JP2009193520A - 画像形成システム、サーバおよびプログラム - Google Patents

画像形成システム、サーバおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 逓減課金体系を採用する場合において、部門毎の課金総額に関する部門間の不平等を解消することが可能な画像形成システムおよびそれに関連する技術を提供する。
【解決手段】 画像形成システムにおけるサーバは、画像形成装置での各ジョブの課金額を逓減課金体系にしたがって算出するとともに、当該各ジョブの課金額を部門別に加算して部門毎の課金総額を算出する。また、サーバは、部門毎の課金総額を複数の部門に関して合計した合計額を、当該複数の部門のそれぞれの印刷出力枚数に基づいて当該複数の部門に再分配することによって、部門毎の課金総額を修正する(ステップS15)。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置の課金管理を行うことが可能な画像形成システムおよびそれに関連する技術に関する。
プリンタをサーバとネットワーク接続し、課金管理を行うシステムが存在する。
例えば、特許文献1では、プリントサービス店舗に配置されたプリンタ等を用いて、利用者の依頼に応じてプリントサービスを行うプリントサービスシステムが記載されている。より詳細には、特許文献1には、サービス形態に応じた細分化された課金体系(料金体系)を設定することが可能な課金処理技術が記載されている。
特開2001−306828号公報
ところで、画像形成装置(プリンタ、コピー機および複合機等)をオフィスで利用する場合等においても、同様の課金システムを備えた画像形成システムを構築することが考えられる。
また、このような画像形成システムにおいては、画像形成装置を複数の部門で共用するとともに、部門毎に予算金額が設定されて管理が行われ得る。また特に、当該予算金額に応じた印刷出力枚数の上限値を部門毎に設定しておき、実際の印刷出力ジョブに関する特定部門の印刷出力枚数が当該上限値に到達すると、特定部門に関する印刷出力ジョブの実行を禁止することが考えられる。
また、このような場合等において採用される課金体系(料金体系)としては、例えば、同種プリント出力物の1枚あたりの価格(すなわち「単価」)が常に同じ課金体系(「一定課金体系」)と、プリント出力総数の増加に伴って当該単価が逓減する課金体系(「逓減課金体系」)とが存在する。
ここにおいて、後者の「逓減課金体系」を採用するとともに印刷出力時の課金額を部門毎に積み上げて部門管理を行う場合を想定すると、次のような問題が発生し得る。
仮に、或る画像形成装置におけるモノクロ印刷出力の1枚あたりの価格(「単価」)が、最初の1万枚までは「10円/枚」であり、それ以降は「6円/枚」であるとする。また、各部門D1,D2の予算は1ヶ月あたり10万円であるとする。
この場合、まず部門D1が月初から連続して1万枚の印刷出力物を印刷出力すると、単価「10円/枚」が適用されて、部門D1による当該1万枚の印刷出力には、10万円(=10(円/枚)×10000(枚))が課金される。すなわち、部門D1は、予算の10万円を使い果たすことになる。また、上限値設定がなされているものとすると、部門D1に関する以後の印刷出力が禁止される。
一方、その後、別の部門D2が連続して1万枚の印刷出力物を印刷出力する場合には、部門D2には今度は単価「6円/枚」が適用され、部門D2の課金総額は6万円になる。部門D2の予算には未だ余裕がある。そのため、上限値設定がなされているときでも、部門D2に関する以後の印刷出力は禁止されない。
このように、月内での部門D1の総印刷出力枚数は当該月内での部門D2の総印刷出力枚数と同じであるにもかかわらず、課金総額が異なっている。すなわち、部門D1,D2の相互間には印刷出力タイミングによる不平等が生じている。
また、上限値設定がなされている場合には、総印刷出力枚数が互いに同じであるにもかかわらず、一方の部門D2に関しては或る時点以後も印刷出力が禁止されず、他方の部門D1に関しては或る時点以後の印刷出力が禁止される。
そこで、この発明は、逓減課金体系を採用する場合において、部門毎の課金総額に関する部門間の不平等を解消することが可能な画像形成システムおよびそれに関連する技術を提供することを第1の課題とする。
また、この発明は、逓減課金体系を採用する場合において、部門毎の印刷枚数に関する部門間の不平等を解消することが可能な画像形成システムおよびそれに関連する技術を提供することを第2の課題とする。
上記第1の課題を解決すべく、請求項1の発明は、画像形成装置の課金管理を行うことが可能な画像形成システムであって、画像形成装置での各ジョブの課金額を逓減課金体系にしたがって算出するとともに、前記各ジョブの課金額を前記各ジョブの依頼部門別に加算して部門毎の課金総額を算出する算出手段と、前記部門毎の前記課金総額を複数の部門に関して合計した合計額を、前記複数の部門のそれぞれの印刷出力枚数に基づいて前記複数の部門に再分配することによって、前記部門毎の前記課金総額を修正する修正手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る画像形成システムにおいて、特定部門の課金総額が所定の上限値に到達すると、前記画像形成装置による前記特定部門に関するジョブの実行を禁止する管理手段、をさらに備え、前記管理手段は、前記特定部門に関する修正後の課金総額が前記所定の上限値よりも再び小さくなると、前記画像形成装置による前記特定部門に関するジョブの実行を再び許可することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明に係る画像形成システムにおいて、前記修正手段は、前記合計額を前記複数の部門の相互間の印刷出力枚数比に応じて前記複数の部門に再分配することによって、前記部門毎の前記課金