JP2006099722A - 広告情報配信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客に対して最適な広告情報を決定し、効率的に配信できる広告情報配信システムの提供
【解決手段】行動履歴情報記憶手段m1は、通信端末の所有者の過去の行動を示す行動履歴情報を、広告情報記憶手段m3は、広告情報を記憶する。位置情報取得手段m11は、位置情報を、固有情報取得手段m13は、固有情報を取得する。広告提供対象決定手段m15は、固有情報に対応する所有者に関する行動履歴情報及び位置情報に基づき、広告提供対象を決定する。配信広告情報決定手段m17は、行動履歴情報及び取得した固有情報に基づき、配信広告情報を決定する。広告配信時期決定手段m19は、配信広告情報を表示する配信時期を決定する。表示手段m21は、配信広告情報を表示する。これにより、顧客の過去の行動履歴と現在の位置とを考慮した上で、顧客に対して最適な広告情報を当該顧客に表示することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、顧客に対して広告情報を効果的に提供する広告情報配信システムであって、特に、顧客の過去の行動履歴に基づいて最適な広告情報を決定し、提供するものに関する。
従来の広告情報配信システムの動作を図21に示すフローチャートを用いて説明する。従来の広告情報配信システムは、GPS通信機機能を有する携帯電話端末102及び携帯電話事業者サーバ101により構成されている。
携帯電話事業者サーバ101は、携帯電話事業者の指示により、移動体通信網3がカバーする領域の地図情報を予めデータベース(以後、DB6)に登録する。また、携帯電話事業者の指示により、移動体通信網103がカバーする領域を複数に区切った複数の特定のエリアを決めDB106に予め登録する(S1801)。携帯電話事業者サーバ101は、広告配信サービスを受けるための各種情報を含む配信申し込み情報を受け予めDB106に登録する(S1802)。携帯電話事業者サーバ101は、ステップS1802で登録した携帯電話端末102のユーザIDの示す携帯電話端末102に対し移動体通信網3を介して位置測定要求を出力する(S1803)。
携帯電話端末102は、携帯電話事業者サーバ101より位置測定要求を受けGPS通信機機能により複数のGPS衛星から受信した情報に基づいて位置の検出を開始し、この検出した位置情報を携帯電話事業者サーバ101に移動体通信網103を介して送り続ける(S1804)。
携帯電話事業者サーバ101は、携帯電話端末102より位置情報を受け、受ける毎にこの位置情報を使用して予めDB106に登録した複数の特定のエリアに携帯電話端末102が存在するか否かを調べる(S1805)。
携帯電話事業者サーバ101は、ステップS102でDB106に登録したこの携帯電話端末102の配信申し込み情報より配信希望か配信不要かを調べる(S1806)。
携帯電話事業者サーバ101は、ステップS1806において調べた結果が配信希望を示すであると判断すると、ステップS1801でDB106に登録した広告情報内に、携帯電話端末102が存在する特定エリア内の店舗でステップS1802でDB106に登録したこの携帯電話端末102の配信申し込み情報内の広告のカテゴリと一致する広告のカテゴリがあるか否かを調べる(S1807)。
携帯電話事業者サーバ101は、ステップS1807において調べた結果が一致する広告のカテゴリがあると判断すると、調べた広告のカテゴリの配信時間をステップS1801でDB106に登録した広告情報より抽出し、この配信時間に現在の時間が入っているか否かを調べる(S1808)。
携帯電話事業者サーバ101は、ステップS1808において調べた結果が現在の時間が入っていると判断すると、調べた広告のカテゴリの広告内容をDB106より取り出し移動体通信網103を介して携帯電話端末2に配信する(ステップS1809)。
携帯電話端末102は、移動体通信網103を介してこの配信された広告内容を受けて表示する(S1810)。
特開2004−15760
従来の広告情報配信システムには、次のような問題点がある。従来の広告情報配信システムでは、予め決められたエリアに決められた時間に顧客が存在する場合に、メールにより広告を配信している(ステップS1802、S1808参照)。このため、広告すべき店舗の近くに顧客がいても、所定の時間にならないと当該店舗の広告が配信されない。つまり、顧客を店舗に勧誘・誘導するための効果的なタイミングで広告を配信することができない、という問題点がある。
また、従来の広告情報配信システムでは、予め登録されたカテゴリに属する広告を配信している(ステップS1802、S1807参照)。このため、現在の顧客が考慮された広告が配信されない。つまり、顧客を店舗に勧誘・誘導するための効果的な広告を配信することができない、という問題点がある。
さらに、従来の広告情報配信システムでは、一方的に顧客が有する携帯端末にメールが配信される(ステップS1810参照)ので、メールの受信料等の通信料金が顧客側に発生してしまう、という問題点がある。
そこで、本発明は、顧客に対して最適な広告情報を決定し、効率的に配信することができる広告情報配信システムの提供を目的とする。
本発明に関する課題を解決するための手段および発明の効果を以下に示す。
本発明では、通信端末は、当該通信端末自身若しくは当該通信端末の所有者を一意に決定する固有情報を提供し、当該通信端末自身若しくは当該通信端末の所有者の位置を示す位置情報を提供し、広告情報配信装置は、前記通信端末の所有者の過去の行動を示す行動履歴情報を記憶する行動履歴情報記憶手段及び広告情報を記憶する広告情報記録手段を有し、前記位置情報を取得し、前記固有情報を取得し、前記固有情報に対応する所有者に関する行動履歴情報及び前記位置情報に基づき、前記広告情報を提供する対象である広告提供対象を決定し、前記行動履歴情報及び取得した前記固有情報に基づき、当該固有情報に対応する前記所有者に対して配信する広告情報である配信広告情報を決定し、前記配信広告情報を表示する。
これにより、顧客の過去の行動履歴と現在の位置とを考慮した上で、顧客に対して最適な広告情報を当該顧客に表示することができる。
本発明では、通信端末の所有者の過去の行動を示す行動履歴情報を記憶する行動履歴情報記憶手段及び広告情報を記憶する広告情報記録手段を有し、前記通信端末自身若しくは当該通信端末の所有者を一意に決定する固有情報を取得し、前記通信端末自身若しくは当該通信端末の所有者の位置を示す位置情報を取得し、前記固有情報に対応する所有者に関する行動履歴情報及び前記位置情報に基づき、前記広告情報を提供する対象である広告提供対象を決定し、前記行動履歴情報及び取得した前記固有情報に基づき、当該固有情報に対応する前記所有者に対して配信する広告情報である配信広告情報を決定し、前記配信広告情報を表示する。
これにより、顧客の過去の行動履歴と現在の位置とを考慮した上で、顧客に対して最適な広告情報を当該顧客に表示することができる。
本発明では、広告配信装置は、前記行動履歴情報に基づき、過去にグループとして行動を共にした顧客については同一のグループに属すると判断し、前記位置情報に基づき、一のグループに対して一の広告提供対象を決定する。
これにより、顧客がグループで行動している場合でも、グループの過去の行動履歴と現在の位置とを考慮した上で、グループに対して最適な広告情報を当該グループに属する顧客に表示することができる。
本発明では、今回に取得した位置情報及び前回に取得した位置情報に基づき、前記固有情報に対応する所有者の移動速度を算出し、算出した移動速度が所定の値より大きければ、前記固有情報に対応する所有者は広告提供対象としない。
これにより、バイクに乗っている等所定の速度以上で移動しており、表示する広告情報を見る可能性が少ない顧客に対しては、広告情報を表示しないようにすることができる。
本発明では、今回に取得した位置情報及び前回に取得した位置情報に基づき、前記固有情報に対応する所有者の移動方向を算出し、算出した移動方向が前記表示手段に向かう方向でなければ、前記固有情報に対応する所有者は広告提供対象としない。
これにより、広告を表示している方向でない方向へ移動しており、表示する広告情報を見る可能性が少ない顧客に対しては、広告情報を表示しないようにすることができる。
