JP2009188896A - 音声伝送装置および音声伝送中継装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】音声伝送装置の送信側のパケット組立手段は回線識別情報管理手段からの使用回線に応じた回線識別情報をヘッダに含めて、入力された音声信号の符号化音声データをパケットに組み立てて送出し、受信側は受信パケットをIPパケット分解手段で分解、抽出した回線識別情報で決定した揺らぎ吸収バッファサイズの揺らぎ吸収処理手段で符号化された受信音声データの揺らぎを吸収・平滑した上で、符号化受信音声データ復号し、使用回線に応じた揺らぎ吸収バッファサイズ設定により、高品質音声通話を実現する。
【選択図】図1
Description
また、携帯電話端末によりホテルや空港など公共施設に設置された無線LAN(Local Area Network)スポットなどを利用してIP電話を実現するものが特開2006−33477号公報に開示されている。
複数の異なる伝送方式を用いる回線を介して音声データの通信をする音声伝送装置であって、
入力された音声信号にデジタル化符号化処理を行い符号化音声データを出力する音声符号化処理手段、
複数の回線から使用する回線を選択する回線選択制御手段、
回線選択制御手段からの情報に基づき、回線識別情報を出力する回線識別情報管理手段、
回線識別情報管理手段からの回線識別情報をパケット内に埋め込み、音声符号化処理手段からの符号化音声データをパケットに組み立てて送出するパケット組立手段、
回線選択制御手段からの情報に基づき、複数の回線とそれぞれインタフェースをとる回線インタフェース手段を選択し、パケット組立手段から送出されるパケットを選択された回線に送出するセレクタ手段を備える。
受信した回線識別情報とペイロードデータを含むパケットを分解し、回線識別情報を抽出すると共に、パケットのペイロードデータ部を出力するIPパケット分解手段と、
パケット分解手段より受け取った回線識別情報を基に揺らぎ吸収バッファサイズの指示を出力する回線識別情報管理制御手段と、
回線識別情報管理制御手段からの指示に基づいた揺らぎ吸収バッファサイズにて、パケット分解手段からのペイロードデータの揺らぎを吸収し平滑化した上で、音声復号処理手段に出力する揺らぎ吸収処理手段と、
揺らぎ吸収手段から受け取ったペイロードデータに含まれる符号化音声データの復号処理を行う音声復号処理手段を備える。
アクセス回線とIPネットワークの間に設けられ、音声伝送装置間の通信を中継する音声伝送中継装置であって、
音声伝送装置間の呼接続処理を行う呼制御情報を中継すると共に、中継した呼制御情報から使用する回線識別情報を抽出する呼制御中継手段、
呼制御中継手段より受け取った回線識別情報を基に揺らぎ吸収バッファサイズ情報およびパケットサイズ情報を出力する回線識別情報管理制御手段、
受信したパケットを分解し、パケットのペイロード部を出力するパケット分解手段、
回線識別情報管理制御手段からの情報に基づいた揺らぎ吸収バッファサイズにて、パケット分解手段からのペイロードデータの揺らぎを吸収し平滑化した上で出力する揺らぎ吸収処理手段
回線識別情報をパケット内に埋め込み、回線識別情報管理制御手段からの情報に基づいたパケットサイズにて揺らぎ吸収処理手段からの符号化音声データをパケットに組み立てて送出するパケット組立手段を備える。
受信側は受信したパケットをIPパケット分解手段で分解して回線識別情報を抽出し、この回線識別情報により決定された揺らぎ吸収バッファサイズの揺らぎ吸収処理手段で符号化された受信音声データの揺らぎを吸収し、平滑した上で、符号化受信音声データ復号しているので、使用回線に応じた揺らぎ吸収バッファサイズが決定でき、使用回線に応じて適切な揺らぎ吸収バッファサイズを設定でき、高品質な音声通話を実現できる。
