JP2009199457A - 印鑑照合システムおよび端末 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】原簿印影、および原簿に登録されている印鑑に係り、過去に照合が行われた印影が対応付けられて格納されている記憶部13と、端末2から、新たな印影を取得すると、取得した印影と、記憶部13の過去に照合が行われた印影との一致する割合である照合率を算出する照合率算出部112と、算出された照合率が所定の値以上であるか否かを判定する照合率判定部113と、照合率が所定の値以上である場合、取得した印影データに係る印鑑は、原簿に登録されている印鑑と同一の印鑑の可能性がある旨を端末2へ通知する通知処理部114とを有することを特徴とする。
【選択図】図2
Description
このような照合を効率的に行うため、複数の登録番号と共に、この登録番号に対応する印鑑の印影データを関連させて記憶し、クライアント端末から受信した登録番号から、この登録番号に対応する印影データを検索し、該印影データをクライアント端末に送信する印鑑照合システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術では、印鑑照合の際に、原簿印影と、帳票印影とで重複している部分を、色を変えて表示することにより、印影の一致・不一致を一目で判別できるようにしている。また、特許文献1には、原簿に登録されている印影が変更された場合、この変更履歴をデータとして記憶しておき、この変更履歴を画面上に表示する技術も記載されている。
印鑑照合システムAは、金融機関センタBに設置されている印鑑照合装置1と、ホストコンピュータ7と、金融機関営業店Cに設置されている役席端末4と、窓口端末3とを有してなる。
役席端末4および窓口端末3は、金融機関営業店Cに設置されている通信制御装置6を介して、WAN(Wide Area Network)などのネットワーク8に接続している。また、ホストコンピュータ7および印鑑照合装置1も、ネットワーク8に接続している。
印鑑照合装置1は、窓口端末3や役席端末4から送られた印鑑の印影と、原簿に登録されている印影(登録印鑑の登録印影あるいは原簿印影。本実施形態では以下、原簿印影と記載する)や、過去に照合の行われた印影との照合を行う機能を有する。印鑑照合装置1の詳細は、図2を参照して後記する。
ホストコンピュータ7は、印鑑照合以外の金融取引に関する処理を行う機能を有している。
通信制御装置6は、ルータなどであって通信を制御する装置である。
印鑑照合装置1は、情報の処理を行う処理部11と、情報の送受信を行う送受信部12と、情報を記憶する記憶部13とを有してなる。
記憶部13には、図3を参照して後記する過去照合履歴データ131が顧客毎に格納されている。
処理部11は、検索部111と、照合率算出部112と、照合率判定部113と、通知処理部114とを有してなる。検索部111は、端末2から取得した口座番号などを基に、顧客に対応する過去照合履歴データ131を検索するなどの機能を有する。照合率算出部112は、端末2から送られた帳票印影と、過去照合履歴データ131に格納されている印影とから印影の一致する割合を表す照合率を算出するなどの機能を有する。照合率判定部113は、照合率算出部112によって算出された照合率が、予め設定されている閾値より大きいか否かなどを判定する機能を有する。通知処理部114は、照合率の結果などを端末2へ通知する機能を有する。
過去照合履歴データ131は、過去における印影の照合結果の履歴を顧客毎に格納したものである。
過去照合履歴データ131には、登録情報141として、口座番号142と、原簿に登録されている印影である原簿印影143とが格納されている。すなわち、登録印影が格納されている印鑑データベースとしての役割も持っている。
そして、登録情報141に対応して、過去における印影の照合結果である履歴情報151が格納されている。
