢印A’)に閉じていく際の概念図を示す。図8(b)は、カム8とドラム7の代表的な6つの姿を示している。
すなわち、<b−7>の状態は、第二筐体2が全開状態、駆動側であるカム8のカム回転角Θが最大の160度になっている状態を示している。このとき、カム8のカム突起8aは、ドラム7のストッパ突起7dで止まっている。
<b−8>の状態は、駆動側であるカム8が第二筐体2を第一方向で閉じ始めたときの状態を示す。このとき、カム8のカム突起8aは、ドラム7のストッパ突起7dから離れ、カム8だけが回転する。
<b−9>の状態は、駆動側であるカム8が回転して、カム回転角Θが50度になった状態を示す。カム8のカム突起8aはドラム7の突起7cに当接する。その後、カム8のカム突起8aはドラム7の突起7cを押すので、カム8の回転に従って、ドラム7も回転する。
<b−10>の状態は、駆動側であるカム8がドラム7を押しながら回転している状態で、カム回転角Θが20度まで戻っていないときの状態を示す。
<b−11>の状態は、駆動側であるカム8のカム回転角Θが20度まで戻って、カム8のカム突起8aはドラム7の突起7cを乗り越えたときの状態を示す。カム8のカム回転角Θが20度まで戻ると、キーシート13が実質的に<b−2>で示した原点の位置に戻ったことになる。それ以上キーシート13はスライドしないので、次第にキーシートの負荷は大きくなり、そして、キーシート13に想定している以上の力が加わる前にカム8がドラム7に設けられた突起7cの傾斜を移動しながら、軸方向にドラム7からはなれる方向に回転しながら移動する。そして、カム8のカム突起8aはドラム7の突起7cを乗り越える。その後、ドラム7の動きは止まるが、カム8は回転を続ける。
<b−12>の状態は、駆動側であるカム8のカム回転角Θが0度に達して、カム突起8aがドラム7のストッパ突起7bに乗り上げて止まった状態を示している。この状態は、既に説明した<b−1>の状態と同じで、カム8のカム突起8aがドラム7の回転を止めている状態であり、従動側のドラム7は回転しないので、キーシート13は静止している。
図9に、本発明の実施の形態1に係る折り畳み式携帯電話機100の第二筐体2を第1の方向に閉じていくときの「カム回転角Θ」、「セット状態」「キーシートの位置」、「カムとドラムの位置」の関係を一覧表にして示す。なお、一覧表の一行毎に、左から右へ、一つのカム回転角Θと、対応するセット状態、キーシートの位置、カムとドラムの位置を示している。動作内容は上述した内容と同じなので説明を省略する。
図10(a)に、第二筐体2を第1の方向に開ききったときの折り畳み式携帯電話機100の部分断面図を示す。図10(a)に示すように、ドラム7が回転することによりスライドするキーシート13の移動量は、第一筐体1の隣り合う窓1aの1ピッチの半分にしている。すなわち、1ピッチを「P」とすると、キーシート13は、「P/2」だけ左に移動する。
図10(b)には、第二筐体2を第1の方向に開ききったときの折り畳み式携帯電話機100の平面図を示す。なお、カム8の近傍を部分断面図で示して、ドラム7、カム8、カム8の押圧手段としてのバネ9bと、バネ座9aの位置関係を示す。カム8はバネ座9aで支えられたバネ9bの力でドラム7に押し当てられている。
折り畳み式携帯電話機100は、第二筐体2が連結部3とともに開いているので、操作ボタンについては第一筐体1の透明な窓1aから数字を見ることができる。図10(b)では、電話機用として文字の向きの上から第一段目に「1」、「2」、「3」と並んでいるのが見える。第二段目に「4」、「5」、「6」と並んでいる。そして、第三段目に「7」、「8」、「9」と並んでいる。第四段目に「*」、「0」、「#」が並んでいる。このことにより、折り畳み式携帯電話機100の表示部52を縦長にしたときには、電話機の数字配置としてテンキーボタンを迷うことなく押すことができる。
図11は第二筐体2を連結部3とともに第一筐体1に対して閉じたときの側面図を示す。なお、第一筐体1の中を断面で示している。第一筐体1の中には、図示しない支持部によって固定されたプリント基板4があり、プリント基板4の上にはダイヤフラム5が、キーシート13に印刷された数字および文字よりも少ない数だけ配置されている。ダイヤフラム5の上にはプッシャーシート19が固定されている。図面では、枠部6とプッシャーシート19の断面形状がはっきりと見えるように、誇張して描いているが、全体の実際の厚さは薄く、プッシャーシート19を上方から押すと、たわんで、直下のダイヤフラム5の中央部をへこませるようにしている。
図12(a)に、第二筐体2を第2の方向で開いたときの状態を示す。なお、第一筐体1は断面で示している。連結部3は第一筐体1に対して閉じたままであるが、第二筐体2が第二回動軸10の周りに回転し、表示部52が見える。ここで、連結部3が第一筐体1に対して閉じたままであるため、第一回動軸9及び図示しないカム8は回転していない。つまり、ドラム7は回転しておらず、キーシート13の位置は、図11の第二筐体2を閉じたときと同じである。
