JP2009187908A - プラズマディスプレイパネル及び該プラズマディスプレイパネルを備えたプラズマ表示装置 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル及び該プラズマディスプレイパネルを備えたプラズマ表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】プラズマディスプレイパネルのデータ電極の端子部でのマイグレーションに対して抑制を強化して絶縁破壊を防止する。
【解決手段】各表示セルで1画素に対応する複数の色(R,G,B)の蛍光体層が表示電極対の延在する方向に一定の順序(R→G→B)で形成され、かつ、各蛍光体層が各データ電極21,22,23の延在する方向に同一の色で形成され、各データ電極21,22,23が、当該データ電極の延在する方向の2つの表示セル毎の境界部分で、表示電極対の延在する方向に隣接する表示セルに対応付けられるように屈曲されている。これにより、全画面が単色又は2色で長時間固定される場合でも、データ電極端子間でマイグレーションの進行が遅くなり、絶縁破壊が防止される。
【選択図】図3

Description

この発明は、プラズマディスプレイパネル及び該プラズマディスプレイパネルを備えたプラズマ表示装置に係り、特に、フルスペックのHDTV(High Definition Television)放送に対応するプラズマテレビなどに用いて好適なプラズマディスプレイパネル及び該プラズマディスプレイパネルを備えたプラズマ表示装置に関する。
プラズマテレビなどのプラズマ表示装置は、近年では、フルスペックのHDTV(High Definition Television)放送(フルハイビジョン)に対応するプラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel、PDP)が製作されているため、液晶テレビと共に広く普及してきている。
図1は、PDPの要部の構成例を示す分解斜視図である。
このPDPは、同図に示すように、ガラスからなる前面基板1及び背面基板2を備えている。前面基板1上には、放電ギャップGを隔てて互いに平行に配置された透明の走査電極3及び維持電極4(表示電極対)が設けられ、かつ、バス電極5及びバス電極6が同走査電極3及び維持電極4にそれぞれ重なるように配置されている。バス電極5及びバス電極6は、Al(アルミニウム)、Cu(銅)、Ag(銀)などの金属材料で構成され、走査電極3及び維持電極4の抵抗値を小さくする。さらに、これらの電極を覆う透明誘電体層10、及び同透明誘電体層10を放電から保護するための酸化マグネシウムなどからなる保護層11が形成されている。また、背面基板2上には、走査電極3及び維持電極4と交差するように配置されたデータ電極7、及び同データ電極7を覆うための白色誘電体層12が形成されている。また、上記表示電極対とデータ電極7との交差領域に表示セルが形成される。さらに、白色誘電体層12の表面には、隣接する表示セルとの間を分離するための隔壁13が設けられ、かつ白色誘電体層12の表面及び隔壁13の側面に赤(R),緑(G),青(B)に対応する各蛍光体層9が順次繰り返して形成されている。
フルハイビジョンに対応するPDPは、画面の画素数が1920(水平)×1080(垂直)で構成され、通常のハイビジョンのPDPの画素数の1366(水平)×768(垂直)に比較して高精細化されている。このため、1画素を構成するサブ画素に対応する表示セルが微細化されると共に、データ電極7に接続されている図示しないデータ電極端子間のピッチが狭小化されている。また、データ電極端子の材料は、パターン印刷による金電極、スパッタによるアルミ電極、又はフォトリソによる銀電極などが使用される。この場合、感光性の銀材料を用いてフォトリソにより形成されたデータ電極は、工法、材料のコスト面において、他の材料の電極に比べて優れている。
ところが、銀という金属の特性上、マイグレーションによりデータ電極端子間で絶縁破壊が発生することがあり、品質上の問題点となっている。データ電極端子間のマイグレーションは、互いに隣接するデータ電極端子間に同一方向の電界が長時間連続して形成される場合に進行する。すなわち、従来のPDPでは、たとえば図2(a)に示すように、m,…,(m+5)列のデータ電極にn,…,(n+3)行の表示セルが対応付けられているが、1本のデータ電極に、R,G,Bのいずれか1色の表示セルが対応するため、たとえば図2(b)に示すように、全画面青単色の表示が長時間固定される場合、(m+1)列のデータ電極端子と(m+2)列のデータ電極端子との間、(m+2)列のデータ電極端子と(m+3)列のデータ電極端子との間、及び、(m+4)列のデータ電極端子と(m+5)列のデータ電極端子との間に一定方向の電界が形成される累積時間が最も長くなり、マイグレーションの進行が最も速いと考えられる。