本発明では、今回に取得した位置情報及び前回に取得した位置情報に基づき、前記固有情報に対応する所有者と前記表示手段との距離を算出し、算出した距離が最小となる前記固有情報に対応する所有者を広告提供対象として決定する。
これにより、最も近くに存在する顧客に対して広告情報を表示することができるので、効率的な広告情報の表示が可能となる。
本発明では、前記決定した広告提供対象に対して前記決定した配信広告情報を表示する時期である配信時期を決定する。
これにより、顧客が広告情報を見る確率が高いタイミングで、広告情報を表示することができるので、訴求力の高い広告情報の表示が可能となる。
本発明では、前記決定した広告提供対象が前記表示手段を視認することができる位置に存在する時を配信時期と決定する。
本発明では、前記広告情報配信装置の表示手段は、町中に配置される広告表示装置である。
これにより、顧客は表示される広告情報を確認するための特別な装置を必要としないので、顧客に対して容易に広告情報を表示することができる。
本発明では、前記位置情報は、GPSシステムを用いて取得する。これにより、簡単に位置情報を取得することができる。
ここで、請求項に記載されている要素と実施例における要素との対応関係を示す。広告情報配信システムは広告情報配信システム1に、広告情報配信装置は広告情報配信サーバ21及び広告表示装置23に、通信端末は携帯端末27に、それぞれ対応する。
固有情報提供段はCPU271、メモリ272及びGPS回路274に、位置情報提供手段はCPU271及びGPS回路274に、それぞれ該当する。
行動履歴情報記憶手段はハードディスク213に、広告情報記憶手段はハードディスク213に、位置情報取得手段は広告表示装置23のCPU231、GPS回路234及び広告情報配信サーバ21のCPU211、通信回路218に、固有情報取得手段は広告表示装置23のCPU231、GPS回路234及び広告情報配信サーバ21のCPU211、通信回路218に、広告提供対象決定手段は広告情報配信サーバ21のCPU211及びメモリ212に、配信広告情報決定手段は広告情報配信サーバ21のCPU211及びメモリ212に、表示手段は広告表示装置23のCPU231、メモリ232及びディスク233に、広告配信時期決定手段は広告表示装置23のCPU231、メモリ212、GPS回路274及び赤外線カメラ236に、それぞれ該当する。
位置情報取得手段は、ステップS11〜S17、ステップS21〜S27、ステップS31〜S39、ステップS41〜49、ステップS51〜S69の処理を行う。固有情報取得手段は、ステップS1〜S9の処理を行う。
広告提供対象決定手段はステップS5、S1401〜S1447の処理を、配信広告情報決定手段はステップS7、S1501〜S1511の処理を、広告配信時期決定手段はステップS21、S1601〜S1623の処理を、それぞれ実行する
固有情報は顧客IDに、位置情報はGPSシステム3を介して取得する携帯端末27の位置情報に、それぞれ対応する。
行動履歴情報は来店履歴DBに記述される来店履歴情報に、広告情報は広告情報DBに記述される広告情報に、配信広告情報はステップS1511で決定した広告情報に、それぞれ対応する。
「町中に配置される広告表示装置」とは、携帯電話等の個人が身につけており、ディスプレイに表示される情報を視認するための手間が必要とされない広告表示装置をいい、看板等に配置される広告用LEDディスプレイ、大型ビジョン等をいう。
本発明における広告情報配信システムの実施例を以下において説明する。
1.概要
本発明に係る広告情報配信システムの概要を図1に示す機能ブロック図を用いて説明する。
広告情報配信システムM1は、広告情報配信装置M21及び通信端末M27を有している。
通信端末M27は、固有情報提供段m71及び位置情報提供手段m73を有している。
広告情報配信装置M21は、行動履歴情報記憶手段m1、広告情報記憶手段m3、位置情報取得手段m11、固有情報取得手段m13、広告提供対象決定手段m15、配信広告情報決定手段m17、広告配信時期決定手段m19及び表示手段m21を有している。
位置情報提供手段m71は、当該通信端末自身若しくは当該通信端末の所有者の位置を示す位置情報を提供する。固有情報提供段m73は、当該通信端末自身若しくは当該通信端末の所有者を一意に決定する固有情報を提供する。
行動履歴情報記憶手段m1は、前記通信端末の所有者の過去の行動を示す行動履歴情報を記憶する。広告情報記憶手段m3は、広告情報を記憶する。
位置情報取得手段m11は、前記位置情報を取得する。固有情報取得手段m13は、前記固有情報を取得する。
広告提供対象決定手段m15は、前記固有情報に対応する所有者に関する行動履歴情報及び前記位置情報に基づき、前記広告情報を提供する対象である広告提供対象を決定する。また、広告提供対象決定手段m15は、前記行動履歴情報に基づき、過去にグループとして行動を共にした顧客については同一のグループに属すると判断し、前記位置情報に基づき、一のグループに対して一の広告提供対象を決定する。さらに、広告提供対象決定手段m15は、今回に取得した位置情報及び前回に取得した位置情報に基づき、前記固有情報に対応する所有者の移動速度を算出し、算出した移動速度が所定の値より大きければ、前記固有情報に対応する所有者は広告提供対象としない。さらに、広告提供対象決定手段m15は、今回に取得した位置情報及び前回に取得した位置情報に基づき、前記固有情報に対応する所有者の移動方向を算出し、算出した移動方向が前記表示手段に向かう方向でなければ、前記固有情報に対応する所有者は広告提供対象としない。さらに、広告提供対象決定手段m15は、今回に取得した位置情報及び前回に取得した位置情報に基づき、前記固有情報に対応する所有者と前記表示手段との距離を算出し、算出した距離が最小となる前記固有情報に対応する所有者を広告提供対象として決定する。
配信広告情報決定手段m17は、前記行動履歴情報及び取得した前記固有情報に基づき、当該固有情報に対応する前記所有者に対して配信する広告情報である配信広告情報を決定する。
広告配信時期決定手段m19は、前記決定した広告提供対象に対して前記決定した配信広告情報を表示する時期である配信時期を決定する。広告配信時期決定手段m19は、前記決定した広告提供対象が前記表示手段を視認することができる位置に存在する時を配信時期と決定する。
表示手段m21は、前記配信広告情報を表示する。表示手段m21は、町中に配置される広告表示装置である。
なお、前記位置情報は、GPSシステムを用いて取得する。
これにより、顧客の過去の行動履歴と現在の位置とを考慮した上で、顧客に対して最適な広告情報を当該顧客に表示することができる。
2. ハードウェア構成
2.1. 広告情報配信システム1のハードウェア構成
広告情報配信システム1のハードウェア構成について図2を用いて説明する。広告情報配信システム1は広告情報配信サーバ21、広告表示装置23、携帯端末27で構成されている。広告情報配信サーバ21は、固有情報に対応する所有者に関する行動履歴情報及び位置情報に基づき、広告情報を提供する対象である広告提供対象を決定する。また、行動履歴情報及び固有情報に基づき、当該固有情報に対応する所有者に対して配信する広告情報である配信広告情報を決定する。広告表示装置23は、広告提供対象に対して配信広告情報を表示する時期である配信時期を決定する。また、配信広告情報を表示する。
携帯端末27は、当該通信端末自身若しくは当該通信端末の所有者を一意に決定する固有情報を提供する。また、当該通信端末自身若しくは当該通信端末の所有者の位置を示す位置情報を提供する。
なお、広告情報配信システム1では、GPSシステム3を用いることによって、携帯端末27に関する位置情報の利用が可能となっている。また、広告情報配信システム1の広告情報配信サーバ21は、POSシステム5を用いることによって、行動履歴情報を取得する。
2.2. 広告情報配信サーバ21のハードウェア構成
広告配信サーバ21のハードウェア構成を図3に基づいて説明する。広告配信サーバ21は、CPU211、メモリ212、ハードディスク213及び通信回路218を備えている。
