JP2007287040A - コンテキスト情報収集システム、その処理方式及びそのシステムで用いられる装置 - Google Patents

コンテキスト情報収集システム、その処理方式及びそのシステムで用いられる装置 Download PDF

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Abstract

【課題】アプリケーションとセンサー管理サーバとを高速に連携するALEネットワークと呼ぶネットワークシステムを提供する。
【解決手段】ターゲット識別子を媒介にコンテキスト収集装置1と管理サーバ2の中でもターゲット識別子を検出した検出装置212を管理する管理サーバ2とを例えば後記する回送装置3を用いて連携させた後に、コンテキスト収集装置1が該当管理サーバ2に設定し、該当管理サーバ2が設定に従いターゲット識別子のリストをコンテキスト収集装置1に通知し、コンテキスト収集装置1が管理サーバ2により通知された情報に基づき有意な情報を抽出しているので、該当しない管理サーバ2からの大量のイベントの処理を行う必要なく、且つ、フィルタを常時設定することなく、有意な情報を抽出して適切なレスポンス時間内にサービスを提供することができる。
【選択図】図3

Description

ユビキタスサービスの一つとして、ターゲットとする人や、モノの周囲の状況を判断し、適切な情報配信や、機器の自動制御を行なうことで、様々な利便性をもたらすコンテキストアウェアサービスが期待されている。センサーが検知する膨大な情報の中から、必要な情報を抽出し、適切なレスポンス時間内にサービスを実現するためには、情報をフィルタリングする技術が重要となる。
本発明は、大規模なコンテキスト情報収集システムにおいて、効率的に情報をフィルタリングする技術に関する。
センサーやRFIDタグ(無線タグ、無線ICタグ、ICタグ、非接触ICチップとも呼称される)を利用した様々なユビキタスサービスの実用化が検討されている。その多くは、特定のセンサーや特定のターゲットを対象としているため、サービス固有に閉じたシステムの中で、適切な負荷分散が可能である。
それに対し、コンテキストアウェアサービスは、ターゲットとする人やモノの周囲の状況を判断して何らかのアクションが行われるサービスである。コンテキストアウェアサービスが対象とするセンサーの種類や、オブジェクトの種類は多種多様である。
コンテキストアウェアサービスの多くは、日常生活や企業業務を対象にすると考えられ、サービスを提供するターゲット(主に人)は、様々な場所に自由に移動するため、より多くの監視ポイントが必要となる。そのため、コンテキストアウェアサービスを実行するアプリケーションは、サービスが対象とするエリア全域のセンサーからイベントを収集せざるをえず、センサーから通知される大量のイベントの処理により処理が輻輳するという課題を有する。
ところで、実際にはアプリケーションが必要としているコンテキスト情報は、ある特定の条件を持ったコンテキストのみであり、センサーから通知されるイベントのほとんどは、個々のアプリケーションにとっては、意味の無い無効なイベントである。
アプリケーションが処理するイベントの数を減らすためには、なるべく検出装置に近い場所でイベントの選別を行うことが有効である。しかしながら、様々なアプリケーションより、検出装置に膨大な数のフィルタを常時設定すると、個々のセンサー管理サーバの処理能力を低下させるという課題が生じる。
コンテキストアウェアサービスを実現する方法として、一般的には、全てのセンサーイベントを格納した巨大なデータベースを様々な検索条件で検索することで、必要なコンテキスト情報を抽出することが行なわれている。又、イベントのストリームに対してデータマイニングを行ない、リアルタイムに、アプリケーションレベルで意味のあるイベントを抽出する方法も検討されている。
しかし、このようなアプローチの検索は、基本的にデータベースの全検索となるうえ、サービスの対象となるターゲットはセンサーに対して圧倒的に数が多いため、イベント生成処理のため膨大な計算資源が要求さされることは明白である。
この解決策として、大量の処理サーバを負荷分散させてスケーラビリティを確保する方法が考えられるが、安易にスケーラビリティを確保するだけでは、計算資源の過剰投資を招き、サービスは提供できても商業的に採算がとれない可能性が高くなり、解決策としては不十分である。
コンテキストアウェアサービスで用いられるセンサーの多くは常設されているためネットワーク上に顕在しているが、センサーが検出するターゲットは常に移動し、センサーの検出エリア外にいる場合もあるため顕在性は保たれていない。センサーが検出する情報は、無線タグのIDや温度といった単なる値であり、これだけではコンテキストアウェアサービスを行うアプリケーションでは利用できない。コンテキストアウェアサービスを行うアプリケーションが利用するためには、アプリケーションレベルイベント(ALE:Application Level Event)と呼ばれるセンサーが一定期間に、ターゲットと一緒に検知した他のターゲットや、センサーの値をターゲットのIDに紐付けた特殊なイベントが必要になる。ALEは、アプリケーションから通知される仕様に従って生成される。
一般的なモバイルネットワーク環境と比較してみると、センサーネットワークは、ターゲットが移動端末、センサーがアクセスポイントに対比できる一種のモビリティ環境と捉えることができる。従って、センサーがターゲットの識別子を検出したことを契機に、センサーの管理サーバが、適切なアプリケーションと通信し、センサー管理サーバがアプリケーションと直接イベントの交換が可能なようにシステムを構成することは、Mobile IPがIPモビリティ環境において、スケーラビリティをもたらしたように、コンテキストアウェアサービス実現システムにおいても有効であると考えられる。
又、インターネットで広く利用されるメールやWEBは、通信相手が、ほぼ定常であるので、クライアントが検索機能を用いて、通信先を決定して通信を行う方法が効果的である。しかし自由に移動するターゲットをトレースするセンサーネットワークを含む環境では、クライントは、所望する情報がどこにあるかは特定できず、情報の発生源は常に変化するので検索機能は有効ではない。又、情報提供側の視点でみれば、自身が公開する情報のコンテンツは、単なる識別子の羅列であり、検索機能に対してコンテンツの有意性を示すことができない。従って、従来の検索型ではない、新たな通信確立手段がコンテキストアウェアサービス実現基盤には必要である。
本発明は、コンテキストアウェアサービスの実行に先立ち、アプリケーションとセンサー管理サーバとを高速に連携するALEネットワークと呼ぶネットワークシステムを提供することを目的としている。
本発明でのコンテキストアウェアサービスは、サービス準備フェーズとサービス実行フェーズの2つのフェーズで実行される。
準備フェーズは、具体的には、次の<1><2>からなる。
<1>センサー管理サーバがターゲットの識別子を検出する。
<2>検出したターゲットの識別子をキーとして、ALEネットワークがアプリケーションとセンサー管理サーバとをリンクさせ、アプリケーションがセンサー管理サーバにアプリケーションレベルイベント(ALE)を生成するための、仕様を設定する。
サービス実行フェーズは、具体的には、次の<3><4>からなる。
<3>この仕様に基づいて、センサー管理サーバがアプリケーションにイベントを通知する。
<4>通知されたイベントの内容に従って、ターゲット(又は、そのコンテキストに含まれるセンサーや他のターゲット)に何らかのアクションを起こす。
(1) 本発明に係る処理方式は、サービス提供対象のターゲットを識別するターゲット識別子が付与され、当該ターゲット識別子を送信する装置と、送信されたターゲット識別子を受信する検出装置と、複数検出装置が検出したターゲット識別子を収集して蓄積する管理サーバと、当該管理サーバから情報を受信し、ターゲットの状況の情報であるコンテキストを抽出するコンテキスト収集装置を含むシステムの処理方式であって、ターゲット識別子を媒介にコンテキスト収集装置とターゲット識別子を検出した検出装置を管理する管理サーバを連携させ、コンテキスト収集装置は、管理サーバにターゲット識別子を検出した装置の識別子と、ターゲット識別子及び/又はターゲット識別子と定められた範囲の他のターゲット識別子とを関係付ける情報を設定し、管理サーバは、設定された情報に基づき抽出したターゲット識別子のリストをコンテキスト収集装置に通知し、コンテキスト収集装置は、管理サーバが通知した情報に基づきサービスに有意な情報を抽出するものである。
このように本発明によれば、ターゲット識別子を媒介にコンテキスト収集装置と管理サーバの中でもターゲット識別子を検出した検出装置を管理する管理サーバとを例えば後記する回送装置を用いて連携させた後に、コンテキスト収集装置が該当管理サーバに設定し、該当管理サーバが設定に従いターゲット識別子のリストをコンテキスト収集装置に通知し、コンテキスト収集装置が管理サーバにより通知された情報に基づき有意な情報を抽出しているので、該当しない管理サーバからの大量のイベントの処理を行う必要なく、且つ、フィルタを常時設定することなく、有意な情報を抽出して適切なレスポンス時間内にサービスを提供することができるという効果を奏する。
ここで、コンテキスト収集装置と該当管理サーバを連携させる方法として後記する回送装置の利用を一例として挙げたが、この例に限定されない。たとえば、回送装置がないシステム構成をとった場合に、コンテキスト収集装置が管理サーバからの情報を受けその中から該当管理サーバを特定して実現することもできるし、管理サーバがコンテキスト収集装置の要求を受けて該当管理サーバが回答することでも実現することができる。この場合に最初の段階ではコンテキスト収集装置が大量のイベント処理を行う必要も生じるが、該当管理サーバが特定された後は、コンテキスト収集装置と該当管理サーバ間で処理が実行され、該当管理サーバ以外からの大量のイベントの処理を実行する必要がない。
