JP2009199808A - 燃料電池の水精製システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃料電池の水精製システムは、燃料電池システム内で使用されるガスに含まれている水蒸気を凝縮させて凝縮水を精製する単数または複数の凝縮器1と、凝縮器1で生成された凝縮水を回収水として貯留する凝縮水流路2と、凝縮水流路2に貯留されている水を抗菌処理する抗菌イオンを発生できる抗菌イオン発生部3とを備えている。
【選択図】図1
Description
このように改質水タンク内の水においては、塩素イオンおよび抗菌イオンの双方が低減または除去されている。故に、塩素イオンおよび抗菌イオンが改質器および改質反応に影響を与えることが抑制される。
本実施形態は定置用の燃料電池システムに適用した場合である。燃料電池の水精製システムは、燃料電池システム内で使用されるガスに含まれている水蒸気を凝縮させて凝縮水を精製する複数の凝縮器1と、凝縮器1で生成された凝縮水を回収水として回収して貯留する凝縮水流路の一部として機能する凝縮水タンク2と、凝縮水タンク2に貯留されている水を抗菌処理する抗菌イオンを発生できる抗菌イオン発生部3とを備えている。
図3は実施形態2を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。凝縮水タンク2と改質水タンク6は仕切壁65で仕切られつつ一体化されている。凝縮水タンク2と改質水タンク6とを連通させる連通路66が仕切壁65に形成されている。
図4は実施形態3を模式的に示す平面図である。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。凝縮水タンク2と改質水タンク6は仕切壁65で仕切られつつ一体化されている。仕切壁65には連通路が形成されてない。従って、凝縮水タンク2と改質水タンク6との直接的連通は、遮断されている。凝縮水タンク2において、凝縮水が供給される凝縮水供給部25から離間した領域において、水の流れが停滞している淀みRaが発生することがある。淀みRaは、菌類(カビ類、藻類を含む)の発生の要因となり得る。このため凝縮水タンク2において水の淀みRaを低減させることが好ましい。このため凝縮水供給部25に流入した凝縮水は、矢印E1,E2方向に分流され、抗菌イオン発生部3の壁に沿って案内される。この結果、水の流れが停滞している淀みRaが発生することが抑制される。もし抗菌イオン発生部3が凝縮水タンク2内に設けられていないと、淀みRaが発生する。
図5は実施形態4を模式的に示す平面図である。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。凝縮水タンク2と改質水タンク6は仕切壁65で仕切られつつも、一体化されている。仕切壁65には連通路66が形成されている。従って、連通路66により凝縮水タンク2と改質水タンク6とは直接的に連通されている。凝縮水タンク2において、凝縮水が供給される凝縮水供給部25から離間した領域において、水の流れが停滞している淀みRaが発生することがある。淀みRaはカビ類の発生の要因となり得る。このため凝縮水タンク2において水の淀みRaを低減させることが好ましい。ここで、改質水タンク6の水は、改質水タンク6から連通路66を介して凝縮水タンク2に流入するように設定されている。改質水タンク6の水面の高さ位置は、改質水タンク6の水面の高さ位置よりも高く設定されているためである。この結果、改質水タンク6の水は、連通路66を介して矢印W1方向に流れる。
図6は本発明の実施形態5を示す。図6において、燃料電池の水精製システムは、アノードガス凝縮器100(凝縮器)と、アノードオフガス凝縮器200(凝縮器)と、カソードオフガス凝縮器300(凝縮器)と、各凝縮器100,200,300で凝縮させた凝縮水を精製(浄化)させる水精製器400と、凝縮器100,200,300と水精製器400とを繋ぐ凝縮水流路500とを有する。アノードガスは、ガス状または液状の燃料原料を改質器80で改質(水蒸気改質)させた反応ガス(例えば水素ガスまたは水素含有ガス)であり、スタック8Sのアノードに供給されるものであり、改質反応などにおいて発生した二酸化炭素を含むことがある。アノードガス凝縮器100は、冷却水等の冷却媒体が流れる第1冷却通路100wを有しており、スタックのアノードに供給されるアノードガスを冷却することにより、アノードガスに含まれている水蒸気を凝縮させて凝縮水を生成する。これによりアノードガスの湿度は低下する。
図1に示す装置を用いて試験を実施した。抗菌イオン発生部3は銀で形成されており、図2(A)に示すハット形状とされており、長さは200ミリメートル、重量は63グラムであった。燃料電池システムの運転中において凝縮水タンク2における貯水量は一般的には500〜700グラム程度であった。この試験によれば、凝縮水タンク2に抗菌イオン発生部3を投入した後、3週間目あたりから抗菌作用が認められ、凝縮水タンク2における細菌数が低下していた。細菌数は、JIS−K0102で規定されている標準寒天培地法により測定した。
実施形態1によれば、イオン交換樹脂で形成されている第1水精製材42fが凝縮水タンク2に設けられていない。これに限らず、イオン交換樹脂で形成されている第1水精製材42fが凝縮水タンク2に設けられている場合でも良い。この場合には、水精製器4の室容積に占める第1水精製材42fの体積比をV1とし、凝縮水タンク2の室容積に占める第1水精製材42fの体積比V2とすると、V2はV1よりも小さく設定されていることが好ましい。この場合、実施形態1のように、凝縮水タンク2の室容積に占める第1水精製材42fの体積比V2は0とすることができる。水精製材42fはビーズでも良いし、膜状でも良い。
Claims (6)
- 燃料電池システム内で使用されるガスに含まれている水蒸気を凝縮させて凝縮水を生成する凝縮器と、前記凝縮器で生成された凝縮水が流れる凝縮水流路と、前記凝縮水流路内の水を抗菌処理する抗菌イオンを発生できる抗菌イオン発生部とを具備することを特徴とする燃料電池の水精製システム。
- 請求項1において、前記凝縮水流路は、前記凝縮水を一時的に溜める凝縮水タンクを具備し、前記抗菌イオン発生部は前記凝縮水タンク内に設けられていることを特徴とする燃料電池の水精製システム。
- 請求項1または2において、水を精製して純水化を促進させると共に前記抗菌イオンを吸着できる水精製材を有する水精製器と、前記凝縮水流路において前記抗菌イオン発生部により抗菌処理され且つ前記抗菌イオンを含み得る水を前記水精製器に供給する第1給水部とを具備しており、
前記凝縮水流路で発生した前記抗菌イオンを前記水精製器に供給し、前記水精製器の前記水精製器の前記水精製材で低減または除去することを特徴とする燃料電池の水精製システム。 - 請求項3において、前記水精製器には水道水が供給されるようになっており、前記水精製器の前記水精製材は、前記水道水に含まれる塩素イオンを前記抗菌イオンと共に低減または除去し、前記塩素イオンおよび前記抗菌イオンを除去した水を改質水として溜める改質水タンクが設けられていることを特徴とする燃料電池の水精製システム。
- 請求項1〜4のうちの一項において、前記凝縮水流路に流入する凝縮水が前記凝縮水流路における淀むことを抑制するように、前記抗菌イオン発生部は前記凝縮水流路内に配置されていることを特徴とする燃料電池の水精製システム。
- 請求項1〜5のうちの一項において、前記抗菌イオン発生部は、異なる方向に延設された複数の面を有する形状、網形状、多孔形状、パイプ形状、針形状、棒形状、板形状および箱形状のうちの少なくとも一つの形状をなしていることを特徴とする燃料電池の水精製システム。
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