JP2009192348A - 生体サンプル分析用プレートの液体定量方法 - Google Patents

生体サンプル分析用プレートの液体定量方法 Download PDF

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豊史 永松
Toshiaki Takeshita
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Abstract

【課題】定量されたサンプル液が電気泳動する前の検出流路中に流れ込むことなくサンプル液の各成分を電気泳動分離できる生体サンプル分析用プレートの液体定量方法を提供する。
【解決手段】サンプル液を定量するための定量部と、定量部に接続されたサンプル液を電気泳動させるための検出流路とからなる生体サンプル分析用プレートの液体定量方法において、検出流路に緩衝液を充填する際の緩衝液の粘度が190cP以上400cP未満であることにより、サンプル液が検出流路中に流れ込むことを防ぎ、サンプル液の各成分を電気泳動分離することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、DNAやタンパク質などの生体サンプルを分析する生体サンプル分析用プレートの液体の定量方法に関するものである。
近年、マイクロマシン技術および超微細加工技術を駆使することにより、従来の試料調製、化学分析、化学合成などを行うための装置、手段(例えばポンプ、バルブ、流路、セ
ンサーなど)を微細化して1チップ上に集積化したシステムが開発されている。これは、μ−TAS(Micro Total Analysis System)、バイオリアクタ、ラブ・オン・チップ(Lab−on−chips)、バイオチップとも呼ばれ、医療検査・診断分野などでその応用が期待されている(例えば、特許文献1参照。)。
従来のバイオチップの中には、プレートを回転させることで生じる遠心力を用いてサンプル液を移送し、生体サンプルの分析を行うものもある。図5は従来の生体サンプル分析用プレート101であり、この生体サンプル分析用プレートには、図6の流路パターン102が8つ形成されている。この流路パターン102を利用し、遠心力を用いて液体を定量する方法について説明する。
流路パターン102には、プレートの回転中心に対して内周側に設けたサンプル液を注入するサンプル注入部109と外周側に設けたバッファ部117が流路116により連結されており、プレートを回転させることによりサンプル注入口108からサンプル注入部109へ注入されたサンプル液は流路116を通りバッファ部117に移動する。さらに、バッファ117部よりも外周側に設けられたサンプル保持部121とバッファ部117が流路118、流路119により連結されており、バッファ部117に移動したサンプル液はサンプル保持部121に達する。ここで、サンプル保持部121の流路119と連結される開口部123はサンプル保持部121の外周方向の壁面に形成されているため、サンプル保持部121内に予め保有している空気は遠心力により移動してきたサンプル液によって圧縮保持された状態になる。また、サンプル液がサンプル保持部121に保持されるのと同時に、緩衝液注入口106に注入されている緩衝液は、プレートの回転により緩衝液注入部107の外周側に接続された正電極部112、負電極部113へと移動し、さらに外周側に接続された流路114、検出流路115へ移動し、サンプル定量部122にまで達する。ここで、緩衝液はサンプル定量部122の底部まで移動するように、緩衝液の注入量は予め設定されている。
次に、プレートの回転を急停止することでサンプル保持部121内の圧縮された空気は一気に開放され、サンプル保持部121内のサンプル液は流路119を内周側に逆流していく。ここで、流路119には流路120が連結されており、サンプル保持部121は流路119、流路120を介してバッファ部117よりも内周側に設けられたチャンバー部124に連結されており、連結部とチャンバー部124の間にはサンプル定量部122が設けられている。このため、プレートの回転を急停止することで、内周方向へ逆流したサンプル液は流路119を通りチャンバー部124まで達し、流路125とサンプル定量部122にサンプル液が充填された状態になる。次に、再度プレートを回転させることにより流路125に充填されたサンプル液はサンプル定量部122内に充填されたサンプル液を残し外周側へ移動し、バッファ部117及びサンプル保持部121へ移動する。これにより一定量のサンプル液をサンプル定量部122に定量することが出来る(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−28589号公報 国際公開第2006/062149号パンフレット
