JP2009194692A - 遠隔デバイス利用システム - Google Patents

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智大 永田
Toshihiro Suzuki
俊博 鈴木
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アシック カーン
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Abstract

【課題】資源の最適利用を実現し、利用者に仮想ネットワークを提供して透過的な環境を実現する。
【解決手段】仮想ネットワーク技術を利用し状況に応じて実ネットワークの構成を動的に変更することで、対象者の位置情報および固定カメラなどの位置固定デバイスの物理的位置などに応じて使用する位置固定デバイスを決定し、資源に余裕のあるネットワークノードを介して遠隔通信端末との間に仮想ネットワークを構築する。
【選択図】 図1

Description

本発明は遠隔デバイス利用システムに関し、特に資源を疑似的に分割・結合させる仮想ネットワーク技術を用いて遠隔デバイスを利用してサービスを実現する遠隔デバイス利用システムに関する。
一般に、物理的なルータ、ケーブル、サーバなどのハードウェアが一体となって1つのネットワークが構成される。このように構成されるネットワークの上に、仮想的に区切られたネットワークを構築する技術が提唱されている(例えば、非特許文献1)。この技術は、実ネットワーク(物理ネットワーク)の上に、仮想的なネットワークを形成するものである。
仮想ネットワークは、例えば、音声通信の回線交換によるネットワークや、データ通信用のパケット交換によるネットワーク、である。
STANFORD UNIVERSITY "Clean Slate Design for Internet"、[online]、[平成20年2月8日検索]、インターネット<URL: http://cleanslate.stanford.edu/index.php>
ところで、対象者が携行している携帯電話機やRFIDに基づいて、その位置情報を提供するサービスが知られている。このサービスを利用すれば、対象者の現在位置を把握することができる。しかしながら、そのサービスを利用しても、その対象者の現在位置が具体的にどのような場所なのか理解できないことがある。これを解決するには、防犯カメラや監視カメラなどの固定カメラを利用し、撮影した画像を提供すればよいと考えられる。
しかし、画像データを扱う場合、大容量のデータをリアルタイムで転送する必要があり、サービスの利用者が多い場合には、1台のサーバ装置でその処理を行うのは現実的ではない。また、人物の画像を提供する場合、プライバシー保護の観点で問題があり、対象者以外の人物が特定できないようにフィルタ処理をリアルタイムに行う必要がある。サービスの利用者が多い場合、このフィルタ処理を1台のサーバ装置で行うのは困難である。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は仮想ネットワーク技術を利用し状況に応じて実ネットワークの構成を動的に変更することで、資源の最適利用を実現し、利用者に仮想ネットワークを提供して透過的な環境を実現できる遠隔デバイス利用システムを提供することである。
本発明の請求項1による遠隔デバイス利用システムは、対象者から離れた位置にある遠隔者端末と前記対象者周辺に存在する位置固定デバイスとを利用したサービスを実現する遠隔デバイス利用システムであって、前記サービスの要求に応じて実ネットワーク上の位置固定デバイスおよびノード群を利用して仮想ネットワークを構築する仮想ネットワーク構築手段(例えば、図1中の資源調整部201および処理機能部202に対応)を含み、前記遠隔者端末から前記仮想ネットワークにアクセスして前記位置固定デバイスを用いたサービスを実現するようにしたことを特徴とする。対象者の位置情報と、位置固定デバイスの物理的位置とに基づいて、位置固定デバイスを決定して、仮想ネットワークを構築することにより、資源の最適利用を実現し、利用者に仮想ネットワークを提供して透過的な環境を実現できる。
本発明の請求項2による遠隔デバイス利用システムは、請求項1において、前記仮想ネットワーク構築手段は、遠隔者端末からのサービス要求に対し、前記遠隔者端末と利用する位置固定デバイスとの間に、ノード群を経由するパスを形成し、そのパス上において資源に余裕のあるノードに前記位置固定デバイスに必要な処理を行わせることを特徴とする。このようにすれば、資源に余裕のあるノードを用いて、サービスを適切に提供できる。