また、たとえば図2(c)に示すように、全画面青緑2色の表示が長時間固定される場合、m列のデータ電極端子と(m+1)列のデータ電極端子との間、(m+2)列のデータ電極端子と(m+3)列のデータ電極端子との間、及び、(m+3)列のデータ電極端子と(m+4)列のデータ電極端子との間に一定方向の電界が形成される累積時間が最も長くなり、マイグレーションの進行が最も速いと考えられる。このため、近年の高精細化によるデータ電極端子間のピッチの狭小化に伴い、マイグレーションに対する耐性に優れた構成とする必要がある。
上記のプラズマディスプレイパネルの他、この種の技術としては、たとえば、次のような特許文献1に記載されたプラズマディスプレイパネルがある。
このプラズマディスプレイパネルは、一方の面上に複数の表示電極対が形成された前面基板と、一方の面上に複数のデータ電極と放電区間を区切る隔壁とが形成された背面基板とが、表示電極対とデータ電極とが直交するように対向配置されると共に、その周辺部が封着部材によって封着されている。そして、背面基板の封着部材の外周端部に外部駆動回路とデータ電極とを接続するためのデータ電極端子が設けられ、各データ電極端子の間に絶縁部材で構成された凸部が設けられている。これにより、データ電極端子部において、電界による金属イオンのマイグレーションが抑制される。
特開号2007―287408公報(要約書、図3)
しかしながら、上記文献を含む従来のPDPでは、次のような問題点があった。
すなわち、図2のPDPでは、たとえばフラチインフォメーションのように、画面周辺部を常に青で表示するブルーバック表示に用いられる場合、青の蛍光体のみでなく、他の色の蛍光体も含むことにより、ある程度のマイグレーション対策を行うことはできるが、根本的解決にはならないという問題点が一例として挙げられる。
また、特許文献1に記載されたプラズマディスプレイパネルでは、各データ電極端子の間に絶縁部材の凸部を設けることにより、ハード的なマイグレーション対策が行われ、実用上は問題のない構成になっているが、ブルーバック表示が長時間継続されると、マイグレーションがある程度の確率で発生することは避けられない。今後、PDPのさらなる長寿命化が要求されることを考慮すると、より信頼性の高いマイグレーション対策が必要となる。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、一方の面上に複数の表示電極対が形成された前面基板と、一方の面上に複数のデータ電極が形成された背面基板とを有し、前記表示電極対と前記データ電極とが交差するように前記前面基板と前記背面基板とが対向配置されると共に、前記表示電極対と前記データ電極との交差領域に表示セルが形成されたプラズマディスプレイパネルに係り、前記表示セルでは、1画素に対応する複数の色の蛍光体層が前記表示電極対の延在する方向に一定の順序で形成され、前記各データ電極は、前記複数の色の蛍光体層が形成されている前記各表示セルに対応付けられていることを特徴とする。
上記各蛍光体層は、各データ電極が延在する方向に同一の色で形成され、同各データ電極は、当該データ電極が延在する方向の各表示セルの任意の境界部分で、表示電極対の延在する方向に隣接する表示セルに対応付けられるように屈曲されている。これにより、全画面が単色又は2色で長時間固定される場合でも、各データ電極端子間に一定方向の電界が長時間形成されることを回避できるので、同各データ電極端子間でマイグレーションの進行を遅くでき、絶縁破壊を防止できる。
上記各データ電極は、当該データ電極が延在する方向に直線状に形成され、上記各蛍光体層は、上記各データ電極が延在する方向の任意数の表示セル毎に異なる色で形成されている。これにより、全画面が単色又は2色で長時間固定される場合でも、各データ電極端子間に一定方向の電界が長時間形成されることを回避できるので、同各データ電極端子間でマイグレーションの進行を遅くでき、絶縁破壊を防止できる。
図3は、この発明の第1の実施例であるPDPの要部の構成を示す図であり、同図(a)は、データ電極及び蛍光体層の配置状態を示す図、及び同図(b)が、表示セルの配置状態を示す図である。