CPU211は、ハードディスク213に記録されているオペレーティング・システム(OS)、広告情報配信プログラム等その他のアプリケーションに基づいた処理を行う。メモリ212は、CPU211に対して作業領域を提供する。ハードディスク213は、オペレーティング・システム(OS)、広告情報配信プログラム等その他のアプリケーション及び各種データを記録保持する。なお、ハードディスク213に記録されているデータについては後述する。
通信ボード218は、ネットワークに接続する通信回路を有しており、外部の通信機器とデータの送受信を行う。
なお、広告情報配信サーバ21には、キーボード214、マウス215、ディスプレイ216及びCD−ROMドライブ217が接続されている。キーボード214、マウス215は、外部からの命令を受け付ける。ディスプレイ216は、ユーザーインターフェイス等の画像を表示する。CD−ROMドライブ217は、広告情報配信プログラムが記録されているCD−ROM210から広告情報配信プログラム及び他のCD−ROMからその他のアプリケーションのプログラムを読み取る等、CD−ROMからのデータの読み取りを行う。
2.3. 広告表示装置23のハードウェア構成
広告表示装置23のハードウェア構成を図4に基づいて説明する。広告表示装置23は、CPU231、メモリ232、ディスプレイ233、GPS回路134、通信回路235及び赤外線回路236を備えている。
CPU231は、メモリ232に記録されているオペレーティング・システム(OS)、広告表示プログラム等その他のアプリケーションに基づいた処理を行う。メモリ232は、CPU231に対して作業領域を提供する。また、メモリ232は、オペレーティング・システム(OS)、表示プログラム等その他のアプリケーション及び各種データを記録保持する。
ディスプレイ233は、広告情報を表示する。GPS回路234は、GPSシステム3を介して携帯端末27の位置情報を獲得する。通信回路235は、ネットワークに接続する通信回路を有しており、外部の通信機器とデータの送受信を行う。赤外線カメラ236は、ディスプレイ233の近傍(顧客がディスプレイ233を視認できうると想定される空間)に存在する人間の状況を監視する赤外線モニタリングを実行する。
2.4. 携帯端末27のハードウェア構成
携帯端末27のハードウェア構成を図5に基づいて説明する。携帯端末27は、CPU271、メモリ272、ディスプレイ273、GPS回路274、及び通信回路275を備えている。
CPU271は、メモリ272に記録されている携帯端末プログラム等その他のアプリケーションに基づいた処理を行う。メモリ272は、携帯端末用オペレーティング・システム(OS)、携帯端末プログラム等その他のアプリケーション及び各種データを記録保持する。
ディスプレイ273は、ユーザーインターフェイス等の情報を表示する。GPS回路274は、GPSシステム3を介して携帯端末27の位置情報を提供する。通信回路275は、他の携帯端末等とデータの送受信を行う。
3. データ
広告情報配信サーバ21のハードディスク213は、顧客基本情報DB(以下、顧客基本情報DB)、顧客来店履歴データベース(以下、顧客来店履歴DB)、グループ顧客データベース(以下、グループ顧客DB)、商品情報データベース(以下、商品DB)及び広告情報データベース(以下、広告情報DB)を記録保持している。
3.1. 顧客基本情報DB
広告情報配信サーバ21のハードディスク213に記録保持されている顧客基本情報DBには、顧客毎に与えられる顧客IDと各顧客の属性とが関連付けて登録されている。顧客基本情報DBの一例を図6に示す。
顧客基本情報DBは、[顧客ID]列、[氏名]列、[性別]列、及び[平均利用時間帯]列を有している。
[顧客ID]列には、一人の顧客毎に一意に割り振られる顧客IDが記述される。[氏名]列には、[顧客ID]列に記述された顧客IDを有する顧客の氏名が記述される。[性別]列には、[顧客ID]列に記述された顧客IDを有する顧客の性別が記述される。[平均利用時間帯]列には、[顧客ID]列に記述された顧客IDを有する顧客が店を利用する平均的な時間帯が記述される。なお、時間帯は記号によって識別し、「A」は12時まで、「B」は12時から14時、「C」は14時から17時、「D」は17時から19時、「E」は19時から21時、「F」は21時から23時としている。これらの時間帯は、顧客来店履歴情報から当該顧客に関する過去の[入店時間]列及び[退店時間]列の値に基づいて算出する。
3.2. 顧客来店履歴DB
広告情報配信サーバ21のハードディスク213に記録保持されている顧客来店履歴DBには、顧客の過去の当該店の利用履歴が登録されている。顧客来店履歴DBの一例を図7に示す。なお、図7に示す顧客来店履歴DBにおいては、説明に必要なデータ値のみを記述し、他のデータ値については記述を省略している。以降に示す各データベース等の図面においても同様である。
顧客来店履歴DBは、[顧客ID]列、[日付]列、[入店時間]列、[退店時間]列、[商品カテゴリID]列、[商品ID]列、及び[数量]列を有している。
[顧客ID]列には、一人の顧客毎に一意に割り振られる顧客IDが記述される。[日付]列には、[顧客ID]列に記述された顧客IDを有する顧客が来店した日付が記述される。
[入店時間]列には、[顧客ID]列に記述された顧客IDを有する顧客が来店した時間が記述される。[退店時間]列には、[顧客ID]列に記述された顧客IDを有する顧客が退店した時間が記述される。
[商品カテゴリID]列には、[顧客ID]列に記述された顧客IDを有する顧客が店で注文した商品が属するカテゴリに付与されるIDが記述される。[商品ID]列には、[顧客ID]列に記述された顧客IDを有する顧客が店で注文した商品に付与されるIDが記述される。[数量]列には、[顧客ID]列に記述された顧客IDを有する顧客が店で注文した商品の数量が記述される。
3.3. グループ顧客DB
広告情報配信サーバ21のハードディスク213に記録保持されているグループ顧客DBには、店を利用した顧客と当該顧客と一緒に来店した顧客とが関連付けて登録されている。グループ顧客DBの一例を図8に示す。
グループ顧客DBは、[顧客ID]列及び[グループ顧客ID]列を有している。[顧客ID]列には、一人の顧客毎に一意に割り振られる顧客IDが記述される。[グループ顧客ID]列には、[顧客ID]列に記述された顧客IDを有する顧客と一緒に来店した顧客の顧客IDが記述される。
3.4. 商品情報DB
広告情報配信サーバ21のハードディスク213に記録保持されている商品情報DBには、WWWサーバ23が取得したURLとそのURLに対応するホームページのネットワーク上における現在の状態とが関連付けて登録されている。商品情報DBの一例を図9に示す。
商品情報DBは、[商品ID]列、[商品グループカテゴリID]列、及び[商品カテゴリID]列を有している。[商品ID]列には、各商品毎に一意に割り振られる商品IDが記述される。[商品グループカテゴリID]列には、[商品ID]列に記述された商品IDを有する商品が対象とする顧客の属性が記述される。[商品カテゴリID]列には、[商品ID]列に記述された商品IDを有する商品が属するカテゴリが記述される。
3.5. 広告情報DB
広告情報配信サーバ21のハードディスク213に記録保持されている広告情報DBには、各店が広告を配信したい商品に関する情報と広告を配信したい日付とが関連付けて登録されている。広告情報DBの一例を図10に示す。
広告情報DBは、[日付]列、[商品グループカテゴリID]列、[商品カテゴリID]列、及び[商品ID]列を有している。[日付]列には、各店が広告を配信する日付が記述される。[商品グループカテゴリID]列には、[商品ID]列に記述される商品が個人向けか大人数向けか等の種別が記述される。[商品カテゴリID]列には、[商品ID]列に記述される商品が食べ物であるか飲み物であるか等の商品カテゴリが記述される。[商品ID]列には、各商品に一意に割り振られるIDが記述される。
3.6. 広告配信対象顧客情報テーブル
広告表示装置23のメモリ232に記録される広告配信対象顧客情報テーブルには、WWWサーバ23が取得したURLとそのURLに対応するホームページのネットワーク上における現在の状態とが関連付けて登録されている。広告配信対象顧客情報テーブルの一例を図11に示す。
