JP2003165417A - 車両盗難検出システム - Google Patents

車両盗難検出システム

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JP2003165417A
JP2003165417A JP2001362874A JP2001362874A JP2003165417A JP 2003165417 A JP2003165417 A JP 2003165417A JP 2001362874 A JP2001362874 A JP 2001362874A JP 2001362874 A JP2001362874 A JP 2001362874A JP 2003165417 A JP2003165417 A JP 2003165417A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視サービスを不正に解除することを防止で
きる車両盗難検出システムを得る。 【解決手段】 主局6側の通信手順が、車載側装置1に
対して第1の識別情報を問い合わせるステップ、車載側
装置による第1の識別情報の回答の有無と真偽を判定す
るステップ、車載側装置からの第2の識別情報の問い合
わせへの回答を行うステップを含み、車載側装置1の通
信手順が、主局6に対して第2の識別情報を問い合わせ
るステップ、主局からの第2の識別情報の回答の有無と
真偽を判定するステップ、主局からの第1の識別情報の
問い合わせへの回答を行うステップを含み、主局6が、
第1の識別情報を含む正当な情報が正常に送信されてい
る場合に車両が異常事態でないと判定し、正当な情報が
正常に送信されなかったと判断した場合に車両が異常事
態にあると判定する異常事態判定手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両盗難検出シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両盗難防止装置として、例えば
特開平9−240431号公報、特開平8−26823
1号公報に示されるものがあった。従来の車両盗難防止
装置は、車両の盗難や破壊といった異常事態の発生を主
局側に知らしめるために、車両に異常事態を判定する手
段を設けて判定を行い、異常事態が発生した時にその事
実を車両の位置情報など必要な情報と共に主局に送信し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通信の妨害
は、妨害電波を発信する、電磁波防護シートをかぶせ
る、車両側のアンテナを破壊するなどの簡単な方法で可
能であるが、従来の装置では、ドライバーが監視サービ
スを終了しようとする時に、主局の側で正当なドライバ
ーかどうかを装置が認証しないうえ、監視サービスの終
了や無効状態を装置が検査しないため、犯人が通信を遮
ってから車両をトレーラーなどで持ち出しても主局の側
ではわからないという問題があり無用心であった。
【0004】まず、特開平8−268231号公報で
は、主局から見える場所でドライバーが終了操作をする
ことを推奨しているが、ドライバーが入力した情報を装
置が検査するわけではないので、ドライバーの顔などで
認証をおこなうオペレータを雇う必要がある。
【0005】次に、特開平9−240431号公報で
は、車両側で正当なドライバーかどうかを認証し、認証
が成功したことを示す情報を主局に送信することで、主
局が正当なドライバーであることをチェックしている
が、主局は車両側の行った認証結果を信じるしかないの
で、犯人が偽の車両側装置から認証が成功したという偽
の情報を送信すると、主局の側では区別できない。ま
た、監視サービス中に関しても、犯人が車両から主局へ
の情報送信を妨害すると、車両を作動できなくすること
はできても、主局ではそのような異常事態の発生を全く
知ることができないという問題があった。また、主局が
車両の位置を把握するためには、車両側に自車の位置情
報を検知するGPSなどの装置を備え、位置情報を主局
に送信させる必要があった。
【0006】この発明は上述した点に鑑みてなされたも
ので、監視サービスを不正に解除することを防止できる
車両盗難検出システムを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両盗難
検出システムは、自車に搭載されて車内の異常を監視
し、外部の主局との通信を行うための車載通信装置を接
続した車載側装置と、通信路を介して車載側装置との間
で通信を行う主局通信装置と、主局通信装置により車載
側装置と所定の通信手順に従って通信を行い、車両の異
常事態を監視し、異常事態を発見した場合に警報を発し
たり通報を行う監視サービスを提供する主局とを含む車
両盗難検出システムにおいて、監視サービスの準備時
に、車両が主局にユーザ識別情報を送信する手段と、監
視サービスの終了時に、車両が主局に、前記ユーザ識別
情報または前記ユーザ識別情報と一意に対応した解除用
識別情報を送信する手段と、主局が、監視サービスの準
備時に車両から受信したユーザ識別情報と、監視サービ
スの終了時に車両から受信した前記ユーザ識別情報また
は解除用識別情報より、正しいユーザと認証し、車両に
監視サービスの終了を許可する情報を送信する手段とを
備えることを特徴とするものである。
【0008】また、他の発明に係る車両盗難検出システ
ムは、自車に搭載されて車内の異常を監視し、外部の主
局との通信を行うための車載通信装置を接続した車載側
装置と、通信路を介して車載側装置との間で通信を行う
主局通信装置と、主局通信装置により車載側装置と所定
の通信手順に従って通信を行い、車両の異常事態を監視
し、異常事態を発見した場合に警報を発したり通報を行
う監視サービスを提供する主局とを含む車両盗難検出シ
ステムにおいて、主局側の通信手順が、車載側装置に対
して第1の識別情報を問い合わせるステップと、車載側
装置による第1の識別情報の回答の有無と真偽を判定す
るステップと、車載側装置からの第2の識別情報の問い
合わせへの回答を行うステップを含み、車載側装置の通
信手順が、主局に対して第2の識別情報を問い合わせる
ステップと、主局からの第2の識別情報の回答の有無と
真偽を判定するステップと、主局からの第1の識別情報
の問い合わせへの回答を行うステップを含み、主局が、
第1の識別情報を含む正当な情報が正常に送信されてい
ると判断した場合に車両が異常事態でないと判定し、正
当な情報が正常に送信されなかったと判断した場合に車
両が異常事態にあると判定する異常事態判定手段を備え
ることを特徴とするものである。
【0009】また、さらに他の発明に係る車両盗難検出
システムは、自車に搭載されて車内の異常を監視し、外
部の主局との通信を行うための車載通信装置を接続した
車載側装置と、通信路を介して車載側装置との間で通信
を行う主局通信装置と、主局通信装置により車載側装置
と所定の通信手順に従って通信を行い、車両の異常事態
を監視し、異常事態を発見した場合に警報を発したり通
報を行う監視サービスを提供する主局とを含む車両盗難
検出システムにおいて、車載側装置の通信手順が、所定