履歴情報151は、口座番号152、照合を行った年月日である照合日153、照合を行った時刻154、過去における照合の結果、すなわち、OKだったかOKではなかった(NG)かを示す照合結果155、端末2から送られた帳票印影と、履歴情報151に格納されている印影との照合率156、および年月日153および時刻154に記述されている日時に照合が行われた過去印影157を有する。なお、図3に示す過去印影157では、磨耗などによる欠損が表現されている。なお、照合率の欄は、図8で後記する照合率の算出が行われるまで空欄となっており、照合率が算出されると記入され、印鑑照合処理が終了すると消去される。
端末2は、情報の処理を行う処理部21と、情報の送受信を行う送受信部22と、ディスプレイなどの表示部23と、キーボードなどの入力部24とを有する。なお、前記したように、端末2にはスキャナ5が接続可能であり、処理部21は、スキャナ5から画像データ(イメージ)を取得することができる。
図5および図6は、本実施形態に係る印鑑照合結果表示画面の例を示す図である。なお、図5と図6の相違点は、後記して説明する過去履歴照合結果表示エリア510にメッセージが表示されているか否かである。
なお、図5および図6において、同様の画面要素に関しては同一の符号を付して、説明を省略する。また、図5および図6に示す印鑑照合結果表示画面500は、役席端末4や、窓口端末3において表示される画面である。
印鑑照合結果表示画面500は、帳票印影表示エリア501と、原簿印影表示エリア502と、履歴照合表示エリア503と、重畳印影表示エリア504と、顧客情報表示エリア505と、直近取引印照合ボタン506と、過去取引印照合ボタン507と、照合キャンセルボタン508と、照合完了ボタン509と、過去履歴照合結果表示エリア510とを有してなる。これらのボタンはキーボードやマウス等の入力装置と合わせて各種指示入力操作を受け付けるための入力操作部として動作する。
帳票印影表示エリア501には、窓口端末3のスキャナ5(図4参照)にて読み込まれた帳票に押印されている帳票印影が表示される。原簿印影表示エリア502には、図3の原簿印影143に登録されている印影が表示される。履歴照合表示エリア503には、図3の過去印影157に登録されている印影が表示される。なお、図5および図6における帳票印影表示エリア501や、履歴照合表示エリア503に表示されている印影には、磨耗などによる欠損が表現されている。
本実施形態において、履歴照合表示エリア503には、図3の照合結果155が「OK」となっている過去印影157のうち、現在時刻から直近の印影が表示されるが、これに限らず、所定時間前の過去印影157を表示してもよい。重畳印影表示エリア504には、帳票印影表示エリア501、原簿印影表示エリア502および履歴照合表示エリア503に表示されている印影が重ねあわされた状態で表示される。
なお、帳票印影表示エリア501、原簿印影表示エリア502および履歴照合表示エリア503に表示されている印影は、それぞれ異なる色で表示され、重畳印影表示エリア504には、帳票印影表示エリア501、原簿印影表示エリア502および履歴照合表示エリア503に表示されている印影が、各色を保持した状態で重ねあわされることにより、目視にて各印影の相違を認識できるようにしてもよい。
直近取引印照合ボタン506が、押下されることにより、処理部21(図4)は、図3の過去印影157の中から、現在の日時に対して直近の印影を履歴照合表示エリア503に表示させる。過去取引印照合ボタン507が、押下されることにより、処理部21(図4)は、図8を参照して後記する照合率の判定を行い、当該判定の結果を、過去履歴照合結果表示エリア510に表示させる。照合キャンセルボタン508は、印鑑照合処理をキャンセルさせるボタンであり、照合完了ボタン509は、印鑑照合処理の完了させるボタンである。過去履歴照合結果表示エリア510は、前記したように図8を参照して後記する照合率の判定の結果に関するメッセージなどを表示する。