広告配信対象顧客情報テーブルは、[顧客ID]列、[グループID]列、[ポーリングフラグ]列、[距離]列、及び[グループ最短距離]列を有している。[顧客ID]列には、一人の顧客毎に一意に割り振られる顧客IDが記述される。[グループID]列には、[顧客ID]列に記述された顧客IDを有する顧客が属するグループIDが記述される。[ポーリングフラグ]列には、[顧客ID]列に記述された顧客IDを有する顧客が、GPSシステム3のポーリングによって、広告表示装置23の監視エリア範囲内にいるかどうかを示すフラグが記述される。[距離]列には、[顧客ID]列に記述された顧客IDを有する顧客と広告表示装置23との距離が記述される。[グループ最短距離]列には、同じグループIDを有する顧客の中で、[距離]列の値が最も小さいものが記述される。
4. 顧客基本情報DB、顧客来店履歴情報DB、グループ顧客DBへの登録処理
POSシステム5を介した広告情報配信サーバ21のハードディスク213の顧客基本情報DB、顧客来店履歴情報DB及びグループ顧客DBへの登録処理について、図12に示すフローチャートを用いて説明する。広告情報配信サーバ21のCPU211は、POSシステム5から、その日の広告情報(例えば、店舗の特売品等)を、無線若しくはLAN等を通じて獲得したと判断すると(S701)、獲得した広告情報を広告情報DBに登録する(S702)。
顧客の来店があり、来店した顧客が今回初めて来店した客であるか、過去に来店したことがある客であるかを示す来店情報及び顧客の氏名等の顧客の氏名、性別等の顧客基本情報がPOSシステム5に入力されると、POSシステム5は入力された来店情報及び顧客基本情報を広告情報配信サーバ21へ送信する。
広告情報配信サーバ21のCPU211は、来店情報及び顧客基本情報を取得したと判断すると(S703)、来店情報に基づいて、来店した顧客が今回初めて来店した客であるか、過去に来店したことがある客であるかを判断する(S704)。
CPU211は、来店した顧客が今回初めて来店した客であると判断すると、ステップS703で取得した顧客基本情報に顧客IDを割り振って、顧客基本情報DBへ登録する(S705)。
そして、CPU211は、来店した時間を示す入店時間情報を取得したと判断すると(S706)、取得した入店時間情報に基づいて、来店した日付を顧客IDに対応する来店履歴情報DB(図 参照)の[日付]列に、入店時間を対応する[入店時間]列に記述する(S707)。
なお、CPU211は、ステップS704において、過去に来店したことがある客であると判断すると、ステップS706、S707の処理を実行する。
また、POSシステム5は、顧客からの注文がある毎に、注文された内容に基づいて店員から入力される、商品ID及び数量を示す注文情報を広告情報配信サーバ21へ送信する。
広告情報配信サーバ21のCPU211は、注文情報を獲得したと判断すると(S708)、注文された商品の商品IDを顧客来店履歴情報DBの[商品ID]列に、数量を[数量]列に、それぞれ記述する(S709)。CPU211は、注文が終了するまで、ステップS709の処理を実行する(S710)。
CPU211は、退店時間情報を獲得したと判断すると(S711)、顧客IDに対応する[退店時間]列に退店時間を記述する(S712)。また、CPU211は、当該顧客IDに対応する[来店時間]列の値、[退店時間]列の値、及び[平均利用時間帯]列の値に基づき、[平均利用時間帯]の値を算出し、[平均利用時間帯]列の値を更新する(S713)。
さらに、POSシステム5は、顧客が複数で来店していれば、グループに含まれる顧客の顧客IDであるグループ顧客情報を広告情報配信サーバ21へ送信する。
広告情報配信サーバ21のCPU211は、グループ顧客情報を獲得したと判断すると(S714)、対応する顧客の顧客IDと関連づけてグループ顧客DBの[グループ顧客ID]列にグループに含まれる顧客の顧客IDを記述する(S715)。
5. 広告情報配信サーバ21及び広告表示装置23の動作
5.1. 概要
広告情報配信サーバ21及び広告表示装置23の動作の概要を図13を用いて説明する。広告表示装置23のCPU231は、GPS回路234を介して携帯端末27の位置情報を取得すると(S11)、広告情報配信サーバ21へ位置情報を送信する(S13)。また、CPU231は、携帯端末27若しくは携帯端末27の所有者の固有情報を取得すると(S15)、広告情報配信サーバ21へ固有情報を送信する(S15)。
広告情報配信サーバ21のCPU211は、位置情報を取得し(S1)、固有情報を取得する(S3)。そして、CPU211は、固有情報に対応する所有者に関する行動履歴情報及び位置情報に基づき、広告情報を提供する対象である広告提供対象を決定する(S5)。さらにCPU211は、行動履歴情報及び取得した固有情報に基づき、当該固有情報に対応する所有者に対して配信する広告情報である配信広告情報を決定する(S7)。そして、CPU211は、決定した配信広告情報を広告表示装置23へ送信する(S9)。
広告表示装置23のCPU231は、配信広告情報を取得すると(S19)、決定した広告提供対象に対して配信広告情報を表示する時期である配信時期を決定する(S21)。そして、CPU231は、配信広告情報を表示する(S23)。
以下において、広告提供対象決定処理(S5)、配信広告情報決定処理(S7)及び配信時期決定処理(S21)について詳述する。
5.1.1 広告表示装置23の広告配信対象決定処理
広告表示装置23が行う広告配信対象決定処理について、図14〜図16を用いて説明する。
図14において、広告表示装置23のCPU231は、広告表示装置23の監視工リア内に該当する顧客の存在確認を行うために、GPSシステム3を用いた一定間隔毎のポーリングを開始する(S1401)。
ここで、広告表示装置23の監視工リアとは、広告表示装置23が具備するディスプレイ233(図4参照)を視認できると想定される距離に顧客が差し掛かるまでに、GPSシステム3を介して取得する携帯端末27(顧客)の位置情報に基づき、顧客の移動速度や移動方向を広告表示装置23において算出することができるエリアをいう。この監視工リアは、広告表示装置23の設置場所を中心とした近傍に形成される。なお、広告表示装置23の監視エリアは、予め広告表示装置23に設定されている。
また、GPSシステム3を用いたポーリングとは、広告表示装置23のGPS回路からの要求に基づき、携帯端末27の位置情報を当該携帯端末27のGPS回路を介して取得することをいう。
CPU231は、ステップS1(図13参照)で取得した携帯端末27の位置が監視エリア内であるか否かを判断する(S1403)。CPU231は、携帯端末27の位置が監視エリア内であると判断すると、ステップS1(図13参照)において取得した位置情報から顧客IDを抽出し(S1405)、広告配信対象顧客情報テーブル(図11参照)の[顧客ID]列に記述する(S1407)。
そして、CPU231は、前回の位置情報と今回取得した位置情報とに基づき、携帯端末27を有する顧客の移動速度を算出する(S1409)。CPU231は、算出した移動速度が所定の値より大きいと判断すると(S1411)、本顧客は監視対象から除外すべく、[ポーリングフラグ]列の値を「OFF」に設定する(S1413)。このように、算出した移動速度が所定の速度より大きい場合には、顧客がバイクに乗って移動していること等が考えられ、顧客が広告表示装置23のディスプレイ233に表示される広告を見る可能性が少ないからである。
CPU231は、ステップS1411において算出した移動速度が所定の値より小さいと判断すると、前回の位置情報と今回取得した位置情報とに基づき、携帯端末27を有する顧客の移動方向を算出する(S1415)。CPU231は、算出した移動方向が、広告表示装置23から遠ざかる方向であると判断すると(S1417)、本顧客は監視対象からはずすべく、[ポーリングフラグ]列の値を「OFF」に設定する(S1413)。このように、算出した移動方向が広告表示装置23から遠ざかる方向である場合には、顧客が広告表示装置23のディスプレイ233に表示される広告を見る可能性が少ないからである。
一方、CPU231は、ステップS1417において、算出した移動方向が広告表示装置23から遠ざかる方向でない、つまり広告表示装置23に近づく方向であると判断すると、本顧客は監視対象からはずすべく、[ポーリングフラグ]列の値を「ON」に設定する(S1419)。