この例のPDP20は、図1と同様の構成であるが、図3(a)に示すように、各表示セルでは、1画素に対応する複数の色(R,G,B)の蛍光体層が表示電極対の延在する方向に一定の順序(たとえば、R→G→B)で形成され、また、各データ電極21,22,23は、上記R,G,Bの蛍光体層が形成されている各表示セルに対応付けられている。特に、この実施例では、各蛍光体層は、各データ電極21,22,23が延在する方向に同一の色で形成されている。また、各データ電極21,22,23は、当該データ電極が延在する方向の2つの表示セル毎の境界部分で、表示電極対の延在する方向に隣接する表示セルに対応付けられるように屈曲されている。
また、このPDP20は、たとえばフルハイビジョン(画素数;水平方向1920×垂直方向1080)に対応し、表示セルが5760(=1920×3)(水平)×1080(垂直)で構成され、図示しない5760個のデータ電極を備えている。一部の表示セルの配置状態は、たとえば図3(b)に示すように、16画素(水平)×9画素(垂直)の領域で表され、各1画素が、それぞれ表示セルR(1,1),G(1,1),B(1,1)、表示セルR(2,1),G(2,1),B(2,1)、…、表示セルR(16,9),G(16,9),B(16,9)で構成されている。
図4は、図3のPDP20の動作を説明する図である。
この図を参照して、この例のPDP20の動作について説明する。
このPDP20では、図4(a)に示すように、m,…,(m+5)列のデータ電極にn,…,(n+3)行の表示セルが対応付けられている。また、同図4(a)では、各データ電極が図3(a)に示すように屈曲されていることが模式的に表示されている。このPDP20で、たとえば図4(b)に示すように、全画面青単色の表示が長時間固定される場合、m列のデータ電極端子と(m+1)列のデータ電極端子との間、(m+1)列のデータ電極端子と(m+2)列のデータ電極端子との間、(m+2)列のデータ電極端子と(m+3)列のデータ電極端子との間、(m+3)列のデータ電極端子と(m+4)列のデータ電極端子との間、及び、(m+4)列のデータ電極端子と(m+5)列のデータ電極端子との間に一定方向の電界が形成される時間は、いずれも2行分の表示時間となり、マイグレーションの進行が遅い。
また、このPDP20では、たとえば図4(c)に示すように、全画面青緑2色の表示が長時間固定される場合、m列のデータ電極端子と(m+1)列のデータ電極端子との間、(m+1)列のデータ電極端子と(m+2)列のデータ電極端子との間、(m+2)列のデータ電極端子と(m+3)列のデータ電極端子との間、(m+3)列のデータ電極端子と(m+4)列のデータ電極端子との間、及び、(m+4)列のデータ電極端子と(m+5)列のデータ電極端子との間に一定方向の電界が形成される時間は、いずれも2行置きの2行分の表示時間となり、マイグレーションの進行が遅い。
以上のように、この第1の実施例では、各表示セルで1画素に対応する複数の色(R,G,B)の蛍光体層が表示電極対の延在する方向に一定の順序(R→G→B)で形成され、かつ、各蛍光体層が各データ電極21,22,23の延在する方向に同一の色で形成され、各データ電極21,22,23が、当該データ電極の延在する方向の2つの表示セル毎の境界部分で、表示電極対の延在する方向に隣接する表示セルに対応付けられるように屈曲されているので、全画面が単色又は2色で長時間固定される場合でも、各データ電極端子間に一定方向の電界が長時間形成されることが回避され、同データ電極端子間でマイグレーションの進行が遅くなり、絶縁破壊が防止される。
図5は、この発明の第2の実施例であるPDPの要部の構成を示す図であり、同図(a)は、データ電極及び蛍光体層の配置状態を示す図、及び同図(b)が、表示セルの配置状態を示す図である。
この例のPDP20Aは、図1と同様の構成であるが、図5(a)に示すように、各データ電極21A,22A,23Aは、当該データ電極が延在する方向に直線状に形成されている。また、各蛍光体層は、各データ電極21A,22A,23Aが延在する方向の2つの表示セル毎に異なる色で形成されている。なお、各蛍光体層は、たとえば特開2007−87706号公報に示されるように、吐出抑制手段により、データ電極が延在する方向の各表示セルの境界となる箇所に、蛍光体材料の吐出が所定量抑制されて形成される。また、各蛍光体層は、ノズルによる蛍光体材料の塗布や、インクジェットによる蛍光体材料の塗布により形成されることもある。