(2) 本発明に係る処理方式は必要に応じて、管理サーバから通知されるターゲット識別子のリストから指定されたターゲット識別子を含む通知情報を抽出し、ターゲット識別子を指定したコンテキスト収集装置に回送するルーチング機能を有する回送装置を新たにシステムに含み、コンテキスト収集装置と管理サーバが回送装置に接続操作を行い、コンテキスト収集装置は回送装置に接続操作を行い、ターゲット識別子とコンテキスト収集装置のアドレスを回送装置に登録し、管理サーバは回送装置に接続操作を行い、回送装置に通知するターゲット識別子のリストの編集方法を回送装置から通知されるものである。
このように本発明によれば、回送装置をシステムに新たに含み、コンテキスト収集装置が回送装置に接続して所望するターゲット識別子及びコンテキスト収集装置のアドレスを登録し、他方、管理サーバが回送装置に接続してターゲット識別子のリストの編集方法を通知されるので、回送装置を介したコンテキスト収集装置と管理サーバの連携が容易に実現されるという効果を有する。また、当初からコンテキスト収集装置は管理サーバからの大量のイベントを処理することなく、管理サーバもフィルタを常時設定する必要がない。
(3) 本発明に係る処理方式は必要に応じて、コンテキスト収集装置は、前記回送装置への接続操作時に、所望するターゲット識別子及びコンテキスト収集装置のアドレスに加え、回想装置がコンテキスト収集装置に情報を回送した後、一定時間回送を停止する時間を通知し、回送装置は、コンテキスト収集装置に回送した後、コンテキスト収集装置より通知された時間、ルーチング情報に一致したとしてもコンテキスト収集装置への情報を回送しないものである。
このように本発明によれば、コンテキスト収集装置は回送装置に一定時間回送を停止する時間(抑止時間)も通知し、回送装置は回送後この通知された時間であれば回送すべき情報であっても回送しないので、回送装置からの必要のない情報をコンテキスト収集装置が受けることがないという効果を有する。通知される時間はコンテキスト収集装置が直接管理サーバから情報を受ける構成にすることが望ましい。
(4) 本発明に係る処理方式は必要に応じて、管理サーバは前記回送装置への接続操作時に、管理サーバの特性を示す情報を通知し、回送装置は、情報をコンテキスト収集装置に回送するときに、ターゲット識別子を検出した管理サーバの属性情報を付加し、コンテキスト収集装置は、管理サーバにターゲット識別子を検出した装置の識別子と、ターゲット識別子及び/又はターゲット識別子と定められた範囲の他のターゲット識別子とを関係付けるための情報を設定する前に、前記属性情報を判断してサービスの有意情報に即した情報を収集可能か否かを判断するものである。
このように本発明によれば、管理サーバから管理サーバの特性を示す情報が回送装置を介してコンテキスト収集装置に届けられ、コンテキスト収集装置が届けられた情報を用いて管理サーバへの設定前に有意情報に即した情報であるか否かを判断するので、サービスに必要な所望の情報を効率的に収集することができるという効果を有する。
(5) 本発明に係る処理方式は必要に応じて、コンテキスト収集装置は、管理サーバにターゲット識別子を検出した装置の識別子と、ターゲット識別子及び/又はターゲット識別子と定められた範囲の他のターゲット識別子とを関係付ける情報を設定する時に、ターゲット識別子を検出した検出装置の管理サーバの周囲にある検出装置の管理サーバを導出し、導出した検出装置の管理サーバに対しても前記関係付ける情報を設定するものである。
このように本発明によれば、コンテキスト収集装置が管理サーバに設定する前に、該当管理サーバだけでなく該当管理サーバの検出装置の周囲にある検出装置の管理サーバに対してもコンテキスト収集装置が設定するので、ターゲットが移動したとしても迅速に対応することができ、サービスの遅延を防止することができるという効果を有する。
ここで、たとえば、各検出装置の位置を属性情報としてコンテキスト収集装置に渡すことで、この属性情報を用いてコンテキスト収集装置が周囲にある検出装置を特定することができる。
(6) 本発明に係る処理方式は必要に応じて、管理サーバは、管理する複数の検出装置の中で実際にターゲット識別子を検出した検出装置の識別子を回送装置に通知し、回送装置は通知された検出装置の識別子を回送し、コンテキスト収集装置は、検出装置の識別子を参考にして、通知情報の編集情報を設定する粒度を決定するものである。
このように本発明によれば、コンテキスト収集装置が管理サーバからの実際にターゲット識別子を検出した検出装置の識別子を回送装置を介して受け取って参考にしながら、通知情報の編集情報の設定対象を決定する。
ここで、「粒度」とは、具体的には、検出装置単独、管理サーバが管理する全検出装置、任意の複数の検出装置等が該当する。
(7) 本発明に係る処理方式は必要に応じて、コンテキスト収集装置が管理サーバにターゲット識別子を検出した装置の識別子と、ターゲットの識別子及び/又はターゲット識別子と定められた範囲の他のターゲット識別子とを関係付けるための情報を設定する場合の、定められた範囲とは、周期的にターゲット識別子を受信する検出装置の過去何周期分の情報を束ねるかという時間軸情報、及び/又は、検知した検出装置に隣接している周辺の隣接検出装置のどこまでを対象とするかを指定するエリア情報が示す範囲であるものである。
このように本発明によれば、コンテキスト収集装置が管理サーバへ設定時する定められた範囲とは時間軸情報及び/又はエリア情報が示す範囲であるので、コンテキスト収集装置は過去何周期分の情報を束ねるか、周辺の隣接検出装置のどこまでを対象とするかといった項目も設定することができ、必要な情報を効率的に取得することができるという効果を有する。
前記本発明はシステム及びシステムの構成要素としても把握することができる。
これら前記の発明の概要は、本発明に必須となる特徴を列挙したものではなく、これら複数の特徴のサブコンビネーションも発明となり得る。
アプリケーションに固有なイベントを生成するためのフィルタ情報を動的に、イベントの発生元に設定できるようになるため、アプリケーションがサービス提供に意味のない無効なイベンントを大量に処理しなくても済むようになる。
フィルタに基づくイベントの生成処理は高負荷な処理であり、動的に設定することで全体のフィルタ数を抑制することでシステム全体のレスポンスを向上できる。
ネットワークを自由に移動するオブジェクトを対象にしたコンテキストアウェアサービス実現の方法を提供することで、より少ない計算リソースで多様なコンテキストアウェアサービスを提供できる。
(本発明の第1の実施形態)
[1.ALEネットワークの構成]
図1に、本発明のシステム構成図を示す。
ALEネットワークは、ターゲットの識別子を媒介に、2つのエンティティを連携させるネットワークである。ALEネットワークは、ALEを参照するALE Subscriber1、ALEを発信するALE Originator2及び、それらを接続し、イベントを回送するALE Concentrator3とで構成される。ALEネットワークは、IPネットワーク上に構成される仮想的なネットワークであり、図1では、ALE Concentrator3を介して接続されているが、各装置は、互いに通信可能なように実際のネットワークに接続されている。便宜上、各装置は1台のみ図示している。ALE Concentrator3は論理的に1台であるが、ALE Subscriber1とALE Originator2は、複数台ALE Concentrator3に接続される。
ターゲットの識別子を検出し、指定された情報に基づきターゲットの識別子のリストを編集し、指定された宛先に通知する装置をALE Originator2と呼ぶ。
任意のターゲットの識別子を選択し、ALE Concentrator3に、選択したターゲットの識別子を登録し、ALE Concentrator3よりターゲットの識別子を含む通知情報を受信し、前記通知情報の受信を契機に前記ターゲットの識別子と、定められた範囲の他のターゲットの識別子と、ターゲットを検知した装置の情報を関係付ける情報を、ターゲットを検出したALE Originator2に設定し、ALE Originator2から受信した編集された識別子のリストから有意情報を抽出する装置をALE Subscriber1と呼ぶ。
ALE Subscriber1が所望するターゲットの識別子を管理し、ALE Originator2が収集したターゲットの識別子のリストをALE Originator2から定まった形式(初期イベント)で受信し、ALE Subscriber1が所望するターゲトオブジェクトの識別子が含まれた初期イベントを受信すると、初期イベントをALE Subscriber1に回送する装置をALE Concentrator3と呼ぶ。
ALEネットワークで行なわれるサービス準備フェーズは、更に初期登録フェーズと連携フェーズとで構成される。初期登録フェーズは、ALE Subscriber1とALE Originator2との間にイベントを回送させるために、ALE Subscriber1とALE Originator2がALE Concentrator3に接続するフェーズであり、ALE Originator2は、初期イベントの通知方法をALE Concentrator3から通知され、ALE Subscriber1は所望するターゲットのIDをALE Concentrator3に登録する。連携フェーズは、ALE Originator2がALE Subscriber1が所望する識別子を検知した時に、ALE Originator2とALE Subscriber1をリンク付けるフェーズである。
[2.ALEネットワークの動作概要]
[2.1 初期登録フェーズ]
図2に初期登録フェーズのシーケンスを示す。
<1>ALEを所望するALE Subscriber1は、ALE Concentrator3に、ALEを構成するキーとなるターゲットの識別子と、ALE Subscriber1の宛先情報をALE Concentrator3に登録する。ALE Concentrator3は、ALE Subscriber1からの接続要求を受けて、指定されたターゲットの識別子を含む初期イベントをどのALE Subscriber1にルーチングするかを決定するためのALEルーチングテーブルを生成する。
