JP2009189210A - グロメットおよびその取り付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】シール性を向上させるグロメットおよびその取り付け構造、を提供する。
【解決手段】異形グロメット10は、弾性を有するグロメット本体20を備える。グロメット本体20には、貫通孔21と、貫通孔21の外周上で環状に延びる溝22とが形成される。グロメット本体20は、貫通孔21と溝22との間の長さが相対的に大きくなる肉厚部26と、相対的に小さくなる肉薄部27とを含む異形形状を有する。肉厚部26には、溝22の底壁から突出するビード31が形成される。
【選択図】図1
【解決手段】異形グロメット10は、弾性を有するグロメット本体20を備える。グロメット本体20には、貫通孔21と、貫通孔21の外周上で環状に延びる溝22とが形成される。グロメット本体20は、貫通孔21と溝22との間の長さが相対的に大きくなる肉厚部26と、相対的に小さくなる肉薄部27とを含む異形形状を有する。肉厚部26には、溝22の底壁から突出するビード31が形成される。
【選択図】図1
Description
この発明は、一般的には、グロメットおよびその取り付け構造に関し、より特定的には、真円以外の異形形状を有するグロメットおよびその取り付け構造に関する。
従来のグロメットに関して、たとえば、特開平9−22631号公報には、複数の電線の取り付け作業の作業性を向上させるとともに、ワイヤーハーネスの生産性を向上させることを目的とした完全密閉型グロメットが開示されている(特許文献1)。特許文献1に開示されたグロメットは、電線挿入孔が画成される複数の溝が形成されたインナーグロメットと、インナーグロメットの外周部に係合されるアウターグロメットとから構成されている。
また、特開2005−348488号公報には、止水性能を安定的に確保することを目的としたグロメットが開示されている(特許文献2)。特許文献2に開示されたグロメットは、エンジンと車室とを仕切る車体パネルの貫通孔に取り付けられる。グロメットには、車体パネルの貫通孔の周縁が嵌め合われる環状の車体係止溝が形成されている。車体係止溝の底壁には、車体パネルの貫通孔の周縁に押し潰されるメインシールリブが突設されている。
また、特開平8−17276号公報には、パネルの取り付け孔に低挿入力で簡単に装着し、完全な装着状態を確実に得ることを目的としたグロメットが開示されている(特許文献3)。特許文献3に開示されたグロメットにおいては、グロメット本体の外周に環状の溝部が形成されている。溝部のほぼ中央部には、パネルの取り付け孔に押接される環状の突部が設けられている。
特開平9−22631号公報
特開2005−348488号公報
特開平8−17276号公報
上述の特許文献に開示されるように、パネルやケース体などを貫通してケーブル類を取り付ける場合に、その貫通部分の隙間を塞ぐためグロメットが利用される。このグロメットは、弾性体から形成されており、所定の嵌め合いで取り付け孔に嵌合されることによって、ケーブルにシール性を高めるための緊迫力を作用させるように構成されている。しかしながら、グロメットが真円以外の異形形状を有する場合、グロメットからケーブルに作用させる緊迫力が、ケーブル周りの周方向において均一にならず、グロメットおよびケーブル間のシール性が損なわれるおそれが生じる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、シール性を向上させるグロメットおよびその取り付け構造を提供することである。
この発明に従ったグロメットは、弾性を有するグロメット本体を備える。グロメット本体には、貫通孔と、貫通孔の外周上で環状に延びる溝とが形成される。グロメット本体は、貫通孔と溝との間の長さが相対的に大きくなる肉厚部と、相対的に小さくなる肉薄部とを含む異形形状を有する。肉厚部には、溝の底壁から突出する凸部が形成される。
このように構成されたグロメットによれば、グロメット本体の圧縮変形により、貫通孔に挿入されるケーブルに作用する緊迫力が、肉厚部で相対的に小さくなり、肉薄部で相対的に大きくなる場合に、凸部を圧縮変形させることによって肉厚部における緊迫力を増大させる。これにより、ケーブルにより均一な緊迫力を作用させ、ケーブルおよびグロメット間のシール性を向上させることができる。