また、このPDP20Aは、第1の実施例と同様に、フルハイビジョンに対応し、一部の表示セルの配置状態は、たとえば図5(b)に示すように、16画素(水平)×9画素(垂直)の領域で表され、各1画素が、それぞれ表示セルR(1,1),G(1,1),B(1,1)、表示セルR(2,1),G(2,1),B(2,1)、…、表示セルB(1,3),R(1,3),G(1,3)、表示セルB(2,3),R(2,3),G(2,3)、…、表示セルB(16,3),R(16,3),G(16,3)、…、表示セルR(16,9),G(16,9),B(16,9)で構成されている。
図6は、図5のPDP20Aの動作を説明する図である。
この図を参照して、この例のPDP20Aの動作について説明する。
このPDP20Aでは、図6(a)に示すように、m,…,(m+5)列のデータ電極にn,…,(n+3)行の表示セルが対応付けられている。また、同図6(a)では、各蛍光体層は、各データ電極が延在する方向の2つの表示セル毎に異なる色で形成されていることが模式的に表示されている。このPDP20Aで、たとえば図6(b)に示すように、全画面青単色の表示が長時間固定される場合、m列のデータ電極端子と(m+1)列のデータ電極端子との間、(m+1)列のデータ電極端子と(m+2)列のデータ電極端子との間、(m+2)列のデータ電極端子と(m+3)列のデータ電極端子との間、(m+3)列のデータ電極端子と(m+4)列のデータ電極端子との間、及び、(m+4)列のデータ電極端子と(m+5)列のデータ電極端子との間に一定方向の電界が形成される時間は、2行分の表示時間又は2行置きの2行分の表示時間となり、マイグレーションの進行が遅い。
また、このPDP20Aでは、たとえば図6(c)に示すように、全画面青緑2色の表示が長時間固定される場合、m列のデータ電極端子と(m+1)列のデータ電極端子との間、(m+1)列のデータ電極端子と(m+2)列のデータ電極端子との間、(m+2)列のデータ電極端子と(m+3)列のデータ電極端子との間、(m+3)列のデータ電極端子と(m+4)列のデータ電極端子との間、及び、(m+4)列のデータ電極端子と(m+5)列のデータ電極端子との間に一定方向の電界が形成される時間は、2行分の表示時間又は2行置きの2行分の表示時間となり、マイグレーションの進行が遅い。
以上のように、この第2の実施例では、各データ電極21A,22A,23Aが当該データ電極が延在する方向に直線状に形成され、各蛍光体層が各データ電極21A,22A,23Aが延在する方向の2つの表示セル毎に異なる色で形成されているので、全画面が単色又は2色で長時間固定される場合でも、各データ電極端子間に一定方向の電界が長時間形成されることが回避され、同データ電極端子間でマイグレーションの進行が遅くなり、絶縁破壊が防止される。
図7は、この発明の第3の実施例であるプラズマ表示装置の電気的構成の一例を示す概略のブロック図である。
この例のプラズマ表示装置は、同図7に示すように、アナログインタフェース30と、PDPモジュール40とから構成されている。アナログインタフェース30は、クロマ・デコーダを備えるY/C(輝度色)分離回路31と、A/D(アナログ/デジタル)変換回路32と、PLL(位相ロック)回路を有する同期信号制御回路33と、画像フォーマット変換回路34と、逆γ変換回路35と、システム・コントロール回路36と、PLE(Peak Luminance Enhancement)制御回路37とから構成されている。
PDPモジュール40は、デジタル信号処理制御回路41と、パネル部42と、DC/DCコンバータを内蔵するモジュール内電源回路43とから構成されている。デジタル信号処理制御回路41は、入力インタフェース信号処理回路44と、フレームメモリ45と、メモリ制御回路46と、ドライバ制御回路47とから構成されている。パネル部42は、PDP52と、同PDP52の走査電極を駆動する走査ドライバ48Aと、同PDP52の維持電極を駆動する維持ドライバ48Bと、データ電極を駆動するデータドライバ49A,49Bと、PDP52及び走査ドライバ48Aにパルス電圧を供給する高圧パルス回路50A,50Bと、同高圧パルス回路50A,50Bで発生する余剰電力を回収する電力回収回路51とから構成されている。上記PDP52は、上記第1の実施例のPDP20又は第2の実施例のPDP20Aと同様の構成となっている。
このプラズマ表示装置では、インタレースに対応したアナログ映像信号がアナログ・インタフェース30でデジタル映像信号に変換され、同デジタル映像信号がPDPモジュール40に供給される。たとえば、図示しないテレビチューナなどから出力されたアナログ映像信号は、Y/C分離回路31でR,G,Bの各色の輝度信号に分離された後、A/D変換回路32でデジタル映像信号に変換される。