<2>ALEネットワークにALEを発信するALE Originator2は、自身の属性をALE Concentrator3に登録する。属性の詳細については後述する。
<3>ALE Concentrator3は、ALE Originator2からの接続要求を受けて、通知された属性を属性管理テーブルに記録する。ALE Originator2がALE Concentrator3に検出したターゲットの識別子を通知できるように初期イベントの仕様をALE Originator2に設定する。
[2.2 連携フェーズ]
図3に連携フェーズのシーケンスを示す。
<1>ALE Originator2は管理しているセンサーよりターゲットの識別子を収集する。
<2>ALE Originator2は、ALE Concentrator3接続時に通知された初期設定イベントの仕様に基づいて、初期イベントをALE Concentrator3に通知する。
<3>ALE Concentrator3は、初期イベントに含まれるターゲットの識別子リストを検索し、個々のターゲットの識別子についてALEルーチングテーブルを検索し、該当エントリがあった場合、ALE Subscriber1に向けて初期イベントをALE Originator2の属性と共に、ルーチングする。
<4>ALE Subscriber1は、通知された初期イベントの内容と、ALE Originator2の属性とを判断し、そのALE Originator2からのイベントが必要であるかを判断する。必要と判断した場合、ALEの通知仕様を決定しALE Originator2に対して、ALE仕様を設定する。
<5>ALE Originator2は、ALE Subscriber1により設定された個別のALE仕様がある場合は、その仕様に従ってALEを作成し、直接ALE Subscriber1にALEを回送する。
[3.ALE Originatorの動作概要]
[3.1 ALE Originator]
図4にALE Originator2の機能ブロック図を示す。ALE Originator2は、Concentrator接続機能201、ALE API204、ALE生成機能205、ALE送信機能208から構成される。
Concentrator接続機能201は、ALE Concentrator3に接続要求を送信し、ALE Subscriber1がイベントの要・不要を判断するために使用するALE Originator2の属性をALE Concentrator3に登録する機能であり、Originator属性202と、Concentrator情報203をデータとして持つ。
Originator属性202は、センサーの位置情報、イベント粒度(読みとり周期)、ALEのサポート仕様、センサー特性等で構成される。Concentrator情報203は、接続するALE Concentrator203のアドレス情報で構成される。
ALE API204は、ALEの仕様を設定するためのAPIであり、ALE Concentrator203又はALE Subscriber201の仕様設定要求に基づいて、ALE生成機能に仕様の設定を行い、通知要求に基づいて、ALE送信機能にALEの通知先であるALE Concentrator3又はALE Subscriber2の宛先識別子を設定する。
ALE生成機能205は、イベント処理バッファ206と仕様テーブル207で構成される。ターゲットは、例えばRFIDタグの読み取り装置212で検知され、読み取りイベントとしてイベント処理バッファ206に格納される。イベント処理バッファ206に蓄積されたイベントは、ALE生成機能205により読み取り周期毎に、仕様テーブルに設定された周期と、フィルタ条件に基づき、仕様単位にALEとして編集される。
図6に仕様テーブル207のデータ構成例を示す。仕様テーブル207は、ALE仕様のIDで索引され、それぞれのエントリにALE仕様を識別するためのALE仕様ID、ALEを生成する時に、イベントバッファの検索開始位置を示すベースセンサーID、ベースセンサーIDからの空間的な検索範囲を示す空間範囲サイズ、イベントバッファ検索の時間軸情報を示す周期、ターゲットのIDを示すフィルタタグID、ターゲットを検出した場合にイベントを送信する宛先を示す宛先アドレスから構成される。
図7にイベント処理バッファ206のデータ構成例を示す。イベント処理バッファ206は、センサーの識別子で索引され、それぞれのエントリにセンサー識別を示すベースセンサーIDと、イベントIDリストで構成される。イベントIDリストは、時系列に沿って、定められた周期分のセンサーイベント情報を記録する。
ALE送信機能208は、出力バッファ209、宛先テーブル211、永続ストア(ログ)210から構成される。ALE生成機能205で生成されたALEは、出力バッファ209に蓄積され、宛先テーブルを参照して各ALE Subscriber1又は、ALE Concentrator3にALEが通知される。送信されたALEは、永続ストア210にログとして記録される。
以下、図5の処理シーケンスに従って、ALE Originator2の動作を説明する。
<1>ALE Originator2はALE Concentrator3の存在を知る。存在を知る方法は、例えば、ALE Concentrator3が、自分自身の識別をネットワークにブロードキャストすることにより、ALE Originator2にその存在を知らせる。オペレータからの初期設定によりALE Originator2にALE Concentrator3の識別を登録する。ALE Originator2がALE Concentrator3をサービス探索用のリポジトリなどを用いて動的に探索する。等が考えられる。
<2>ALE Originator2は、ALE Concentrator3に接続要求を送信する。接続要求には、ALE Originator2の属性が含まれる。ALE Originator2の属性は、例えばALE Concentrator3が初期設定のイベント仕様を返すために必要なALE Originator1の識別、ALE Subscriber1が、個別のALE仕様を設定するか否かを決定するための場所情報、イベント粒度、ALEのサポート仕様、センサー特性等が含まれる。
<3>ALE Concentrator3は、ALE Originator2より接続要求を受信すると、ALE Concentrator3がALE Subscriber1に要求されたターゲットの識別子を発見できるようにするため、ALE Originator2に対して、初期イベントの仕様設定と通知依頼を行い、ALE Originator2がALE Concentrator3にイベントを回送できるようにする。
<4>初期イベントの仕様設定は、ALE API204を介して行われる。APIの詳細は、実装に用いるALEの仕様書により決定される。仕様設定要求で通知された初期イベント仕様は、ALE生成機能205の仕様テーブル207に設定される。
<5>通知要求で通知されたイベントの要求者(この場合は、ALE Concentrator3)は、ALE送信機能208の宛先テーブル211に設定される。
<6>RFIDタグ読み取り装置212は、ターゲットを検出すると、ターゲットの識別子を読み取りイベントとして、ALE Originator2に通知する。読み取りイベントは、読み取り周期毎に束ねられてイベント処理バッファ206に蓄積される。バッファサイズを越えたイベントが蓄積されると古い読み取りイベントが順次、バッファからページアウトされる。ページアウトされたイベントは、棄却するか、永続ストア210に記録する。
<7>イベント処理バッファ206に蓄積されているイベントは、ALE生成機能205により、仕様テーブル207に基づいてALE生成処理が行われる。それぞれの仕様は、異なる読み取り周期と、ターゲット識別子のフィルタ条件を持つ。イベント処理バッファ206の検索は全ての仕様に対して個別に行われる。
<8>ALE生成機能205で生成されたALEは、ALE送信機能208の出力バッファ209に蓄積される。出力バッファ209で処理されたALEは、永続ストア210にログとして掃き出される。
<9>ALE送信機能208は、宛先テーブル211を参照しながら、ALEをALE Subscriber1に通知する。各ALEにつき複数のALE Subscriber1が登録可能である。初期イベント仕様のALEは、ALE Concentrator3に回送される。
[3.2 ALE Concentrator]
図9にALE Concentrator3の機能ブロック図を示す。ALE Concentrator3は、ALE Originator2より初期イベントで通知されるターゲットの識別子リストを検索し、そのターゲットの識別子の情報を所望するALE Subscriber1に初期イベントをルーチングする。ALE Concentrator3は、大量のイベントのルーチングに特化した機能を持ち、ALEの生成は行わない。
ALE Concentrator3は、ALE API311、コネクション管理機能310、イベント受信部301、ALEルーチング機能304、イベント通知部307より構成される。
ALE API311は、ALEの仕様を設定するためのAPIであり、ALE Originator2からの接続要求に対して、ALE Originator2がALE Concentrator3に初期イベント仕様のALEを通知するための仕様設定と通知要求をALE Originator2に設定する。
コネクション管理機能310は、コネクションキャッシュ303、コネクションキャッシュ309とALEルーチングテーブル304をデータとして持つ。コネクション管理機能310は、ALE Originator2又はALE Subscriber1からの接続要求を受け付け、接続要求で通知される情報を、コネクションキャッシュ303、コネクションキャッシュ309及びALEルーチングテーブル304に設定する。
