JP2009187540A - ドキュメント処理装置の状態情報を管理するシステムおよび方法 - Google Patents

ドキュメント処理装置の状態情報を管理するシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ドキュメント処理装置の状態情報を管理する。
【解決手段】複数のユーザの身元を表すユーザ識別データが複数のドキュメント処理装置において受け取られる。複数のドキュメント処理動作に対応し、一部がユーザ識別データに関連付けられている装置状態データが、ドキュメント処理装置において受け取られる。ユーザ識別データと装置データとを含む構造化された装置推論データ・フォーマットの装置データが、ドキュメント処理装置からデータ・ネットワークに出力される構造化された装置データが、ネットワークを介して、ドキュメント処理装置から受信される。受信した装置データにしたがって、データベースが生成される。ドキュメント処理装置の動作に関係するクエリに対応するクエリ・データが受信される。受信したクエリ・データにしたがって、応答データがデータベースから抽出され、抽出した応答データにしたがって報告が生成される。
【選択図】図8

Description

本発明は、ドキュメント処理装置の状態情報を管理するシステムおよび方法に関する。
現在広く使用されているドキュメント処理装置には、コピー機、プリンタ、ファクシミリ装置、およびスキャナがある。また、最近は、これらの装置が備える機能の複数を1つの装置に実装した、多機能周辺装置またはMFPと呼ばれるドキュメント処理装置が普及している。複合ドキュメント処理装置の取得および保守の費用をかんがみて、複合ドキュメント処理装置は、データ・ネットワークに接続され、多数のユーザ間において共用されることが多い。
ドキュメント処理装置の状態の収集および保守は、かなり複雑であり、このため多くの企業は、この業務をシステム管理者に委ねる。管理者の業務には、ドキュメント処理装置の使用の監視、消耗品の状態の監視、およびユーザのドキュメント処理装置の使用に関する傾向または好みの監視等がある。ドキュメント処理装置の状態または使用に関する正確な情報は、管理者による、戦略的な、新しい装置の入手、装置の場所の移動、装置の既定のパラメータの調節、または機能の追加もしくは削除等を実行することを可能とする。しかし、ドキュメント処理装置の状態または使用に関する正確な情報の取得、管理の業務は、依然として繁雑である問題点がある。
本発明は、上記の従来の問題点に鑑みてなされたもので、ドキュメント処理装置の状態情報を管理するシステムおよび方法を提供することを目的とする。
本発明によるドキュメント処理装置の状態情報を管理するシステムは、ネットワークに接続されたドキュメント処理装置を含む。ドキュメント処理装置は、ユーザの身元を表すユーザ識別データを受け取る手段と、一部がユーザ識別データに関連付けられドキュメント処理動作に対応する装置状態データを受け取る手段と、受け取ったユーザ識別データと受け取った装置データとを含む構造化された装置推論データ・フォーマット(machine reasoning data format)の装置データをネットワークに出力する手段とを有する。また、本システムは、ネットワークを介してドキュメント処理装置から構造化された装置データを受信する手段と、受信した装置データにしたがってデータベースを生成するデータベース生成手段を有する。本システムは、さらに、ドキュメント処理装置の動作に関係するクエリに対応するクエリ・データを受信する手段と、受信したクエリ・データにしたがってデータベースから応答データを抽出する抽出手段と、抽出された応答データにしたがって報告を生成する手段とを有する。
本発明の一実施形態において、構造化された装置データは、ウェブ・オントロジー言語(web ontology language)フォーマットで構造化されたデータから構成されている。
本発明の別の実施形態においては、抽出手段は、装置推論システム(machine reasoning system)を含む。
本発明のさらなる実施形態において、本システムは、データベースのコンテンツにしたがってインデックス付けデータを生成するインデックス付け手段を、さらに、有する。
本発明のさらに別の実施形態においては、抽出手段は、新たに受信した装置データによるデータベースの更新の際に、そのデータベースから前記新たに受信した装置データを自動的に抽出する手段を含む。
また、本発明によるドキュメント処理装置の状態情報を管理する方法は、ユーザの身元に対応するユーザ識別データをドキュメント処理装置において受け取るステップと、一部がユーザ識別データに関連付けられ、ドキュメント処理動作に対応する装置状態データをドキュメント処理装置において受け取るステップと、受け取ったユーザ識別データと受け取った装置状態データとを含む構造化された装置推論データ・フォーマットの装置データをドキュメント処理装置からネットワークに出力するステップと、ネットワークを介してドキュメント処理装置から構造化された装置データを受信するステップと、受信した装置データにしたがってデータベースを生成するステップと、ドキュメント処理装置の動作に関係するクエリに対応するクエリ・データを受信するステップと、受信したクエリ・データにしたがってデータベースから応答データを抽出するステップと、抽出された応答データにしたがって報告を生成するステップとを含む。
本発明によれば、ドキュメント処理装置の状態情報を管理するシステムおよび方法が提供される。
以下、適宜、図面を参照しながら本発明による実施形態の説明を行う。図1は本発明の一実施形態によるドキュメント処理装置の状態情報を管理するシステム全体の構成例を示す。図に示したシステム100は、コンピュータ・ネットワーク102として表されている分散コンピューティング環境を利用している。コンピュータ・ネットワーク102は、複数の電子装置間におけるデータの交換を可能とする本技術分野で知られている任意の分散通信システムである。コンピュータ・ネットワーク102は、例えば、仮想ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワーク、パーソナル・エリア・ネットワーク、ローカル・エリア・ネットワーク、インターネット、イントラネット、またはそれらの任意の組み合わせを含む本技術分野で知られている任意のコンピュータ・ネットワークである。本発明による一実施形態において、コンピュータ・ネットワーク102は、例えば、トークン・リング、IEEE802.11(x)、Ethernet(登録商標)またはその他の無線ベースまたは有線ベースのデータ通信メカニズム等の既存の多数のデータ転送メカニズムによって例示されるような物理レイヤおよびトランスポート・レイヤから構成される。尚、図には、コンピュータ・ネットワーク102を示したが、本技術分野において知られているスタンドアローンの形態のシステムにおいても、本発明を同様に実施することが可能である。
また、システム100は、様々なドキュメント処理を実行するために適切な多機能周辺装置(Multi-Function Peripheral;以下、MFPということがある。)として図に表されている、複数のドキュメント処理装置104、114および124を含む。しかし、MFPはドキュメント処理装置の一形態であって、本発明におけるドキュメント処理装置がMFPに限定されるものではない。ドキュメント処理装置における処理動作には、例えば、ファクシミリ通信、画像走査、コピー、印刷、電子メール、ドキュメント管理、ドキュメント保存等が含まれる。本発明による一形態において、ドキュメント処理装置104、114および124は、リモート・ドキュメント処理サービスを外部装置あるいはネットワーク装置に対して提供する。ドキュメント処理装置104、114および124は、ユーザ、ネットワークに接続された装置あるいは外部装置等とやり取りするように構成された、ハードウェア、ソフトウェアおよびこれらの任意の適切な組み合わせを含む。
また、本発明による一実施形態において、ドキュメント処理装置104、114および124は、例えば、IEEE 1394あるいはUSBインターフェイスを有する各種ドライブ、多様なICメモリカード等の、複数のポータブル記憶媒体を受け入れるためのインターフェイスを備える。本発明の実施形態においては、ドキュメント処理装置104、114および124は、さらに、タッチスクリーン、LCD、タッチパネル、英数字キーパッド等のユーザ・インターフェイス106、116および126をそれぞれ備え、ユーザは、このようなユーザ・インターフェイスを介してドキュメント処理装置104、114および124と直接やり取りすることができる。ユーザ・インターフェイス106、116および126は、ユーザに対して情報を伝達するとともに、ユーザから選択内容を受け取るために有効に用いられる。ユーザ・インターフェイス106、116および126は、本技術分野において知られているように、ユーザに対してデータを提示するために適切に適合された様々なコンポーネントを有している。本発明の一実施形態によれば、ユーザ・インターフェイス106、116および126は、1つまたは複数のグラフィック要素、テキスト・データ、または画像等をユーザに表示し、ユーザから入力情報を受け取るとともに、受け取ったユーザ入力情報をコントローラ108、118および128等のバックエンド・コンポーネントに、それぞれ伝達するために適切なディスプレイを有する。ドキュメント処理装置104、114および124は、それぞれ、適切な通信リンク112、122および132を介して、コンピュータ・ネットワーク102に通信可能に接続されている。適切な通信リンク112、122および132には、例えば、WiMax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11(x)、Bluetooth(登録商標)、公衆交換電話網、専用通信ネットワーク、赤外線接続、光接続、または、本技術分野において知られている他の適切な有線または無線のデータ通信チャネルがある。