図12(b)に、第二筐体2を第2の方向に開いたときの折り畳み式携帯電話機100の平面図を示す。第二筐体2が開いているので、操作ボタンについては第一筐体1の表示窓1aから数字を見ることができる。図12(b)では、テレビチャンネル用の「1」から「12」までの数字が、文字の向きの上から第一段目に「1」、「2」、「3」、「4」と並んでいるのが見える。第二段目に「5」、「6」、「7」、「8」と並んでいる。そして、第三段目に「9」、「10」、「11」、「12」と並んでいる。このことにより、折り畳み式携帯電話機100の表示部52を、テレビ放送を見るための横長にしたときには、「1」から「12」までのチャンネルのどれかを迷うことなく押すことができる。
上記構成により第三の筐体である連結部3が第一筐体1に対して回転する動きをカム8の動きとして、ドラム7に端部を取り付けたキーシート13をスライドさせて、機械的に操作部の表示内容と表示する向きを切り替えているため、携帯端末装置に電源が入っていなくても、確実に操作部の表示内容と表示する向きを切り替えることができる。
また、携帯端末装置の一つであるテレビ受信手段をもつ携帯電話機について説明したが、ゲーム機能付き携帯電話機において、第2の方向に開いたときにはゲーム機として使えるようにゲーム用のキー配列に切り替えるようにしても良い。その他、二つの異なる方向に表示された文字については、互い違いに配置しても良い。
また、キーシート13の位置精度を確保するため、キーシート13を枠部6の内側の端面に当てることにより位置精度を出す構造にしているが、。カム8の突起部8aをドラム7のストッパ部7b、7dに押し当てて精度を確保しする構造にしてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態1では、図10の部分断面で示したように、第一回動軸9上に、バネ座9a、バネ9b、カム8そしてドラム7を一列に並べた構成を示した。しかし、図10のように第一回動軸9上に、バネ座9a、バネ9b、カム8そしてドラム7を一列に単純に並べた構成では、これらの部分が大きなスペースを占めてしまう。そこで、本発明の実施の形態2では、ドラム7の中にバネ座9a、バネ9b、カム8を収納してスペースを省いている。図13にドラム7とドラム7の中に収納したバネ座9a、バネ9b、カム8の構成を断面図として示す。また、図14に、これらを分解して示した斜視図を示す。ドラム7の外周にキーシート13の取り付け部13aを取り付けることは実施の形態1と同じである。
図13と図14に示すように、第一回動軸9は平面部を形成していて、カム8が軸方向には移動するが、第一回動軸9と連動して回転するようにしている。第一回動軸9の左端には、バネ座9aを抜け止めリング9cで止めている。バネ9bはバネ座9aに支えられてカム8をドラム7に押し付ける。カム8とドラム7の対向するそれぞれの面には突起部を設けている。動作については、実施の形態1と同じなので説明を省略する。
本発明の実施の形態2では、実施の形態1と比較して、ドラム7の中にバネ座9a、バネ9b、カム8を収納しているため、スペースを小さくすることが出来るという効果がある。
(実施の形態3)
図15に、本発明の実施の形態3に係る折り畳み式携帯電話機300を示す。既に説明した実施の形態1では、連結部3のうち第一回動軸9を第一筐体1の厚み方向(高さ方向)で操作部面より低い位置に配置していたが、本発明の実施の形態3では、連結部3のうち第一回動軸9を第一筐体1の厚み方向で操作部面より高い位置に配置している点に特徴がある。
図15(a)は、第二筐体を第1の方向に開いた状態を示す側面図であり、図15(b)は、第二筐体を第2の方向に開いた状態を示す側面図を示している。
本発明の実施の形態3に係る折り畳み式携帯電話機300では、第一回動軸9を第一筐体1の上部に突出させているため、第一回動軸9の回転、カム8の回転、ドラム7の回転とキーシート13のスライドの向きが実施の形態1と逆になっている。とはいえ、機能的には実施の形態1と同じ動作を行い、同様の効果が得られる。すなわち、第二筐体2を第一筐体1に対して第1の方向に開いていくと、第二筐体2の動きに合わせて第一回動軸9が回転する。そして、第一回動軸9によりカム8が回転し、カム8がドラム7を回転させ、ドラム7を回転させる。そして、ドラム7の外周面に取り付けたキーシート13がスライドすることは、実施の形態1と同じである。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態1と実施の形態3では、2つの筐体を第1の方向と第2の方向にそれぞれ開閉可能に連結した折り畳み式携帯端末装置について説明した。しかし本発明は、第一筐体に対して第二筐体を一方向にのみ開閉自在に連結した折り畳み式携帯端末装置についても適用することが出来る。
本発明の実施の形態4は、第一筐体に対して第二筐体を一方向にのみ開閉自在に連結した折り畳み式携帯端末装置において、第二筐体が第一筐体に対して所定の第一の開閉角度範囲では、第一の印字群を表示し、第二筐体が第一筐体に対して所定の第二の開閉角度範囲では、第二の印字群を表示したことを特徴としている。