図11にALE Subscriber1用のコネクションキャッシュ309の構成例を示す。ALE Subscriber1用のコネクションキャッシュ309は、Subscriberの識別で索引され、それぞれのエントリは、Subscriberの識別と、Subscriberのアドレスで構成される。
図12にALE Originator2用のコネクションキャッシュ303の構成例を示す。ALE Originator2用のコネクションキャッシュ303は、Originatorの識別で索引され、それぞれのエントリには、Originatorのアドレスと、Originatorが通知してきた属性で構成される。
図13にALEルーチングテーブル310の構成例を示す。ALEルーチングテーブル310は、ターゲットの識別子で索引され、それぞれのエントリには、ターゲットIDと、Subscriberへの宛先アドレス、Subscriberへイベントを回送した後、一定時間イベントの回送を抑止するための抑止時間とで構成される。
イベント受信部301は、入力バッファ302を持ち、ALE Originator2からの初期イベントを受け付け、ALE Originator2用のコネクションキャッシュ303からOriginator属性を抽出し、初期イベントに付加する。
ALEルーチング機能304は、処理バッファ305を持ち、処理バッファ305に入力されたイベントの中身であるターゲットの識別子リストから個々のターゲットの識別子を抽出し、ALEルーチングテーブル306を索引する。一致する識別子がある場合は、送出先のALE Subscriber1の識別をイベントのヘッダに付与する。
イベント通知部307は、出力バッファ308を持ち、出力バッファ308に入力されたイベントのヘッダを参照して、ALE Subscriber1に初期イベントを送信する。
以下、図10のシーケンスに従って、ALE Concentrator3の動作を説明する。
<1>ALE Originator2は、ALE Concentrator3に接続要求を行う。接続要求に含まれる情報は、ALE Originatorの識別子と、ALE Originatorの属性である。
<2>コネクション管理機能310は、ALE Originator2からの接続要求を受け付け、ALE Originator2用のコネクションキャッシュ303に接続要求で通知された情報を設定する。ALE Originator2用のコネクションキャッシュ303に格納される情報は、ALE Originatorの識別子と、ALE Originatorの属性である。
<3>コネクション管理機能310は、ALE API311を使用して、接続要求を送信してきたALE Originator2に対して、ALE Originator2がALE Concentrator3に初期イベントを回送できるように、ALE Originator3に仕様設定と、通知要求を行う。
<4>ALE Subscriber1は、ALE Concentrator3に接続要求を行う。接続要求に含まれる情報は、ALE Subscriber1の識別子と、ALE生成のキーとなるターゲットの識別子、初期イベントの通知頻度を制御するための抑止時間である。
<5>コネクション管理機能310は、ALE Subscriber1からの接続要求を受け付け、ALE Subscriber1用のコネクションキャッシュ309に接続要求で通知された情報を設定する。ALE Subscriber1用のコネクションキャッシュ309に格納される情報は、ALE Subscriber1の識別子と、メッセージ送信先を示す識別子である。
<6>コネクション管理機能310は、ALE Subscriber1からの接続要求メッセージに含まれる、ALE Subscriber1の識別子、ターゲットID、抑止時間をALEルーチングテーブル306に設定する。ALEルーチングテーブル306は、ターゲットIDで索引されるテーブルであり、送信先のALE Subscriber1の情報を格納する。
<7>ALE Originator2は、初期イベントの仕様に基づいて、初期イベントをALE Concentrator3に通知する。
<8>イベント受信部301は、初期イベントを入力バッファ302に登録し、初期イベントからALE Originator2の識別子を抽出し、ALE Originator用のコネクションキャッシュ303を索引する。
<9>イベント受信部301は、ALE Originator2用のコネクションキャッシュ303からALE Originator属性を抽出し、入力バッファ302の初期イベントに付加する。
<10>イベント受信部301で処理された初期イベントは、処理バッファ305に出力される。ALEルーチング機能304は、処理バッファ305に入力された初期イベントのIDリストを検索し、それぞれのIDについてALEルーチングテーブル306に登録されているかチェックする。ALEルーチングテーブル306に該当するIDが無い場合は、その初期イベントを棄却する。
<11>ALEルーチングテーブル306に該当するIDが有る場合、ALEルーチングテーブル306に登録されているSubscriberの識別を初期イベントのヘッダに付加する。対応するALE Subscriber1の抑止時間が0以外の場合は、イベント編集処理をスキップし、抑止時間を減算する。抑止時間が0の場合、前記処理を実行し、タイマの値をもとに戻す。
<12>ALE Subscriber1の識別がヘッダに設定された初期イベントは、出力バッファ308に出力される。イベント通知部307は、出力バッファ308に入力された初期イベントのヘッダからALE Subscriberの識別を抽出し、ALE Subscriber1用のコネクションキャッシュ309を索引する。
<13>イベント通知部307は、ALE Subscriber1用のコネクションキャッシュ309から索引された宛先に対してイベントを送信する。
[3.3 ALE Subscriber]
図14にALE Subscriber1の機能ブロック図を示す。ALE Subscriber1は、API105、Concentrator接続機能102、初期イベント処理部106、ALE API107で構成される。
API105は、アプリケーションがコンテキストを収集できるように、対象とするターゲットの識別子と仕様のリストを設定するためのアプリケーションインタフェースである。
Concentrator接続機能102は、ALE Concentrator3に所望するターゲットの識別子を通知し、初期イベントをALE Subscriber1に回送させるための機能であり、IDリスト103をデータとして持つ。
図16にIDリスト103のデータ構成例を示す。IDリスト103は、ターゲットの識別子で検索され、それぞれのエントリは、ターゲットのIDと、ALE Concentrator3に設定する抑止時間とで構成される。
初期イベント処理部106は、ALE Concentrator3から回送されてきた初期イベントを判断し、イベント発生元のALE Originator2にALEを生成するための仕様を設定するか判断する。仕様リスト104をデータとして持つ。
図17に仕様リスト104のデータ構成例を示す。仕様リスト104は、ターゲットの識別子で検索され、それぞれのエントリは、ターゲットのIDと、スコープ、ALE仕様で構成される。スコープは、場所やイベント発生の粒度、必要とするセンサーの特性、必要とする時間帯等である。ALE仕様は、図6で示したものと同様である。
ALE API107は、ALEの仕様を設定するためのAPIであり、初期イベント処理部106が、ALE Originator2への仕様設定を決定した場合、ALE Originator2がALE Subscriber1に直接ALEを通知するための仕様設定と通知要求をALE Originator2に設定する。また、このAPIを介して、ALE Originator2から送信されるALEを受信する。
以下、図15のシーケンスに従って、ALE Subscriber1の動作を説明する。
<1>ALE Subscriber1のオペレータ又は、ALE Subscriber1を利用する外部のアプリケーションは、API105を介して、コンテキストを収集するために必要なターゲットの識別子と仕様のリストをALE Subscriber1に設定する。識別子はIDリストテーブル103に、仕様は仕様テーブル104に登録される。
<2>ALE Concentrator3は、自分自身の識別をネットワークに広告することにより、ALE Subscriber1にその存在を知らせるか、オペレータからの初期設定によりALE Subscriber1にALE Concentrator3の識別を登録するか、ALE Subscriber1がALE Concentrator3を動的に探索することによって、ALE Subscriber1はALE Concentrator3の存在を知る。
<3>ALE Subscriber1は、ALE Concentrator3に接続要求を行う。接続要求に含まれる情報は、ALE Subscriber1の識別と、所望するターゲットの識別子の一覧である。識別子はIDリスト103より抽出されて設定される。
<4>ALE Concentrator3は、ALE Subscriber1によって指定されたターゲットの識別子を検知すると、その識別子を含む初期イベントをALE Subscriber1に回送する。
<5>初期イベント処理部は106、ALE Concentrator3より初期イベントを受信すると、初期イベントに設定されたALE Originator2の属性と、仕様リストに設定された各仕様のスコープとを比較し、その仕様をALE Originator2に設定するかどうかを判断する。スコープは、例えば、場所やイベント発生の粒度、必要とするセンサーの特性、必要とする時間帯等である。
<6>ALE Originator2の属性が仕様のスコープを満たす場合、初期イベント処理部106は仕様リストに設定された仕様に基づいて、ALE API107を介して、ALE Originator2に仕様の設定と通知要求を行う。
<7>仕様が設定されたALE Originator2は、ALE Subscriber1に対して直接ALEを送信する。
