JP2009199568A - 非常用防災品備蓄庫 - Google Patents

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【課題】費用面、ビル管理人の負担増、非常用防災品の防犯対策の負担が少なく、目立つ場所に多くの非常用防災品を分散させ、地震でビル内に余儀なく滞在する人々に、非常用防災品を首尾よく分配出来る非常用防災品備蓄庫を提供する。
【解決手段】箱体2の上部2aを非常用防災品3の収納スペース4にすると共にその収納スペース4に扉5を開閉自在に設け、箱体2の下部2bを他の所定目的に使用可能な他目的スペース6として、さらに箱体2に揺れ感知センサ7及び防犯ブザー8並びにこれらの制御機器9を設けてなり、揺れ感知センサ7が所定の揺れ以上を検知すると扉5を開けても防犯ブザー8を作動させず、揺れ感知センサ7が所定の揺れ以上を感知しないのに扉5を開けると防犯ブザー8を作動させることで、上記課題を達成出来る。
【選択図】図1

Description

本発明は、地震や事故などにより人が閉じ込められる虞のあるビル内に設置する非常用防災品備蓄庫に関し、特に自動販売機脇の空き缶用ゴミ箱の上部などに設置する非常用防災品備蓄庫に関する。
大地震が発生すると、様々な理由によりビル内に閉じ込められたり、逆に大地震発生後のビル外の状況、例えば、まだ余震が続き、その余震による落下物が予測されるような場合、余震が収まるまでの一定期間ビル内に滞在した方が安全である場合もある。したがって、そのような場合には多くの人々がビル内に実質的に閉じ込められることになる。当然に、これらビル内には、このような大地震に備えてビル管理者の下、非常用防災品が備蓄されている。
しかしながら、ビル管理者に支障が生じていれば、備蓄している非常用防災品を利用することが難しく、その備蓄場所がある特定の場所に集中していて、非常用防災品がビル内に閉じ込められた人にうまく行き渡らなかったり、その備蓄場所が地震の被害を受けていて、非常用防災品自体が破壊されていたり、取り出すことが出来なかったりする場合もある。さらに、非常用防災品備蓄の絶対量が不足するような場合もある。
このような状況から、ビル管理者に支障が生じたり、備蓄場所が破壊されても、ビル内に閉じ込められた人にある程度の非常用防災品が行き渡るようにするには、備蓄場所を分散させ、その分散した備蓄場所が人目に付きやすいところが良く、さらに多くの非常用防災品を備蓄し、しかもビル管理者が居なくても利用できるようにして、備蓄場所に閉じ込められた人が辿り着きさえすれば、非常用防災品を利用できるようにする対応をとることが望ましい。
しかしながら、上記した対応、すなわち、ビル内に閉じ込められた人にある程度の非常用防災品が行き渡るようにする対応は、備蓄場所を人目に付きやすい場所に分散させ、それらに多くの非常用防災品を備蓄し、これらを容易に取り出して利用出来るようにする必要があるから、費用面、ビル管理人の負担増、非常用防災品の防犯対策など、多くの障害があり実現するのが困難であるのが実情である。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、費用面、ビル管理人の負担増、非常用防災品の防犯対策にさほど大きな負担が無いのに、備蓄場所を人目に付きやすい場所に分散させ、それらに多くの非常用防災品を備蓄して、大地震などによりビル内に実質的に閉じ込められた人々に、非常用防災品を容易に行き渡らすことが出来る非常用防災品備蓄庫を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなることを特徴とするものである。
すなわち、請求項1記載の発明は、箱体の上部を非常用防災品の収納スペースにすると共にその収納スペースに扉を開閉自在に設け、前記箱体の下部を他の所定目的に使用可能な他目的スペースとして、さらに前記箱体に揺れ感知センサ及び防犯ブザー並びにこれらの制御機器を設けてなり、前記揺れ感知センサが所定の揺れ以上を検知すると、前記扉を開けても前記防犯ブザーを作動させず、前記揺れ感知センサが所定の揺れ以上を感知しないのに前記扉を開けると、前記防犯ブザーを作動させることを特徴とする非常用防災品備蓄庫である。