総額を再計算することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の発明に係る画像形成システムにおいて、前記修正手段は、前記画像形成装置における総印刷出力枚数が低廉単価設定域に到達した後において、前記部門毎の前記課金総額を修正することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1の発明に係る画像形成システムにおいて、前記修正手段は、前記複数の部門のいずれかの課金総額が前記所定の上限値に到達した後において、前記部門毎の前記課金総額を修正することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1の発明に係る画像形成システムにおいて、前記修正手段は、前記画像形成装置でジョブが実行されるごとに、前記部門毎の前記課金総額を修正することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項2の発明に係る画像形成システムにおいて、前記特定部門に関する修正後の前記課金総額に基づいて前記特定部門に関するジョブの実行が再び許可され得ると判定される場合には、前記特定部門に関するジョブの実行の再許可可能通知を、前記特定部門に属するユーザに対して電子メールを用いて送信する通知手段、をさらに備えることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項2の発明に係る画像形成システムにおいて、前記特定部門に関する修正後の前記課金総額に基づいて前記特定部門に関するジョブの実行が再び許可され得ると判定される場合には、前記特定部門に関するジョブの実行の再許可可能通知を前記画像形成装置に対して送信する通知手段と、前記特定部門に関するジョブの実行が再び許可され得ることを報知する報知手段と、をさらに備えることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1の発明に係る画像形成システムにおいて、前記逓減課金体系は、前記画像形成装置を単位として設定されるものであることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1の発明に係る画像形成システムにおいて、前記逓減課金体系は、前記画像形成装置を含む複数の画像形成装置で構成される画像形成装置群を単位として設定されるものであることを特徴とする。
請求項11の発明は、画像形成装置に関する課金情報を管理するサーバであって、画像形成装置での各ジョブの課金額を逓減課金体系にしたがって算出するとともに、前記各ジョブの課金額を前記各ジョブの依頼部門別に加算して部門毎の課金総額を算出する算出手段と、前記部門毎の前記課金総額を複数の部門に関して合計した合計額を、前記複数の部門のそれぞれの印刷出力枚数に基づいて前記複数の部門に再分配することによって、前記部門毎の前記課金総額を修正する修正手段とを備えることを特徴とする。
請求項12の発明は、コンピュータに、a)画像形成装置での各ジョブの課金額を逓減課金体系にしたがって算出するとともに、前記各ジョブの課金額を前記各ジョブの依頼部門別に加算して部門毎の課金総額を算出する手順と、b)前記部門毎の前記課金総額を複数の部門に関して合計した合計額を、前記複数の部門のそれぞれの印刷出力枚数に基づいて前記複数の部門に再分配することによって、前記部門毎の前記課金総額を修正する手順とを実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項13の発明は、コンピュータに、a)画像形成装置での各ジョブの課金額を逓減課金体系にしたがって算出するとともに、前記各ジョブの課金額を前記各ジョブの依頼部門別に加算して部門毎の課金総額を算出する手順と、b)特定部門の課金総額が所定の上限値に到達すると、前記画像形成装置による前記特定部門に関するジョブの実行を禁止する手順と、c)前記部門毎の前記課金総額を複数の部門に関して合計した合計額を、前記複数の部門のそれぞれの印刷出力枚数に基づいて前記複数の部門に再分配することによって、前記部門毎の前記課金総額を修正する手順と、d)前記手順c)により修正された前記特定部門の課金総額が前記所定の上限値よりも再び小さくなると、前記画像形成装置による前記特定部門に関するジョブの実行を再び許可する手順とを実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項14の発明は、画像形成装置群の課金管理を行うことが可能な画像形成システムであって、画像形成装置群での各ジョブの課金額を前記画像形成装置群単位で設定された逓減課金体系にしたがって算出するとともに、前記各ジョブの課金額を前記各ジョブの依頼部門別に加算して部門毎の課金総額を算出する算出手段と、前記部門毎の前記課金総額を複数の部門に関して合計した合計額を、前記複数の部門のそれぞれの印刷出力枚数に基づいて前記複数の部門に再分配することによって、前記部門毎の前記課金総額を修正する修正手段とを備えることを特徴とする。
請求項15の発明は、画像形成装置群に関する課金情報を管理するサーバであって、画像形成装置群での各ジョブの課金額を前記画像形成装置群単位で設定された逓減課金体系にしたがって算出するとともに、前記各ジョブの課金額を前記各ジョブの依頼部門別に加算して部門毎の課金総額を算出する算出手段と、前記部門毎の前記課金総額を複数の部門に関して合計した合計額を、前記複数の部門のそれぞれの印刷出力枚数に基づいて前記複数の部門に再分配することによって、前記部門毎の前記課金総額を修正する修正手段とを備えることを特徴とする。
