JP2009198240A - 追尾受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 航空機等に搭載される追尾受信装置において、妨害継続時間を十分に確保させるために、受信機能部と妨害機能部とルックスルー受信を同期させる追尾受信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 ルックスルータイミング制御部から出力されたルックスルー周波数に基づいて受信スケジュール作成部が受信スケジュールを変更し、ルックスルートリガにより警戒受信部による到来電波の受信処理を開始させ、ルックスルートリガにより追尾受信部による目標のレーダ波の受信処理を開始させることにより、所定の警戒受信間隔と所定の目標追尾間隔とを同期させたことを特徴する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、目標からのレーダ波を受信及び追尾する追尾受信装置に関し、特に、受信機能部の警戒受信用ルックスルーと妨害機能部の目標追尾用ルックスルーを同期させ、妨害継続時間を十分に確保するルックスルー(追尾受信)方法を有するものに関する。
従来、受信装置及び妨害機能部を有する追尾受信装置には、航空機のレーダ波を目標のレーダ波として探知して妨害する場合、妨害周波数に対して妨害機能部の目標追尾のために妨害を一時停止する。また、受信機能部の警戒受信のために妨害を一時停止するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−166037号公報(第1図)
しかし、このような追尾受信装置は、妨害機能部の目標追尾や受信機能部の警戒受信のために、それぞれ独自のタイミングで妨害停止を実施することにより、妨害波が停止してしまう時間が多くなる上、妨害継続時間を確保できないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解消するためになされたもので、航空機等に搭載される追尾受信装置において、妨害継続時間を十分に確保させるために、受信機能部と妨害機能部とルックスルー受信を同期させる追尾受信装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明に係る追尾受信装置は、所定の警戒受信間隔で到来電波を受信する受信アンテナ部と、この受信アンテナ部で受信された前記到来電波を受信処理する警戒受信部と、この警戒受信部が受信処理した前記到来電波から目標のレーダ波を検出する警戒信号処理部と、この警戒信号処理部が検出した前記目標のレーダ波に対しての妨害信号を生成する妨害信号処理部と、この妨害信号処理部が生成した妨害信号を変調する妨害信号変調部と、この妨害信号変調部が変調した妨害信号を妨害波として送信する妨害波送信部と、この妨害波送信部からの妨害波を前記目標のレーダ波に送信する送信アンテナ部と、前記目標のレーダ波の周波数やパルス繰り返し周波数の変化に追従し、前記目標のレーダ波の周波数やパルス繰り返し周波数の変化に対応した妨害信号に前記妨害信号処理部が生成する妨害信号を変更させるために前記受信アンテナ部により所定の目標追尾間隔で前記目標のレーダ波の追尾受信処理を行う追尾受信部とを備え、前記送信アンテナ部からの妨害波の送信が停止させている間に前記所定の警戒受信間隔で前記警戒受信部が前記到来電波の受信処理を行い、前記所定の目標追尾間隔で前記追尾受信部が前記目標のレーダ波の受信処理を行う追尾受信装置において、予め想定される前記目標のレーダ波情報である周波数及びパルス繰り返し周波数から前記警戒受信部の受信スケジュールを設定する受信スケジュール作成部と、前記所定の警戒受信間隔内で前記受信スケジュール作成部が作成した受信スケジュールに基づいた前記目標のレーダ波の受信処理を前記警戒受信部に行わせる警戒受信処理部と、前記追尾受信部の受信設定を行い、前記目標のレーダ波の受信処理を前記追尾受信部に行わせる目標追尾処理部と、前記妨害波送信部が妨害波を