JP2009188908A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザ操作に応じた外部機器の動的な変化状態を、ユーザが想定する操作状況に応じて適切に表示できるようにする。
【解決手段】表示装置は、ユーザ操作に応じたCECメッセージを操作対象の外部機器(CEC機器)に送信し(S4)、さらに操作対象の外部機器の機器状態の取得要求を送信する(S6)。表示装置は、機器状態の通知待ち処理に移行して次の同一ユーザ操作は処理しない。 外部機器から機器状態が通知されると(S8)、その機器状態の表示を行う。このときさらに予め取得された外部機器の識別情報(例えば機器名、物理アドレス、論理アドレス等)を表示してもよい。また上記(S8)で機器状態通知が受信できない場合は通知待ち状態を解除し、次の同一のUI操作を処理可能にする。
【選択図】図3
【解決手段】表示装置は、ユーザ操作に応じたCECメッセージを操作対象の外部機器(CEC機器)に送信し(S4)、さらに操作対象の外部機器の機器状態の取得要求を送信する(S6)。表示装置は、機器状態の通知待ち処理に移行して次の同一ユーザ操作は処理しない。 外部機器から機器状態が通知されると(S8)、その機器状態の表示を行う。このときさらに予め取得された外部機器の識別情報(例えば機器名、物理アドレス、論理アドレス等)を表示してもよい。また上記(S8)で機器状態通知が受信できない場合は通知待ち状態を解除し、次の同一のUI操作を処理可能にする。
【選択図】図3
Description
本発明は、表示装置、より具体的には、HDMI/CEC(High-Definition Multimedia Interface / Consumer Electronics Control)に対応した表示装置に関する。
例えば、レコーダ、STB(Set Top Box)、プレーヤ、AVアンプなどの複数のAV(Audio Visual)機器を、液晶テレビなどの表示装置に外部機器として接続し、これら外部機器から出力される映像/音声信号を表示装置から出力させて視聴するようにしたシステムが広く用いられている。
このようなシステムにおいて、表示装置に接続した外部機器の機器状態や設定情報を表示装置にて取得し、表示装置でこれらの情報を表示できるようにした技術が知られている。
このようなシステムにおいて、表示装置に接続した外部機器の機器状態や設定情報を表示装置にて取得し、表示装置でこれらの情報を表示できるようにした技術が知られている。
例えば、特許文献1には、所定のインタフェースで接続されている複数の映像信号機器の機器状態を調べ、ユーザが行いたい動作を予測して実行に移すことで、ユーザの操作の手順を簡素にし、使い勝手を良好にするシステムが開示されている。ここでは表示装置(放送受信機)は、接続した制御対象機器の機器状態を取得し、当該機器状態に応じて放送受信機側のコントロールGUI上のカーソル位置を変化させることにより操作性を向上させるようにしている。
特開2005−223532号公報
上記特許文献1のように、表示装置に接続された複数の外部機器の機器状態を表示する場合、接続された外部機器側の静的な状況を表示することは可能であるものの、表示装置と外部機器間の相互作用により動的に変化するような過渡的な機器状態に関しては、考慮されていない。
例えば、表示装置におけるUI(ユーザインタフェース)操作に応じて当該表示装置に接続された外部機器に対して制御情報を送信することで、外部機器において録画開始、再生、経路切換等の制御が行われる。制御情報としては、HDMI規格で規定されるCECメッセージや、IEEE1394規格で規定されるA/VCコマンド等を適用したものが知られている。
例えば、表示装置におけるUI(ユーザインタフェース)操作に応じて当該表示装置に接続された外部機器に対して制御情報を送信することで、外部機器において録画開始、再生、経路切換等の制御が行われる。制御情報としては、HDMI規格で規定されるCECメッセージや、IEEE1394規格で規定されるA/VCコマンド等を適用したものが知られている。
このような場合、従来の技術では、外部機器の状態を表示装置にて表示する際に、表示装置から送信する制御コマンドに応じて動的に変化する外部機器の動作状態の表示が不十分であって操作性に問題があった。
例えば、HDMI/CECにより表示装置に接続されたレコーダを制御する構成において、ユーザが表示装置のUIを操作して当該表示装置に接続されたレコーダの録画動作を実行させた場合の制御の一例を考える。ここで表示装置では、当該レコーダに対して録画動作を行わせるためのCECメッセージを送信する。そしてそのCECメッセージを受けたレコーダでは、録画動作を開始するとともに、録画が実行されているという機器状態情報を表示装置に返す。表示装置では、その機器状態情報に従って、該当するレコーダが録画状態となっていることを表示させることができる。
例えば、HDMI/CECにより表示装置に接続されたレコーダを制御する構成において、ユーザが表示装置のUIを操作して当該表示装置に接続されたレコーダの録画動作を実行させた場合の制御の一例を考える。ここで表示装置では、当該レコーダに対して録画動作を行わせるためのCECメッセージを送信する。そしてそのCECメッセージを受けたレコーダでは、録画動作を開始するとともに、録画が実行されているという機器状態情報を表示装置に返す。表示装置では、その機器状態情報に従って、該当するレコーダが録画状態となっていることを表示させることができる。
しかしながら、このような場合に、表示装置からレコーダにCECメッセージが送信されてから、レコーダが録画状態に移行したことを示す機器状態情報を返信するまでにタイムラグがあるような場合、表示装置の表示がすぐに切り替わらないため、ユーザは本当にレコーダが録画状態になっているかどうかを判断できずに混乱する、という問題がある。
このときにレコーダにて録画状態であることを示すUIがあれば、ユーザはそのUIを確認することでレコーダが確かに録画状態に移行していることが確認できるが、レコーダのUIをその都度確認しなければならず、煩雑さが生じる。
このときにレコーダにて録画状態であることを示すUIがあれば、ユーザはそのUIを確認することでレコーダが確かに録画状態に移行していることが確認できるが、レコーダのUIをその都度確認しなければならず、煩雑さが生じる。