請求項16の発明は、コンピュータに、a)画像形成装置群での各ジョブの課金額を前記画像形成装置群単位で設定された逓減課金体系にしたがって算出するとともに、前記各ジョブの課金額を前記各ジョブの依頼部門別に加算して部門毎の課金総額を算出する手順と、b)前記部門毎の前記課金総額を複数の部門に関して合計した合計額を、前記複数の部門のそれぞれの印刷出力枚数に基づいて前記複数の部門に再分配することによって、前記部門毎の前記課金総額を修正する手順とを実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
また、上記第2の課題をも解決すべく、請求項2および請求項13に記載の発明は、上述の特徴を備える。
請求項1ないし請求項16に記載の発明によれば、逓減課金体系を採用する場合において、部門毎の課金総額に関する部門間の不平等を解消することが可能である。
特に、請求項2および請求項13に記載の発明によれば、逓減課金体系を採用する場合において、部門毎の印刷枚数に関する部門間の不平等を解消することが可能である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.システム構成概要>
図1は、画像形成システム100の構成を示す概略図である。画像形成システム100は、複数のマルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi Function Peripheral)(MFPとも略称する)1(詳細にはMFP1a,1b,1c等)と、サーバコンピュータ(単にサーバとも称する)90とを備える。この画像形成システム100は、各MFP1(画像形成装置とも称される)の課金管理を行うことが可能である。
各MFP1は、ネットワークNWを介してサーバ90に接続されており、当該サーバ90との間でデータの送受信が可能である。一方、サーバ90は、各MFP1に関する課金情報をその格納部99に格納している。サーバ90は、課金管理サーバであるとも表現される。なお、ネットワークNWは、LAN(Local Area Network)およびインターネットなどの各種のネットワークを含む。
<2.MFP>
また、図2は、各MFP1の機能構成を示す機能ブロック図である。MFP1は、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能およびファクシミリ通信機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP1は、図2に示すように、画像読取部2と、印刷出力部3と、通信部4と、格納部5と、入出力部6と、コントローラ9とを備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、上記の各機能を実現する。
画像読取部2は、MFP1の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って、当該原稿の画像データ(原稿画像とも称する)を生成する処理部である。
印刷出力部3は、対象画像に関する画像データに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、通信ネットワークNWを介したネットワーク通信が可能である。このネットワーク通信では、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)およびFTP(File Transfer Protocol)等の各種のプロトコルが利用され、当該ネットワーク通信を利用することによって、MFP1は、所望の相手先との間で各種のデータを授受することが可能である。なお、MFP1は、このネットワーク通信を利用することによって、電子メールの送受信を行うことも可能である。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)等の格納装置で構成される。この格納部5には、画像読取部2等で生成された原稿画像(画像データ)が格納される。
入出力部6は、MFP1に対する入力を受け付ける操作入力部61と、各種情報の表示出力を行う表示部62とを備えている。表示部62は、各種情報を報知する報知部であるとも表現される。また、MFP1には操作パネル63(図1および図2参照)が設けられている。この操作パネル63は、液晶表示パネルに圧電センサ等が埋め込まれて構成されており、表示部62の一部として機能するとともに、操作入力部61の一部としても機能する。ユーザは、操作パネル63の画面上に表示された(仮想的な)ボタンを押下することによって、MFP1に対する操作指示入力を行うことが可能である。
コントローラ9は、MFP1を統括的に制御する制御装置であり、CPUと、各種の半導体メモリ(RAMおよびROM等)とを備えて構成される。コントローラ9の制御下において各種の処理部が動作することによって、MFP1の各種の機能が実現される。例えば、コントローラ9の制御下において、画像読取部2を用いて所望の画像を光学的に読み取ることによって、原稿をスキャニングした画像(スキャン画像)が取得され、スキャナ機能が実現される。さらに、印刷出力部3を用いて当該スキャン画像を印刷出力することによって、コピー機能が実現される。また、コントローラ9は、次述するような各種の処理をも制御する。
コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM等)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。
具体的には、コントローラ9は、課金情報通知部11とジョブ制御部12とを含む各種の処理部を実現する。
課金情報通知部11は、課金に関連する情報(課金情報)をネットワークNWを介してサーバ90に送信する処理部である。例えば、課金情報通知部11は、MFP1で実行された印刷出力処理(コピー処理を含む)における印刷出力日時と印刷出力枚数とをサーバ90に通知する。なお、印刷出力枚数は、用紙サイズごと、および/または、印刷色種類(カラー、白黒)ごとに区分して通知されることが好ましい。
