JP2009194179A - フレキシブルプリント配線板及び該フレキシブルプリント配線板を用いたスライド式携帯電話端末 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも第1の電気絶縁層と、その上に形成された第1の接着剤層と、その上に形成された導体層と、からなる基板の導体層上に、少なくとも第2の接着剤層と、その上に形成された第2の電気絶縁層と、からなるカバーレイが、設けられたフレキシブルプリント配線板。
【選択図】図1
Description
また、特許文献2(特開2006−286912)は、高屈曲性を示し、樹脂層と銅箔層の2層構成からなるフレキシブル銅張り積層板であって、応力緩和のため、例えば樹脂層を厚さ12μm以上とすること等を要件としたものを提案している。
さらに、特許文献3(特開2003−298695)は、上部筐体と下部筐体とをほぼ平行な方向に互いに移動可能に連結し、前記上部筐体と前記下部筐体との展開、収納に伴って、前記上部筐体、あるいは前記下部筐体からアンテナを伸張させ、またこれらに収納させることとした薄型化携帯電話機を提案している。
また、材料構成を樹脂層と銅箔層の2層構成とすることにより、銅箔材料にかかる応力を低減した、高屈曲性を示すフレキシブル銅張り積層板が広く利用されているが、樹脂層と接着層と銅箔層とからなる3層構成のフレキシブルプリント銅張り積層板に比べ、コスト高となるという問題があった。
1.少なくとも第1の電気絶縁層と、その上に形成された第1の接着剤層と、その上に形成された導体層と、からなる基板の導体層上に、少なくとも第2の接着剤層と、その上に形成された第2の電気絶縁層と、からなるカバーレイが、設けられたフレキシブルプリント配線板であって、
下記式(1)〜(3)の関係を満たすように構成した、フレキシブルプリント配線板。
[t52*e5+[(t5+t4)2-t52]*e4+[(t5+t4+t3)2-(t5+t4)2]*e3+[(t5+t4+t3+t2)2-( t5+t4+t3)2]*e2+[(t5+t4+t3+t2+t1)2-(t5+t4+t3+t2)2]*e1]/[2*(t1*e1+t2*e2+t3*e 3+t4*e4+t5*e5)]=C (1)
引張応力:[C-(t5+t4)]*40000/(R-C) ≦300 [MPa] (2)
圧縮応力:[t3-[C-(t5+t4)]]*40000/(R-C) ≦ 750 [MPa] (3)
[式中、t1〜t5はそれぞれ、第1の電気絶縁層、第1の接着剤層、導体層、第2の接着剤層、第2の電気絶縁層、の厚さ(μm)であり、e1〜e5はそれぞれ、第1の電気絶縁層、第1の接着剤層、導体層、第2の接着剤層、第2の電気絶縁層、の弾性率であり、Cは第2の電気絶縁層の表面からフレキシブルプリント配線板の弾性中心までの距離(μm)であり、Rはフレキシブルプリント配線板を摺動させる際の摺動半径(μm)であり、導体層の弾性率e3は0である。]
基板側シールド層及び/又はカバーレイ側シールド層と、
を備えたフレキシブルプリント配線板であって、
下記式(4)〜(6)の関係を満たすように構成した、フレキシブルプリント配線板。
[t72*e7+[(t7+t6)2-t72]*e6+[(t7+t6+t5)2-(t7+t6)2]*e5+[(t7+t6+t5+t4) 2-(t7+t6+t5)2]*e4+[(t7+t6+t5+t4+t3)2-(t7+t6+t5+t4)2]*e3+[(t7+t3+t5+t4+t3+ t2)2-(t7+t6+t5+t4+t3)2]*e2+[(t7+t6+t5+t4+t3+t2+t1)2-(t7+t6+t5+t4+t3+t2)2 ]*e1]/[2*(t1*e1+t2*e2+t3*e3+t4*e4+t5*e5+t6*e6+t7*e7)] =C (4)
引張応力:[C-(t7+t6+t5)]*40000/(R-C) ≦300 [MPa] (5)