本発明による実施形態において、ドキュメント処理装置104、114および124は、さらに、ドキュメント処理装置104、114および124による処理動作を容易にする適切なコントローラ108、118および128としてそれぞれ図に示されているバックエンド・コンポーネントを内蔵している。コントローラ108、118および128は、関連するドキュメント処理装置104、114および124の動作の制御、あるいは個々のユーザ・インターフェイス106、116および126を介した画像の表示の制御、または、電子画像データの操作の制御等の処理を容易にするように構成されたハードウェア、ソフトウェアあるいはこれらの適切な組み合わせによって実装される。以下の説明においては、コントローラ108、118および128という用語は、後述する動作を実行し、もしくは実行させ、もしくは制御し、またはその他の方法で制御するように機能するハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせを含むドキュメント処理装置104、114および124と関連する任意の多数のコンポーネントの意味で、使用する。なお、図および上記の説明において、コントローラ108、118および128を、それぞれドキュメント処理装置104、114および124に内蔵された形態としたが、コントローラ108は、それぞれドキュメント処理装置104、114および124に通信可能に接続された外部装置の形態であってもよい。コントローラ108、118および128との関連において説明を行う動作は、本技術分野において知られている任意の汎用的なコンピューティング・システムによって実行可能である。したがって、コントローラ108、118および128は、このような汎用的なコンピューティング装置を表しており、以下の説明において使用する際にも、そのように意図されている。また、以下の説明においてはコントローラ108、118および128を使用しているが、これは実施形態の例にすぎず、その他の実施形態においても、本発明によるドキュメント処理装置の状態情報を管理するシステムおよび方法を利用することができる。コントローラ108、118および128の構成等については、後ほど図4と図5を参照しながら説明を行う。
ドキュメント処理装置104、114および124には、それぞれデータ記憶装置110、120および130が通信可能に接続されている。データ記憶装置110、120および130は、例えば、ハードディスク・ドライブ、その他の磁気記憶装置、光学式記憶装置、フラッシュ・メモリまたはそれらの任意の組み合わせを含む本技術分野で知られている大容量記憶装置である。一実施形態においては、データ記憶装置110、120および130は、ドキュメント・データ、画像データ、電子データベースのデータ、装置状態データ、ユーザ識別データ、またはユーザ使用履歴データ等を保存するように適切に適合されている。データ記憶装置110、120および130は、図においてはシステム100の独立したコンポーネントとして例示されているが、例えば、内蔵ハードディスク・ドライブ等のような、個々のドキュメント処理装置104、114および124の内部記憶装置、あるいは個々のコントローラ108、118および128のコンポーネント等として実装することができる。
さらに、システム100は、適切な通信リンク138を介して、コンピュータ・ネットワーク102に通信可能に接続されたデータベース・サーバ134、および関連するデータ記憶装置136を含む。データベース・サーバ134は、1つまたは複数のデータベース・サービス等をネットワークに接続された装置に対して提供するために適切なハードウェア、ソフトウェア、およびこれらの組み合わせを有する。本発明の一実施形態によれば、データベース・サーバ134は、ドキュメント処理装置の状態データの保存を管理し、データベースのデータを検索し、データベースのデータを取得し、かつ、これらに類似した内容を実行する、コンピュータ・ネットワーク102を介してアクセス可能なハードウェア、ソフトウェアまたはこれらの組み合わせとして実装された様々なコンポーネントを含む。通信リンク138は、例えば、Bluetooth(登録商標)、WiMax、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11(x)、専用通信ネットワーク、赤外線接続、光接続、公衆交換電話網、または、本技術分野において知られている他の適切な有線または無線のデータ通信チャネルである。データベース・サーバ134との関係において後述するデータベース・サービスを提供するコンポーネントは、コンピュータ・ネットワーク102に接続されるとともに、データベース・システムとして機能する任意のコンピューティング装置において実装可能である。データベース・サーバ134の構成等については、後ほど図6を参照しながら説明を行う。
また、データベース・サーバ134にはデータ記憶装置136が通信可能に接続されている。データ記憶装置136は、例えば、ハードディスク・ドライブ、その他の磁気記憶装置、光学式記憶装置、フラッシュ・メモリまたはそれらの任意の組み合わせを含む本技術分野で知られている大容量記憶装置である。一実施形態においては、データ記憶装置136は、電子データベースのデータ、ユーザ識別データ、使用履歴データ、およびリソース利用データ等を保存するように適切に適合されている。データ記憶装置136は、図においてはシステム100の独立したコンポーネントとして例示されているが、例えば、内蔵ハードディスク・ドライブ等のような、データベース・サーバ134の内部記憶装置等として実装することができる。
また、システム100は、適切な通信リンク142を介して、コンピュータ・ネットワーク102とデータ通信を行う管理ワークステーション140を含む。図においては管理ワークステーション140をワークステーション・コンピュータとして示しているが、これは例示にすぎない。管理ワークステーション140は、例えば、ノート形パーソナル・コンピュータ、デスクトップ形パーソナル・コンピュータ、携帯情報端末(PDA)、ウェブ対応携帯電話、スマート・フォン、専用通信ネットワーク用の装置、またはその他のウェブ対応の電子装置を含む本技術分野において知られている任意のパーソナル・コンピューティング装置を表している。通信リンク142は、例えば、Bluetooth(登録商標)、WiMax、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11(x)、専用通信ネットワーク、赤外線接続、光接続、公衆交換電話網、または、本技術分野において知られている他の適切な有線または無線のデータ通信チャネルである。管理ワークステーション140は、データベース・サーバ134を介して装置状態データの取得または保存を円滑に実行し、適切な装置推論データ・フォーマット(machine reasoning data format)の分析データを受信し、ネットワーク管理者との通信を円滑に実行し、ユーザ・インターフェイスの変更、アップグレード、更新、パーソナル化データ、または監視指示等を生成しドキュメント処理装置104、114、124またはコンピュータ・ネットワーク102に接続された任意のその他の類似の装置に、送信する。
システム100は、さらに、適切な通信リンク146を介して、コンピュータ・ネットワーク102とのデータ通信を行う分析ワークステーション144を含む。図においては分析ワークステーション144をワークステーション・コンピュータとして示しているが、これは例示にすぎない。分析ワークステーション144は、例えば、ノート形パーソナル・コンピュータ、デスクトップ形パーソナル・コンピュータ、携帯情報端末、ウェブ対応携帯電話、スマート・フォン、専用通信ネットワーク用の装置、またはその他のウェブ対応の電子装置を含む本技術分野において知られている任意のパーソナル・コンピューティング装置を表している。通信リンク146は、例えば、Bluetooth(登録商標)、WiMax、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11(x)、専用通信ネットワーク、赤外線接続、光接続、公衆交換電話網、または、本技術分野において知られている他の適切な有線または無線のデータ通信チャネルである。分析ワークステーション144は、例えば、データベース・サーバ134に関連するデータ記憶装置136のデータベースからの装置状態データの取得を円滑に実行し、取得した状態データの分析を実行し、それに対応した装置推論フォーマット・データを生成し、かつ、これらに類似した内容を実行するために適切に適合されている。
図においては、管理ワークステーション140および分析ワークステーション144を別個の装置として示しているが、これは例示を目的としたものに過ぎない。したがって、管理ワークステーション140および分析ワークステーション144の機能は、単一のワークステーション装置によって実装可能である。尚、管理ワークステーション140および分析ワークステーション144の構成等については、後ほど図7を参照しながら説明を行う。
次に、図2および図3を参照しながら、本発明による実施形態におけるシステムの動作が実行されるドキュメント処理装置のハードウェアおよび機能構成等を説明する。図2に本発明による実施形態においてシステム100の動作が実行されるドキュメント処理装置200(図1においてはドキュメント処理装置104、114および124として表されている。)のハードウェア・アーキテクチャの構成例を示す。ドキュメント処理装置200には、少なくとも1つのCPUから構成されるプロセッサ202が含まれている。プロセッサ202は、互いに協調して動作する複数のCPUから構成されることもある。また、ドキュメント処理装置200には、BIOS機能、システム機能、システム構成データおよびドキュメント処理装置200の動作に使用するその他のルーチンもしくはデータ等の静的または固定的なデータ、あるいはインストラクションのために有効に使用される、不揮発性または読出し専用メモリ(ROM)204が含まれている。