ジョブ制御部12は、MFP1によるジョブの実行の可否を制御する処理部である。ジョブ制御部12は、サーバ90の管理部95と協働して、MFP1によるジョブの実行を管理する。
<3.サーバ>
サーバ90は、いわゆるコンピュータシステムであり、CPU、RAM、ROMなどを備えて構成される。また、サーバ90は、ネットワーク通信部を備えており、各MFP1とネットワーク通信することが可能である。
サーバ90は、当該サーバ90のCPUにおいて所定のプログラムを実行することによって、図3に示すような各種の処理部91〜96を実現する。
算出部91は、ジョブ課金額算出部92と部門別課金総額算出部93とを有している。ジョブ課金額算出部92は、MFP1における各ジョブの課金額を算出する処理部である。ジョブ課金額算出部92は、当該各ジョブの課金額を逓減課金体系(逓減料金体系)にしたがって算出する。また、部門別課金総額算出部93は、MFP1における各ジョブの課金額を当該各ジョブの依頼部門別に加算して、部門毎の課金総額を算出する処理部である。
修正部94は、所定のタイミングで部門毎の課金総額を修正(補正)する処理部である。修正部94は、部門毎の課金総額を複数の部門に関して合計した合計額を、当該複数の部門のそれぞれの印刷出力枚数に基づいて当該複数の部門に再分配することによって、部門毎の課金総額を再計算する。この再計算動作(修正動作)を行うことによれば、印刷出力時点の相違に起因する部門相互間の偏りを平準化することが可能である。この修正動作については後に詳述する。
管理部95は、各MFP1のジョブ制御部12と協働して、各MFP1のジョブの実行の是非を管理する。具体的には、管理部95は、特定部門の課金総額が所定の上限値ULに到達すると、MFP1による特定部門に関するジョブの実行を禁止する。また、管理部95は、修正部94による修正後の課金総額(特定部門に関する課金総額)が所定の上限値ULよりも再び小さくなると、MFP1による特定部門に関するジョブの実行を再び許可する。
通知部96は、修正後の課金総額に基づいて特定部門に関するジョブの実行が再び許可され得る旨が修正部94によって判定される場合に、当該特定部門に関するジョブの実行の再許可可能通知を送信する。この実施形態では、当該再許可可能通知は、当該特定部門に属するユーザに対して電子メールを用いて送信される。
<4.動作>
次に、画像形成システム100における動作について、図4を参照しながら詳述する。図4は、サーバ90の動作を示すフローチャートである。各MFP1における印刷出力ジョブ(単に「ジョブ」とも称する)が実行されるごとに、図4の動作がサーバ90によって実行される。具体的には、MFP1において或るジョブが完了すると、当該ジョブに関する課金情報がMFP1からサーバ90へと送信され、その後、ステップS11以降の処理が実行される。ここでは、MFP1aに関して、課金情報に基づく管理動作を行う場合を例示する。
図5は、MFP1aに関する課金体系(逓減課金体系)の一例を示す図である。ここでは、図5に示すように、所定期間(例えば1ヶ月))内における印刷出力枚数の増加に伴って単価が逓減する課金体系(「逓減課金体系」)が採用されている場合を例示する。なお、「逓減課金体系」は、所定期間内の印刷出力枚数の増加に伴って単価が逓減するものであってもよく、あるいは、通算の印刷出力枚数の増加に伴って単価が逓減するものであってもよい。
具体的には、或る画像形成装置におけるモノクロ印刷出力の1枚あたりの価格(「単価」)に関して、所定期間における最初の1万枚までの単価は「10円/枚」(基本額ないし基本単価とも称する)である。また、印刷出力枚数が1万枚を超えると、基本単価よりも低廉な単価が適用される。詳細には、10001枚目から20000枚目までの単価は「6円/枚」であり、20001枚目以降の単価は「4円/枚」である。なお、単価に関する10001枚以降の区域は、基本単価よりも低廉な単価が設定された「低廉単価設定域」(あるいは単価逓減設定域)であるとも表現される。図5では、2段階に逓減する低廉単価設定域(2段階の低廉単価設定域)、詳細には、第1の低廉単価設定域(10001枚目から20000枚目)GD1と、第2の低廉単価設定域(20001枚目以降)GD2とが設けられている。
また、ここでは、印刷出力に関する課金総額に上限値ULが設けられ、部門管理が行われるものとする。具体的には、MFP1aにおける各部門D1,D2の予算(上限値UL)は、それぞれ、1ヶ月あたり10万円であり、各部門D1,D2の課金総額が当該上限値ULに到達すると、MFP1aにおける印刷出力が禁止されるものとする。
図6は、部門D1の課金総額(暫定値)の経時変化を示す図であり、図7は、部門D2の課金総額(暫定値)の経時変化を示す図である。以下では、図6および図7に示すように、まず、部門D1(詳細には部門D1に所属するユーザUA)によって1万枚の印刷出力が行われ、その後に、部門D2(詳細には部門D2に所属するユーザUB)によって1万枚の印刷出力が行われる場合を想定する。
まず、図6に示すように、MFP1aは、部門D1の所属ユーザUAからの要請(例えばコンピュータPC1(図1)を利用した印刷出力指示)に応じて、連続して1万枚の印刷出力物を時刻T1までに印刷出力すると、この印刷出力ジョブに関する課金情報をサーバ90に対して送信する。その後、サーバ90は、図4に示すような動作を実行する。
図4を再び参照する。サーバ90は、まずステップS11において、MFP1aからの課金情報を受信する。具体的には、サーバ90は「印刷出力枚数」に関する情報を受信する。なお、上述したように、当該印刷出力枚数は、例えば、「カラー1000枚および白黒9000枚」のように、「印刷出力種別」ごとに通知されることが好ましい。ただし、ここでは、簡単化のため、印刷出力種別は「白黒」のみであるとし、「印刷出力枚数」が種別情報を伴わずに通知されるものとする。ここでは、1万枚の白黒印刷が行われた旨がMFP1aからサーバ90へと通知されたものとする。