また好ましくは、貫通孔の貫通方向から見た場合に、グロメット本体は、長辺と短辺とを有する略矩形形状を有する。溝は、長辺および短辺に沿って形成される。凸部は、長辺および短辺のうちの短辺に沿って形成される。このように構成されたグロメットによれば、凸部の圧縮変形により、グロメット本体の短辺側からケーブルに作用させる緊迫力を増大させる。
また好ましくは、グロメット本体には、溝の底壁から突出するリップ部がさらに形成される。リップ部の高さは、凸部の高さよりも小さい。このように構成されたグロメットによれば、溝におけるシール性をリップ部によって向上させる。この際、リップ部の高さを凸部の高さよりも小さく設定することにより、リップ部を設けたことに起因して凸部の圧縮変形量が減少することを抑制する。これにより、グロメットの内周側(貫通孔)および外周側(溝)の両方でシール性を向上させることができる。
この発明に従ったグロメットの取り付け構造は、上述のいずれかに記載のグロメットの取り付け構造であり、貫通孔に挿入されるケーブルと、取り付け孔が形成されるケース体とをさらに備える。グロメット本体は、取り付け孔を規定するケース体の縁部が溝に挿入されるようにケース体に取り付けられる。ケース体の縁部によってグロメット本体が圧縮変形されることにより、ケーブルに緊迫力が作用する。肉厚部において、ケース体の縁部によって凸部が圧縮変形されることにより、ケーブルに作用する緊迫力が増大する。
このように構成されたグロメットの取り付け構造によれば、ケース体の縁部による凸部の圧縮変形により、ケーブルにより均一な緊迫力を作用させることができる。これにより、ケーブルおよびグロメット間のシール性を向上させ、ケース体の密閉度を高めることができる。
また好ましくは、ケース体の内外の間に圧力差が生じる。このように構成されたグロメットの取り付け構造によれば、圧力差が生じるケース体の内外において高いシール性を確保することができる。
以上説明したように、この発明に従えば、シール性を向上させるグロメットおよびその取り付け構造を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、この発明の実施の形態における異形グロメットを示す斜視図である。図1を照して、異形グロメット10は、パネルやケース体などの被取り付け部材を貫通してケーブル類を取り付ける場合に、その貫通部分の隙間を塞ぐための部品である。異形グロメット10は、グロメット本体20を含む。グロメット本体20は、ゴムまたはエラストマーなどの弾性体から形成されている。
グロメット本体20には、貫通孔21が形成されている。貫通孔21は、ケーブル類を通すための孔であり、直線状に延びてグロメット本体20を貫通している。本実施の形態では、貫通孔21は、略真円形の断面形状を有する。貫通孔21は、真円以外の断面形状を有してもよい。グロメット本体20は、貫通孔21の貫通方向から見て、相対的に小さい長さを有する短辺23と、相対的に大きい長さを有する長辺24とを有する略矩形形状に形成されている。貫通孔21は、貫通孔21の貫通方向から見たグロメット本体20の中心に配置されている。
グロメット本体20には、溝22がさらに形成されている。溝22は、グロメット本体20を取り付ける孔の縁部を嵌合させるための溝である。溝22は、貫通孔21の外周上で環状に延びて形成されている。溝22は、短辺23および長辺24を規定するグロメット本体20の外周面から凹んで形成されている。溝22は、短辺23および長辺24に沿って形成されている。溝22は、短辺23および長辺24のそれぞれにおいて直線状に延びて形成されている。
グロメット本体20は、貫通孔21と溝22との間の長さが場所によって異なる異形形状を有する。すなわち、グロメット本体20は、貫通孔21と溝22との間の長さL1が相対的に大きくなる肉厚部26と、貫通孔21と溝22との間の長さL2が相対的に小さくなる肉薄部27とを含む(L1>L2)。肉厚部26は、貫通孔21と短辺23に沿って形成された溝22との間に配置され、肉薄部27は、貫通孔21と長辺24に沿って形成された溝22との間に配置される。
図2は、図1中の異形グロメットを示す断面図である。図2(A)中には、図1中のA−A線上に沿った断面が示され、図2(B)中には、図1中のB−B線上に沿った断面が示されている。