CPU231は、取得したすべての携帯端末27の位置情報に対してステップS1403〜S1421の処理を実行する(S1421)。
CPU231は、取得したすべての携帯端末27に対応する[ポーリングフラグ]列の値が「OFF」であると判断すると(S1423)、特定の顧客向けではない一般向け広告情報をディスプレイ233に表示する(S1425)。
一方、CPU231は、ステップS1423において、[ポーリングフラグ]列の値に「ON」のものがあると判断すると、図15に示すように、CPU231は、広告配信対象顧客情報テーブルにおいて[ポーリングフラグ]列の値が「ON」である顧客IDに基づいて、広告情報配信サーバ21が有するグループ顧客DB(図8参照)から、当該顧客IDに対応する[グループ顧客ID]列の値を取得する(S1427)。CPU231は、取得した[グループ顧客ID]列の値が、広告配信対象顧客情報テーブルの[顧客ID]列に記述されている場合には(S1429)、それら全ての顧客IDに対応する広告配信対象顧客情報テーブルの[グループID]列に同じグループIDを記述する(S1431)。つまり、広告配信対象顧客情報テーブルの[顧客ID]列に登録された顧客IDを有する顧客が過去にグループで来店していた場合には、該当する顧客全てを一つのグループとして認識する。
さらに、CPU231は、ステップS1403で取得した位置情報に基づき、広告配信対象顧客情報テーブルの[顧客ID]列に記述された顧客IDを有する顧客の全てについて、広告表示装置23との距離を算出する(S1433)。
そして、CPU231は、広告配信対象決定テーブルの[グループID]列の値が同じものを抽出する(S1435)。CPU231は、抽出した顧客IDに対応する[距離]列から最小の値を抽出し(S1437)、抽出した[距離]列の最小の値をグループの最短距離として、同じグループIDを有する顧客IDに対応する[距離]列の値を最小の値に更新する(S1439)。
CPU231は、全ての登録されている[顧客ID]列の値に対してステップS1435〜S1439の処理を実行する(S1441)。
図16に移って、CPU231は、全ての[距離]列の値の中で最小のものを抽出する(S1443)。CPU231は、抽出した[距離]列の値に対応する[顧客ID]列及び[グループID]列の値を抽出し(1445)、抽出した[顧客ID]列若しくは[グループID]列の値を有する顧客若しくはグループを広告配信対象として決定する。
CPU231は、決定した広告配信対象に配信する広告情報の提供を要求する広告要求情報を、広告配信対象の顧客ID、グループID及び同じグループIDを有する顧客の顧客IDと関連付けて、広告表示装置23へ送信する(S1447)。
5.1.2 配信広告情報決定処理
本実施形態における広告配信サーバ21は、配信広告テンプレートを用いて広告情報決定処理を行う。また、配信広告テンプレートは、配信広告テンプレートの雛形を用いて生成する。
ここで、配信広告テンプレートの雛形について説明する。配信広告テンプレートの雛形は、広告情報配信サーバ21のハードディスク213に記録保持される。配信広告テンプレートの雛形の一例を図22A、Bに示す。図22A、Bに示すように、各雛形は、メッセージ記入領域A1、A6、複数の広告記入領域A2〜4、A7〜9を有している。
メッセージ記入領域A1、A6は、配信広告テンプレートに設定する顧客に対するメッセージを記入する領域である。例えば、「鍋がおしい季節になりました!」「幹事さん、今晩のお店はおきまりですか?今日限り10名様以上のグループは10%割引!」等のメッセージを記述する。広告記入領域A2〜4、A7〜9は、配信広告テンプレートに設定する顧客に対して提供する広告の内容を記入する領域である。なお、各広告記入領域にどのような内容を記入するかは、広告を配信しようとする店舗において設定できるようになっている。
このように複数の雛形を用意することによって、広告を配信しようとする店舗が広告を配信しようとする対象毎に適切な配信広告テンプレートを生成することを可能としている。例えば、図22A の雛形を一般顧客向けに使用し、Bを来店頻度の高い顧客向けに使用することによって、各顧客に対して適切な配信広告テンプレートを生成することが可能となる。なお、広告配信テンプレートは、例示のものに限定されるものではない。
次に、図23を用いて、広告配信サーバ21における雛形を利用した配信広告テンプレートの生成処理を説明する。配信広告テンプレートとは、配信する広告について、おおまかな表示項目のみ設定したものである。
広告配信サーバ21のCPU211は、配信広告テンプレートの生成を要求する旨のテンプレート生成要求情報を獲得したと判断すると(S2301)、配信広告テンプレート生成画面を送信する(S2303)。
ここで、配信広告テンプレート生成画面について図24を用いて説明する。配信広告テンプレート生成画面とは、各店舗側が簡易かつ柔軟に配信広告テンプレートを生成できるように設定できるようにするためのツールである。
配信広告テンプレートは、雛形選択領域A11、雛形表示領域A13、及び広告編集領域A15を有している。雛形選択領域A11は、広告配信サーバ21のハードディスク213に記憶保持されている配信広告テンプレートの雛形(図22参照)の種類を選択する領域である。雛形表示領域A13は、雛形選択領域A11で選択された雛形の外観図を表示する領域である。
広告編集領域A15は、新規広告記入領域追加ボタンB1、新規メッセージ追加ボタンB3、新規メッセージ記述領域A151、広告記入領域選択領域A153、商品グループカテゴリ選択領域A155、商品カテゴリ選択領域A157、表示個数選択領域A159、顧客情報利用設定領域A21、及び編集結果反映ボタンB5を有している。新規広告記入領域追加ボタンB1は、雛形表示領域A13に表示されている広告記入領域以外に新たに広告記入領域を追加設定するときに選択するボタンである。
新規メッセージ追加ボタンB3は、雛形表示領域A13に表示されているメッセージ記入領域以外に新たにメッセージ記入領域を追加設定するときに選択するボタンである。新規メッセージ記述領域A151は、追加した新たなメッセージ記入領域に表示するメッセージを記入する領域である。
広告記入領域選択領域A153は、雛形表示領域A13に表示されている広告記入領域の一つを選択する領域である。広告記入領域選択領域A153で選択した広告記入領域について、以下の商品グループカテゴリ選択領域A155、商品カテゴリ選択領域A157、及び表示個数選択領域A159において詳細な設定を行う。
商品グループカテゴリ選択領域A155は、広告記入領域選択領域A153で選択した広告記入領域に表示する商品の商品グループカテゴリを選択する領域である。商品カテゴリ選択領域A157は、広告記入領域選択領域A153で選択した広告記入領域に表示する商品の商品カテゴリを選択する領域である。表示個数選択領域A159は、商品グループカテゴリ選択領域A155で選択した商品グループカテゴリに属し、かつ、商品カテゴリ選択領域A157で選択した商品カテゴリに属する商品について、最大何個のまで表示するのかを設定する領域である。例えば、図24においては、商品グループカテゴリ「一般顧客向け」に属し、かつ、商品カテゴリ「サラダ2」に属する商品を、最大3個まで、広告記入領域「2」に表示する設定である。なお、商品グループカテゴリ選択領域A155で選択した商品グループカテゴリに属し、かつ、商品カテゴリ選択領域A157で選択した商品カテゴリに属する商品を店舗側のお勧め商品とし、お勧め商品に関する情報をお勧め商品情報とする。