送信している妨害対象の前記目標のレーダ波情報である周波数及びパルス繰り返し周波数からルックスルータイミング及びルックスルー周波数を決定し、前記受信スケジュール作成部及び前記目標追尾処理部へ出力するルックスルータイミング制御部と、このルックスルータイミング制御部が出力したルックスルー周波数に該当する前記妨害信号処理部からの妨害信号を停止させ、前記ルックスルータイミング制御部が出力したルックスルータイミングに基づいたルックスルートリガを前記警戒受信処理部及び前記目標追尾処理部へ出力する妨害処理部とを備え、前記ルックスルータイミング制御部から出力されたルックスルー周波数に基づいて前記受信スケジュール作成部が受信スケジュールを変更し、前記ルックスルートリガにより前記警戒受信部による前記到来電波の受信処理を開始させ、前記ルックスルートリガにより前記追尾受信部による前記目標のレーダ波の受信処理を開始させることにより、前記所定の警戒受信間隔と前記所定の目標追尾間隔とを同期させたことを特徴するものである。
請求項2の発明に係る追尾受信装置は、前記ルックスルートリガが、前記所定の警戒受信間隔又は前記所定の目標追尾間隔のどちらかを基準に前記所定の警戒受信間隔と前記所定の目標追尾間隔とを同期させるものである請求項1に記載のものである。
請求項3の発明に係る追尾受信装置は、前記ルックスルートリガが、前記所定の警戒受信間隔及び前記所定の目標追尾間隔のうち、受信間隔が短い方を基準に前記所定の警戒受信間隔と前記所定の目標追尾間隔とを同期させるものである請求項1に記載のものである。
請求項4の発明に係る追尾受信装置は、前記警戒受信部及び前記追尾受信部が、前記ルックスルートリガにより同時にそれぞれ受信処理を開始するものである請求項1〜3のいずれかに記載のものである。
以上のように、請求項1に係る発明によれば、目標のレーダ波を探知して妨害する場合、受信機能部の警戒受信と妨害機能部の目標追尾のためのルックスルー受信を同期させて妨害波が停止する時間を少なくし、継続妨害の分裂を縮小するので、妨害継続時間を十分に確保し、妨害効果の低下を防ぐことが可能である追尾受信装置を得ることができる。
請求項2に係る発明によれば、請求項1の効果に加え、ルックスルータイミング制御部を受信機能部側に配置して、警戒受信間隔を基準に同期ルックスルータイミングを決定すること、又は、ルックスルータイミング制御部を妨害機能部側に配置して、目標追尾間隔を基準に同期ルックスルータイミングを決定することが可能な追尾受信装置を得ることができる。
請求項3に係る発明によれば、請求項1の効果に加え、警戒受信間隔と目標追尾間隔との間隔が異なる場合でも、短い方の間隔を基準に長い方の間隔の処理を開始するので、受信間隔が短い方の追尾(警戒)受信が頻度を多く求められる場合でも、継続妨害の分裂を縮小するので、妨害継続時間を十分に確保し、妨害効果の低下を防ぐことが可能である追尾受信装置を得ることができる。
請求項4に係る発明によれば、請求項1〜3のいずれかの効果に加え、ルックスルートリガにより、警戒受信と目標追尾とを同時に開始するので、妨害波が停止する時間を少なくし、継続妨害の分裂を縮小するので、妨害継続時間を十分に確保し、妨害効果の低下を防ぐことが可能である追尾受信装置を得ることができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について図1〜5を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係る追尾受信装置の構成図、図1(a)は目標と追尾受信装置を搭載した自機の模式図、図1(b)は図1(a)に記載の自機搭載の追尾受信装置、図2は、実施の形態1に係る追尾受信装置のルックスルー周波数及びルックスルートリガの流れを示した構成図、図3は、受信スケジュールを目標のレーダ波情報(周波数、パルス繰り返し周波数)から作成する受信スケジュール概念図、図4は、実施の形態1に係る追尾受信装置により変更された受信スケジュール概念図、図5は、警戒受信間隔と目標追尾間隔との関係を示す概念図、図5(a)は警戒受信間隔と目標追尾間隔とが非同期の場合の図、図5(b)は警戒受信間隔と目標追尾間隔とが同期の場合の図である。