さらに、上記のように、レコーダがCECメッセージを受け取ってから録画を開始し、録画開始を示す機器状態情報を表示装置に返信するまでタイムラグがあるような場合、そのレコーダの動作状態の変更が表示されていないときに、ユーザが録画操作を繰り返し実行してしまう場合がある。このような場合、同じCECメッセージが繰り返しレコーダに送信されてしまう。レコーダ側ではすでに録画動作が開始しているため、さらに録画を指示するCECメッセージに対してエラーを返すが、録画開始を示す機器状態情報よりも先にエラー情報を返す機器もある。このような場合、表示装置では録画できないことを示す表示が先に行われ、さらに続いて録画状態になったことを示す表示に変更される。
このように外部機器の操作状態が確定していない状況では、ユーザが意図しない操作を繰り返し行う可能性がある。このときに外部機器では、その操作に応じた制御を実行してしまう場合があり、結果的にユーザが意図しない動作結果となる可能性がある。
特に、HDMI/CECを利用して制御を行う場合、CECメッセージの通信速度は数百bps程度であって、IEEE1394やLANに比べて非常に低速であるため、複雑な処理になるほど表示装置における操作開始から機器状態の取得までの遅延が生じやすい。
すなわち、IEEE1394やLAN等の高速な通信手段を用いた外部機器の制御の場合には問題にならなかったが、HDMI/CECを用いた外部機器の制御においては過渡的な状態の遷移が生じるため誤操作の問題を生じやすい。
特に、HDMI/CECを利用して制御を行う場合、CECメッセージの通信速度は数百bps程度であって、IEEE1394やLANに比べて非常に低速であるため、複雑な処理になるほど表示装置における操作開始から機器状態の取得までの遅延が生じやすい。
すなわち、IEEE1394やLAN等の高速な通信手段を用いた外部機器の制御の場合には問題にならなかったが、HDMI/CECを用いた外部機器の制御においては過渡的な状態の遷移が生じるため誤操作の問題を生じやすい。
また、特許文献1で扱われる機器状態は定常的な状態、即ち機器状態遷移及び当該機器状態取得完了に要する時間に比して十分に長い時間が経過した後の状態と考えられる。一方、機器状態遷移中、特に機器状態遷移がユーザ操作間隔の想定される最小値に比して大きい場合(例えば録画開始動作、CECネットワークにおける経路確定動作など)のような過渡的な機器状態について言及されていないため、前述同様の課題がある。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、表示装置から外部機器に対して行われた操作により外部機器の機器状態が動的に変化するような場合、ユーザ操作に応じた外部機器の動的な変化状態を、ユーザが想定する操作状況に応じて適切に表示できるようにした表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、HDMI規格に準拠したCECメッセージによって制御可能な複数の外部機器を接続可能な表示装置であって、外部機器の動作を指示する操作入力に応じて操作対象の外部機器の動作を制御するためのCECメッセージを送信する手段と、外部機器の動作を制御するためのCECメッセージによって操作対象の外部機器の機器状態が動的に変化する場合、操作対象の外部機器の機器状態情報をCECメッセージにより取得して、当該外部機器の機器状態を表示する手段とを備えたことを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、操作対象の外部機器に送信するCECメッセージ自体が外部機器の機器状態要求を含むCECメッセージではない場合、外部機器の動作を制御するためのCECメッセージの後に、操作対象の外部機器の機器状態情報を要求するCECメッセージを送信することにより、操作対象とする外部機器の機器状態情報を取得することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、操作対象の外部機器の動作を指示する操作入力に従って、外部機器の動作要求中を示すフラグを設定し、操作対象の外部機器から機器状態情報を取得した際に、フラグを解除して機器状態を表示する制御を行い、フラグの設定から、機器状態を表示するまでの間は、外部機器に同一の動作を指示する操作入力に対しては、CECメッセージを送信する処理を実行しないことを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第3の技術手段において、動作要求中を示すフラグが設定されていないときに、操作対象の外部機器から機器状態情報を取得した場合には、当該機器状態情報を表示させる処理を行わないことを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第4の技術手段において、表示装置が、機器状態要求を含むCECメッセージに対して、一定期間内に操作対象の外部機器から機器状態情報を取得できずに機器状態情報を表示できない場合には、外部機器に同一の動作を指示する操作入力に対するCECメッセージの送信処理を許可することを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第2〜5のいずれかの技術手段において、操作対象の外部機器の動作状態を要求するCECメッセージを、外部機器の動作を制御するためのCECメッセージの送信後、所定時間経過した後に送信することを特徴としたものである。
本発明によれば、表示装置から外部機器に対して行われた操作により外部機器の機器状態が動的に変化するような場合、ユーザ操作に応じた外部機器の動的な変化状態を、ユーザが想定する操作状況に応じて適切に表示できるようにした表示装置を提供することができる。
特に表示装置から外部機器に対して行われた操作により、操作対象の外部機器の動作状態が動的に変化する場合に、外部機器の機器状態情報を要求するCECメッセージを送り、取得した機器状態情報を表示することにより、ユーザ操作による外部機器の動的な状態変化をユーザに適切に提示することができる。
また外部機器の動作要求中のフラグ設定から外部機器の機器状態の表示までの間、外部機器に同一の動作を指示する入力操作の処理を行わないようにし、また一定時間内に外部機器から機器状態情報を取得できない場合にはフラグを外部機器に同一の動作を指示する入力操作の処理を許可することにより、ユーザが想定する操作状況に対して、外部機器の機器状態を適切に表示させることができるため、操作性を向上させることができる。