しかしながら、前記従来の構成では、サンプル液をサンプル定量部122に送る際のサンプル液の移動速度が大きいため、図7に示すように黒色部分で示すサンプル液が、予め充填された検出流路114中の斜線部分で示す緩衝液へと押し込まれる。その結果、サンプル液が検出流路114中に流れ込むため、サンプル定量以上のサンプルを電気泳動させることになる。そのため、サンプル液の各成分を電気泳動分離できないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、定量されたサンプル液が電気泳動する前の検出流路中に流れ込むことなくサンプル液の各成分を電気泳動分離できる生体サンプル分析用プレートの液体定量方法を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の生体サンプル分析用プレートの液体定量方法は、
サンプル液を定量するための定量部と、
前記定量部に接続されたサンプル液を電気泳動させるための検出流路とからなる生体サンプル分析用プレートの液体定量方法において、
前記検出流路に緩衝液を充填する際に前記緩衝液の粘度が190cP以上400cP以下であることを特徴としたものである。
本発明の生体サンプル分析用プレートの液体定量方法によれば、サンプル液が検出流路中に流れ込むことを防ぎ、サンプル液の各成分を電気泳動分離することができる。
以下に、本発明の生体サンプル分析用プレートの液体定量方法の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1から図7を用いて、本実施の形態1における生体サンプル分析用プレート及びそれを用いた生体サンプル分析方法について説明する。本発明は、生体サンプルを緩衝液中で移動させて、生物学的、酵素的、免疫学的、及び化学的反応を行い、生体サンプルを容易かつ安価に精度よく短時間で判別することを実現するものである。
なお、本実施の形態1では、説明を具体的にするために、サンプル液がホルムアミド90%/H2O10%を溶媒とする2本鎖DNAで、緩衝液が分離用DNAコンジュゲート及びDNA結合制御剤を含むものであるとし、本生体サンプル分析用プレートが、流路中に充填させた緩衝液である分離用DNAコンジュゲート中に、定量された前記DNAサンプルを添加して電気泳動を行い、該流路中の蛍光度あるいは吸光度を検出して、該DNAサンプルのSNPs(一塩基多型)の有無を判別するものとする。
本発明で使用する生体サンプル分析用プレートは、背景技術で説明した生体サンプル分析用プレートを使用する。図5を用いて、生体サンプル分析用プレートを詳述する。本プレート101は回転するための軸心105を中心にプレートを回転系に固定するための中心孔103が設けられている。チャンバーと流路で形成された流路パターン102が中心孔103の周囲に8個放射状に形成されている。本実施例では、流路の幅は50から300μm、深さ50〜100μmで形成されている。本プレートの厚みは2mmで、外形は8センチ四方の正方形であり、4角のうち3角はRが設けられ、残りの1角は面取りされている。更に、位置決め孔104が設けられており、外形を非対称にして流路パターンの位置を特定できるようにしている。また、本プレートの材料はポリオレフィン系の樹脂を使用しており、流路形成面にプレートと同材料のフィルムを接着することで密閉流路を形成している。
次に、DNAサンプルのSNPs(一塩基多型)の有無を判別するまでの具体的操作および動作の一例を説明する。
まず、サンプル液となるDNAサンプルを準備する。本来DNAは2本鎖の螺旋構造をしたものであるが、本実施の形態1においては、判別したいSNPs部位を含む約60塩基長の1本鎖DNAを準備する。抽出方法や1本鎖化については公知の技術を用いるので、詳細は割愛する。
