JP2009200152A - 固体撮像素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】遮光膜の露出を防止すると共に製造工程を複雑化することなくスミアの低減に役立つ深い層内レンズ部を形成することが可能な固体撮像素子の製造方法を提供する。
【解決手段】画素部の周辺位置に信号電荷を転送するための転送電極153を形成する第1工程と、前記転送電極を覆う遮光膜155を形成する第2工程と、前記画素部及び遮光膜の上側を覆う層間絶縁膜156を形成する第3工程と、前記第3工程の後で所定のメタル配線を形成するために用いる金属層157を前記層間絶縁膜を覆うように形成する第4工程と、前記第4工程の後で前記金属層の不要箇所をエッチングにより除去する第5工程と、前記第5工程の後で層内レンズ部158aを含む平坦化層158を形成する第6工程とを含むと共に、前記第4工程で形成される金属層を光電変換素子と対向する箇所の厚みTaを他の箇所に比べて薄く形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体基板上に、入射光に応じた信号電荷を発生する光電変換素子を有する固体撮像素子を形成するための固体撮像素子の製造方法に関する。
例えば、ビデオカメラや電子カメラ(デジタルスチルカメラ)などの撮影機器には、撮像装置として一般的にCCD型やCMOS型の固体撮像素子が使用されている。このような固体撮像素子は、1つの半導体チップ上に様々な回路要素を作り込むことにより構成される。
すなわち、2次元画像を構成する各画素に相当する入射光を検出するための光電変換素子を一定の間隔で多数並べて二次元に配列した撮像部や、各光電変換素子で検出された信号電荷を読み出したり出力側に転送するための転送電極などが設けられている。
このような固体撮像素子に関する従来技術としては、例えば特許文献1や特許文献2に開示された技術が知られている。
例えば特許文献1の固体撮像素子においては、1画素分の受光部の近傍の断面は図5に示すように構成されている。すなわち、半導体基板1上に1つの光電変換部である受光部2が形成され、これと隣接する位置に光電変換部で生成された信号電荷を転送したり読み出すための転送電極4が形成されている。また、転送電極4の上側は遮光膜6で覆われている。更に、遮光膜6の上側に層間絶縁層7が設けてあり、その上側に上面が平坦な高屈折率層8が設けてある。
最近の固体撮像素子においては、解像度の高い高品質の画像の撮影を可能にするために、画素部(光電変換素子とその周辺回路)の数が非常に多くなっている。そのため、それぞれの画素部の領域の面積が小さくなり、感度が低下したりスミアが発生しやすくなる傾向がある。
そこで、最近の固体撮像素子においてはスミアの発生を減らしたり感度を改善するために、従来より光電変換素子と対向する位置に下側に突出した形状を有する層内レンズ部が設けられている。
例えば特許文献1の固体撮像素子においては、図5に示すように、受光部2と対向する箇所に井戸状の掘り込み構造21を形成し、この部分を下側に突出した形状の層内レンズとして用いている。
また、特許文献2に開示された従来技術では、レジストのパターニングとエッチングの工程とで下側に突出した形状を有する層内レンズ部を形成している。
特開平11−68074号公報 特開2003−249634号公報
固体撮像素子におけるスミアを低減するためには、前記層内レンズ部をより深くして、このレンズの突出部分と光電変換素子又は半導体基板との距離を短くすることが有効な手段である。また、このような深い層内レンズ部は、層間絶縁膜(BPSG膜)のリフロー温度を調整したり、層間絶縁膜をエッチングにより部分的に削り取ることにより形成することが可能である。
しかしながら、上記のような方法で深い層内レンズ部を形成しようとすると、層間絶縁膜に厚みの薄い部分が生じ、この部分で下側の遮光膜が露出してしまう懸念がある。遮光膜が露出すると、後続工程への金属ゴミの流出が発生したり、光路の変化によって感度低下やスミア増加を招いてしまう。そのため、深い層内レンズ部を形成するのは困難であった。
また、特許文献1の技術では井戸状の掘り込み構造を形成しなければならず、特許文献2の技術ではレジストのパターニングとエッチングの工程が必要であり、製造工程が非常に複雑になるのは避けられない。