図1〜5において、1は追尾受信装置の受信機能を実行する受信機能部、1aは受信機能部1に接続され、所定の警戒受信間隔で到来電波を受信する受信アンテナ部、2は受信機能部1を構成し、受信アンテナ部1aで受信された到来電波を受信処理する警戒受信部、3は受信機能部1を構成し、
警戒受信部2が受信処理した到来電波から目標のレーダ波を検出する警戒信号処理部、4は追尾受信装置の妨害機能を実行する受信機能部、5は目標のレーダ波の周波数やパルス繰り返し周波数の変化に追従し、目標のレーダ波の周波数やパルス繰り返し周波数の変化に対応した妨害信号を生成させるために受信アンテナ部1aにより所定の目標追尾間隔で目標のレーダ波の追尾受信処理を行う追尾受信部、6は警戒信号処理部3が検出した目標のレーダ波に対しての妨害信号を生成する妨害信号処理部、7は妨害信号処理部6が生成した妨害信号を変調する妨害信号変調部であり、追尾受信部5により目標のレーダ波の周波数やパルス繰り返し周波数の変化に対応した妨害信号を生成するように制御させるものである。8は妨害信号変調部7が変調した妨害信号を妨害波として送信する妨害波送信部、8aは妨害波送信部8からの妨害波を目標のレーダ波に送信する送信アンテナ部である。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示しそれらについての詳細な説明は省略する。
続いて、9は所定の警戒受信間隔と所定の目標追尾間隔とを同期させる同期処理装置、10は同期処理装置を構成するルックスルー信号処理装置、31は警戒信号処理部3を構成し、予め想定される目標のレーダ波情報である周波数及びパルス繰り返し周波数から警戒受信部2の受信スケジュールを設定する受信スケジュール作成部、32は警戒信号処理部3を構成し、所定の警戒受信間隔内で受信スケジュール作成部31が作成した受信スケジュールに基づいた目標のレーダ波の受信処理を警戒受信部2に行わせる警戒受信処理部、61は妨害信号処理部6を構成し、追尾受信部5の受信設定を行い、目標のレーダ波の受信処理を追尾受信部5に行わせる目標追尾処理部、200,200aはルックスルー周波数、201,201aはルックスルートリガ、101は妨害波送信部8が妨害波を送信している妨害対象の目標のレーダ波情報である周波数及びパルス繰り返し周波数からルックスルータイミング及びルックスルー周波数200,200aを決定し、それぞれを受信スケジュール作成部31及び目標追尾処理部61へ出力するルックスルータイミング制御部、62は妨害信号処理部6を構成し、ルックスルータイミング制御部101が出力したルックスルー周波数200aに該当する妨害信号処理部6からの妨害信号を停止させ、ルックスルータイミング制御部101が出力したルックスルータイミングに基づいたルックスルートリガ201,201aをそれぞれ警戒受信処理部32及び目標追尾処理部61へ出力する妨害処理部である。
次に動作について説明する。図1に示すように、自機に搭載された追尾受信装置の受信アンテナ部1aが到来電波を受信して、その到来電波が受信機能部1で目標のレーダ波であると判定すると、妨害機能部4が生成した目標のレーダ波への妨害波を送信アンテナ部8aから目標のレーダ波に向けて送信して妨害をかける。この一連の動作の詳細を説明すると、まず、図2に示す受信スケジュール作成部31は、図1の警戒受信部2で目標のレーダ波を受信するための受信スケジュールを目標のレーダ波情報(周波数、パルス繰り返し周波数)から作成する。受信スケジュール概念図を図3に示す。また、ルックスルータイミング制御部101からのルックスルー周波数200に基づいてスケジュールを変更する。ルックスルー受信スケジュール概念図を図4に示す。図3及び図4において、横軸tは時間、縦軸Fは周波数を指す。図4における周波数掃引は、妨害中に警戒受信をスキップしていた周波数のルックスルータイミングを受信スケジュールに従って決定するため一連の動作となる。警戒受信処理部32は、受信スケジュール作成部31で作成された受信スケジュールに従い、図1の警戒受信部2に周波数、時間等の受信設定をする。妨害処理部62からのルックスルートリガ201によって、受信スケジュール作成部31で変更された受信スケジュールに従い、図1の警戒受信部2に周波数、時間等の受信設定をし、ルックスルー(警戒受信)をする。