また外部機器の動作要求中のフラグ設定から外部機器の機器状態の表示までの間、外部機器に同一の動作を指示する入力操作の処理を行わないようにし、また一定時間内に外部機器から機器状態情報を取得できない場合にはフラグを外部機器に同一の動作を指示する入力操作の処理を許可することにより、ユーザが想定する操作状況に対して、外部機器の機器状態を適切に表示させることができるため、操作性を向上させることができる。
図1は、本発明が適用される表示装置11の構成を示すブロック図である。この表示装置11は、テレビジョン放送信号を受信する機能と、HDMI規格に準拠したデジタル信号及び制御信号を送受信する機能とを有している。
テレビジョン放送信号は、アンテナ12で受信され、入力端子13を介してテレビジョン信号処理部14に供給される。テレビジョン信号処理部14は、入力されたテレビジョン放送信号からチューナ部14aにより所定のチャンネルの信号を取り出し、信号処理部14bにより映像信号と音声信号とを復元して、それぞれ選択部15に出力している。
テレビジョン放送信号は、アンテナ12で受信され、入力端子13を介してテレビジョン信号処理部14に供給される。テレビジョン信号処理部14は、入力されたテレビジョン放送信号からチューナ部14aにより所定のチャンネルの信号を取り出し、信号処理部14bにより映像信号と音声信号とを復元して、それぞれ選択部15に出力している。
また、HDMI規格に準拠したCECライン18(18a,18b)を介して外部機器17から供給されるデジタル信号は、HDMIコネクタ19(19a,19b)で受信され、HDMI信号処理部20に供給される。HDMI信号処理部20は、入力されたHDMI規格に準拠したデジタル信号から映像信号と音声信号とを復元して、選択部15に出力し、制御信号を制御部23に出力する。
また、制御部23から外部機器17に対する制御信号は、HDMI信号処理部20に供給される。このHDMI信号処理部20は、供給された制御信号をHDMIコネクタ19及びCECライン18を介して外部機器17に出力する。CECライン18は、CECプロトコルに準拠して制御信号が送受信される。
制御部23は、テレビジョン放送信号の受信が選択されていると、テレビジョン信号処理部14を制御するとともに、テレビジョン信号処理部14から出力される映像信号及び音声信号を選択するように選択部15を制御する。また、制御部23は、HDMI規格に準拠したデジタル信号の受信が選択されていると、HDMI信号処理部20の動作設定を行うとともに、このHDMI信号処理部20から出力される映像信号及び音声信号を選択するように選択部15を制御する。
選択部15は、テレビジョン信号処理部14から出力される映像信号及び音声信号と、HDMI信号処理部20から出力される映像信号及び音声信号とを、制御部23からの制御に応じて選択的に切り換えて出力し、映像信号を映像処理部21に供給し、音声信号を音声処理部22に供給する。
そして、映像処理部21で処理された映像信号と、OSD(On Screen Display)信号生成部28で生成されたOSD信号とを合成部29へ供給する。合成部29は映像信号とOSD信号とを重畳してディスプレイ30に供給し、ディスプレイ30にて表示が行われる。また、音声処理部22で処理された音声信号はスピーカ40に供給され、音声が再生出力される。
そして、映像処理部21で処理された映像信号と、OSD(On Screen Display)信号生成部28で生成されたOSD信号とを合成部29へ供給する。合成部29は映像信号とOSD信号とを重畳してディスプレイ30に供給し、ディスプレイ30にて表示が行われる。また、音声処理部22で処理された音声信号はスピーカ40に供給され、音声が再生出力される。
制御部23は、表示装置11の各部を制御するもので、CPU(Central Processing Unit)等を内蔵したマイクロプロセッサからなり、記憶部27を利用して、操作部24からの操作情報を受け、あるいは、リモートコントローラ25から送出された操作情報を受信部26を介して受信し、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御する。
記憶部27は、主として制御部23のCPUが実行する制御プログラムを格納した読み出し専用メモリと、該CPUに作業エリアを提供する読み出し書き込みが可能なメモリと、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリとを含んでいる。
記憶部27は、主として制御部23のCPUが実行する制御プログラムを格納した読み出し専用メモリと、該CPUに作業エリアを提供する読み出し書き込みが可能なメモリと、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリとを含んでいる。
本発明に係る実施形態では、表示装置11側のUI(ユーザインタフェース)操作によって表示装置11に接続される外部機器に対して行われたCEC制御により、CECメッセージを受信する外部機器側の動作状態が動的に変化するような場合に、当該外部機器の状態変化を表示装置11のUIによりユーザに提示する制御を行う。UIは制御部23によって実現される機能で、UIによりディスプレイ30に表示された画面に対して、ユーザが操作部24を操作して各種の操作入力を行うことができるようにし、また各種の制御処理結果をUIによりディスプレイに提示できるようにしたものである。
具体的には本実施形態に係る表示装置では、以下の2つの基本的な制御動作を実行する。
(1)表示装置11側のUI操作により、制御対象の外部機器の動作状態が変化する場合、表示装置11から外部機器に対して即座に外部機器の機器状態の問い合わせを行い、その応答として表示装置11で取得される外部機器の機器状態を当該表示装置11のUIに表示させる。これにより、ユーザは操作結果を別途確認する必要が無くなるため、操作性を向上させることができる。
(1)表示装置11側のUI操作により、制御対象の外部機器の動作状態が変化する場合、表示装置11から外部機器に対して即座に外部機器の機器状態の問い合わせを行い、その応答として表示装置11で取得される外部機器の機器状態を当該表示装置11のUIに表示させる。これにより、ユーザは操作結果を別途確認する必要が無くなるため、操作性を向上させることができる。
(2)上記(1)の制御によって外部機器の動作状態が表示装置11側のUI上に表示されるまで、表示装置11では次の同一のUI操作を受け付けないようにすることにより、ユーザは操作結果を確認した上で次の操作を行うことができる。そしてこれによりユーザの操作意図と操作結果との齟齬が発生することを防ぐ。