の通信手順に従って第1の識別情報を送信するステップ
を含むと共に、主局の通信手順が、車載側装置による第
1の識別情報の回答の有無と真偽を判定するステップを
含み、主局が、所定の通信手順に従って第1の識別情報
を含む正当な情報が正常に送信されていると判断した場
合に車両が異常事態でないと判定し、正当な情報が正常
に送信されなかったと判断した場合に車両が異常事態に
あると判定する異常事態判定手段を備えることを特徴と
するものである。
【0010】また、主局側の通信手順が、車載側装置に
対して第1の識別情報を問い合わせるステップと、車載
側装置による第1の識別情報の回答の有無と真偽を判定
するステップと、車載側装置からの第2の識別情報の問
い合わせへの回答を行うステップを含み、車載側装置の
通信手順が、主局に対して第2の識別情報を問い合わせ
るステップと、主局からの第2の識別情報の回答の有無
と真偽を判定するステップと、主局からの第1の識別情
報の問い合わせへの回答を行うステップを含み、主局
が、第1の識別情報を含む正当な情報が正常に送信され
ていると判断した場合に車両が異常事態でないと判定
し、正当な情報が正常に送信されなかったと判断した場
合に車両が異常事態にあると判定する異常事態判定手段
を備えることを特徴とするものである。
【0011】また、車載側装置の通信手順が、所定の通
信手順に従って第1の識別情報を送信するステップを含
むと共に、主局の通信手順が、車載側装置による第1の
識別情報の回答の有無と真偽を判定するステップを含
み、主局が、所定の通信手順に従って第1の識別情報を
含む正当な情報が正常に送信されていると判断した場合
に車両が異常事態でないと判定し、正当な情報が正常に
送信されなかったと判断した場合に車両が異常事態にあ
ると判定する異常事態判定手段を備えることを特徴とす
るものである。
【0012】また、車載側装置は、車内での異常を検知
する車内異常検知装置と接続されるかまたはその機能を
内蔵しており、車内で異常が検知された場合には、それ
以後、主局への車両存在情報の送信を行わないことを特
徴とするものである。
【0013】また、車載側装置は、車内での異常を検知
する車内異常検知手段と、車内を撮像する車内カメラ
と、車内カメラの画像を蓄えるメモリを備え、車内異常
検知装置により車内で異常が検知された場合に、車内カ
メラで静止画像または動画像を取得して主局への送信を
行う手段と、送信の実行後、主局より所定時間以内に異
常解除信号が受信されない場合もしくは異常確定信号を
受信した場合に異常と判定し、車内の盗難防止装置を作
動させる手段を備えることを特徴とするものである。
【0014】また、車内異常検知検知手段は、車内カメ
ラの画像を処理して動きを検知する画像処理装置、また
は車両または車載側装置自身の振動や移動または破壊に
よる車載側装置の機能不全を検知する、加速度センサま
たは振動センサまたは音センサまたは傾きセンサまたは
これらの装置やセンサの組み合わせであることを特徴と
するものである。
【0015】また、主局で車両の異常事態と判定された
ときに車両の停車位置を撮像し、主局に画像を送信する
ことのできる車外監視カメラを備えたことを特徴とする
ものである。
【0016】また、車載側装置は、自車の移動の有無な
どの行動状態を計測して保持し、主局に送信する手段を
備え、主局は車外監視カメラの映像より車両の位置と行
動状態を計測して保持する車両計測手段を備えるととも
に、主局が車外監視カメラにより無線通信可能範囲を撮
像して計測した行動状態の履歴と存在位置を含む複数の
車両計測値から、車載側装置が監視サービスを受ける以
前に計測し、監視サービスを受けるときに主局に送信し
た行動状態の履歴に最も一致する車両計測値を検索する
監視車両検索手段と、検索された車両位置をサービス対
象の車両の停車位置に設定する車両位置設定手段を備え
ることを特徴とするものである。
【0017】さらに、車載側装置は自車の移動の有無な
どの行動状態を計測し、主局に送信する手段を備え、主
局は車外監視カメラの映像より車両の位置と行動状態を
計測して保持する車両計測手段を備えるとともに、主局
が車外監視カメラにより無線通信可能範囲を撮像して計
測した、行動状態の履歴と存在位置を含む複数の車両計
測値から、車載側装置が主局との通信を確立した後に計
測を開始し、主局に逐次送信した車両側の行動状態の履
歴に最も一致する車両計測値を検索する監視車両検索手
段と、検索された車両位置をサービス対象の車両の停車
位置に設定する車両位置設定手段を備えることを特徴と
するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本例では種々の監
視用機器が容易に設置できる駐車場を例に説明するが、
監視サービスを提供する場所は例えば道路上やガレージ
等でもよいし、車両は自動車のみならず二輪車や自転車
等であってもよい。図1は、この発明の実施の形態1に
係る車両盗難検出システムの構成を示すブロック図であ
る。図1に示すように、車両1には、車載側装置2、車
載側通信装置3、車内を撮像する車内カメラ23、ドラ
イバー(サービスを受ける正当なユーザの意味。同行者
や代行者の場合もある)がキーボード80やICカード
81等によって情報を入力するための手段8、外部から
動作許可の制御が可能なイモビライザ90を備えるエン
ジン9があり、車載側装置2は、CPU20、メモリ2
1、振動や音を検知するセンサ24、車内カメラ23を
制御し、カメラ23の画像を処理することで車内の異常
検知を行うセンサの役割を果たす画像処理部22を備え
る。
【0019】また、該サービスを提供する主局の側に
は、主局通信装置4、通信内容とカメラ映像(デジタル
化済)とカメラ制御信号を伝送する、インターネットな
どの通信網上に仮想的に確保された通信路5、主局側装
置6、監視カメラ7、主局側のオペレータ用のモニタ6
3、車両内外の異常事態発生時の映像を蓄える画像メモ
リ65があり、主局側装置6には、CPU20、メモリ
21、カメラ7を制御し、画像を処理する画像処理部2
2を備える。また、主局側装置6には開閉を制御できる
ゲート11へも接続される。
【0020】図2は、主要機器の配置と諸領域を示す説
明図である。図2において、10は車両1の停車スロッ
ト、11は車両の不正な出場を阻止するためのゲートで
ある。40は主局通信装置4の通信可能領域で、この主
局通信装置4はさらに1つまたは複数のアンテナ4aと
本体4bに分解される。70は監視カメラ7で撮像可能
な領域であり、必要に応じて監視カメラの台数を増やし
たり、雲台を遠隔制御できるタイプの監視カメラを用い
ることにより、領域70が領域40を十分カバーできる
ように配置されている。
【0021】また、通信の途切れによって異常事態の発
生を判断するため、コストが許せば、領域40を小さく
して通信装置4の数を多くする方が、不法な車両の移動
時に通信が途切れやすくなり望ましい。なお、「通信の
途切れ」の定義は、車両1がそれまで通信中であった特
定の単一アンテナ4a、もしくは通信領域が隣り合うな
どの特別な理由でグループ化した特定のアンテナグルー
プとの通信が不可能になった状態とし、仮に移動に伴っ