本発明は、遮光膜の露出を防止すると共に、製造工程を複雑化することなくスミアの低減に役立つ深い層内レンズ部を形成することが可能な固体撮像素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 半導体基板上に、入射光に応じた信号電荷を発生する光電変換素子を有する画素部と、発生した前記信号電荷の転送に用いる転送電極を含む周辺回路部と、前記半導体基板上の光電変換素子の受光部と対向する側に突出した形状を有する層内レンズ部とを備える固体撮像素子を形成するための固体撮像素子の製造方法であって、
前記画素部の周辺位置に、前記信号電荷を転送するための転送電極を形成する第1工程と、
前記転送電極を覆う遮光膜を形成する第2工程と、
前記画素部及び遮光膜の上側を覆う層間絶縁膜を形成する第3工程と、
前記第3工程の後で、所定のメタル配線を形成するために用いる金属層を前記層間絶縁膜を覆うように形成する第4工程と、
前記第4工程の後で、前記金属層の不要箇所をエッチングにより除去する第5工程と、
前記第5工程の後で、前記層内レンズ部を含む平坦化層を形成する第6工程とを含むと共に、前記第4工程で形成される前記金属層を、前記光電変換素子と対向する箇所の厚みを他の箇所に比べて薄く形成することを特徴とする。
この固体撮像素子の製造方法によれば、製造工程を複雑化することなく深い層内レンズ部を形成することが可能であり、遮光膜の露出も防止できる。すなわち、第4工程で金属層を形成した後、メタル配線を形成するために第5工程で金属層の不要箇所をエッチングにより除去することになるが、金属層は光電変換素子の受光部と対向する箇所の厚みが予め薄く形成されているので、この箇所ではエッチングによって金属層が除去された後、その下に形成されている層間絶縁膜も少しずつ削り取られることになり、光電変換素子の受光部と対向する箇所では層間絶縁膜が薄くなる。そのため深い層内レンズ部が形成される。一方、光電変換素子の受光部と対向する箇所以外では金属層の除去が終了した時点でエッチングを終了できるので、その下に形成されている層間絶縁膜がエッチングによって薄く削り取られることはなく、遮光膜が不用意に表面に露出することが防止される。また、深い層内レンズ部を形成するために製造工程を複雑化する必要もない。
(2) 前記(1)に記載の固体撮像素子の製造方法において、
前記第4工程で前記金属層を形成する際の成膜条件を調整することにより、前記金属層の前記光電変換素子と対向する箇所の厚みを他の箇所に比べて薄くすることを特徴とする。
この固体撮像素子の製造方法によれば、第4工程で金属層を形成する際の成膜条件を調整するので、金属層の光電変換素子と対向する箇所の厚みを他の箇所に比べて薄くすることができ、深い層内レンズ部の形成が可能になる。
(3) 前記(1)に記載の固体撮像素子の製造方法において、
前記第3工程で層間絶縁膜を形成した後で、その形状を整えるためのリフロー工程の温度条件を調整することにより、前記金属層の前記光電変換素子と対向する箇所の厚みを他の箇所に比べて薄くすることを特徴とする。
この固体撮像素子の製造方法によれば、第3工程で層間絶縁膜を形成した後で、その形状を整えるためのリフロー工程の温度条件を調整するので、金属層の光電変換素子と対向する箇所の厚みを他の箇所に比べて薄くすることができ、深い層内レンズ部の形成が可能になる。
本発明によれば、製造工程を複雑化することなく深い層内レンズ部を形成することが可能であり、工程中に不用意に遮光膜が表面に露出することを防止できる。
本発明の固体撮像素子の製造方法の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は固体撮像デバイス上の2つの光電変換部とその近傍の構造を示す厚み方向の断面図である。図2は図1に示す構成の半導体デバイスを形成するための主要な製造プロセスの処理手順を表すフローチャートである。図3は本実施の形態で想定している固体撮像デバイスの主要部の構成を示すブロック図である。図4は図3に示す固体撮像デバイスの一部分の詳細な構成を示す平面図である。
本実施の形態においては、例えば図3及び図4に示すような構成の固体撮像デバイス100に本発明の製造方法を適用する場合を想定している。まず、図3に示す固体撮像デバイス100の構成について説明する。
図3に示すように、固体撮像デバイス100は、撮像素子形成領域31に、受光領域33、水平電荷転送部(HCCD)35、アンプ37、信号出力端子39が設けられている。受光領域33には、光電変換部41と、電荷読み出し部43と、垂直電荷転送部45が設けられている。