図1は本発明の音声伝送装置の適用されるネットワーク機器構成の一実施の形態を示す図である。図1において、1A及び1Bは本発明の音声伝送装置、2Aおよび2Bは電話装置、3は有線LANによるIPネットワークである。音声伝送装置1Aは、アクセス回線AまたはBまたはCを介してIPネットワーク3に接続すると共に、IPネットワーク3に接続されている音声伝送装置1Bと音声IP通信を行う。
図2において、11は電話装置2A側から入力された音声信号に対して符号化処理を行って符号化音声データを出力する音声符号化処理部、12は使用するアクセス回線の選択を行う回線選択制御部、13は回線選択制御部12からの回線選択情報に基づき回線識別情報である回線選択情報としてポート番号を選択し出力する回線識別情報管理部としてのポート番号管理部、14はポート番号管理部13からのポート番号をヘッダに含め、音声符号化処理部11からの音声符号化データをIP/UDP(User Datagram Protocol)/RTP(Real-time Transport Protocol)パケットに組み立てるパケット組立部、15は回線選択制御部12からの回線選択情報に基づき出力する回線インタフェースを選択するセレクタ部、16はアクセス回線Aとのインタフェースを行う回線Aインタフェース部、17はアクセス回線Bとのインタフェースを行う回線Bインタフェース部、18はアクセス回線Cとのインタフェースを行う回線Cインタフェース部である。
また、IP/UDP/RTPパケットでは無く、他のパケット方式を使う事でも良い。
図4は本発明の音声伝送装置の実施の形態2を示し、図1における音声伝送装置1Bの送受信装置の一実施の形態を示す図である。図4において、上記実施の形態1と同一もしくは相当部分は同一符号で示し、説明を省略する。22aはパケット分解部21から通知される受信パケットのポート番号を基に相手端末が使用しているアクセス回線種別を判断し、揺らぎ吸収バッファ部23にそのアクセス回線種別に応じた揺らぎ吸収バッファサイズ情報を通知すると共に、パケット組立部32にそのアクセス回線種別に応じたパケットサイズ情報を通知するポート番号管理制御部、31は電話装置2B側から入力された音声信号に対して符号化処理を行って符号化音声データを出力する音声符号化処理部、32は音声符号化処理部31からの音声符号化データをポート番号管理制御部22aからのパケットサイズ情報に応じてIP/UDP/RTPパケットに組み立てて出力するパケット組立部である。
揺らぎ吸収バッファ部23では、ポート番号管理制御部22aから通知された揺らぎ吸収バッファサイズ情報に基づき、パケット分解部21から入力した音声符号化データの到着遅延揺らぎを吸収し、揺らぎの無い音声符号化データを音声復号処理部24に出力する。音声復号処理部24では入力された音声符号化データの復号処理を行い、音声信号を出力する。
また、音声符号化処理部11および音声復号処理部24および音声符号化処理部31は、本発明の音声伝送装置の外に置くことでも良い。
また、IP/UDP/RTPパケットでは無く、他のパケット方式を使う事でも良い。
図5は本発明の音声伝送装置の適用されるネットワーク機器構成の実施の形態3を示す図である。図5において、上記実施の形態1と同一もしくは相当部分は同一符号で示し、説明を省略する。図5において、7は呼制御を司る呼制御サーバである。音声伝送装置1Aは、アクセス回線Aまたはアクセス回線Bまたはアクセス回線Cを介してIPネットワーク3に接続すると共に、IPネットワーク3に接続されている呼制御サーバ7を介して音声伝送装置1Bと呼接続のための呼接続処理を行い、その後、音声IP通信を行う。
揺らぎ吸収バッファ部23では、ポート管理制御部22aから通知された揺らぎ吸収バッファサイズ情報に基づき、パケット分解部21から入力した音声符号化データの到着遅延揺らぎを吸収し、揺らぎの無い音声符号化データを音声復号処理部24に出力する。音声復号処理部24では入力された音声符号化データの復号処理を行い、音声信号を出力する。
また、音声符号化処理部11および音声復号処理部24および音声符号化処理部31は、本発明の音声伝送装置の外に置くことでも良い。
