JP2009188727A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表示装置1と外部機器2とは、SCART端子とHDMI端子との双方で接続され、表示装置のSCART端子(EXT1)とHDMI端子(EXT4)とは、予め連動させるように設定されている。表示装置1では、SCART端子を介して外部機器2のSLOW−SWを監視し、外部機器の電源ON等によりSLOW−SW信号の電圧がLOWからHIGHに変化したときに、HDMI端子の信号入力経路に切り換える。また、表示装置は、SLOW−SW信号の電圧が再度HIGHからLOWに変化した場合には、直前に選択していた信号入力経路に切り換える制御を行う。
【選択図】図2
Description
またHDMIとSCARTを併用する構成により、SCARTのSLOW−SW信号の検出結果に従って映像品位の良好なHDMIの経路を選択することができ、SLOW−SW信号が変化すれば、このHDMIの信号入力経路から、直前に選択されていた信号入力経路に戻すことができる。またHDMIとSCARTとの連動設定をユーザ操作により、もしくは自動設定により行うことができるので、ユーザに対する利便性を提供することができる。
本実施形態の表示装置1は、外部機器を接続する接続端子として、5つの接続端子を備えているものとする。ここでは、第1及び第2の接続端子には、SCART端子が使用される。また、第3の接続端子にはS端子とビデオ端子とが使用され、いずれかの端子からの入力が可能となっている。さらに、第4及び第5の接続端子には、HDMI端子が使用される。これら接続端子にそれぞれ対応する信号入力経路として、EXT1〜EXT5が割り当てられている。
本発明に係る実施形態では、このようなSLOW−SWの機能を利用して、CPU14は、接続された外部機器のSLOW−SW信号の電圧がHIGHになれば、SCART端子に連動させる接続端子の信号入力経路(例えば、HDMI端子の信号入力経路)に切り換える。これらの動作の詳細については後述する。
つまり、この状態で表示装置1には、HDMI端子を介したデジタル信号と、SCART端子を介したアナログ信号が入力可能となっている。そして、表示装置1のCPU14は、SLOW−SW信号の電圧がLOWからHIGHに変化したときに、従来であればSCARTによるアナログの信号入力経路(EXT1)に入力切換を行っていたが、本発明に係る実施形態では、HDMI端子(EXT4)に入力を切り換えて映像品位の高いデジタル信号を入力させるようにする。
このような場合に対応するため、経路切換を指示するCECメッセージと、SLOW−SWとの関係を予め定めておいてもよい。例えば、表示装置1でSLOW−SW信号の電圧変化よりも先にCECメッセージが取得された場合、CECメッセージに従って信号入力経路の切換を行って、その後SLOW−SWの電圧変化を検知してもそのままの信号入力経路を維持するように定めておく。あるいは、経路切換を指示するCECメッセージは無視して、SLOW−SWの電圧がLOWからHIGHになったときに信号入力経路を切り換えるように定めておいてもよい。
一例として、上記図1の構成において表示装置1でEXT2の信号入力経路が選択されているときに、EXT1のLOW−SW信号の電圧がLOWからHIGHに変化したことをCPU14が検知した場合には、CPU14は、予め定めたEXT4の信号入力経路に切り換える制御を行う。そして、再びEXT1のSLOW−SW信号の電圧がLOWからHIGHに変化したときには、CPU14は、直前に選択していたEXT2の信号入力経路に戻す制御を行う。これにより、従来HDMIの入力信号を視聴できるようにした表示装置で実行できなかった信号入力経路を戻す処理をSCRATのSLOW−SWを用いて実行することができるようになる。図2の例では、表示装置1に接続した外部機器(DVDプレーヤ)2の電源をONにすることで表示装置の信号入力経路をDVDプレーヤからの経路に切り換えた後、DVDプレーヤの電源がOFFなったときに、当該DVDプレーヤからの信号入力経路の直前に選択されていた信号入力経路に戻すことができる。
連動設定は、SCART端子に接続する外部機器と、HDMI端子に接続する外部機器とが同一の外部機器であるとみなして制御を行うために、SCRAT端子に対応するHDMI端子を予め設定しておくものであり、連動を設定しておくことにより、SLOW−SW信号の電圧変化に応じて入力切換を行うときの対象の信号入力経路が定められる。