て通信相手のアンテナ4aを切り替えながら通信を続け
るローミングが許可されている環境では、車両が停車し
て監視サービスが開始された後の不法な移動に伴うロー
ミングで、別のアンテナまたはアンテナグループに通信
相手が移ったときも、「通信の途切れ」が一度は生じた
とみなす。
【0022】なお、図にはカメラ7がデジタル画像を出
力するか、デジタル画像に変換されるものとして、通信
路5を共用する構成を示したが、出力はアナログ画像で
もよく、その場合には、画像信号を装置6まで伝送する
ために、通信路5はアナログとデジタルで2系統以上に
分ける必要がある。また、通信路5は、仮想的ではなく
実際に専用通信線を用意してもよいことはいうまでもな
い。
【0023】始めに、本例の動作シーケンスの骨子を大
幅に簡略化して説明する。車両1がカメラ7の撮像領域
に進入すると、主局6の画像処理部62は画像から車両
1の位置と動きを計測し、計測値の履歴を保存する。車
両1は、加速度センサ24等で自車の動きを計測し、履
歴を通信装置3を用いて主局6に動きの履歴を送る。主
局1は、受信した履歴を自身で計測した履歴と照合して
車両1の位置を決定する。
【0024】また、車両1は、主局6に例えば契約ID
などを含む申込情報を主局に送信する。続いて、車両1
と主局6は互いの認識コードを交換し、以後所定の通信
手順によるタイミングで相互に相手の認識コードを要求
する通信を試みる。もし通信が不可能となったり、認識
コードが不正な場合等には、カメラ7を制御して車両1
の位置を撮像し、画像をメモリ65に保存し、オペレー
タがモニタ63で状況を確認する。最後に、監視サービ
スを終了するには、車両1が申込時に送った情報(もし
くは同じ効果をもつ情報)を添えて終了要求を主局6に
送り、主局が偽の車両でないと認めれば主局が車両に終
了を許可する。
【0025】次に、図3から図8に示すフローチャート
により、本例の詳しい動作を説明する。以下略称とし
て、単に主局という場合には主局側装置6を、車両とい
う場合には車両側装置2を指すものとする。まず、図3
により、監視サービスの準備手順から説明する。まず、
主局通信装置4から領域40に向けて監視サービスの存
在を放送(ステップS301)しながら、カメラ7と画
像処理部62により、常に画面中で車両(ノイズ領域も
含む)を検出して動きを計測し、各車両の動きと位置を
所定時間、例えば1分間メモリ61に保持する(ステッ
プS302)。
【0026】次に、車両は自分の動き、例えば停車した
かどうか等の行動状態を、もしくは内蔵の加速度センサ
などのセンサ24で計測し、常に所定時間(例えば10
秒)メモリ21に保持している。そして、車両が領域4
0に進入してサービスの存在を受信して発見すると(ス
テップS303)、車両から主局へサービスを受けるた
めの申込情報aを、メモリ21にある動きの履歴(走行
履歴)とあわせて(通信路5や通信装置4を介して)送
信する(ステップS304)。
【0027】申込情報aには、監視サービスを解除する
ときに主局で必要となる、ドライバー(ユーザ)の認識
コード(以下ユーザ認識コード)や緊急時の連絡先など
を入れる。ユーザ認識コードはドライバーによって、例
えばキーボード80、ICカード81に記憶されたID
や契約番号などを入力装置8を通じてそのまま渡すか、
もしくは直接は渡さずに乱数などでスクランブルしてか
ら、もしくは所定の暗号鍵を使って暗号化してから車載
側装置20に予め、または監視サービスを受けるたびに
入力される。前記の暗号鍵は車両で生成するか、ICカ
ード81等から得るか、主局に送信要求して得る。
【0028】なお、入力情報は、上記キーボード80、
ICカード81の代わりに、指紋や網膜パターン、顔や
声や筆跡その他、個人を特定できるあらゆる特徴量の計
測値を入力するデバイスが利用できる。また、契約駐車
場などにおいて、主局側でユーザ認識コードから連絡先
がわかっているような場合もあるので、連絡先は必ずし
も必要でない。また、主局は少なくとも監視サービスの
終了までは、申込情報aを保持する。また、申込情報a
が傍受されて解読され、悪用されるのを防ぐためには、
申込情報aを暗号化して送信する必要があるが、解読時
間が、少なくとも同一のユーザ認識コードを用いて監視
サービスを行う時間(例えば一晩、旅行中の数日、契約
IDの変更や破棄までの数年)より長い強度をもつ暗号
を使用するのが望ましい。
【0029】続いて、主局では、ステップS304で送
信された走行履歴に最も近い動きの物体を、メモリ61
にある計測履歴から検索し、その物体の位置を車外カメ
ラ7で監視すべき位置とする(ステップS305)。な
お画像処理部62の計測方法には、例えば電気学会研究
会報告RTA91−21(1991年)記載「屋外駐車
場における車両計数」の方法が利用できる。
【0030】上記物体検索方法の一例を、図10に示
す。横軸は時間軸で、走行履歴193を受信したとき
に、メモリ61には3つの物体a〜c(190、19
1、192)の計測履歴が保持されていたとする。太線
は各物体の動きを示し、上部の破線側に接している時間
は動いており下部の実線に接している時間は停止してい
たことを示す。例えば190は時刻t2で出現して2回
動いたのちt3で消滅したことを示す。193は上記の
例では1分間の長さをもっており、時刻を計測履歴とす
り合わせて比較すれば、この例では物体b(191)が
最も走行履歴に近いので、物体bの位置を監視すべき車
両の位置(又は非常に近い位置)とみなす。
【0031】なお、上記の車両の行動状態は、外部から
車両の速度計出力を取りこんで用いても良い。また、上
記の説明では車両が領域40に進入する前の行動状態
を、申込情報の送信時に主局に送信しているが、それ以
外の方法として、車両が領域40に進入して申込情報を
送信した後に自車の行動状態の計測を開始し、計測結果
をメモリ21に保持せずに停車するまで順次主局へ送信
しつづけ、主局でメモリ61に走行履歴として保持する
ように変更すると、車両側のメモリ21を使わずにす
む。
【0032】次に、再び図3に戻り、車両と主局が相互
に認証しあうため、予め車両と主局がお互いの認識コー
ドを交換する(ステップS306)。認識コードは、た
とえばランダムに生成し、次のように公開鍵方式の暗号
通信を用いて交換する。まず車両が主局から認識コード
(主局認識コードと呼ぶ)を得るため、車両で暗号鍵a
と復号鍵aをペアで生成し、暗号鍵aを主局に送信する
と、主局は主局認識コードをランダムに生成して暗号鍵
aで暗号化し、車両に送信する。車両はこれを受信する
と、復号鍵aによって復号し、主局認識コードを得る。
【0033】次に、主局が車両から認識コード(車両認
識コードと呼ぶ)を得るが、上記と同様にして、まず主
局で車両で暗号鍵bと復号鍵bをペアで生成し、暗号鍵
bを車両に送信すると、車両は車両認識コードをランダ
ムに生成して暗号鍵bで暗号化し、主局に送信する。主
局はこれを受信すると、復号鍵bによって復号し、車両
認識コードを得る。これにより、監視サービスの準備が
整ったので、イモビライザ90に指示してエンジン9が
始動できないようにロックする(ステップS307)。