図1および図2を参照して、溝22は、底壁22cを有する。肉厚部26には、底壁22cから突出するビード31が形成されている。ビード31は、グロメット本体20に一体に形成されている。ビード31は、底壁22cの表面の一部領域から突出して形成されている。ビード31は、短辺23に沿って直線状に延びて形成されている。ビード31は、短辺23に沿って延びる溝22の全長に渡って形成されている。ビード31は、貫通孔21を中心にして対称の位置に形成されている。ビード31の表面は、湾曲面から形成されている。溝22が延びる方向の直交平面でグロメット本体20を切断した場合に、ビード31は、略半円状の断面形状を有する。
図3は、図1中の異形グロメットの取り付け構造を示す斜視図である。図3を参照して、異形グロメット10は、ケース体41に取り付けられている。ケース体41には、異形グロメット10を取り付けるための取り付け孔44が形成されている。取り付け孔44は、グロメット本体20の形状に対応して、略矩形の開口形状を有する。ケース体41は、取り付け孔44を規定する縁部45を有する。貫通孔21には、ケース体41の内部から引き出されるケーブル51が挿入されている。
本実施の形態では、ケース体41が、互いに組み合わされる第1パーツ42および第2パーツ43を含んで構成されている。取り付け孔44は、第1パーツ42および第2パーツ43に分割されて形成されている。異形グロメット10の取り付け方法の一例としては、まず、第1パーツ42および第2パーツ43に形成された取り付け孔44のいずれか一方に異形グロメット10を取り付け、その後、第1パーツ42と第2パーツ43とを組み合わせる。異形グロメット10が取り付けられるケース体は、図3中に示す形態に限られず、取り付け孔44が一体のケース体に形成される形態を有してもよい。
図1および図3を参照して、グロメット本体20は、取り付け孔44の縁部45が溝22に嵌合されるように、ケース体41に取り付けられる。この際、グロメット本体20に形成される溝22およびケース体41に形成される取り付け孔44の寸法は、対向する溝22間の長さ(L3,L4)が、これに対応する縁部45間の長さ(L5,L6)よりも大きくなるように設定されている(L3>L5,L4>L6)。つまり、溝22の外形寸法は、対応する位置の取り付け孔44の開口長さよりも大きく設定されている。このような構成により、グロメット本体20は、取り付け孔44に圧入された状態で取り付けられ、縁部45に押圧されることによってグロメット本体20が圧縮変形される。取り付け孔44に対するグロメット本体20の嵌め合い代は、溝22の全周において一定となるように設定されている。
図4は、図3中のIV−IV線上に沿った異形グロメットの取り付け構造を示す断面図である。図5は、図3中のV−V線上に沿った異形グロメットの取り付け構造を示す断面図である。
図4および図5を参照して、溝22に対する縁部45の嵌合により、グロメット本体20が貫通孔21に向けて圧縮変形する。これにより、グロメット本体20からケーブル51に緊迫力が作用する。さらに、肉厚部26においては、ビード31が、縁部45に押圧されることによって圧縮変形する。このため、肉厚部26においては、グロメット本体20の圧縮変形による緊迫力に加えてビード31の圧縮変形による緊迫力が、ケーブル51に作用する。
図6は、比較のためのグロメットを示す正面図である。図中には、図2中のビード31が設けられていないグロメットが示されている。図6を参照して、溝22の底壁22cに所定の押圧力が加わった場合、グロメット本体20の圧縮変形量は、力が加わる位置(底壁22c)から離れるほど小さくなる。このため、底壁22cに押圧力が加わったことによる貫通孔21の変形量は、溝22および貫通孔21間の長さが相対的に小さい肉薄部27で大きくなり、溝22および貫通孔21間の長さが相対的に大きい肉厚部26で小さくなる。この場合、グロメット本体20からケーブル51に作用する緊迫力は、肉薄部27で大きく、肉厚部26で小さくなる。
図4および図5を参照して、これに対して本実施の形態では、肉厚部26において、ビード31の圧縮変形によりケーブル51に作用する緊迫力を増大させることができる。これにより、肉厚部26と肉薄部27との間でケーブル51に作用させる緊迫力に差が生じることを抑制できる。
