JP2009195386A - ニードルパンチカーペットの製造方法 - Google Patents

ニードルパンチカーペットの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】平面的に使用する際に、変形しにくく寸法安定性を向上させたニードルパンチカーペットを提供する。
【解決手段】 合成樹脂フラットヤーンによって構成される織物の一方の面にバインダー繊維からなる不織ウェブ(A)を積層し、前記織物の他方の面に不織ウェブ(B)を積層し、不織ウェブ(B)が不織ウェブ(A)を構成するバインダー繊維のバインダー成分と同じ成分をバインダー成分とするバインダー繊維と主体繊維とから構成されるものであり、不織ウェブ(B)側からニードルパンチ処理を施して、不織ウェブ(A)側表面に不織ウェブ(B)を構成する繊維による多数のループを形成させ、次いで、熱処理を施すことによりバインダー成分を溶融または軟化させることを特徴とするニードルパンチカーペットの製造方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、家庭内にて用いられるキッチンマット、バスマットやラグマット等、使用場所に応じて簡易的に用いられるマット等に使用されるニードルパンチカーペットに関する。
カーペットは、保温性、断熱性、クッション性、吸音性などいろいろな特徴から、一般家庭からオフィスに至るまで、人の居住空間に幅広く用いられている。特に、短繊維ウェブからなるニードルパンチカーペットは、タフト糸を基布に打ち込むタフと工程を経なくとも、ニードルパンチ手法を種々検討することによって、コードタイプ、ベロアタイプ、ディロアタイプ等の様々な表面形態を有するカーペットを容易に得ることができるため、タフトカーペットと比較してコスト的にも優れている。また、プレスによる立体成形においては、所望の形態に変形やすいことから、車両用の成形フロアカーペットとして用いられている。そして、立体成形における形態安定性を向上させる目的で、ニードルパンチカーペットを構成する短繊維ウェブ中にバインダー繊維を混合させる技術が開示されている(特許文献1)。
特開平4−185755号公報
本発明では、コスト的に優れた短繊維ウェブからなるニードルパンチカーペットにおいて、平面的に使用する際に、変形しにくく寸法安定性を向上させたニードルパンチカーペットを提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を達成するものであり、本発明の要旨は、目付が70〜130g/m2の合成樹脂フラットヤーンによって構成される織物の一方の面に、目付50g/m2以上のバインダー繊維からなる不織ウェブ(A)を積層し、前記織物の他方の面に、目付200g/m2以上の不織ウェブ(B)を積層し、不織ウェブ(B)が不織ウェブ(A)を構成するバインダー繊維のバインダー成分と同じ成分をバインダー成分とするバインダー繊維と主体繊維とから構成されるものであり、不織ウェブ(B)側からニードルパンチ処理を施して、不織ウェブ(A)側表面に不織ウェブ(B)を構成する繊維による多数のループを形成させ、次いで、熱処理を施すことによりバインダー成分を溶融または軟化させることを特徴とするニードルパンチカーペットの製造方法にある。
本発明に用いる合成樹脂フラットヤーンによって構成される織物は、ニードルパンチカーペットの寸法安定性を担う基布として使用する。また、不織ウェブ(B)を構成する繊維が、ニードルパンチ処理によって、裏面の不織ウェブ(B)より織物を構成するフラットヤーン間に打ち込まれた状態にてループ形状に保持する必要があり、織物は、ループの保持(言い換えると、ループの糸抜け防止)としての機能も担う。
織物の組織としては、平織、綾織、からみ織などが挙げられ、特に限定されないが、寸法安定性を考慮して平織組織を用いるとよい。打ち込み密度は、経糸が10〜24本/インチ、緯糸が5〜20本/インチがよい。
フラットヤーンを構成する合成樹脂としては、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミドなど一般に知られている樹脂を用いればよいが、不織ウェブを構成するバインダー繊維のバインダー成分との相溶性を考慮すると、バインダー成分と同種の合成樹脂がよい。また、得られたカーペット表面に印刷を施す場合は、印刷適正を考慮するとポリエステル、ポリアミドがよい。フラットヤーンは、スリットフィルムよりなるものであり、例えば、合成樹脂を押出機により溶融混練し、Tダイ法またはインフレーション法により成形したフィルムをスリットした後に延伸、熱処理して得られる。