具体的には、表示装置11側のUIの操作により外部機器へのCEC制御を実行したときに、表示装置11で以下の処理を行う。
a)当該操作に応じたCECメッセージを操作対象の外部機器に送信する。
b)操作対象の外部機器の機器状態の取得要求を外部機器に送信する。なおこの場合、一部のCECメッセージは、それ自体の応答として外部機器の機器状態が通知されるように規定されているため、上記の取得要求の送信は不要である。
c)機器状態の通知待ち処理に移行し、次の同一ユーザ操作は処理しない。
d)外部機器から通知された機器状態の表示を行う。このとき、さらに予め取得された外部機器の識別情報(例えば機器名、物理アドレス、論理アドレス等)を表示してもよい。
e)上記c)で機器状態通知が受信できない場合は通知待ち状態を解除し、次の同一のUI操作を処理可能にする。解除以降に外部機器から機器状態が通知された場合には、機器状態表示は行わない。
a)当該操作に応じたCECメッセージを操作対象の外部機器に送信する。
b)操作対象の外部機器の機器状態の取得要求を外部機器に送信する。なおこの場合、一部のCECメッセージは、それ自体の応答として外部機器の機器状態が通知されるように規定されているため、上記の取得要求の送信は不要である。
c)機器状態の通知待ち処理に移行し、次の同一ユーザ操作は処理しない。
d)外部機器から通知された機器状態の表示を行う。このとき、さらに予め取得された外部機器の識別情報(例えば機器名、物理アドレス、論理アドレス等)を表示してもよい。
e)上記c)で機器状態通知が受信できない場合は通知待ち状態を解除し、次の同一のUI操作を処理可能にする。解除以降に外部機器から機器状態が通知された場合には、機器状態表示は行わない。
図2は、表示装置に接続される外部機器を表示装置のUIにより操作するときのユーザ操作と、そのときに送受信される制御情報の例を示す図である。ここでは表示装置側から外部機器に対して行われた操作により、操作対象の外部機器の動作状態が動的に変化するときの操作の種類とCECメッセージとを示している。
例えば、表示装置のUIを使用して、録画機能を有する外部機器(例えばレコーダ)に対して録画開始を実行させる操作を行うことができる。このときにUIに対するユーザ操作に応じて表示装置から外部機器に送信されるCECメッセージは、〈Record On〉である。これに対して外部機器(すなわちSource機器)で変化する機器状態の引数は[Record Status Info]となる。表示装置から外部機器に対して〈Record On〉を送信した場合には、外部機器側では機器状態を表示装置に通知することになっている。つまりHDMI規格において、〈Record On〉のCECメッセージに対しては、外部機器(Source機器)は、録画状態に移行したことを通知することが規定されている。従ってここでは、表示装置から送信するCECメッセージ自体が外部機器の機器状態の送信要求になっている。この〈Record On〉に対しては、レコーダはCECメッセージ〈Record Status〉によって機器状態[Record Status Info]を表示装置に通知する。
また、表示装置に接続された再生機能を有する外部機器(例えばプレーヤ)の操作を行う場合には、表示装置から送信するCECメッセージとして〈Deck Control〉や〈Play〉が用いられる。また外部機器(例えばレコーダ)の録画を停止させる場合には、CECメッセージとして〈Record Off〉が用いられる。これらのCECメッセージに対して外部機器で変化する機器状態の引数は[Deck Info]である。そしてこれらのCECメッセージに対応して表示装置から外部機器に対して送信する機器状態要求のCECメッセージは、〈Give Deck Status〉である。これに対して外部機器からはCECメッセージ〈Deck Status〉を通知する。
また、表示装置に接続された外部機器の経路(複数の外部機器が接続されたときの表示装置に対するストリームの入力経路)を切り換える場合には、CECメッセージとして〈Routing Change〉や〈Set Stream Path〉が用いられる。これに対して外部機器(すなわちSource機器)で変化する機器状態の引数は、[Physical Address](Active Path)である。表示装置からレコーダに対してこれらの経路切替のCECメッセージを送信した場合には、外部機器側では機器状態を表示装置に通知する。このときのCECメッセージは、〈Routing Information〉または〈Active Source〉である。この場合においても表示装置から送信するCECメッセージ自体が外部機器の機器状態の送信要求になっている。
さらにまた表示装置に接続された外部機器の電源操作を行う場合には、表示装置から送信するCECメッセージとして〈User Control Pressed〉([Power])や〈Standby〉などが用いられる。これらのCECメッセージに対して外部機器で変化する機器状態の引数は[Power Status]である。そしてこれらのCECメッセージに対応して表示装置から外部機器に対して送信する機器状態要求のCECメッセージは、〈Give Device Power Status〉である。これに対して外部機器からは、CECメッセージ〈Report Power Status〉によって機器状態を通知する。
図3は、表示装置と外部機器との間の制御処理の一例を説明するための図で、表示装置に接続された外部機器で再生操作を行わせる場合の処理例を示すものである。
表示装置は、UI(ユーザインタフェース)と、HDMI CECメッセージ生成部とを有している。これらは図1の制御部23が備えるモジュールにより実現されるもので、リモコン等の操作部24からの操作信号に応じてUIがHDMI CECメッセージ生成部にCECメッセージの生成指示を行い、CECメッセージ生成部が生成したCECメッセージをHDMI信号処理部20によって外部機器17に送信する。また外部機器17から送信された機器状態情報などのCECメッセージは、HDMI信号処理部20から制御部23に入力され、HDMI CECメッセージ生成部からUIに通知されて、その情報をディスプレイ30に表示させる制御が行われる。この例では、外部機器は再生動作を行なわせるための再生操作対象CEC機器である。
