JP2009188682A - 画像処理システム、送信装置、出力装置、および画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】符号画像を含む原稿を読取装置にて読取り、該読取られた画像を、読取装置と異なる出力装置にて出力する場合であっても、出力装置にて良好に印刷可能な画像処理システム、送信装置、出力装置、および画像処理方法を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、付加情報を符号化した符号画像を含む原稿を読取る(ステップ1801)。次いで、該読取った読取画像から符号画像を抽出し、該抽出した符号画像を読取画像から除去する(ステップ1802〜1804)。次いで、ネットワークを介して接続された他の出力装置の機能情報を獲得し(ステップ1806)、該獲得された機能情報に基づいて、その出力装置に送信する送信データを決定する(ステップ1807)。次いで、決定された送信データをその出力装置に送信する(ステップ1808)。
【選択図】図18
【解決手段】画像形成装置は、付加情報を符号化した符号画像を含む原稿を読取る(ステップ1801)。次いで、該読取った読取画像から符号画像を抽出し、該抽出した符号画像を読取画像から除去する(ステップ1802〜1804)。次いで、ネットワークを介して接続された他の出力装置の機能情報を獲得し(ステップ1806)、該獲得された機能情報に基づいて、その出力装置に送信する送信データを決定する(ステップ1807)。次いで、決定された送信データをその出力装置に送信する(ステップ1808)。
【選択図】図18
Description
本発明は、符号画像を取り扱うことができる画像処理システム、送信装置、出力装置、および画像処理方法に関する。
従来、セキュリティの向上やユーザの利便性の向上を目的として、符号画像を印刷対象の画像に付加して印刷することが行われている。このような方法の一例では、文書の履歴、原本保証、改竄防止、コピー禁止、ユーザ認証等の付加情報の添付のために、付加情報を符号化して符号画像を生成し、当該生成された符号画像を印刷対象の画像と共に、シート(印刷媒体)上に形成し、印刷する。
そして、スキャナ等の読取装置により印刷されたシート上の画像(符号画像を含む原稿)を読み取り、読取情報から符号画像を抽出し、抽出された符号画像から復号化して添付された情報を取り出す符号画像処理技術がある。
例えば、この符号画像は2次元的に情報が合成され、この符号画像は2次元コードと呼ばれる。
例えば、この符号画像は2次元的に情報が合成され、この符号画像は2次元コードと呼ばれる。
印刷された符号画像はそのままではユーザにより内容を認識することはできない。読取装置を用いて符号画像を含む原稿を画像データとして取り込み、この画像データに対して対応する復号化処理を行うことにより、ユーザは符号画像の内容を認識することができる。
通常、符号画像はドットにより構成されており、読取装置で読み取った際に、符号画像のドットであると確実に認識できる形状および大きさで、印刷される文章や画像と共に、シート上に形成され印刷される。
符号画像をシートに印刷する技術としては、一般的に、符号画像と印刷する用紙サイズを考慮して、計算された矩形のサイズに指向性をもたせたコード情報を埋め込む技術(特許文献1)が知られている。
しかしながら、読取装置で読取った画像をネットワークを介して出力装置に送り印刷を行うネットワークコピーシステムにおいて、ドットで構成させる符号画像を含む原稿のコピーを行なうと、符号画像のドットが劣化して、コピー画質が低下してしまうことがあった。特に、原稿の白地における符号画像のドットの劣化は、コピー画質を著しく低下させることがある。符号画像のドットの劣化の要因として、ネットワーク転送時の圧縮ノイズ、出力装置のドットの再現性等があげられる。
ネットワークコピーシステムでは、プリンタ等の出力装置とは別個の読取装置にて原稿を読取り、該読取装置が読取画像をネットワークで接続された他の出力装置に送信して印刷する。読取画像の送信では、画像データの容量を小さくするために、画像圧縮率を上げる必要がある。この時、圧縮による情報欠落およびノイズにより読取画像に含まれる符号画像のドットが劣化することがあり、該劣化により、印刷後、符号画像の情報を復元できなくなる。
また、出力装置のドット再現性が読取装置よりも劣る場合は、読取画像の符号画像を最適なサイズのドット(復元するための読取が可能なドット)として印刷することができない。
また、出力装置のドット再現性が読取装置よりも劣る場合は、読取画像の符号画像を最適なサイズのドット(復元するための読取が可能なドット)として印刷することができない。
ユーザにとって、コピー印刷における復元不可能な劣化した符号画像は汚れでしかなく、コピー画質を低下させることになる。また、コピー印刷された符号画像を構成するドットが復元可能な適切な形状および大きさであるか、復元不可能な劣化したドットあるかは、実際にコピー印刷された原稿を読取装置で読取り、復元処理を行い、復元できたか否かで判断する必要があった。
本発明は、このような問題を鑑みてなされたものである。その目的は、符号画像を含む原稿を読取装置にて読取り、該読取られた画像を、読取装置と異なる出力装置にて出力する場合であっても、出力装置にて良好に印刷可能な画像処理システム、送信装置、出力装置、および画像処理方法を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明は、送信装置が読取った画像を、該送信装置にネットワークを介して接続された出力装置にて印刷する画像処理システムであって、前記送信装置は、付加情報を符号化した符号画像を含む原稿を読取る手段と、前記読取る手段により読取った読取画像から符号画像を抽出する手段と、前記読取画像から、前記抽出する手段により抽出した符号画像を除去する手段と、前記抽出した符号画像に基づいて、該符号画像に関する情報を取得する手段と、前記出力装置の機能情報を獲得する手段と、前記獲得する手段により獲得した出力装置の機能情報に基づいて、前記出力装置に送信する送信データであって、前記符号画像が除去された読取画像を少なくとも含む送信データを決定する手段と、前記決定する手段により決定された送信データを前記出力装置に送信する手段とを備え、前記出力装置は、前記送信する手段により送信された送信データを受信する手段と、前記受信する手段により受信した送信データに基づいて印刷する手段とを備え、前記印刷する手段は、前記送信データに、前記付加情報に関する情報が含まれている場合は、該付加情報に関する情報に基づいて前記符号画像を取得し、該取得された符号画像と前記送信データに含まれる前記符号画像が除去された読取画像とを合成し、該合成した画像を印刷し、前記送信データに、前記付加情報に関する情報が含まれていない場合は、前記符号画像が除去された読取画像を印刷することを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを介して出力装置に接続された送信装置であって、付加情報を符号化した符号画像を含む原稿を読取る手段と、前記読取る手段により読取った読取画像から符号画像を抽出する手段と、前記読取画像から、前記抽出する手段により抽出した符号画像を除去する手段と、前記抽出した符号画像に基づいて、該符号画像に関する情報を取得する手段と、前記出力装置の機能情報を獲得する手段と、前記獲得する手段により獲得した出力装置の機能情報に基づいて、前記出力装置に送信する送信データであって、前記符号画像が除去された読取画像を少なくとも含む送信データを決定する手段と、前記決定する手段により決定された送信データを前記出力装置に送信する手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、付加情報を符号化した符号画像を含む原稿を読み取り、該読取られた読取画像から符号画像を抽出し、前記読取画像から前記抽出された符号画像を除去して、符号画像が除去された読取画像を生成し、前記抽出した符号画像に基づいて前記付加情報に関する情報を取得する送信装置にネットワークを介して接続された出力装置であって、前記送信装置により送信された、前記符号画像が除去された読取画像を少なくとも含む送信データを受信する手段と、前記受信する手段により受信した送信データに基づいて印刷する手段とを備え、前記印刷する手段は、前記送信データに、前記付加情報に関する情報が含まれている場合は、該付加情報に関する情報に基づいて前記符号画像を取得し、該取得された符号画像と前記送信データに含まれる前記符号画像が除去された読取画像とを合成し、該合成した画像を印刷し、前記送信データに、前記付加情報に関する情報が含まれていない場合は、前記符号画像が除去された読取画像を印刷することを特徴とする。
また、本発明は、送信装置が読取った画像を、該送信装置にネットワークを介して接続された出力装置にて印刷する画像処理システムにおける画像処理方法であって、前記送信装置は、付加情報を符号化した符号画像を含む原稿を読取る工程と、前記読取る工程により読取った読取画像から符号画像を抽出する工程と、前記読取画像から、前記抽出する工程により抽出した符号画像を除去する工程と、前記抽出した符号画像に基づいて、該符号画像に関する情報を取得する工程と、前記出力装置の機能情報を獲得する工程と、前記獲得する工程により獲得した出力装置の機能情報に基づいて、前記出力装置に送信する送信データであって、前記符号画像が除去された読取画像を少なくとも含む送信データを決定する工程と、前記決定する工程により決定された送信データを前記出力装置に送信する工程とを有し、前記出力装置は、前記送信する工程により送信された送信データを受信する工程と、前記受信する工程により受信した送信データに基づいて印刷する工程とを有し、前記印刷する工程は、前記送信データに、前記付加情報に関する情報が含まれている場合は、該付加情報に関する情報に基づいて前記符号画像を取得し、該取得された符号画像と前記送信データに含まれる前記符号画像が除去された読取画像とを合成し、該合成した画像を印刷し、前記送信データに、前記付加情報に関する情報が含まれていない場合は、前記符号画像が除去された読取画像を印刷することを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを介して出力装置に接続された送信装置における画像処理方法であって、付加情報を符号化した符号画像を含む原稿を読取る工程と、前記読取る工程により読取った読取画像から符号画像を抽出する工程と、前記読取画像から、前記抽出する工程により抽出した符号画像を除去する工程と、前記抽出した符号画像に基づいて、該符号画像に関する情報を取得する工程と、前記出力装置の機能情報を獲得する工程と、前記獲得する工程により獲得した出力装置の機能情報に基づいて、前記出力装置に送信する送信データであって、前記符号画像が除去された読取画像を少なくとも含む送信データを決定する工程と、前記決定する工程により決定された送信データを前記出力装置に送信する工程とを有することを特徴とする。
また、本発明は、付加情報を符号化した符号画像を含む原稿を読み取り、該読取られた読取画像から符号画像を抽出し、前記読取画像から前記抽出された符号画像を除去して、符号画像が除去された読取画像を生成し、前記抽出した符号画像に基づいて前記付加情報に関する情報を取得する送信装置にネットワークを介して接続された出力装置における画像処理方法であって、前記送信装置により送信された、前記符号画像が除去された読取画像を少なくとも含む送信データを受信する工程と、前記受信する工程により受信した送信データに基づいて印刷する工程とを有し、前記印刷する工程は、前記送信データに、前記付加情報に関する情報が含まれている場合は、該付加情報に関する情報に基づいて前記符号画像を取得し、該取得された符号画像と前記送信データに含まれる前記符号画像が除去された読取画像とを合成し、該合成した画像を印刷し、前記送信データに、前記付加情報に関する情報が含まれていない場合は、前記符号画像が除去された読取画像を印刷することを特徴とする。
本発明によれば、送信装置と該送信装置にネットワークを介して接続された出力装置を備える、ネットワークコピーシステム等の画像処理システムによる付加情報を符号化した符号画像を含む原稿のコピー印刷において、出力装置での印刷を良好に行える。すなわち、本発明では、送信装置が、該送信装置にて読取られた読取画像から、符号画像を取り除いた画像と、符号画像から復元した付加情報を生成する。そして、送信装置が、出力装置の機能に応じて、少なくとも符号画像を取り除いた画像と、所望に応じて付加情報を出力装置に送信する。従って、出力装置が符号画像生成機能を持つ場合は、復元可能な符号画像を含むコピー印刷ができ、出力装置が符号画像生成機能を持たない場合は、劣化した符号画像が除去された見栄えの良いコピー印刷が可能となる。