ステップS12では、サーバ90は、MFP1aにおける各ジョブの課金額を逓減課金体系にしたがって算出するとともに、各ジョブの課金額を部門毎に加算し部門毎の課金総額を算出する。例えば、部門D1が月初から連続して1万枚の印刷出力物を印刷出力すると、単価「10円/枚」が適用されて、部門D1による当該1万枚の印刷出力には、10万円(=10(円/枚)×10000(枚))が課金される。
ステップS13では、サーバ90は、課金情報の発信元であるMFP1aにおける総印刷出力枚数が、基本単価よりも低廉な単価が設定された「低廉単価設定域」に入っているか否かを判定する。たとえば、まだ1枚も印刷出力が行われていないときには、MFP1aの総印刷出力枚数は、ゼロであり、未だ低廉単価設定域には入っていない。そのため、印刷出力物の1枚あたりの価格(すなわち「単価」)は、基本単価(10(円/枚))のままである。同様に、1万枚の印刷出力が終了した時点であっても、総印刷出力枚数は未だ低廉単価設定域には入っておらず、単価は基本単価のままである。このような場合には、ステップS14に進む。なお、後述するように10001枚目以降の印刷出力が終了している時点においては、ステップS15に進む。
ステップS14では、算出された課金額がサーバ90内の格納部99に格納される。そして、サーバ90での処理は一旦終了する。
上記の印刷出力ジョブの実行によって、部門D1は、予算の10万円を使い果たしている。そのため、部門D1に関する印刷出力は時刻T1において一旦禁止される。具体的には、部門D1に属するユーザUAが次にMFP1aにログインして印刷出力指示を付与したとしても、MFP1aは当該ユーザUAによる印刷出力を拒否する。換言すれば、MFP1aは、ユーザUAによる印刷出力を禁止する。このように、部門D1の課金総額が所定の上限値に到達すると、MFP1aによる部門D1のジョブの実行が禁止される。
つぎに、図7に示すように、時刻T1から時刻T2までの間に、部門D2のユーザUBの要請(例えばコンピュータPC2を利用した印刷出力指示)に応じて、連続して1万枚の印刷出力物が印刷出力されるものとする。MFP1aは、部門D2の所属ユーザUBからの要請に応じて、連続して1万枚の印刷出力物を時刻T2までに印刷出力すると、この印刷出力ジョブに対応する課金情報をサーバ90に対して送信する。その後、サーバ90は、図4に示すような動作を実行する。
図4を再び参照する。サーバ90は、まずステップS11において、MFP1aからの課金情報を受信する。具体的には、サーバ90は、部門D2からの依頼に基づく1万枚の印刷出力処理がMFP1aによって実行された旨を当該MFP1aから受信する。
次のステップS12では、サーバ90は、MFP1aにおける各ジョブの課金額を逓減課金体系にしたがって算出するとともに、各ジョブの課金額を部門毎に加算し部門毎の課金総額を算出する。部門D2が時刻T1から時刻T2の間に連続して1万枚の印刷出力物を印刷出力する場合には、基本単価(10(円/枚))よりも低廉な金額単価「6円/枚」(逓減区間GD1の単価)が適用される。そのため、部門D2による当該1万枚の印刷出力には、6万円(=6(円/枚)×10000(枚))が課金される。
また、ステップS13において、MFP1aにおける総印刷出力枚数が低廉単価設定域(GD1あるいはGD2)に入っているか否かが判定される。MFP1aにおける総印刷出力枚数は2万枚であるため、低廉単価設定域GD1に入っていると判定され、ステップS13からステップS15に進む。
ステップS15では、課金総額の修正処理が実行される。
図8は、MFP1aにおける総印刷出力枚数と全部門の総課金額(合計額)との関係を示す図である。10001枚目から20000枚目までの各印刷出力物の単価は「6」(円/枚)であるので、時刻T2における総課金額は、時刻T1における総課金額に比べて、60000(万円)=(6(円/枚)×10000(枚))増加して、合計16万円である。
ここで、部門D2の課金総額を6万円(図7参照)のままとし、且つ、部門D1の課金総額を10万円(図6参照)のままとすると、上述したように、印刷出力のタイミングによって部門D1,D2の相互間に課金金額に関する不平等が生じる。また、上限値ULに基づいてMFP1aの出力制限を行う場合には、部門相互間に印刷出力枚数に関する不平等も生じる。
そこで、この実施形態においては、サーバ90は、この合計額16万円を、部門D1の印刷出力枚数と部門D2の印刷出力枚数との比率に応じて、各部門D1,D2に分配する。すなわち、合計額16万円が複数の部門D1,D2,...の相互間の印刷出力枚数比に応じて複数の部門D1,D2,...に再分配されることによって、部門毎の課金総額が再計算される。ここでは、部門D1の印刷出力枚数と部門D2の印刷出力枚数とは1対1であるので、各部門D1,D2には、上記合計額16万円が1対1で分配される。すなわち、部門D1には、8万円(=16万円×(1/2))が分配され、部門D2にも8万円(=16万円×(1/2))が分配される。これによれば、図9に示すように、部門D1に対する課金総額が、10万円から8万円に修正される。また、図10に示すように、部門D2に対する課金総額が、6万円ではなく8万円に決定(修正)される。
以上のようにして、ステップS15においては、部門毎の課金総額を複数の部門に関して合計した合計額が、複数の部門のそれぞれの印刷出力枚数に基づいて複数の部門に再分配されることによって、部門毎の課金総額が修正される。
その後、ステップS16において、算出された修正後の課金総額がサーバ90内の格納部99に格納される。
さらに、ステップS17においては、修正後の課金総額が上限値ULを再び下回った部門が存在するか否かが判定される。そして、いずれかの部門の修正後の課金総額が上限値ULよりも再び小さくなっている場合には、その部門が処理対象部門に決定されて、ステップS18に進む。ここでは、部門D1の修正後の課金総額が上限値ULよりも再び小さくなっているため、部門D1が処理対象部門に決定され、ステップS18に進む。