請求項2記載の発明は、前記箱体上部の収納スペースと下部の他目的スペースとを分離可能としてなる非常用防災品備蓄庫である。
請求項3記載の発明は、前記非常用防災品が、地震速報受信機およびメッセージボード、自動体外式除細動器(AED)、救急セット、担架・毛布・ロープ並びにジャッキ、バール等の救援道具のうち、少なくとも1以上含む非常用防災品備蓄庫である。
請求項4記載の発明は、上記した非常用防災品備蓄庫の外面に蓄光材にてその使用方法及びその位置を明示してなることを特徴とする非常用防災品備蓄庫である。
請求項5記載の発明は、上記した非常用防災品備蓄庫の外面に点字にてその使用方法及びその位置を明示してなることを特徴とする非常用防災品備蓄庫である。
請求項6記載の発明は、上記した非常用防災品備蓄庫にその使用方法及びその位置を説明する音声案内装置を設け、前記揺れ感知センサが所定の揺れ以上を検知すると、前記音声案内装置による音声案内が始まることを特徴とする非常用防災品備蓄庫である。
請求項7記載の発明は、上記した非常用防災品備蓄庫に非常灯を設け、前記揺れ感知センサが所定の揺れ以上を検知すると、前記非常灯が点灯することを特徴とする非常用防災品備蓄庫である。
請求項8記載の発明は、上記した非常用防災品備蓄庫の外面に液晶モニターを取り付け、該液晶モニターに各種情報を送信することを特徴とする非常用防災品備蓄庫である。
以上詳述したように、本発明によれば、以下のような効果がある。
請求項1記載の発明は、箱体下部の他目的スペースを他の目的に利用し、箱体上部の収納スペースの扉を開閉することで、収納してある非常用防災品を利用できるが、揺れ感知センサが所定の揺れ以上を検知しないで収納スペースの扉を開けると防犯ブザーが鳴り、揺れ感知センサが所定の揺れ以上を感知すると扉を開けても防犯ブザーが鳴らない。したがって、設置場所を例えば自動販売機の脇にして他目的スペースを空き缶用ゴミ箱に利用すれば、その上の空きスペースを非常用防災品の収納スペースに出来、別途設置場所を用意することが無くしかも人目に付きやすい場所に分散させることが出来て、非常用防災品も分散備蓄となり結果的に備蓄量も多くなり、さらに、扉に施錠することなく防犯を図れて、大地震などによりビル内に閉じ込められた人々に、非常用防災品を行き渡らすことが出来る効果がある。
請求項2記載の発明は、箱体上部の収納スペースから下部の他目的スペースを分離して、箱体の収納スペースのみとする。したがって、上記の効果に加えて、箱体の収納スペースのみの非常用防災品備蓄庫として利用できる効果がある。
請求項3記載の発明は、地震速報受信機およびメッセージボード、自動体外式除細動器(AED)、救急セット、担架・毛布・ロープ並びにジャッキ、バール等の救援道具のうち、少なくとも1以上が備わっているから、それら備わっている非常用防災品を利用できる。したがって、上記の効果に加えて、備わっている非常用防災品の全てを利用できる効果がある。
請求項4記載の発明は、上記した非常用防災品備蓄庫の設置場所が暗い場合、人は蓄光材により非常用防災品備蓄庫の使用方法及び位置を認知出来、非常用防災品備蓄庫を使用出来る。したがって、上記の効果に加えて、停電などにより設置場所が暗くても、容易に非常用防災品備蓄庫を利用できる効果がある。
請求項5記載の発明は、上記した非常用防災品備蓄庫の外面に記載された点字を視覚障害者が辿れば、非常用防災品備蓄庫の使用方法及びその位置を認知出来、非常用防災品備蓄庫を使用出来る。したがって、上記の効果に加えて、視覚障害者単独でも容易に非常用防災品備蓄庫を利用できる効果がある。
請求項6記載の発明は、揺れ感知センサが所定の揺れ以上を検知すると、音声案内装置により、上記した非常用防災品備蓄庫の使用方法及びその位置を説明する音声案内が始まる。したがって、上記の効果に加えて、健常者も視覚障害者も、非常用防災品備蓄庫の設置場所の明暗にも関係なく、極めて容易に非常用防災品備蓄庫を利用できる効果がある。
請求項7記載の発明は、揺れ感知センサが所定の揺れ以上を検知すると、上記した非常用防災品備蓄庫に設けてある非常灯が点灯する。したがって、上記の効果に加えて、停電などにより設置場所が暗くても、容易に非常用防災品備蓄庫を利用できる効果がある。