また、ドキュメント処理装置200には、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ、または他の任意の適切なアドレス指定可能かつ書込み可能なメモリ・システムから構成されるRAM206が含まれている。RAM206は、プロセッサ202によって処理されるアプリケーションおよびデータ処理に関係するデータ・インストラクションのための記憶領域を提供する。
ストレージ・インターフェイス208は、ドキュメント処理装置200に関連するデータの不揮発性保存、大容量保存または長期的な保存ためのメカニズムを提供する。ストレージ・インターフェイス208は、参照符号216で示したディスク・ドライブ、あるいは光学式ドライブ、テープ・ドライブ等の適切な任意のアドレス指定可能、またはシリアル記憶装置等の大容量記憶装置の他、当業者に知られている適切な任意の記憶媒体を使用する。
ネットワーク・インターフェイス・サブシステム210は、ネットワークとの間の入出力を適切にルーティングすることによって、ドキュメント処理装置200が他の装置と通信することを可能にする。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム210は、ドキュメント処理装置200の外部装置との1つまたは複数のコネクションを確立する。図においては、一例として、Ethernet(登録商標)またはトークン・リング等の固定または有線ネットワークとのデータ通信のための少なくとも1つのネットワーク・インターフェイス・カード214、およびWiFi(Wireless Fidelity)、WiMax、無線モデム、セルラ・ネットワークまたは適切な任意の無線通信システム等の手段を介した無線通信のために適切な無線インターフェイス218を示している。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム210は、任意の物理的データ転送レイヤあるいは物理的データ転送レイヤではないデータ転送レイヤまたはプロトコル・レイヤを適切に利用する。図においては、ネットワーク・インターフェイス・カード214は、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワークまたはそれらの組合せから適切に構成される物理的ネットワーク220を介したデータ交換を行うために、相互接続されている。
プロセッサ202、読出し専用メモリ204、RAM206、ストレージ・インターフェイス208およびネットワーク・インターフェイス・サブシステム210の間のデータ通信は、バス212によって例示したバス・データ転送メカニズムを介して行われる。
ドキュメント処理装置200における実行可能なインストラクションは、ワークステーション、他のドキュメント処理装置、またはその他のサーバ等の複数の外部装置との通信を円滑に実行する。動作の際、代表的な装置は自立的に動作するが、しばしば、ローカル・ユーザによる直接的な制御が望ましい場合もある。ローカル・ユーザによる直接的な制御は、ユーザ入出力(I/O)パネル224へのオプションの入出力(I/O)インターフェイス222を介して実行することができる。
また、1つまたは複数のドキュメント処理エンジンへのインターフェイスも、バス212を介してデータ通信を行う。図に示した実施形態においては、印刷インターフェイス226、コピー・インターフェイス228、画像走査インターフェイス230およびファクシミリ・インターフェイス232は、それぞれ、印刷エンジン234、コピー・エンジン236、画像走査エンジン(スキャナ)238、およびファクシミリ・エンジン240との通信を容易にする。ドキュメント処理装置200は、1つまたは複数のドキュメント処理機能を適切に実行する。複数のドキュメント処理動作を実行するシステムは、前述したように、一般に、多機能周辺装置(MFP)または多機能装置と呼ばれる。
次に図3を参照しながらシステムの動作が実行される、図1では、ドキュメント処理装置104、114および124として示した、ドキュメント処理装置の機能ブロックを説明する。図3に、本発明による実施形態のシステム100の動作が実行されるドキュメント処理装置300の機能ブロックの構成例を示す。図3は、ソフトウェアおよびオペレーティング・システム機能と関連して、図2に示したハードウェアの機能性を例示している。
ドキュメント処理装置300は、1つまたは複数のドキュメント処理動作を円滑に実行するドキュメント処理エンジン302を含んでいる。ドキュメント処理エンジン302は、印刷エンジン304、ファクシミリ・エンジン306、画像走査エンジン(スキャナ)308およびコンソール・パネル310を含む。印刷エンジン304は、ドキュメント処理装置300に伝達された電子ドキュメントを、物理的なドキュメント、すなわちハードコピーの出力を可能とする。ファクシミリ・エンジン306は、ファクシミリ・モデム等の装置を介して、外部のファクシミリ装置との間で相互にファクシミリ通信を行う。
画像走査エンジン(スキャナ)308は、ハードコピー・ドキュメントを受け取り、このハードコピー・ドキュメントに対応する画像データに変換するように機能する。コンソール・パネル310等のユーザ・インターフェイスは、ユーザからのインストラクションの入力と、ユーザへの情報の表示を可能にする。画像走査エンジン308は、有形のドキュメントの入力を、ビットマップ・フォーマット、ベクター・フォーマットまたはページ記述言語(PDL)フォーマットの電子的な形態へ変換し、さらに、光学文字認識のためにも構成されている。また、有形のドキュメントの画像走査は、ファクシミリ動作においても有効に機能する。
図3に示したドキュメント処理エンジン302は、ドライバ326を介したネットワークとのインターフェイス316も備え、例えばネットワーク・インターフェイス・カードから構成されている。ネットワークは、有線、無線あるいは光によるデータ通信のような任意の適切な物理的レイヤおよび物理的でないレイヤによって、十分なやり取りを実現している。
ドキュメント処理エンジン302は、1つまたは複数のデバイス・ドライバ314と適切な通信を行う。デバイス・ドライバ314は、実際のドキュメント処理動作を実行するために、ドキュメント処理エンジン302と、1つまたは複数の物理的装置との間のデータ交換を可能とする。このようなドキュメント処理動作には、ドライバ318による印刷、ドライバ320によるファクシミリ通信、ドライバ322による画像走査、およびドライバ324によるユーザ・インターフェイス機能の中の1つまたは複数のものが含まれる。これらの多様な装置は、ドキュメント処理エンジン302と関連する1つまたは複数の対応したエンジンと結合されている。本発明においては、ドキュメント処理動作の任意のセットまたはサブセットが想定されている。複数の利用可能なドキュメント処理選択肢を含むドキュメント処理装置はMFPと呼ばれている。
次に、図4および図5を参照しながら、本発明による実施形態におけるシステムの動作が実行されるコントローラのハードウェアおよび機能構成等を説明する。図4に本発明による実施形態においてシステム100の動作が実行されるバックエンド・コンポーネント、すなわち、図1においてはコントローラ108、118および128として示したコントローラ400のハードウェア・アーキテクチャの構成例を説明するための図を示す。尚、図4においては、コントローラの構成要素の意義をより明確にするため、参照符号432で表した、コントローラ以外のドキュメント処理装置の構成要素の一部を併せて示している。コントローラ400は、本明細書に記載する動作を円滑に実行する能力を有する、本技術分野において知られている任意の汎用的なコンピューティング装置を表している。コントローラ400には、少なくとも1つのCPUを含むプロセッサ402が含まれている。プロセッサ402は、互いに協調して動作する複数のCPUから構成されることもある。また、コントローラ400には、BIOS機能、システム機能、システム構成データおよびコントローラ400の動作に使用されるその他のルーチンもしくはデータ等の静的または固定的なデータ、あるいはインストラクションのために有効に使用される、不揮発性または読出し専用メモリ(ROM)404が含まれる。
また、コントローラ400には、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ、または他の任意の適切なアドレス指定可能かつ書込み可能なメモリ・システムから構成されるRAM406が含まれている。RAM406は、プロセッサ402によって処理されるアプリケーションおよびデータ処理に関係するデータ・インストラクションのための記憶領域を提供する。
ストレージ・インターフェイス408は、コントローラ400に関連するデータの不揮発性保存、大容量保存または長期的な保存ためのメカニズムを提供する。ストレージ・インターフェイス408は、参照符号416で示したディスク・ドライブ、あるいは光学式ドライブ、テープ・ドライブ等の適切な任意のアドレス指定可能、またはシリアル記憶装置等の大量記憶装置の他、当業者に知られている適切な任意の記憶媒体を使用する。
ネットワーク・インターフェイス・サブシステム410は、ネットワークとの間の入出力を適切にルーティングすることによって、コントローラ400が他の装置と通信することを可能にする。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム410は、コントローラ400に対する外部装置との1つまたは複数のコネクションのインターフェイスを適切にとる。図においては、例えば、Ethernet(登録商標)またはトークン・リング等の固定または有線ネットワークとのデータ通信のための少なくとも1つのネットワーク・インターフェイス・カード414、およびWiFi、WiMax、無線モデム、セルラ・ネットワークまたは適切な任意の無線通信システム等の手段を介した無線通信のために適切な無線インターフェイス418とを示している。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム410は、任意の物理的データ転送レイヤあるいは物理的データ転送レイヤではないデータ転送レイヤまたはプロトコル・レイヤを適切に利用する。図においては、ネットワーク・インターフェイス・カード414は、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワークまたはそれらの組合せから適切に構成される物理的ネットワーク420を介したデータ交換を行うために、相互接続されている。