また、PDP52の入力信号に対する表示輝度の特性は線形的に比例するが、通常の映像信号はCRTの特性に合わせて予め補正(γ変換)されている。このため、A/D変換回路32においてアナログ映像信号のA/D変換が行われた後、逆γ変換回路35で逆γ変換が行われる。この逆γ変換において、線形特性に復元されたデジタル映像信号が生成される。このデジタル映像信号は、RGB映像信号としてPDPモジュール40へ出力される。
また、アナログ映像信号には、A/D変換用のサンプリングクロック及びデータクロック信号が含まれていないため、同期信号制御回路33に内蔵されているPLL回路により、アナログ映像信号と同時に供給される水平同期信号を基準としてサンプリングクロック及びデータクロック信号が生成され、PDPモジュール40へ出力される。また、アナログインタフェース30のPLE制御回路37は、PDPモジュール40に対して輝度の制御を行う。具体的には、平均輝度レベルが所定値以下である場合には表示輝度を上昇させ、平均輝度レベルが所定値を超える場合には表示輝度を低下させる。PLE制御回路37では、平均輝度レベルに応じて輝度制御データが設定され、入力インタフェース信号処理回路44内の図示しない輝度レベル制御回路へ送出される。
システム・コントロール回路36からは、各種制御信号がPDPモジュール40へ送出される。たとえば、入力インタフェース信号処理回路44に入力されたRGB映像信号の平均輝度レベルは、同入力インタフェース信号処理回格44内の図示しない入力信号平均輝度レベル演算回路により計算され、たとえば10ビットデータとして出力される。デジタル信号処理制御回路41では、入力インタフェース信号処理回路44でこれらの各種信号が処理された後、制御信号がパネル部42に送出される。同時に、メモリ制御回路46及びドライバ制御回路47からメモリ制御信号及びドライバ制御信号がパネル部42に送出される。
PDP52では、走査ドライバ48Aで走査電極が駆動されると共に、維持ドライバ48Bで維持電極が駆動され、かつデータドライバ49A,49Bでデータ電極が駆動されることにより、対応する表示セルの発光又は非発光が制御され、RGB映像信号に対応した表示が行われる。この場合、ドライバ制御回路47により、表示画面の1フィールド期間が、階調レベルに基づいて重み付けされた複数のサブフィールドに分割され、かつ、同各サブフィールドに、走査期間、維持期間及び予備放電期間が設定される。
走査期間では、各走査電極に走査パルスが線順次に印加されると同時に各データ電極に同走査パルスに同期した表示データパルスが印加されることにより、選択された単位セルにアドレス放電が発生する。維持期間では、各維持電極と各走査電極とに維持パルスが交互に印加されて各単位セルが発光する。予備放電期間では、維持期間で発光した単位セルに対する維持消去放電、及び全ての単位セルに対するプライミング放電が行われる。また、ロジック用電源により、デジタル信号処理制御回路41及びパネル部42にロジック用電力が供給される。また、表示用電源からモジュール内電源回路43に直流電力が供給され、この直流電力の電圧が所定の電圧に変換された後、パネル部42に供給される。
ここで、RGB映像信号が、デジタル信号処理制御回路41で、たとえば上記図3(b)又は図5(b)に示す16画素(水平)×9画素(垂直)の領域に対応した入力データR,G,Bに変換された場合、これらの入力データR,G,Bは、次のように表される。
入力データR;r(1,1),r(2,1),…,r(16,1),
r(1,2),r(2,2),…,r(16,2),
…,
r(1,9),r(2,9),…,r(16,9)
入力データG;g(1,1),g(2,1),…,g(16,1),
g(1,2),g(2,2),…,g(16,2),
…,
g(1,9),g(2,9),…,g(16,9)
入力データB;b(1,1),b(2,1),…,b(16,1),
b(1,2),b(2,2),…,b(16,2),
…,
b(1,9),b(2,9),…,b(16,9)
PDP52が上記第1の実施例のPDP20と同様の構成となっている場合、たとえば、データ電極21には、入力データr(1,1)、r(1,2)、g(1,3)、g(1,4)、b(1,5)、b(1,6)、g(1,7)、g(1,8)、r(1,9)が順次入力される。また、PDP52が上記第2の実施例のPDP20Aと同様の構成となっている場合、たとえば、データ電極21Aには、入力データr(1,1),r(1,2),b(1,3),b(1,4),g(1,5),g(1,6),b(1,7),b(1,8),r(1,9)が順次入力される。