圧縮応力:[t4-[C-(t7+t6+t5)]]*40000/(R-C) ≦ 750 [MPa] (6)
[式中、t1〜t7はそれぞれ、基板側シールド層、第1の電気絶縁層、第1の接着剤層、導体層、第2の接着剤層、第2の電気絶縁層、カバーレイ側シールド層、の厚さ(μm)であり、e1〜e7はそれぞれ、基板側シールド層、第1の電気絶縁層、第1の接着剤層、導体層、第2の接着剤層、第2の電気絶縁層、カバーレイ側シールド層、の弾性率であり、Cはカバーレイ側シールド層の表面からフレキシブルプリント配線板の弾性中心までの距離(μm)であり、Rはフレキシブルプリント配線板を摺動させる際の摺動半径(μm)であり、導体層の弾性率e3は0である。フレキシブルプリント配線板が基板側シールド層のみを備える場合はe7は0であり、カバーレイ側シールド層のみを備える場合はe1は0である。]
4.前記導体層は、圧延金属箔又は特殊電解金属箔からなる、前記1〜3のいずれかに記載のフレキシブルプリント配線板。
前記第1の筐体及び前記第2の筐体の内部には、前記1〜4のいずれかに記載のフレキシブルプリント配線板が摺動可能に収容され、前記第1の筐体が移動する際に前記第1の筐体に収容された前記配線板が、前記第2の筐体に収容された前記配線板に対してほぼ平行に摺動し、前記摺動する半径が0.5〜1.0mmRに保持された、スライド式携帯電話端末。
図1に、本発明の実施形態のフレキシブルプリント配線板を示す。
図1に示すように、フレキシブルプリント配線板100は、シールド層1と、その上に形成された基板101と、その上に形成されたカバーレイ102と、その上に形成されたシールド層7と、の積層構成を有する。
基板101は、電気絶縁層2と、接着剤層3と、回路パターンが形成された導体層4と、から構成される。カバーレイ102は、接着剤層5と、電気絶縁層6と、から構成される。
なお、図1では、理解し易いように、シールド層1、7、基板101、カバーレイ102を、それぞれ分離して示している。
[t72*e7+[(t7+t6)2-t72]*e6+[(t7+t6+t5)2-(t7+t6)2]*e5+[(t7+t6+t5+t4)2-( t7+t6+t5)2]*e4+[(t7+t6+t5+t4+t3)2-(t7+t6+t5+t4)2]*e3+[(t7+t3+t5+t4+t3+t2) 2-(t7+t6+t5+t4+t3)2]*e2+[(t7+t6+t5+t4+t3+t2+t1)2-(t7+t6+t5+t4+t3+t2)2]*e1 ]/[2*(t1*e1+t2*e2+t3*e3+t4*e4+t5*e5+t6*e6+t7*e7)] =C (4)
引張応力:[C-(t7+t6+t5)]*40000/(R-C) ≦300 [MPa] (5)
圧縮応力:[t4-[C-(t7+t6+t5)]]*40000/(R-C) ≦ 750 [MPa] (6)
フレキシブルプリント配線板中の導体層(銅箔層)の弾性率が他の層に比べて極めて高いため、式(4)中の銅箔の弾性率e3を0として計算する。
C‐(t7+t6+t5)は、2.0μm以上4.0μm以下であることが好ましい。
ここで導体層4の「外側」とは、FPCを屈曲させた際に曲率半径が大きくなる側を意味する。
[t4-[C-(t7+t6+t5)]]*40000/(R-C) ≦300 [MPa] (7)
[C-(t7+t6+t5)]*40000/(R-C) ≦750 [MPa] (8)
式(1)で求められるCは、複数の異なる材料からなる積層構成の弾性中心Cであり、具体的には、第1の電気絶縁層の表面からフレキシブルプリント配線板の弾性中心Cまでの距離(μm)を表す。
フレキシブルプリント配線板中の導体層(銅箔層)の弾性率は他の層に比べて極めて高いため、式(1)中の銅箔の弾性率e3を0として計算する。
導体層4が圧延銅箔からなる場合には、クラックが進み難く、断線が発生し難い点で好ましい。なお、特殊電解銅箔は、通常の電解銅箔に比べ、結晶粒が大きく、圧延銅箔と類似の構造を有するため、圧延銅箔と同等の効果を得ることができる点で好ましい。