プロセッサ402、読出し専用メモリ(ROM)404、RAM406、ストレージ・インターフェイス408およびネットワーク・インターフェイス・サブシステム410の間のデータ通信は、バス412によって例示したバス・データ転送メカニズムを介して行われる。
また、ドキュメント・プロセッサ・インターフェイス422もバス412を介してデータ通信を行う。ドキュメント・プロセッサ・インターフェイス422は、様々なドキュメント処理動作を実行するために、ドキュメント処理ハードウェア432との接続を提供する。そのようなドキュメント処理動作には、コピー・ハードウェア424によって実行されるコピー、画像走査ハードウェア426によって実行される画像走査、印刷ハードウェア428によって実行される印刷、およびファクシミリ・ハードウェア430によって実行されるファクシミリ通信がある。コントローラ400は、これらのドキュメント処理動作のいずれかまたは全部を適切に動作させる。複数のドキュメント処理動作を実行可能なシステムは、前述したように、MFPまたは多機能装置と呼ばれる。システム100の機能は、ドキュメント処理装置と関連するインテリジェント・サブシステムとして図4に示したコントローラ400(図1においてはコントローラ108、118および128として示されている。)を含む、ドキュメント処理装置104、114および124等の適切なドキュメント処理装置において実行される。
次に図5を参照しながらシステムの動作が実行されるコントローラの機能ブロックと動作の概要を説明する。図5に、本発明による実施形態のシステム100の動作が実行されるコントローラの機能ブロックの構成例を説明するための図を示す。尚、図5においても、コントローラの機能要素の意義をより明確にするため、コントローラ以外のドキュメント処理装置の機能要素の一部を併せて示している。図5は、ソフトウェアおよびオペレーティング・システム機能と関連して、図4に示したハードウェアの機能性を例示している。
コントローラ機能はドキュメント処理エンジン502を含む。一実施形態において、ドキュメント処理エンジン502は、印刷動作、コピー動作、ファクシミリ通信動作および画像走査動作を可能にする。これらの機能が1つの装置で実行できる装置は、産業界において一般に好まれているドキュメント処理周辺装置であるMFPである。しかし、コントローラが上記のドキュメント処理動作のすべてを可能にする必要は必ずしもない。コントローラは、上記のドキュメント処理動作の一部を実行する専用のドキュメント処理装置、あるいはより限定した目的のドキュメント処理装置においても有効に用いられる。
ドキュメント処理エンジン502はユーザ・インターフェイス・パネル510と適切にインターフェイスされている。ユーザまたは管理者は、このユーザ・インターフェイス・パネル510を介して、ドキュメント処理エンジン502によって制御される機能にアクセスすることができる。アクセスは、コントローラにローカルに接続されているインターフェイスを介して行われるか、または遠隔のシン・クライアント(thin client)もしくはシック・クライアント(thick client)によって遠隔から行われる。
ドキュメント処理エンジン502は、印刷機能部504、ファクシミリ通信機能部506および画像走査機能部508とデータ通信を行う。これらの機能部は、印刷、ファクシミリの送受信、およびドキュメント画像をコピーのために取得するか、またはドキュメント画像の電子バージョンを生成するための、ドキュメント画像走査の実際の処理動作を容易にする。
ジョブ・キュー(job queue)512は、印刷機能部504、ファクシミリ通信機能部506および画像走査機能部508とデータ通信を行う。ビットマップ・フォーマット、ページ記述言語(PDL)フォーマットまたはベクター・フォーマット等の種々の画像形式は、画像走査機能部508からジョブ・キュー512を介して以降の処理のために中継される。
ジョブ・キュー512は、また、ネットワーク・サービス機能部514ともデータ通信を行う。一実施形態において、ジョブ制御、状態データまたは電子ドキュメント・データが、ジョブ・キュー512とネットワーク・サービス機能部514との間で交換される。このように、適切なインターフェイスが、クライアント側ネットワーク・サービス機能520を介したコントローラ機能へのネットワーク・ベースのアクセスのために設けられており、このインターフェイスは、任意の適切なシン・クライアントまたはシック・クライアントである。一実施形態において、ウェブ・サービス・アクセスは、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、ファイル転送プロトコル(FTP)、ユニフォーム・データ・ダイアグラム・プロトコルまたは他の任意の適切な交換メカニズムによって実行される。ネットワーク・サービス機能部514は、また、FTP、電子メール、またはテルネット(TELNET)等による通信のために、クライアント側ネットワーク・サービス機能520とのデータ交換も有効に提供する。このように、コントローラ機能は、種々のネットワーク・アクセス・メカニズムによって、電子ドキュメントおよびユーザ情報の出力あるいは受信を容易にする。
ジョブ・キュー512は、また、画像プロセッサ516ともデータ通信を行う。画像プロセッサ516は、印刷機能部504、ファクシミリ通信機能部506または画像走査機能部508等の装置機能部と、電子ドキュメントを交換するために適したフォーマットに変換するラスタ画像処理(RIP)、ページ記述言語インタープリタまたは任意の適切な画像処理を行うメカニズムである。
さらに、ジョブ・キュー512は、ジョブ解析部(job parser)518とデータ通信を行い、このジョブ解析部518はクライアント装置サービス部522等の外部装置からの印刷ジョブ言語(PJL)ファイルを受け取る働きをする。クライアント装置サービス部522は、電子ドキュメントの印刷、ファクシミリ通信、またはコントローラ機能による処理が有効である他の適切な電子ドキュメントの入力を含む。ジョブ解析部518は、受け取った電子ドキュメント・ファイルを解析し、前述した機能およびコンポーネントと関連する処理のために、解析した電子ドキュメント・ファイル情報をジョブ・キュー512に中継する働きをする。
次に図6を参照しながら、本発明による実施形態におけるシステムの動作が実行され、図1にデータベース・サーバ134として示した、サーバのハードウェア構成を説明する。図6に本発明による実施形態においてシステム100の動作が実行されるサーバ600のハードウェア・アーキテクチャの構成例を示す。サーバ600には、少なくとも1つのCPUを含むプロセッサ602が含まれている。プロセッサ602は、互いに協調して動作する複数のCPUから構成されることもある。また、サーバ600には、BIOS機能、システム機能、システム設定またはサーバ600の動作に使用する他のルーチンもしくはデータ等の静的または固定的なデータ、あるいは指示のために有効に使用される、不揮発性または読出し専用メモリ(ROM)604が含まれる。
また、サーバ600には、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ、または他の任意の適切なアドレス指定可能かつ書込み可能なメモリ・システムから構成されるRAM606が含まれる。RAM606は、プロセッサ602により処理されるアプリケーションおよびデータ処理に関係するデータと指示のための記憶領域を提供する。
ストレージ・インターフェイス608は、サーバ600に関連するデータの不揮発性保存、大容量保存または長期的な保存ためのメカニズムを提供する。ストレージ・インターフェイス608は、参照符号616で示したディスク・ドライブ、あるいは光学式ドライブ、テープ・ドライブ等の適切な任意のアドレス指定可能、またはシリアル記憶装置等の大容量記憶装置の他、当業者に知られている適切な任意の記憶媒体を使用する。
ネットワーク・インターフェイス・サブシステム610は、ネットワークとの間の入出力を適切にルーティングすることによって、サーバ600が他の装置と通信することを可能にする。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム610は、サーバ600に対する外部装置との1つまたは複数のコネクションのインターフェイスを適切にとる。図においては、例えば、Ethernet(登録商標)、トークン・リング等の固定または有線ネットワークとのデータ通信のための少なくとも1つのネットワーク・インターフェイス・カード614、およびWiFi、WiMax、無線モデム、セルラ・ネットワークまたは適切な任意の無線通信システム等の手段を介した無線通信のために適切な無線インターフェイス618を示している。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム610は、任意の物理的データ転送レイヤあるいは物理的データ転送レイヤではないデータ転送レイヤまたはプロトコル・レイヤを適切に利用する。図においては、ネットワーク・インターフェイス・カード614は、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワークまたはこれらの組合せから適切に構成される物理的ネットワーク620を介したデータ交換を行うために、相互接続されている。