請求項8記載の発明は、上記した非常用防災品備蓄庫の外面に取り付けてある液晶モニターから各種情報のうち広告を送信すれば、広告料を取得出来る可能性が出てくる。したがって、上記の効果に加えて、広告料を取得出来れば、非常用防災品備蓄庫の設置コスト及びその維持コストに資することが出来る効果がある。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態を示す非常用防災品備蓄庫の正面図、図2は図1の非常用防災品備蓄庫蓋体を自動販売機の横に設置した状態の正面図、図3は非常用防災品備蓄庫の運転制御の関係を示す系統図である。図面において、非常用防災品備蓄庫1は、箱体2の上部2aを非常用防災品3の収納スペース4にすると共にその収納スペース4に扉5を開閉自在に設け、箱体2の下部2bを他の所定目的に使用可能な他目的スペース6として、さらに箱体2に揺れ感知センサ7及び防犯ブザー8並びにこれらの制御機器9を設けてなり、揺れ感知センサ7が所定の揺れ以上を検知すると、扉5を開けても防犯ブザー8を作動させず、揺れ感知センサ7が所定の揺れ以上を感知しないのに扉5を開けると、防犯ブザー8を作動させるものである。
前記箱体2は、直方体をなし、既述のとおり、上部2aを非常用防災品3の収納スペース4とし、下部2bを他の所定目的に使用可能な他目的スペース6となっていて、自動販売機10脇に設置し、箱体2の上部2aにある収納スペース4内になるべく多くの非常用防災品3を収納したいことから、その高さは自動販売機10の全高とほぼ同じに設定される。そして、他目的スペース6は、自動販売機10によってい販売した商品に由来するゴミ箱11が設置される。例えば、自動販売機10の販売商品が飲料物であれば、空缶用のゴミ箱11となり、この場合、飲料物が入ったままの缶が捨てられることがあるので、受け皿12をゴミ箱11の下に置き、さらに飲料物が受け皿12からこぼれることも予想されるので、飲料物の吸収固化剤を入れておく。
この箱体2の収納スペース4は、上収納スペース4aと下収納スペース4bとに分割され、それぞれの上収納及び下収納スペース4aに上扉5a及び下扉5bが開閉自在に取り付けられている。これらの上扉5a及び下扉5bには、これら両扉5a及び5bの「開」を検知する上扉センサ13a及び下扉センサ13bが取り付けられている。そして、上収納スペース4aには、主に担架・毛布・ロープ並びにジャッキ、バール等の救援機具やトイレ用具・衛生品などの非常用防災品3が収納され、下収納スペース4bには、主に医薬品、自動体外式除細動器(AED)、救急セット、地震速報受信機およびそのメッセージボード、ラジオ、懐中電灯及び充電器、食料品などの非常用防災品3が納されている。
なお、箱体2は、上部2aの収納スペース4と下部2bの他目的スペース6とが分離可能であるから、他目的スペース6を分離して、収納スペース4のみとすることができる。これにより、箱体2の収納スペース4のみを非常用防災品備蓄庫として機能させることができ、自動販売機10と特に関係させること無く、独立した非常用防災品備蓄庫として販売の対照とすることが出来る。
また、前記非常用防災品3をさらに詳述すれば、地震などにより、ビル内に人が長時間閉じ込められたような時に必要となる物であり、上述のもの以外を例示すれば、飲料水、乾パン缶詰などの非常食、トイレ用凝固剤、トイレ目隠し用のエマージャンシーブランケット、エマージャンシーブランケットの吊り用具、消臭スプレー、チィッシュペーパー、発電機付ラジオ/ライト、マスクなどである。
前記制御機器9は、図3に示すように、揺れ感知センサ7及び防犯ブザー8に電気的に接続され、さらに、上収納スペース4aの上扉5aの「開」を検知する上扉センサ13a及び下収納スペース4bの下扉5bの「開」を検知する下扉センサ13bも、制御器9に電気的に接続されている。非常用防災品備蓄庫1の上収納スペース4aの上扉5a及び下収納スペース4bの下扉5bは、共に開閉が自由であるので、上扉5a及び下扉5bを開けて上収納スペース4a及び下収納スペース4b内から前記非常用防災品3を取り出すことが可能である。