[3.4 イベントの集約、棄却]
図18は、初期イベントとALEの関係をシーケンスとして表したものである。ALE Subscriber1は、ALE Concentrator3に接続時にID1をターゲットIDとして指定しているとする。ALE Originator2内のRxは、センサーの読み取り周期である。Dxは、初期イベントの仕様により設定された初期イベントの通知周期である。Sxは、ALE Subscriber1により設定されるALEの仕様により設定されたALEの通知周期である。
<1>ALE Originator2のセンサー配下に、今2つのターゲット(ID1,ID2)が存在しており、各読み取り周期でID1とID2が検知されているとする。この例では、初期イベントは、4読み取り周期を1単位としてイベントを通知するように設定されている。例えば、ALE Originator2は、最初の初期イベントの周期D1において、R1〜R4で検知されたID即ち、ID1とID2を初期イベントとしてALE Concentrator3に通知する。
<2>ALE Concentrator3には、ID1を所望するALE Subscriber1が登録されているので、この初期イベントをALE Subscriber1に回送する。ALE Concentrator3は、連続してALE Subscriber1に初期イベントを回送しないように、このALE Subscriber1に対して、ALE Subscriber1に指定された抑止時間の間、初期イベントの回送をブロックする。
<3>初期イベントが回送されたALE Subscriber1は、ALE Originator2に対してALEの仕様の設定を行う。この例では、読み取り周期R3の前に、ALE仕様がALE Subscriber1により設定され、ALEの送信周期は2読み取り周期であるとする。従って、ALEの送信周期S1は、読み取り周期R3とR4で検知されたID、ID1とID2をALEに設定してALE Subscriber1に通知する。
<4>初期イベントは、周期D2,D3において同じようにALE Originator2からALE Concentrator3に通知されるが、ALE Concentrator3ではALE Subscriber1に対して通知待ちの抑止時間が設定されているため、これらの初期イベントは棄却される。ALEは、周期S2〜S4においてALE Subscriber1に通知される。但し、ALE仕様は差分発生のみを指定しているかもしれず、この場合は、ALEは発生しない。
<5>読み取り周期R11で、ID1がセンサーの範囲外に移動している。この場合、ALEはID1をフィルタ条件に設定されているので、ALE Originator2にてALEの送信が棄却される。
<6>初期イベントの周期D4にて、ID2のみを含んだ初期イベントがALE Concentrator3に回送されるが、ID2を所望しているALE Subscriber1は登録されていないので、この初期イベントはALE Concentrator3で棄却される。
以上の前記各実施形態により本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は実施形態に記載の範囲には限定されず、これら各実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能である。そして、かような変更又は改良を加えた実施の形態も本発明の技術的範囲に含まれる。このことは、特許請求の範囲及び課題を解決する手段からも明らかなことである。
(実施例1)
本発明の効果を、具値的な大規模なコンテキストアウェアサービスの実施例で説明する。将来考えられる大規模なコンテキストアウェアサービスとしては、主要な駅やバス停などの近辺の店舗や、交差点等にセンサーを配置し、人や車両の動きを把握することで、交通案内、店舗紹介、道案内などを行なうためのコンテキスト情報として、様々なサービスが利用することができる。ここでは、一例として、日本の主要な繁華街1000箇所をサービス提供エリアとして設定し、それぞれのエリアが平均100個のセンサーを有すると想定する、又、サービスを提供するASP(Application Service Provider)も1000個あると想定する。
サービスの提供を受けるユーザは、数mから10m程度到達可能な無線タグを所持し、サービスを受けたい場合、コンテキストアウェアサービスのポータルを経由して、ASPに自分のRFタグのIDや、情報配信用の通信機器の情報を、PCや携帯電話からWEBを通じて登録する。
ASPはユーザのサービス登録を受けて、各サービス提供エリアから収集される人の識別情報、車両の識別情報、サービスチケットの情報等から、対象とするユーザの周囲の状況を判断して、様々なサービスを行なう(図19参照)。
このような状況で、既存の方式でコンテキスト情報を処理する場合、それぞれのアプリケーションは、全てのセンサーからサービス提供者を探し出すために、1000[箇所]×100[個]=100000個のイベントを毎周期処理しなければならなくなる。しかしながら、単純にサービスの対象ユーザと、ユーザを検知したセンサーの場所とを関連づけてサービスを提供するようなASPでは、サービスの対象ユーザが1000箇所のセンサーでしか検出されていないなら、残りの999000個のイベントはASPにとっては意味のない無効なイベントであり、全エリアのわずか数パーセントの箇所にいるユーザにサービスを提供するために、ほとんどの処理時間を無効なイベントの処理に費やすことになる。
個々のセンサーに対して、ASPがフィルタを設定すれば無効なイベントは発生しなくなるが、1000個のASPがそれぞれのセンサーに、サービス提供ユーザをフィルタリングするような情報を設定してしまうと、今度は、センサー側が、1つのターゲットにつき1000回ターゲットのIDが有効か無効かの判断をしなければならなくなる(図20参照)。
本発明を同じシステムに適用した場合、ASPはユーザからの登録を受けて、ALE Concentrator3にターゲットとなるユーザのIDを登録する。ALE Concentrator3は、全センサーのイベントを収集し、イベントに含まれるターゲットのIDの中からALE Concentrator3に登録されているターゲットIDのみについてのみASPにイベントを通知する。ASPは、イベントの通知を受けて、必要最小限の範囲で、センサーから情報を収集可能になる。本発明を適用した場合、個々のASPが毎周期処理する必要があるイベントは、それぞれのターゲットにつき、たかだか数個であり、センサー側に設定されるフィルタの数も必要最小限に抑えられるので、システム全体の処理量を削減でき、様々なサービスが、様々な目的で使用可能なようにセンサーネットワークを共用インフラとして提供できるようになる(図21参照)。
(実施例2)
本発明を用いたサービス実行時の動作を示すために、(実施例1)で述べたASPの1つの例を紹介する。本発明が最も有効となるのは、サービスの提供スポットが広範囲に存在し、ユーザがそれらの複数のサービス提供スポットを自由に移動し、なおかつサービス提供スポットにおいて、ユーザ以外の他のターゲットがサービスの挙動に影響を与えるようなものに適用する場合である。
これにあてはまる例として、バス亭に到着したバスが自分の目的地に到着するかどうかをナビゲートするサービスを説示する。バスに表示されている行き先案内は、大まかな行き先しか表示されておらず、路線により停車するバス亭が微妙に異なり、利用者がバス利用を敬遠する一因となっている。バス亭は、大量に存在し、ユーザはあらゆるバス亭からバスを利用する可能性がある。また、バスは時刻表の通りにはバス亭に到着しないため、目の前にいるバスがどのバスなのかを正確に把握する必要がある。
ここで説明するバス案内サービスは、目的地をユーザに登録してもらい、ユーザがバス亭に到着した時に、バス亭に停車するバスが、ユーザが乗車してよいバスかどうかを、携帯電話等を使って知らせるサービスである。バス案内サービスシステムは、ユーザからサービスを受付、バスの乗車可否情報を提供するバス案内サービスと、公共交通機関のセンサー情報をいろいろなサービスに流通させる公共交通情報流通ネットワークと、公共交通情報流通ネットワークに情報を提供する、各種交通運行会社により構成される。バス案内サービス業者は、ALE Subscriber1に、公共交通流通ネットワークは、ALE Concentrator3に、交通運行会社はALE Originator2に相当する。交通運行会社の1つであるバス会社は、各バス亭に設置したRFIDリーダーを用いて、ユーザの携帯電話4と、バスに装備されたRFIDタグの情報を収集する。
[サービス動作概要]
<1>公共交通情報流通ネットワークへの接続。
図22に公共交通情報流通ネットワークへの接続の処理シーケンスを示す。
<1.1>ユーザは、携帯電話4からバス案内サービスのWEBページにアクセスし、目的地を入力し、ナビゲートの要求を行う。この時、携帯電話4に搭載されているRFIDタグのIDを一緒に通知する。ここで、ユーザの現在位置(おおよその住所、バス停)を入力することもできる。携帯電話の場合では基地局の位置からおおよその位置を把握する技術、GPSレシーバを備えているときにはGPSで位置情報を取得する技術を適用することもできる。なお、これらの技術は本発明の本質部分でなく、当業者であれば適宜適用が可能であるため説明は省略する。
<1.2>WEBサービスは、入力フォームに入力された情報をバス案内サービスに通知する。
<1.3>バス案内サービスは、ユーザが指定した目的地、携帯電話番号、RFIDタグのIDをユーザ情報として記録し、ALE Subscriber1にこのユーザのIDのコンテキストを通知するように要求する。
<1.4>ALE Subscriber1は、ALE Concentrator3に接続し、ユーザのRFIDのタグIDをターゲットIDに指定し、初期イベントの回送要求を行う。
<1.5>WEBサービスは、ユーザにサービス要求を受け付けたことを通知する。
<2>ユーザの検知
図23にユーザの検知の処理シーケンスを示す。