目標追尾処理部61は、受信機能部1の警戒受信で探知した目標のレーダ波を妨害するための追尾を実施する。まず、ルックスルータイミング制御部101からのルックスルー周波数200aに基づいて当該周波数受信の準備をする。そして、妨害処理部62からのルックスルートリガ201aによってルックスルー(目標追尾受信)を実施する。妨害処理部62は、受信機能部1の警戒受信で探知した目標のレーダ波の妨害波による妨害を実施する。また、目標追尾処理部61からのルックスルー周波数200a該当の妨害を停止し、警戒受信処理部32と目標追尾処理部61に対してルックスルートリガ201,201aそれぞれを出力する。ルックスルータイミング制御部101は、妨害中目標のレーダ波に対して、目標のレーダ波情報(パルス繰り返し周波数)から警戒受信間隔と目標追尾間隔を考慮した同期ルックスルータイミングを決定し、受信スケジュール作成部31と目標追尾処理部61に対してルックスルー周波数(妨害中周波数)を出力する。
このように、実施の形態1によれば、統合装置での同期ルックスルータイミングの決定と当該タイミングでの妨害停止後のルックスルートリガ201,201aにより、受信機能部1と妨害機能部4でのルックスルー受信を同期させ、妨害停止時間を減少させて十分な妨害継続時間を確保することができる。所定の警戒受信間隔と所定の目標追尾間隔とが同じ長さの間隔(時間)である場合を例に説明すると、図5(a)のように、所定の警戒受信間隔と所定の目標追尾間隔とが非同期の場合は、妨害波が停止している間隔がながくなってしまい、目標のレーダ波への妨害の効果が減少してしまう。しかし、ルックスルータイミング制御部101から出力されたルックスルー周波数200に基づいて受信スケジュール作成部31が受信スケジュールを変更し、ルックスルートリガ201により警戒受信部2による到来電波の受信処理を開始させ、ルックスルートリガ201aにより追尾受信部5による目標のレーダ波の受信処理を開始させることにより、図5(b)に示すように、所定の警戒受信間隔と所定の目標追尾間隔とを同期させることができるので、目標のレーダ波への妨害の効果が減少してしまう可能性を最低限までに落すことが可能となる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2について図6を用いて説明する。図6は実施の形態2に係る追尾受信装置のルックスルー周波数及びルックスルートリガの流れを示した構成図であり、図6において、102は実施の形態1で説明したルックスルータイミング制御部101と同様の構成であるルックスルータイミング制御部である。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示しそれらについての詳細な説明は省略する。実施の形態1に係る追尾受信装置では、ルックスルータイミング制御部101が受信機能部1及び妨害機能部4とは独立した構成になっていた。これに対して、実施の形態2に係る追尾受信装置では、ルックスルー信号処理装置102が受信機能部1とは独立しておらず、警戒信号処理部3に組み込まれている。なお、図1に対応する実施の形態2に係る追尾受信装置の図面は省略する。