しかしながら、揺れ感知センサ7が所定の揺れ以上を検知しないで、収納スペース4の上扉5a及び下扉5bのいずれかを人が開けると、上扉5aの「開」を検知する上扉センサ13a及び下扉5bの「開」を検知する下扉センサ13bのいずれかが、「開」信号を制御器9に送り、制御器9から作動指令が出て防犯ブザー8が鳴る。このため、非常用防災品備蓄庫1の収納スペース4の上扉5a及び下扉5bのいずれかが不正に開けられた事実が明確になり、非常用防災品3に対するいたずらや盗難を防止できる。
一方、揺れ感知センサ7が所定の揺れ以上を検知した場合に、収納スペース4の上扉5a及び下扉5bのいずれかを人が開けても、上扉5aの「開」を検知する上扉センサ13a及び下扉5bの「開」を検知する下扉センサ13bのいずれかから、「開」信号を制御器9に送るので、制御器9から作動指令が出ず防犯ブザー8が鳴ることはない。このため、非常用防災品備蓄庫1の収納スペース4の上扉5a及び下扉5bのいずれも適正に開けることが出来、非常用防災品3を利用できる。
そして、前記非常用防災品備蓄庫1は、その外面に蓄光材にてその使用方法及びその位置を明示している。したがって、地震などにより人が閉じ込められているビルが停電になっても、上記の非常用防災品備蓄庫1を設置してあれば、人は蓄光材を頼りに非常用防災品備蓄庫1の使用方法及び位置を認知出来、非常用防災品備蓄庫1内の非常用防災品3を利用出来る。なお、蓄光材による非常用防災品備蓄庫1の使用方法及びその位置の明示は、磁石や吸盤付のシートにして、そのシートを自動販売機の外面あるいは非常用防災品備蓄庫1の外面に貼り付けて良い。
また、前記非常用防災品備蓄庫1は、その外面に点字にてその使用方法及びその位置を明示してある。したがって、地震などによりビル内に閉じ込められている人が視覚障害者だけであっても、点字を辿れば容易に非常用防災品備蓄庫1内の非常用防災品3を利用することが出来る。
また、前記非常用防災品備蓄庫1は、非常用防災品備蓄庫1にその使用方法及びその位置を説明する音声案内装置14を設けてあり、揺れ感知センサ7が所定の揺れ以上を検知すると音声案内装置14による音声案内が始まる。したがって、健常者も視覚障害者も、非常用防災品備蓄庫1の設置場所の明暗にも関係なく、極めて容易に非常用防災品備蓄庫1内の非常用防災品3を利用することが出来る。
また、前記非常用防災品備蓄庫1は、非常用防災品備蓄庫1に非常灯15を設け、揺れ感知センサ7が所定の揺れ以上を検知すると、非常灯15が点灯する。したがって、停電などにより設置場所が暗くても、非常灯15が点灯するから、容易に非常用防災品備蓄庫1内の非常用防災品3を利用できる。
また、前記非常用防災品備蓄庫1は、その外面に液晶モニターを取り付け、この液晶モニターに各種情報を送信出来るようになっている。したがって、液晶モニターからの各種情報のうち広告を送信すれば、広告料を取得出来る可能性が出て来る。もし、広告料を取得出来れば、非常用防災品備蓄庫1の設置コスト及びその維持コストに資することが出来る。
次に、上記構成になる非常用防災品備蓄庫1の使用状況を説明する。
まず、箱体2の収納スペース4内に、人がビル内に心ならずも滞在することを余儀なくされた際に必要な非常用防災品3を収納し、扉5を閉じ、この状態の非常用防災品備蓄庫1を自動販売機10の脇に設置する。そして、通常時、他目的スペース6内のゴミ箱11が自動販売機10の脇役として活用され、さらに、人がいたずらあるいは窃盗目的で扉5を開けると、揺れ感知センサ7は所定の揺れ以上を検知していないから、防犯ブザー8がなり、非常用防災品3に対するいたずらあるいは窃盗を未然に防ぐことが出来る。
地震などによりビルなどに人が滞在することを余儀なくされ、しかもその状況が長時間続くような状態、滞在する人は非常用防災品備蓄庫1の非常用防災品3を使用する状況に追い込まれる。このような状況下では、同時に停電になることが多いが、人は非常用防災品備蓄庫1の外面の蓄光材を頼りに、非常用防災品備蓄庫1の使用方法及び位置を認知出来、非常用防災品備蓄庫1内の非常用防災品3を使用出来る。同時に、地震により揺れ感知センサ7が所定の揺れ以上を検知するから、音声案内装置14による音声案内によっても非常用防災品備蓄庫1の使用方法及び位置を認知出来る。さらに、揺れ感知センサ7の所定の揺れ以上の検知により、非常灯15が点灯するから、非常用防災品備蓄庫1から非常用防災品3を極めて容易に取り出すことができ、目的とする非常用防災品3を使用できる。さらに、地震速報受信機およびそのメッセージボード、ラジオなどにより、余震や津波の情報、地震の規模や被害状況などの情報も入手できる。