また、付加情報の内容により、送信データを決定することで、コピー制限等の付加情報を保持したコピー印刷が可能になり、セキュリティを保持したコピー印刷が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
(第1の実施形態)
<コピー印刷システム(図1)>
本実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態に係るコピー印刷システムの構成を示すブロック図である。このシステムではホストコンピュータ40及び3台の画像形成装置(10,20,30)がLAN50に接続されているが、本実施形態におけるコピー印刷システムにおいては、これらの接続数に限られることはない。また、本実施形態では接続方法としてLANを適用しているが、これに限られることはない。例えば、WAN(公衆回線)などの任意のネットワーク、USBなどのシリアル伝送方式、セントロニクスやSCSIなどのパラレル伝送方式なども適用可能である。
(第1の実施形態)
<コピー印刷システム(図1)>
本実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態に係るコピー印刷システムの構成を示すブロック図である。このシステムではホストコンピュータ40及び3台の画像形成装置(10,20,30)がLAN50に接続されているが、本実施形態におけるコピー印刷システムにおいては、これらの接続数に限られることはない。また、本実施形態では接続方法としてLANを適用しているが、これに限られることはない。例えば、WAN(公衆回線)などの任意のネットワーク、USBなどのシリアル伝送方式、セントロニクスやSCSIなどのパラレル伝送方式なども適用可能である。
ホストコンピュータ(以下、PCと称する)40はパーソナルコンピュータの機能を有している。このPC40はLAN50やWANを介してFTPやSMBプロトコルを用いファイルを送受信したり電子メールを送受信したりすることができる。またPC40から画像形成装置10、20、30に対して、プリンタドライバを介した印字命令を行うことが可能となっている。
画像形成装置10と20は同じ構成であり、スキャナ部を有する画像形成装置(例えばMFP(Multi Function Printer))である。画像形成装置30はプリント機能のみの画像形成装置であり、スキャナ部を有していない。以下では、説明の簡単のために、画像形成装置10、20のうちの画像形成装置10に注目して、その構成を詳細に説明する。
画像形成装置10は、画像入力デバイスであるスキャナ部13、画像出力デバイスであるプリンタ部14を備えている。また、画像形成装置10は、画像形成装置10全体の動作制御を司るコントローラ(Controller Unit)11、ユーザインターフェース(UI)である操作部12を備えている。
<画像形成装置10(図2)>
画像形成装置10の外観を図2に示す。原稿を読取る手段としてのスキャナ部13は、原稿台上の画像を露光走査して得られた反射光をCCDに入力することで画像の情報を電気信号に変換する。スキャナ部はさらに電気信号をR,G,B各色からなる輝度信号に変換し、当該輝度信号を画像データとしてコントローラ11に対して出力する。
画像形成装置10の外観を図2に示す。原稿を読取る手段としてのスキャナ部13は、原稿台上の画像を露光走査して得られた反射光をCCDに入力することで画像の情報を電気信号に変換する。スキャナ部はさらに電気信号をR,G,B各色からなる輝度信号に変換し、当該輝度信号を画像データとしてコントローラ11に対して出力する。
なお、原稿は原稿フィーダ201のトレイ202にセットされる。ユーザが操作部12から読み取り開始を指示すると、コントローラ11からスキャナ部13に原稿読み取り指示が与えられる。スキャナ部13は、この指示を受けると原稿フィーダ201のトレイ202から原稿を1枚ずつフィードして、原稿の読み取り動作を行う。なお、原稿の読み取り方法は原稿フィーダ201による自動送り方式ではなく、原稿を不図示のガラス面上に載置し露光部を移動させることで原稿の走査を行う方法であってもよい。
プリンタ部14は、コントローラ11から受取った画像データを記録媒体上に形成する画像形成デバイスである。また、プリンタ部14には、異なる用紙サイズ又は異なる用紙向きを選択可能とする複数の用紙カセット203、204、205が設けられている。排紙トレイ206には印字後の用紙が排出される。
<コントローラ11の詳細説明(図3)>
図3は、画像形成装置10のコントローラ11の構成をより詳細に説明するためのブロック図である。
図3は、画像形成装置10のコントローラ11の構成をより詳細に説明するためのブロック図である。
コントローラ11はスキャナ部13やプリンタ部14と電気的に接続されており、一方ではLAN50等のネットワーク介してPC40や外部の画像処理装置などと接続されている。これによりスキャン画像データやデバイス情報の入出力が可能となっている。
CPU301は、ROM303に記憶された制御プログラム等に基づいて接続中の各種デバイスとのアクセスを統括的に制御すると共に、コントローラ内部で行われる各種処理についても統括的に制御する。RAM302は、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、かつ画像データを一時記憶するためのメモリでもある。このRAM302は、記憶した内容を電源off後も保持しておくSRAM及び電源off後には記憶した内容が消去されてしまうDRAMを含むことができる。ROM303には装置のブートプログラムなどが格納されている。本実施形態では、CPU301がROM303に記憶された本実施形態に係わる処理等の制御プログラムに従って、種々の演算、制御、判別などの処理動作を実行する。HDD304はハードディスクドライブであり、システムソフトウェアや画像データを格納することが可能となっている。
操作部I/F305は、システムバス310と操作部12とを接続するためのインターフェース部である。この操作部I/F305は、操作部12に表示するための画像データをシステムバス310から受取り操作部12に出力すると共に、操作部12から入力された情報をシステムバス310へと出力する。
NetworkI/F306はLAN50及びシステムバス310に接続し、画像データや情報の送受信を行う。送受信画像処理部307は、画像伸張部308で受信した圧縮されている画像データを伸張する。画像圧縮部308では、送信前の画像データをネットワーク送信に適切なサイズに圧縮する。なお圧縮及び伸張にあたってはJPEGなどの方式が用いられる。画像バス330は画像データをやり取りするための伝送路であり、PCIバス又はIEEE1394で構成されている。
スキャナ画像処理部312は、スキャナ部13からスキャナI/F311を介して受取った画像データに対して、補正、加工、及び編集を行う。なお、スキャナ画像処理部312は、受取った画像データがカラー原稿か白黒原稿か、文字原稿か写真原稿かなどを判定する。そして、その判定結果を画像データに付随させる。こうした付随情報を属性データと称する。このスキャナ画像処理部312で行われる処理の詳細については後述する。
圧縮部313は画像データを受取り圧縮する。伸張部316は、圧縮された画像データを伸張した後にラスタ展開してプリンタ画像処理部315に送る。
圧縮部313は画像データを受取り圧縮する。伸張部316は、圧縮された画像データを伸張した後にラスタ展開してプリンタ画像処理部315に送る。
プリンタ画像処理部315は、伸張部316から送られた画像データを受取り、この画像データに付随させられている属性データを参照しながら画像データに画像処理を施す。画像処理後の画像データは、プリンタI/F314を介してプリンタ部14に出力される。このプリンタ画像処理部315で行われる処理の詳細については後述する。
画像変換部317は、画像データに対して所定の変換処理を施す。この処理部は以下に示すような処理部により構成される。
画像変換部317は、画像データに対して所定の変換処理を施す。この処理部は以下に示すような処理部により構成される。
伸張部318は受取った画像データを伸張する。圧縮部319は受取った画像データを圧縮する。回転部320は受取った画像データを回転する。変倍部321は受取った画像データに対し解像度変換処理(例えば600dpiから200dpi)を行う。色空間変換部322は受取った画像データの色空間を変換する。この色空間変換部322は、マトリクス又はテーブルを用いて公知の下地飛ばし処理を行ったり、公知のLOG変換処理(RGB→CMY)を行ったり、公知の出力色補正処理(CMY→CMYK)を行ったりすることができる。2値多値変換部323は受取った2階調の画像データを256階調の画像データに変換する。逆に多値2値変換部324は受取った256階調の画像データを誤差拡散処理などの手法により2階調の画像データに変換する。
合成部327は受取った2つの画像データを合成し1枚の画像データを生成する。なお、2つの画像データを合成する際には、合成対象の画素同士が持つ輝度値の平均値を合成輝度値とする方法や、輝度レベルで明るい方の画素の輝度値を合成後の画素の輝度値とする方法が適用される。また、暗い方を合成後の画素とする方法の利用も可能である。さらに合成対象の画素同士の論理和演算、論理積演算、排他的論理和演算などで合成後の輝度値を決定する方法なども適用可能である。これらの合成方法はいずれも周知の手法である。間引き部326は受取った画像データの画素を間引くことで解像度変換を行い、1/2,1/4,1/8などの画像データを生成する。移動部325は受取った画像データに余白部分をつけたり余白部分を削除したりする。
RIP328は、PC40などから送信されたPDLコードデータを元に生成された中間データを受取り、ビットマップデータ(多値)を生成する。
RIP328は、PC40などから送信されたPDLコードデータを元に生成された中間データを受取り、ビットマップデータ(多値)を生成する。
付加情報処理部331は、情報の符号化処理や符号画像の復元処理を行う。符号化処理部332で、PC40やLAN等のネットワークを介して受信した画像に付加するための情報を符号化して符号画像データを生成する。復元化処理部333では符号画像を含む画像を受け取り符号画像から情報を復元する。除去処理部334では符号画像を含む画像から符号画像を除去する。この符号化処理部332、復元化処理部333、除去処理部334の詳細については後述する。
<スキャナ画像処理部312の詳細説明(図4)>
図4にスキャナ画像処理部312の内部構成を示す。
スキャナ画像処理部312はRGB各8bitの輝度信号からなる画像データを受取る。この輝度信号は、マスキング処理部401によりCCDのフィルタ色に依存しない標準的な輝度信号に変換される。
図4にスキャナ画像処理部312の内部構成を示す。
スキャナ画像処理部312はRGB各8bitの輝度信号からなる画像データを受取る。この輝度信号は、マスキング処理部401によりCCDのフィルタ色に依存しない標準的な輝度信号に変換される。
フィルタ処理部402は、受取った画像データの空間周波数を任意に補正する。この処理部は、受取った画像データに対して、例えば7×7のマトリクスを用いた演算処理を行う。ところで、複写機や複合機では、コピーモードとして文字モードや写真モードや文字/写真モードを選択することができる。ここでユーザにより文字モードが選択された場合には、フィルタ処理部402は文字用のフィルタを画像データ全体にかける。また、写真モードが選択された場合には、写真用のフィルタを画像データ全体にかける。また、文字/写真モードが選択された場合には、後述の文字写真判定信号(属性データの一部)に応じて画素ごとに適応的にフィルタを切り替える。つまり、画素ごとに写真用のフィルタをかけるか文字用のフィルタをかけるかが決定される。なお、写真用のフィルタには高周波成分のみ平滑化が行われるような係数が設定されている。これは、画像のざらつきを目立たせないためである。また、文字用のフィルタには強めのエッジ強調を行うような係数が設定されている。これは、文字のシャープさを出すためである。
ヒストグラム生成部403は、受取った画像データを構成する各画素の輝度データをサンプリングする。より詳細に説明すると、主走査方向、副走査方向にそれぞれ指定した開始点から終了点で囲まれた矩形領域内の輝度データを、主走査方向、副走査方向に一定のピッチでサンプリングする。そして、サンプリング結果を元にヒストグラムデータを生成する。生成されたヒストグラムデータは、下地飛ばし処理を行う際に下地レベルを推測するために用いられる。入力側ガンマ補正部404は、テーブル等を利用して非線形特性を持つ輝度データに変換する。