より具体的には、固体撮像デバイス100は、図4に示すように、多数の光電変換部41が平面上に行方向(矢印Xの方向)及び列方向(矢印Yの方向)に沿って二次元配置された受光領域33を有している。各々の光電変換部41は、半導体で構成されるフォトダイオード(PD)を備えている。
二次元配置された多数の光電変換部41のそれぞれが出力する信号電荷を固体撮像素子の出力端子から時系列のフレーム毎の信号として取り出すために、複数の垂直電荷転送部45と、ラインメモリ47と、水平電荷転送部35とが備わっている。
ラインメモリ47に蓄積された1行分の信号電荷は、ラインメモリ47上から水平電荷転送部35に向かって転送され、その結果、水平電荷転送部35上に1行分の信号電荷が取り込まれる。水平電荷転送部35は、それ自身が保持している1行分の信号電荷を1画素単位で水平方向(矢印X方向)に順次に転送する。水平電荷転送部35を転送される信号電荷は、アンプ37で増幅されて出力端子OUTから出力される。
このような読み出し動作を実現するために必要な制御信号、すなわち、垂直転送制御信号φV(通常は複数相の信号)と、転送制御信号φLMと、水平転送制御信号φH(通常は複数相の信号)とがそれぞれ図示しないタイミング信号発生回路によって生成され、固体撮像デバイスの各垂直電荷転送部45と、ラインメモリ47と、水平電荷転送部35とにそれぞれ印加される。なお、ラインメモリ47は省略されて構成される場合もある。
固体撮像デバイス100は、図4に示すように、多数の光電変換部41がハニカム状のパターン(光電変換部の配置位置を各行毎で水平方向に半ピッチずらしたパターン)を形成するように配置されている。また、図4中に「G1」、「G2」、「B」、「R」で示すように、それぞれの光電変換部41は検出する色成分が予め定められている。すなわち、「G1」、「G2」の各光電変換部41は緑色成分、「B」の各光電変換部41は青色成分、「R」の各光電変換部41は赤色成分の明るさを検出する。
これらの検出色は、各光電変換部41の受光面の前面に配置された光学フィルタの分光特性によって設定される。図4に示す例では、光電変換部41の列毎に区分して、4種類のフィルタ列FC1、FC2、FC3、FC4が配置してある。それぞれの光学フィルタは、所謂ベイヤー配列を45゜傾けた配列となっている。
垂直電荷転送部45は、光電変換部41の列毎に、各列と隣接する位置に蛇行する形状で形成されている。各々の垂直電荷転送部45は、半導体基板49に形成された垂直電荷転送チャネル51と、半導体基板49上に電気的絶縁膜(図示せず)を介して配置された電荷転送用の多数本の第1垂直転送電極53、第2垂直転送電極55、第1補助転送電極57、第2補助転送電極59、第3補助転送電極61とを備えている。水平電荷転送部35は、矢印X方向に向かって帯状に延在する1本の水平電荷転送チャネル63を有する。
すなわち、各電極53,55,57,59,61に所定の電圧を印加して各垂直電荷転送チャネル51上に所定の電位分布を形成し、各電極に印加する電圧を順次に切り替えることにより、垂直電荷転送部(VCCD)45において各画素の信号電荷を目的の方向に向けて順次に転送することができる。
第1垂直転送電極53及び第2垂直転送電極55は、光電変換部41の行毎にそれぞれ1つずつ形成されている。なお、各第1垂直転送電極53は、光電変換部41から垂直電荷転送部45の垂直電荷転送チャネル51への信号電荷の転送を制御するための読出しゲートとしても機能する。
矢印Y方向に交互に並んでいる第2垂直転送電極55及び第1垂直転送電極53のそれぞれには、図4に示すように、4相の垂直転送制御信号(駆動パルスとも称する)φV1、φV2、φV3、φV4のいずれかが各第2垂直転送電極55及び第1垂直転送電極53の配置された位置関係に応じて印加される。同様に、第1補助転送電極57には垂直転送制御信号φV2が印加され、第2補助転送電極59には垂直転送制御信号φV3が印加され、第3補助転送電極61には垂直転送制御信号φV4が印加される。また、転送制御電極LM1及びLM2には、ラインメモリ47における信号電荷の転送を制御するために転送制御信号φLMが印加される。
図3、図4に示した固体撮像デバイス100の各光電変換部41及びその近傍の厚み方向の断面構成が図1(c)に示されている。すなわち、図4に示すA1−A2部分の断面が図1に示されている。但し、フィルタ列FC1、FC2、FC3、FC4等は図1(c)には現れておらず、フィルタ列FC1、FC2、FC3、FC4等は図1(c)の上側に形成される。