本発明の請求項3による遠隔デバイス利用システムは、請求項1又は請求項2において、前記対象者の位置情報と前記位置固定デバイスの位置情報とに基づき、利用する位置固定デバイスを決定する位置固定デバイス決定手段(例えば、図2中のステップS303に対応)を更に含むことを特徴とする。このようにすれば、対象者の近傍の位置固定デバイスを用いて、サービスを適切に提供できる。
本発明の請求項4による遠隔デバイス利用システムは、請求項1から請求項3までのいずれか1項において、前記対象者の位置の変化に対して前記実ネットワークの構成を動的に変更し、仮想ネットワークを通じて前記サービスを実現するようにしたことを特徴とする。このようにすれば、対象者が移動した場合でも、対象者を追跡してサービスを提供できる。
本発明の請求項5による遠隔デバイス利用システムは、請求項1から請求項4までのいずれか1項において、前記位置固定デバイスは対象者を撮影するための位置固定カメラであり、前記位置固定カメラによって撮影した映像を、前記遠隔者端末へ送信するようにしたことを特徴とする。このようにすれば、位置固定カメラによって撮影した映像を、仮想ネットワークを利用して送信できる。
本発明の請求項6による遠隔デバイス利用システムは、請求項1から請求項4までのいずれか1項において、前記位置固定デバイスは対象者のコンテキスト情報を取得するためのセンサであり、前記センサによって取得したデータを、前記遠隔者端末へ送信するようにしたことを特徴とする。このようにすれば、コンテキスト情報を、仮想ネットワークを利用して取得できる。
本発明の請求項7による遠隔デバイス利用システムは、請求項1から請求項4までのいずれか1項において、前記位置固定デバイスは広告情報を出力する情報出力デバイスであり、前記遠隔者端末から出力される情報を、前記情報出力デバイスへ送信するようにしたことを特徴とする。このようにすれば、広告情報を、仮想ネットワークを利用して出力できる。
本発明によれば、対象者の位置情報および固定カメラなどの位置固定デバイスの物理的位置などに応じて使用する位置固定デバイスを決定し、資源に余裕のあるネットワークノードを介して遠隔通信端末との間に仮想ネットワークを構築することにより、資源の最適利用を実現し、利用者に仮想ネットワークを提供して透過的な環境を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
(対象とする資源)
本システムにおいて対象とする資源には、CPUやメモリなどの処理資源と利用可能帯域などのリンク資源が含まれる。それぞれの資源に対する仮想ネットワーク技術とは、対象のハードウェア資源を要求に応じて割り当てを行う技術である。
ここで、処理資源では、例えば、仮想マシン技術の代表例であるXen、VMware、Java VM(Javaは登録商標)等が仮想ネットワーク技術に該当する。Xenについては、
http://ja.wikipedia.org/wiki/Xen_%28%E4%BB%AE%E6%83%B3%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%BF%29
に記載されている。また、VMwareについては、
http://ja.wikipedia.org/wiki/VMware
に記載されている。さらに、Java VMについては、
http://ja.wikipedia.org/wiki/Java_VM
に記載されている。
リンク資源では、例えば、MPLS、ATM、回線交換技術等が仮想ネットワーク技術に該当する。MPLSについては、
http://ja.wikipedia.org/wiki/Multi-Protocol_Label_Switching
に記載されている。また、ATMについては、
http://ja.wikipedia.org/wiki/Asynchronous_Transfer_Mode
に記載されている。さらに、回線交換技術については、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9E%E7%B7%9A%E4%BA%A4%E6%8F%9B
に記載されている。
(遠隔デバイス利用システム)
本発明の実施形態にかかる遠隔デバイス利用システムの構成例について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態による遠隔デバイス利用システムの構成例を示すブロック図である。同図を参照すると、本例の遠隔デバイス利用システム1000は、対象者を監視する者が用いる携帯電話機やPCなどの遠隔者端末10と、監視対象者が保持している携帯電話機などの対象者端末20と、物理ネットワーク部100と、仮想ネットワーク部200とを備えている。
物理ネットワーク部100は、位置固定デバイス101と、対象者端末20の位置を管理する対象者位置管理サーバ102と、位置固定デバイス101の位置を管理するデバイス位置管理サーバ103と、ネットワークノード(以下、NWノードと呼ぶ)104とを備えている。本例では、監視カメラなどの位置固定カメラを位置固定デバイス101として用いる。NWノード群104は、複数のNWノード1〜3によって構成されている。
