JP2009187448A - 燃料ガス供給装置 - Google Patents

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Noriyasu Sakata
憲泰 坂田
Tomofumi Yoshinaga
知文 吉永
Tomoyuki Hanada
知之 花田
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Abstract

【課題】燃料ガスタンクに貯蔵された燃料ガスの使用量を増加させることを目的とする。
【解決手段】本発明は、燃料ガスを貯蔵する燃料ガス貯蔵容器と、燃料ガス貯蔵容器から流出する燃料ガスの圧力を減圧し、燃料ガス貯蔵容器の圧力が一定圧力まで低下すると通過する燃料ガスの流量が減少するレギュレータと、レギュレータの下流に配設され、通過する燃料ガスの流量を任意の流量に設定する流量制御弁と、を備える燃料ガス供給装置であって、燃料ガス貯蔵容器の圧力値を検出する圧力検出手段と、圧力値が第1所定圧力より小さくなったときは、流量制御弁を通過する燃料ガスの流量が、その圧力値が第1所定圧力より大きいときの流量と比べて減少しないように、その流量制御弁を制御する第1の流量制御弁制御手段(S5)と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は燃料ガス供給装置に関する。
従来の燃料供給装置は、燃料ガスタンクに接続される燃料供給通路に、燃料ガスタンク側から順に、圧力計、高圧レギュレータ、低圧レギュレータを配設していた。また、高圧レギュレータの前後にバイパス通路を設け、バイパス通路にはその通路を開閉する開閉弁を配設していた。そして、圧力計で検出された燃料圧力が所定値未満まで低下したときは、バイパス通路の開閉弁を開き、燃料ガスが高圧レギュレータを迂回して流れるようにしていた。これにより、高圧レギュレータの上流の圧力が高圧レギュレータの設定圧力以下になっても、燃料ガスをエンジンに供給可能としていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−249075号公報
しかしながら、従来の燃料供給装置は、高圧レギュレータをバイパスして低圧レギュレータの上流に燃料ガスを供給していた。したがって、燃料ガスタンク内の圧力が低圧レギュレータの設定圧力より小さくなると燃料ガスを供給できなかった。そのため、燃料ガスタンクの容量と比較して、使用できる燃料ガス量が少ないという問題点があった。
本発明はこのような従来の問題点に着目してなされたものであり、燃料ガスタンクに貯蔵された燃料ガスの使用量を増加させることを目的とする。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、燃料ガスを貯蔵する燃料ガス貯蔵容器(101)と、前記燃料ガス貯蔵容器(101)から流出する燃料ガスの圧力を減圧し、その燃料ガス貯蔵容器(101)の圧力が一定圧力まで低下すると通過する燃料ガスの流量が減少するレギュレータ(110)と、前記レギュレータ(110)の下流に配設され、通過する燃料ガスの流量を任意の流量に設定する流量制御弁(111)と、を備える燃料ガス供給装置(100)であって、前記燃料ガス貯蔵容器(101)の圧力値を検出する圧力検出手段(103)と、前記圧力値が第1所定圧力より小さくなったときは、前記流量制御弁(111)を通過する燃料ガスの流量が、その圧力値が第1所定圧力より大きいときの流量と比べて減少しないように、その流量制御弁(111)を制御する第1の流量制御弁制御手段(S5)と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、レギュレータの下流に流量制御弁を設けて、燃料ガス貯蔵容器の圧力値が所定値よりも小さくなったときは、その流量制御弁の開度を制御することで、燃料ガス貯蔵容器に燃料ガスを再充填することなく引き続き燃料ガスを供給することができる。したがって、燃料ガスタンクに貯蔵された燃料ガスの使用量を増加させることができる。
以下、図面等を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
燃料電池システムは、燃料が有する化学エネルギを直接電気エネルギに変換するシステムである。燃料電池システムは、固体高分子電解質膜(以下「電解質膜」という)をアノード電極(陽極)とカソード電極(陰極)とで挟み、アノード電極に水素を含有する燃料ガスを供給し、カソード電極に酸素を含有する酸化剤ガスを供給する。これにより、アノード電極及びカソード電極の電解質膜側の表面で生じる以下の電気化学反応を利用して、電極から電気エネルギを取り出す。
アノード反応:H2 → 2H+ + 2e- ・・・(1)