【0034】続いて、図4と図5で示す監視サービスの
処理ループに入る。以下、主局側の手順を示す図4と、
車両側の手順を示す図5を交互に用いて説明する。な
お、以下の説明における通信も暗号通信であるが、暗号
鍵と復号鍵の交換に関する煩雑な記述は上記と同様のた
め省略し、交換する情報のみ記述する。
【0035】主局では、しかるべきタイミングで車両と
の通信を頻繁に試行することによって、車両が盗難や破
壊に遭っていないことを確認する。まず、主局は、上記
の通信タイミングを待つ(ステップS401、ステップ
S402、ステップS403)。この通信タイミング
は、通常、メモリ61に格納済みのプログラムで指定の
パターンで発生するタイミング (ステップS40
1)、もしくは車外カメラ7の画像からオペレータがモ
ニタ63を通して異常を発見し、主局側装置6を操作し
た (ステップS402)、もしくは後述する車両側か
らの通信によって車両内の異常が通報された(ステップ
S403)、などのイベントの発生時である。
【0036】プログラムの通信パターンは、例えば所定
の時間ごと(例えば1分間隔)としたり、数秒から数分
の幅でランダムとすればよい。ランダムにすると、通信
間隔が長いことを利用して通信の合間に犯行を試みる犯
人が、通信の傍受によって次に通信が行われるタイミン
グを予想してしまうことを防ぎつつ、通信回数を抑えて
電力消費や通信経費を減らせる効果がある。
【0037】次に、通信タイミングが到来すると、主局
は、車両に対して主局認識コードをリクエストする(ス
テップS404)。車両は主局からのリクエストを待っ
ており(ステップS501)、リクエストを受信すると
すぐには回答せず、逆に主局を認証するために車両から
主局に向けて車両認識コードをリクエストする(ステッ
プS502)。
【0038】主局は、車両からのリクエストを待ち(ス
テップS405)、リクエストを受信すると車両認識コ
ードを回答して自分が正当な主局であることを伝えると
ともに、次回の通信に用いる新たな主局認識コードを生
成し、伝える(ステップS407)。車両は主局から車
両認識コードの回答を受け(ステップS503)、前回
の通信で伝えたコードと矛盾しないことを確認して主局
を認証し(ステップS505)、正当であれば主局に対
して前回の通信で伝えられている主局認識コードを回答
して自分が正当な車両であることを伝えると共に、次回
の通信に用いる新たな車両認識コードを生成し、伝える
(ステップS506)。
【0039】なお、ステップS405またはステップS
408で所定の時間内に車両から回答がない場合、たと
えば通信キャリア信号が途絶えていないかどうかによっ
て通信状態を調べ、通信自体は可能であれば、車両の不
正な回答または通信エラーを示す異常事態1に分類し、
通信ができない状態であれば通信妨害または通信不良を
示す通信異常1に分類する(ステップS406)。ま
た、ステップS409で認証失敗の場合は車両の不正な
回答として異常事態2に分類する(ステップS40
9)。
【0040】また、異常事態1の場合は、再度ステップ
S404からステップS409の手順を実行しなおせ
ば、通信エラーによる誤分類をある程度抑制できる。さ
らに車両側でも同様に、ステップS501またはステッ
プS503で所定の時間内に主局からの回答がない場
合、上記と同様に通信状態を調べ、通信自体は可能であ
れば異常事態3、不可能であれば通信異常2と分類する
(ステップS504)。
【0041】また、ステップS505で認証失敗の場合
は主局の不正な回答として異常事態3に分類する。な
お、異常事態3や通信異常2の発生時には、車内の警報
装置を鳴動させる、イモビライザ90によりエンジン始
動をロックする、携帯電話等によるドライバーや警察へ
の通報を試みる、など従来型の盗難防止措置をとるとと
もに、異常事態3の場合にはさらに、正当な主局がステ
ップステップS403で異常通報を受信することを期待
して、主局への異常通報を試みる。
【0042】通信に用いる認識コードは、仮に犯人が通
信を傍受して認識コードを解読し、偽の通信装置を用意
して主局や車両になりすまそうと試みても、上記のよう
に毎回更新しておくとともに、解読された時点で次の通
信がすでに終わり再度認識コードが更新されているよう
にしておけば、犯人が得た認識コードは既に無効となっ
ているので、そのような不正な試みを防止できる。暗号
の強度と通信にかかる情報量(いいかえれば通信コス
ト)にはトレードオフがあることが多いので、暗号の強
度は解読時間が、例えば平均の、あるいは最大の通信時
間間隔より長くなるように選択するのが望ましい。以上
のようにして、監視サービスが実行される。
【0043】つづいて、図6により、上記監視サービス
のステップステップS403に異常事態を通知するとと
もに、車内の状況確認のための画像を送信する車内監視
の手順例を説明する。まず、車内を常にセンサ24で変
化がないか監視する(ステップS601)。センサには
人が進入したり、車両が傾けられたり車載側装置2が移
動されたことを検知する振動センサや音センサ、または
車内カメラ23と画像処理部22で構成され、画像処理
で車内の動きを検知する画像センサなどを使用する。ま
た、図では車載側装置2に内蔵のセンサのみ示したが、
車両に装備された外部接続のセンサや、不正に操作され
たときにそれを通知する認証手段8も本手順でいうセン
サの1つと考える。
【0044】上記のセンサにて異常事態(異常事態4)
が検知されると、次に、車内カメラ23で車内の映像を
撮像し(ステップS602)、異常事態4の発生を知ら
せる信号とともに映像を主局に送信する(ステップS6
03)。そして、所定のタイムアウトまで主局からの解
除信号を待ち(ステップS604)、主局で誤報と判定
されたことによる解除信号を受信の場合はステップS6
01に復帰し、主局で異常と確定されたことによる確定
信号を受信するか、タイムアウトになった場合には警報
音、通報、エンジン始動ロックなどの盗難防止措置を講
じる。
【0045】つづいて、図7により、車外監視カメラ7
の画像を画像メモリ65を用いて記録する手順を説明す
る。まず、通信路5を通じて供給されるカメラ7の映像
を、所定時間分(たとえば5分)の画像を繰り返し上書
き記録するための画像メモリ65に記録開始する(ステ
ップS701)。次に、異常事態1〜4および通信異常
1の発生を待ち(ステップS902)、異常事態4以外
が発生するか、異常事態4の発生かつドライバーが監視
サービスの終了手続き中でなければ(ステップS70
3)、画像メモリ65への記録を停止してそれまでの画
像が上書きされないよう保存し(ステップS704)、
車外監視カメラ7を当該車両の位置をより詳細に撮像で
きるように制御して再び映像を記録して保存し(ステッ
プS705)、それらの映像をモニタ63によりオペレ
ータに表示しながら注意を促す(ステップS706)。
【0046】オペレータはモニタを確認して誤報か異常
事態かを判断し(ステップS707)、誤報の場合は車
両に解除信号(ステップS709)を送信し、異常事態
の場合は車両に異常確定信号(ステップS708)を送
信して警報・通報・ゲート11の遠隔閉鎖操作などの措