仮想ネットワーク部200は、資源調整部201と、処理機能部202とを備えている。これらは、いずれもソフトウェア的な機能として実現される。
資源調整部201は、NWノード群104に含まれる各NWノードの負荷状況などの情報を収集する機能を有する。また、資源調整部201は、ネットワーク上のどのNWノードで処理機能部202を実行させるか決定したり、対象者の移動などを管理したりする部分である。処理機能部202は、画像認識、フィルタ処理、エンコーディングなどソフトウェア処理を行う部分である。
資源調整部201は、不特定多数のNWノードへ、負荷状況を問合せる要求を送る。この場合、周知のユニキャスト、ブロードキャスト、マルチキャストなどの技術を用いる。そして、負荷状況を問合せる要求を受け取ったNWノードのうち、現在の負荷状況が閾値より少ないNWノードは処理機能部202を実行することができるので、その旨を返信する。この返信により現在の負荷状況を取得した資源調整部201は、どのNWノードで処理機能部202を実行させるか決定する。複数のNWノードにおいて処理機能部202を実行できる場合、より負荷が少ない方を選択して実行させる。処理機能部202を実行するため選択された旨および選択されなかった旨は、各NWへ返信される。
(本システムの動作例)
図2は、図1の遠隔デバイス利用システム1000の動作例を示すフローチャートである。図2は、追跡型見守りサービスなどの、位置固定デバイスを利用した遠隔デバイス利用システム1000において、遠隔者端末10から対象者に対するサービス利用要求を送信し、対象の周辺に存在する固定カメラなど位置固定デバイス101のサービス利用結果である映像を仮想ネットワーク上で対象者以外の人物像にフィルタをかけるなどの処理を行い、その処理結果を遠隔者端末へ送信するまでの手順を示している。
同図において、本実施形態にかかる遠隔デバイス利用システム1000の動作は、遠隔者端末10が追跡型見守りサービスなどの位置固定デバイスを利用したサービスが要求されるところから開始される。
遠隔者端末10は、追跡型見守りサービスなど仮想ネットワークを利用したサービス利用要求を生成し、生成したサービス利用要求をNWノード群に送信する(ステップS001)。NWノード群には、物理ネットワーク部100に存在するサーバやプログラマブルルータなど、不特定なNWノードが含まれている。各NWノードへの送信には、マルチキャストやブロードキャスト、Anycastなどが用いられる。
NWノードは、遠隔者端末10からサービス利用要求を受信すると、CPUやメモリなど自身の処理資源の余剰分から資源の提供可否を判断し、使用可能な資源量を含む可否結果を遠隔者端末10に送信する(ステップS101)。この際、資源調整部201がVMイメージとしてネットワーク上からダウンロードされる場合、処理資源情報に加え、VMイメージのダウンロード先とのリンク資源情報やキャッシュの有無も可否結果に加える。つまり、以前ダウンロードしたことがある場合、キャッシュの保存されている部分を利用して、残り部分のみをダウンロードする。なお、ダウンロードされるのではなく、各ノードに予めインストールしておいてもよい。
遠隔者端末10は、複数のNWノードから資源提供可否結果を受信し、その結果の中に資源の提供ができるNWノードが存在するかを判断する(ステップS002)。
その際、ソフトウェアモジュールとして実行する場合は、処理資源の利用に制限をかけにくいため、必要な資源を大目に見積もる必要がある。すなわち、実現手段としては、アプリケーションとして実行させる場合(Javaなど)と、OSも含めた機能として実行させる場合(VMウェアなど)とがある。前者の場合、資源の割当てが難しいので、資源を多めに見積もる必要がある。後者の場合、資源の割当てが比較的容易なので、資源を多めに見積もる必要はないと考えられる。
一方、資源の提供ができるNWノードが存在しない場合、遠隔者端末10は、サービスを利用できないと判断し、その旨を利用者に通知する(ステップS002→S901)。すなわち、エラーメッセージを通知する。
一方、資源の提供ができるNWノードがいくつか存在する場合、資源調整部201が実行されるNWノードを決定する(ステップS002→S003)。例えば、資源提供可否結果に含まれる使用可能な資源量が最も多いNWノードを、資源調整部201が実行されるNWノードとして決定する。
次に、資源調整部生成要求を生成し、そのNWノードに生成した資源調整部生成要求を送信する。この際、資源調整部201がVMイメージとしてネットワーク上からダウンロードする場合、処理資源よりもキャッシュのデータ有無やリンク資源を重視して資源調整部201が実行されるNWノードを決定する。