プロセッサ602、読出し専用メモリ(ROM)604、RAM606、ストレージ・インターフェイス608およびネットワーク・インターフェイス・サブシステム610の間のデータ通信は、バス612によって例示したバス・データ転送メカニズムを介して行われる。
サーバ600における適切な実行可能なインストラクションは、ワークステーション、ドキュメント処理装置あるいは他のサーバ等の複数の外部装置との通信を容易にする。動作において、一般的なサーバは自立的に動作するが、ローカル・ユーザによる直接的な制御が望ましい場合もあり、このような直接的な制御は、オプションの入出力インターフェイス622を介して実行される。
次に、図7を参照しながら、本発明による実施形態におけるシステムの動作が実行され、図1においては管理ワークステーション140および分析ワークステーション144として示した、ワークステーション700のハードウェア構成を説明する。図7に本発明による実施形態におけるワークステーション700のハードウェア・アーキテクチャの構成例を示す。ワークステーション700は、不揮発性または読出し専用メモリ(ROM)704、RAM706、表示インターフェイス708、ストレージ・インターフェイス710、およびネットワーク・インターフェイス・サブシステム712とデータ通信可能に配置された、少なくとも1つのCPUから構成されるプロセッサ702を含む。プロセッサ702は、互いに協調して動作する複数のCPUから構成されることもある。一実施形態においては、読出し専用メモリ(ROM)704等の上記のモジュールへのインターフェイスは、バス714を介して、実行される。
読み出し専用メモリ(ROM)704は、BIOS、システム機能、構成データ、またはCPU702によって介したワークステーション700の動作に使用されるその他のルーチン等の静的なデータまたは固定的なインストラクション等のファームウェアを適切に保存する。
RAM706は、プロセッサ702により処理されるアプリケーションおよびデータ処理に関係するデータとインストラクションのための記憶領域を提供する。
表示インターフェイス708は、バス714に接続された他のコンポーネントからデータまたはインストラクションを受け取る。表示インターフェイス708が受け取るデータは、ユーザ・インターフェイスに有用な表示に関する固有なデータである。表示インターフェイス708は、例えば、モニタ、LCD、プラズマ・ディスプレイまたは他の適切な視覚出力装置等のビデオ表示装置である表示モニタ728に出力を供給する。
ストレージ・インターフェイス710は、ワークステーション700に関連するデータまたはインストラクションの不揮発性保存、大容量保存または長期的な保存のためのメカニズムを提供する。
ストレージ・インターフェイス710は、参照符号718で示したディスク・ドライブ、テープ・ドライブ、あるいは光学式ドライブ等の適切な任意のアドレス指定可能、またはシリアル記憶装置等の比較的大容量の記憶装置等の記憶メカニズムを使用する。
ネットワーク・インターフェイス・サブシステム712は、例えば、ネットワーク・インターフェイス・カード720として図示した少なくとも1つのネットワーク・インターフェイスと、WiFi無線ネットワークカード等の無線インターフェイス730と通信を行う。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム712は、物理レイヤとプロトコル・レイヤの両方から構成され、また、Ethernet(登録商標)、トークン・リング、他のワイド・エリア・ネットワークまたはローカル・エリア・ネットワーク通信システム等の任意の有線システム、あるいはWiFi、WiMax、他の適切な無線ネットワーク通信システム等の無線システムを介して、ワークステーション700が他の装置と通信することを可能にする。図においては、ネットワーク・インターフェイス・カード720は、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワークまたはそれらの組合せから適切に構成される物理的ネットワーク732を介したデータ交換を行うために、相互接続されている。
バス714とデータ通信を行う入出力インターフェイス716は、キーボード等の入力装置722と接続されている。また、入出力インターフェイス716は、USBインターフェイス、SCSIインターフェイス、IEEE1394インターフェイス、あるいは特定の用途に適した任意の他のインターフェイス等の周辺装置インターフェイス724に、データ出力を供給する。さらに、入出力インターフェイス716は、マウス、ライト・ペン、またはタッチスクリーン等の装置と接続するために、ポインティング・デバイス・インターフェイス726とデータ通信を行う。
以下、本発明における動作の概要を説明する。先ず、複数のユーザの身元(identity)を表すユーザ識別データが複数のドキュメント処理装置のそれぞれにおいて受け取られる。次いで、複数のドキュメント処理動作に対応する装置状態データが、ドキュメント処理装置のそれぞれにおいて受け取られる。ここで、受け取られた装置状態データの一部は、ユーザ識別データに関連付けられている。次いで、受け取ったユーザ識別データと受け取った装置データとを含む構造化された装置推論データ・フォーマット(machine reasoning format)の装置データが、ドキュメント処理装置のそれぞれからデータ・ネットワークに出力される。ここで、構造化された装置データは、例えば、ウェブ・オントロジー言語(web ontology language)フォーマットで構造化されたデータから構成されている。次いで、構造化された装置データが、ネットワークを介して、ドキュメント処理装置のそれぞれから受信される。次いで、受信した装置データにしたがって、データベースが生成される。次いで、ドキュメント処理装置の動作に関係するクエリに対応するクエリ・データが受信される。次いで、受信したクエリ・データにしたがって、応答データがデータベースから抽出され、抽出した応答データにしたがって報告が生成される。
本発明による例示的な一実施形態においては、先ず、管理ワークステーション140が、装置推論データ・フォーマットの状態データ収集指示を生成する。例えば、管理ワークステーション140と関連するユーザ、すなわち管理ユーザが、図1に示した複数のドキュメント処理装置104、114および124のそれぞれから収集する、状態データのタイプを指示する。次いで、状態データの収集が所望されたドキュメント処理装置104、114および124のそれぞれに対して、コンピュータ・ネットワーク102を介して、状態データ収集指示が伝達される。このような例示的な一実施形態においては、図1に示したコンピュータ・ネットワーク120に接続された装置間における通信は、本技術分野において知られている標準的なネットワーク・プロトコルを用いて行われる。適切なプロトコルとして、例えば、CSMA/CD、TCP/UDP over IPv4またはTCP/UDP over IPv6、IPX/SPX、WS-Management、WSDM、WBEM、またはSNMP等を用いることができる。本発明の一実施形態によれば、すべてのプロセスおよび装置は、データ表現および操作のために、ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム(World Wide Web Consortium;以下、W3Cということがある。)のウェブ・オントロジー言語(Web Ontology Language;以下、OWLということがある。)を使用する。
それぞれのドキュメント処理装置104、114および124は、ドキュメント処理装置104、114および124の複数のユーザに対応するユーザ識別データを受け取る。ドキュメント処理装置104、114および124は、このようなユーザ識別データを、例えば、ポータブル記憶媒体を介して受け取ることも可能であり、管理ワークステーション140から伝達してもらうことも可能であり、サーバ134から取得することも可能である。ユーザ識別データは、ドキュメント処理装置104、114および124のそれぞれのユーザを区別することができ、かつ、ドキュメント処理装置104、114および124によって実行されるドキュメント処理動作のユーザ選択内容と関連付けられている。
次いで、それぞれのドキュメント処理装置104、114および124が受信したデータ収集指示は、受信したドキュメント処理装置104、114および124のコントローラ108、118および128によって、テストされ、受信した指示が有効であるか否かが判断される。すなわち、コントローラ108、118および128は、受信した指示データを分析し、ドキュメント処理装置104、114、または124が受信した指示を実行可能であるか否かを判断する。受信したドキュメント処理装置104、114または124に関連したコントローラ108、118または128が、受信した指示において特定されたデータの収集が可能ではないと判断した場合には、そのデータは、互換性のない構文を含んでいるか、または破壊されている等の状態にあり、指示のインストールに失敗したことがコンピュータ・ネットワーク102を介して管理装置140に通知される。この通知によって、例えば、管理装置104のユーザは、指示の実行に失敗したことを認識する。
コントローラ108、118または128またはドキュメント処理装置104、114または124と関連したその他の適切なコンポーネントが、それぞれ、受信したデータ収集指示が有効であると判断した場合には、受信したユーザ識別データに関連して装置状態データを収集する。すなわち、コントローラ108、118および128は、識別データによって識別されたユーザに対応する、例えば、選択された動作のタイプ、ユーザの使用頻度、および処理されるドキュメントのサイズ等を含む使用情報のデータ収集を開始する。ドキュメント処理装置104、114および124で実行される少なくとも1つのドキュメント処理動作に関係する他の適切な状態データを、受信した収集指示にしたがって収集することも可能である。