顧客情報利用設定領域A21は、広告記入領域選択領域A153で選択した広告記入領域について、店舗の顧客に関する来店履歴情報を利用するか否か、利用する場合どのように利用するかを設定する領域である。顧客情報利用設定領域A21は、顧客情報利用可否選択領域A211、割合設定領域A213、及び優先度設定領域A215を有している。顧客情報利用可否選択領域A211は、各顧客の来店履歴情報を利用するか否かを設定する領域である。割合設定領域A213は、広告記入領域(図22、A2〜4、A6〜9参照)に表示する商品情報について、顧客の来店履歴情報から抽出した商品情報と店舗側のおすすめ商品情報とを表示割合を決定する領域である。割合は、広告記入領域に表示する商品情報について、全て来店履歴情報から抽出した商品情報とする(顧客情報を優先)、全て店舗側のお勧め商品情報とする(店舗お勧めを優先)を両極地として、その間の値をスライドバーを移動させることによって決定する。例えば、図24において、表示個数選択領域A159で設定した値が「3」である場合において、スライドバーを左から1/3あたりに設定したとすると、来店履歴情報から抽出した商品情報が「2つ」、店舗側のお勧め商品情報が「1つ」、それぞれ対象とする広告記入領域に表示される。
優先度設定領域A215は、来店履歴情報から抽出した商品情報及び店舗側のお勧め商品情報をどのような順番で広告記入領域に表示するのかを決定する領域である。優先度設定領域A215には、「購買頻度の高い順」、「店舗のお勧め順」、「ランダム」を選択するためのラジオボタンが設置されており、いずれか一つを選択することが可能となっている。例えば「購買頻度の高い順」を選択すると、広告記入領域には、来店履歴情報から抽出した商品情報が上位に表示され、続いて店舗側のお勧め商品情報が表示される。
編集結果反映ボタンB5は、広告編集領域A15において設定した各設定項目を反映させるか否かを決定するためのボタンである。
図23に戻って、CPU211は、反映ボタンB5が選択された旨を示す設定反映情報を獲得したと判断すると(S2305)、設定が終了した雛形を配信広告テンプレートとして各店舗と関連付けてハードディスク213へ保存する(S2307)。各店舗側は、配信広告テンプレートを、顧客の性別や年齢、時間帯、グループの構成要素(カップルの場合や女性だけのグループ等)等、それぞれの場合毎に必要数分設定し、広告配信サーバ21へ保存すればよい。
各顧客が生成した配信広告テンプレートをハードディスク213に保存した配信広告テンプレートDBの一例を図25に示す。配信広告テンプレートDBは、[店舗ID]列、[テンプレート名]列、[メッセージ記入領域]列、[メッセージ内容]列、[広告記入領域]列、[商品グループカテゴリ]列、[商品カテゴリ]列、[表示個数]列、[顧客情報利用可否]列、[割合]列、及び[優先度]列を有している。[顧客ID]列には、配信広告テンプレートを生成した店舗の店舗IDが記述される。[テンプレート名]列には、雛形選択領域A11で選択した雛形の種類が記述される。[メッセージ記入領域]列には、配信広告テンプレートにおけるメッセージ記入領域の番号が記述される。[メッセージ内容]列には、メッセージ記入領域に表示されるメッセージの内容が記述される。[広告記入領域]列には、広告記入領域選択領域A153で選択した広告記入領域の番号が記述される。[商品グループカテゴリ]列には、商品グループカテゴリ選択領域A155で選択した商品グループカテゴリIDが記述される。[商品カテゴリ]列には、商品カテゴリ選択領域A157で選択した商品カテゴリIDが記述される。[表示個数]列には、表示個数選択領域A159で設定した値が記述される。[顧客情報利用可否]列には、
[割合]列には、割合設定領域A213において設定した割合の値が記述される。[優先度]列には、優先度設定領域A215で選択した選択肢の内容が記述される。
次に、広告配信サーバ21が行う広告情報決定処理について、図17を用いて説明する。
広告配信サーバ21のCPU211は、広告要求情報を獲得したと判断すると(S1501)、顧客基本情報DBから、ステップS1445で決定した広告配信対象に対応する[顧客ID]列の値を取得する(S1503)。CPU211は、顧客来店履歴DBから、抽出した顧客IDに対応する[商品カテゴリID]列、[商品ID]列及び[数量]列の値を抽出する(S1505)。CPU211は、抽出した商品IDに基づき、商品情報DBから、対応する[商品グループカテゴリID]列の値を獲得する(S1507)。
また、CPU211は、抽出した同じグループIDを有する顧客の顧客IDに基づき、顧客基本情報DBから、対応する[性別]列の値を抽出する(S1509)。
CPU211は、ステップS1505で抽出した[商品カテゴリID]列、[商品ID]列及び[数量]列の値、ステップS1507で抽出した[商品グループカテゴリID]列の値、及びステップS1509で抽出した[性別]列の値を用いて、配信広告情報を生成する(S1511)。
詳細な配信広告情報生成処理を図26に基づいて説明する。配信サーバ21のCPU211は、ステップS1445で取得した[グループID]列の値(図16参照)、ステップS1509で取得した[性別]列の値(図17参照)、現在の時間等に基づき、利用する配信広告テンプレートを決定する(S2601)。CPU211は、決定した配信広告テンプレートの一の広告記入領域を選択し(S2603)、配信広告テンプレートDB(図25参照)の対応する[商品グループカテゴリID]列の値及び[商品カテゴリID]列の値を取得する(S2605)。CPU211は、取得した商品グループカテゴリID及び商品カテゴリIDを有する商品IDを商品情報DB(図9参照)から抽出する(S2607)。
CPU211は、顧客来店履歴DB(図7参照)から、対応する顧客の来店履歴情報を取得する(S2609)。CPU211は、取得した来店履歴情報から、購入頻度が高い商品の商品IDを抽出する(S2611)。CPU211は、ステップS2607で抽出した商品IDとステップS2611で取得した商品IDとのマッチングを行う(S2613)。CPU211は、マッチングによって抽出した商品IDに係る商品を、ステップS2603で選択した広告記入領域に表示する(S2615)。CPU211は、全ての広告記入領域についてステップS2605〜S2615の処理を繰り返す(S2617)。
このようにしてCPU211が生成する配信広告情報の一例を図18に示す。
5.1.3 広告配信時期決定処理
広告表示装置23が行う広告配信時期決定処理について、図19、図20を用いて説明する。
図19において、広告表示装置23のCPU231は、広告情報配信サーバ21から配信広告情報を獲得したと判断すると(S1601)、獲得した配信広告情報をメモリ232(図4参照)に一時的に記憶する(S1603)。
CPU231は、ステップS1445で広告配信対象として決定した顧客が依然として広告配信対象に該当するか否かを判断するために、ステップS1445で広告配信対象として決定した顧客に対応する広告配信対象決定テーブルの現在の[距離]列の値が最小であるか否かを判断する(S1605)。このようにステップS1445で広告配信対象として決定した顧客が依然として広告配信対象に該当するか否かを判断するのは、ステップS1445で広告配信対象を決定した時点と現在とでは、ディスプレイ233に最も近い顧客が入れ替わっている可能性があるからである。CPU231は、ステップS1445で広告配信対象として決定した顧客に対応する広告配信対象決定テーブルの[距離]列の値が最小でないと判断すると、新たに広告配信対象・配信広告情報を決定すべくステップS1403(図14参照)以降の処理を繰り返す。
CPU231は、ステップS1445で広告配信対象として決定した顧客に対応する広告配信対象決定テーブルの[距離]列の値が最小であると判断すると、赤外線カメラ233を用いた赤外線モニタリングを実施する(S1607)。CPU211は、赤外線モニタリングにより獲得した地上面上の2次元位置情報と、GPSシステム3から取得した地上面上の2次元位置情報とのマッチングを施す(S1609)。さらに、CPU211は、赤外線モニタリング3次元空間内に存在する人間の写像を認識する処理を行う(S1611)。
CPU231は、ステップS1611における3次元空間における人間の写像認識処理の結果、広告配信対象が広告表示装置23のディスプレイ233を視認できる位置にいるか否かを判断する(S1613)。具体的には、広告配信対象の位置情報と赤外線モニタリングにより検出した人間等の障害物の写像との位置関係から重なり具合を判定する。
CPU231は、広告配信対象が配信広告情報を視認にすることができる位置にいると判断すると、メモリ232に記憶している配信広告情報をディスプレイ233に表示する処理を行う(S1615)。CPU231は、広告配信対象がディスプレイ233を視認することができる位置にいる間、配信広告情報を表示し続ける。