表示装置は、UI(ユーザインタフェース)と、HDMI CECメッセージ生成部とを有している。これらは図1の制御部23が備えるモジュールにより実現されるもので、リモコン等の操作部24からの操作信号に応じてUIがHDMI CECメッセージ生成部にCECメッセージの生成指示を行い、CECメッセージ生成部が生成したCECメッセージをHDMI信号処理部20によって外部機器17に送信する。また外部機器17から送信された機器状態情報などのCECメッセージは、HDMI信号処理部20から制御部23に入力され、HDMI CECメッセージ生成部からUIに通知されて、その情報をディスプレイ30に表示させる制御が行われる。この例では、外部機器は再生動作を行なわせるための再生操作対象CEC機器である。
図3において、まずユーザ操作によってHDMI/CEC用の再生操作が行われると、UIは、ユーザ操作に応じた再生開始要求をHDMI CECメッセージ生成部に送出する(ステップS1)。ここでは例えばユーザが表示装置のリモコンを使用して、リモコンに備えられているHDMI/CECプレーヤ専用の再生ボタンを押下することにより、UIからHDMI CECメッセージ生成部に再生開始要求が送信される。
UIからの再生開始要求を受け取ったHDMI CECメッセージ生成部は、「ユーザ操作による再生要求中」を示すフラグを設定する(ステップS2)。このフラグは、本発明の「外部機器の動作要求中を示すフラグ」に該当するものである。
この場合、HDMI CECメッセージ生成部では、UIからHDMI CECメッセージ生成部に対して再生開始要求が送出されたとき、すでに「ユーザ操作による再生要求中」ではない場合にのみ再生処理を実行する。ここではHDMI CECメッセージ生成部では、UIからユーザ操作による再生開始要求が送信されたときに、「ユーザ操作による再生要求中」を示すフラグが設定されていなければステップS2でそのフラグを設定し、再生開始要求のCECメッセージを再生操作対象CEC機器に送信する処理を開始する。
この場合、HDMI CECメッセージ生成部では、UIからHDMI CECメッセージ生成部に対して再生開始要求が送出されたとき、すでに「ユーザ操作による再生要求中」ではない場合にのみ再生処理を実行する。ここではHDMI CECメッセージ生成部では、UIからユーザ操作による再生開始要求が送信されたときに、「ユーザ操作による再生要求中」を示すフラグが設定されていなければステップS2でそのフラグを設定し、再生開始要求のCECメッセージを再生操作対象CEC機器に送信する処理を開始する。
そしてHDMI CECメッセージ生成部では、上記「ユーザ操作による再生要求中」を示すフラグがすでに設定されている場合には、UIから送信された再生開始要求に対する処理を禁止する。このとき、再生操作対象CEC機器の再生動作が成功し、もしくは再生処理が失敗して結果が表示されるまでは、HDMI CECメッセージ生成部では、外部機器に同一の動作を指示するUI操作を受け付けない(つまりCECメッセージの送信処理を実行しない)ようにする。これにより、ユーザは再生開始要求の結果をUIにより確認した上で次の操作を行うことができる。また、UI操作を受け付けない旨を表示させるようにしてもよい。
上記ステップS1でフラグが設定された後、HDMI CECメッセージ生成部では、再生操作対象CEC機器の再生処理開始の前提条件として、再生操作対象CEC機器が表示装置内部のCEC機器マップ中に存在するかどうかを判別する(ステップS3)。HDMI/CEC対応の表示装置では、当該表示装置に接続されたHDMI/CEC機器の物理アドレスを取得することで外部機器をマッピングしている。ここではその外部機器のマップ中に、ユーザ操作によって再生開始要求が入力された再生操作対象CEC機器が存在しているかどうかを判別する。
ここで表示装置内部のマップ中に再生操作対象CEC機器が存在しなければ、HDMI CECメッセージ生成部では、UIに対して即時に失敗を通知する。つまりUIへの要求結果通知引数を「再生開始要求失敗」に設定する(ステップS13)。そして設定した「ユーザ操作による再生要求中を示すフラグを解除し(ステップS11)、再生開始要求が失敗したことを示す結果通知(正否及び詳細結果)をUIに送る(ステップS12)。UIではその結果通知に従って、再生開始要求が失敗したことを表示画面に表示させる。このような処理により、再生開始要求の結果を待たずして「ユーザ操作による再生要求中」の状態を解除することができる。
また、表示装置内部のマップ中に再生操作対象CEC機器が存在していれば、HDMI CECメッセージ生成部では、再生開始要求のCECメッセージを再生操作対象のCEC機器に送信する(ステップS4)。再生開始要求のCECメッセージは、例えば上述の〈Play〉が用いられる。再生操作対象CEC機器では、表示装置から送信されたCECメッセージ〈Play〉を受信し、そのCECメッセージに対するACKを返信して、再生処理を実行する(ステップS14)。
ここで表示装置のHDMI CECメッセージ生成部では、再生操作対象CEC機器からACKが返信されてきたかどうかを判断し(ステップS5)、ACKが返信されてこなければ、UIへの要求結果通知引数を「再生開始要求失敗」に設定し(ステップS13)、さらにユーザ操作による再生要求中のフラグを解除し(ステップS11)、UIに結果を通知する(ステップS12)。
またACKが返信されていれば、機器状態情報を要求するCECメッセージを再生操作対象CEC機器に送信する(ステップS6)。このとき、適宜、再生操作対象CEC機器における再生状態への移行時間を考慮して、HDMI CECメッセージ生成部では所定時間の待ち処理を行った後、機器状態要求のCECメッセージを再生操作対象CEC機器に送信する。
機器状態要求のCECメッセージは、例えば上述の〈Give Deck Status〉が用いられる。このCECメッセージに対して再生操作対象CEC機器はACKを返した後、機器状態通知を表示装置に送信する。ここでは再生操作対象CEC機器は、自身の機器状態[Deck Info]の通知であるCECメッセージ〈Deck Status〉を表示装置に送信する。
機器状態要求のCECメッセージは、例えば上述の〈Give Deck Status〉が用いられる。このCECメッセージに対して再生操作対象CEC機器はACKを返した後、機器状態通知を表示装置に送信する。ここでは再生操作対象CEC機器は、自身の機器状態[Deck Info]の通知であるCECメッセージ〈Deck Status〉を表示装置に送信する。