一方、電源OFFのときにのみ連動させるとは、外部機器の電源がONになって、当該外部機器のSLOW−SW信号の電圧がHIGHになっても信号入力経路の切換は行わずにそのままの信号入力経路を維持し、かつ外部機器の電願がOFFになって、当該外部機器のSLOW−SW信号の電圧がLOWになった場合には、直前の信号入力経路に戻す制御を行うことを意味する。
本例では、表示装置では所定のユーザ操作に従って、図5に示す連動設定用のメニュー40を表示させることができる。ここでは、ユーザは自動連動設定処理を行うか否か、つまり連動設定の“YES”または“NO”を選択することができる。“YES”が選択されると、表示装置では自動連動設定処理を開始する。
一方、Hot Plug信号は、表示装置側で電圧を設定すると、外部機器側からその応答として電圧を返すもので、表示装置でこの電圧を検出して外部機器が接続されていることを確認するようにしたものである。Hot Plugの電圧Vは、表示装置で設定する必要があり、入力切換を行ったときに、その切換先の入力に対してHot Plugの電圧を設定する。
図7は、外部機器側で変化するSLOW−SW信号の変化のタイミングと、表示装置で設定するHot Plug信号の変化のタイミングとの一例を示している。上述のようにSCART端子に接続されている外部機器は、その電源がONになったときに、SLOW−SW信号の電圧がLOWからHIGHに変化し、また入力切換により選択されている接続端子に接続された外部機器においても、電源がONになったときにHot Plug信号の電圧が上がる。
なお、本機能を精度良く実現するためには、Hot Plug信号を検出するために表示装置1に設定する電圧は、全てのHDMI端子について所定の同じ電圧(例えば3.3V)に設定しておくことが好ましい。
Claims (6)
- SCART規格に対応したSCART端子を含む複数の接続端子と、各前記接続端子に対応した信号入力経路を含む複数の信号入力経路のなかから、特定の信号入力経路を選択して切り換える入力切換手段とを備えた表示装置において、
前記SCART端子に連動させる接続端子が予め設定され、
前記入力切換手段は、前記SCART端子に連動させる接続端子に対応した信号入力経路が選択されているときに、前記SCART端子に接続された外部機器において、SCART規格に準拠したSLOW−SW信号が所定のHIGHレベルからLOWレベルに変化したことを検出した場合、前記選択されている信号入力経路の直前に選択されていた信号入力経路に切り換えることを特徴とする表示装置。 - 請求項1に記載の表示装置において、前記入力切換手段は、前記外部機器のSLOW−SW信号が所定のLOWレベルからHIGHレベルに変化したことを検出したときに、前記SCART端子に連動させる接続端子に対応した信号入力経路に切り換えることを特徴とする表示装置。
- 請求項1または2に記載の表示装置において、前記SCART端子に連動させて設定する接続端子は、HDMI規格に対応した接続端子であることを特徴とする表示装置。
- 請求項1〜3のいずれか1に記載の表示装置において、ユーザによる操作入力を可能とする操作入力手段を有し、前記SCART端子に連動させる接続端子を、前記操作入力手段に対する操作入力に従って設定可能としたことを特徴とする表示装置。
- 請求項4に記載の表示装置において、前記SCART端子に連動させる接続端子を設定する際に、前記直前に選択されていた信号入力経路に切り換える制御と、前記SCART端子に連動している接続端子からの信号入力経路に切り換える制御とを、一括して、もしくはそれぞれ個別に有効/無効とする設定を可能としたことを特徴とする表示装置。
- 請求項1〜3のいずれか1に記載の表示装置において、前記入力切換手段により選択されている信号入力経路に接続された外部機器から、ホットプラグ信号を取得するホットプラグ信号取得手段と、
前記ホットプラグ信号の電圧変化のタイミングと前記SLOW−SW信号の電圧変化とのタイミングとが所定の時間差以内で検出された場合には、前記ホットプラグ信号を取得した信号入力経路に対応した接続端子を、前記SCART端子に連動させる接続端子として自動設定する手段と、を有することを特徴とする表示装置。
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