次に、緩衝液として増粘剤を含むDNAコンジュゲートを準備する。DNAコンジュゲートとは、6〜12塩基長1本鎖DNAの5'末端に高分子のリニアポリマーが共有結合したものである。さらにDNAは、正常型に対しては相補であるが変異型に対しては相補ではない配列であり、正常型DNAに対しての結合力が強く、変異型DNAに対しての結合力が弱い特性がある。また、電気泳動した場合、5'末端に結合したリニアポリマーがおもりとなり泳動速度がかなり遅いという特性もある。
増粘剤とは、緩衝液の粘度を調節可能であり、DNAサンプルとDNAコンジュゲートとの相互作用を阻害しないものであればいずれでも良く、具体的には水溶性高分子のリニアポリマーであるポリアクリルアミド、ポリエチレングリコールなどが挙げられる。本実施の形態における増粘剤はポリエチレングリコールとする。緩衝液の粘度は、増粘剤を用いて190cP以上400cP未満に調製する。以降に記述する「緩衝液」とは、DNAコンジュゲートと、高分子ポリマーと、電解質の役目もするpH緩衝剤およびMgCl2などのDNA結合力制御剤を含んだ物性とする。
試料の準備が終わったところで、緩衝液であるDNAコンジュゲートおよびサンプル液であるDNAサンプルをプレート101内へ注入する。以下、流路パターン102の拡大図である図6を用いて説明する。緩衝液はピペッター等により定量を行い緩衝液注入口106から緩衝液注入部107へ分注する。サンプル液も同様に定量を行いサンプル注入口108よりサンプル注入部109へ分注する。分注量としては、流路パターンのスケールにより異なるが本実施の形態1においては、緩衝液は18μL、サンプル液は2μLとする。
次に、プレート101をモータ等に固定して、軸心105を軸に回転を行う。この時分注された緩衝液とサンプル液は、遠心力により外周方向へと移動する。緩衝液注入部107内の緩衝液は流路110と流路111を通り正電極部112と負電極部113へ等分され、正電極部112へ移動した緩衝液はさらに流路115を通りサンプル定量部122まで移動する。負電極部113へ移動した緩衝液も同様に検出流路114を通りサンプル定量部122まで移動する。
図1は回転開始から2分後、緩衝液の移動が停止した状態を示す図である。斜線で示す部分が緩衝液あり、緩衝液は、正電極部112および負電極部113の6割程度まで充填されており、流路114、検出流路115を満たしており、正電極部112と負電極部113内に存在する緩衝液の液面高さとサンプル定量部122の液面高さは、プレートの軸心を中心とする同一円周上となる。
また、図2はサンプル定量部122周辺を拡大した図である。緩衝液は流路114、検出流路115に充填され、サンプル定量部122において合流し、サンプル定量部122は緩衝液と空気の2層に分かれた状態になっている。
次に、サンプル液の移動について説明する。サンプル注入部109内のサンプル液はプレートを回転させることで発生した遠心力により流路116を通りバッファ部117へ流入する。さらに、バッファ部117は流路118、流路119によりサンプル保持部121と接続されており、サンプル保持部121よりも内周方向に設けられているため、バッファ部117へ流れ込んだサンプル液は流路118と流路119を通りサンプル保持部まで移動する。
しかしながら、図6に示すように、流路119のサンプル保持部121と連結される開口部123はサンプル保持部121の外周方向の壁面に接続されており、かつ、サンプル保持部には空気抜けが可能となる空気孔も空気抜け流路も存在しない。そのため、サンプル保持部121内に予め保有している空気は遠心力により移動してきたサンプル液により圧縮された状態になる。ここで、サンプル液は流路118と流路119の連結部に連結された流路120にも流入することになるが、流路120はバッファ部117よりも内周方向までのびているため、プレート回転中バッファ部117内のサンプル液の液面と流路120内の液面は軸心105を中心とする同一円周上となるため、回転中にサンプルがサンプル定量部122に注入されることはない。
図3(A)はプレート回転後サンプル液の移動が停止した状態を示す図である。サンプル液はバッファ部の5割程度まで充填されており、流路118と流路119を満たし、サンプル保持部121の2割程度まで充填されている。また、流路120にも充填されており、流路120内のサンプル液の液面高さとバッファ部117内のサンプル液の液面高さはプレートの軸心105を中心とする同一円周上となっている。サンプル保持部121内の空気は圧縮された状態になっており、プレート回転中のみ図3(A)に示すように遠心力と加圧力とが平衡となった状態を維持する。