HDMI CECメッセージ生成部では、上記機器状態要求のCECメッセージに対するACKが返信されてきたかどうかを判別し(ステップS7)、ACKが返信されてこなければ、UIへの要求結果通知引数を「再生開始要求失敗」に設定し(ステップS13)、さらにユーザ操作による再生要求中のフラグを解除し(ステップS11)、UIに結果を通知する(ステップS12)。またACKが返信されていれば、さらに再生操作対象CEC機器からの機器状態通知〈Deck Status〉を待つ(ステップS8)。
そしてHDMI CECメッセージ生成部は、外部機器から〈Deck Status〉が通知されると、その機器状態が再生開始成功であるかどうかを判別する(ステップS9)。ここでは〈Deck Status〉の引数[Deck Info]が再生処理が実行されたことを示す“Play”であるかどうかを判別する。ここで[Deck Info]が”Play”であれば、UIへの要求結果通知引数を「再生開始要求成功」に設定し(ステップS10)、「ユーザ操作による再生要求中」を示すフラグを解除する(ステップS11)。そしてHDMI CECメッセージ生成部では、再生開始要求の結果通知(成否及び詳細結果)として、再生が成功したことを示す[Deck Info]をUIに通知する(ステップS12)。
また[Deck Info]が“Play”ではない場合、UIへの要求結果通知引数を「再生開始要求失敗」に設定し(ステップS12)、「ユーザ操作による再生要求中」を示すフラグを解除して(ステップS11)、再生要求が失敗したことをUIに通知する。
また[Deck Info]が“Play”ではない場合、UIへの要求結果通知引数を「再生開始要求失敗」に設定し(ステップS12)、「ユーザ操作による再生要求中」を示すフラグを解除して(ステップS11)、再生要求が失敗したことをUIに通知する。
ここでHDMI CECメッセージ生成部からUIに対して再生開始要求の結果を通知した後、「ユーザ操作による再生要求中」ではないときに、再生操作対象CEC機器から送信された機器状態通知〈Deck Status〉を受信した場合には、HDMI CECメッセージ生成部では、その[Deck Info]をUIに通知しない。つまり表示装置では、「ユーザ操作による再生要求中」を示すフラグが設定されていないときに、外部機器から機器状態通知を取得した場合には、その機器状態を表示させる処理を行わないようにする。
また表示装置から再生操作対象CEC機器に送信した機器状態要求〈Give Deck Status〉に対して、再生操作対象CEC機器からの一定時間内に機器状態通知〈Deck Info〉がない場合には、「ユーザ操作による再生要求中」の状態を解除し、つまり「ユーザ操作による再生要求中」を示すフラグを解除して、UIからの再生開始要求を処理可能な状態に復帰させる。すなわち表示装置では、機器状態要求のCECメッセージに対して、一定時間内に外部機器の機器状態を取得できない場合には、当該外部機器に同一の動作を指示する操作入力に対するCECメッセージの送信処理を許可するようにする。
UIは、HDMI CECメッセージ生成部から送信された機器状態通知[Deck Info]に応じて、“再生中”などの機器の状態情報と、プレーヤ機器名などの情報を表示させる。この場合、OSD(on screen display)によって表示画面にこれらの情報を表示させることができる。
図4は、表示装置と接続装置との間の制御処理の他の例を説明するための図で、表示装置に接続された外部機器にて録画操作を行わせる場合の処理例を示すものである。上記図3の例では外部機器で再生操作を行わせる場合の処理例を説明したが、再生操作の場合には、表示装置から外部機器に送信する再生開始要求のCECメッセージ自体が機器状態の送信要求になっていないため、表示装置から外部機器に再生開始要求のCECメッセージ〈Play〉を送信した後、機器状態要求のCECメッセージ〈Give Deck Status〉をさらに送信していた。
これに対して録画操作の場合は、表示装置から送信する録画開始要求のCECメッセージ〈Record On〉自体が外部機器の機器状態の送信要求になっているため、追加の機器状態の送信要求は必要ない。処理の流れは以下に示すようになる。ここでは外部機器は、録画動作を行わせるためのレコーダなどの録画操作対象CEC機器である。
これに対して録画操作の場合は、表示装置から送信する録画開始要求のCECメッセージ〈Record On〉自体が外部機器の機器状態の送信要求になっているため、追加の機器状態の送信要求は必要ない。処理の流れは以下に示すようになる。ここでは外部機器は、録画動作を行わせるためのレコーダなどの録画操作対象CEC機器である。
まずユーザ操作によってHDMI/CEC用の録画操作が行われると、UIは、ユーザ操作に応じた録画開始要求をHDMI CECメッセージ生成部に送出する(ステップS11)。ここでは例えばユーザが表示装置のリモコンを使用して、例えばリモコンに備えられているHDMI/CECレコーダ専用の録画ボタンを押下することにより、UIからHDMI CECメッセージ生成部に録画開始要求が送信される。
UIからの録画開始要求を受け取ったHDMI CECメッセージ生成部は、「ユーザ操作による録画要求中」を示すフラグを設定する(ステップS22)。このフラグは、本発明の「外部機器の動作要求中を示すフラグ」に該当する。
この場合、HDMI CECメッセージ生成部では、UIからHDMI CECメッセージ生成部に対して録画要求が送出されたとき、すでに「ユーザ操作による録画要求中」ではない場合にのみ録画処理を実行する。ここではHDMI CECメッセージ生成部では、UIからユーザ操作による録画開始要求が送信されたときに、「ユーザ操作による録画要求中」を示すフラグが設定されていなければ、ステップS22でそのフラグを設定し、録画開始要求のCECメッセージを録画操作対象CEC機器に送信する処理を開始する。
この場合、HDMI CECメッセージ生成部では、UIからHDMI CECメッセージ生成部に対して録画要求が送出されたとき、すでに「ユーザ操作による録画要求中」ではない場合にのみ録画処理を実行する。ここではHDMI CECメッセージ生成部では、UIからユーザ操作による録画開始要求が送信されたときに、「ユーザ操作による録画要求中」を示すフラグが設定されていなければ、ステップS22でそのフラグを設定し、録画開始要求のCECメッセージを録画操作対象CEC機器に送信する処理を開始する。
そしてHDMI CECメッセージ生成部では、上記「ユーザ操作による録画要求中」を示すフラグがすでに設定されている場合には、UIから送信された録画開始要求に対する処理を禁止する。このとき、録画操作対象CEC機器の録画動作が成功し、もしくは録画処理が失敗して結果が表示されるまでは、HDMI CECメッセージ生成部では同一のUI操作を受け付けない(つまりCECメッセージの送信処理を実行しない)ようにする。これにより、ユーザは録画開始要求の結果をUIにより確認した上で次の操作を行うことができる。