織物の目付は70〜130g/m2とする。目付を70g/m2以上とすることにより、寸法安定性が良好で、ループの保持効果を十分に担うことができる。また、目付を130g/m2以下とすることにより、コスト的に有利で粗硬感のないカーペットを得ることができる。
織物の一方の面に積層する不織ウェブ(A)は、バインダー繊維によって構成される。不織ウェブ(A)を構成するバインダー繊維は、バインダー成分が溶融または軟化することによって、不織ウェブ(A)表面に形成されたループを熱接着により保持するとともに、カーペットとしての形態安定性の向上に寄与する。バインダー繊維は、低融点樹脂からなるバインダー成分のみの単相形態のものであっても、低融点樹脂からなるバインダー成分と高融点樹脂とが複合化された複合形態のものであってもよい。バインダー成分としては、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィンが用いられる。バインダー繊維が複合形態の場合の高融点樹脂/低融点樹脂の組み合わせとしては、高融点ポリエステル/低融点ポリエステル、ポリエステル/ポリアミド、ポリエステル/ポリオレフィン、高融点ポリアミド/低融点ポリアミド、ポリプロピレン/ポリエチレン等が挙げられる。
不織ウェブ(A)の目付は、50g/m2以上である。50g/m2以上とすることにより、上記したループの熱接着による保持とカーペットの形態安定性を良好に担う。また、不織ウェブ(A)は、カーペットの表側に位置してフラットヤーンからなる織物の表面を覆って見えないようにフラットヤーンを隠す役割も担う。
織物の他方の面に積層する不織ウェブ(B)は、ニードルパンチ処理により、織物を突き抜けて不織ウェブ(A)表面に多数のループとなるものである。また、カーペットの裏面に位置し、クッション層、断熱層としての役割を担う。このことから、不織ウェブ(B)の目付は200g/m2以上である。不織ウェブ(B)の目付の上限は、特に限定されないが、コスト的に500g/m2程度とする。
不織ウェブ(B)は、不織ウェブ(A)を構成するバインダー繊維のバインダー成分と同じ成分をバインダー成分とするバインダー繊維と主体繊維とから構成される。ループおよびカーペットの裏面を形成する不織ウェブ(B)にもバインダー繊維を含ませることにより、より形態安定性が良好となる。また、不織ウェブ(A)のバインダー成分と不織ウェブ(B)のバインダー成分と同一の成分とすることによって、熱接着強力が向上する。不織ウェブ(B)中のバインダー繊維の形態は、上記した不織ウェブ(A)のバインダー繊維と同様のもの用いればよい。また、不織ウェブ(B)におけるバインダー繊維の混合割合は5〜20質量%程度でよい。
不織ウェブ(B)における主体繊維は、カーペット表面のループを主に形成する繊維であり、カーペットの使用場所等に応じて、天然繊維や合成繊維等より適宜選択すればよい。例えば、カーペット表面にボリューム感を持たせたい場合は、立体捲縮が発現してなる10〜20デシテックス程度の単糸繊度の大きい合成繊維を用いるとよい。また、カーペット表面に吸水機能を付与したい場合は、吸水性に優れる木綿繊維等も混合すればよい。
本発明においては、例えば、ポリエチレンテレフタレートフラットヤーンからなる織物に、不織ウェブ(A)として、低融点ポリエステルをバインダー成分とするポリエステル系バインダー繊維を構成繊維とし、不織ウェブ(B)として、低融点ポリエステルをバインダー成分とするポリエステル系バインダー繊維とポリエチレンテレフタレート繊維とが混綿されたウェブを用いることが好ましい。
また本発明においては、織物、不織ウェブ(A)、不織ウェブ(B)を構成する樹脂成分中に、必要に応じて、消臭剤、抗菌剤、防ダニ剤、顔料、吸水剤などの機能性材料が練り込まれたものを用いてもよい。また、消臭剤のように、対象物と接触することによりその機能を発揮するような機能性材料は、例えば、バインダー成分に練り込み、バインダー成分が溶融または軟化するとともに機能性材料が表面に析出する形態とするとよい。バインダー成分は、機能性材料の担持体としても機能する。
本発明においては、上記した織物の一方の面に不織ウェブ(A)を積層し、織物の他方の面に不織ウェブ(B)を積層し、不織ウェブ(B)側よりニードルパンチ処理を施して、不織ウェブ(A)側表面に不織ウェブ(B)を構成する繊維による多数のループを形成させる。
次いで、熱処理を施すことにより、不織ウェブ(A)および不織ウェブ(B)のバインダー成分を溶融または軟化させる。熱処理温度は、処理速度に応じて適宜設定すればよい。熱処理手段としては、高温状態の熱風乾燥機中を通すことにより行うことが挙げられる。また、カーペット表面より裏面側に熱風を貫通させるサクションバンド方式により行ってもよい。