<2.1>ユーザがバス亭に到着すると、バス亭のRFIDリーダーが携帯電話4のRFIDタグを読み込み、IDイベントをバス会社のセンサー管理サーバであるALE Originator2に通知する。
<2.2>ALE Originator2は、公共交通情報流通ネットワークから予め通知されている初期イベント仕様に従って、初期イベントをALE Concentrator3に送信する。
<2.3>ALE Concentrator3には、検知したID(user001)を所望するバス案内サービスのALE Subscriber1が登録されているので、ALE Subscriber1に、この初期イベントが回送される。
<2.4>ALE Subscriber1は、初期イベントで通知されるALE Originator2の属性を検証し、発信元がバス会社のものであることを確認し、バス会社AのALE Originator2にこのユーザのIDを含むイベントをALE Subscriber1に通知するように仕様を設定する。仕様は例えば、ID=user001を含む、バスのID情報である。
<2.5>ALE Subscriber1は、ユーザがバス亭で検知されたことをバス案内サービスに通知する。
<2.6>バス案内サービスは、ナビゲータ画面を起動するためにURLを携帯電話4にPUSHする。
<2.7>携帯電話4はPUSHされたURLに基づいてWEBサービスにアクセスする。
<3>乗車可否情報のナビゲーション
図24に乗車可否情報のナビゲーションの処理シーケンスを示す。
<3.1>バスがバス亭に近づくと、バス亭のRFIDリーダーはバスに搭載されたRFIDタグからバスの接近を検知し、ALE Originator2にIDイベントを送信する。通知されるIDはユーザのID(user001)とバスのID(bus200)である。
<3.2>ALE Originator2又はALE Concentrator3は、ALE Subscriber1に設定された仕様に基づき、検知したIDが指定されたユーザのIDとバスのIDを含むので、ALEをALE Subscriber1に送信する。
<3.3>ALE Subscriber1は、バス案内サービスにバスのIDを通知する。
<3.4>バス案内サービスは、バスIDからバス情報をDBから索引し、ユーザの目的地に停車するかどうかを判断し、乗車可否の情報と共に、バスが接近したことを示す情報をWEBサービスに通知する。
<3.5>WEBサービスは表示情報を更新する。(バスの追加、接近中のバスのフラッシュ表示等)
本施例においては、バス会社毎に所有するALE Originator2及びRFIDが異なる例を図22に示したが、バス会社が共有するALE Originator2及びRFIDであってもよいし、公共の社会基盤として提供されるALE Originator2及びRFIDであってもよい。
[付記] 上記実施形態及び実施例に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)〓処理方式その1〓
サービス提供対象のターゲットを識別するターゲット識別子が付与され、当該ターゲット識別子を送信する装置と、送信されたターゲット識別子を受信する検出装置と、複数検出装置が検出したターゲット識別子を収集して蓄積する管理サーバと、当該管理サーバから情報を受信し、ターゲットの状況の情報であるコンテキストを抽出するコンテキスト収集装置を含むシステムの処理方式であって、ターゲット識別子を媒介にコンテキスト収集装置とターゲット識別子を検出した検出装置を管理する管理サーバを連携させ、コンテキスト収集装置は、管理サーバにターゲット識別子を検出した装置の識別子と、ターゲット識別子及び/又はターゲット識別子と定められた範囲の他のターゲット識別子とを関係付ける情報を設定し、管理サーバは、設定された情報に基づき抽出したターゲット識別子のリストをコンテキスト収集装置に通知し、コンテキスト収集装置は、管理サーバが通知した情報に基づきサービスに有意な情報を抽出する処理方式。
(付記2)〓処理方式その2〓
管理サーバから通知されるターゲット識別子のリストから指定されたターゲット識別子を含む通知情報を抽出し、ターゲット識別子を指定したコンテキスト収集装置に回送するルーチング機能を有する回送装置を新たにシステムに含み、コンテキスト収集装置と管理サーバが回送装置に接続操作を行い、コンテキスト収集装置は回送装置に接続操作を行い、ターゲット識別子とコンテキスト収集装置のアドレスを回送装置に登録し、管理サーバは回送装置に接続操作を行い、回送装置に通知するターゲット識別子のリストの編集方法を回送装置から通知される前記付記1の処理方式。
(付記3)〓処理方式その3〓
コンテキスト収集装置は、前記回送装置への接続操作時に、所望するターゲット識別子及びコンテキスト収集装置のアドレスに加え、回想装置がコンテキスト収集装置に情報を回送した後、一定時間回送を停止する時間を通知し、回送装置は、コンテキスト収集装置に回送した後、コンテキスト収集装置より通知された時間、ルーチング情報に一致したとしてもコンテキスト収集装置への情報を回送しない前記付記2に記載の処理方式。
(付記4)〓処理方式その4〓
管理サーバは前記回送装置への接続操作時に、管理サーバの特性を示す情報を通知し、回送装置は、情報をコンテキスト収集装置に回送するときに、ターゲット識別子を検出した管理サーバの属性情報を付加し、コンテキスト収集装置は、管理サーバにターゲット識別子を検出した装置の識別子と、ターゲット識別子及び/又はターゲット識別子と定められた範囲の他のターゲット識別子とを関係付けるための情報を設定する前に、前記属性情報を判断してサービスの有意情報に即した情報を収集可能か否かを判断する前記付記2に記載の処理方式。
(付記5)〓処理方式その5〓
コンテキスト収集装置は、管理サーバにターゲット識別子を検出した装置の識別子と、ターゲット識別子及び/又はターゲット識別子と定められた範囲の他のターゲット識別子とを関係付ける情報を設定する時に、ターゲット識別子を検出した検出装置の管理サーバの周囲にある検出装置の管理サーバを導出し、導出した検出装置の管理サーバに対しても前記関係付ける情報を設定する前記付記1または2に記載の処理方式。
(付記6)〓処理方式その6〓
管理サーバは、管理する複数の検出装置の中で実際にターゲット識別子を検出した検出装置の識別子を回送装置に通知し、回送装置は通知された検出装置の識別子を回送し、コンテキスト収集装置は、検出装置の識別子を参考にして、通知情報の編集情報を設定する粒度を決定する前記付記2に記載の処理方式。
(付記7)〓方式その7〓
コンテキスト収集装置が管理サーバにターゲット識別子を検出した装置の識別子と、ターゲットの識別子及び/又はターゲット識別子と定められた範囲の他のターゲット識別子とを関係付けるための情報を設定する場合の、定められた範囲とは、周期的にターゲット識別子を受信する検出装置の過去何周期分の情報を束ねるかという時間軸情報、及び/又は、検知した検出装置に隣接している周辺の隣接検出装置のどこまでを対象とするかを指定するエリア情報が示す範囲である前記付記1または2に記載の処理方式。
(付記8)〓システム〓
サービス提供対象のターゲットを識別するターゲット識別子が付与され、当該ターゲット識別子を送信する装置と、送信されたターゲット識別子を受信する検出装置と、複数検出装置が検出したターゲット識別子を収集して蓄積するALE Originatorと、当該ALE Originatorから情報を受信し、ターゲットの状況の情報であるコンテキストを抽出するALE Subscriberを含むシステムであって、ALE Subscriberが所望するターゲット識別子を管理し、ALE Originatorが収集したターゲット識別子のリストをALE Originatorから定まった形式で初期イベントとして受信し、ALE Subscriberが所望するターゲット識別子が含まれた初期イベントを受信すると、前記初期イベントをALE Subscriberに回送するALE Concentratorを新たに備え、ALE Originatorは、ターゲット識別子を検出する検出装置からターゲット識別子を収集して指定された情報に基づき識別子のリストを編集し、指定された宛先に通知し、ALE Subscriberは、任意のターゲットの識別子を選択し、ALE Concentratorに選択したターゲット識別子を登録し、ALE Concentratorよりターゲット識別子を含む通知情報を受信し、当該通知情報の受信を契機にターゲット識別子及び/又は定められた範囲の他のターゲット識別子と、ターゲットを検知した装置の情報を関係付ける情報を、ターゲットを検知したALE Originatorに設定し、当該ALE Originatorから受信した編集された識別子のリストから有意情報を抽出するシステム。
(付記9)〓ALE Originatorその1〓
サービス提供対象のターゲットを識別するターゲット識別子が付与され、当該ターゲット識別子を送信する装置と、送信されたターゲット識別子を受信する検出装置と、複数検出装置が検出したターゲット識別子を収集して蓄積するALE Originatorと、当該ALE Originatorから情報を受信し、ターゲットの状況の情報であるコンテキストを抽出するALE Subscriberと、ALE Originatorから通知されるターゲット識別子のリストから指定されたターゲット識別子を含む通知情報を抽出し、ターゲット識別子を指定したALE Subscriberに回送するルーチング機能を有するALE Concentratorを含むシステムで使用され、ターゲットの識別子を検出し、指定された情報に基づき識別子のリストを編集し、指定された宛先に通知するALE Originatorであって、ALE Concentratorに接続要求を送信するConcentrator接続機能と、ターゲットの識別子及び/又は定められた範囲の他のターゲットの識別子と、ターゲットを検知した装置の情報を関係付ける情報を設定するためのアプリケーションインタフェースであるALE APIと、ターゲットの識別子及び/又は定められた範囲の他のターゲットの識別子と、ターゲットを検知した装置の情報を関係付けたアプリケーションレベルイベント(ALE)を生成するALE生成機能と、ALE生成機能で生成されたALEを、ALE Subscriber又は、ALE Concentratorに送信するALE送信機能から構成されるALE Originator。