カソード反応:2H+ + 2e- + (1/2)O2→ H2O ・・・(2)
図1は、このような燃料電池システムの一部として構成される燃料供給装置の概略図である。
本実施形態による燃料供給装置100は、高圧燃料ガスタンク101と、燃料ガス配管102と、圧力センサ103,104,105,106と、遮断弁107,108と、高圧レギュレータ109と、低圧レギュレータ110と、流量制御弁111と、コントローラ112と、を備える。
高圧燃料ガスタンク101は、燃料電池スタック200に供給する燃料ガス(水素)を高圧状態に保って蓄える。
燃料ガス配管102は、高圧燃料ガスタンク101と燃料電池スタック200の燃料ガス入口孔201とを接続する。
高圧レギュレータ109は、低圧レギュレータ110よりも上流側(高圧燃料ガスタンク側)の燃料ガス配管102に配設される。高圧レギュレータ109は、高圧燃料ガスタンク101から燃料ガス配管102へと流れ出した燃料ガスの圧力を一定の圧力まで減圧する。高圧レギュレータ109は、ピストン式又はダイアフラム式のレギュレータである。
低圧レギュレータ110は、高圧レギュレータ109よりも下流側(燃料電池スタック側)の燃料ガス配管102に配設される。低圧レギュレータ110は、高圧レギュレータ109の下流側を流れる燃料ガスの圧力を更に一定の圧力まで減圧する。低圧レギュレータ110は、ピストン式又はダイアフラム式のレギュレータである。
流量制御弁111は、低圧レギュレータ110よりも下流側の燃料ガス配管102に配設される。流量制御弁111は、低圧レギュレータ110の下流側を流れる燃料ガスの流量を任意の流量(圧力)に調整して、最終的に燃料電池スタック200に供給する流量に調整する。流量制御弁111は、運転条件に応じて開度が制御される。
燃料ガス配管102の上流側に配設される遮断弁107は、高圧レギュレータ109の上流側に配設される。一方、燃料ガス配管102の下流側に配設される遮断弁108は、低圧レギュレータ110と流量制御弁111との間に配設される。遮断弁107,108は、それぞれコントローラ112によって開閉制御され、所定の条件を満たしたとき(例えば燃料電池の停止時)に閉じられて燃料ガス配管102を流れる燃料ガスの流れを止める。
圧力センサ103は、高圧レギュレータ109の上流側の燃料ガス配管102に配設される。圧力センサ104は、高圧レギュレータ109と低圧レギュレータ110との間の燃料ガス配管102に配設される。圧力センサ105は、遮断弁と流量制御弁111との間の燃料ガス配管102に配設される。圧力センサ106は、流量制御弁111の下流側の燃料ガス配管102に配設される。圧力センサ103,104,105,106は、それぞれ燃料ガスの圧力を検出する。
コントローラ112は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。コントローラ112は、上述した遮断弁107,108のほかに、圧力センサ103,104,105,106で検出した燃料ガスの圧力に応じて流量制御弁111を制御する。
ここで、ピストン式又はダイアフラム式のレギュレータは、構造上、高圧燃料ガスタンク内の燃料ガス圧力が所定圧力以下まで低下すると、レギュレータの開度が小さくなる。そのため、レギュレータとして、ピストン式又はダイアフラム式のレギュレータを使用した場合には、高圧燃料ガスタンク内の燃料ガス圧力が所定圧力以下まで低下すると、レギュレータの下流に供給される燃料ガスの流量(圧力)が減少するという問題が生じる。
そこで、本実施形態では、低圧レギュレータ110の下流に流量制御弁111を配設し、この流量制御弁111によって最終的に燃料電池スタック200に供給する燃料ガスの流量を制御することとした。
以下、この本実施形態による流量制御弁111の制御について説明する。
まず、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より高いときについて説明する。
高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より高いときは、高圧レギュレータ109の開度が小さくなることはないので、高圧レギュレータ109の下流に流出する燃料ガスの流量は一定である。よって、低圧レギュレータ110の下流に流出する燃料ガスの流量も一定である。
そのため、流量制御弁111に対して特別な制御をする必要もなく、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より高いときは、要求負荷に基づいて流量制御弁111の開度を制御し、燃料電池スタック200に必要量の燃料ガスを供給する。
次に、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より低くなったときについて説明する。