カラーモノクロ判定部405は、受取った画像データを構成する各画素が有彩色であるか無彩色であるかを判定し、その判定結果をカラーモノクロ判定信号(属性データの一部)として画像データに付随させる。
文字写真判定部406は、画像データを構成する各画素が文字を構成する画素なのか、網点を構成する画素なのか、網点中の文字を構成する画素なのか、ベタ画像を構成する画素なのかを各画素の画素値と各画素の周辺画素の画素値とに基づいて判定する。なお、どれにもあてはまらない画素は、白領域を構成している画素である。そして、その判定結果を文字写真判定信号(属性データの一部)として画像データに付随させる。
<プリンタ画像処理部315の詳細説明(図5)>
図5にプリンタ画像処理315においてなされる処理の流れを示す。
下地飛ばし処理部501は、スキャナ画像処理部312で生成されたヒストグラムを用いて画像データの下地色を飛ばす(除去する)。モノクロ生成部502はカラーデータをモノクロデータに変換する。Log変換部503は輝度濃度変換を行う。このLog変換部503は、例えば、RGB入力された画像データを、CMYの画像データに変換する。出力色補正部504は出力色補正を行う。例えばCMY入力された画像データを、テーブルやマトリックスを用いてCMYKの画像データに変換する。出力側ガンマ補正部505は、この出力側ガンマ補正部505に入力される信号値と、複写出力後の反射濃度値とが比例するように補正を行う。符号画像合成部506は、後述する<符号化処理>により生成された符号画像データと、(原稿)画像データとを合成する。中間調補正部507は、出力するプリンタ部の階調数に合わせて中間調処理を行う。例えば、受取った高階調の画像データに対し2値化や32値化などを行う。
図5にプリンタ画像処理315においてなされる処理の流れを示す。
下地飛ばし処理部501は、スキャナ画像処理部312で生成されたヒストグラムを用いて画像データの下地色を飛ばす(除去する)。モノクロ生成部502はカラーデータをモノクロデータに変換する。Log変換部503は輝度濃度変換を行う。このLog変換部503は、例えば、RGB入力された画像データを、CMYの画像データに変換する。出力色補正部504は出力色補正を行う。例えばCMY入力された画像データを、テーブルやマトリックスを用いてCMYKの画像データに変換する。出力側ガンマ補正部505は、この出力側ガンマ補正部505に入力される信号値と、複写出力後の反射濃度値とが比例するように補正を行う。符号画像合成部506は、後述する<符号化処理>により生成された符号画像データと、(原稿)画像データとを合成する。中間調補正部507は、出力するプリンタ部の階調数に合わせて中間調処理を行う。例えば、受取った高階調の画像データに対し2値化や32値化などを行う。
なお、スキャナ画像処理部312やプリンタ画像処理部315における各処理部では、受取った画像データに各処理を施さずに出力させることも可能となっている。このような、ある処理部において処理を施さずにデータを通過させることを、以下では「処理部をスルーさせる」と表現することにする。
<情報付加処理>
次に本実施形態の画像に情報を付加する技術の好適な1例を説明する。
次に本実施形態の画像に情報を付加する技術の好適な1例を説明する。
ここでいう情報付加手段というのは画像形成装置(印刷装置)において、用紙などの画像形成媒体(以下シートとする)に本来印刷する画像の他に、システムとして所望の情報を符号化した符号画像を印字する手段のことをいう。
一般的な情報付加手段の要件として、下記が挙げられる。
(1)シートに対して、情報付加に必要とされるために十分な情報量のデータ付加を実現できること。
(2)シートに色材(トナーやインクなど)を使って付加された情報が後にデジタル情報として確実に抽出可能であること。
(3)原稿画像をシートに複写する際に、原稿の回転、拡大、縮小、部分的削除、複写による信号の鈍り、汚れなどの情報抽出を妨げる要因に対するある程度の耐性があること。
(1)シートに対して、情報付加に必要とされるために十分な情報量のデータ付加を実現できること。
(2)シートに色材(トナーやインクなど)を使って付加された情報が後にデジタル情報として確実に抽出可能であること。
(3)原稿画像をシートに複写する際に、原稿の回転、拡大、縮小、部分的削除、複写による信号の鈍り、汚れなどの情報抽出を妨げる要因に対するある程度の耐性があること。
本実施形態における符号画像は上記の要件を満たすものである。
図6は情報が付加された原稿の一例を示すイメージ図である。
符号601はシート全体を示し、符号602は符号601の拡大図を示す。拡大図 602によれば、原稿に本来描画されるイメージの他に、一見ランダムに印刷された多数のドット(例えば符号603)が符号画像であり、このドットの位置で付加情報を表現する。よって、付加情報を符号化した情報により形成された画像が符号画像となる。
付加情報としては、複写禁止を示す情報や追跡情報等がある。追跡情報は、当該原稿を作成したユーザの個人名や組織名、画像形成を行なった装置の機体番号等が考えられる。また、追跡情報として、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレス等も考えられる。更には、設置場所、印刷時期を特定できる印刷日時、印刷時刻といった情報を追跡情報としても良い。なお、本実施形態では、付加情報が何の情報を示すものなのか、ということが本質ではないので、その情報の内容はいずれの内容であっても良い。
符号601はシート全体を示し、符号602は符号601の拡大図を示す。拡大図 602によれば、原稿に本来描画されるイメージの他に、一見ランダムに印刷された多数のドット(例えば符号603)が符号画像であり、このドットの位置で付加情報を表現する。よって、付加情報を符号化した情報により形成された画像が符号画像となる。
付加情報としては、複写禁止を示す情報や追跡情報等がある。追跡情報は、当該原稿を作成したユーザの個人名や組織名、画像形成を行なった装置の機体番号等が考えられる。また、追跡情報として、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレス等も考えられる。更には、設置場所、印刷時期を特定できる印刷日時、印刷時刻といった情報を追跡情報としても良い。なお、本実施形態では、付加情報が何の情報を示すものなのか、ということが本質ではないので、その情報の内容はいずれの内容であっても良い。
<付加情報の符号化処理>
次に付加情報の符号化の方法について説明する。付加情報の符号化は付加情報処理部331の符号化処理部332で行う。該符号化処理部332は、所定の付加情報に基づいた符号画像を生成するものである。生成された符号画像はRAM302に格納される。なお、上記所定の付加情報が、後述する復元処理部333にて復元された付加情報である場合は、符号化処理部333は、該復元された付加情報から符号画像(後述する、付加情報に関する情報である符号画像1904)を再生成することになる。このとき、上記復元された付加情報は、後述するように抽出された符号画像に基づいて生成されるので、上記再生成された符号画像も、抽出された符号画像に基づいて作成されることになる。
次に付加情報の符号化の方法について説明する。付加情報の符号化は付加情報処理部331の符号化処理部332で行う。該符号化処理部332は、所定の付加情報に基づいた符号画像を生成するものである。生成された符号画像はRAM302に格納される。なお、上記所定の付加情報が、後述する復元処理部333にて復元された付加情報である場合は、符号化処理部333は、該復元された付加情報から符号画像(後述する、付加情報に関する情報である符号画像1904)を再生成することになる。このとき、上記復元された付加情報は、後述するように抽出された符号画像に基づいて生成されるので、上記再生成された符号画像も、抽出された符号画像に基づいて作成されることになる。
本実施形態では、シートに対して印刷される画像のほかに、情報を付加するためにグリッド(格子)と呼ばれるドットパターンを印刷することができる。図6においてドット603はグリッドを構成する各ドットを示している。グリッドそのものは縦横等間隔に離れたドットの集合体である。グリッドに置かれた各ドット間の最短距離を仮想的な線(ガイドライン)で結ぶと、一定の間隔で縦横に引かれた仮想的な格子模様が出現する。
付加情報は一定サイズ以内のバイナリ(2値)データとして符号化され入力される。符号化処理部332は、該入力された符号化されたデータを、グリッドを構成するドットに対して上下左右8方向に変位(中心地からずれること)させることによって符号画像を生成し、情報の付加を実現している。
図7は付加情報010111110011というバイナリデータの符号画像生成する例を示す図である。図7において、縦横の線701はグリッドの位置を示す仮想的なガイドラインを示す。このようにグリッドの最短距離を線で結ぶと格子模様が出現する。符号702は中心地を示し、符号化処理部332は、中心地702はドットを置かない。符号化処理部332は、実際には、例えば符号703のように中心地702から離れた位置にドットを変位させて配置する。
符号化処理部332は、バイナリデータ010111110011を3ビットずつ分解し、010,111,110,011に分ける。さらに各3ビットに対してデシマル変換を行い、2,7,6,3に変換する。図7の下図で示されるように、グリッドを構成する各ドットは数値に対して上下左右の8方向にいずれかに変位させることによって付加情報をあらわすことが可能である。この場合、2,7,6,3はそれぞれ右上、右下、下、左に変位することによって付加情報をあらわしている。
このような処理の繰り返しによって、2000バイト程度の付加情報の符号画像を生成することが可能である。さらに付加情報を表現するドットを何度か繰り返した符号画像を生成することによって冗長性が増し、符号画像をシートに印刷した時の画像イメージとの誤認識やシートに対する汚れ、しわ、部分的破壊に対して信頼性を向上することができる。詳細については符号画像の解析方法で説明する。
<付加情報の復元方法>
次に付加情報の復元方法について説明する。付加情報の復元は、付加情報処理部331の復元化処理部333において、符号画像を解析して行う。後述するように、復元化処理部333は、スキャナ部13にて読取られた読取画像から符号画像のドット情報の抽出を行うことができる。
次に付加情報の復元方法について説明する。付加情報の復元は、付加情報処理部331の復元化処理部333において、符号画像を解析して行う。後述するように、復元化処理部333は、スキャナ部13にて読取られた読取画像から符号画像のドット情報の抽出を行うことができる。
図8は復元化処理部333のブロック図を示す。
図8において、符号801は符号画像を含む画像イメージから任意のドットを抽出して座標に変換するドット検知部である。
符号802はドット検知部801が検知したドットからハーフトーンを構成するドットのような不要なドットを除去するドット解析部である。
符号803はドット解析部802が解析した出力結果である複数のドットの絶対座標のリストを格納する絶対座標リスト記憶部である。
符号804は絶対座標リスト記憶部803が記憶している絶対座標のリストから回転角、グリッド間隔を検出してグリッド位置からの相対座標に変換するドット変換部である。
符号805はドット変換部804が解析した複数のドットのグリッド位置から実際のデータに変換を行うデータ変換部である。
図8において、符号801は符号画像を含む画像イメージから任意のドットを抽出して座標に変換するドット検知部である。
符号802はドット検知部801が検知したドットからハーフトーンを構成するドットのような不要なドットを除去するドット解析部である。
符号803はドット解析部802が解析した出力結果である複数のドットの絶対座標のリストを格納する絶対座標リスト記憶部である。
符号804は絶対座標リスト記憶部803が記憶している絶対座標のリストから回転角、グリッド間隔を検出してグリッド位置からの相対座標に変換するドット変換部である。
符号805はドット変換部804が解析した複数のドットのグリッド位置から実際のデータに変換を行うデータ変換部である。
<ドットの検知>
次にドット検知部801の説明を行う。
ドット検知部801は光学スキャナ等のスキャナ部13が読み込んだ画像を受信する。符号画像は2値のドットであるが、印刷時のトナーの乗り具合、シートの取り扱い、スキャン時の光学系などの影響により微細に信号が鈍った状態で受信されることがある。よって、これらの影響を低減するために、ドット検知部801は、受信したドットの検知を行い、受信したドットの重心位置を座標位置と認識することにより抽出精度を高めている。