NWノードは、遠隔者端末10から資源調整部生成要求を受信し、自身の内部に資源調整部201を生成して実行し(ステップS004)、資源調整部生成完了の旨を遠隔者端末10に送信する。この際、資源調整部201がソフトウェアモジュールやVMイメージのキャッシュとしてすでにNWノード上に存在する場合、それを活性化させる。これに対し、VMイメージのキャッシュやソフトウェアモジュールが存在しない場合はネットワークからダウンロードして実行する。
遠隔者端末10は、NWノードから資源調整部生成完了の旨を受信し、対象者の識別子や使用する位置固定デバイスの種類(本例では固定カメラ)など利用するサービスの詳細を含むサービス詳細要求を資源調整部201に送信する(ステップS005)。
資源調整部201は、遠隔者端末10からサービス詳細要求を受け取り、サービス詳細要求に含まれる対象者の識別子を用いて対象者の位置情報取得要求を生成し、生成した位置取得要求を対象者位置管理サーバ102に送信する。
対象者位置管理サーバ102は、資源調整部201から位置取得要求を受信すると、位置取得要求に含まれる対象者の識別子とGPS(Global Positioning System)やセル情報、RFID(Radio Frequency Identification)など対象者端末20からの情報に基づき、対象者の位置情報を検索し、検索結果である対象者の位置情報を資源調整部201に送信する。
資源調整部201は、対象者位置管理サーバ102から対象者の位置情報を取得し(ステップS102)、対象者の位置情報を含む近隣位置固定デバイス101の検索要求を生成し、生成した近隣位置固定デバイスの検索要求をデバイス位置管理サーバ103に送信する。
デバイス位置管理サーバ103は、資源調整部201から近隣位置固定デバイス101の検索要求を受け取り、近隣位置固定デバイス101の検索要求に含まれる位置情報が示す場所の周辺に存在する位置固定デバイス(本例では、対象者の現在位置の近傍の位置固定カメラ)を検索し、検索結果である位置固定デバイス101の識別子を資源調整部201に送信する。
資源調整部201は、デバイス位置管理サーバ103から位置固定デバイス101の識別子を受け取り、対象者の周辺に存在する位置固定デバイス101を特定し(ステップS103)、位置固定デバイス101までの通信パスの生成要求を位置固定デバイス101に送信する(ステップS104)。
位置固定デバイス101は、資源調整部201から通信パスの生成要求を受信し、通信パスの生成完了を資源調整部201に向けて送信する。
位置固定デバイス101と資源調整部201との間の通信パス上に存在するNWノードは、位置固定デバイス101から送信された通信パスの生成完了を受信し、処理資源やリンク資源など自身や周辺のNWノードの利用可能な資源情報を付加した通信パスの生成完了を生成し、生成した通信パスの生成完了を資源調整部201に向けて転送する。
その際、処理機能部202がVMイメージとしてネットワーク上からダウンロードする場合、資源情報に加え、VMイメージのダウンロード先とのリンク資源情報やキャッシュの有無も資源情報に加える。
資源調整部201は、位置固定デバイス101から送信された通信パスの生成完了を受信し、通信パスの生成完了に含まれる通信パス周辺のNWノードの利用可能な資源情報を収集する(ステップS201)。この場合、例えばNWノードの利用可能な資源情報が最も多いNWノードを処理機能部が実行されるNWノードとして決定する(ステップS202)。そして、処理機能部生成要求を生成し、生成した処理機能部生成要求をそのNWノードに送信する。
その際、ソフトウェアモジュールとして実行する場合は、処理資源の利用に制限をかけにくいため、必要な資源を大目に見積もる必要がある。すなわち、実現手段としては、アプリケーションとして実行させる場合(Javaなど)と、OSも含めた機能として実行させる場合(VMウェアなど)とがある。前者の場合、資源の割当てが難しいので、資源を多めに見積もる必要がある。後者の場合、資源の割当てが比較的容易なので、資源を多めに見積もる必要はないと考えられる。
また、処理機能部202がVMイメージとしてネットワーク上からダウンロードする場合、処理資源よりもキャッシュのデータ有無やリンク資源を重視して資源調整部201が実行されるNWノードを決定する。更に、本例のような固定カメラからの映像に映る対象者以外の人物像にフィルタをかけるなどの処理機能部202を生成する場合、処理機能部202と位置固定デバイスとの間と、処理機能部202と遠隔者端末との間とでは、必要な帯域が違ってくる場合があるので、その場合は、単純に処理能力だけでなく、利用可能なリンク資源を踏まえた効率的なNWノードの決定を行う必要がある。
NWノードは、資源調整部201から処理機能部生成要求を受信し、固定カメラからの映像に映る対象者以外の人物像にフィルタをかけるなどの処理機能部202を生成して実行し(ステップS203)、処理機能部生成完了を資源調整部201に送信する。