次に、プレートを一定時間回転させサンプル液と緩衝液の移動が停止した状態で、プレートの回転を急停止させる。例えば、4000rpmより2秒で停止まで至らしめる。プレートの回転を急停止することにより、サンプル液にかかっていた遠心力がなくなるため、サンプル保持部121内で圧縮されていた空気は一気に開放され、サンプル液はサンプル保持部121から流路119へ逆流しようとする。さらに、サンプル液はサンプル保持部121内の空気が大気圧となるまで流路119を移動しようとし、流路119、流路120を通りサンプル定量部122まで達する。
図3(B)はプレートの回転を急停止させた直後の状態を示す図である。サンプル液は流路119、流路120を満たし、サンプル定量部122、流路125、チャンバー部124に注入された状態になっている。
次に、プレートをもう1度数秒間回転させた後、緩やかに減速し停止させる(例えば3600rpmで3秒間回転後、60秒で停止まで至らしめる。)。流路125に満たされたサンプル液はプレートを回転することによって生じる遠心力により外周方向へ移動し、サンプル液は定量部122を流れ、サンプル保持部121へと流れていく。
図3(C)はプレートの回転を停止した後の状態を示す図である。サンプル液は、定量部122、流路119に満たされており、定量部122においてサンプル液の定量ができた。また、定量したサンプル液はサンプル定量部122において流路114、検出流路115から充填された緩衝液と接している。
このとき、サンプル定量部では緩衝液の粘度によってサンプル液が緩衝液中に押し込まれる現象が生じる。すなわち、図3(A)のプレート回転中の状態からプレートの回転を急停止させて、サンプル定量部へ移動させるサンプル液の移動速度は大きい。そのため、予め充填された緩衝液の粘度が低いと、サンプル液が検出流路114の斜線部分で示す緩衝液へと押し込まれる場合がある。緩衝液の粘度とサンプル液が緩衝液中に押し込まれるサンプル押し込み量との関係を測定したものが図4に示すグラフである。緩衝液の粘度が190cP未満であると、サンプル液がサンプル定量部122に流れ込む際、サンプル液の移動速度が大きいために、図7に示すようにサンプル液が予め充填された検出流路114中の緩衝液へと押し込まれる。その結果、サンプル液が流路114中に流れ込むため、サンプル定量以上のサンプルを電気泳動させることになり、サンプル液の各成分を電気泳動分離できなくなる。
緩衝液の粘度が400cP以上であると、粘度が高いためにピペットで緩衝液を定量的に採取したり、注入したりするのが困難であるため、緩衝液の分注量がばらつく。そのため、サンプル定量部における緩衝液の液面高さがばらつくので、サンプル定量部122におけるサンプル液の定量にばらつきが生じてしまう。以上から、緩衝液の粘度は190cP以上400cP未満が好ましい。
また、流路120内に充填されたDNAサンプルは外周方向へ移動している。ここで、流路120内に残っているDNAサンプルは遠心力によりサンプル保持部121に戻されるため、再びサンプル保持部121内の空気が圧縮されることになるが、プレートの回転の減速を緩やかにすることによりサンプル保持部121内のDNAサンプルが再度流路120を逆流することはない。
以上により、サンプル定量部122に一定量のサンプル液を残留させることができ、サンプル定量部122のサンプル液が最終的な分析対象試料となる。
次に、電気泳動を行う。電気泳動は正電極部112に正電極、負電極部113に負電極を、プレート101の外部からフィルムを突き破って挿入して、緩衝液と接触させる。そして数百Vの電圧を印加する。すると、サンプル定量部122から検出流路115への方向にDNAが移動する電界が発生し、サンプル定量部122に一定量残存したサンプル液中のDNAサンプルは検出流路115中を正電極側(図3(C)中A方向)へ移動する。
検出流路115中には緩衝液である分離用DNAコンジュゲートが充填されており、DNAサンプルは分離用DNAコンジュゲートとの結合を繰り返しながら電気泳動する。この時、上述したようにDNAサンプル中の正常型DNAは分離用DNAコンジュゲートとの結合力が強いため泳動速度が遅くなり、変異型DNAは結合力が弱いため正常型に比べ泳動速度は速くなる。つまりDNAサンプル中に正常型、変異型両方が存在した場合は、正常型のDNAと変異型のDNAが分離していくこととなり、SNPsの判別が行える。