次にドット検知部801の説明を行う。
ドット検知部801は光学スキャナ等のスキャナ部13が読み込んだ画像を受信する。符号画像は2値のドットであるが、印刷時のトナーの乗り具合、シートの取り扱い、スキャン時の光学系などの影響により微細に信号が鈍った状態で受信されることがある。よって、これらの影響を低減するために、ドット検知部801は、受信したドットの検知を行い、受信したドットの重心位置を座標位置と認識することにより抽出精度を高めている。
図9はドット検知部801におけるドットの検知を説明するための概念図である。ドット検知部801は、イメージ上の孤立点であることを検査するために、イメージに対して4方向からギャップの検査を実施する。符号901〜904はそれぞれ孤立点の有無の検査を行なう方向を示している。例えば縦方向901の検査結果が、「白」「白」「黒」「黒」「白」「白」と検査された場合は黒の部分が孤立点である可能性がある。しかしこれだけでは横方向のラインである可能性も否定できない。同様に横方向902の検査のみで孤立点である可能性があると判定した場合でも、実際には縦方向のラインである可能性もある。本実施形態では、ドット検知部801は、4つの方向901〜904のそれぞれに対して孤立点の検査を行なうことで検査精度を向上させている。もし、ある領域において901〜904のすべてが同時に成り立つ場合はこの位置に孤立点があると識別することが可能である。
ドット検出部801は、上述のようにして孤立点と判断したドットを抽出し、該抽出したドットを所定の座標に当てはめて該抽出したドットの絶対座標を取得する。
<ドットの解析>
次にドット解析部802の処理を説明する。ドット検知部801で検知されたドットが符号画像を構成するドット以外のドットである場合もある。例えば、原稿画像に含まれているハーフトーンを表現するためのドットパターンや、もともと原稿に含まれる孤立点(例えば平仮名の濁点など)等がそのようなドットに該当する。これらの符号画像を構成するドットでは無い孤立点を削除するためのハーフトーン除去を行う必要がある。
次にドット解析部802の処理を説明する。ドット検知部801で検知されたドットが符号画像を構成するドット以外のドットである場合もある。例えば、原稿画像に含まれているハーフトーンを表現するためのドットパターンや、もともと原稿に含まれる孤立点(例えば平仮名の濁点など)等がそのようなドットに該当する。これらの符号画像を構成するドットでは無い孤立点を削除するためのハーフトーン除去を行う必要がある。
図10はハーフトーン除去を説明するためのグラフである。縦軸にドットの粒形、横軸に濃度、さらにポイントの濃度にドットの頻度を示すヒストグラムを示している。ドットの濃度が濃い(より黒い)ほど出現頻度が高いことをしめしている。
ここで、符号画像のドットの場合、ドットの粒形や濃度をそろえて印刷するため、符号画像のドットの出現頻度はグラフの狭い位置にピークを迎える(図10の符号1001)。一方、ハーフトーンの場合は粒形や濃度が規格化されていないため、グラフの広い位置にまばらに出現し、頻度も比較的少ない。ドット解析部802は、この特性を使用して、出現頻度が狭くピークを示している位置を付加画像のドットと識別して絶対座標リスト記憶部803に記憶し、それ以外のドットを排除する。この処理によって絶対座標リスト記憶部803にはほぼ符号画像のドットの位置情報(ドット情報)のみが記録されることになる。
<ドットの変換>
次にドット変換部804の処理を説明する。
印刷時点で符号画像のドットを埋め込んだ角度と、スキャンされたイメージの角度では、スキャナに配置した向きの違いやアナログレベルでの微細な角度のズレによって異なるため、ドット変換部804にて回転角の検知と補正を行う必要がある。また、符号画像はドットが属するグリッド位置からの変位に情報を載せるために、グリッドを再現する必要があるので、ドット変換部804にてグリッドの間隔を正確に決定する必要がある。
次にドット変換部804の処理を説明する。
印刷時点で符号画像のドットを埋め込んだ角度と、スキャンされたイメージの角度では、スキャナに配置した向きの違いやアナログレベルでの微細な角度のズレによって異なるため、ドット変換部804にて回転角の検知と補正を行う必要がある。また、符号画像はドットが属するグリッド位置からの変位に情報を載せるために、グリッドを再現する必要があるので、ドット変換部804にてグリッドの間隔を正確に決定する必要がある。
図11は本実施形態に係るグリッドの間隔を測定する手法を説明した模式図である。今注目している点(注目点;注目ドットとも呼ぶ)1101から最も近い点(近隣点;近隣ドットとも呼ぶ)1102までの距離Xがグリッドの間隔に類似する。
注目点から最も近い点は上下左右の4箇所あるが、計算を軽くするために、注目ドット1101から右側90度の範囲だけを最も近い点の検索対象とする。具体的には、ドット変換部804は、注目点1101(x,y)以外の任意のドット(a,b)において、
a−x≦0または|a−x|≦|b−y|
ならドット(a,b)は計算対象外とする。そしてドット変換部804は、(x,y)と(a,b)間の距離が最小となる(a,b)を近隣ドット1102とし、注目点1101と近接点1102との間の距離Xを算出し、該2点間の距離Xをグリッドの間隔の候補とする。
注目点から最も近い点は上下左右の4箇所あるが、計算を軽くするために、注目ドット1101から右側90度の範囲だけを最も近い点の検索対象とする。具体的には、ドット変換部804は、注目点1101(x,y)以外の任意のドット(a,b)において、
a−x≦0または|a−x|≦|b−y|
ならドット(a,b)は計算対象外とする。そしてドット変換部804は、(x,y)と(a,b)間の距離が最小となる(a,b)を近隣ドット1102とし、注目点1101と近接点1102との間の距離Xを算出し、該2点間の距離Xをグリッドの間隔の候補とする。
ここで注目点1101も近隣ドット1102も情報をあらわすために変位されており、実際にはグリッド間隔と異なる値を示している可能性がある。また、符号画像のドットとして認識しているドットは実はドット解析部802で除去しそこねたハーフトーンパターンかもしれない。そこで、ドット変換部804は、すべての注目点(x,y)に対して上記のような手段でグリッド間の距離を計測して、すべての注目点に関してグリッド間の距離別の頻度を示したヒストグラムを作成する。
図12は、上述のようにドット変換部804にて作成された、グリッド間の距離の頻度を示したヒストグラムの一例である。横軸はグリッド間距離の候補である距離Xの値、縦軸は注目点(x,y)において距離Xが計測された頻度を示している。図12によれば、頻度の最も高い位置1201の距離Xが最も頻度が高いと識別される。注目点1101と近隣ドット1102のそれぞれのグリッドからの変調位置の出現確率が縦横ともに同じだとすると、多量の注目ドットのヒストグラムから最頻値である位置1201がグリッド間隔であることを示すことができる。このように、ドット変換部804は、図12に示すようなヒストグラムに基づいて、該ヒストグラムの最頻値を抽出し、該抽出された最頻値に対応する距離をグリッド間隔と決定する。
すなわち、ドット変換部804は、全ての注目点について近隣点を求め、全ての注目点とそれに対応する近隣点との距離(グリッド間隔の候補)を求め、該求められた距離の全てからグリッド間隔を求める。具体的には、ドット変換部804は、求められた、グリッド間隔の候補となる距離のうち、算出された頻度が最も高い距離をグリッド間隔と決定する。
図13は本実施形態に係るグリッドの回転角度の補正を説明する図である。ドット変換部804は、符号1301において、すべての注目ドットについて、近隣ドットまでの角度を測定する。
本来、注目ドットからの近隣ドットの角度は0度、90度、180度、270度のいずれかであるため、測定した角度のズレを補正することにより回転角度を決定することが可能である。この場合も個々の注目ドットから近隣ドットの角度は、注目点と近隣点からなるベクトルを(dx,dy)とすると、角度θは下記の式であらわされる。
θ=a・tan2(dy、dx)
符号1302は、A,B,C,Dのそれぞれの近隣点までのベクトルを示している。しかし実際には注目点も隣点ドットも情報付加のためにグリッド位置からわずかに変位されているため、これも同様にすべての注目点においてθを計測する。注目点1101と近隣ドット1102のそれぞれのグリッドからの変位位置の出現確率が縦横ともに同じだとすると、ドット変換部804は、すべての注目点の角度のズレを加算することにより、平均的にグリッドの回転角度を計測することができる。符号1303はいくつかの点のベクトルを表示したものであり、この角度を重ね合わせるとグリッドの回転角度に近似できることがわかる。
θ=a・tan2(dy、dx)
符号1302は、A,B,C,Dのそれぞれの近隣点までのベクトルを示している。しかし実際には注目点も隣点ドットも情報付加のためにグリッド位置からわずかに変位されているため、これも同様にすべての注目点においてθを計測する。注目点1101と近隣ドット1102のそれぞれのグリッドからの変位位置の出現確率が縦横ともに同じだとすると、ドット変換部804は、すべての注目点の角度のズレを加算することにより、平均的にグリッドの回転角度を計測することができる。符号1303はいくつかの点のベクトルを表示したものであり、この角度を重ね合わせるとグリッドの回転角度に近似できることがわかる。
具体的には、ドット変換部804は、個々の注目点のθに対して再度基準ベクトルを算出し、すべての基準ベクトルの合計結果から、トータルのグリッドの回転角度φを求める。基準ベクトルの合計結果を(A,B)とすると、
となり、グリッドの回転角度φは、
によって近似することが可能である。
ここで、ドット変換部804は、絶対座標リスト記憶部803に格納されている絶対座標リストに対して、グリッドの回転角度の逆回転を実施して、グリッドの角度を補正する。
ここの回転角度の補正は90度単位には絞り込まれているが、実際には0度(正しい)、90度、180度、270度の4つまでは絞り込まれていない。この絞込みに関しては後述する。
ここの回転角度の補正は90度単位には絞り込まれているが、実際には0度(正しい)、90度、180度、270度の4つまでは絞り込まれていない。この絞込みに関しては後述する。
図14は、回転の補正結果およびグリッド位置を求めた説明図である。
図14において、符号1401は回転の補正が完了した符号画像ドットの絶対座標リストを示している。さらに、符号1402で示すように、データ変換部805は、ドット変換部804で求めたグリッド間隔毎に仮想的な直線をX方向、Y方向それぞれに引き、これら直線の交点をグリッドとする。
データ変換部805は、このグリッドの位置から実際に打たれたドットの座標の変位を計測する。
図14において、符号1401は回転の補正が完了した符号画像ドットの絶対座標リストを示している。さらに、符号1402で示すように、データ変換部805は、ドット変換部804で求めたグリッド間隔毎に仮想的な直線をX方向、Y方向それぞれに引き、これら直線の交点をグリッドとする。
データ変換部805は、このグリッドの位置から実際に打たれたドットの座標の変位を計測する。
図15はグリッドの変位から実際のデータに変換を行う説明図である。
グリッドからの変位を縦横にそれぞれ0〜7の情報で表現する。図15の場合、2,7,6,3が抽出できるため、これを3bitずつ集め、010111110011が付加されたデータとなる。データ変換部805が同様にすべてのドットに対してこのような抽出処理を行うことによって数十〜数千バイトの情報復元が実施可能である。
グリッドからの変位を縦横にそれぞれ0〜7の情報で表現する。図15の場合、2,7,6,3が抽出できるため、これを3bitずつ集め、010111110011が付加されたデータとなる。データ変換部805が同様にすべてのドットに対してこのような抽出処理を行うことによって数十〜数千バイトの情報復元が実施可能である。
上述のようにして、復元処理部333は、スキャナ部13にて読取られた読取画像から符号画像のドット情報を抽出し、該ドット情報に基づいて、符号化された付加情報を元の付加情報に復元することができる。すなわち、復元処理部333は、抽出された符号画像に基づいて、付加情報に関する情報である、符号画像から復元した付加情報の電子データを取得し、該電子データをRAM302に格納する。
<符号画像の除去方法>
次に符号画像の除去方法について説明する。符号画像の除去は付加情報処理部331の除去処理部334で行う。
図16に符号画像の除去処理の流れを示す。