印影濃淡調整ボタン511が、押下されることにより、処理部21(図4)は、表示される印影の濃淡を調整させる。印鑑表示切替ボタン512が、押下される毎に、処理部21(図4)は、重畳印影表示エリア504に表示される印影を、「帳票+原簿+履歴照合」→「帳票+原簿」→「原簿+履歴照合」→「帳票+履歴照合」のように重畳される印影が切り替える。交互表示ボタン513が押下される毎に、処理部21(図4)は、重畳印影表示エリア504に表示される印影を「重ねあわされた状態で表示」→「帳票印影表示エリア501、原簿印影表示エリア502および履歴照合表示エリア503に表示されている印影が交互に表示」へと表示状態を交互に変化させる。なお、処理部21(図4)は、交互表示ボタン513を押下されることによる現在の表示状態を表示状態通知エリア514に表示させる。署名欄拡大ボタン515が押下されることにより、処理部21(図4)は、顧客情報表示エリア505を拡大表示させる。署名欄切替ボタン516が押下される毎に、処理部21(図4)は、顧客情報表示エリア505に表示される内容を、例えば「氏名」→「口座番号」→「住所」などに切り替える。領域補正ボタン517が、押下されることにより、処理部21(図4)は、入力部24を介して入力された情報に基づいて各表示エリアの大きさを調整させる。
なお、図7に示す過去取引履歴表示画面600は、役席端末4や、窓口端末3において表示される画面である。
過去取引履歴表示画面600は、帳票印影と、原簿印影との照合結果を示す原簿−帳票印影照合結果表示エリア601と、過去取引において照合OKだった各過去印影と、帳票印影との照合結果を示す過去履歴−帳票印影照合結果表示エリア602とを有する。過去履歴−帳票印影照合結果表示エリア602では、照合日時ごとに照合率が表示されている。
照合完了ボタン509は、図5および図6における照合完了ボタン509と同様の機能を有するため、説明を省略する。
図8は、本実施形態に係る印鑑照合処理の流れを示すフローチャートである。
なお、窓口端末3や、役席端末4などの端末2と、印鑑照合装置1と、ホストコンピュータ7との間の情報の送受信は、端末2の送受信部22、通信制御装置6、ネットワーク8、印鑑照合装置1の送受信部12を介して行われるが、本実施形態ではこれらの処理に関する記述を省略する。
まず、テラーが、端末2やホストコンピュータ7から印鑑照合プログラムを起動することにより、印鑑照合取引が開始される(S1)。
次に、顧客が、印鑑取引に必要な取引(支払や、解約など)について、帳票に必要事項を記入した上、押印してテラーへ提出する(S2)。
テラーが、当該帳票を窓口端末3に接続されているスタンドスキャナなどのスキャナ5を使用することによって、窓口端末3(端末2)の処理部21は、帳票内容の画像データ(イメージ)を取得する(S3)ことによって、帳票印影を取得する。
そして、テラーは、入力部24を介して、口座番号など顧客を特定するための顧客情報を窓口端末3の処理部21に入力する。窓口端末3の処理部21は、顧客情報と、帳票印影とを対の情報として印鑑照合装置1へ送信する。
原簿印影と、帳票印影と、顧客情報とを受信した役席端末4や、窓口端末3などの端末2の処理部21は、図5に示すように、受信した原簿印影を原簿印影表示エリア502に表示させ、帳票印影を帳票印影表示エリア501に表示させ、顧客情報を顧客情報表示エリア505に表示させ、さらに、原簿印影143と、帳票印影とを重ねあわせた印影を重畳印影表示エリア504に表示させる。つまり、端末2の処理部21は、表示部23に原簿印影143を表示する(S5)。テラーなどは、重畳印影表示エリア504を参照して、目視にて原簿印影と、帳票印影とを照合する。なお、このとき印鑑照合は機械照合により行うこともできる。すなわち、照合率判定部113により原簿印影と帳票印影との照合率を求めるようにして行ってもよい。その場合テラーは表示された照合率または照合結果を参考にできる。
ステップS7において、テラーが、OKと判断した場合(S7→Yes)、テラーが、照合完了ボタン509を押下することにより、端末2は、印鑑照合処理を終了し、テラーは、ホストコンピュータ7などを用いることによって金融取引を続行する。このとき、テラーが、端末2の入力部24を介して照合OKである旨の情報を入力すると、この情報が、印鑑照合装置1へ送信され、印鑑照合装置1の処理部11は、ステップS3の段階で送られた帳票印影を、新たな過去印影として、図3の過去照合履歴データ131の履歴情報151における過去印影157の欄に登録し、口座番号152、照合日153、時刻154、照合結果155「OK」を過去照合履歴データ131の履歴情報151へ追加登録する。