また、本実施の形態では、緊迫力を増大させるためのビード31が、底壁22cの表面の一部領域から突出する形態で設けられている。この場合、取り付け孔44に対するグロメット本体20の嵌め合い代を、肉厚部26においてより大きく設定する場合と比較して、縁部45からビード31に作用する面圧を増大させることができる。これにより、ビード31を大きく圧縮変形させ、ケーブル51に作用させる緊迫力をより効果的に増大させることができる。また、取り付け孔44に対するグロメット本体20の取り付けが容易になるという効果も得られる。
この発明の実施の形態における異形グロメット10は、弾性を有するグロメット本体20を備える。グロメット本体20には、貫通孔21と、貫通孔21の外周上で環状に延びる溝22とが形成される。グロメット本体20は、貫通孔21と溝22との間の長さが相対的に大きくなる肉厚部26と、相対的に小さくなる肉薄部27とを含む異形形状を有する。肉厚部26には、溝22の底壁22cから突出する凸部としてのビード31が形成される。
このように構成された、この発明の実施の形態における異形グロメット10によれば、肉厚部26にビード31を形成する構成により、貫通孔21周りの周方向においてより均一となる緊迫力を、グロメット本体20からケーブル51に作用させることができる。これにより、ケーブル51およびグロメット本体20間のシール性を向上させることができる。ケーブル類の取り出し方向や取り出し面の制約、グロメットの共通化などを理由に、貫通孔21と溝22との間の長さが場所によって異なる異形形状のグロメットが使用される。本発明は、このような異形形状を有するグロメットに適用される。
続いて、図1中の異形グロメット10の各種変形例について説明を行なう。図7は、図1中の異形グロメットの第1変形例を示す正面図である。
図7(A)を参照して、本変形例では、貫通孔21の貫通方向から見て、グロメット本体20が略楕円形状を有する。グロメット本体20は、貫通孔21と溝22との間の長さL1が相対的に大きくなる肉厚部26と、貫通孔21と溝22との間の長さL2が相対的に小さくなる肉薄部27とを含む。肉厚部26は、楕円形状の大径側に配置され、肉薄部27は、楕円形状の小径側に配置される。肉厚部26には、溝22の底壁22cから突出するビード31が形成されている。
図7(B)を参照して、本変形例では、グロメット本体20に、略矩形形状の長辺24が延在する方向に並んで貫通孔21pおよび貫通孔21qが形成されている。グロメット本体20は、貫通孔21pおよび貫通孔21qと溝22との間の長さL1が相対的に大きくなる肉厚部26と、貫通孔21pおよび貫通孔21qと溝22との間の長さL2が相対的に小さくなる肉薄部27とを含む。肉厚部26は、貫通孔21pおよび貫通孔21qと、短辺23に沿って形成された溝22との間に配置され、肉薄部27は、貫通孔21pおよび貫通孔21qと、長辺24に沿って形成された溝22との間に配置される。肉厚部26には、溝22の底壁22cから突出するビード31が形成されている。
図8は、図1中の異形グロメットの第2変形例を示す断面図である。図中には、図2(B)中に示す肉厚部26の断面位置が示されている。
図8を参照して、本変形例では、グロメット本体20に、溝22の底壁22cから突出するリップ部32がさらに形成されている。リップ部32は、ビード31と距離を設けて配置されている。リップ部32は、ビード31と平行に延びるように形成されている。溝22が延びる方向の直交平面でグロメット本体20を切断した場合に、リップ部32は、くさび状の断面形状を有する。底壁22cを基準にしたリップ部32の高さH2は、底壁22cを基準にしたビード31の高さH1よりも小さい。
図9は、図8中の異形グロメットの取り付け構造を示す断面図である。図9を参照して、リップ部32は、ケース体41の縁部45と当接することにより、縁部45およびグロメット本体20間のシール性を向上させる。また、リップ部32の高さH2は、ビード31の高さH1よりも小さい。このような構成により、縁部45からリップ部32に作用する押圧力を小さく抑え、縁部45の押圧によってビード31に作用する面圧を高い値に維持することができる。これにより、グロメット本体20の内周側および外周側の両方において、シール性を向上させることができる。
続いて、図3中の異形グロメットの取り付け構造が適用される具体例について説明を行なう。図10は、燃料電池自動車の動力源の概略を示す図である。