ここで、ALE送信機能がALEを送信するだけでなく「ALEをログとして記録する」構成とすることもできる。
(付記10)〓ALE Originatorその2〓
前記ALE生成機能は、ターゲット識別子の検出装置が検出したターゲット識別子のリストを格納するイベント処理バッファと、ALEの周期、フィルタ条件といったALEを生成するための仕様が記録された仕様テーブルとを持ち、検出装置からのオブジェクト識別子の読み取りイベント受信又は周期起動を契機に仕様テーブルを参照し、イベント処理バッファより条件にあうオブジェクトの識別子を抽出する前記付記9に記載のALE Originator。
(付記11)〓ALE Originatorその3〓
前記ALE送信機能は、送信されるALEを格納する出力バッファと、ALEの送信先を管理する宛先テーブルで構成される前記付記9に記載のALE Originator。
ここで、ALE送信機能がALEを送信するだけでなく「ALEをログとして記録する」構成とした場合に、ALE送信機能が出力バッファ及び宛先テーブルの他、ALEを記録するためのログで構成することもできる。
(付記12)〓Subscriber〓
サービス提供対象のターゲットを識別するターゲット識別子が付与され、当該ターゲット識別子を送信する装置と、送信されたターゲット識別子を受信する検出装置と、複数検出装置が検出したターゲット識別子を収集して蓄積するALE Originatorと、当該ALE Originatorから情報を受信し、ターゲットの状況の情報であるコンテキストを抽出するALE Subscriberと、ALE Originatorから通知されるターゲット識別子のリストから指定されたターゲット識別子を含む通知情報を抽出し、ターゲット識別子を指定したALE Subscriberに回送するルーチング機能を有するALE Concentratorを含むシステムで使用され、任意のターゲットの識別子を選択し、ターゲットを検出した検出装置の情報と、前記ターゲットの識別子及び/又は定められた範囲の他のターゲットの識別子とを関係付ける情報をALE Originatorに設定し、ALE Originatorから受信した編集された識別子のリストから有意情報を抽出するALE Subscriberは、ALE Concentratorに接続し、所望するターゲットの識別子を通知し、ターゲットの識別子を含む通知情報の通知先として自身の宛先識別を登録するConcentrator接続機能と、ALE Concentratorから回送されてきた通知情報を判断し、情報発生元のALE OriginatorにALEを生成するための仕様を設定するかを判断する初期イベント処理部と、初期イベント処理部が、ALE Originatorへの仕様設定を決定した場合、ALE OriginatorがALE Subscriberに直接ALEを通知するための仕様設定を行なうアプリケーションインタフェースであるALE APIで構成されるALE Subscriber。
(付記13)〓Concentratorその1〓
サービス提供対象のターゲットを識別するターゲット識別子が付与され、当該ターゲット識別子を送信する装置と、送信されたターゲット識別子を受信する検出装置と、複数検出装置が検出したターゲット識別子を収集して蓄積するALE Originatorと、当該ALE Originatorから情報を受信し、ターゲットの状況の情報であるコンテキストを抽出するALE Subscriberと、ALE Originatorから通知されるターゲット識別子のリストから指定されたターゲット識別子を含む通知情報を抽出し、ターゲット識別子を指定したALE Subscriberに回送するルーチング機能を有するALE Concentratorを含むシステムで使用され、ALE Subscriberが所望するターゲットの識別子を管理し、ALE Originatorが収集したターゲットの識別子のリストをALE Originatorから定まった形式で初期イベントとして受信し、ALE Subscriberが所望するターゲットオブジェクトの識別子が含まれた初期イベントを受信すると、前記初期イベントをALE Subscriberに回送するALE Concentratorは、ALE Originatorからの接続要求に対して、ALE OriginatorがALE ConcentratorにALEを通知するための仕様設定をALEOriginatorに設定するためのアプリケーションインタフェースであるALE APIと、ALE Originator又はALE Subscriberからの接続要求を受け付けるコネクション管理機能と、ALE Originatorからの初期イベントを受け付けるイベント受信部と、ALE Subscriberが所望したターゲットのIDが含まれている場合、通知先のALE Subscriberを特定するALEルーチング機能と、特定されたALE SubscriberにALEを送信するイベント通知部で構成されるConcentrator。
(付記14)〓Concentratorその2〓
前記コネクション管理機能は、ALE Subscriber又はALE Originatorの識別と、宛先識別とを管理するコネクションキャッシュと、ALE Subscriberから所望されたターゲットの識別子と、ALE Subscriberの識別子及びライフタイム等の通知情報回送制御のための付加情報とを管理するALEルーチングテーブルから構成され、ALE Originatorからの接続要求を受け付け、接続要求で通知される情報を、コネクションキャッシュに設定し、ALE Subscriberからの接続要求を受け付け、接続要求で通知される情報を、コネクションキャッシュ及びALEルーチングテーブルに設定する前記付記13のConcentrator。
(付記15)〓Concentratorその3〓
前記イベント受信部は、入力バッファを持ち、ALE Originatorからの初期イベントを受け付け、入力バッファに格納し、ALE Originator用のコネクションキャッシュからOriginator属性を抽出し、初期イベントに追加し、ALE ルーチンング機能に出力する前記付記13のConcentrator。
(付記16)〓Concentratorその4〓
前記ALEルーチング機能は、処理バッファを持ち、処理バッファに入力されたイベントのオブジェクト識別子リストを、ALEルーチングテーブルを参照しながら検索し、一致する識別子がある場合は、送信先のALE Subscriberの識別をイベントのヘッダに付与する前記付記13のConcentrator。
(付記17)〓Concentratorその5〓
前記イベント通知部は、出力バッファを持ち、出力バッファに入力されたALEのヘッダを参照して、ALE SubscriberにALEを送信する前記付記13のConcentrator。
「ALE Subscriber」は、アプリケーションレベルイベント サブスクライバー又は単にサブスクライバーと呼ぶこともできる。
「ALE Originator」は、アプリケーションレベルイベント オリジネーター又は単にオリジネーターと呼ぶこともできる。
「ALE Concentrator」は、アプリケーションレベルイベント コンセントレーター又はコンセントレーターと呼ぶこともできる。
本発明のシステム構成図である。 本発明の初期登録フェーズのシーケンス図である。 本発明の連携フェーズのシーケンス図である。 本発明を構成するALE Originatorの機能ブロック図である。 ALE Originatorの動作を説明する処理シーケンス図である。 仕様テーブルのデータ構成例示す図である。 イベント処理バッファのデータ構成例を示す図である。 宛先テーブルのデータ構成例を示す図である。 本発明を構成するALE Concentratorの機能ブロック図である。 ALE Concentratorの処理シーケンス図である。 コネクションキャッシュ(Subscriber)のデータ構成例を示す図である。 コネクションキャッシュ(Originator)のデータ構成例を示す図である。 ALEルーチングテーブルのデータ構成例を示す図である。 本発明を構成するALE Subscriberの機能ブロック図である。 ALE Subscriberの処理シーケンス図である。 IDリストのデータ構成例を示す図である。 仕様リストのデータ構成例を示す図である イベントの集約、棄却の動作を説明するための図である。 第1の実施例として大規模なコンテキストアウェアサービスの例を示す図である。 第1の実施例として既存方式でのコンテキスト情報収集の問題点を模式した図である。 第1の実施例として本発明を大規模なコンテキストアウェアサービスを適用した場合に得られる効果を、模式した図である。 第2の実施例としてバス案内サービスのシステム構成と公共交通情報流通ネットワークへの接続処理のシーケンスを説明した図である。 第2の実施例としてバス案内サービスのユーザの検知処理のシーケンスを説明した図である。 第2の実施例としてバス案内サービスの乗車可否情報のナビゲーションの処理シーケンスを説明した図である。
符号の説明
1 ALE Subscriber
101 Concentrator情報
102 Concentrator接続機能
103 IDリスト
104 仕様リスト
105 API
106 初期イベント処理部
107 ALE API
2 ALE Originator
201 Concentrator接続機能
202 Originator属性
203 Concentrator情報
204 ALE API
205 ALE生成機能
206 イベント処理バッファ
207 仕様テーブル
208 ALE送信機能
209 出力バッファ
210 永続ストア
211 宛先テーブル
212 RFIDタグの読み取り装置
3 ALE Concentrator