図6に示すルックスルーのタイミング制御部102は、ルックスルー信号処理装置10のルックスルーのタイミング制御部101に代わって受信機能部1に組み込まれ、妨害中目標に対して、所定の警戒受信間隔により同期ルックスルータイミングを決定し、受信スケジュール作成部31と目標追尾処理部61に対してルックスルー周波数(妨害中周波数)を出力する。この場合のルックスルー受信スケジュール概念図は実施の形態1で説明した図4と同じである。このように、実施の形態2によれば、受信機能部1での同期ルックスルータイミングの決定と当該タイミングでの妨害停止後のルックスルートリガにより、受信機能部1と妨妨害機能部4でのルックスルー受信(警戒受信及び目標追尾)を同期させ、妨害停止時間を減少させて十分な妨害継続時間を確保することができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態2について図7及び図8を用いて説明する。図7は実施の形態3に係る追尾受信装置のルックスルー周波数及びルックスルートリガの流れを示した構成図、図8は実施の形態3に係る追尾受信装置により変更された受信スケジュール概念図であり、図7及び図8において、103は実施の形態1で説明したルックスルータイミング制御部101と同様の構成であるルックスルータイミング制御部である。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示しそれらについての詳細な説明は省略する。実施の形態1に係る追尾受信装置では、ルックスルータイミング制御部101が受信機能部1及び妨害機能部4とは独立した構成になっていた。これに対して、実施の形態3に係る追尾受信装置では、ルックスルー信号処理装置102が妨害機能部4とは独立しておらず、妨害信号処理部6に組み込まれている。なお、図1に対応する実施の形態3に係る追尾受信装置の図面は省略する。
図7に示すルックスルーのタイミング制御部103は、ルックスルー信号処理装置10のルックスルーのタイミング制御部101に代わって妨害機能部4に組み込まれ、妨害中目標に対して、所定の警戒受信間隔により同期ルックスルータイミングを決定し、受信スケジュール作成部31と目標追尾処理部61に対してルックスルー周波数(妨害中周波数)を出力する。この場合のルックスルー受信スケジュール概念図は図8である。図8における周波数掃引は、ルックスルータイミングを目標追尾間隔に従って決定するため警戒受信スケジュールに割り込んだ動作となる。このように、実施の形態3によれば、妨害機能部4での同期ルックスルータイミングの決定と当該タイミングでの妨害停止後のルックスルートリガにより、受信機能部1と妨妨害機能部4でのルックスルー受信(警戒受信及び目標追尾)を同期させ、妨害停止時間を減少させて十分な妨害継続時間を確保することができる。
以上、実施の形態2及び3に係る追尾受信装置では、ルックスルータイミング制御部102、103が受信機能部1及び妨害機能部4とは独立した構成を採らずに、受信機能部1又は妨害機能部4に組み込んでいる。したがって、実施の形態2に係る追尾受信装置では、ルックスルータイミング制御部102が受信機能部1に組み込まれているので、ルックスルートリガ201,201aにより所定の警戒受信間隔を基準に所定の警戒受信間隔と所定の目標追尾間隔とを同期させることができる。同様に、実施の形態3に係る追尾受信装置では、ルックスルータイミング制御部103が妨害機能部4に組み込まれているので、ルックスルートリガ201,201aにより所定の目標追尾間隔を基準に所定の警戒受信間隔と所定の目標追尾間隔とを同期させることができる。
実施の形態1〜3に係る追尾受信装置では、警戒受信間隔と目標追尾間隔とが同じ間隔である場合を用いて説明してきたが、警戒受信間隔と目標追尾間隔との間隔が異なる場合でも、実施の形態1〜3に係る追尾受信装置は運用することができる。仮に、警戒受信間隔が目標追尾間隔よりも長い場合は、ルックスルートリガ201,201aにより警戒受信間隔に目標追尾間隔を包含させて警戒受信間隔と目標追尾間隔とを同期させてもよいし、目標追尾間隔が警戒受信間隔よりも長い場合は、ルックスルートリガ201,201aにより目標追尾間隔に警戒受信間隔を包含させて警戒受信間隔と目標追尾間隔とを同期させてもよい。このように、警戒受信間隔と目標追尾間隔との間隔が異なる場合でも、長い方の間隔内に短い方の間隔の処理を行えば、妨害波が停止する時間を少なくし、継続妨害の分裂を縮小するので、妨害継続時間を十分に確保し、妨害効果の低下を防ぐことが可能である追尾受信装置を得ることができる。