ステップS18では、ジョブの実行が再び許可され得る旨を通知する通知動作が実行される。具体的には、MFP1aによる処理対象部門D1に関するジョブの実行が再び許可され得る旨が、電子メールを用いて部門D1の所属ユーザに対して通知される。すなわち、「再許可可能通知」が電子メールを用いて通知される。
詳細には、部門D1に対する課金総額が、10万円から8万円に修正され、予算(上限値UL)内に収まるようになると、対象部門D1に所属する各ユーザ(予め登録された各ユーザ)に対して、ジョブ実行が再び許可され得る旨を示す電子メールがサーバ90から送信される(図11参照)。
これによって、対象部門D1に所属する各ユーザは、他部門の印刷出力実行による総印刷出力枚数の増加に伴って課金情報が修正され、ジョブ実行が再び許可され得ることを容易に知得することが可能である。
また、この実施形態ではステップS18において、対象部門D1の修正後の課金総額が再び上限値ULに到達するまでに実行可能な印刷出力の枚数(「印刷可能枚数」とも称する)が、さらに再計算される。そして、再計算された印刷可能枚数は、上記ジョブ実行が再び許可され得る旨とともに電子メールに記載され、当該部門D1に所属するユーザ(UA等)に通知される。具体的には、上記の電子メールには、ジョブ実行が再び許可され得る旨とともに、モノクロ印刷でさらに5000枚=(2(万円)/4(円/枚)の印刷出力が可能である旨とが記載される。このように、ジョブ再許可可能である旨と印刷可能枚数とが記載された電子メールがサーバ90から送信される。これによれば、部門D1に属するユーザは、ジョブ実行が再び許可され得る旨と、印刷可能枚数とを容易に知得することができる。
以上のようなステップS18の処理が終了すると、サーバ90での処理は一旦終了する。
このような動作によれば、ステップS15において部門毎の課金総額が修正されるので、印刷出力時点の相違に起因する部門別課金総額の部門相互間の偏りを平準化することができる。すなわち、逓減課金体系を採用する場合において、部門毎の課金総額に関する部門間の不平等を解消することが可能である。
また、部門D1に関する修正後の課金総額が上限値ULよりも再び小さくなると、MFP1aによる部門D1に関するジョブの実行が再び許可される。具体的には、部門D1に属するユーザUAが、時刻T2の後(例えば直後)にMFP1aにログインして印刷出力を行おうとする場合には、MFP1aは当該ユーザUAによる印刷出力を再び許可する。このように、部門D1の課金総額が所定の上限値よりも再び小さくなると、MFP1aによる部門D1に関するジョブの実行が再び許可される。したがって、逓減課金体系を採用する場合において、部門毎の印刷可能枚数に関する部門間の不平等を解消することも可能である。
なお、上記においては、MFP1aについて説明したが、他のMFP1b,1cにおいても、それぞれ、同様の課金管理動作が個別に実行される。すなわち、各MFP1単位で逓減課金体系が設定され、各MFP1に関して同様の課金管理動作が実行される。
<5.その他>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記実施形態においては、ジョブ実行が再び許可され得ることを電子メールでユーザUAに通知する場合を例示したが、これに限定されない。具体的には、図12に示すように、当該ジョブ実行が再び許可され得る旨等をサーバ90(通知部96)がMFP1aに通知し、当該通知を受信したMFP1aが当該通知の内容をその操作パネル63に表示して報知すればよい。より詳細には、部門D1に所属するユーザ(UA等)がMFP1aにログインした際に、当該部門D1によるジョブ実行が再び許可されている旨(ジョブ実行が可能な状態に復帰した旨)が操作パネル63に表示されればよい(図13参照)。また、操作パネル63は、サーバ90からの通知に含まれている「印刷出力可能枚数」等をも表示することが好ましい。
また、上記実施形態においては、図4のフローチャートにおいて、MFP1における総印刷出力枚数が低廉単価設定域に到達した後において、部門毎の課金総額を修正する場合(ステップS13,S15)を例示したが、これに限定されない。例えば、図14に示すように、特定部門の課金総額が所定の上限値に到達した後において、部門毎の課金総額を修正するようにしてもよい(ステップS23,S15)。図14は、このような変形例に係る動作を示すフローチャートである。
また、上記実施形態等においては、ステップS13(,S23)における判定動作の結果に応じて、部門毎の課金総額の修正動作(ステップS15)を実行する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、ステップS13(,S23)の判定動作を行うことなく、印刷出力ジョブが実行される毎(換言すれば印刷ジョブの完了通知がサーバ90へ通知される毎)に、常に、部門毎の課金総額の修正動作(ステップS15)を実行するようにしてもよい。
また、上記実施形態等においては、ジョブの実行完了に応じて課金情報がMFP1からサーバ90へと送信され、当該送信された課金情報に基づいて再計算動作の実行の是非が決定される場合を例示したが、これに限定されない。例えば、サーバ90は、所定周期間隔で課金情報の再計算動作の実行の是非を決定するようにしてもよい。あるいは、所定周期間隔で課金情報の再計算動作を実行するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、コンピュータPC1、PC2を利用した印刷出力指示に応じて印刷出力する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、MFP本体の操作入力部を利用したコピー指示に応じて印刷出力(詳細にはコピー出力)する場合にも同様の思想を適用することができる。