ステップS7において、テラーが、OKではないと判断した場合(S7→No)、端末2は、印鑑照合処理を終了し、テラーは、照合キャンセルボタン508を押下して取引キャンセルの処理を行う(S8)。このとき、テラーは、端末2の入力部24を介して照合NGである旨の情報を入力すると、この情報が、印鑑照合装置1へ送信され、印鑑照合装置1の処理部11は、ステップS3の段階で送られた帳票印影を、新たな過去印影として、図3の過去照合履歴データ131の履歴情報151における過去印影157の欄に登録し、口座番号152、照合日153、時刻154、照合結果155「NG」を過去照合履歴データ131の履歴情報151へ追加登録する。
すると、直近取引印照合要求が、端末2から印鑑照合装置1へ送信される。直近取引印照合要求を受信した印鑑照合装置1の照合率算出部112は、過去照合履歴データ131の履歴情報151における過去印影157の欄に格納されている各過去の印影と、ステップS4の段階で受信した帳票印影との一致する割合である照合率を算出し(S10)、履歴情報151における照合率156の欄に算出した各照合率を記入する。
次に、検索部111は、履歴情報151の照合日153および時刻154の欄を検索して、照合結果155が「OK」であり、かつ現在日時に最も近い日時の印影(直近取引印影)を取得する。そして、通知処理部114は、取得した直近取引印影を、端末2に送信する。直近取引印影を受信した端末2の処理部21は、表示部23の履歴照合表示エリア503に受信した直近取引印影を表示し、さらに重畳印影表示エリア504に、帳票印影と、原簿印影と、直近取引印影とを重ね合わせた印影を表示する。すなわち、端末2の処理部は、取得した直近取引印影を表示部23に表示する(S11)。
ステップS12の結果、テラーが照合判定可能と判断した場合(S12→Yes)、テラーは、ステップS7の判定を行う。
ステップS12の結果、テラーが、照合判定不可能と判断した場合(S12→No)、テラーは、図6に示す端末2の印鑑照合結果表示画面500における過去取引印照合ボタン507を押下する(S13)。
照合率算出部112が、時間軸を右方向に正とした、所定期間における過去印影照合率の分布に対する近似直線の傾きを、最小二乗法により算出する。そして、照合率判定部113は、算出した傾きが正であれば、過去印影照合率が現在に近い時期(日付・時刻)になるにつれて高くなる傾向があると判定し、傾きが正以外であれば、過去印影照合率が現在に近い時期になるにつれて低くなる傾向があると判定する。
または、照合率算出部112が、時間軸を右方向に正とした、所定期間における過去印影照合率の分布に対する近似曲線を、最小二乗法により算出する。近似曲線は、例えば二次曲線である。そして、照合率判定部113は、算出した近似曲線の各時期(例えば近似曲線の算出に用いた履歴情報の各日時)における一次微分の値(すなわち傾き)が正である場合、照合率が現在に近い時期になるにつれて高くなる傾向があると判定し、各時期における一次微分の値が負である場合、過去印影照合率が現在に近い時期になるにつれて低くなる傾向があると判定する。
なお、このとき全ての時期において傾きの正負が一致しなくとも、傾向として判断すればよい。例えば、1箇所または予め設定してある所定数の箇所で、一次微分の値が正である場合、照合率が現在に近い時間になるにつれて高くなる傾向があると判定してもよい。なお、近似曲線を三次以上の曲線とした場合は、傾きが求まるように微分の次数を上げる。