なお、CPU231は、視認することができる位置から外れたと判断すると、他顧客へ表示対象を切り替えて再度同様の処理を行う。なお、CPU231は、広告配信対象が近傍に存在しないと判断すると、一般向けの広告情報を表示する。
一方、図20に移って、CPU231は、ステップS1613において、広告配信対象がディスプレイ233を視認できない位置にいると判断すると、広告配信対象がグループを形成しているか否かを判断する(S1617)。具体的には、広告配信対象顧客情報テーブルにおいて、広告配信対象に対応する[グループID]列に値が記述されているか否かを判断する。
CPU231は、広告配信対象がグループを形成していると判断すると、広告配信対象顧客情報テーブルから、広告配信対象に対応する[グループID]列の値を取得する(S1619)。そして、CPU231は、広告配信対象顧客情報テーブルから、取得したグループIDと同じグループIDを有する[顧客ID]列の値を取得する(S1621)。CPU231は、取得した顧客IDに対応する顧客を広告配信対象として(S1623)、ステップS1607〜S1621までの処理を実行する。
また、CPU231は、ステップS1617において、広告配信対象がグループを形成していないと判断すると、新たに広告配信対象・配信広告情報を決定すべくステップS1403(図14参照)以降の処理を繰り返す。
[その他の実施例]
前述の実施例1においては、行動履歴情報として来店履歴情報を例示したが、通信端末の所有者の過去の行動を示すものであればこれに限定されない。例えば、映画館や遊園地等の施設への入退場、書店での書籍購入等であってもよい。
また、前述の実施例1においては、広告情報を表示する店を1店としていたが、複数店から1店を選択し、その店に関する広告情報を表示するようにしてもよい。この場合、封句点から1店を選択する方法としては、例えば、顧客が利用した店のうち、広告表示装置23に最も近い店を選択する、現在の時間から店を選択する等が考えられる。
また、前述の実施例1においては、広告情報配信サーバ21及び広告表示装置23により広告配信装置を構成するとしたが、広告表示装置23が、広告情報配信サーバ21の機能を有するように構成してもよい。さらに、広告情報配信サーバ21及び広告表示装置23が有する機能の一部を有する複数の装置により、広告配信装置を構成するようにしてもよい。
さらに、前述の実施例1においては、POSシステム3を用いて来店履歴情報を取得することとしたが、来店履歴を取得できるものであればこれに限定されない。例えば、人間の手より来店履歴を入力するようにしてもよい。
さらに、前述の実施例1においては、赤外線カメラ236による赤外線モニタリングによって広告提供対象が前記表示手段を視認することができる位置に存在するか否かを判断したが、広告提供対象が前記表示手段を視認することができる位置に存在する否かを判断できるものであれば、これに限定されない。例えば、GPSシステムを用いて、広告表示装置23の近傍にいる人間の位置関係を取得し、この位置関係に基づき広告提供対象が前記表示手段を視認することができる位置に存在するか否かを判断するようにしてもよい。
さらに、前述の実施例1においては、配信広告情報を広告情報DB(図10参照)を用いて、動的に決定するとしたが、動的に変化させるのではなく予め決めておいた所定の広告情報を配信広告情報として、配信するようにしてもよい。
さらに、前述の実施例1においては、広告表示装置23に対して最も近くにいる顧客を広告提供対象とするように、動的に広告提供対象を決定するとしたが、予め定めておいた所定の顧客を広告提供対象としておき、当該顧客が広告表示装置23へ近づいた時に、広告情報を配信するようにしてもよい。
本発明における広告情報配信システムの機能ブロック図である。 図1における広告情報配信システムのハードウェア構成を示した図である。 図2における広告情報配信サーバ21のハードウェア構成を示した図である。 図2における広告表示装置23のハードウェア構成を示した図である。 図2における携帯端末27のハードウェア構成を示した図である。 顧客基本情報DB一例を示した図である。 顧客基本情報顧客来店履歴DB一例を示した図である。 グループ顧客DBの一例を示した図である。 商品情報DBの一例を示した図である。 広告情報DBの一例を示した図である。 広告配信対象顧客情報テーブルの一例を示した図である。 顧客基本情報DB、顧客来店履歴DB、グループ顧客DBへの登録処理を示したフローチャートである。 広告情報配信サーバ21・広告表示装置23の動作の概要を示したフローチャートである。 広告配信対象決定処理の詳細を示したフローチャートである。 広告配信対象決定処理の詳細を示したフローチャートである。 広告配信対象決定処理の詳細を示したフローチャートである。 配信広告情報決定処理の詳細を示したフローチャートである。 配信広告情報の一例を示した図である。 広告配信時期決定処理の詳細を示したフローチャートである。 広告配信時期決定処理の詳細を示したフローチャートである。 従来技術を説明するための図である。 配信広告テンプレートの雛形の一例を示した図である。 配信広告テンプレート生成処理を示したフローチャートである。 配信広告テンプレート生成画面の一例を示した図である。 配信広告テンプレートDBの一例を示した図である。 配信広告情報生成処理の詳細を示したフローチャートである。
符号の説明
1・・・・・広告情報配信システム
21・・・・・広告情報配信サーバ
23・・・・・広告表示装置
27・・・・・携帯端末

Claims (19)

  1. 通信端末及び情報配信装置がネットワークを介して互いに接続されている広告情報配信システムにおいて、
    前記通信端末は、
    当該通信端末自身若しくは当該通信端末の所有者を一意に決定する固有情報を提供する固有情報提供手段、
    当該通信端末自身若しくは当該通信端末の所有者の位置を示す位置情報を提供する位置情報提供手段、
    を有し、
    前記広告情報配信装置は、
    前記通信端末の所有者の過去の行動を示す行動履歴情報を記憶する行動履歴情報記憶手段、
    広告情報を記憶する広告情報記録手段、
    前記位置情報を取得する位置情報取得手段、
    前記固有情報を取得する固有情報取得手段、
    前記固有情報に対応する所有者に関する行動履歴情報及び前記位置情報に基づき、前記広告情報を提供する対象である広告提供対象を決定する広告提供対象決定手段、
    前記行動履歴情報及び取得した前記固有情報に基づき、当該固有情報に対応する前記所有者に対して配信する広告情報である配信広告情報を決定する配信広告情報決定手段、
    前記配信広告情報を表示する表示手段、
    を有すること、
    を特徴とする広告情報配信システム。
  2. 通信端末の所有者の過去の行動を示す行動履歴情報を記憶する行動履歴情報記憶手段、
    広告情報を記憶する広告情報記録手段、
    前記通信端末自身若しくは当該通信端末の所有者を一意に決定する固有情報を取得する固有情報取得手段、
    前記通信端末自身若しくは当該通信端末の所有者の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段、
    前記固有情報に対応する所有者に関する行動履歴情報及び前記位置情報に基づき、前記広告情報を提供する対象である広告提供対象を決定する広告提供対象決定手段、
    前記行動履歴情報及び取得した前記固有情報に基づき、当該固有情報に対応する前記所有者に対して配信する広告情報である配信広告情報を決定する配信広告情報決定手段、
    前記配信広告情報を表示する表示手段、
    を有する広告情報配信装置。
  3. 請求項1又は請求項2に係る広告情報配信システム若しくは広告情報配信装置のいずれかにおいて、
    前記広告提供対象決定手段は、
    前記行動履歴情報に基づき、過去にグループとして行動を共にした顧客については同一のグループに属すると判断し、前記位置情報に基づき、一のグループに対して一の広告提供対象を決定すること、
    を特徴とするもの。
  4. 請求項1〜請求項3に係る広告情報配信システム若しくは広告情報配信装置のいずれかにおいて、