前記導体層4の厚さは、3〜18μmであることが好ましく、摺動半径を小さくしたいとき(例えば、0.5mmR)は3〜9μmであることがより好ましい。
フェノキシ樹脂の含有量は、樹脂全体中に20〜90%であることが好ましい。これにより樹脂自体の復元性が向上する。
本発明のスライド式携帯電話端末は、その一実施形態として、図2に示すスライド式携帯電話端末を提供することができる。
図2に示すように、スライド式携帯電話端末500は、表示画面を備えた第1の筐体51と、第2の筐体52とを備え、表示画面を表面側に向けた第1の筐体51と第2の筐体52とを重ね合わせ、該第1の筐体51が第2の筐体52に対してほぼ平行に移動するよう連結したスライド式携帯電話端末であって、第1の筐体51及び第2の筐体52の内部には、第1実施形態のフレキシブルプリント配線板100が摺動可能に収容され、第1の筐体51が移動する際に第1の筐体51に収容された配線板100が、第2の筐体52に収容された配線板100に対してほぼ平行に摺動し、その摺動する半径が0.5〜1.0mmRに保持されている。
本発明のスライド式携帯電話端末の摺動半径はより好ましくは0.6〜1.0mmRである。
(1)カバーレイの作製
表1、2に示す構成となるようにして、カバーレイを作製した。
例えば、構成1の場合、電気絶縁層6であるカプトンEN(東レ・デュポン(株)製、厚さ10μm)の片面に、バーコーターを用いて、タイプA樹脂をプレス後の厚さが5μmの厚さとなるように塗布し、当該樹脂組成物が半硬化状となるように150℃で5分間乾燥させ、カバーレイフィルムを得た。なお、樹脂面は離型処理が施されたセパレートフィルムで保護し、使用時に剥がして使用した。また、タイプA樹脂は、フェノキシ樹脂(インケム社製)を100重量部、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(JER(株)製)を20重量部、硬化剤としてノボラックフェノール樹脂(昭和電工(株)製)を6重量部、それぞれ加えて調製したものである。
なお、構成5〜14のカバーレイで使用したポリイミドフィルムは、アピカルNPI((株)カネカ製)を用いた。
表1、2に示す構成になるようにして、基板を作製した。
例えば、構成1の場合、電気絶縁層2であるカプトンEN(東レ・デュポン(株)製)の片面に、バーコーダーを用いて、タイプA樹脂をプレス後の厚さを5μmとなるように塗布し、当該樹脂組成物が半硬化状となるように150℃で5分間乾燥させ、その上に、厚み12μmの銅箔をラミネートし、160℃で5時間のエージングを行い、基板を用意し、回路を形成した。銅箔としては圧延銅箔HA(日鉱金属(株)製)を用いた。
なお、構成9,11〜14の絶縁層2で使用したポリイミドフィルムは、アピカルNPI((株)カネカ製)を用いた。
キャスト法による基板の作製は、銅箔等の支持体にポリイミド前駆体樹脂液を塗布、乾燥させた後、当該樹脂をイミド化して作製する方法で行った。本実施例では、PNS Hシリーズ((株)有沢製作所製)を使用した。
シールド層としては、タツタシステムエレクトロニクス株式会社製のSFPC5000、厚さが22μmのものを使用した。
得られた基板と、セパレートフィルムを剥がしたカバーレイの接着面(樹脂側)とを貼り合わせて、180℃×2.94MPa×30分(好ましい条件範囲:140℃〜200℃、圧力2〜5MPa、10〜60分)の条件でプレス成形した。
その後、さらにセパレートフィルムを剥がしたシールド層の接着面をカバーレイ及び基板のPI面の両方に貼り合わせて、160℃×30分で成形して、フレキシブルプリント配線板を得た。