まず、ステップ1601において、除去処理部334は、復元処理部333の絶対座標リスト記憶部803に記憶された符号画像のドットの位置情報を獲得する。次いで、除去処理部334は、符号画像を含むイメージ(スキャナ部13で読み込んだ読取画像)内の処理対象となる符号画像の注目ドットを決定する(ステップ1602)。
次に符号画像の除去方法について説明する。符号画像の除去は付加情報処理部331の除去処理部334で行う。
図16に符号画像の除去処理の流れを示す。
まず、ステップ1601において、除去処理部334は、復元処理部333の絶対座標リスト記憶部803に記憶された符号画像のドットの位置情報を獲得する。次いで、除去処理部334は、符号画像を含むイメージ(スキャナ部13で読み込んだ読取画像)内の処理対象となる符号画像の注目ドットを決定する(ステップ1602)。
次に、除去処理部334は、符号画像を含むイメージに対して、ステップ1602にて決定した注目ドット位置の周辺領域の色を検知する(ステップ1603)。イメージの周辺領域の色検知は、図17に示すように、注目ドット位置1701に対して、周囲のすべての周辺領域1702〜1708の色を検出する。この時、注目ドットに隣接する符号画像のドットが周辺領域に含まれる場合は、符号画像のドットの部分を除いた領域で色検知を行う。
次に、除去処理部334は、ステップ1603にて色検知した周辺領域の色がすべて同じか否かを判断し(ステップ1604)、すべて同じ色の場合は、注目ドットを、ステップ1603にて検出した色で塗りつぶす(ステップ1605)。次いで、除去処理部334は、符号画像のすべてのドットについて処理が終了したか否かを判断し(ステップ1606)、終了した場合は、符号画像の除去処理を終了する。このようにして、符号画像除去画像が生成される。除去処理部334は、該符号画像除去画像をRAM13に格納する。
一方、ステップ1604において、1つでも異なる色の領域があった場合は、除去処理部334は、ドットの塗りつぶしは行わずにステップ1606に進む。
さて、注目ドットの周辺領域の濃淡が大きい場合、すなわち、周辺領域1702〜1708において異なる色が混ざっている場合は、該注目ドットがハーフトーンである可能性が高い。そこで、ハーフトーンについては除去せずに残し、確実に符号画像を構成するドットのみを削除するために、本実施形態では、除去処理部334は、注目ドットの周辺領域の色が全て同じ場合に、該注目ドットが符号画像を構成するドットであると判断している。そして、削除処理として、上述のように塗りつぶすことによって削除を行っている。よって、除去処理部334は、上記抽出されたドット情報に基づいて、スキャナ部13にて読取られた読取画像から符号画像を取り除くことができる。
<ネットワークコピーシステム>
次にネットワークコピーシステムの付加情報処理について説明する。
ネットワークコピーシステムは、図1のコピー印刷システムにおいて原稿の読取と印刷とをネットワークで接続された異なる画像形成装置(10,20,30)でコピー印刷を行う。たとえば、画像形成装置10のスキャナ13で原稿を読み取り、ネットワーク50を介して読取画像を送信し、別の画像形成装置20のプリンタ24もしくは画像形成装置30のプリンタ33で読取画像を受信し印刷を行うシステムである。
次にネットワークコピーシステムの付加情報処理について説明する。
ネットワークコピーシステムは、図1のコピー印刷システムにおいて原稿の読取と印刷とをネットワークで接続された異なる画像形成装置(10,20,30)でコピー印刷を行う。たとえば、画像形成装置10のスキャナ13で原稿を読み取り、ネットワーク50を介して読取画像を送信し、別の画像形成装置20のプリンタ24もしくは画像形成装置30のプリンタ33で読取画像を受信し印刷を行うシステムである。
以下の説明では、画像形成装置10にて画像を読み取り、該読取られた読取画像を画像形成装置20に送信する場合について説明する。
<符号画像を含む原稿の読取処理>
ネットワークコピーシステムの符号画像を含む原稿画像の読取処理について説明する。
図18は、画像形成装置10における、符号画像を含む原稿の読取処理の流れを示す図である。
まず、画像形成装置10は、付加情報を符号化した符号画像を含む原稿画像をスキャナ13で読み取り、前述したスキャナ画像処理を行い、読取画像を生成する(ステップ1801)。次に、画像形成装置10は、ステップ1801にて読み取られた読取画像に対して符号画像抽出処理を行い符号画像を抽出する(ステップ1802)。次に、画像形成装置10は、抽出した符号画像から符号画像のドット情報を抽出する等の付加情報復元処理を行い、付加情報を復元し付加情報の電子データを生成する(ステップ1803)。
ネットワークコピーシステムの符号画像を含む原稿画像の読取処理について説明する。
図18は、画像形成装置10における、符号画像を含む原稿の読取処理の流れを示す図である。
まず、画像形成装置10は、付加情報を符号化した符号画像を含む原稿画像をスキャナ13で読み取り、前述したスキャナ画像処理を行い、読取画像を生成する(ステップ1801)。次に、画像形成装置10は、ステップ1801にて読み取られた読取画像に対して符号画像抽出処理を行い符号画像を抽出する(ステップ1802)。次に、画像形成装置10は、抽出した符号画像から符号画像のドット情報を抽出する等の付加情報復元処理を行い、付加情報を復元し付加情報の電子データを生成する(ステップ1803)。
さらに、画像形成装置10は、抽出した符号画像を用いて符号画像除去処理を行うことで読取画像から符号画像を除去した符号画像除去画像を生成する(ステップ1804)。次に、画像形成装置10は、符号画像除去画像を所定のサイズに圧縮してネットワークで送信するためのデータ量に圧縮する(ステップ1805)。
次に、画像形成装置10は、ネットワーク50で接続された印刷を行う出力装置(ここでは、画像形成装置20)の機能情報を獲得する(ステップ1806)。ここで出力装置の機能情報は、該出力措置が有する所定の機能に関する情報である。このような機能情報としては、例えば、出力装置が前述した付加情報処理機能(符号画像生成機能)を有するか否かを示す情報、出力装置の印刷時のドットの再現性に関する情報等が挙げられる。
上記機能情報の取得方法としては、例えば、画像形成装置10が、画像形成装置20からネットワークを介して機能情報を取得するようにしても良い。すなわち、画像形成装置10が、印刷を行わせたい出力装置である画像形成装置20に対して、ネットワーク50を介して所定の機能情報の送信要求を行う。画像形成装置20は、該送信要求を受信すると、画像形成装置10に対して、機能情報を送信する。このようにして、画像形成装置10は、画像形成装置20の機能情報を取得する。
また、画像形成装置10が有する記憶手段としてのROM303やRAM302に、画像形成装置20等、画像形成装置10に接続された出力装置の各々に対する機能情報を予め格納しておくようにしても良い。この場合は、画像形成装置10は、予め機能情報が格納されたメモリ(ROM303やRAM302等)から機能情報を読み出すことにより、該機能情報を取得する。
次に、画像形成装置10は、送信データ決定処理(ステップ1807)で、ステップ1806にて獲得した出力装置の機能情報に基づいてネットワーク50を介して送信するコピー印刷のための送信データを決定する。
次に、画像形成装置10は、送信データ決定処理(ステップ1807)で決定した送信データを、ネットワーク50を介して対象となる出力装置である画像形成装置20に送信する(ステップ1808)。
<送信データの種類>
ここで、本実施形態のネットワークコピーシステムの送信データの種類について説明する。本実施形態に係る送信データには、3つの種類のデータがある。本実施形態では、画像形成装置10は、取得した機能情報に基づいて、これら3つの送信データを、印刷を行わせたい出力装置の機能に応じて組み合わせて送信する。ただし、原稿画像のうち、符号画像ではない画像は、出力装置の機能によらず印刷されるので、送信データには、符号画像が除去された画像である、後述する符号画像除去画像1902が少なくとも含まれている。
図19は、本実施形態に係る3つの種類の送信データを示す図である。
符号1901は、符号画像を含む原稿をスキャナによる読取処理により読み取った読取画像ある。
1つ目の送信データは、読取画像1901から、符号画像除去処理部334で処理された符号画像除去画像1902である。本実施形態では、ステップ1805において圧縮が行われているので、送信画像となる符号画像除去画像1902は圧縮されたデータとなる。
2つ目の送信データは、復元処理部333で処理された符号画像から復元した付加情報の電子データ1903である。
3つ目の送信データは、符号画像から復元した付加情報の電子データ1903を符号化処理部332で符号化した符号画像(上記復元した付加情報を再度符号化して取得された符号画像)1904である。
ここで、本実施形態のネットワークコピーシステムの送信データの種類について説明する。本実施形態に係る送信データには、3つの種類のデータがある。本実施形態では、画像形成装置10は、取得した機能情報に基づいて、これら3つの送信データを、印刷を行わせたい出力装置の機能に応じて組み合わせて送信する。ただし、原稿画像のうち、符号画像ではない画像は、出力装置の機能によらず印刷されるので、送信データには、符号画像が除去された画像である、後述する符号画像除去画像1902が少なくとも含まれている。
図19は、本実施形態に係る3つの種類の送信データを示す図である。
符号1901は、符号画像を含む原稿をスキャナによる読取処理により読み取った読取画像ある。
1つ目の送信データは、読取画像1901から、符号画像除去処理部334で処理された符号画像除去画像1902である。本実施形態では、ステップ1805において圧縮が行われているので、送信画像となる符号画像除去画像1902は圧縮されたデータとなる。
2つ目の送信データは、復元処理部333で処理された符号画像から復元した付加情報の電子データ1903である。
3つ目の送信データは、符号画像から復元した付加情報の電子データ1903を符号化処理部332で符号化した符号画像(上記復元した付加情報を再度符号化して取得された符号画像)1904である。
<送信データ決定処理>
次に、符号画像を含む原稿の読取処理(図18)の送信データ決定処理(ステップ1807)について説明する。
図20は送信データ決定処理の流れの一例を示したものである。図20の例では、対象となる出力装置である画像形成装置20から取得した機能情報が、符号画像を生成するための符号画像生成機能を有するか否かを示す情報である場合について説明する。
送信データ決定処理において、画像形成装置10は、図18の出力装置の機能情報獲得処理(ステップ1806)で獲得した機能情報より出力装置が付加情報の符号画像生成機能を有するか否かを判断する(ステップ2001)。すなわち、画像形成装置10は、画像形成装置20から受信した機能情報を解析し、画像形成装置20が符号画像生成機能を有するか否かを判断する。
次に、符号画像を含む原稿の読取処理(図18)の送信データ決定処理(ステップ1807)について説明する。
図20は送信データ決定処理の流れの一例を示したものである。図20の例では、対象となる出力装置である画像形成装置20から取得した機能情報が、符号画像を生成するための符号画像生成機能を有するか否かを示す情報である場合について説明する。
送信データ決定処理において、画像形成装置10は、図18の出力装置の機能情報獲得処理(ステップ1806)で獲得した機能情報より出力装置が付加情報の符号画像生成機能を有するか否かを判断する(ステップ2001)。すなわち、画像形成装置10は、画像形成装置20から受信した機能情報を解析し、画像形成装置20が符号画像生成機能を有するか否かを判断する。
符号画像生成機能を有すると判断する場合は、画像形成装置10は、ネットワーク50を介して対象となる出力装置である画像形成装置20に送信する送信データを、符号画像除去画像1902と復元した付加情報の電子データ1903とする(ステップ2002)。
一方ステップ2001において、符号画像生成機能を有しないと判断する場合は、画像形成装置10は、送信データを符号画像除去画像1902とする(ステップ2003)。
一方ステップ2001において、符号画像生成機能を有しないと判断する場合は、画像形成装置10は、送信データを符号画像除去画像1902とする(ステップ2003)。
このように、機能情報を解析し出力装置が付加情報の符号画像生成機能を有するか否かに応じて最適な送信データを決定しているので、出力装置において該出力装置の機能に応じた印刷を行うことができる。また、出力装置が符号画像生成機能を有する場合は、符号画像除去画像1902の圧縮を行い、復元した付加情報の電子データ1903には圧縮を行わないので、付加情報に対して圧縮ノイズによる劣化を防ぐことができる。