置を講じる。
【0047】最後に、図8により、ドライバーが監視サ
ービスを終了する手順を説明する。まず、ドライバーが
終了操作を始め、監視サービス準備時と同様に、例えば
キーボード80、ICカード81等からの入力を行う
と、入力装置8が主局に認証してもらうための解除コー
ドを出力して車載側装置20に渡す(ステップS80
1)。解除コードは準備時のユーザ認識コードそのもの
か、ユーザ認識コードと対になって一意に決まる対コー
ドである。
【0048】準備時に送信したユーザ認識コードと終了
時に送信する対コードのセットの例としては、契約者I
Dと契約時に設定したパスワード、暗号化したユーザ入
力情報とそれを復号化する復号鍵などのように、主局が
対コードを知っているか、主局が対コードを使って正し
く元の情報を復元できるようなコードである。
【0049】つづいて、車両が主局に解除コードと主局
認識コードを含む解除情報を送って終了要求を行うと
(ステップS802)、主局が終了操作に入り、解除コ
ードからドライバーを認証する(ステップS803)
(車両の認証も行う)。ドライバーの認証は、解除コー
ドが例えば準備時のユーザ認識コードそのものの場合に
は同一かどうかを確かめることで行え、準備時のユーザ
認識コードが暗号化された情報で、解除コードが復号鍵
である場合には、ユーザ認識コードを復号化して取り出
したもとの情報が正当かどうかを確かめることで行え
る。
【0050】そして、認証できた場合には主局が車両に
終了許可を(車両認識コードとともに)送信し(ステッ
プS804)、主局側がサービスを終了する(ステップ
S805)。車両は、主局から終了許可が送られたと認
めると(ステップS806)、エンジンのロックを解除
してサービスを終了する(ステップS807)。また、
ステップS803かステップS805で認証できなかっ
た場合には、それぞれ前記の異常事態2(主局側が不正
発見)、異常事態3(車両側で不正発見)となり、監視
サービスを終了せずに前記の処置を行う。
【0051】以上のようにして、監視サービスが実現さ
れるが、そのための通信は、公開鍵方式や共通鍵方式を
使って説明した本例のように、個々の通信毎に暗号化を
行う方式や、またはインターネットで用いられるSSL
(Secure Socket Layer)のように通信全体を暗号化す
る方式等、種々の暗号通信方式を利用して暗号化してお
くことが望ましい。なお、主局側の通信装置としては、
通信範囲が狭くてもよいため、携帯電話基地局のような
広域通信装置よりもむしろ、DSRC(Dedicated Shor
t Range Communication)とよばれる狭域通信装置、P
HS基地局、無線LAN装置、Blue Tooth装置などの小
規模の通信装置の方が適する。
【0052】実施の形態2.次に、図9により実施の形
態2を示す。構成は、図1から画像処理部62を除いた
だけであるので省略する。また、主要機器の配置は図2
と同様である。本例は、契約駐車場のように、車両の停
車位置が決まっており、その位置情報を主局側で持つこ
とができる利用環境を想定している。また、本例では、
同時に特許出願中の「車両盗難検出システムのプログラ
ム更新方法」を用いて、車両から通信手順を規定するプ
ログラムをアップロードするので、ドライバーは自分が
安全だと思う所望の通信手順を使用できる。
【0053】図9において、まず、主局通信装置4が実
施の形態1と同様にサービスの存在を領域40に向けて
放送する(ステップS901)。車両が領域40に進入
し、サービスの存在を受信して発見すると(ステップS
902)、車両は主局に向け、ユーザ認識コードとして
ドライバーの契約IDを含む申込情報bを送信する(ス
テップS903)。契約IDは予めメモリ21に入力し
ておくか、またはキーボード80やキー81より認証装
置8を通じて得るようにする。
【0054】主局は申込情報から契約者かどうかの認証
を行い(ステップS904)、契約者でなければ無視す
るが、もし契約者であれば、主局はメモリ61に予め蓄
えられた情報から契約IDを使って駐車位置と非常時の
連絡先(たとえば携帯電話番号)を検索して決定し(ス
テップS905)、車両に主局側のリソース情報(たと
えば割り当てメモリ量、車外監視カメラの有無と機能、
ゲートの有無など)を提供する(ステップS906)。
そして、車両がそのリソースに適したプログラムをアッ
プロードすると(ステップS907)、車両と主局の双
方でプログラムがスタートする(ステップS908)。
これより、以降の動作はプログラムにより規定され、ま
ず、初期設定として車両と主局がそれぞれの認識コード
を交換しあうと、監視サービスの準備が終了する。
【0055】次に監視サービスの処理を開始する。この
処理には、実施の形態1と同じく双方向の認証を行う監
視サービス手順を実行してもよいが、ここでは片方向の
平易な監視サービスについて、図11と図12を用いて
説明する。本例では、車両と主局のプログラムが、通信
のタイミングに関する共通の情報を予めもっている。
【0056】まず、車両はプログラムで規定された送信
タイミングを待ち(ステップS521)、送信タイミン
グになると主局へ主局認識コードを送信する。一方、主
局は車両の通信を待ち(ステップS421)、プログラ
ムで規定された車両側の送信タイミングで主局認識コー
ドが得られなかった場合には、たとえば通信キャリア信
号が途絶えていないかどうかによって通信状態を調べ、
通信自体は可能であれば、車両の不正な回答または通信
エラーを示す異常事態1に分類し、通信ができない状態
であれば通信妨害または通信不良を示す通信異常1に分
類する(ステップS424)。
【0057】主局認識コードを受信した場合には、正当
なコードかどうかを認証し(ステップS425)、正当
であれば異常事態なし、不正であれば異常事態2とす
る。また、実施の形態1と同様に、車外カメラ7の画像
からオペレータがモニタ63を通して異常を発見し、主
局側装置6を操作した(ステップS422)、もしくは
後述する車両側からの通信によって車両内の異常が通報
された(ステップS423)、などのイベントの発生時
にも、ステップS424を実行する。その他、車内監視
手順、車外監視手順、監視サービス終了手順は実施の形
態1と同様である。
【0058】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る車両盗難
検出システムによれば、自車に搭載されて車内の異常を
監視し、外部の主局との通信を行うための車載通信装置
を接続した車載側装置と、通信路を介して車載側装置と
の間で通信を行う主局通信装置と、主局通信装置により
車載側装置と所定の通信手順に従って通信を行い、車両
の異常事態を監視し、異常事態を発見した場合に警報を
発したり通報を行う監視サービスを提供する主局とを含
む車両盗難検出システムにおいて、監視サービスの準備
時に、車両が主局にユーザ識別情報を送信する手段と、
監視サービスの終了時に、車両が主局に、前記ユーザ識
別情報または前記ユーザ識別情報と一意に対応した解除
用識別情報を送信する手段と、主局が、監視サービスの
準備時に車両から受信したユーザ識別情報と、監視サー