    前記広告提供対象決定手段は、
    今回に取得した位置情報及び前回に取得した位置情報に基づき、前記固有情報に対応する所有者の移動速度を算出し、算出した移動速度が所定の値より大きければ、前記固有情報に対応する所有者は広告提供対象としないこと、
    を特徴とするもの。
  5. 請求項1〜請求項4に係る広告情報配信システム若しくは広告情報配信装置のいずれかにおいて、
    前記広告提供対象決定手段は、
    今回に取得した位置情報及び前回に取得した位置情報に基づき、前記固有情報に対応する所有者の移動方向を算出し、算出した移動方向が前記表示手段に向かう方向でなければ、前記固有情報に対応する所有者は広告提供対象としないこと、
    を特徴とするもの。
  6. 請求項1〜請求項5に係る広告情報配信システム若しくは広告情報配信装置のいずれかにおいて、
    前記広告提供対象決定手段は、
    今回に取得した位置情報及び前回に取得した位置情報に基づき、前記固有情報に対応する所有者と前記表示手段との距離を算出し、算出した距離が最小となる前記固有情報に対応する所有者を広告提供対象として決定すること、
    を特徴とするもの。
  7. 請求項1〜請求項6に係る広告情報配信システム若しくは広告情報配信装置のいずれかにおいて、さらに、
    前記決定した広告提供対象に対して前記決定した配信広告情報を表示する時期である配信時期を決定する広告配信時期決定手段、
    を有するもの。
  8. 請求項1〜請求項7に係る広告情報配信システム若しくは広告情報配信装置のいずれかにおいて、
    前記広告配信時期決定手段は、
    前記決定した広告提供対象が前記表示手段を視認することができる位置に存在する時を配信時期と決定すること、
    を特徴とするもの。
  9. 請求項1〜請求項8に係る広告情報配信システム若しくは広告情報配信装置のいずれかにおいて、
    前記広告情報配信装置の表示手段は、
    町中に配置される広告表示装置であること、
    を特徴とするもの。
  10. 請求項1〜請求項9に係る広告情報配信システム若しくは広告情報配信装置のいずれかにおいて、
    前記位置情報は、GPSシステムを用いて取得すること、
    を特徴とするもの。
  11. 通信端末及び情報配信装置が互いに接続されているネットワークを用いて、広告提供対象に対して最適な広告情報を提供する広告情報配信システムプログラムであって、
    前記広告情報配信システムプログラムは、
    前記通信端末に対して、
    当該通信端末自身若しくは当該通信端末の所有者を一意に決定する固有情報を提供させるステップ、
    当該通信端末自身若しくは当該通信端末の所有者の位置を示す位置情報を提供させるステップ、
    を実行させ、
    前記通信端末の所有者の過去の行動を示す行動履歴情報を記憶する行動履歴情報記憶手段及び広告情報を記憶する広告情報記録手段を有するコンピュータに対して、
    前記位置情報を取得させるステップ、
    前記固有情報を取得させるステップ、
    前記固有情報に対応する所有者に関する行動履歴情報及び前記位置情報に基づき、前記広告情報を提供する対象である広告提供対象を決定させるステップ、
    前記行動履歴情報及び取得した前記固有情報に基づき、当該固有情報に対応する前記所有者に対して配信する広告情報である配信広告情報を決定させるステップ、
    前記配信広告情報を表示させるステップ、
    を実行させること、
    を特徴とする広告情報配信システムプログラム。
  12. 広告提供対象に対して最適な広告情報を提供する広告情報配信プログラムであって、
    前記広告情報配信プログラムは、
    通信端末の所有者の過去の行動を示す行動履歴情報を記憶する行動履歴情報記憶手段及び広告情報を記憶する広告情報記録手段を有するコンピュータに対して、
    前記通信端末自身若しくは当該通信端末の所有者を一意に決定する固有情報を取得させるステップ、
    前記通信端末自身若しくは当該通信端末の所有者の位置を示す位置情報を取得させるステップ、
    前記固有情報に対応する所有者に関する行動履歴情報及び前記位置情報に基づき、前記広告情報を提供する対象である広告提供対象を決定させるステップ、
    前記行動履歴情報及び取得した前記固有情報に基づき、当該固有情報に対応する前記所有者に対して配信する広告情報である配信広告情報を決定させるステップ、
    前記配信広告情報を表示させるステップ、
    を実行させる広告情報配信プログラム。
  13. 請求項11又は請求項12に係る広告情報配信システムプログラム若しくは広告情報配信プログラムのいずれかにおいて、
    前記広告提供対象を決定するステップにおいて、
    前記行動履歴情報に基づき、過去にグループとして行動を共にした顧客については同一のグループに属すると判断し、前記位置情報に基づき、一のグループに対して一の広告提供対象を決定させること、
    を実行させるもの。
  14. 請求項11〜請求項13に係る広告情報配信システムプログラム若しくは広告情報配信プログラムのいずれかにおいて、
    前記広告提供対象を決定するステップにおいて、
    今回に取得した位置情報及び前回に取得した位置情報に基づき、前記固有情報に対応する所有者の移動速度を算出し、算出した移動速度が所定の値より大きければ、前記固有情報に対応する所有者は広告提供対象としないこと、
    を特徴とするもの。
  15. 請求項11〜請求項14に係る広告情報配信システムプログラム若しくは広告情報配信プログラムのいずれかにおいて、
    前記広告提供対象を決定するステップにおいて、
    今回に取得した位置情報及び前回に取得した位置情報に基づき、前記固有情報に対応する所有者の移動方向を算出し、算出した移動方向が前記表示手段に向かう方向でなければ、前記固有情報に対応する所有者は広告提供対象としないこと、
    を特徴とするもの。
  16. 請求項11〜請求項15に係る広告情報配信システムプログラム若しくは広告情報配信プログラムのいずれかにおいて、
    前記広告提供対象を決定するステップにおいて、
    今回に取得した位置情報及び前回に取得した位置情報に基づき、前記固有情報に対応する所有者と前記表示手段との距離を算出し、算出した距離が最小となる前記固有情報に対応する所有者を広告提供対象として決定すること、
    を特徴とするもの。
  17. 請求項11〜請求項16に係る広告情報配信システムプログラム若しくは広告情報配信プログラムのいずれかにおいて、さらに、
    前記コンピュータに対して、
    前記決定した広告提供対象に対して前記決定した配信広告情報を表示する時期である配信時期を決定させるステップ、
    を実行させるもの。
  18. 請求項11〜請求項17に係る広告情報配信システムプログラム若しくは広告情報配信プログラムのいずれかにおいて、
    前記広告配信時期を決定するステップにおいて、
    前記決定した広告提供対象が前記表示手段を視認することができる位置に存在する時を配信時期と決定すること、
    を特徴とするもの。
  19. 通信端末の所有者の過去の行動を示す行動履歴情報を記憶する行動履歴情報記憶手段及び広告情報を記憶する広告情報記録手段を有するコンピュータを用いて、広告提供対象に対して最適な広告情報を提供する広告情報配信方法において、
    コンピュータが、前記通信端末自身若しくは当該通信端末の所有者を一意に決定する固有情報を取得し、
    コンピュータが、前記通信端末自身若しくは当該通信端末の所有者の位置を示す位置情報を取得し、
    コンピュータが、前記固有情報に対応する所有者に関する行動履歴情報及び前記位置情報に基づき、前記広告情報を提供する対象である広告提供対象を決定し、
    コンピュータが、前記行動履歴情報及び取得した前記固有情報に基づき、当該固有情報に対応する前記所有者に対して配信する広告情報である配信広告情報を決定し、
    コンピュータが、前記配信広告情報を表示すること、
    を特徴とする広告情報配信方法。
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