高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より低くなると、高圧レギュレータ109の開度が減少し始める。そのため、高圧レギュレータ109の下流に流出する燃料ガスの流量は、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より高いときよりも減少する。よって、低圧レギュレータ110の下流に流出する燃料ガスの流量も減少する。
したがって、流量制御弁111の開度を、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より高いときと同じ開度に制御していたのでは、流量の減少によって要求負荷に対する所望の出力を得ることができない。そこで、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より低くなった場合は、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より高いときよりも、流量制御弁111の開度が大きくなるように制御する。
このように、第1所定圧力P1は、高圧レギュレータ109及び低圧レギュレータ110の開度が減少し始める圧力である。
次に、高圧燃料ガスタンク101の圧力がさらに低下して、第1所定圧力P1より低い第2所定圧力P2まで低下したときについて説明する。
高圧燃料ガスタンク101の圧力が第2所定圧力P2まで低下すると、燃料ガス流量の低下によって、流量制御弁111の開度を大きくなるように制御しても、要求負荷を満足する燃料ガスを燃料電池スタック200に供給することができなくなる。さらに、低圧レギュレータ110の下流に流出する燃料ガスの流量の減少及び圧力の低下によって、次第に燃料ガスが流れなくなる。
そこで、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第2所定圧力P2よりも低くなった場合は、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より高いときよりも、流量制御弁111の開度が小さくなるように制御する。これにより、流量制御弁111の上流側の圧力を高めて、流量制御弁111の上流と下流との間の圧力差を大きくする。その結果、燃料ガスが強制的に流れるようになるので、燃料ガスが流れなくなるのを防止でき、できる限り要求流量に近い流量を確保して、燃料電池システムの停止を防止できる。
このように、第2所定圧力P2は、流量制御弁111の開度を大きくなるように制御しても、要求負荷を満足する燃料ガスを燃料電池スタック200に供給することができなくなる圧力である。
最後に、高圧燃料ガスタンク101の圧力がさらに低下して、第2所定圧力P2より低い第3所定圧力P3まで低下したときについて説明する。
高圧燃料ガスタンク101の圧力が第3所定圧力P3より低くなったときは、もはや流量制御弁111の制御によっては、要求負荷に応じた要求流量を燃料電池スタック200に供給することができない。そこで、このときは、燃料電池の発電量を制限して要求流量を減らすとともに、流量制御弁111を全開にして、その要求流量の燃料ガスを供給できなくなるまで高圧燃料ガスタンク101内の燃料を供給し続ける。このようにして、できるだけ燃料電池の起動時間を延ばすこと優先する。
このように、第3所定圧力P3は、流量制御弁111の制御によっては、要求負荷に応じた要求流量を燃料電池スタック200に供給できなくなる圧力である。
なお、上述した第1所定圧力P1、第2所定圧力P2及び第3所定圧力P3は予め台上実験や車両実験から得た圧力値である。
図2は、この本実施形態による流量制御弁111の制御について説明するフローチャートである。コントローラ112は、このルーチンを所定の演算周期(例えば10ミリ秒)で繰り返し実行する。
ステップS1において、コントローラ112は、圧力センサ103によって検出された高圧燃料ガスタンク101から供給される燃料ガスの圧力値Pを読み込む。
ステップS2において、コントローラ112は、圧力値Pが所定圧力P1より小さいか否かを判定する。コントローラ112は、圧力値Pが所定圧力P1より大きければステップS3に処理を移行し、小さければステップS4に処理を移行する。
ステップS3において、コントローラ112は、要求負荷に基づいて流量制御弁111の開度を制御する。具体的には、図3に示すように、要求負荷が大きくなるほど流量制御弁111の開度が大きくなるように制御する。
ステップS4において、コントローラ112は、圧力値Pが所定圧力P2より小さいか否かを判定する。コントローラ112は、圧力値Pが所定圧力P2より大きければステップS5に処理を移行し、小さければステップS6に処理を移行する。