このように最近の照合率が高くなる傾向にあるか否かを判定する理由は、磨耗や欠損などによる印影の変形が進んだ結果原簿印影との差異が大きくなった場合は、前記したように、現在の印影に近い時刻の過去印影ほど帳票印影との照合率が高くなると考えられることによる。すなわち、最近の過去印影になるほど過去印影照合率が高くなる傾向があれば、磨耗などにより自然に劣化したことによる印影の変形と考えられることによる。また、複数の過去印影の照合率を比較対象とすることにより、印影の取得状況による照合率のばらつきの影響を軽減することができる。
そして、テラーは、印鑑照合結果表示画面500における過去履歴照合結果表示エリア510に表示されているメッセージや、帳票印影表示エリア501や、原簿印影表示エリア502や、履歴照合表示エリア503などに表示されている印影を基に、ステップS7の判定を行う。
そして、履歴情報151において、所定の値以上の照合率であるレコードのデータを受信した端末2の処理部21は、図7に示すような過去取引履歴表示画面600を表示部23に、図5および図6の印鑑照合結果表示画面500とは別ウィンドウとして表示する。テラーは、表示部23に表示されている過去取引履歴表示画面600を参考にして、履歴情報151におけるすべての照合率が一定の閾値以上かつ、最近の照合率が上昇しているか否かを判定してもよい。
また、本実施形態では、図5から図7に示す各画面を端末2において表示するとしたが、これに限らず、印鑑照合装置1またはホストコンピュータ7における図示しない表示部に表示してもよい。
さらに、照合率算出部112は、図8のステップS10の処理を、ステップS13とステップS14との間に行ってもよい。
また、過去取引印照合は、前述の直近取引印照合の場合と同様に、照合率が低い場合に自動的に行うようにしてもよい。あるいは、直近取引印照合を行わずに過去取引印照合を行うようにしてもよい。
さらに、印鑑照合装置は、金融機関営業店Cに設置されていてもよい。
また、印鑑照合装置1の機能を窓口端末3や役席端末4などの端末2に搭載してもよい。
印鑑照合装置1または端末2は、CPU(Central Processing Unit)701、RAM(Random Access Memory)702、ROM(Read Only Memory)703、通信インタフェース704、HD(Hard Disk)705などを有してなる。CPU701、RAM702、ROM703、通信インタフェース704およびHD705は、バス706を介して互いに接続している。
図2における印鑑照合装置1の処理部11、検索部111、照合率算出部112、照合率判定部113、通知処理部114および図3における端末2の処理部21は、ROM703や、HD705に格納されたプログラムが、RAM702に展開され、CPU701によって実行されることによって具現化する。
また、通信インタフェース704は、例えばUSB(Universal Serial Bus)コントローラなどであり、スキャナ5との通信を行うなどの機能を有する。
本実施形態によれば、所定期間中において照合が行われた各印影と、帳票印影との照合率を算出し、算出された各照合率のすべて(あるいは所定の数・割合)が所定の値以上を有し、かつ最近の照合率が高くなる傾向にある場合、原簿に登録されている印鑑と同一の印鑑である可能性が高いと判定する。これにより、使用による磨耗や欠損などによって、原簿に登録されている印鑑と同一の印鑑であるか否かの判別が目視では困難な場合であっても、正確かつ効率的に印鑑の照合を行うことができる。
また、直近印影を表示することにより、この直近印影と、帳票印影とを比較し、照合を行うことにより、磨耗や欠損などで原簿に登録されている印鑑と同一の印鑑であるか否かの判別が目視では困難な場合であっても、正確かつ効率的に印鑑の照合を行うことができる。
2 端末
3 窓口端末
4 役席端末
5 スキャナ
6 通信制御装置
7 ホストコンピュータ
8 ネットワーク
11 処理部
12 送受信部
13 記憶部
21 処理部
22 送受信部
23 表示部
24 入力部
111 検索部
112 照合率算出部
113 照合率判定部
114 通知処理部
131 過去照合履歴データ
141 登録情報
142 口座番号
143 原簿印影
151 履歴情報
152 口座番号
153 照合日
154 時刻
155 照合結果
156 照合率