以上のように、この第3の実施例では、PDP52が、PDP20又はPDP20Aと同様の構成となっているので、データ電極端子間でのマイグレーションが防止され、長寿命のプラズマ表示装置が提供される。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成は同実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。
たとえば、第1の実施例を示す図3(a)中の各データ電極21,22,23は、当該データ電極が延在する方向の2つの表示セル毎の境界部分で、表示電極対の延在する方向に隣接する表示セルに対応付けられるように屈曲されているが、屈曲される部分は、2つの表示セル毎の境界に限らず、たとえば、1つの表示セル毎や3つの表示セル毎など、任意で良く、また、R,G,Bの表示セルがそれぞれ同数ずつの境界でなくても良いし、周期的でなくても良い。
また、第2の実施例を示す図5(a)中の各蛍光体層は、各データ電極21A,22A,23Aが延在する方向の2つの表示セル毎に異なる色で形成されているが、2つの表示セル毎に限らず、たとえば、1つの表示セル毎や3つの表示セル毎など、任意で良く、また、R,G,Bの表示セルがそれぞれ同数ずつでなくても良いし、周期的でなくても良い。また、図3(a)中の蛍光体層は、表示電極対の延在する方向に、R→G→Bの順序で形成されているが、任意の順序で良い。また、PDP20,20Aは、フルハイビジョン仕様に限定されず、たとえばハイビジョン仕様(1366×768画素)に対応するものでも良い。
PDPの要部の構成例を示す分解斜視図である。 従来のPDPの問題点を説明する図である。 この発明の第1の実施例であるPDPの要部の構成を示す図である。 図3のPDP20の動作を説明する図である。 この発明の第2の実施例であるPDPの要部の構成を示す図である。 図5のPDP20Aの動作を説明する図である。 この発明の第3の実施例であるプラズマ表示装置の電気的構成の一例を示す概略のブロック図である。
符号の説明
1 前面基板
2 背面基板
3 走査電極(表示電極対の一部)
4 維持電極(表示電極対の一部)
7 データ電極
9 蛍光体層
20,20A PDP(プラズマディスプレイパネル)
21,22,23,21A,22A,23A データ電極

Claims (4)

  1. 一方の面上に複数の表示電極対が形成された前面基板と、
    一方の面上に複数のデータ電極が形成された背面基板とを有し、
    前記表示電極対と前記データ電極とが交差するように前記前面基板と前記背面基板とが対向配置されると共に、前記表示電極対と前記データ電極との交差領域に表示セルが形成されたプラズマディスプレイパネルであって、
    前記表示セルでは、
    1画素に対応する複数の色の蛍光体層が前記表示電極対の延在する方向に一定の順序で形成され、
    前記各データ電極は、
    前記複数の色の蛍光体層が形成されている前記各表示セルに対応付けられていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 前記各蛍光体層は、
    前記各データ電極が延在する方向に同一の色で形成され、
    前記各データ電極は、
    当該データ電極が延在する方向の前記各表示セルの任意の境界部分で、前記表示電極対の延在する方向に隣接する表示セルに対応付けられるように屈曲されていることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 前記各データ電極は、
    当該データ電極が延在する方向に直線状に形成され、
    前記各蛍光体層は、
    前記各データ電極が延在する方向の任意数の表示セル毎に異なる色で形成されていることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイパネル。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一に記載のプラズマディスプレイパネルを備えたプラズマ表示装置。
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