ステップS5において、コントローラ112は、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より高いときよりも、流量制御弁111の開度が大きくなるように制御する。具体的には、図4に示すように、要求負荷が大きくなるほど流量制御弁111の開度が大きくなるように制御するとともに、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より高いときよりも、流量制御弁111の開度が大きくなるように制御する。
ステップS6において、コントローラ112は、圧力値Pが所定圧力P3より小さいか否かを判定する。コントローラ112は、圧力値Pが所定圧力P3より大きければステップS7に処理を移行し、小さければステップS8に処理を移行する。
ステップS7において、コントローラ112は、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より高いときよりも、流量制御弁111の開度が小さくなるように制御する。具体的には、図5に示すように、要求負荷が大きくなるほど流量制御弁111の開度が大きくなるように制御するとともに、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より高いときよりも、流量制御弁111の開度が小さくなるように制御する。
ステップS8において、コントローラ112は、燃料電池スタック200の発電量を制限する。
ステップS9において、コントローラ112は、流量制御弁111の開度を全開にする。
以上説明した本実施形態によれば、高圧燃料ガスタンク101の圧力が、第1所定圧力P1よりも小さくなった場合、すなわち、高圧レギュレータ109及び低圧レギュレータ110の開度が低下して、それらの下流に供給される燃料ガスの流量が減少した場合は、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より大きいときよりも、流量制御弁111の開度が大きくなるように制御する。
これにより、高圧レギュレータ109及び低圧レギュレータ110の下流に供給される燃料ガスの流量が減少しても、燃料電池スタック200には、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より大きいときと同量の燃料ガスを供給できる。したがって、高圧燃料ガスタンク101に燃料ガスを再充填することなく引き続き燃料ガスを供給して、要求負荷に対する所望の出力を得ることができる。
また、高圧燃料ガスタンク101の圧力が、第2所定圧力P2よりも小さくなった場合は、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より大きいときよりも、流量制御弁111の開度が小さくなるように制御する。
これにより、流量制御弁111の上流側の圧力を高めて、流量制御弁111の上流と下流との間の圧力差を大きくすることができる。その結果、燃料ガスが強制的に流れるようになるので、低圧レギュレータ110の下流に供給される燃料ガスの流量が低下して燃料ガスが流れなくなるのを防止できる。また、できる限り要求流量に近い流量を確保して、燃料電池システムの停止を防止できる。そして、高圧燃料ガスタンク101に燃料ガスを再充填することなく引き続き燃料ガスを供給するので、高圧燃料ガスタンク内の燃料ガスの使用量を増加させることができる。
また、高圧燃料ガスタンク101の圧力が、第3所定圧力P3よりも小さくなった場合は、燃料電池の発電量を制限して要求流量を減らすとともに、流量制御弁111を全開にする。これにより、その要求流量の燃料ガスを供給できなくなるまで高圧燃料ガスタンク101内の燃料を供給し続けることができる。
このように、高圧燃料ガスタンク内の圧力に応じて、流量制御弁111を制御することで、高圧燃料ガスタンク101の燃料ガスの使用量を増加させることができ、同量の燃料ガスを積んだものと比べて、車両の走行距離を延ばすことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図6を参照して説明する。本実施形態は、圧力値Pが第1所定圧力P1より小さいときには流量制御弁111の開弁速度を速め、圧力値Pが第2所定圧力P2より小さいときには流量制御弁111の開弁速度を遅くした点で第1実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。なお、以下に示す各実施形態では前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を用いて重複する説明を適宜省略する。