なお、引張応力、圧縮応力は、前述の式に各構成おける各材料の厚さ、弾性率をそれぞれ加えて算出した。銅箔層光沢面(表中は、Cu S面と表記)から弾性中心までの距離は、以下の式から算出した。シールド無しの構成(構成1、6のサンプル)の場合は、式(1)、(2)、(3)に基づきC-(t5+t4)、シールド有りの構成(構成1、6以外のサンプル)の場合は、式(4)、(5)、(6)に基づきC-(t7+t6+t5)である。
また、表1、2中の構成1、2、6、7、9、11、14が実施例であり、構成3、4、5、8、10、12、13が比較例である。
摺動方法:IPC-FC-241A 2.4.3に準拠して測定を行った。
装置:低速狭R摺動試験機(図4(a)及び(b)参照)
測定条件:ストローク(摺動時移動距離(片道)):50mm
速度(1分間の摺動回数):100cpm
摺動半径:表中に記載
測定温度:23℃
摺動回数:100万回超えるものについては測定を打ち切った。
本実施例で摺動評価に用いた装置の概略断面図を図4(a)に示す。ここでの摺動評価方法は、IPC−FC−241A 2.4.3に準拠した方法である。
図4(a)に示すように、下板とカムに連結された上板との間に、サンプルがU字形になるように固定し、ストロークを50mm、摺動半径を1.0mmに保持しつつ、カムの回転を利用してサンプルを摺動させて評価する。
ここで、摺動半径とは、サンプルを固定している板の隙間÷2である(サンプルの内径ではない:図4(a)参照)。
なお、測定時には、カバーレイとしてのポリイミド面と、基板側のポリイミド面の両面にシールド層を設けてから行うサンプルと両面にシールド層を設けないサンプルについて試験を行った。
表1、2は、1.0mmRおよび0.65mmRにおける、摺動回数、引張応力、圧縮応力、弾性中心の各評価結果を示す。ここで表中のCL向きは以下のように規定した。摺動評価においてサンプルをU字形になるように固定した際に、曲率半径が大きくなる面を外側、その逆を内側として規定し、カバーレイ(CL)が外側になる場合をCL外、その逆となる場合をCL内とした。
一方、構成2とカバーレイ厚みを大きくした構成5を比べると、構成5は構成2よりもさらに弾性中心が外側へ移動するため、引張応力は低減する。しかし、圧縮応力が約1.3倍に増大する。この結果、構成5における銅箔に応力がかかるため、摺動回数が落ちることが分かった。このことから、引張応力の低下だけでは、狭R化における摺動特性を向上させることは困難であり、構成にかかる圧縮応力についても十分考慮する必要があることが分かった。
構成1と構成6は、両面にシールド層を設けないサンプルであり、摺動評価の結果は良好であり、摺動回数は100万回以上を示すことが分かった。
以上のことから、折り曲げる構成、上述した式より求められる引張・圧縮応力が所定の範囲以下となる構成の材料の厚み・弾性率に設定すれば、1.0mmR以下の狭R摺動において優れた特性を示し、材料構成の検討を行う前に摺動特性の優劣を判断することができることが分かった。
例えば、銅箔の厚さが12μm、1.0mmRの場合の弾性の中心位置は、銅箔光沢面から弾性中心の位置が6μm以下の場合に優れた摺動特性を示すことが分かった。
また、同じ銅箔厚さにおいて、0.65mmRの場合の弾性の中心位置は、銅箔光沢面から弾性中心の位置が2μm以上4μm以下の場合に、摺動回数が100万回超える摺動特性を示すことが分かった。
Claims (5)
- 少なくとも第1の電気絶縁層と、その上に形成された第1の接着剤層と、その上に形成された導体層と、からなる基板の導体層上に、少なくとも第2の接着剤層と、その上に形成された第2の電気絶縁層と、からなるカバーレイが、設けられたフレキシブルプリント配線板であって、
下記式(1)〜(3)の関係を満たすように構成した、フレキシブルプリント配線板。
[t52*e5+[(t5+t4)2-t52]*e4+[(t5+t4+t3)2-(t5+t4)2]*e3+[(t5+t4+t3+t2)2-( t5+t4+t3)2]*e2+[(t5+t4+t3+t2+t1)2-(t5+t4+t3+t2)2]*e1]/[2*(t1*e1+t2*e2+t3*e 3+t4*e4+t5*e5)]=C (1)