また、上記実施形態においては、複数のMFP1a,1b,1cにおいてそれぞれ独立して課金管理が実行される場合(すなわち各MFP1単位で逓減課金体系が設定される場合)について説明したが、これに限定されない。
具体的には、複数の画像形成装置(例えば3台のMFP1a,1b,1c)で構成される画像形成装置群単位で、課金管理が実行される場合においても、上記の思想を適用することができる。より詳細には、各MFP1a,1b,1cにおける各印刷出力枚数をさらにまとめた合計の印刷出力枚数(3台分の合計印刷出力枚数)に応じた逓減課金体系を採用する場合にも上記の思想を適用することができる。すなわち、画像形成装置群を単位として逓減課金体系が設定される場合にも上記の思想を適用することができる。
特に、或る部門D1の課金総額が上限値ULに到達すると、画像形成装置群に含まれる全てのMFP1a,1b,1cにおいて、当該部門D1に関するジョブの実行を禁止するようにしてもよい。また、部門D1に関する修正後の課金総額が上限値ULよりも再び小さくなると、当該画像形成装置群に含まれる全てのMFP1a,1b,1cにおいて、部門D1に関するジョブの実行を再び許可するようにしてもよい。
また特に、部門毎の課金総額の修正動作(ステップS13等参照)は、画像形成装置群全体での総印刷出力枚数が低廉単価設定域に到達した後に、行われるようにしてもよい。
また特に、部門毎の課金総額の修正動作は、画像形成装置群に含まれるMFP(画像形成装置)1a,1b,1cのうちのいずれかのMFPでジョブが実行されるごとに、行われるようにしてもよい。
また特に、或る部門D1に関する修正後の課金総額が上限値ULよりも再び小さくなると、上記実施形態と同様に、当該部門D1に関するジョブ実行の再許可可能通知が電子メールにより送信されてもよい。あるいは、或る部門D1に関するジョブ実行の再許可可能通知が、サーバ90から全てのMFP1a,1b,1cに対して送信されるようにしてもよい。さらにその後、部門D1に所属するユーザ(UA等)がMFP1a,1b,1cのいずれかにログインした際に、部門D1によるジョブ実行が再び許可されている旨(図13参照)が、当該ログイン対象のMFP1(MFP1a,1b,1cのいずれか)の操作パネル63に表示されればよい。
画像形成システムの構成を示す概略図である。 各MFPの機能構成を示す機能ブロック図である。 サーバの機能構成を示す機能ブロック図である。 サーバの動作を示すフローチャートである。 逓減課金体系の一例を示す図である。 或る部門の課金総額の経時変化を示す図である。 別の部門の課金総額の経時変化を示す図である。 総印刷出力枚数と全部門の総課金額(合計額)との関係を示す図である。 或る部門に関する課金総額が修正される様子を示す図である。 別の部門に関する課金総額が修正される様子を示す図である。 ジョブ再許可可能通知がメール送信される様子を示す概念図である。 ジョブ再許可可能通知がMFPに対して送信される様子を示す図である。 ジョブ再許可可能状態であることを示す表示画面を表す図である。 変形例に係る動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1,1a,1b,1c MFP
9 コントローラ
90 サーバ
100 画像形成システム
D1,D2 部門
NW 通信ネットワーク
UA,UB ユーザ
UL 上限値

Claims (16)

  1. 画像形成装置の課金管理を行うことが可能な画像形成システムであって、
    画像形成装置での各ジョブの課金額を逓減課金体系にしたがって算出するとともに、前記各ジョブの課金額を前記各ジョブの依頼部門別に加算して部門毎の課金総額を算出する算出手段と、
    前記部門毎の前記課金総額を複数の部門に関して合計した合計額を、前記複数の部門のそれぞれの印刷出力枚数に基づいて前記複数の部門に再分配することによって、前記部門毎の前記課金総額を修正する修正手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  2. 請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
    特定部門の課金総額が所定の上限値に到達すると、前記画像形成装置による前記特定部門に関するジョブの実行を禁止する管理手段、
    をさらに備え、
    前記管理手段は、前記特定部門に関する修正後の課金総額が前記所定の上限値よりも再び小さくなると、前記画像形成装置による前記特定部門に関するジョブの実行を再び許可することを特徴とする画像形成システム。
  3. 請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
    前記修正手段は、前記合計額を前記複数の部門の相互間の印刷出力枚数比に応じて前記複数の部門に再分配することによって、前記部門毎の前記課金総額を再計算することを特徴とする画像形成システム。
  4. 請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
    前記修正手段は、前記画像形成装置における総印刷出力枚数が低廉単価設定域に到達した後において、前記部門毎の前記課金総額を修正することを特徴とする画像形成システム。
  5. 請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
    前記修正手段は、前記複数の部門のいずれかの課金総額が前記所定の上限値に到達した後において、前記部門毎の前記課金総額を修正することを特徴とする画像形成システム。
  6. 請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