受信した収集指示に応じた状態データの収集は、収集した状態データをデータベース・サーバ134に転送することが必要になる時点まで、コントローラ108、118および128は、データ収集を継続し、例えば、収集した状態データを、それぞれ関連するデータ記憶装置110、120および130に保存する。収集した状態データをデータベース・サーバ134に送信する時期は、ドキュメント処理装置104、114および124のそれぞれに関連する収集指示に基づいて、決定することができる。収集した状態データをデータベース・サーバ134に転送する時点であると判断されると、コントローラ108、118、128またはドキュメント処理装置104、114、124に関連する他の適切なコンポーネントは、収集したデータを装置推論フォーマットで生成する。次いで、装置推論フォーマットの収集データを、コンピュータ・ネットワーク102を介して、データベース・サーバ134に伝達する。本発明の一実施形態においては、収集データは、それぞれのユーザに関連するデータを含み、この結果、装置推論フォーマットの収集データは、収集された装置状態データとそれに関連したユーザとの間の相関データを含む。
データベース・サーバ134は、装置推論フォーマットの収集データを受信し、受信したデータに対応するデータベースが存在するか否かを判断する。データベース・サーバ134に適切なデータベースが存在しない場合には、データベース・サーバ134によって、データ記憶装置136上に装置状態データのデータベースをユーザ識別データと関連付けて生成する。生成されるデータベースは、リソース定義フレームワーク、またはリソース定義フレームワーク・スキーマ、またはウェブ・オントロジー言語を含む。この後、受信した装置状態データが、データベース・サーバ134によって生成されたデータベースに追加される。適切なデータベースが既にデータベース・サーバ134に存在している場合には、受信した装置状態データを用いて、ユーザ識別データと関連付けて既存のデータベースを更新する。例えば、使用データ、およびリソース利用データ等の装置状態データは、収集の後に、識別データによって識別される各ユーザとの関連において保存される。したがって、所定のユーザによって実行される動作のタイプ、使用されるリソース、および使用の頻度等を、装置ごとに、ユーザごとに、または装置とユーザの相関等ごとに、組織化することができる。受信した装置状態データの追加または更新が完了すると、このようなデータにデータベース・サーバ134から容易にアクセスできるようにするために、装置状態データにインデックスが付加される。すなわち、データベースのコンテンツにしたがってインデックス付けデータが生成される。
次いで、装置状態データの自動抽出が認められているか否かの判断が行われる。すなわち、最近追加された装置状態データが、そのデータの分析のために即座の抽出と分析ワークステーション144への伝達を必要とするか否かの判断が、データベース・サーバ134によって実行される。例えば、エラー、ハードウェア障害、および過剰な使用等の特定タイプの装置状態データに、予め定めた通知要件、すなわちシステム管理者に対する通知要件を具備させることができる。また、管理ワークステーション140および分析ワークステーション144の機能は、1つのワークステーション装置に実装可能であり、図1において別個の装置として示したのは例示を目的としたものに過ぎない。装置状態データが、即座の抽出と通知が必要であると示している場合には、データベース・サーバ134は、追加または更新された装置状態データを自動的に抽出し、対応する応答データを生成する。一実施形態において、装置状態データの抽出は、データベース・サーバ134に含まれる装置推論システム(machine reasoning system)によって実行される。応答データは、分析ワークステーション144によって適切に解釈および処理可能な装置推論フォーマットで生成される。この後、生成された応答データは、コンピュータ・ネットワーク102を介して、データベース・サーバ134から分析ワークステーション144に伝達される。
自動抽出および通知が認められていない場合には、例えば、分析ワークステーション144等の分析装置からクエリ・データが受信されているか否かの判断が行われる。すなわち、データに対する要求が、分析ワークステーション144からデータベース・サーバ134によって受信されているか否かの判断が行われる。本発明の一実施形態によれば、例えばクエリ・フォーマット等の適切なクエリ言語は、例えば、リソース記述フレームワークで記述されたデータを検索、操作する言語であるRDFクエリ言語の一種であるSPARQL等のW3C OWL勧告として実装されている。クエリ・データが受信されていない場合には、データベース・サーバ134は、報告元のドキュメント処理装置104、114、124から装置状態データを受信し、データ記憶装置136においてデータベースを管理する処理等に戻る。
分析ワークステーション144からクエリ・データを受信すると、データベース・サーバ134は、先ず、そのクエリ・データを分析し、要求されているデータを特定する。このようなクエリ要求に、選択されたユーザ、選択されたドキュメント処理装置104、114、124、または選択されたドキュメント処理動作のタイプ等に固有の装置状態データに対する要求を含ませることができる。次いで、データベース・サーバ134は、受信したクエリに応答して、適切なデータベースから装置状態データを抽出する。次いで、適切な装置推論フォーマットのクエリ応答がデータベース・サーバ134によって生成される。次いで、クエリに対して生成された応答が、コンピュータ・ネットワーク102を介して、要求元の分析ワークステーション144に伝達される。クエリに対応する応答データを受信すると、報告が分析ステーション144によって生成される。
次に図8および図9を参照しながら、本発明による実施形態におけるドキュメント処理装置の状態情報を管理する動作を説明する。図8に、本発明による実施形態におけるドキュメント処理装置の状態情報を管理する基本的な動作例を表すフローチャートを示す。先ず、S802で、複数のドキュメント処理装置104、114および124のそれぞれが、複数のユーザを表すユーザ識別データを受け取る。尚、図1には3つのドキュメント処理装置104、114および124を示しているが、ドキュメント処理装置の数は任意である。
次にS804において、複数のドキュメント処理動作に対応する装置状態データが、ユーザ識別データに関連付けられている装置状態データの一部とともに、ドキュメント処理装置104、114および124のそれぞれにおいて受け取られる。S806において、ドキュメント処理装置104、114および124のそれぞれは、受け取ったユーザ識別データおよび受け取った装置データを含む構造化された装置推論データ・フォーマットの装置データを、例えば、コンピュータ・ネットワーク102等の関連するデータ・ネットワークに出力する。ここで、構造化された装置データは、例えば、ウェブ・オントロジー言語フォーマットで構造化されたデータから構成されている。次いでS808において、ネットワーク102を介して、構造化された装置データがドキュメント処理装置104、114および124のそれぞれから受信される。次いでS810において、受信した装置データにしたがってデータベースが生成される。S812において、ドキュメント処理装置104、114および124の動作に関係するクエリに対応するクエリ・データが受信される。S814において、受信したクエリ・データにしたがって、応答データがデータベースから抽出される。S816において、抽出した応答データにしたがって、報告が生成される。
次に図9を参照しながら、本発明による実施形態におけるドキュメント処理装置の状態情報を管理する動作をさらに詳細に説明する。図9に、本発明による実施形態におけるドキュメント処理装置の状態情報を管理する動作例を詳細に表したフローチャートを示す。先ずS902で、管理ワークステーション140は、装置推論データ・フォーマットの装置状態収集指示を生成する。本発明の例示的な一実施形態によれば、ネットワーク管理者または監督者等の管理ワークステーション140に関連するユーザが、例えば、ドキュメント処理動作のタイプ、ドキュメント処理動作の頻度、リソースの使用法、および消耗品のレベル等の収集対象の装置状態データのタイプを選択する。ここで、管理ワークステーション140および分析ワークステーション144を別個の装置として図1に示しているのは、例示を目的としたものに過ぎず、管理ワークステーション140および分析ワークステーション144の機能は、1つのワークステーション装置に実装可能である。
S904において、生成された状態データ収集指示が、コンピュータ・ネットワーク102を介して、ドキュメント処理装置104、114および124のそれぞれに伝達される。装置状態データを収集する対象であるコンピュータ・ネットワーク102に接続された各ドキュメント処理装置104、114および124は、状態データ収集指示を受信する。コンピュータ・ネットワーク102に接続された装置間における通信は、本技術分野において知られている任意の標準的なネットワーク・プロトコルを用いて行うことができる。適切なプロトコルとしては、例えば、CSMA/CD、TCP/UDP over IPv4またはTCP/UDP over IPv6、IPX/SPX、WS-Management、WSDM、WBEM、またはSNMP等がある。本発明の一実施形態によれば、すべてのプロセスおよび装置は、データ表現および操作のために、W3C OWLを使用する。