図21は送信データ決定処理の流れの別の一例を示したものである。図21の例では、対象となる出力装置である画像形成装置20から取得した機能情報が、該画像形成装置20のドットの再現性を示す情報である場合について説明する。
送信データ決定処理において、画像形成装置10は、対象となる出力装置である画像形成装置20の機能情報より出力装置のドット再現性が所定の基準よりも良好か否かを判断する(ステップ2101)。すなわち、画像形成装置10は、取得した機能情報に基づいて画像形成装置20におけるドット再現性が特定の水準以上であるか否かを判断する。
送信データ決定処理において、画像形成装置10は、対象となる出力装置である画像形成装置20の機能情報より出力装置のドット再現性が所定の基準よりも良好か否かを判断する(ステップ2101)。すなわち、画像形成装置10は、取得した機能情報に基づいて画像形成装置20におけるドット再現性が特定の水準以上であるか否かを判断する。
ドット再現性が良好の場合(特定の水準以上の場合)は、画像形成装置10は、ネットワークを介して画像形成装置20に送信する送信データを、符号画像除去画像1902と符号化した符号画像1904とする(ステップ2102)。
一方ステップ2101において、基準より悪い場合(特定の水準よりも低い場合)は、画像形成装置10は、送信データを符号画像除去画像1902とする(2103)。
一方ステップ2101において、基準より悪い場合(特定の水準よりも低い場合)は、画像形成装置10は、送信データを符号画像除去画像1902とする(2103)。
このように、機能情報を解析し出力装置のドットの再現性に応じて最適な送信データを決定しているので、出力装置において該出力装置の機能に応じた印刷を行うことができる。すなわち、出力装置である画像形成装置20のドット再現性が、送信元の画像形成装置10よりもドットの再現性が悪く、かつ所定の基準を満たしていない場合は、符号画像に関するデータは送信せず、符号画像除去画像1902を送信する。従って、画像形成装置20において、ドットの再現性の相違により生じる符号画像の劣化を防ぐことができる。
図22は本実施形態に係るドットの再現性を示した図である。
図22に示すように、シート上に印刷されるドットで、符号2201のドットを基準とし、ドットの輪郭がドット2201よりもくっきりとしているドット2202は再現性が良好と判断し、輪郭がぼけてしまっているドット2203を悪いものと判断する。このようなドットの再現性については、例えば数値化するようにすれば良い。すなわち、機能情報において出力装置のドットの再現性を数値によって表現すれば良い。
図22に示すように、シート上に印刷されるドットで、符号2201のドットを基準とし、ドットの輪郭がドット2201よりもくっきりとしているドット2202は再現性が良好と判断し、輪郭がぼけてしまっているドット2203を悪いものと判断する。このようなドットの再現性については、例えば数値化するようにすれば良い。すなわち、機能情報において出力装置のドットの再現性を数値によって表現すれば良い。
<符号画像を含む原稿の印刷処理>
ネットワークコピーシステムの符号画像を含む原稿の印刷処理について説明する。
図23は、付加情報の符号画像生成機能を有する出力装置の印刷処理の流れを示す図である。なお、図23では、画像形成装置20が符号画像生成機能を有する場合の、画像形成装置20における印刷処理を説明する。
ネットワークコピーシステムの符号画像を含む原稿の印刷処理について説明する。
図23は、付加情報の符号画像生成機能を有する出力装置の印刷処理の流れを示す図である。なお、図23では、画像形成装置20が符号画像生成機能を有する場合の、画像形成装置20における印刷処理を説明する。
付加情報の符号画像生成機能を有する出力装置である画像形成装置20には、読取装置である画像形成装置10の読取処理(図18)によりネットワーク50を介して符号画像除去画像1902と復元した付加情報の電子データ1903とが送信される。
まず、画像形成装置20は、ネットワーク50を介して画像形成装置10から、符号画像除去画像1902を受信し(ステップ2301)、次に、復元した付加情報の電子データを受信する(ステップ2302)。次に、画像形成装置20は、ステップ2302にて受信した、復元した付加情報の電子データを符号化処理332を行い、符号画像を生成する(ステップ2303)。
次いで、画像形成装置20は、ステップ2301にて受信した符号画像除去画像1902と、ステップ2303にて生成した符号画像とを合成して符号画像を含む画像を生成する(ステップ2304)。さらに、画像形成装置20は、ステップ2304にて生成した符号画像を含む画像を印刷する(ステップ2306)。
図24は、ドットの再現性が良好な出力装置の印刷処理の流れを示す図である。なお、図24では、画像形成装置20が良好なドットの再現性を有する場合の、画像形成装置20における印刷処理を説明する。
ドットの再現性が良好な出力装置である画像形成装置20には、読取装置である画像形成装置10の読取処理(図18)によりネットワーク50を介して符号画像除去画像1902と付加情報を符号化した符号画像1904とが送信される。
まず、画像形成装置20は、ネットワーク50を介して画像形成装置10から、符号画像除去画像1902を受信し(ステップ2401)、次に、符号画像1904を受信する(ステップ2402)。次いで、画像形成装置20は、ステップ2401にて受信した符号画像除去画像1902とステップ2402にて受信した符号画像1904とを合成して符号画像を含む画像を生成する(ステップ2403)。さらに、画像形成装置20は、ステップ2403にて生成した符号画像を含む画像を印刷する(ステップ2404)。
図25は、付加情報の符号画像生成機能を有せず、かつ、ドットの再現性が所定の基準以下の出力装置の印刷処理の流れを示す図である。なお、図25では、画像形成装置20が付加情報の符号画像生成機能を有せず、かつ、ドットの再現性が所定の基準以下の場合の、画像形成装置20における印刷処理を説明する。
この出力装置である画像形成装置20は、図3の符号情報処理部331を有しない構成である。
この出力装置である画像形成装置20は、図3の符号情報処理部331を有しない構成である。
付加情報の符号化機能を有せず、かつ、ドットの再現性が所定の基準以下の出力装置である画像形成装置20には、読取装置である画像形成装置10の読取処理(図18)によりネットワーク50を介して符号画像除去画像1902が送信される。
まず、画像形成装置20は、ネットワーク50を介して画像形成装置10から、符号画像除去画像1902を受信し(ステップ2501)、該符号画像除去画像を印刷する(ステップ2502)。
このように、出力装置である画像形成装置20は、送信装置である画像形成装置20から、少なくとも符号画像除去画像1902を含む送信データを受信し、該送信データに基づいて、印刷を行う。上記送信データには、画像形成装置20の機能に応じて、付加情報に関する情報(復元した付加情報の電子データ1903、符号画像1904)が含まれている。従って、画像形成装置20は、送信データに付加情報に関する情報が含まれている場合は、該付加情報に関する情報に基づいて、該付加情報を符号化した符号画像と符号画像除去画像とを合成して印刷する。
本実施形態では、画像を読取り送信する送信装置(画像形成装置10)が、符号画像を含む読取画像から符号画像を抽出し、該読取画像から抽出した符号画像を除去する。そして、上記送信装置が、該送信装置にネットワークを介して接続された出力装置(画像形成装置20)の機能情報を、該出力装置から取得し、該機能情報に基づいて出力装置に送信する送信データを決定している。よって、送信装置に対して、出力装置の機能に適した送信データを送信することができる。そして、送信データが、読取画像から符号画像が除去された符号画像除去画像を少なくとも含むようにし、機能情報に応じて、付加情報に関する情報(復元した付加情報の電子データ1903、符号画像1904)を含むようにしている。よって、出力装置の機能に応じて、符号画像を良好に印刷することができるのである。
さらに、付加情報に関する情報を送信装置から該送信装置とは別個の出力装置にネットワークを介して送信する場合であっても、付加情報に関する情報と符号画像削除画像とを別個の情報として送信している。よって、画像データの容量を小さくするための圧縮を符号画像削除画像に行い、付加情報に関する情報には行わないようにすることができる。そして、印刷時には付加情報に関する情報から符号画像が取得される。すなわち、付加情報に関する情報が電子データ1903である場合は、該電子データ1903を符号化して符号画像を生成し、一方、付加情報に関する情報が符号画像1904である場合は、そのまま符号画像1904を用いる。このようにして取得された符号画像と符号画像削除画像とを合成して印刷するので、出力装置は、圧縮による符号画像の劣化を防いだ、良好な符号画像を印刷することができる。
なお、本実施形態では、送信装置(画像形成装置10)において圧縮を行わなくても良い。この場合は、送信データとなる符号画像削除画像1902は圧縮されたものでないことは言うまでも無い。
また、本実施形態では、機能情報として、出力装置が符号画像生成機能を有するか否かを示す情報、および出力装置のドットの再現性を示す情報の双方を用いても良い。この場合は、出力装置が符号画像生成機能を有していない場合であっても、ドットの再現性が良好であれば、符号画像除去画像1902に加えて、符号画像1904を送信データとすることで、出力装置にて良好に符号画像を含む画像を印刷することができる。すなわち、出力装置に送信される付加情報に関する情報が、すでに符号画像生成機能を有する送信装置にて符号画像化された情報であるので、出力装置において符号化を行う必要が無くなるからである。
(第2に実施形態)
<付加情報の内容に基づくネットワークコピーシステム>
本実施形態の付加情報の内容に基づくネットワークコピーシステムについて図面を参照して説明する。
図26は、送信装置である画像形成装置10における付加情報の内容に基づく原稿の読取処理の流れを示す図である。
まず、画像形成装置10は、符号画像を含む原稿をスキャナ13で読み取り、前述したスキャナ画像処理を行い、読取画像を生成する(ステップ2601)。次に画像形成装置10は、ステップ2601にて読取られた読取画像に対して符号画像抽出処理を行い符号画像を抽出する(ステップ2602)。次に、画像形成装置10は、ステップ2602にて抽出した符号画像から付加情報復元処理を行い、付加情報を復元し付加情報の電子データを生成する(ステップ2603)。
<付加情報の内容に基づくネットワークコピーシステム>
本実施形態の付加情報の内容に基づくネットワークコピーシステムについて図面を参照して説明する。
図26は、送信装置である画像形成装置10における付加情報の内容に基づく原稿の読取処理の流れを示す図である。
まず、画像形成装置10は、符号画像を含む原稿をスキャナ13で読み取り、前述したスキャナ画像処理を行い、読取画像を生成する(ステップ2601)。次に画像形成装置10は、ステップ2601にて読取られた読取画像に対して符号画像抽出処理を行い符号画像を抽出する(ステップ2602)。次に、画像形成装置10は、ステップ2602にて抽出した符号画像から付加情報復元処理を行い、付加情報を復元し付加情報の電子データを生成する(ステップ2603)。
次に、画像形成装置10は、ステップ2603にて復元した付加情報の電子データに基づいて、該付加情報の内容がコピー禁止か否かを判断する(ステップ2604)。すなわち、画像形成装置10は、上記復元した付加情報の内容を解析し、該付加情報がコピーを禁止することを示す情報か否かを判断する。該判断結果、付加情報がコピーを禁止することを示す情報である場合は、画像形成装置10は、送信データの作成は行なわず(ステップ2605)、処理を終了する。すなわち、画像形成装置10は、対象となる出力装置である画像形成装置20に対して送信データを送信しない。
一方、ステップ2604で付加情報の内容がコピーを禁止することを示す情報でない場合は、画像形成装置10は、抽出した符号画像を用いて符号画像除去処理を行うことで読取画像から符号画像を除去した符号画像除去画像を生成する(ステップ2606)。次に、画像形成装置10は、符号画像除去画像をネットワークで送信するためのデータ量に圧縮する(ステップ2607)。
次に、画像形成装置10は、ネットワーク50で接続された印刷を行う出力装置である画像形成装置20の機能情報を獲得する(ステップ2608)。ここで出力装置の情報は、出力装置が前述した符号画像生成機能を有するか否かに関する機能情報であるとする。