上記の方法により得られたニードルパンチカーペットは、タテ方向、ヨコ方向、ナナメ方向の5%伸長時応力がいずれも50N以上であり、かつ引張伸び率(最大荷重時)がいずれもの方向においても40%以下であることが好ましい。タテ、ヨコ、ナナメ方向のいずれの方向においても上記性能を満足することにより、寸法安定性と形態安定性に優れるといえる。ナナメ方向についても変形しにくさを確認するのは、一般に織物がナナメ方向の外力に対して変形しやすいためであり、タテ、ヨコ方向だけでなく、ナナメ方向についても寸法安定性を評価した。
ここで5%伸長時の応力とは、以下の方法によって測定される値である。すなわち、JIS L 1906に準じて、定速伸長型引張試験機を用い、幅5cm、長さ20cmの試料をつかみ間隔10cm、引張速度20cm/分の条件で測定し、5%伸長したときに示す荷重値をいう。
また、引張伸び率は、JIS L 1906に準じて、定速伸長型引張試験機を用い、幅5cm、長さ20cmの試料をつかみ間隔10cm、引張速度20cm/分の条件で測定した際に、最大荷重時を示したときの伸び率をいう。なお、5%伸長時の応力および引張伸び率において、ナナメ方向の値とは、機械方向に対して右斜め45°および左斜め45°の両方の値をさす。
本発明においては、上記方法によって得られたニードルパンチカーペットに、意匠性、機能性を向上させることを目的として、ループ面側に印刷を施してもよい。印刷方法としては、ミリトロンプリント機などのようなインクジェット方式による印刷が非常に好適である。また、防汚剤や消臭剤などの機能剤をスプレーノズルなどで噴霧することによりループ面側に付着させてもよい。
本発明においては、上記方法によって得られたニードルパンチカーペットのループ面と反対面側に、滑り止め等の目的のために、ラテックスフォーム等の樹脂を付着させて、防滑性や耐水性を向上させることも好ましい。これらを施すことによって、そのまま家庭などで使用できるマットとして良好に使用することができる。
本発明の製造方法により得られるニードルパンチカーペットによると、合成樹脂フラットヤーンからなる織物が配されているため、寸法安定性と形態安定性に優れる。また、ループが織物を突き抜けた状態で保持され、かつバインダー成分の熱接着によって強固に接着されているため、ループ抜けや糸抜けが生じにくい。したがって、家庭内などで、キッチンマット、バスマットやラグマット等、使用場所に応じて簡易的に用いられるマットとして、良好に用いることができる。
以下、本発明について、実施例に基づき詳細に説明する。また、実施例における評価は、以下の方法により行った。
(1)5%伸長時の応力(N/5cm幅): JIS L 1906に準じて、定速伸長型引張試験機(東洋ボールドウイン社製)を用い、幅5cm、長さ20cmの試料をつかみ間隔10cm、引張速度20cm/分の条件で測定し、5%伸長したときに示す荷重の値を5%伸長時の応力とした。なお、サンプル数は、それぞれの方向(タテ方向、ヨコ方向、右ナナメ45°方向、左ナナメ45°方向)について、それぞれ3枚試料を用意し、その平均値を求めた。
(2)引張伸び率(%):JIS L 1906に準じて、定速伸長型引張試験機(東洋ボールドウイン製)を用い、幅5cm、長さ20cmの試料をつかみ間隔10cm、引張速度20cm/分の条件で測定し、最大荷重時を示したときの伸び率を引張伸び率とした。なお、サンプル数は、それぞれの方向(タテ方向、ヨコ方向、右ナナメ45°方向、左ナナメ45°方向)について、それぞれ3枚試料を用意し、その平均値を求めた。
(3)歪み: 長さ(MD方向)30cm、幅(CD方向)30cmの正方形サンプルの対角線にある角をそれぞれ手でつかみ左右に強く引っ張った後、歪みを目視により観察した。
実施例1
不織ウェブ(A)として、バインダー成分(軟化点約130℃の共重合ポリエステル)が鞘部を形成し、高融点成分(融点約250℃のポリエチレンテレフタレート)が芯部を形成する芯鞘複合繊維(ユニチカファイバー社製 商品名「メルティ<3380>」 単糸繊度4.4デシテックス)からなる目付50g/m2のカードウェブを用意した。
一方、不織ウェブ(B)として、ポリエチレンテレフタレートからなる中空嵩高糸(ユニチカファイバー社製 商品名「DXエアロール<H38F>」 単糸繊度6.6デシテックス)と不織ウェブ(A)を構成する芯鞘複合繊維とを80/20(質量%)の割合で混綿した目付200g/m2のカードウェブを用意した。
一方、織物として、経糸密度18本/インチ、緯糸密度14本/インチで織成されたポリエチレンテレフタレート製フラットヤーンからなる織物(目付100g/m2)を用意した。
織物の一方の面に不織ウェブ(A)を、他面に不織ウェブ(B)を積層し、不織ウェブ(B)側よりニードルパンチ処理を行った。ニードルパンチ処理の条件として、使用したニードル針はオルガン社製のニードル針(FPD 61)、針密度は90本/cm2とした。