資源調整部201は、NWノードから処理機能部生成完了を受信し、仮想ネットワーク部200の生成が完了したため、遠隔者端末10と位置固定デバイス101、対象者の識別子を含むサービス開始を生成し、生成したサービス開始を処理機能部202に送信する。
処理機能部202は、資源調整部201からサービス開始情報を受信し、サービス開始情報に含まれる位置固定デバイス101へサービス開始情報を送信する。
位置固定デバイス101は、処理機能部202からサービス開始を受信し、固定カメラからの映像を取得するといった自身のデバイスを用いたサービスを対象者に提供し(ステップS301)、取得した映像などそのサービス結果を処理機能部202へ送信する。
処理機能部202は、位置固定デバイス101からサービス結果を受信し、映された映像内など、そのサービス結果から位置固定デバイスの有効範囲内に対象者が存在するかを調べる(ステップS302)。
もしデバイスの有効範囲内に対象が存在しない場合、処理機能部202は仮想ネットワーク再構築要求を生成し、生成した再構築要求を資源調整部201へ送信する。
資源調整部201は、処理機能部202から仮想ネットワーク再構築要求を受信し、S102以降の処理を再度行う。
もしデバイスの有効範囲内に対象が存在する場合、処理機能部202は利用する位置固定デバイスを特定し(ステップS303)、その位置固定デバイスから受信した映像などのサービス結果に対し固定カメラからの映像に映る対象者以外の人物像にフィルタをかけるなどの処理を行い(ステップS304)、その処理結果を遠隔者端末に送信し(ステップS305)、再び位置固定デバイス101のS301の処理へ戻る。
(フィルタ処理)
フィルタ処理は、処理機能部において行われる。位置固定デバイスである固定カメラによって撮影した画像において、対象者以外の人物の部分にフィルタ処理を施す。画像の背景部分についてはフィルタ処理を行わずに、そのまま表示させる。フィルタ処理の前提として、画像認識を行うことが必要であり、またフィルタ処理後には携帯電話機の画面サイズに合わせてエンコーディングを行う必要がある。本サービスのユーザ数が多い場合には、1つの装置が処理を行うと負荷が大きいため、上記のように負荷の分散が必要となる。
このフィルタ処理を行う場合、対象者とそれ以外の人物とを判別する必要がある。この判別を行う場合、例えば、対象者の顔写真データなどがあれば、それを使って画像中の対象者を特定する。これを実現するには本サービスの利用要求を送出するときに、ユーザの認証情報と共に対象者(子供など)の顔写真データを送信する。なお、当日の服装、持ち物などの特徴に関する情報を送信してもよい。
(対象者コンテキスト情報取得サービスへの適用例)
図3および図4は、対象者のコンテキスト情報を取得するサービスの実現例を示す図である。
図3において、図1の構成と異なる点は、位置固定デバイスの代わりに位置固定センサ群101aを用い、センサ群の位置を管理するセンサ位置管理サーバ103aが設けられている点である。ここで、位置固定センサ群101aは、対象者の周辺に位置しているセンサである。このセンサは、例えば、温度センサ、湿度センサ、人感センサ、である。
図4のフローチャートにおいて、図2の動作と異なる点は、ステップS103aにおいて対象者周辺の位置固定センサを特定する点、ステップS104aにおいて位置固定センサまでのパスを形成する点、ステップS304aにおいて位置固定センサからのデータについて処理を行う点、である。なお、ステップS304aでは、位置固定センサ群から受信したセンサデータを蓄積し、蓄積したデータを総合的に解析して対象者の置かれている状況に関する情報すなわちコンテキスト情報を返信する。
本システムを利用すれば、対象者のコンテキスト情報を取得するサービスを効率よく実現できる。
(対象者広告表示システムへの適用例)
図5および図6は、対象者に広告を提示するシステムの実現例を示す図である。このシステムは、広告配信サービスに登録されている対象者の周辺に位置しているデバイスに広告を配信し、その広告を対象者に提示するサービスを実現する。
図5において、図1の構成と異なる点は、位置固定デバイス101bが広告を提示するデバイスであり、位置固定デバイス101bに広告を配信する広告配信サーバ10aを用いている点である。なお、位置固定デバイス101bは、例えば、街頭に設置されているディスプレイや情報キヨスクなどが該当する。提示する広告は、映像および音声の広告、映像のみの広告、音声のみの広告、のいずれでもよい。
図6のフローチャートにおいて、図2の動作と異なる点は、ステップS304aにおいて、広告配信サーバからの映像について処理を行い、その処理結果をステップS305aにおいて位置固定デバイスへ送信する点である。この処理の内容は、広告配信サーバからのデータを位置固定デバイスが表示可能なデータ形式に変換する処理である。なお、本例では、広告配信サーバから位置固定デバイスにデータが送られるため、データ(すなわち広告データ)の流れが図1〜図4の例とは逆である。