ビスの終了時に車両から受信した前記ユーザ識別情報ま
たは解除用識別情報より、正しいユーザと認証し、車両
に監視サービスの終了を許可する情報を送信する手段と
を備えることにより、主局が車載側装置を操作するユー
ザを認証してから解除を許可することにより、犯人が不
正に監視サービスを解除することを防ぐと共に、犯人が
不正に監視サービスを解除しようとすると、主局で発見
できるようになる。
【0059】また、他の発明に係る車両盗難検出システ
ムによれば、自車に搭載されて車内の異常を監視し、外
部の主局との通信を行うための車載通信装置を接続した
車載側装置と、通信路を介して車載側装置との間で通信
を行う主局通信装置と、主局通信装置により車載側装置
と所定の通信手順に従って通信を行い、車両の異常事態
を監視し、異常事態を発見した場合に警報を発したり通
報を行う監視サービスを提供する主局とを含む車両盗難
検出システムにおいて、主局側の通信手順が、車載側装
置に対して第1の識別情報を問い合わせるステップと、
車載側装置による第1の識別情報の回答の有無と真偽を
判定するステップと、車載側装置からの第2の識別情報
の問い合わせへの回答を行うステップを含み、車載側装
置の通信手順が、主局に対して第2の識別情報を問い合
わせるステップと、主局からの第2の識別情報の回答の
有無と真偽を判定するステップと、主局からの第1の識
別情報の問い合わせへの回答を行うステップを含み、主
局が、第1の識別情報を含む正当な情報が正常に送信さ
れていると判断した場合に車両が異常事態でないと判定
し、正当な情報が正常に送信されなかったと判断した場
合に車両が異常事態にあると判定する異常事態判定手段
を備えることにより、車載側装置が主局の問い合わせに
対する回答として信号を発信し、主局がそれを監視しつ
づけているため、盗難にあたって犯人が妨害電波を発信
する、電磁波防護シートをかぶせる、送信アンテナを破
壊するなどの行為で通信を妨害しても、主局で検知でき
る。さらに問い合わせ時に常に識別情報を確認すること
により、偽情報の発信によって車載側装置になりすま
し、主局で車両の異常事態に気づかれないようにする工
作を防ぐことができる。また、通信の妨害がすぐに発覚
するようにしたことで、通信の妨害行為に対する抑止効
果を発揮し、従来の盗難防止装置が車両から主局に送っ
ていたような犯行関連情報の送信も妨害されにくくな
る。
【0060】また、さらに他の発明に係る車両盗難検出
システムによれば、自車に搭載されて車内の異常を監視
し、外部の主局との通信を行うための車載通信装置を接
続した車載側装置と、通信路を介して車載側装置との間
で通信を行う主局通信装置と、主局通信装置により車載
側装置と所定の通信手順に従って通信を行い、車両の異
常事態を監視し、異常事態を発見した場合に警報を発し
たり通報を行う監視サービスを提供する主局とを含む車
両盗難検出システムにおいて、車載側装置の通信手順
が、所定の通信手順に従って第1の識別情報を送信する
ステップを含むと共に、主局の通信手順が、車載側装置
による第1の識別情報の回答の有無と真偽を判定するス
テップを含み、主局が、所定の通信手順に従って第1の
識別情報を含む正当な情報が正常に送信されていると判
断した場合に車両が異常事態でないと判定し、正当な情
報が正常に送信されなかったと判断した場合に車両が異
常事態にあると判定する異常事態判定手段を備えること
により、車載側装置が主局との間で事前に取り決めた共
通の通信手順に従って自発的に識別情報を発信し、主局
がそれを監視しつづけているため、盗難にあたって犯人
が妨害電波を発信する、電磁波防護シートをかぶせる、
送信アンテナを破壊するなどの行為で通信を妨害して
も、主局で検知できる。さらに常に有資格情報を確認す
ることにより、偽情報の発信によって車載側装置になり
すまし、主局で車両の異常事態に気づかれないようにす
る工作を防ぐことができる。また通信の妨害がすぐに発
覚するようにしたことで、通信の妨害行為に対する抑止
効果を発揮し、従来の盗難防止装置が車両から主局に送
っていたような犯行関連情報の送信も妨害されにくくな
る。
【0061】また、主局側の通信手順が、車載側装置に
対して第1の識別情報を問い合わせるステップと、車載
側装置による第1の識別情報の回答の有無と真偽を判定
するステップと、車載側装置からの第2の識別情報の問
い合わせへの回答を行うステップを含み、車載側装置の
通信手順が、主局に対して第2の識別情報を問い合わせ
るステップと、主局からの第2の識別情報の回答の有無
と真偽を判定するステップと、主局からの第1の識別情
報の問い合わせへの回答を行うステップを含み、主局
が、第1の識別情報を含む正当な情報が正常に送信され
ていると判断した場合に車両が異常事態でないと判定
し、正当な情報が正常に送信されなかったと判断した場
合に車両が異常事態にあると判定する異常事態判定手段
を備えることにより、通信の妨害を抑止できる。
【0062】また、車載側装置の通信手順が、所定の通
信手順に従って第1の識別情報を送信するステップを含
むと共に、主局の通信手順が、車載側装置による第1の
識別情報の回答の有無と真偽を判定するステップを含
み、主局が、所定の通信手順に従って第1の識別情報を
含む正当な情報が正常に送信されていると判断した場合
に車両が異常事態でないと判定し、正当な情報が正常に
送信されなかったと判断した場合に車両が異常事態にあ
ると判定する異常事態判定手段を備えることにより、通
信の妨害を抑止できる。
【0063】また、車載側装置は、車内での異常を検知
する車内異常検知装置と接続されるかまたはその機能を
内蔵しており、車内で異常が検知された場合には、それ
以後、主局への車両存在情報の送信を行わないことで、
車両で異常事態が生じたときに、車両情報を主局に送ら
れなくなることにより、主局で異常事態を検知できる。
【0064】また、車載側装置は、車内での異常を検知
する車内異常検知手段と、車内を撮像する車内カメラ
と、車内カメラの画像を蓄えるメモリを備え、車内異常
検知装置により車内で異常が検知された場合に、車内カ
メラで静止画像または動画像を取得して主局への送信を
行う手段と、送信の実行後、主局より所定時間以内に異
常解除信号が受信されない場合もしくは異常確定信号を
受信した場合に異常と判定し、車内の盗難防止装置を作
動させる手段を備えることにより、車内の異常が発生し
たときに、異常発生時に近い時刻の画像を主局に送信す
ることにより、主局側で異常を把握して誤動作を防止で
きるとともに、通信が行えなくなっている場合には、通
信の妨害という事実も用いて異常判定することにより、
車内での異常検知結果のみ用いる場合に比べて誤動作を
防止できる。
【0065】また、車内異常検知検知手段は、車内カメ
ラの画像を処理して動きを検知する画像処理装置、また
は車両または車載側装置自身の振動や移動または破壊に
よる車載側装置の機能不全を検知する、加速度センサま
たは振動センサまたは音センサまたは傾きセンサまたは
これらの装置やセンサの組み合わせであることにより、
車内で異常事態を検知できる。
【0066】また、主局で車両の異常事態と判定された