実際の製造工程においては、最初に図1(a)に示す構造を形成し、これをエッチング処理することにより図1(b)に示す構造を形成し、更に平坦化層の形成処理を行って図1(c)に示された構造を作り上げる。この製造プロセスに関する処理手順の概略が図2に示されている。
図2に示す各工程について、図1を参照しながら以下に説明する。
図2に示す工程S11〜S16で図1(a)に示す構造を作り上げる。
最初の工程S11では、図1(a)に示すシリコンの半導体基板151上にフォトダイオード(PD)152を形成する。それぞれのフォトダイオード152は、図1(a)の上方から入射する光を受光して入射光の強度と露光時間とに応じた信号電荷を生成する。
次の工程S12では、図1(a)に示すシリコンの半導体基板151上にポリシリコンを用いて転送電極(電荷読出し電極)153、154を形成する。
次の工程S13では、外部からの入射光が転送電極153、154へ照射されないように、転送電極153、154を覆う遮光膜155を例えばタングステンを用いて必要な箇所に形成する。
次の工程S14では、遮光膜155やフォトダイオード152など露出している部分の全体を、絶縁のために覆う層間絶縁膜156を形成する。この層間絶縁膜156はBPSG(Boron Phosphorus Silicon Glass)膜などで形成される。
工程S14が終了した段階で、表面に露出している層間絶縁膜156の面には大きな凹凸が形成されている。この形状を滑らかに整えるために、次の工程S15でリフロー(熱溶解)処理を行う。
但し、工程S15でリフロー処理を行うと、フォトダイオード152と対向している箇所(窪んでいる箇所)の厚みTcは厚くなり、上に突出している箇所の厚みTdは薄くなる。また、厚みTcは次の工程で形成するAl金属膜157の厚みや下凸レンズ部158aの深さに大きな影響を及ぼす。そこで、工程S15でリフロー温度を適度に調節する。
次の工程S16では、メタル配線を形成するAl(アルミニウム)金属膜157を表面に露出している層間絶縁膜156の上側の全体に渡って形成する。ここで、Al金属膜157の成膜条件を適度に調整することにより、フォトダイオード152と対向している箇所では層間絶縁膜156の厚みTaが薄くなり、それ以外の箇所では層間絶縁膜156の厚みTbが厚くなるように(Ta<Tb)調整する。これは後で形成される下凸レンズ部158aの深さを、基板表面に近くまで深くするためである。
以上の工程により、図1(a)に示す構造が形成される。次の工程S17で、図1(b)に示す構造を作り上げる。すなわち、工程S17ではエッチング処理を行い、必要なメタル配線(図示せず)として残す箇所を除き、Al金属膜157を除去する。
また、Al金属膜157の底部157aが予め薄く(厚みTa)形成してあるので、工程S17のエッチングによりAl金属膜157を除去する際には、底部157aが除去された後、その下にある層間絶縁膜156の底部156aも部分的に除去されることになる。そのため、フォトダイオード152と対向する箇所では、層間絶縁膜156の底部156aは図1(b)に示すように図1(a)に示す状態よりも薄くなる。
次の工程S18では、図1(b)に示す状態の上側に窒化膜(SiN)である平坦化層158を形成する。これにより図1(c)に示す構造ができあがる。図1(c)に示すように、平坦化層158のうち各フォトダイオード152と対向する箇所は、下側に突出した形状を有しており、これらが下凸レンズ部(層内レンズ)158aとして機能する。平坦化層158の上面は平坦な形状になっている。
ところで、下凸レンズ部158aに関しては、下側の突出した箇所(フォトダイオード152と対向する箇所)がフォトダイオード152に近いほど(深く形成するほど)スミアの低減に効果があることが判明している。上述の製造工程においては、図1(a)に示すAl金属膜157を形成する際に、底部157aの厚み(Ta)が他の箇所の厚み(Tb)よりも薄くなるように形成してあるので、工程S17でエッチング処理を行う時には、最初にAl金属膜157の底部157aが無くなって層間絶縁膜156の底部156aが露出し、この底部156aもエッチングによって部分的に削り取られる。その結果、下凸レンズ部158aを深く形成することができる。また、Al金属膜157の底部157a以外の箇所157bについては底部157aよりも厚いため、工程S17でエッチング処理を行う際に遮光膜155を覆っている層間絶縁膜156(156b)が薄くなるまで削り取られることはなく、遮光膜155が表面に露出されることを防止できる。