また、IP/UDP/RTPパケットでは無く、他のパケット方式を使う事でも良い。
図8は本発明の音声伝送装置の適用されるネットワーク機器構成の実施の形態4を示す図である。図8において、上記実施の形態3と同一もしくは相当部分は同一符号で示し、説明を省略する。図8において、8aはアクセス回線AとIPネットワーク3との中継を行う音声伝送中継装置、同様に、8bはアクセス回線BとIPネットワーク3との中継を行う音声伝送中継装置、8cはアクセス回線CとIPネットワーク3との中継を行う音声伝送中継装置である。音声伝送装置1Aは、アクセス回線Aまたはアクセス回線Bまたはアクセス回線Cを介して、且つ、音声伝送中継装置8aまたは音声伝送中継装置8bまたは音声伝送中継装置8cを介してIPネットワーク3に接続すると共に、IPネットワーク3に接続されている呼制御サーバ7を介して音声伝送装置1Bと呼接続のための呼接続処理を行い、その後、音声IP通信を行う。
また、音声符号化処理部11および音声復号処理部24および音声符号化処理部31は、本発明の音声伝送装置の外に置くことでも良い。
また、IP/UDP/RTPパケットでは無く、他のパケット方式を使う事でも良い。
図13は本発明の音声伝送装置の適用されるネットワーク機器構成の実施の形態5を示す図である。図13において、上記実施の形態4と同一もしくは相当部分は同一符号で示し、説明を省略する。
図13において、8dはIPネットワーク3とアクセス回線Dとの中継を行う音声伝送中継装置、同様に、8eはIPネットワーク3とアクセス回線Eとの中継を行う音声伝送中継装置、8fはIPネットワーク3とアクセス回線Fとの中継を行う音声伝送中継装置である。音声伝送装置1Aは、アクセス回線Aまたはアクセス回線Bまたはアクセス回線Cを介し、且つ、音声伝送中継装置8aまたは音声伝送中継装置8bまたは音声伝送中継装置8cを介してIPネットワーク3に接続される。
音声伝送装置1Bは、アクセス回線Dまたはアクセス回線Eまたはアクセス回線Fを介し、且つ、音声伝送中継装置8dまたは音声伝送中継装置8eまたは音声伝送中継装置8fを介してIPネットワーク3に接続される。更に、音声伝送装置1AはIPネットワーク3に接続されている呼制御サーバ7を介して音声伝送装置1Bと呼接続のための呼接続処理を行い、その後、音声IP通信を行う。
図14において、アクセス回線Dまたはアクセス回線Eまたはアクセス回線Fから受信した呼制御用パケットは呼制御部48に入力される。呼制御処理部48では呼制御処理を行うと共に、音声IP通信に使用するポート番号情報およびどの回線インタフェースにて音声IP通信が行われるかの情報をポート番号管理制御部22cに通知する。
また、音声符号化処理部11および音声復号処理部24および音声符号化処理部31は、本発明の音声伝送装置の外に置くことでも良い。
また、IP/UDP/RTPパケットでは無く、他のパケット方式を使う事でも良い。
Claims (12)
- 複数の異なる伝送方式を用いる回線を介して音声データの通信をする音声伝送装置であって、
入力された音声信号にデジタル化符号化処理を行い符号化音声データを出力する音声符号化処理手段、
複数の回線から使用する回線を選択する回線選択制御手段、
回線選択制御手段からの情報に基づき、回線識別情報を出力する回線識別情報管理手段、
回線識別情報管理手段からの回線識別情報をパケット内に埋め込み、音声符号化処理手段からの符号化音声データをパケットに組み立てて送出するパケット組立手段、
回線選択制御手段からの情報に基づき、複数の回線とそれぞれインタフェースをとる回線インタフェース手段を選択し、パケット組立手段から送出されるパケットを選択された回線に送出するセレクタ手段を備えたことを特徴とする音声伝送装置。 - 送信側音声伝送装置から受信した回線識別情報とペイロードデータ部を含むパケットを分解し、回線識別情報を抽出すると共に、パケットのペイロードデータ部を出力するIPパケット分解手段、