上記ステップS22でフラグが設定された後、HDMI CECメッセージ生成部では、録画操作対象CEC機器の録画処理開始の前提条件として、録画操作対象CEC機器が表示装置内部のCEC機器マップ中に存在するかどうかを判別する(ステップS23)。
ここで表示装置内部のマップ中に録画操作対象CEC機器が存在しなければ、HDMI CECメッセージ生成部では、UIに対して即時に失敗を通知する。つまりUIへの要求結果通知引数を「録画開始要求失敗」に設定する(ステップS29)。そして設定した〈ユーザ操作による録画要求中」を示すフラグを解除し(ステップS28)、録画開始要求が失敗したことを示す結果通知(正否及び詳細結果)をUIに送る(ステップS30)。UIではその結果通知に従って、録画開始要求が失敗したことを表示画面に表示させる。このような処理により、録画開始要求の結果を待たずして「ユーザ操作による録画要求中」の状態を解除することができる。
ここで表示装置内部のマップ中に録画操作対象CEC機器が存在しなければ、HDMI CECメッセージ生成部では、UIに対して即時に失敗を通知する。つまりUIへの要求結果通知引数を「録画開始要求失敗」に設定する(ステップS29)。そして設定した〈ユーザ操作による録画要求中」を示すフラグを解除し(ステップS28)、録画開始要求が失敗したことを示す結果通知(正否及び詳細結果)をUIに送る(ステップS30)。UIではその結果通知に従って、録画開始要求が失敗したことを表示画面に表示させる。このような処理により、録画開始要求の結果を待たずして「ユーザ操作による録画要求中」の状態を解除することができる。
また表示装置内部のマップ中に録画操作対象CEC機器が存在していれば、HDMI CECメッセージ生成部では、表示装置側の視聴ソースに応じて録画開始要求のCECメッセージを録画操作対象CEC機器に送信する(ステップS24)。録画開始要求のCECメッセージは、例えば上述の〈Record On〉が用いられる。録画操作対象CEC機器では、表示装置から送信されたCECメッセージ〈Record On〉を受信し、そのCECメッセージに対するACKを返信して、録画処理を実行する(ステップS31)。
ここで表示装置のHDMI CECメッセージ生成部では、録画操作対象CEC機器からACKが返信されてきたかどうかを判断し(ステップS25)、ACKが返信されてこなければ、UIへの要求結果通知引数を「録画開始要求失敗」に設定し(ステップS29)、さらにユーザ操作による再生要求中のフラグを解除し(ステップS28)、UIに結果を通知する(ステップS30)。
またACKが返信されていれば、さらに録画対象機器からの録画要求応答(録画開始要求の実行結果)を待つ。ここでは上述したように、録画開始要求のCECメッセージ〈Record On〉自体が機器状態情報の送信要求になっているため、再生開始要求時のような追加の機器状態の送信要求は必要ない。
録画操作対象CEC機器では、ステップS31で録画処理を実行すると、録画開始要求に対する応答(実行結果)を表示装置に返信する。ここではCECメッセージ〈Record Status〉の引数[Record Status Info]が表示装置に送信される。そしてHDMI CECメッセージ生成部は、[Record Status Info]が通知されると、その通知が示す応答内容が録画開始成功を示しているどうかを判別する(ステップS26)。ここで録画開始成功であれば、UIへの要求結果通知引数を「録画開始要求成功」に設定し(ステップS27)、「ユーザ操作による録画要求中」を示すフラグを解除する(ステップS28)。そしてHDMI CECメッセージ生成部では、録画開始要求の結果通知(成否及び詳細結果)をUIに通知する(ステップS30)。
また応答内容が録画開始成功ではない場合、UIへの要求結果通知引数を「録画開始要求失敗」に設定し(ステップS29)、「ユーザ操作によるプレーヤ録画要求中」を示すフラグを解除して(ステップS28)、録画開始要求が失敗したことをUIに通知する(ステップS30)。
また応答内容が録画開始成功ではない場合、UIへの要求結果通知引数を「録画開始要求失敗」に設定し(ステップS29)、「ユーザ操作によるプレーヤ録画要求中」を示すフラグを解除して(ステップS28)、録画開始要求が失敗したことをUIに通知する(ステップS30)。
ここでHDMI CECメッセージ生成部からUIに対して録画開始要求の結果を通知した後、「ユーザ操作による録画要求中」ではないときに、録画操作対象CEC機器から送信された録画要求応答〈Record Status 〉を受信した場合には、HDMI CECメッセージ生成部では、その[Record Status Info]をUIに通知しない。つまり、表示装置では、「ユーザ操作による録画要求中」を示すフラグが設定されていないときに、外部機器から録画要求応答による機器状態を取得した場合には、その機器状態を表示させる処理を行わないようにする。
また、表示装置から録画操作対象CEC機器に送信した録画開始要求〈Record On〉に対して、録画操作対象CEC機器からの一定期間内に〈Record Status〉がない場合には、「ユーザ操作による録画要求中」の状態を解除し、つまり「ユーザ操作による録画要求中」を示すフラグを解除して、UIからの録画開始要求を処理可能な状態に復帰させる。
すなわち表示装置では、機器状態要求のCECメッセージに対して、一定時間内に外部機器の機器状態を取得できない場合には、当該外部機器に同一の動作を指示する操作入力に対するCECメッセージの送信処理を許可するようにする。
すなわち表示装置では、機器状態要求のCECメッセージに対して、一定時間内に外部機器の機器状態を取得できない場合には、当該外部機器に同一の動作を指示する操作入力に対するCECメッセージの送信処理を許可するようにする。
UIは、HDMI CECメッセージ生成部から送信された結果通知[Record Status Info]に応じて、“録画中”などの機器の状態情報と、レコーダ機器名などの情報を表示させる。この場合、OSD(on screen display)によって表示画面にこれらの情報を表示させることができる。