次に、画像形成装置10は、ステップ2608にて取得された機能情報に基づいて、画像形成装置20が付加情報の符号画像生成機能を有するか否かを判断する(ステップ2609)。符号画像生成機能を有する場合は、画像形成装置10は、ネットワーク50を介して画像形成装置20に送信する送信データを、符号画像除去画像1902と付加情報の電子データ1903とする(ステップ2614)。次いで、画像形成装置10は、決定した送信データを、ネットワーク50を介して画像形成装置20に送信し(ステップ2613)、処理を終了する。
一方ステップ2609で画像形成装置20が符号画像生成機能を有しない場合は、画像形成装置10は、ステップ2603にて復元された付加情報がユーザ認証によるコピー制限か否かを判断する(ステップ2610)。ユーザ認証によるコピー制限とは、コピーを行なう際に、ユーザにIDやパスワードを求め、IDやパスワードがコピーを許可されたものである場合のみコピーを行なうことができる機能である。すなわち、画像形成装置10は、ステップ2603にて復元された付加情報の内容を解析し、該付加情報がユーザ認証によるコピー制限を示す情報か否かを判断する。
ステップ2610で、付加情報が上記コピー制限を示す情報であると判断された場合は、付加情報の内容は、ユーザ認証によるコピー制限を指示するものであり、かつ機能情報は、画像形成装置20が符号画像生成機能を有さないことを示す情報である。よって、画像形成装置10は、表示部12によりユーザにユーザ認証させる。そして、ユーザ認証後、画像形成装置10は、コピーの出力結果がコピー制限が解除されたものになることをユーザに通知し、このままコピーを行なうか否かをユーザに問い合わせる(ステップ2611)。すなわち、画像形成装置10は、コピー制限の情報である付加情報が除去され旨を表示部12に表示し、ユーザに対して警告する。
このような問い合わせとしては、画像形成装置10は、表示部12に図27に示すようなUIを表示し、ユーザに所望の指示を入力させる。ユーザが表示部12を介して図27のUIにおいて“はい”を選択する場合は、画像形成装置10はステップ2612に進み、ユーザが“いいえ”を選択する場合は、画像形成装置10はステップ2605に進む。すなわち、画像形成装置10は、表示部12によるユーザの入力に基づいて、コピーを実施するか否かを決定し、該決定結果に従って、ステップ2612およびステップ2605のいずれか一方に進む。
コピーを続行する場合は、画像形成装置10は、送信データを符号画像除去画像1902とする(ステップ2612)。次いで、画像形成装置10は、ステップ2612にて決定した送信データをネットワーク50を介して画像形成装置20に送信し(ステップ2613)、処理を終了する。
一方、ステップ2610で、付加情報がコピー制限でない場合は、画像形成装置10は、送信データを符号画像除去画像1902とし(ステップ2612)、出力装置に送信し(ステップ2613)、処理を終了する。
一方、ステップ2611で、コピーを中止する場合は、画像形成装置10は、送信データの作成は行なわず(ステップ2605)、処理を終了する。
図27は、ステップ2611のコピー制限解除の通知とコピー続行の問い合わせのユーザインターフェイス(UI)の一例を示したものである。このUIは、操作部12に表示され、ユーザの入力結果はコントローラユニット11に通知される。
なお、本実施形態では、ステップ2609とステップ2614との間に、ステップ2610で示したような付加情報がユーザ認証によるコピー制限を示す情報であるか否かを判断するステップを設けても良い。該ステップにより、付加情報がユーザ認証によるコピー制限を示す情報である場合は、付加情報の内容は、ユーザ認証によるコピー制限を指示するものであり、かつ機能情報は、画像形成装置20が符号画像生成機能を有することを示す情報である。よって、画像形成装置10は、表示部12によりユーザにユーザ認証させる。そして、ユーザ認証後、画像形成装置10は、ステップ2614を行えば良い。一方、付加情報がユーザ認証によるコピー制限を示す情報ではない場合は、画像形成装置10は、ステップ2605に進めば良い。
以上のように、本発明の一実施形態では、ネットワークコピーシステムによる付加情報を符号化した符号画像を含む原稿のコピー印刷において、読取画像から、符号画像を取り除いた画像と、符号画像から復元した付加情報とを生成している。そして、出力装置への送信データとしては、符号画像を取り除いた画像を少なくとも送信し、出力装置の機能に応じて付加情報も送信する。よって、出力装置が符号画像生成機能を持つ場合は、復元可能な符号画像を含むコピー印刷ができ、出力装置が符号画像生成機能を持たない場合は、劣化した符号画像が除去された見栄えの良いコピー印刷が可能となる。
また、付加情報の内容により、送信データを決定することで、コピー制限等の付加情報を保持したコピー印刷が可能になる。
(その他の実施形態)
本発明は、複数の機器(例えばコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用することも、1つの機器からなる装置(複合機、プリンタ、ファクシミリ装置など)に適用することも可能である。
本発明は、複数の機器(例えばコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用することも、1つの機器からなる装置(複合機、プリンタ、ファクシミリ装置など)に適用することも可能である。
前述した実施形態の機能を実現するように前述した実施形態の構成を動作させるプログラムを記憶媒体に記憶させ、該記憶媒体に記憶されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も上述の実施形態の範疇に含まれる。即ちコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も実施例の範囲に含まれる。また、前述のコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体はもちろんそのコンピュータプログラム自体も上述の実施形態に含まれる。
かかる記憶媒体としてはたとえばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD―ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMを用いることができる。
また前述の記憶媒体に記憶されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウエア、拡張ボードの機能と共同して、OS上で動作し前述の実施形態の動作を実行するものも前述した実施形態の範疇に含まれる。
10、20 画像形成装置
13、23 スキャナ部
14、24 プリンタ部
331 付加情報処理部
332 符号化処理部
333 復元化処理部
334 除去処理部
13、23 スキャナ部
14、24 プリンタ部
331 付加情報処理部
332 符号化処理部
333 復元化処理部
334 除去処理部
Claims (26)
- 送信装置が読取った画像を、該送信装置にネットワークを介して接続された出力装置にて印刷する画像処理システムであって、
前記送信装置は、
付加情報を符号化した符号画像を含む原稿を読取る手段と、
前記読取る手段により読取った読取画像から符号画像を抽出する手段と、
前記読取画像から、前記抽出する手段により抽出した符号画像を除去する手段と、
前記抽出した符号画像に基づいて、該符号画像に関する情報を取得する手段と、
前記出力装置の機能情報を獲得する手段と、
前記獲得する手段により獲得した出力装置の機能情報に基づいて、前記出力装置に送信する送信データであって、前記符号画像が除去された読取画像を少なくとも含む送信データを決定する手段と、
前記決定する手段により決定された送信データを前記出力装置に送信する手段とを備え、
前記出力装置は、
前記送信する手段により送信された送信データを受信する手段と、
前記受信する手段により受信した送信データに基づいて印刷する手段とを備え、
前記印刷する手段は、
前記送信データに、前記付加情報に関する情報が含まれている場合は、該付加情報に関する情報に基づいて前記符号画像を取得し、該取得された符号画像と前記送信データに含まれる前記符号画像が除去された読取画像とを合成し、該合成した画像を印刷し、
前記送信データに、前記付加情報に関する情報が含まれていない場合は、前記符号画像が除去された読取画像を印刷することを特徴とする画像処理システム。 - 前記送信装置は、
前記除去する手段により前記符号画像が除去された読取画像を所定のサイズに圧縮する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。 - 前記機能情報は、前記出力装置が前記付加情報を符号化して符号画像を生成する符号画像生成機能を有するか否かを示す情報であり、
前記符号画像に関する情報が、前記抽出手段により抽出した符号画像から復元した付加情報であり、
前記取得する手段は、前記抽出した符号画像から前記付加情報を復元することにより前記復元した付加情報を取得し、
前記決定する手段は、前記出力装置が前記符号画像生成機能を有する場合は、前記送信データを前記符号画像が除去された読取画像と前記復元した付加情報とし、
前記受信する手段は、前記送信データとして前記符号画像が除去された読取画像と前記復元した付加情報とを受信し、
前記印刷する手段は、前記受信した復元した付加情報を符号化することで前記合成に用いる符号画像を取得し、該取得した合成に用いる符号画像と前記受信した符号画像が除去された読取画像とを合成して印刷することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理システム。 - 前記送信装置は、前記取得する手段により復元された前記復元した付加情報の内容を解析する手段をさらに備え、
前記解析された付加情報がユーザ認証によるコピー制限の情報である場合は、ユーザを認証後、
前記決定手段が、前記送信データの決定を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像処理システム。 - 前記機能情報は、前記出力装置が前記付加情報を符号化して符号画像を生成する符号画像生成機能を有するか否かを示す情報であり、
前記決定する手段は、前記出力装置が前記符号画像生成機能を有しない場合は、前記送信データを前記符号画像が除去された読取画像とし、
前記受信する手段は、前記送信データとして前記符号画像が除去された読取画像を受信し、
前記印刷する手段は、前記受信した前記符号画像が除去された読取画像を印刷することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理システム。 - 前記送信装置は、
前記抽出する手段により抽出した符号画像から前記付加情報を復元する手段と、
前記復元する手段により復元した付加情報の内容を解析する手段と、
前記解析された付加情報がユーザ認証によるコピー制限の情報である場合は、ユーザを認証後、前記コピー制限の情報である付加情報が除去されることを警告する警告手段と、
ユーザの入力に基づいて、コピーを実施するか否かを決定する手段とをさらに備え、
前記コピーを実施するか否かを決定する手段により前記コピーを実施すると決定された場合は、前記送信する手段は、送信データとして前記符号画像が除去された読取画像を前記出力装置へ送信し、
前記コピーを実施するか否かを決定する手段により前記コピーを実施しないと決定された場合は、前記送信する手段は、前記送信データを前記出力装置へ送信しないことを特徴とする請求項5に記載の画像処理システム。 - 前記送信装置は、前記抽出した符号画像から前記付加情報を復元して、復元した付加情報を生成する手段をさらに備え、
前記機能情報は、前記出力装置のドットの再現性を示す情報であり、
前記符号画像に関する情報が、前記復元した付加情報を再度符号化して取得された符号画像であり、
前記取得する手段は、前記復元した付加情報を再度符号化することにより、前記再度符号化して取得された符号画像を生成し、
前記決定する手段は、前記出力装置のドット再現性が特定の水準以上の場合は、前記送信データを前記符号画像が除去された読取画像と前記再度符号化して取得された符号画像とし、
前記受信する手段は、前記符号画像が除去された読取画像と前記再度符号化して取得された符号画像とを受信し、
前記印刷する手段は、前記受信した再度符号化して取得された符号画像をそのまま前記合成に用いる符号画像とし、該合成に用いる符号画像と前記符号画像が除去された読取画像とを合成して印刷することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理システム。 - 前記機能情報は、前記出力装置のドットの再現性を示す情報であり、