ときに車両の停車位置を撮像し、主局に画像を送信する
ことのできる車外監視カメラを備えたことにより、車外
にカメラを設置することにより、車両側設備の諸機能が
無効化された場合にも異常時の映像を取得できる。
【0067】また、車載側装置は、自車の移動の有無な
どの行動状態を計測して保持し、主局に送信する手段を
備え、主局は車外監視カメラの映像より車両の位置と行
動状態を計測して保持する車両計測手段を備えるととも
に、主局が車外監視カメラにより無線通信可能範囲を撮
像して計測した行動状態の履歴と存在位置を含む複数の
車両計測値から、車載側装置が監視サービスを受ける以
前に計測し、監視サービスを受けるときに主局に送信し
た行動状態の履歴に最も一致する車両計測値を検索する
監視車両検索手段と、検索された車両位置をサービス対
象の車両の停車位置に設定する車両位置設定手段を備え
ることにより、車両が自分の位置を知らせなくても、主
局の側で監視すべき車両の位置を把握できる。
【0068】さらに、車載側装置は自車の移動の有無な
どの行動状態を計測し、主局に送信する手段を備え、主
局は車外監視カメラの映像より車両の位置と行動状態を
計測して保持する車両計測手段を備えるとともに、主局
が車外監視カメラにより無線通信可能範囲を撮像して計
測した、行動状態の履歴と存在位置を含む複数の車両計
測値から、車載側装置が主局との通信を確立した後に計
測を開始し、主局に逐次送信した車両側の行動状態の履
歴に最も一致する車両計測値を検索する監視車両検索手
段と、検索された車両位置をサービス対象の車両の停車
位置に設定する車両位置設定手段を備えることにより、
車両が自分の位置を知らせなくても、主局の側で監視す
べき車両の位置を把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る車両盗難防止
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の主要機器の配置と諸領域を示す説明図
である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る監視サービス
準備手順を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る主局側の監視
サービス手順を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る車両側の監視
サービス手順を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態1に係る車両側の車内
監視手順を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態1に係る主局側の車外
監視手順を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態1に係る監視サービス
終了手順を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態2に係る監視サービス
準備手順を示すフローチャートである。
【図10】 物体検索方法の一例を示す説明図である。
【図11】 この発明の実施の形態2に係る主局側の監
視サービス手順を示すフローチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態2に係る車両側の監
視サービス手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 車両、2 車載側装置、3 車載側通信装置、4
主局通信装置、4aアンテナ、4b 本体、5 通信
路、6 主局側装置、7 監視カメラ、8 認証手段、
10 停車スロット、11 ゲート、90 イモビライ
ザ、9 エンジン、20 CPU、21 メモリ、22
画像処理部、23 車内カメラ、24センサ、40
通信可能領域、60 CPU、61 メモリ、62 画
像処理部、63 モニタ、65 画像メモリ、70 撮
像可能な領域、80 ID入力用キーボード、81 キ
ー、90 イモビライザ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 13/196 G08B 13/196 13/24 13/24 Fターム(参考) 5C084 AA04 AA09 BB04 BB31 CC08 CC22 CC23 DD07 DD11 DD78 DD79 DD80 EE06 FF02 FF27 GG18 GG43 GG52 GG54

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車に搭載されて車内の異常を監視し、
    外部の主局との通信を行うための車載通信装置を接続し
    た車載側装置と、 通信路を介して車載側装置との間で通信を行う主局通信
    装置と、主局通信装置により車載側装置と所定の通信手
    順に従って通信を行い、車両の異常事態を監視し、異常
    事態を発見した場合に警報を発したり通報を行う監視サ
    ービスを提供する主局とを含む車両盗難検出システムに
    おいて、 監視サービスの準備時に、車両が主局にユーザ識別情報
    を送信する手段と、監視サービスの終了時に、車両が主
    局に、前記ユーザ識別情報または前記ユーザ識別情報と
    一意に対応した解除用識別情報を送信する手段と、主局
    が、監視サービスの準備時に車両から受信したユーザ識
    別情報と、監視サービスの終了時に車両から受信した前
    記ユーザ識別情報または解除用識別情報より、正しいユ
    ーザと認証し、車両に監視サービスの終了を許可する情
    報を送信する手段とを備えることを特徴とする車両盗難
    検出システム。
  2. 【請求項2】 自車に搭載されて車内の異常を監視し、
    外部の主局との通信を行うための車載通信装置を接続し
    た車載側装置と、 通信路を介して車載側装置との間で通信を行う主局通信
    装置と、主局通信装置により車載側装置と所定の通信手
    順に従って通信を行い、車両の異常事態を監視し、異常
    事態を発見した場合に警報を発したり通報を行う監視サ
    ービスを提供する主局とを含む車両盗難検出システムに
    おいて、 主局側の通信手順が、車載側装置に対して第1の識別情
    報を問い合わせるステップと、車載側装置による第1の
    識別情報の回答の有無と真偽を判定するステップと、車
    載側装置からの第2の識別情報の問い合わせへの回答を
    行うステップを含み、車載側装置の通信手順が、主局に
    対して第2の識別情報を問い合わせるステップと、主局
    からの第2の識別情報の回答の有無と真偽を判定するス
    テップと、主局からの第1の識別情報の問い合わせへの
    回答を行うステップを含み、 主局が、第1の識別情報を含む正当な情報が正常に送信
    されていると判断した場合に車両が異常事態でないと判
    定し、正当な情報が正常に送信されなかったと判断した
    場合に車両が異常事態にあると判定する異常事態判定手