本システムを利用すれば、対象者の周辺に位置しているデバイスに広告を配信し、その広告を対象者に提示するサービスを効率よく実現できる。
(まとめ)
本システムでは、サービス利用の要求があった場合に、上述した資源調整部および処理機能部を生成して実行させる。そして、対象者の位置情報および固定カメラなどの位置固定デバイスの物理的位置などに応じて使用する位置固定デバイスを決定し、資源に余裕のあるネットワークノードを介して遠隔通信端末との間に仮想ネットワークを構築する。このようにすれば、仮想ネットワーク技術を利用し状況に応じた負荷分散制御を行うことができるので、あるアプリケーションに対する負荷分散方式が単一に決定されてしまうことはない。このため最適な資源利用を実現できる。
本発明は、仮想ネットワーク技術を用いて遠隔デバイスを利用してサービスを実現する場合に利用することができる。
本発明の実施の形態に係る遠隔デバイス利用システムの一構成例を示す図である。 図1の遠隔デバイス利用システムの動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る遠隔デバイス利用システムの他の構成例を示す図である。 図3の遠隔デバイス利用システムの動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る遠隔デバイス利用システムの別の構成例を示す図である。 図5の遠隔デバイス利用システムの動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 遠隔者端末
10a 広告配信サーバ
20 対象者端末
100 物理ネットワーク部
101、101b 位置固定デバイス
101a 位置固定センサ群
102 対象者位置管理サーバ
103a センサ位置管理サーバ
103 デバイス位置管理サーバ
104 ネットワークノード群
200 仮想ネットワーク部
201 資源調整部
202 処理機能部
1000 遠隔デバイス利用システム

Claims (7)

  1. 対象者から離れた位置にある遠隔者端末と前記対象者周辺に存在する位置固定デバイスとを利用したサービスを実現する遠隔デバイス利用システムであって、前記サービスの要求に応じて実ネットワーク上の位置固定デバイスおよびノード群を利用して仮想ネットワークを構築する仮想ネットワーク構築手段を含み、前記遠隔者端末から前記仮想ネットワークにアクセスして前記位置固定デバイスを用いたサービスを実現するようにしたことを特徴とする遠隔デバイス利用システム。
  2. 前記仮想ネットワーク構築手段は、遠隔者端末からのサービス要求に対し、前記遠隔者端末と利用する位置固定デバイスとの間に、ノード群を経由するパスを形成し、そのパス上において資源に余裕のあるノードに前記位置固定デバイスに必要な処理を行わせることを特徴とする請求項1に記載の遠隔デバイス利用システム。
  3. 前記対象者の位置情報と前記位置固定デバイスの位置情報とに基づき、利用する位置固定デバイスを決定する位置固定デバイス決定手段を更に含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遠隔デバイス利用システム。
  4. 前記対象者の位置の変化に対して前記実ネットワークの構成を動的に変更し、仮想ネットワークを通じて前記サービスを実現するようにしたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の遠隔デバイス利用システム。
  5. 前記位置固定デバイスは対象者を撮影するための位置固定カメラであり、前記位置固定カメラによって撮影した映像を、前記遠隔者端末へ送信するようにしたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の遠隔デバイス利用システム。
  6. 前記位置固定デバイスは対象者のコンテキスト情報を取得するためのセンサであり、前記センサによって取得したデータを、前記遠隔者端末へ送信するようにしたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の遠隔デバイス利用システム。
  7. 前記位置固定デバイスは広告情報を出力する情報出力デバイスであり、前記遠隔者端末から出力される情報を、前記情報出力デバイスへ送信するようにしたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の遠隔デバイス利用システム。
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