図5は、表示装置に表示する外部機器の動作状態の表示例を示す図である。例えば上記図4に示すような処理によって録画操作対象CEC機器から、録画開始成功を示す結果通知を受信したときに、表示装置のディスプレイ30ではUIの制御によって図5に示すような結果表示を表示させることができる。
図5に示すように、この場合には、録画操作対象CEC機器の機器名(“HDDレコーダ”)、録画操作対象機器の物理アドレス(“1,0,0,0”)、録画操作対象機器が録画中であることを示す赤丸表示、及び「録画開始」の文字がOSD表示される。物理アドレスは表示装置のマップ中から取得することができ、機器名情報は、表示装置において予めCECメッセージを用いて取得しておく。
図6は、表示装置に表示する外部機器の動作状態を表示する他の表示例を示す図である。この例では、表示装置に接続された外部機器の経路(表示装置に対するストリームの入力経路)を切り換えるためのCECメッセージ(〈Routing Change〉や〈Set Stream Path〉)
を外部機器に送出したときの結果通知に従う表示例を示している。
ここでは、入力端子の情報(“HDMI入力”)と、切換元の機器名及び物理アドレス(“BDプレーヤ、1,0,0,0”)と、切換先の機器名及び物理アドレス(“HDDレコーダ1,2,0,0”)とが表示される。
を外部機器に送出したときの結果通知に従う表示例を示している。
ここでは、入力端子の情報(“HDMI入力”)と、切換元の機器名及び物理アドレス(“BDプレーヤ、1,0,0,0”)と、切換先の機器名及び物理アドレス(“HDDレコーダ1,2,0,0”)とが表示される。
上記のように表示装置では、外部機器に対してCEC制御を実行したときに外部機器から送信される機器状態通知に従って外部機器の状態を表示させることができる。ここでは上記の表示例に限定されず、外部機器の状態情報とともに各種の情報を表示させることができる。例えば表示可能な情報としては、上記の機器名情報、物理アドレス、入力端子情報などに加えて、外部機器の論理アドレス、外部機器の機器状態情報、外部機器の設定情報などを表示させることができる。機器状態情報や設定情報はCECメッセージを用いて外部機器から予め取得しておくもので、機器状態情報としては、例えば外部機器がプレーヤの場合にはディスクの有無や、レコーダである場合の残りHD容量などの情報があり、設定情報としては、機器がプレーヤの場合に映像や音声を再生するときの特性パラメータなどがある。
上記のように表示装置から外部機器に対して行われた操作により、操作対象の外部機器の動作状態が動的に変化する場合に、外部機器の機器状態情報を要求するCECメッセージを送り、取得した機器状態情報を表示することにより、ユーザ操作による外部機器の動的な状態変化を、ユーザが想定する操作状況に応じて適切に表示させることができ、操作性を向上させることができる。
11…表示装置、12…アンテナ、13…入力端子、14…テレビジョン信号処理部、14a…チューナ部、14b…信号処理部、15…選択部、17…外部機器、18…CECライン、19…HDMIコネクタ、20…HDMI信号処理部、21…映像処理部、22…音声処理部、23…制御部、24…操作部、25…リモートコントローラ、26…受信部、27…記憶部、28…信号生成部、29…合成部、30…ディスプレイ、40…スピーカ。
Claims (6)
- HDMI規格に準拠したCECメッセージによって制御可能な複数の外部機器を接続可能な表示装置であって、
前記外部機器の動作を指示する操作入力に応じて該操作対象の外部機器の動作を制御するためのCECメッセージを送信する手段と、
前記外部機器の動作を制御するためのCECメッセージによって前記操作対象の外部機器の機器状態が動的に変化する場合、前記操作対象の外部機器の機器状態情報をCECメッセージにより取得して、当該外部機器の機器状態を表示する手段とを備えたことを特徴とする表示装置。 - 請求項1に記載の表示装置において、前記操作対象の外部機器に送信するCECメッセージ自体が前記外部機器の機器状態要求を含むCECメッセージではない場合、
前記外部機器の動作を制御するためのCECメッセージの後に、前記操作対象の外部機器の機器状態情報を要求するCECメッセージを送信することにより、前記操作対象とする外部機器の機器状態情報を取得することを特徴とする表示装置。 - 請求項2に記載の表示装置において、前記操作対象の外部機器の動作を指示する操作入力に従って、前記外部機器の動作要求中を示すフラグを設定し、前記操作対象の外部機器から機器状態情報を取得した際に、前記フラグを解除して前記機器状態を表示する制御を行い、
前記フラグの設定から、前記機器状態を表示するまでの間は、前記外部機器に同一の動作を指示する操作入力に対しては、前記CECメッセージを送信する処理を実行しないことを特徴とする表示装置。 - 請求項3に記載の表示装置において、前記動作要求中を示すフラグが設定されていないときに、前記操作対象の外部機器から機器状態情報を取得した場合には、当該機器状態情報を表示させる処理を行わないことを特徴とする表示装置。
- 請求項4に記載の表示装置において、該表示装置は、前記機器状態要求を含むCECメッセージに対して、一定期間内に前記操作対象の外部機器から機器状態情報を取得できずに前記機器状態情報を表示できない場合には、前記外部機器に同一の動作を指示する操作入力に対する前記CECメッセージの送信処理を許可することを特徴とする表示装置。
- 請求項2〜5のいずれか1に記載の表示装置において、前記操作対象の外部機器の動作状態を要求するCECメッセージを、前記外部機器の動作を制御するためのCECメッセージの送信後、所定時間経過した後に送信することを特徴とする表示装置。
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JP2004242291A (ja) * | 2003-01-16 | 2004-08-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 録画装置、osd表示制御方法、プログラム、及び記録媒体 |
WO2008013132A1 (en) * | 2006-07-28 | 2008-01-31 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display apparatus |
-
2008
- 2008-02-08 JP JP2008029123A patent/JP2009188908A/ja active Pending
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