    段を備えることを特徴とする車両盗難検出システム。
  3. 【請求項3】 自車に搭載されて車内の異常を監視し、
    外部の主局との通信を行うための車載通信装置を接続し
    た車載側装置と、 通信路を介して車載側装置との間で通信を行う主局通信
    装置と、主局通信装置により車載側装置と所定の通信手
    順に従って通信を行い、車両の異常事態を監視し、異常
    事態を発見した場合に警報を発したり通報を行う監視サ
    ービスを提供する主局とを含む車両盗難検出システムに
    おいて、 車載側装置の通信手順が、所定の通信手順に従って第1
    の識別情報を送信するステップを含むと共に、主局の通
    信手順が、車載側装置による第1の識別情報の回答の有
    無と真偽を判定するステップを含み、 主局が、所定の通信手順に従って第1の識別情報を含む
    正当な情報が正常に送信されていると判断した場合に車
    両が異常事態でないと判定し、正当な情報が正常に送信
    されなかったと判断した場合に車両が異常事態にあると
    判定する異常事態判定手段を備えることを特徴とする車
    両盗難検出システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の車両盗難検出システム
    において、 主局側の通信手順が、車載側装置に対して第1の識別情
    報を問い合わせるステップと、車載側装置による第1の
    識別情報の回答の有無と真偽を判定するステップと、車
    載側装置からの第2の識別情報の問い合わせへの回答を
    行うステップを含み、車載側装置の通信手順が、主局に
    対して第2の識別情報を問い合わせるステップと、主局
    からの第2の識別情報の回答の有無と真偽を判定するス
    テップと、主局からの第1の識別情報の問い合わせへの
    回答を行うステップを含み、 主局が、第1の識別情報を含む正当な情報が正常に送信
    されていると判断した場合に車両が異常事態でないと判
    定し、正当な情報が正常に送信されなかったと判断した
    場合に車両が異常事態にあると判定する異常事態判定手
    段を備えることを特徴とする車両盗難検出システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の車両盗難検出システム
    において、 車載側装置の通信手順が、所定の通信手順に従って第1
    の識別情報を送信するステップを含むと共に、主局の通
    信手順が、車載側装置による第1の識別情報の回答の有
    無と真偽を判定するステップを含み、 主局が、所定の通信手順に従って第1の識別情報を含む
    正当な情報が正常に送信されていると判断した場合に車
    両が異常事態でないと判定し、正当な情報が正常に送信
    されなかったと判断した場合に車両が異常事態にあると
    判定する異常事態判定手段を備えることを特徴とする車
    両盗難検出システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の車
    両盗難検出システムにおいて、 車載側装置は、車内での異常を検知する車内異常検知装
    置と接続されるかまたはその機能を内蔵しており、車内
    で異常が検知された場合には、それ以後、主局への車両
    存在情報の送信を行わないことを特徴とする車両盗難検
    出システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の車両盗難検出システム
    において、 車載側装置は、車内での異常を検知する車内異常検知手
    段と、車内を撮像する車内カメラと、車内カメラの画像
    を蓄えるメモリを備え、車内異常検知装置により車内で
    異常が検知された場合に、車内カメラで静止画像または
    動画像を取得して主局への送信を行う手段と、送信の実
    行後、主局より所定時間以内に異常解除信号が受信され
    ない場合もしくは異常確定信号を受信した場合に異常と
    判定し、車内の盗難防止装置を作動させる手段を備える
    ことを特徴とする車両盗難検出システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の車両盗難検出システム
    において、 車内異常検知検知手段は、車内カメラの画像を処理して
    動きを検知する画像処理装置、または車両または車載側
    装置自身の振動や移動または破壊による車載側装置の機
    能不全を検知する、加速度センサまたは振動センサまた
    は音センサまたは傾きセンサまたはこれらの装置やセン
    サの組み合わせであることを特徴とする車両盗難検出シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の車
    両盗難検出システムにおいて、 主局で車両の異常事態と判定されたときに車両の停車位
    置を撮像し、主局に画像を送信することのできる車外監
    視カメラを備えたことを特徴とする車両盗難検出システ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の車両盗難検出システ
    ムにおいて、 車載側装置は、自車の移動の有無などの行動状態を計測
    して保持し、主局に送信する手段を備え、主局は車外監
    視カメラの映像より車両の位置と行動状態を計測して保
    持する車両計測手段を備えるとともに、主局が車外監視
    カメラにより無線通信可能範囲を撮像して計測した行動
    状態の履歴と存在位置を含む複数の車両計測値から、車
    載側装置が監視サービスを受ける以前に計測し、監視サ
    ービスを受けるときに主局に送信した行動状態の履歴に
    最も一致する車両計測値を検索する監視車両検索手段
    と、検索された車両位置をサービス対象の車両の停車位
    置に設定する車両位置設定手段を備えることを特徴とす
    る車両盗難検出システム。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の車両盗難検出システ
    ムにおいて、 車載側装置は自車の移動の有無などの行動状態を計測
    し、主局に送信する手段を備え、主局は車外監視カメラ
    の映像より車両の位置と行動状態を計測して保持する車
    両計測手段を備えるとともに、主局が車外監視カメラに
    より無線通信可能範囲を撮像して計測した、行動状態の
    履歴と存在位置を含む複数の車両計測値から、車載側装
    置が主局との通信を確立した後に計測を開始し、主局に
    逐次送信した車両側の行動状態の履歴に最も一致する車
    両計測値を検索する監視車両検索手段と、検索された車
    両位置をサービス対象の車両の停車位置に設定する車両
    位置設定手段を備えることを特徴とする車両盗難検出シ
    ステム。
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