本発明は、第一筐体に対して第二筐体を回動可能とする一つの回動軸を設け、第一筐体の操作部には、各キーに対応する表示窓を設けるとともに、各キーに対応する複数の文字配列を印字したキーシートを表示窓の下でスライドするように設け、第一筐体内に設けた回動軸上にはドラムを回動自在に支持して、回動軸の回転力を伝達するようにして、キーシートの一端をドラムの表面に取り付け、回動軸が所定角度だけ回転するとドラムがキーシートを巻きつけて、キーシートを所定量だけスライドさせるという構成を採っている。
図16に、本発明の実施の形態4に係る折り畳み式携帯端末装置400の斜視図を示す。なお、カムやドラム等の内部の構成は、本発明の実施の形態2と同じなので、図示および説明を省略する。
本発明の実施の形態3に係る折り畳み式携帯端末装置400では、操作部51を有する第一筐体1に対して、表示部52を有する第二筐体2を連結部であるヒンジ部58で開閉自在に連結している。第一筐体と第二筐体を連結しているヒンジ部58には、第二筐体を開くと回転する回動軸59を設け、回動軸59の回転により回転する図示しないカムとドラムによりキーシートをスライドさせる構成は、実施の形態3と同じである。
実施の形態3と違うのは、表示部52を有する第二筐体2を閉じた状態から90度開いたときまでは、テレビ用の第一の印字群を表示し、第二筐体2を90度を越えて開いたときは、電話機用の第二の印字群を表示している点である。
図16(a)のように、第二筐体2を第一筐体に対して回動軸の回転角が第1の方向で0度から90度まで開いたときは、操作部51の文字表示をテレビ用の第一の印字群にしているので、本発明の実施の形態3に係る折り畳み式携帯端末装置400の左側面を下にしておくと、そのままテレビ放送を見ることができる。
そして、図16(b)のように、第二筐体2を第一筐体に対して回動軸の回転角が第1の方向で90度を超えて開いたときは、操作部51の文字表示を電話機用の第二の印字群にしている。そのため、全開した状態の折り畳み式携帯端末装置400を手で持って電話機として使うことが出来る。
本発明は、折り畳み式携帯電話機に限らず、表示画面を縦横に切り替えて使用するゲーム機や、テレビ受信機能を持ったPDAなどにおいて、2つの回動軸を備え第1の方向と第2の方向に開閉可能に連結した折り畳み式携帯端末装置に適用できる。
本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の筐体を第1の方向で開いた状態を示す斜視図 本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の筐体を第2の方向で開いた状態を示す斜視図 本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の操作部の要部についての分解斜視図 本発明の実施の形態1のキーシート関連部分の構造を示す斜視図 本発明の実施の形態1のキーシート関連部分の構造を示す部分断面図 (a)本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の筐体を第1の方向に開いた状態を示す斜視図(b)本発明の実施の形態1に係る携帯電話機のカムとドラムの動作を示す図 本発明の実施の形態1に係る携帯電話機のカム線図 (a)本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の筐体を第1の方向に開いた状態を示す斜視図(b)本発明の実施の形態1に係る携帯電話機のカムとドラムの動作を示す図 本発明の実施の形態1に係る携帯電話機のカム線図 (a)本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の筐体を第1の方向に開いた状態を示す断面図(b)本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の筐体を第1の方向に開いた状態を示す平面図 本発明の実施の形態1の筐体を第1の方向に閉じたときの断面図 (a)本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の筐体を第2の方向に開いた状態を示す断面図(b)本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の筐体を第2の方向に開いた状態を示す平面図 本発明の実施の形態2のドラムとカム周辺部の断面図 本発明の実施の形態2のドラムとカム周辺部の分解斜視図 (a)本発明の実施の形態3に係る携帯電話機の筐体を第1の方向に開いた状態を示す断面図(b)本発明の実施の形態3に係る携帯電話機の筐体を第2の方向に開いた状態を示す断面図 (a)本発明の実施の形態4に係る携帯電話機の筐体を90度開いた状態を示す斜視図(b)本発明の実施の形態4に係る携帯電話機の筐体を全開した状態を示す斜視図 従来の携帯電話機の第二筐体を第1の方向に開いた状態を示す斜視図 従来の携帯電話機の第二筐体を第2の方向に開いた状態を示す斜視図 従来の電子機器の平面図 従来の電子機器の部分断面図
符号の説明
1 第一筐体
2 第二筐体
3 連結部
4 プリント基板
5 ダイヤフラム
6 枠部