また、ビル内に閉じ込められた人が、視覚障害者であっても、点字を辿れば容易に非常用防災品備蓄庫1を利用でき、さらに、上記したように、音声案内装置13による音声案内があるから、視覚障害者のみならず健常者も極めて容易に非常用防災品備蓄庫1内の非常用防災品3を利用できるようになる。
このようにして、ビル内に閉じ込められた人は、非常用防災品3を利用しながら、外部からの救出やビル外の状況が好転するまで待つことになる。
なお、非常用防災品備蓄庫1の外面に液晶モニターを取り付け、この液晶モニターから広告を送信して広告料を取得出来れば、非常用防災品備蓄庫1の設置コスト及びその維持コストに資することになる。
以上、本発明の実施例1を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更・追加、各請求項における他の組み合わせにかかるものも、適宜可能であることが理解されるべきである。
本発明の非常用防災品備蓄庫は、自動販売機の脇上部など目立つ場所なのに実質的に未利用の空きスペースを利用し、非常用防災品を分散して量的にも充分確保し、しかも通常時の非常用防災品に対するいたずらや盗難を防止して、長時間にわたる救出や外部状況好転のための待機に耐えさせたいような場合に、利用可能性が極めて高くなる。
本発明の実施の形態を示す非常用防災品備蓄庫の正面図である(実施例1)。 図1の非常用防災品備蓄庫蓋体を自動販売機の脇に設置した状態の正面図である(実施例1)。 非常用防災品備蓄庫の運転制御の関係を示す系統図である(実施例1)。
符号の説明
1 非常用防災品備蓄庫
2 箱体
2a 上部
2b 下部
3 非常用防災品
4 収納スペース
4a 上部収納スペース
4b 下部収納スペース
5 扉
5a 上部扉
5b 下部扉
6 他目的スペース
7 揺れ感知センサ
8 防犯ブザー
9 制御機器
10 自動販売機
11 ゴミ箱
12 受け皿
13a 上扉センサ
13b 下扉センサ
14 音声案内装置
15 非常灯

Claims (8)

  1. 箱体の上部を非常用防災品の収納スペースにすると共にその収納スペースに扉を開閉自在に設け、前記箱体の下部を他の所定目的に使用可能な他目的スペースとして、さらに前記箱体に揺れ感知センサ及び防犯ブザー並びにこれらの制御機器を設けてなり、前記揺れ感知センサが所定の揺れ以上を検知すると、前記扉を開けても前記防犯ブザーを作動させず、前記揺れ感知センサが所定の揺れ以上を感知しないのに前記扉を開けると、前記防犯ブザーを作動させることを特徴とする非常用防災品備蓄庫。
  2. 前記箱体上部の収納スペースと下部の他目的スペースとを分離可能としてなる請求項1記載の非常用防災品備蓄庫
  3. 前記非常用防災品は、地震速報受信機およびメッセージボード、自動体外式除細動器(AED)、救急セット、担架・毛布・ロープ並びにジャッキ、バール等の救援道具のうち、少なくとも1以上含む請求項1または2記載の非常用防災品備蓄庫
  4. 請求項1乃至3の1項に記載の非常用防災品備蓄庫の外面に蓄光材にてその使用方法及びその位置を明示してなることを特徴とする非常用防災品備蓄庫。
  5. 請求項1乃至4の1項に記載の非常用防災品備蓄庫の外面に点字にてその使用方法及びその位置を明示してなることを特徴とする非常用防災品備蓄庫。
  6. 請求項1乃至5の1項に記載の非常用防災品備蓄庫にその使用方法及びその位置を説明する音声案内装置を設け、前記揺れ感知センサが所定の揺れ以上を検知すると、前記音声案内装置による音声案内が始まることを特徴とする非常用防災品備蓄庫。
  7. 請求項1乃至6の1項に記載の非常用防災品備蓄庫に非常灯を設け、前記揺れ感知センサが所定の揺れ以上を検知すると、前記非常灯が点灯することを特徴とする非常用防災品備蓄庫。
  8. 請求項1乃至7の1項に記載の非常用防災品備蓄庫の外面に液晶モニターを取り付け、該液晶モニターに各種情報を送信することを特徴とする非常用防災品備蓄庫。
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