S906において、それぞれのドキュメント処理装置104、114および124は、ドキュメント処理装置104、114および124のユーザに対応するユーザ識別データを受け取る。ユーザ識別データは、管理ワークステーション140から電子通信を介して、またはポータブル記憶媒体を介して、またはサーバ134を介して、またはこれらに類似した方法によって、ドキュメント処理装置104、114および124に伝達可能である。本発明の一実施形態によれば、ユーザ識別データは、ドキュメント処理装置104、114および124のそれぞれのユーザを区別し、かつ、ドキュメント処理装置104、114または124によって実行されるドキュメント処理動作と関連付けられている。
次いでS908において、コントローラ108、118および128またはそれぞれのドキュメント処理装置104、114、124のその他の適切なコンポーネントが、装置状態収集指示を受信する。S910において、コントローラ108、118、128またはドキュメント処理装置104、114、124に関連したその他の適切なコンポーネントによって受信した装置状態収集指示をテストし、S912において、受信した指示が有効な指示であるか否かを判断する。S912において、受信した指示が有効ではないと判断された際には処理はS914に進み、指示は無効であることを管理ワークステーション140に伝達する。例えば、受信した装置104、114、124にとってその指示が理解不能である際には、指示に誤りが含まれているか、サポートされていないドキュメント処理動作等の受信したドキュメント処理装置104、114、124に適合しない装置状態要求を含んでおり、S914において、管理ワークステーション140は装置状態データ収集指示を実行することが不可能である旨の通知を受ける。
S912において、受信した装置状態データ収集指示が有効であると判断された場合には、処理はS916に進む。S916において、それぞれ、コントローラ108、118、または128またはドキュメント処理装置104、114または124と関連する他の適切なコンポーネントは、受信した指示にしたがって、ユーザ識別データとの関連において装置状態データの収集を開始する。本発明の一実施形態によれば、識別データによって識別されたユーザに対応する、例えば、選択された動作のタイプ、ユーザの使用頻度、使用される消耗品、処理時間、および利用されるリソース等を含む、装置状態データが収集される。受信した装置状態データ収集指示にしたがって、ドキュメント処理装置104、114、124で実行される少なくとも1つのドキュメント処理動作に関係する他の適切な装置状態データを収集することも可能である。
S918において、収集した状態データをデータベース・サーバ134に送信する時点か否かの判断が行われる。S918において否定的な判断が行われた際には、処理はS916に戻り、受信した装置状態収集指示にしたがって装置状態データの収集を継続する。すなわち、コントローラ108、118および128は、収集した状態データをデータベース・サーバ134に転送する必要があると判断される時点まで、データ収集を継続し、例えば、収集した状態データをそれぞれ関連するデータ記憶装置110、120および130に保存する。収集した状態データのデータベース・サーバ134に対する送信時期の判断は、管理ユーザまたはこれに類似した者によって装置104、114、124ごとに予め設定されているドキュメント処理装置104、114および124のそれぞれに関連する収集指示にしたがって実行される。S918において、収集されたデータの送信準備が整っていると判断された場合には、処理はS920に進む。S920において、コントローラ108、118、128またはドキュメント処理装置104、114、124に関連する他の適切なコンポーネントは、収集された装置状態データを装置推論フォーマットで生成する。次いでS922において、装置推論フォーマットの収集データを、コンピュータ・ネットワーク102を介して、データベース・サーバ134に伝達する。
S924において、データベース・サーバ134は、装置推論フォーマットの装置状態データを受信する。次いでS926において、受信した装置状態データに対応したデータベースが存在するか否かの判断を行う。すなわち、所定のドキュメント処理装置104、114、124、選択されたドキュメント処理動作、または選択されたユーザ等に関連するデータベースがデータベース・サーバ134のデータ記憶装置136に保存されているか否かが判断される。S926において、適切なデータベースがデータベース・サーバ134に存在していないと判断された場合には、処理はS928に進む。S928において、データベース・サーバ134は、データ記憶装置136上に装置状態データのデータベースを、ユーザ識別データに関連付けて、生成する。生成されるデータベースは、リソース定義フレームワーク、またはリソース定義フレームワーク・スキーマ、またはウェブ・オントロジー言語を含む。S930において、データベース・サーバ134は、受信した装置状態データを、新たに生成されたデータベースに追加する。次いで、処理は、さらに詳細に後述するように、データベースに追加された装置状態データに対してインデックスを付加する処理を行うS934に進む。
S926に戻り、装置状態データと関連付けられたデータベースが既に存在していると判断された場合には、処理はS932に進む。S932において、受信した装置状態データを包含するように、既存のデータベースをデータベース・サーバ134によって更新する。次いでS934において、データベース・サーバ134は、追加または更新された装置状態データにインデックスを付加する。すなわち、データベースのコンテンツにしたがってインデックス付けデータが生成される。本発明の一実施形態によれば、追加された装置状態データにインデックスを付加する処理は、例えば、所定のドキュメント処理装置104、114、124、所定のユーザ(すなわち所定のユーザ識別データ)、選択されたドキュメント処理動作のタイプ、ならびに多数の他の適切な検索および参照条件のいずれかに、受信した装置状態データを関連付ける処理を含む。
追加された装置状態データに対するインデックスの付加に続いて、処理はS934からS936に進む。S936において、装置状態データおよびユーザ識別データの自動抽出をデータベースから実行するか否かの判断が行われる。すなわち、最近追加された装置状態データが、その分析のために即座の抽出と分析ワークステーション144への伝達を必要としているか否かの判断が、データベース・サーバ134によって実行される。例えば、エラー、ハードウェア障害、および過剰な使用等の特定タイプの装置状態データに、予め定めた通知要件、すなわちシステム管理者に対する通知要件を具備させることができる。
S936において、自動抽出が認められていると判断された場合には、処理はS938に進み、データベース・サーバ134は、任意のユーザ識別データを含む関連する装置状態データを自動的に抽出する。一実施形態において、装置状態データの抽出は、データベース・サーバ134に含まれる装置推論システムによって実行される。次いでS940において、応答データがデータベース・サーバ134によって生成される。一実施形態において、応答データは、分析ワークステーション144によって適切に解釈および処理可能な装置推論フォーマットで生成される。この後、S950において、生成された応答データは、コンピュータ・ネットワーク102を介して、データベース・サーバ134から分析ワークステーション144に伝達される。
S936において、装置状態データの自動抽出が不要であると判断された場合には、処理はS942に進み、クエリ・データが分析ワークステーション144から受信されているか否かの判断が行われる。すなわち、データベース・サーバ134が、データに対する要求を分析ワークステーション144から受信しているか否かの判断が行われる。データベース・サーバ134がクエリ・データを受信していない場合には、処理はS924に戻り、前述したように、データベース・サーバ134に関連した処理が続けられる。S942において、クエリ・データが分析ワークステーション144から受信されていると判断された場合には、処理はS944に進む。S944において、データベース・サーバ134は、分析装置144によって要求されている装置状態データを特定するために、クエリ・データを分析する。このようなクエリ要求に、選択されたユーザ、選択されたドキュメント処理装置104、114、124、または選択されたドキュメント処理動作のタイプ等に固有の装置状態データに対する要求を含ませることができる。本発明の一実施形態によれば、例えば、クエリ・フォーマット等の適切なクエリ言語は、例えば、リソース記述フレームワークで記述されたデータを検索、操作する言語であるRDFクエリ言語の一種であるSPARQL等のW3C OWL勧告として実装されている。
S946において、データベース・サーバ134は、受信したクエリ要求に対応した装置状態データを、適切なデータベースから抽出する。次いでS948において、データベース・サーバ134は、適切な装置推論フォーマットのクエリ応答を生成する。次いで、S950において、クエリに対して生成された応答が、コンピュータ・ネットワーク102を介して、要求元の分析ワークステーション144に伝達される。次いでS952において、分析ワークステーション144は、データベース・サーバ134に提出したクエリ要求に対応する装置状態データおよびユーザ識別データを含む応答データを受信する。ここで、管理ワークステーション140および分析ワークステーション144の機能は1つの装置に実装可能であり、図1に別個の装置として示しているのは例示を目的としたものに過ぎない。したがって、管理ワークステーション140および分析ワークステーション144の機能は、1つのワークステーション装置によって実行可能である。S954において、分析ワークステーション144は、受信した応答データに対応した報告を生成する。