DNAの検出は、蛍光標識(FITC)を修飾したDNAを470nmの光で励起し、520nm付近の光検出によって行った。DNAの検出は、260nmの吸光度によって行ってもよい。また、検出流路115を電気泳動するDNAを、プレート101を回転させながら走査して光検出することもできる。
以上のように、本実施の形態1においては、検出流路に緩衝液を充填する際に前記緩衝液の粘度を190cP以上400cP未満にすることにより、サンプル液が検出流路中に流れ込むことを防ぎ、サンプル液の各成分を電気泳動分離することができる。
また、本実施の形態1では、生体サンプル分析用プレートを疎水性の材料としたことにより、毛細管現象によるサンプル液の好ましくない移動現象を防ぎ、本実施の形態に記載した遠心力によるサンプル液、緩衝液の移動を達成することができる。
さらに、本実施の形態1では、検出流路を幅50〜200μm、深さ50〜100μmとしたことにより、上述した緩衝液の粘度範囲においてサンプル液の緩衝液への流れ込みを防ぎ、サンプル液の各成分を電気泳動分離することができる。
さらに、本実施の形態1では、増粘剤としてポリアクリルアミドまたはポリエチレングリコールを用いることにより、緩衝液に含まれる増粘剤の濃度を調整することで、190cP以上400cP未満の粘度の緩衝液を容易に作製することが出来る。
本発明の生体サンプル分析用プレートは、DNAサンプル等の生体サンプルの電気泳動分析を、正確、且つ簡便に行えるようにするものとして有用である。
本発明の実施の形態1における試料充填処理を施した時の緩衝液の状態を示す図 本発明の実施の形態1における試料充填処理を施した時のサンプル定量部付近の状態を示す図 (A)本発明の実施の形態1における生体サンプル分析用プレートに緩衝液とサンプル液を充填し、4000rpmにて回転中の各試料の状態を示す図(B)本発明の実施の形態1における生体サンプル分析用プレートに緩衝液とサンプル液を充填し、4000rpmにて回転停止後、2秒で停止まで至らしめた時の各試料の状態を示す図(C)本発明の実施の形態1における生体サンプル分析用プレートに緩衝液とサンプル液を充填し、3600rpmにて3秒間再回転して減速し停止させた時の各試料の状態を示す図 本発明の実施の形態1における試料充填処理を施した時の、緩衝液粘度とサンプル押し込み量との関係を示す図 従来の発明における生体サンプル分析用プレートの流路形成面を示す図 従来の発明における生体サンプル分析用プレートに形成される流路パターンを示す図 従来の発明における生体サンプル分析用プレートを用いて試料充填処理を施した時のサンプル定量部付近の状態を示す図
符号の説明
101 生体サンプル分析用プレート
102 流路パターン
103 中心孔
104 位置決め孔
105 軸心
106 緩衝剤注入口
107 緩衝剤注入部
108 サンプル注入口
109 サンプル注入部
110 流路
111 流路
112 正電極部
113 負電極部
114 流路
115 検出流路
116 流路
117 バッファ部
118 流路
119 流路
120 流路
121 サンプル保持部
122 サンプル定量部
123 開口部
124 チャンバー部
125 流路
126 流路
127 流路

Claims (5)

  1. サンプル液を定量するための定量部と、
    前記定量部に接続されたサンプル液を電気泳動させるための検出流路とからなる生体サンプル分析用プレートの液体定量方法において、
    前記検出流路に緩衝液を充填する際に前記緩衝液の粘度が190cP以上400cP未満である生体サンプル分析用プレートの液体定量方法。
  2. 前記生体サンプル分析用プレートは疎水性の材料である、請求項1に記載の生体サンプル分析用プレートの液体定量方法。
  3. 前記検出流路は、幅50〜200μm、深さ50〜100μmである、請求項1又は請求項2に記載の生体サンプル分析用プレートの液体定量方法。
  4. 前記緩衝液の粘度は、増粘剤により調製する請求項1に記載の生体サンプル分析用プレートの液体定量方法。
  5. 前記増粘剤は、ポリアクリルアミドまたはポリエチレングリコールである請求項4に記載の生体サンプル分析用プレートの液体定量方法。
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