157 過去印影
500 印鑑照合結果表示画面
501 帳票印影表示エリア
502 原簿印影表示エリア
503 履歴照合表示エリア
504 重畳印影表示エリア
505 顧客情報表示エリア
506 直近取引印照合ボタン
507 過去取引印照合ボタン
508 照合キャンセルボタン
509 照合完了ボタン
510 過去履歴照合結果表示エリア
600 過去取引履歴表示画面
601 原簿−帳票印影照合結果表示エリア
602 過去履歴−帳票印影照合結果表示エリア
701 CPU
702 RAM
703 ROM
704 通信インタフェース
706 バス
A 印鑑照合システム
B 金融機関センタ
C 金融機関営業店
Claims (6)
- 印影データを基に、印鑑の照合を行う印鑑照合システムであって、
登録印鑑の印影データ、および前記登録印鑑に係り、過去に照合が行われた印影データが対応付けられて格納されている記憶部と、
新たな印影データを取得すると、
取得した前記新たな印影データと、前記記憶部の過去に照合が行われた印影データとの一致する割合を表す照合率を算出する照合率算出部と、
前記算出された照合率が所定の値以上であるか否かを判定する照合率判定部と、
前記照合率が所定の値以上であることを通知または報知する通知処理部とを有することを特徴とする印鑑照合システム。 - 前記記憶部の過去に照合が行われた印影データには、照合した時期を含む時期情報が付加され、
前記記憶部には、前記過去に照合が行われた印影データが、複数格納されており、
前記照合率判定部は、前記算出した照合率が、現在に近い時期になるにつれて高くなる傾向があるか否かを判定する機能をさらに有し、
前記通知処理部は、前記算出した照合率が、時期が現在に近くなるにつれて高くなる傾向があることを通知または報知する機能をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の印鑑照合システム。 - 前記照合率算出部は、所定期間における照合した時期と照合率とを変数とする分布に対する近似直線の傾きを、最小二乗法により算出する機能をさらに有し、
前記照合率判定部は、前記算出した傾きが正であれば、前記照合率が、現在に近い時期になるにつれて高くなる傾向があると判定する機能をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の印鑑照合システム。 - 前記照合率算出部は、所定期間における照合した時期と照合率とを変数とする分布に対する近似曲線を、最小二乗法により算出する機能をさらに有し、
前記照合率判定部は、前記算出した近似曲線の各時期における一次微分の値が正である場合、前記照合率が、現在に近い時期になるにつれて高くなる傾向があると判定する機能をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の印鑑照合システム。 - 端末から送られた印鑑の印影データを基に、前記印鑑の照合を行う印鑑照合システムであって、
過去に照合が行われた印影データが、照合した時期を含む時期情報と対応付けられて格納されている記憶部と、
前記端末から、新たな印影データを取得すると、
過去における前記照合の結果、登録印鑑と同一の印鑑による印影と判定された印影データのうち、現在時刻に最も近い時期に照合を行った印影データを前記記憶部から取得する検索部と、
前記検索部が、取得した印影データを前記端末へ送信する通知処理部とを有することを特徴とする印鑑照合システム。 - 印鑑照合システムによって行われた印鑑の照合結果を表示する端末であって、
印影データが入力される入力部と、
操作部により過去の取引印との照合指示の入力操作が行われると、
前記印鑑照合システムから、登録印鑑と同一の印鑑による印影と判定された印影データのうち、現在時刻に最も近い時期に照合を行った印影データを取得する処理部と、
前記入力された印影データおよび当該取得した印影データの双方を表示する表示部とを有することを特徴とする端末。
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