また、追尾受信装置に受信間隔が短い方の追尾(警戒)受信の頻度を多く求められたとき、つまり、受信間隔が短い方の追尾(警戒)受信回数が多く求められるときは、以下のように、警戒受信間隔が目標追尾間隔よりも長い場合は、ルックスルートリガ201,201aにより目標追尾間隔を基準に警戒受信間隔と目標追尾間隔とを同期させるとよいし、目標追尾間隔が警戒受信間隔よりも長い場合は、ルックスルートリガ201,201aにより警戒受信間隔を基準に警戒受信間隔と目標追尾間隔とを同期させるとよい。このように、警戒受信間隔と目標追尾間隔との間隔が異なる場合でも、継続妨害の分裂を縮小するので、妨害継続時間を十分に確保し、妨害効果の低下を防ぐことが可能である追尾受信装置を得ることができる。
さらに、追尾受信装置をルックスルートリガ200,200aにより警戒受信部2及び追尾受信部5が、同時にそれぞれ受信処理を開始する構成にすれば、自ずと警戒受信間隔及び目標追尾間隔のうち、受信間隔が短い方を受信間隔が長い方に包含させることになるし、受信間隔が短い方の追尾(警戒)受信を基準に警戒受信間隔及び目標追尾間隔を同期させることにもなるので、警戒受信間隔と目標追尾間隔との間隔が異なる場合でも、妨害波が停止する時間を少なくし、継続妨害の分裂を縮小するので、妨害継続時間を十分に確保し、妨害効果の低下を防ぐことが可能である追尾受信装置を得ることができる。なお、実施の形態1〜3で説明してきたように、警戒受信間隔と目標追尾間隔とが同じ間隔である場合でも、追尾受信装置をルックスルートリガ200,200aにより警戒受信部2及び追尾受信部5が、同時にそれぞれ受信処理を開始する構成にしてもよい。
この発明の実施の形態1に係る追尾受信装置の構成図である。 この発明の実施の形態に係る追尾受信装置のルックスルー周波数及びルックスルートリガの流れを示した構成図である。 この発明に係る受信スケジュールを目標のレーダ波情報(周波数、パルス繰り返し周波数)から作成する受信スケジュール概念図である。 この発明の実施の形態1に係る追尾受信装置により変更された受信スケジュール概念図である。 この発明の実施に係る警戒受信間隔と目標追尾間隔との関係を示す概念図である。 この発明の実施の形態2に係る追尾受信装置のルックスルー周波数及びルックスルートリガの流れを示した構成図である。 この発明の実施の形態3に係る追尾受信装置のルックスルー周波数及びルックスルートリガの流れを示した構成図である。 この発明の実施の形態3に係る追尾受信装置により変更された受信スケジュール概念図である。
符号の説明
1…受信機能部、1a…受信アンテナ部、2…警戒受信部、3…警戒信号処理部、
4…妨害機能部、5…追尾受信部、6…妨害信号処理部、7…妨害信号変調部、
8…妨害波送信部、8a…送信アンテナ部、9…同期処理装置、
10…ルックスルー信号処理装置、31…受信スケジュール作成部、
32…警戒受信処理部、61…目標追尾処理部、62…妨害処理部、
101、102、103…ルックスルータイミング制御部、
200、200a…ルックスルー周波数、201、201a…ルックスルートリガ。

Claims (4)

  1. 所定の警戒受信間隔で到来電波を受信する受信アンテナ部と、この受信アンテナ部で受信された前記到来電波を受信処理する警戒受信部と、この警戒受信部が受信処理した前記到来電波から目標のレーダ波を検出する警戒信号処理部と、この警戒信号処理部が検出した前記目標のレーダ波に対しての妨害信号を生成する妨害信号処理部と、この妨害信号処理部が生成した妨害信号を変調する妨害信号変調部と、この妨害信号変調部が変調した妨害信号を妨害波として送信する妨害波送信部と、この妨害波送信部からの妨害波を前記目標のレーダ波に送信する送信アンテナ部と、前記目標のレーダ波の周波数やパルス繰り返し周波数の変化に追従し、前記目標のレーダ波の周波数やパルス繰り返し周波数の変化に対応した妨害信