前記決定する手段は、前記出力装置のドット再現性が特定の水準より低い場合は、前記送信データを前記符号画像が除去された読取画像とし、
前記受信する手段は、前記送信データとして前記符号画像が除去された読取画像を受信し、
前記印刷する手段は、前記受信した符号画像が除去された読取画像を印刷することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理システム。 - 前記機能情報は、前記出力装置が前記付加情報を符号化して符号画像を生成する符号画像生成機能を有するか否かを示す情報、および前記出力装置のドットの再現性を示す情報であり、
前記送信装置は、前記抽出した符号画像を復元して、復元した付加情報を生成する手段をさらに備え、
前記符号画像に関する情報が、前記復元した付加情報を再度符号化して取得された符号画像であり、
前記取得する手段は、前記復元した付加情報を再度符号化することにより、前記再度符号化して取得された符号画像を生成し、
前記決定手段は、前記出力装置が前記符号画像生成機能を有さず、かつ前記出力装置のドット再現性が特定の水準以上の場合は、前記送信データを前記符号画像が除去された読取画像と前記再度符号化して取得された符号画像とし、
前記受信する手段は、前記符号画像が除去された読取画像と前記再度符号化して取得された符号画像とを受信し、
前記印刷する手段は、前記受信した再度符号化して取得された符号画像をそのまま前記合成に用いる符号画像とし、該合成に用いる符号画像と前記符号画像が除去された読取画像とを合成して印刷することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理システム。 - 前記送信装置は、
前記抽出する手段により抽出した符号画像から前記付加情報を復元する手段と、
前記復元する手段により復元した付加情報の内容を解析する手段とをさらに備え、
前記送信する手段は、前記復元した付加情報がコピーを禁止する情報である場合は、前記送信データを前記出力装置へ送信しないことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理システム。 - ネットワークを介して出力装置に接続された送信装置であって、
付加情報を符号化した符号画像を含む原稿を読取る手段と、
前記読取る手段により読取った読取画像から符号画像を抽出する手段と、
前記読取画像から、前記抽出する手段により抽出した符号画像を除去する手段と、
前記抽出した符号画像に基づいて、該符号画像に関する情報を取得する手段と、
前記出力装置の機能情報を獲得する手段と、
前記獲得する手段により獲得した出力装置の機能情報に基づいて、前記出力装置に送信する送信データであって、前記符号画像が除去された読取画像を少なくとも含む送信データを決定する手段と、
前記決定する手段により決定された送信データを前記出力装置に送信する手段と
を備えることを特徴とする送信装置。 - 前記除去する手段により前記符号画像が除去された読取画像を所定のサイズに圧縮する手段をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の送信装置。
- 前記機能情報は、前記出力装置が前記付加情報を符号化して符号画像を生成する符号画像生成機能を有するか否かを示す情報であり、
前記符号画像に関する情報が、前記抽出手段により抽出した符号画像から復元した付加情報であり、
前記取得する手段は、前記抽出した符号画像から前記付加情報を復元することにより前記復元した付加情報を取得し、
前記決定する手段は、前記出力装置が前記符号画像生成機能を有する場合は、前記送信データを前記符号画像が除去された読取画像と前記復元した付加情報とすることを特徴とする請求項11または12に記載の送信装置。 - 前記取得する手段により復元された前記復元した付加情報の内容を解析する手段をさらに備え、
前記解析された付加情報がユーザ認証によるコピー制限の情報である場合は、ユーザを認証後、
前記決定手段が、前記送信データの決定を行うことを特徴とする請求項13に記載の送信装置。 - 前記機能情報は、前記出力装置が前記付加情報を符号化して符号画像を生成する符号画像生成機能を有するか否かを示す情報であり、
前記決定する手段は、前記出力装置が前記符号画像生成機能を有しない場合は、前記送信データを前記符号画像が除去された読取画像とすることを特徴とする請求項11または12に記載の送信装置。 - 前記抽出する手段により抽出した符号画像から前記付加情報を復元する手段と、
前記復元する手段により復元した付加情報の内容を解析する手段と、
前記解析された付加情報がユーザ認証によるコピー制限の情報である場合は、ユーザを認証後、前記コピー制限の情報である付加情報が除去されることを警告する警告手段と、
ユーザの入力に基づいて、コピーを実施するか否かを決定する手段とをさらに備え、
前記コピーを実施するか否かを決定する手段により前記コピーを実施すると決定された場合は、前記送信する手段は、送信データとして前記符号画像が除去された読取画像を前記出力装置へ送信し、
前記コピーを実施するか否かを決定する手段により前記コピーを実施しないと決定された場合は、前記送信する手段は、前記送信データを前記出力装置へ送信しないことを特徴とする請求項15に記載の送信装置。 - 前記抽出した符号画像から前記付加情報を復元して、復元した付加情報を生成する手段をさらに備え、
前記機能情報は、前記出力装置のドットの再現性を示す情報であり、
前記符号画像に関する情報が、前記復元した付加情報を再度符号化して取得された符号画像であり、
前記取得する手段は、前記復元した付加情報を再度符号化することにより、前記再度符号化して取得された符号画像を生成し、
前記決定する手段は、前記出力装置のドット再現性が特定の水準以上の場合は、前記送信データを前記符号画像が除去された読取画像と前記再度符号化して取得された符号画像とすることを特徴とする請求項11または12に記載の送信装置。 - 前記機能情報は、前記出力装置のドットの再現性を示す情報であり、
前記決定する手段は、前記出力装置のドット再現性が特定の水準より低い場合は、前記送信データを前記符号画像が除去された読取画像とすることを特徴とする請求項11または12に記載の送信装置。 - 前記機能情報は、前記出力装置が前記付加情報を符号化して符号画像を生成する符号画像生成機能を有するか否かを示す情報、および前記出力装置のドットの再現性を示す情報であり、
前記抽出した符号画像を復元して、復元した付加情報を生成する手段をさらに備え、
前記符号画像に関する情報が、前記復元した付加情報を再度符号化して取得された符号画像であり、
前記取得する手段は、前記復元した付加情報を再度符号化することにより、前記再度符号化して取得された符号画像を生成し、
前記決定手段は、前記出力装置が前記符号画像生成機能を有さず、かつ前記出力装置のドット再現性が特定の水準以上の場合は、前記送信データを前記符号画像が除去された読取画像と前記再度符号化して取得された符号画像とすることを特徴とする請求項11または12に記載の送信装置。 - 前記抽出する手段により抽出した符号画像から前記付加情報を復元する手段と、
前記復元する手段により復元した付加情報の内容を解析する手段とをさらに備え、
前記送信する手段は、前記復元した付加情報がコピーを禁止する情報である場合は、前記送信データを前記出力装置へ送信しないことを特徴とする請求項11または12に記載の送信装置。 - 付加情報を符号化した符号画像を含む原稿を読み取り、該読取られた読取画像から符号画像を抽出し、前記読取画像から前記抽出された符号画像を除去して、符号画像が除去された読取画像を生成し、前記抽出した符号画像に基づいて前記付加情報に関する情報を取得する送信装置にネットワークを介して接続された出力装置であって、
前記送信装置により送信された、前記符号画像が除去された読取画像を少なくとも含む送信データを受信する手段と、
前記受信する手段により受信した送信データに基づいて印刷する手段とを備え、
前記印刷する手段は、
前記送信データに、前記付加情報に関する情報が含まれている場合は、該付加情報に関する情報に基づいて前記符号画像を取得し、該取得された符号画像と前記送信データに含まれる前記符号画像が除去された読取画像とを合成し、該合成した画像を印刷し、
前記送信データに、前記付加情報に関する情報が含まれていない場合は、前記符号画像が除去された読取画像を印刷することを特徴とする出力装置。 - 送信装置が読取った画像を、該送信装置にネットワークを介して接続された出力装置にて印刷する画像処理システムにおける画像処理方法であって、
前記送信装置は、
付加情報を符号化した符号画像を含む原稿を読取る工程と、
前記読取る工程により読取った読取画像から符号画像を抽出する工程と、
前記読取画像から、前記抽出する工程により抽出した符号画像を除去する工程と、
前記抽出した符号画像に基づいて、該符号画像に関する情報を取得する工程と、
前記出力装置の機能情報を獲得する工程と、
前記獲得する工程により獲得した出力装置の機能情報に基づいて、前記出力装置に送信する送信データであって、前記符号画像が除去された読取画像を少なくとも含む送信データを決定する工程と、
前記決定する工程により決定された送信データを前記出力装置に送信する工程とを有し、
前記出力装置は、
前記送信する工程により送信された送信データを受信する工程と、
前記受信する工程により受信した送信データに基づいて印刷する工程とを有し、
前記印刷する工程は、
前記送信データに、前記付加情報に関する情報が含まれている場合は、該付加情報に関する情報に基づいて前記符号画像を取得し、該取得された符号画像と前記送信データに含まれる前記符号画像が除去された読取画像とを合成し、該合成した画像を印刷し、
前記送信データに、前記付加情報に関する情報が含まれていない場合は、前記符号画像が除去された読取画像を印刷することを特徴とする画像処理方法。 - ネットワークを介して出力装置に接続された送信装置における画像処理方法であって、
付加情報を符号化した符号画像を含む原稿を読取る工程と、
前記読取る工程により読取った読取画像から符号画像を抽出する工程と、
前記読取画像から、前記抽出する工程により抽出した符号画像を除去する工程と、
前記抽出した符号画像に基づいて、該符号画像に関する情報を取得する工程と、
前記出力装置の機能情報を獲得する工程と、
前記獲得する工程により獲得した出力装置の機能情報に基づいて、前記出力装置に送信する送信データであって、前記符号画像が除去された読取画像を少なくとも含む送信データを決定する工程と、
前記決定する工程により決定された送信データを前記出力装置に送信する工程と
を有することを特徴とする画像処理方法。 - 付加情報を符号化した符号画像を含む原稿を読み取り、該読取られた読取画像から符号画像を抽出し、前記読取画像から前記抽出された符号画像を除去して、符号画像が除去された読取画像を生成し、前記抽出した符号画像に基づいて前記付加情報に関する情報を取得する送信装置にネットワークを介して接続された出力装置における画像処理方法であって、
前記送信装置により送信された、前記符号画像が除去された読取画像を少なくとも含む送信データを受信する工程と、
前記受信する工程により受信した送信データに基づいて印刷する工程とを有し、
前記印刷する工程は、
前記送信データに、前記付加情報に関する情報が含まれている場合は、該付加情報に関する情報に基づいて前記符号画像を取得し、該取得された符号画像と前記送信データに含まれる前記符号画像が除去された読取画像とを合成し、該合成した画像を印刷し、
前記送信データに、前記付加情報に関する情報が含まれていない場合は、前記符号画像が除去された読取画像を印刷することを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータに請求項22乃至24のいずれかに記載の画像処理方法を実行させるためのコンピュータプログラム。
- コンピュータにより読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、請求項25記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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JP2008025743A JP2009188682A (ja) | 2008-02-05 | 2008-02-05 | 画像処理システム、送信装置、出力装置、および画像処理方法 |
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