6a スライドシートを通すための孔部
6b 第1係止部
6c 第2係止部
7 ドラム(第二回転体)
8 カム(第一回転体)
9 第一回動軸
10 第二回動軸
13 キーシート
16 キートップシート
19 プッシャーシート
51 操作部

Claims (11)

  1. 操作部を備えた第一筐体と
    表示部を備えた第二筐体と、
    前記第一筐体と前記第二筐体を連結する連結部と、を備えた折り畳み式携帯端末装置において、
    前記連結部は、
    前記第一筐体に対して前記第二筐体を第一の方向に開閉する第一回動軸部材と、
    前記第一回動軸部材に連動して回転するように取り付けた第一回転体と、
    前記第一回転体と隣接して配置された第二回転体と、を備え、
    前記第一回転体には前記第二回転体と対向する面に第一突起部を備え、
    前記第二回転体には前記第一回転体と対向する面に第二突起部を備え、
    前記操作部は、
    前記第二回転体に固定したキーシートを備え、
    前記第一筐体と前記第二筐体の開閉角度が第一角度と第二角度との間において、前記第一突起部が前記第二突起部を付勢して前記第一回転体と前記第二回転体が共回動することにより、前記第二回転体に固定したキーシートを前記操作部で移動するようにしたことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記第一突起部と前記第二突起部が共回動する状態から共回動しない状態に変化する際に、第一突起部が第二突起部を乗り越えることを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  3. 前記第一角度は前記第二角度よりも大きく、
    前記第一突起部と前記第二突起部は、前記第一筐体と前記第二筐体の開閉角度が
    前記第一角度よりも大きい角度および前記第二角度よりも小さい角度においては、
    当接せず、前記第二回転体は回動しないことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  4. 前記第一角度および第二角度はいずれも鋭角であることを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  5. 前記キーシートは、前記第二回転体が回転すると当該第二回転体の外周の接線方向へ移動するよう固定されていることを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  6. 前記第一回転体に対して、前記第一回動軸部材の軸方向に隣接配置された弾性部材と、当該弾性部材に取付けられた抜け止め部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  7. 前記第一筐体の内部において、前記キーシートが移動する方向に係止部を備え、
    前記キーシートが前記第二筐体を開閉させた際に、前記第一回動軸部材が回動することにより前記第二回転体が所定の角度だけ回動すると、当該キーシートは前記係止部により移動が規制され、前記第二回転体に加わる回動方向の負荷を前記第一回転体の軸方向に逃がすために、前記第一回転体に設けられた第一突起部が前記第二回転体に設けられた第二突起部を乗り越えることを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  8. 前記第一回動軸部材と直交する第二の方向に前記第二筐体を開閉する第二回動軸部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  9. 前記キーシートの表面には、前記第二回転体の回転方向を上下として印字された第一文字群と、当該第一印字群とは異なる方向を上下として印字された第二文字群とを構成することを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  10. 前記第二回転体には、前記第二突起部と所定の間隔をおいてさらに第三突起部を備え、
    前記第二筐体が前記第一筐体に対して最大角度まで開いた状態において、当該第三突起部と前記第一突起部が当接するとともに、前記弾性部材により第一突起部が第三突起部を付勢することを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  11. 前記第二回転体には、前記第二突起部と所定の間隔をおいてさらに第四突起部を備え、
    前記第二筐体が前記第一筐体に対して閉じた状態において、当該第四突起部と前記第一突起部が当接するとともに、前記弾性部材が第一突起部および第四突起部に付勢することを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006528872A (ja) * 2003-07-24 2006-12-21 モトローラ・インコーポレイテッド マルチ構成の携帯型電子機器及びその電子機器を動作させる方法

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