    前記修正手段は、前記画像形成装置でジョブが実行されるごとに、前記部門毎の前記課金総額を修正することを特徴とする画像形成システム。
  7. 請求項2に記載の画像形成システムにおいて、
    前記特定部門に関する修正後の前記課金総額に基づいて前記特定部門に関するジョブの実行が再び許可され得ると判定される場合には、前記特定部門に関するジョブの実行の再許可可能通知を、前記特定部門に属するユーザに対して電子メールを用いて送信する通知手段、
    をさらに備えることを特徴とする画像形成システム。
  8. 請求項2に記載の画像形成システムにおいて、
    前記特定部門に関する修正後の前記課金総額に基づいて前記特定部門に関するジョブの実行が再び許可され得ると判定される場合には、前記特定部門に関するジョブの実行の再許可可能通知を前記画像形成装置に対して送信する通知手段と、
    前記特定部門に関するジョブの実行が再び許可され得ることを報知する報知手段と、
    をさらに備えることを特徴とする画像形成システム。
  9. 請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
    前記逓減課金体系は、前記画像形成装置を単位として設定されるものであることを特徴とする画像形成システム。
  10. 請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
    前記逓減課金体系は、前記画像形成装置を含む複数の画像形成装置で構成される画像形成装置群を単位として設定されるものであることを特徴とする画像形成システム。
  11. 画像形成装置に関する課金情報を管理するサーバであって、
    画像形成装置での各ジョブの課金額を逓減課金体系にしたがって算出するとともに、前記各ジョブの課金額を前記各ジョブの依頼部門別に加算して部門毎の課金総額を算出する算出手段と、
    前記部門毎の前記課金総額を複数の部門に関して合計した合計額を、前記複数の部門のそれぞれの印刷出力枚数に基づいて前記複数の部門に再分配することによって、前記部門毎の前記課金総額を修正する修正手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ。
  12. コンピュータに、
    a)画像形成装置での各ジョブの課金額を逓減課金体系にしたがって算出するとともに、前記各ジョブの課金額を前記各ジョブの依頼部門別に加算して部門毎の課金総額を算出する手順と、
    b)前記部門毎の前記課金総額を複数の部門に関して合計した合計額を、前記複数の部門のそれぞれの印刷出力枚数に基づいて前記複数の部門に再分配することによって、前記部門毎の前記課金総額を修正する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
  13. コンピュータに、
    a)画像形成装置での各ジョブの課金額を逓減課金体系にしたがって算出するとともに、前記各ジョブの課金額を前記各ジョブの依頼部門別に加算して部門毎の課金総額を算出する手順と、
    b)特定部門の課金総額が所定の上限値に到達すると、前記画像形成装置による前記特定部門に関するジョブの実行を禁止する手順と、
    c)前記部門毎の前記課金総額を複数の部門に関して合計した合計額を、前記複数の部門のそれぞれの印刷出力枚数に基づいて前記複数の部門に再分配することによって、前記部門毎の前記課金総額を修正する手順と、
    d)前記手順c)により修正された前記特定部門の課金総額が前記所定の上限値よりも再び小さくなると、前記画像形成装置による前記特定部門に関するジョブの実行を再び許可する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
  14. 画像形成装置群の課金管理を行うことが可能な画像形成システムであって、
    画像形成装置群での各ジョブの課金額を前記画像形成装置群単位で設定された逓減課金体系にしたがって算出するとともに、前記各ジョブの課金額を前記各ジョブの依頼部門別に加算して部門毎の課金総額を算出する算出手段と、
    前記部門毎の前記課金総額を複数の部門に関して合計した合計額を、前記複数の部門のそれぞれの印刷出力枚数に基づいて前記複数の部門に再分配することによって、前記部門毎の前記課金総額を修正する修正手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  15. 画像形成装置群に関する課金情報を管理するサーバであって、
    画像形成装置群での各ジョブの課金額を前記画像形成装置群単位で設定された逓減課金体系にしたがって算出するとともに、前記各ジョブの課金額を前記各ジョブの依頼部門別に加算して部門毎の課金総額を算出する算出手段と、
    前記部門毎の前記課金総額を複数の部門に関して合計した合計額を、前記複数の部門のそれぞれの印刷出力枚数に基づいて前記複数の部門に再分配することによって、前記部門毎の前記課金総額を修正する修正手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ。
  16. コンピュータに、
    a)画像形成装置群での各ジョブの課金額を前記画像形成装置群単位で設定された逓減課金体系にしたがって算出するとともに、前記各ジョブの課金額を前記各ジョブの依頼部門別に加算して部門毎の課金総額を算出する手順と、
    b)前記部門毎の前記課金総額を複数の部門に関して合計した合計額を、前記複数の部門のそれぞれの印刷出力枚数に基づいて前記複数の部門に再分配することによって、前記部門毎の前記課金総額を修正する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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