次いで、設定温度140℃の高温乾燥機中にて熱処理を行い、目付350g/m2のニードルパンチカーペットを得た。
得られたニードルパンチカーペットの5%伸長時の応力および引張伸び率は、表1に示す。また、歪み評価をしたとこと、引っ張った後、手を離すと、元の正方形の形に戻り、ループ等の繊維の抜けは発生しなかった。
実施例2
短繊維ウェブ層Aとして、バインダー成分(軟化点約110℃の共重合ポリエステル)が鞘部を形成し、高融点成分(融点約250℃のポリエチレンテレフタレート)が芯部を形成する芯鞘複合繊維(ユニチカファイバー社製 商品名「メルティ<4080>」 単糸繊度4.4デシテックス)からなる目付50g/m2のカードウェブを用意した。
一方、不織ウェブ(B)として、ポリエチレンテレフタレートからなる中空嵩高糸(ユニチカファイバー社製 商品名「DXエアロール<H38F>」 単糸繊度6.6デシテックス)と不織ウェブ(A)を構成する芯鞘複合繊維とを80/15(質量%)の割合で混綿した目付230g/m2のカードウェブを用意した。
一方、織物として、経糸密度16本/インチ、緯糸密度14本/インチで織成されたポリプロピレン製フラットヤーンからなる織物(目付90g/m2)を用意した。
ニードルパンチ処理は、実施例1と同様にして行い、熱処理は、高温乾燥機の設定温度を125℃としたこと以外は、実施例1と同様にして目付380g/m2のニードルパンチカーペットを得た。
得られたニードルパンチカーペットの5%伸長時の応力および引張伸び率は、表1に示す。また、歪み評価をしたところ、引っ張った後、手を離すと、元の正方形の形に戻り、ループ等の繊維の抜けは発生しなかった。
比較例1
実施例1において、不織ウェブ(B)の目付を300g/m2としたこと、織物を用いなかったこと以外は、実施例1と同様にして、目付350g/m2のニードルパンチカーペットを得た。
得られたニードルパンチカーペットの5%伸長時の応力および引張伸び率は、表1に示す。また、歪み評価をしたところ、引っ張った際には容易に引っ張った方向に変形し、引っ張りの後、手を離すと変形した状態であり、カーペット表面より部分的に繊維が抜けた。
比較例2
不織ウェブ(A)として、ポリエチレンテレフタレートからなる中空嵩高糸(ユニチカファイバー社製 商品名「DXエアロール<H38F>」 単糸繊度6.6デシテックス)からなる目付50g/mのカードウェブを用意した。
不織ウェブ(B)として、ポリエチレンテレフタレートからなる中空嵩高糸(ユニチカファイバー社製 商品名「DXエアロール<H38F>」 単糸繊度6.6デシテックス)からなる目付200g/mのカードウェブを用意した。
一方、織物として、経糸密度16本/インチ、緯糸密度14本/インチで織成されたポリプロピレン製フラットヤーンからなる織物(目付90g/m2)を用意した。
ニードルパンチ処理および熱処理は、実施例1と同様にして目付350g/m2のニードルパンチカーペットを得た。
得られたニードルパンチカーペットの5%伸長時の応力および引張伸び率は、表1に示す。また、歪み評価をしたところ、引っ張った際には容易に引っ張った方向に変形し、引っ張りの後、手を離すと変形した状態であり、カーペット表面より部分的に繊維が抜けた。

Claims (4)

  1. 目付が70〜130g/m2の合成樹脂フラットヤーンによって構成される織物の一方の面に、目付50g/m2以上のバインダー繊維からなる不織ウェブ(A)を積層し、前記織物の他方の面に、目付200g/m2以上の不織ウェブ(B)を積層し、不織ウェブ(B)が不織ウェブ(A)を構成するバインダー繊維のバインダー成分と同じ成分をバインダー成分とするバインダー繊維と主体繊維とから構成されるものであり、不織ウェブ(B)側からニードルパンチ処理を施して、不織ウェブ(A)側表面に不織ウェブ(B)を構成する繊維による多数のループを形成させ、次いで、熱処理を施すことによりバインダー成分を溶融または軟化させることを特徴とするニードルパンチカーペットの製造方法。
  2. 請求項1記載の方法により得られるニードルパンチカーペットは、タテ方向、ヨコ方向、ナナメ方向の5%伸長時応力がいずれも50N以上であり、かつ引張伸び率(最大荷重時)がいずれもの方向においても40%以下であることを特徴とするニードルパンチカーペット。
  3. 請求項2記載のニードルパンチカーペットのループ面側に印刷が施されてなることを特徴とする請求項2記載のニードルパンチカーペット。
  4. 請求項2または3記載のニードルパンチカーペットのループ面と反対面側に滑り止め用の樹脂が付着していることを特徴とする請求項2または3記載のニードルパンチカーペット。
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