引張応力:[C-(t5+t4)]*40000/(R-C) ≦300 [MPa] (2)
圧縮応力:[t3-[C-(t5+t4)]]*40000/(R-C) ≦ 750 [MPa] (3)
[式中、t1〜t5はそれぞれ、第1の電気絶縁層、第1の接着剤層、導体層、第2の接着剤層、第2の電気絶縁層、の厚さ(μm)であり、e1〜e5はそれぞれ、第1の電気絶縁層、第1の接着剤層、導体層、第2の接着剤層、第2の電気絶縁層、の弾性率であり、Cは第2の電気絶縁層の表面からフレキシブルプリント配線板の弾性中心までの距離(μm)であり、Rはフレキシブルプリント配線板を摺動させる際の摺動半径(μm)であり、導体層の弾性率e3は0である。] - 少なくとも第1の電気絶縁層と、その上に形成された第1の接着剤層と、その上に形成された導体層と、からなる基板の導体層上に、少なくとも第2の接着剤層と、その上に形成された第2の電気絶縁層と、からなるカバーレイと、
基板側シールド層及び/又はカバーレイ側シールド層と、
を備えたフレキシブルプリント配線板であって、
下記式(4)〜(6)の関係を満たすように構成した、フレキシブルプリント配線板。
[t72*e7+[(t7+t6)2-t72]*e6+[(t7+t6+t5)2-(t7+t6)2]*e5+[(t7+t6+t5+t4) 2-(t7+t6+t5)2]*e4+[(t7+t6+t5+t4+t3)2-(t7+t6+t5+t4)2]*e3+[(t7+t3+t5+t4+t3+ t2)2-(t7+t6+t5+t4+t3)2]*e2+[(t7+t6+t5+t4+t3+t2+t1)2-(t7+t6+t5+t4+t3+t2)2 ]*e1]/[2*(t1*e1+t2*e2+t3*e3+t4*e4+t5*e5+t6*e6+t7*e7)] =C (4)
引張応力:[C-(t7+t6+t5)]*40000/(R-C) ≦300 [MPa] (5)
圧縮応力:[t4-[C-(t7+t6+t5)]]*40000/(R-C) ≦ 750 [MPa] (6)
[式中、t1〜t7はそれぞれ、基板側シールド層、第1の電気絶縁層、第1の接着剤層、導体層、第2の接着剤層、第2の電気絶縁層、カバーレイ側シールド層、の厚さ(μm)であり、e1〜e7はそれぞれ、基板側シールド層、第1の電気絶縁層、第1の接着剤層、導体層、第2の接着剤層、第2の電気絶縁層、カバーレイ側シールド層、の弾性率であり、Cはカバーレイ側シールド層の表面からフレキシブルプリント配線板の弾性中心までの距離(μm)であり、Rはフレキシブルプリント配線板を摺動させる際の摺動半径(μm)であり、導体層の弾性率e3は0である。フレキシブルプリント配線板が基板側シールド層のみを備える場合はe7は0であり、カバーレイ側シールド層のみを備える場合はe1は0である。] - C−(t7+t6+t5)は、2.0μm以上4.0μm以下である、請求項2に記載のフレキシブルプリント配線板。
- 前記導体層は、圧延金属箔又は特殊電解金属箔からなる、請求項1〜3のいずれかに記載のフレキシブルプリント配線板。
- 表示画面を備えた第1の筐体と、第2の筐体とを備え、前記表示画面を表面側に向けて前記第1の筐体と前記第2の筐体とを重ね合わせ、該第1の筐体が前記第2の筐体に対してほぼ平行に移動するよう連結したスライド式携帯電話端末であって、
前記第1の筐体及び前記第2の筐体の内部には、請求項1〜4のいずれかに記載のフレキシブルプリント配線板が摺動可能に収容され、前記第1の筐体が移動する際に前記第1の筐体に収容された前記配線板が、前記第2の筐体に収容された前記配線板に対してほぼ平行に摺動し、前記摺動する半径が0.5〜1.0mmRに保持された、スライド式携帯電話端末。
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