図10を参照して、燃料電池自動車では、燃料電池55に酸素(空気)と水素とを供給することにより電力を発生させる。酸素を燃料電池55に供給する配管54の経路上には、ケース体41に収容された状態で、酸素の供給量を調節するためのバルブ53が設けられている。バルブ53には、圧力センサや温度センサなどのセンサ類52が内蔵されている。センサ類52から延出するケーブル51が、異形グロメット10を通じてケース体41の外側に引き出されている。
このような構成を備える燃料電池自動車においては、ケース体41内部に空気が流通するため、ケース体41の内外で圧力差が生じる。この場合においても、グロメット本体20とケーブル51との間のシール性能を向上させ、ケース体41の気密性を高く維持することができる。
なお、本発明におけるグロメットの取り付け構造は、図10に示す形態に限られず、様々な形態において適用される。たとえば、車両のエンジンルーム内や床下など、水没のおそれのある箇所に配置されたケース体に、本発明におけるグロメットの取り付け構造が適用されてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 異形グロメット、20 グロメット本体、21 貫通孔、22 溝、22c 底壁、23 短辺、24 長辺、26 肉厚部、27 肉薄部、31 ビード、32 リップ部、41 ケース体、44 取り付け孔、45 縁部、51 ケーブル。
Claims (5)
- 貫通孔と、前記貫通孔の外周上で環状に延びる溝とが形成され、弾性を有するグロメット本体を備え、
前記グロメット本体は、前記貫通孔と前記溝との間の長さが相対的に大きくなる肉厚部と、相対的に小さくなる肉薄部とを含む異形形状を有し、
前記肉厚部には、前記溝の底壁から突出する凸部が形成される、グロメット。 - 前記貫通孔の貫通方向から見た場合に、前記グロメット本体は、長辺と短辺とを有する略矩形形状を有し、
前記溝は、前記長辺および前記短辺に沿って形成され、
前記凸部は、前記長辺および前記短辺のうちの前記短辺に沿って形成される、請求項1に記載のグロメット。 - 前記グロメット本体には、前記溝の底壁から突出するリップ部がさらに形成され、
前記リップ部の高さは、前記凸部の高さよりも小さい、請求項1または2に記載のグロメット。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のグロメットの取り付け構造であって、
前記貫通孔に挿入されるケーブルと、
取り付け孔が形成されるケース体とをさらに備え、
前記グロメット本体は、前記取り付け孔を規定する前記ケース体の縁部が前記溝に挿入されるように前記ケース体に取り付けられ、
前記ケース体の縁部によって前記グロメット本体が圧縮変形されることにより、前記ケーブルに緊迫力が作用し、
前記肉厚部において、前記ケース体の縁部によって前記凸部が圧縮変形されることにより、前記ケーブルに作用する緊迫力が増大する、グロメットの取り付け構造。 - 前記ケース体の内外の間に圧力差が生じる、請求項4に記載のグロメットの取り付け構造。
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US10926720B2 (en) | 2018-09-19 | 2021-02-23 | Ford Global Technologies, Llc | Rubber spool grommets for assembly to vehicle |
-
2008
- 2008-02-08 JP JP2008029115A patent/JP2009189210A/ja not_active Withdrawn
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WO2013021017A1 (de) | 2011-08-11 | 2013-02-14 | Hella Kgaa Hueck & Co. | Elektrische vorrichtung mit dichtelement, dichtelement für eine elektrische vorrichtung und verfahren zum abdichten eines gehäuses |
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