つまり、メタル配線のために必要なAl金属膜157を形成する際に、フォトダイオード152と対向する箇所の厚み(Ta)を薄くして、それ以外の箇所の厚み(Tb)を厚くする(Ta<Tb)ことが非常に重要である。前述の工程S15でリフロー温度を調整したり、工程S16でAl金属膜157を形成する際の成膜条件を調整することにより、図1(a)に示すようなAl金属膜157の厚みの違い(カバレッジの違い)を生じさせることができる。
これにより、特別な製造工程を追加しなくても、下凸レンズ部158aの深さを深くすることができ、遮光膜155の露出も防止できる。
以上のように、本発明の固体撮像素子の製造方法は、感度の向上やスミアの低減のために形成される下側に突出した層内レンズを有する固体撮像素子を製造するプロセスで利用することができる。そして、製造工程が複雑になるのを避けると共に、遮光膜を露出させることなく、深さの深い層内レンズを形成し、スミアを低減するのに有用である。
固体撮像デバイス上の2つの光電変換部とその近傍の構造を示す厚み方向の断面図である。 図1に示す構成の半導体デバイスを形成するための主要な製造プロセスの処理手順を表すフローチャートである。 実施の形態で想定している固体撮像デバイスの主要部の構成を示すブロック図である。 図3に示す固体撮像デバイスの一部分の詳細な構成を示す平面図である。 従来例の固体撮像デバイスの構成を示す断面図である。
符号の説明
31 撮像素子形成領域
33 受光領域
35 水平電荷転送部(HCCD)
37 アンプ
39 信号出力端子
41 光電変換部
43 電荷読み出し部
45 垂直電荷転送部(VCCD)
47 ラインメモリ
49 半導体基板
51 垂直電荷転送チャネル
53 第1垂直転送電極
55 第2垂直転送電極
57 第1補助転送電極
59 第2補助転送電極
61 第3補助転送電極
63 水平電荷転送チャネル
100 固体撮像デバイス
151 半導体基板
152 フォトダイオード
153,154 転送電極
155 遮光膜
156 層間絶縁膜
156a 底部
157 Al金属膜
157a 底部
158 平坦化層
158a 下凸レンズ部

Claims (3)

  1. 半導体基板上に、入射光に応じた信号電荷を発生する光電変換素子を有する画素部と、発生した前記信号電荷の転送に用いる転送電極を含む周辺回路部と、前記半導体基板上の光電変換素子の受光部と対向する側に突出した形状を有する層内レンズ部とを備える固体撮像素子を形成するための固体撮像素子の製造方法であって、
    前記画素部の周辺位置に、前記信号電荷を転送するための転送電極を形成する第1工程と、
    前記転送電極を覆う遮光膜を形成する第2工程と、
    前記画素部及び遮光膜の上側を覆う層間絶縁膜を形成する第3工程と、
    前記第3工程の後で、所定のメタル配線を形成するために用いる金属層を前記層間絶縁膜を覆うように形成する第4工程と、
    前記第4工程の後で、前記金属層の不要箇所をエッチングにより除去する第5工程と、
    前記第5工程の後で、前記層内レンズ部を含む平坦化層を形成する第6工程とを含むと共に、前記第4工程で形成される前記金属層を、前記光電変換素子と対向する箇所の厚みを他の箇所に比べて薄く形成することを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
  2. 請求項1に記載の固体撮像素子の製造方法において、
    前記第4工程で前記金属層を形成する際の成膜条件を調整することにより、前記金属層の前記光電変換素子と対向する箇所の厚みを他の箇所に比べて薄くすることを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
  3. 請求項1に記載の固体撮像素子の製造方法において、
    前記第3工程で層間絶縁膜を形成した後で、その形状を整えるためのリフロー工程の温度条件を調整することにより、前記金属層の前記光電変換素子と対向する箇所の厚みを他の箇所に比べて薄くすることを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
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