301 イベント受信部
302 入力バッファ
303 コネクションキャッシュ
304 ALEルーチング機能
305 処理バッファ
306 ALEルーチングテーブル
307 イベント通知部
308 出力バッファ
309 コネクションキャッシュ
310 コネクション管理機能
311 ALE API
312 デフォルト仕様
4 携帯電話

Claims (10)

  1. サービス提供対象のターゲットを識別するターゲット識別子が付与され、当該ターゲット識別子を送信する装置と、送信されたターゲット識別子を受信する検出装置と、複数検出装置が検出したターゲット識別子を収集して蓄積する管理サーバと、当該管理サーバから情報を受信し、ターゲットの状況の情報であるコンテキストを抽出するコンテキスト収集装置を含むシステムの処理方式であって、
    ターゲット識別子を媒介にコンテキスト収集装置とターゲット識別子を検出した検出装置を管理する管理サーバを連携させ、
    コンテキスト収集装置は、管理サーバにターゲット識別子を検出した装置の識別子と、ターゲット識別子及び/又はターゲット識別子と定められた範囲の他のターゲット識別子とを関係付ける情報を設定し、
    管理サーバは、設定された情報に基づき抽出したターゲット識別子のリストをコンテキスト収集装置に通知し、
    コンテキスト収集装置は、管理サーバが通知した情報に基づきサービスに有意な情報を抽出する処理方式。
  2. 管理サーバから通知されるターゲット識別子のリストから指定されたターゲット識別子を含む通知情報を抽出し、ターゲット識別子を指定したコンテキスト収集装置に回送するルーチング機能を有する回送装置を新たにシステムに含み、
    コンテキスト収集装置と管理サーバが回送装置に接続操作を行い、
    コンテキスト収集装置は回送装置に接続操作を行い、ターゲット識別子とコンテキスト収集装置のアドレスを回送装置に登録し、
    管理サーバは回送装置に接続操作を行い、回送装置に通知するターゲット識別子のリストの編集方法を回送装置から通知される
    前記請求項1の処理方式。
  3. コンテキスト収集装置は、前記回送装置への接続操作時に、所望するターゲット識別子及びコンテキスト収集装置のアドレスに加え、回想装置がコンテキスト収集装置に情報を回送した後、一定時間回送を停止する時間を通知し、
    回送装置は、コンテキスト収集装置に回送した後、コンテキスト収集装置より通知された時間、ルーチング情報に一致したとしてもコンテキスト収集装置への情報を回送しない
    前記請求項2に記載の処理方式。
  4. 管理サーバは前記回送装置への接続操作時に、管理サーバの特性を示す情報を通知し、
    回送装置は、情報をコンテキスト収集装置に回送するときに、ターゲット識別子を検出した管理サーバの属性情報を付加し、
    コンテキスト収集装置は、管理サーバにターゲット識別子を検出した装置の識別子と、ターゲット識別子及び/又はターゲット識別子と定められた範囲の他のターゲット識別子とを関係付けるための情報を設定する前に、前記属性情報を判断してサービスの有意情報に即した情報を収集可能か否かを判断する
    前記請求項2に記載の処理方式。
  5. コンテキスト収集装置は、管理サーバにターゲット識別子を検出した装置の識別子と、ターゲット識別子及び/又はターゲット識別子と定められた範囲の他のターゲット識別子とを関係付ける情報を設定する時に、ターゲット識別子を検出した検出装置の管理サーバの周囲にある検出装置の管理サーバを導出し、導出した検出装置の管理サーバに対しても前記関係付ける情報を設定する
    前記請求項1または2に記載の処理方式。
  6. 管理サーバは、管理する複数の検出装置の中で実際にターゲット識別子を検出した検出装置の識別子を回送装置に通知し、
    回送装置は通知された検出装置の識別子を回送し、
    コンテキスト収集装置は、検出装置の識別子を参考にして、通知情報の編集情報を設定する粒度を決定する
    前記請求項2に記載の処理方式。
  7. コンテキスト収集装置が管理サーバにターゲット識別子を検出した装置の識別子と、ターゲットの識別子及び/又はターゲット識別子と定められた範囲の他のターゲット識別子とを関係付けるための情報を設定する場合の、
    定められた範囲とは、周期的にターゲット識別子を受信する検出装置の過去何周期分の情報を束ねるかという時間軸情報、及び/又は、検知した検出装置に隣接している周辺の隣接検出装置のどこまでを対象とするかを指定するエリア情報が示す範囲である
    前記請求項1または2に記載の処理方式。
  8. サービス提供対象のターゲットを識別するターゲット識別子が付与され、当該ターゲット識別子を送信する装置と、送信されたターゲット識別子を受信する検出装置と、複数検出装置が検出したターゲット識別子を収集して蓄積するALE Originatorと、当該ALE Originatorから情報を受信し、ターゲットの状況の情報であるコンテキストを抽出するALE Subscriberを含むシステムであって、
    ALE Subscriberが所望するターゲット識別子を管理し、ALE Originatorが収集したターゲット識別子のリストをALE Originatorから定まった形式で初期イベントとして受信し、ALE Subscriberが所望するターゲット識別子が含まれた初期イベントを受信すると、前記初期イベントをALE Subscriberに回送するALE Concentratorを新たに備え、
    ALE Originatorは、ターゲット識別子を検出する検出装置からターゲット識別子を収集して指定された情報に基づき識別子のリストを編集し、指定された宛先に通知し、
    ALE Subscriberは、任意のターゲットの識別子を選択し、ALE Concentratorに選択したターゲット識別子を登録し、ALE Concentratorよりターゲット識別子を含む通知情報を受信し、当該通知情報の受信を契機にターゲット識別子及び/又は定められた範囲の他のターゲット識別子と、ターゲットを検知した装置の情報を関係付ける情報を、ターゲットを検知したALE Originatorに設定し、当該ALE Originatorから受信した編集された識別子のリストから有意情報を抽出するシステム。
  9. サービス提供対象のターゲットを識別するターゲット識別子が付与され、当該ターゲット識別子を送信する装置と、送信されたターゲット識別子を受信する検出装置と、複数検出装置が検出したターゲット識別子を収集して蓄積するALE Originatorと、当該ALE Originatorから情報を受信し、ターゲットの状況の情報であるコンテキストを抽出するALE Subscriberと、ALE Originatorから通知されるターゲット識別子のリストから指定されたターゲット識別子を含む通知情報を抽出し、ターゲット識別子を指定したALE Subscriberに回送するルーチング機能を有するALE Concentratorを含むシステムで使用され、
    ターゲットの識別子を検出し、指定された情報に基づき識別子のリストを編集し、指定された宛先に通知するALE Originatorであって、
    ALE Concentratorに接続要求を送信するConcentrator接続機能と、
    ターゲットの識別子及び/又は定められた範囲の他のターゲットの識別子と、ターゲットを検知した装置の情報を関係付ける情報を設定するためのアプリケーションインタフェースであるALE APIと、
    ターゲットの識別子及び/又は定められた範囲の他のターゲットの識別子と、ターゲットを検知した装置の情報を関係付けたアプリケーションレベルイベント(ALE)を生成するALE生成機能と、
    ALE生成機能で生成されたALEを、ALE Subscriber又は、ALE Concentratorに送信するALE送信機能から構成されるALE Originator。
  10. サービス提供対象のターゲットを識別するターゲット識別子が付与され、当該ターゲット識別子を送信する装置と、送信されたターゲット識別子を受信する検出装置と、複数検出装置が検出したターゲット識別子を収集して蓄積するALE Originatorと、当該ALE Originatorから情報を受信し、ターゲットの状況の情報であるコンテキストを抽出するALE Subscriberと、ALE Originatorから通知されるターゲット識別子のリストから指定されたターゲット識別子を含む通知情報を抽出し、ターゲット識別子を指定したALE Subscriberに回送するルーチング機能を有するALE Concentratorを含むシステムで使用され、
    ALE Subscriberが所望するターゲットの識別子を管理し、ALE Originatorが収集したターゲットの識別子のリストをALE Originatorから定まった形式で初期イベントとして受信し、ALE Subscriberが所望するターゲットオブジェクトの識別子が含まれた初期イベントを受信すると、前記初期イベントをALE Subscriberに回送するALE Concentratorは、
    ALE Originatorからの接続要求に対して、ALE OriginatorがALE ConcentratorにALEを通知するための仕様設定をALEOriginatorに設定するためのアプリケーションインタフェースであるALE APIと、
    ALE Originator又はALE Subscriberからの接続要求を受け付けるコネクション管理機能と、
    ALE Originatorからの初期イベントを受け付けるイベント受信部と、
    ALE Subscriberが所望したターゲットのIDが含まれている場合、通知先のALE Subscriberを特定するALEルーチング機能と、
    特定されたALE SubscriberにALEを送信するイベント通知部で構成されるConcentrator。

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