本発明は、ソース・コード、オブジェクト・コード、部分的にコンパイルされた形のようなコード中間ソースおよびオブジェクト・コードの形、あるいは本発明の実施形態で使用するために適した任意の他の形のコンピュータ・プログラムをも含む。コンピュータ・プログラムは、スタンドアローンのアプリケーション、ソフトウェア・コンポーネント、スクリプトまたは他のアプリケーションへのプラグ・インとすることができる。本発明を実施するコンピュータ・プログラムは、例えば、ROMやRAM等の記憶媒体、CD−ROM等の光記録媒体、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁気記録媒体等の、コンピュータ・プログラムを伝達することができる任意の実体または装置である担体上で具体化することができ、あるいは電気ケーブルまたは光ケーブルによって、または無線や他の手段によって伝えられる電気信号や光信号等の任意の担体によって伝達することができる。コンピュータ・プログラムは、サーバからインターネットを介してダウンロードすることもできる。また、コンピュータ・プログラムの機能は集積回路に組み込むこともできる。説明を行った本発明の原理を実質的にコンピュータまたはプロセッサに実行させるコードを含む任意およびすべての実施形態は、本発明の範囲内にある。
本発明の好ましい実施形態の以上の説明は、例示と説明のために行った。説明は網羅的ではなく、本発明を開示した形態に限定しようとするものでもない。以上の開示を鑑みて明らかな修正または変形が可能である。実施形態は、本発明の原理とその実際的な応用例を最もよく示し、それにより当業者が、本発明を、意図された特定の使用に適した様々な実施形態において様々な修正で使用できるように選択され説明された。そのようなすべての修正と変形は、特許請求の範囲の記載に明示されるとおりの本発明の原理および範囲内において、当業者によって行われ得ることは明らかであり、特許請求の範囲の記載によって定められる本発明の範囲内にある。
本発明の一実施形態によるドキュメント処理装置の状態情報を管理するシステム全体の構成例である。 本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるドキュメント処理装置のハードウェアの構成例である。 本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるドキュメント処理装置の機能ブロックの構成例である。 本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるコントローラのハードウェアの構成例を説明するための図である。 本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるコントローラの機能ブロックの構成例を説明するための図である。 本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるサーバの構成例である。 本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるワークステーションの構成例である。 本発明による実施形態におけるドキュメント処理装置の状態情報を管理する基本的な動作例を表すフローチャートである。 本発明による実施形態におけるドキュメント処理装置の状態情報を管理する動作例を詳細に表したフローチャートである。
符号の説明
100 システム
102 コンピュータ・ネットワーク、分散通信システム
104、114、124 ドキュメント処理装置、MFP
106、116、126 ユーザ・インターフェイス
108、118、128 コントローラ
110、120、130、136 データ記憶装置
112、122、132、138、142、146 通信リンク
134 データベース・サーバ
140 管理ワークステーション
144 分析ワークステーション
200、300 ドキュメント処理装置
202、402、602、702 プロセッサ
204、404、604、704 読出し専用メモリ、ROM
206、406、606、706 RAM
208、408、608、710 ストレージ・インターフェイス
210、410、610、712 ネットワーク・インターフェイス・サブシステム
212、412、612、714 バス
214、316、414、614、720 ネットワーク・インターフェイス・カード
216、416、616、718 ディスク・ドライブ
218、418、618、730 無線インターフェイス
220、420、620、732 物理的ネットワーク
222、622 オプションの入出力インターフェイス
224 ユーザ入出力パネル
226 印刷インターフェイス
228 コピー・インターフェイス
230 画像走査インターフェイス
232 ファクシミリ・インターフェイス
234、304 印刷エンジン
236 コピー・エンジン
238、308 画像走査エンジン
240、306 ファクシミリ・エンジン
310 コンソール・パネル
314 デバイス・ドライバ
318、320、322、324、326 ドライバ
400 コントローラ
422 ドキュメント・プロセッサ・インターフェイス
424 コピー・ハードウェア
426 画像走査ハードウェア
428 印刷ハードウェア
430 ファクシミリ・ハードウェア
432 ドキュメント処理ハードウェア
502、302 ドキュメント処理エンジン
504 印刷機能部
506 ファクシミリ通信機能部
508 画像走査機能部
510 ユーザ・インターフェイス・パネル
512 ジョブ・キュー
514 ネットワーク・サービス機能部
516 画像プロセッサ
518 ジョブ解析部
520 クライアント側ネットワーク・サービス機能
522 クライアント装置サービス部
600 サーバ
700 ワークステーション
708 表示インターフェイス
716 入出力インターフェイス
722 入力装置、キーボード
724 周辺装置インターフェイス
726 ポインティング・デバイス・インターフェイス
728 表示モニタ

Claims (10)

  1. ネットワークに接続されたドキュメント処理装置と、
    前記ネットワークを介して前記ドキュメント処理装置から構造化された装置データを受信する手段と、
    前記受信した装置データにしたがってデータベースを生成するデータベース生成手段と、
    前記ドキュメント処理装置の動作に関係するクエリに対応するクエリ・データを受信する手段と、
    前記受信したクエリ・データにしたがって前記データベースから応答データを抽出する抽出手段と、
    前記抽出された応答データにしたがって報告を生成する手段とを有し、
    前記ドキュメント処理装置は、
    ユーザの身元を表すユーザ識別データを受け取る手段と、
    一部が前記ユーザ識別データに関連付けられ、ドキュメント処理動作に対応する装置状態データを受け取る手段と、
    前記受け取ったユーザ識別データと前記受け取った装置状態データとを含む構造化された装置推論データ・フォーマットの前記装置データを前記ネットワークに出力する手段とを含むことを特徴とするドキュメント処理装置の状態情報を管理するシステム。
  2. 前記構造化された装置データは、ウェブ・オントロジー言語フォーマットで構造化されたデータから構成されていることを特徴とする請求項1に記載のドキュメント処理装置の状態情報を管理するシステム。
  3. 前記抽出手段は、装置推論システムを含むことを特徴とする請求項2に記載のドキュメント処理装置の状態情報を管理するシステム。
  4. 前記データベースのコンテンツにしたがってインデックス付けデータを生成するインデックス付け手段を、さらに、有することを特徴とする請求項1に記載のドキュメント処理装置の状態情報を管理するシステム。
  5. 前記抽出手段は、新たに受信した装置データによる前記データベースの更新の際に、そのデータベースから前記新たに受信した装置データを自動的に抽出する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載のドキュメント処理装置の状態情報を管理するシステム。
  6. ユーザの身元に対応するユーザ識別データをドキュメント処理装置において受け取るステップと、
    一部が前記ユーザ識別データに関連付けられ、ドキュメント処理動作に対応する装置状態データを前記ドキュメント処理装置において受け取るステップと、
    前記受け取ったユーザ識別データと前記受け取った装置状態データとを含む構造化された装置推論データ・フォーマットの装置データを前記ドキュメント処理装置からネットワークに出力するステップと、
    前記ネットワークを介して前記ドキュメント処理装置から構造化された装置データを受信するステップと、
    前記受信した装置データにしたがってデータベースを生成するステップと、
    前記ドキュメント処理装置の動作に関係するクエリに対応するクエリ・データを受信するステップと、
    前記受信したクエリ・データにしたがって前記データベースから応答データを抽出するステップと、
    前記抽出された応答データにしたがって報告を生成するステップと
    を含むことを特徴とするドキュメント処理装置の状態情報を管理する方法。
  7. 前記構造化された装置データは、ウェブ・オントロジー言語フォーマットで構造化されたデータから構成されていることを特徴とする請求項6に記載のドキュメント処理装置の状態情報を管理する方法。
  8. 前記抽出するステップは、装置推論システムによって実行されることを特徴とする請求項7に記載のドキュメント処理装置の状態情報を管理する方法。
  9. 前記データベースのコンテンツにしたがってインデックス付けデータを生成するステップを、さらに、含むことを特徴とする請求項6に記載のドキュメント処理装置の状態情報を管理する方法。
  10. 前記抽出するステップは、新たに受信した装置データによる前記データベースの更新の際に、そのデータベースから前記新たに受信した装置データを自動的に抽出するステップを含むことを特徴とする請求項6に記載のドキュメント処理装置の状態情報を管理する方法。
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