号に前記妨害信号処理部が生成する妨害信号を変更させるために前記受信アンテナ部により所定の目標追尾間隔で前記目標のレーダ波の追尾受信処理を行う追尾受信部とを備え、前記送信アンテナ部からの妨害波の送信が停止させている間に前記所定の警戒受信間隔で前記警戒受信部が前記到来電波の受信処理を行い、前記所定の目標追尾間隔で前記追尾受信部が前記目標のレーダ波の受信処理を行う追尾受信装置において、予め想定される前記目標のレーダ波情報である周波数及びパルス繰り返し周波数から前記警戒受信部の受信スケジュールを設定する受信スケジュール作成部と、前記所定の警戒受信間隔内で前記受信スケジュール作成部が作成した受信スケジュールに基づいた前記目標のレーダ波の受信処理を前記警戒受信部に行わせる警戒受信処理部と、前記追尾受信部の受信設定を行い、前記目標のレーダ波の受信処理を前記追尾受信部に行わせる目標追尾処理部と、前記妨害波送信部が妨害波を送信している妨害対象の前記目標のレーダ波情報である周波数及びパルス繰り返し周波数からルックスルータイミング及びルックスルー周波数を決定し、前記受信スケジュール作成部及び前記目標追尾処理部へ出力するルックスルータイミング制御部と、このルックスルータイミング制御部が出力したルックスルー周波数に該当する前記妨害信号処理部からの妨害信号を停止させ、前記ルックスルータイミング制御部が出力したルックスルータイミングに基づいたルックスルートリガを前記警戒受信処理部及び前記目標追尾処理部へ出力する妨害処理部とを備え、前記ルックスルータイミング制御部から出力されたルックスルー周波数に基づいて前記受信スケジュール作成部が受信スケジュールを変更し、前記ルックスルートリガにより前記警戒受信部による前記到来電波の受信処理を開始させ、前記ルックスルートリガにより前記追尾受信部による前記目標のレーダ波の受信処理を開始させることにより、前記所定の警戒受信間隔と前記所定の目標追尾間隔とを同期させたことを特徴する追尾受信装置。
  2. 前記ルックスルートリガは、前記所定の警戒受信間隔又は前記所定の目標追尾間隔のどちらかを基準に前記所定の警戒受信間隔と前記所定の目標追尾間隔とを同期させるものである請求項1に記載の追尾受信装置。
  3. 前記ルックスルートリガは、前記所定の警戒受信間隔及び前記所定の目標追尾間隔のうち、受信間隔が短い方を基準に前記所定の警戒受信間隔と前記所定の目標追尾間隔とを同期させるものである請求項1に記載の追尾受信装置。
  4. 前記警戒受信部及び前記追尾受信部は、前記ルックスルートリガにより同時にそれぞれ受信処理を開始するものである請求項1〜3のいずれかに記載の追尾受信装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2507533C2 (ru) * 2012-02-06 2014-02-20 Федеральное государственное военное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Военный авиационный инженерный университет" (г. Воронеж) Министерства обороны Российской Федерации Способ защиты радиолокационной станции от противорадиолокационных ракет на основе дополнительных активных источников излучения
JP2016217768A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 日本電気株式会社 無線通信装置
CN109444832A (zh) * 2018-10-25 2019-03-08 哈尔滨工程大学 基于多干扰效能值的群智能干扰决策方法

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