パケット分解手段より受け取った回線識別情報を基に揺らぎ吸収バッファサイズの指示を出力する回線識別情報管理制御手段、
回線識別情報管理制御手段からの指示に基づいた揺らぎ吸収バッファサイズで、パケット分解手段からのペイロードデータの揺らぎを吸収し平滑化した上で出力する揺らぎ吸収処理手段、
揺らぎ吸収手段からの出力を受け取りペイロードデータに含まれる符号化音声データの復号処理を行い、受信側電話装置に送信する音声復号処理手段を備えたことを特徴とする音声伝送装置。 - 回線識別情報として、ポート番号を用いることを特徴とする請求項1または請求項2記載の音声伝送装置。
- 回線識別情報として、IPアドレスを用いることを特徴とする請求項1または請求項2記載の音声伝送装置。
- 回線識別情報管理制御手段は、パケット分解手段より受け取った回線識別情報を基に揺らぎ吸収バッファサイズと送出パケットサイズを決定して出力し、
受信側電話装置から入力された音声信号にデジタル化符号化処理を行い、符号化音声データを出力する音声符号化処理手段、
回線識別情報管理制御手段から出力される送出パケットサイズに基づき音声符号化処理手段からの符号化音声データをパケットに組み立てて送出するパケット組立手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の音声伝送装置。 - 呼接続のための呼制御用パケットに回線識別情報を含有し、呼制御用パケットを相手側装置と送受信して呼接続処理を行うと共に回線識別情報を相手側装置に送信する呼制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の音声伝送装置。
- 呼接続のための呼制御用パケットに回線識別情報が含有され、呼制御用パケットを相手側装置と送受信して呼接続処理を行うと共に回線識別情報を相手側装置から受信する呼制御手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の音声伝送装置。
- アクセス回線とIPネットワークの間に設けられ、音声伝送装置間の通信を中継する音声伝送中継装置であって、
音声伝送装置間の呼接続処理を行う呼制御情報を中継すると共に、中継した呼制御情報から使用する回線識別情報を抽出する呼制御中継手段、
呼制御中継手段より受け取った回線識別情報を基に揺らぎ吸収バッファサイズ情報およびパケットサイズ情報を出力する回線識別情報管理制御手段、
受信したパケットを分解し、パケットのペイロード部を出力するパケット分解手段、
回線識別情報管理制御手段からの情報に基づいた揺らぎ吸収バッファサイズにて、パケット分解手段からのペイロードデータの揺らぎを吸収し平滑化した上で出力する揺らぎ吸収処理手段、
回線識別情報をパケット内に埋め込み、回線識別情報管理制御手段からの情報に基づいたパケットサイズにて揺らぎ吸収処理手段からの符号化音声データをパケットに組み立てて送出するパケット組立手段を備えたことを特徴とする音声伝送中継装置。 - 複数の異なる伝送方式による回線に夫々接続され、使用回線の回線識別情報を出力する回線インタフェース手段を備え、
回線識別情報管理制御手段は、回線インタフェース手段より回線識別情報を受け取り、この回線識別情報を基に揺らぎ吸収バッファサイズ情報およびパケットサイズ情報を出力する構成にされたことを特徴とする請求項8記載の音声伝送中継装置。 - 入力側伝送路から入力した符号化音声データの音声符号化方式を出力側伝送路が使用する音声符号化方式に変換し、出力側伝送路に送出する符号変換手段を備えたことを特徴とする請求項8記載または請求項9記載の音声伝送中継装置。
- 回線識別情報として、ポート番号を用いることを特徴とする請求項8乃至請求項10の何れか1項に記載の音声伝送装置。
- 回線識別情報として、IPアドレスを用いることを特徴とする請求項8乃至請求項10の何れか1項に記載の音声伝送装置。
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