図6は、この本実施形態による流量制御弁111の制御について説明するフローチャートである。
ステップS21において、コントローラ112は、要求負荷が大きくなるほど流量制御弁111の開度が大きくなるように制御するとともに、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より高いときよりも、流量制御弁111の開弁速度を速くする。
ステップS22において、コントローラ112は、要求負荷が大きくなるほど流量制御弁111の開度が大きくなるように制御するとともに、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より高いときよりも、流量制御弁111の開弁速度を遅くする。
以上説明した本実施形態によれば、高圧燃料ガスタンク101の圧力が、第1所定圧力P1よりも小さくなった場合は、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より大きいときよりも、流量制御弁111の開弁速度が速くなるように制御する。
このように、流量制御弁111の開弁速度を速くすることで、過渡的に低圧レギュレータ110を流れる流量が増加するので、低圧レギュレータ110のピストン又はダイアフラムのストローク量が大きくなり、低圧レギュレータ110の開度も大きくなる。したがって、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1よりも小さくなっても、低圧レギュレータ110の下流の燃料ガス流量の低下を防止でき、要求負荷に対する所望の出力を得ることができる。
また、高圧燃料ガスタンク101の圧力が、第2所定圧力P2よりも小さくなった場合は、高圧燃料ガスタンク101の圧力が第1所定圧力P1より大きいときよりも、流量制御弁111の開弁速度が遅くなるように制御する。
このように、流量制御弁111の開弁速度を遅くすることで、流量制御弁111の上流側と下流側との圧力差を維持できる。したがって、低圧レギュレータ110の下流に供給される燃料ガスの流量が低下して、燃料電池スタック200に燃料を供給できなくなるのを防止することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
例えば、上記各実施形態では、圧力値Pとして圧力センサ103によって検出された圧力値を使用していたが、圧力センサ104の検出値を使用してもよい。
また、上記各実施形態では、流量制御弁111の制御開始条件として圧力値Pが所定圧力より小さくなったか否かを判定していたが、圧力値Pが通常時よりも何パーセント降下したかによって判定してもよいし、圧力センサ106の圧力値が燃料電池スタック200の要求圧力に対して何パーセント下回っているかによって判定してもよい。
また、上記各実施形態では、要求負荷に応じて流量制御弁111の開度又は開弁速度を調整していたが、図7に示すように、圧力値Pに応じた流量制御弁111の開度又は開弁速度を予め設定しておいてもよい。
また、上記各実施形態では、燃料ガスの供給先の出力ユニットとして燃料電池スタック200を使用したが、エンジンを使用してもよい。なお、本実施形態の場合、燃料ガスの供給先である出力ユニットに対して、精度の良いガスコントロールができる。したがって出力ユニットとして特に燃料電池スタック200を使用した場合に好適である。
第1実施形態による燃料供給装置の概略図である。 第1実施形態による流量制御弁の制御について説明するフローチャートである。 圧力値が第1所定圧力値より高いときの要求負荷と流量制御弁開度との関係を示した図である。 圧力値が第1所定圧力値より低いときの要求負荷と流量制御弁開度との関係を示した図である。 圧力値が第2所定圧力値より低いときの要求負荷と流量制御弁開度との関係を示した図である。 第2実施形態による流量制御弁の制御について説明するフローチャートである。 予め設定された、圧力値に基づいて流量制御弁の開度又は開弁速度を設定するテーブルである。
符号の説明
100 燃料供給装置
101 高圧燃料ガスタンク(燃料ガス貯蔵容器)
103 圧力センサ(圧力検出手段)
110 レギュレータ(低圧レギュレータ)
111 流量制御弁
S5、S21 第1の流量制御弁制御手段
S7,S22 第2の流量制御弁制御手段
P1 第1所定圧力
P2 第2所定圧力
P3 第3所定圧力

Claims (10)

  1. 燃料ガスを貯蔵する燃料ガス貯蔵容器と、
    前記燃料ガス貯蔵容器から流出する燃料ガスの圧力を減圧し、その燃料ガス貯蔵容器の圧力が一定圧力まで低下すると通過する燃料ガスの流量が減少するレギュレータと、
    前記レギュレータの下流に配設され、通過する燃料ガスの流量を任意の流量に設定する流量制御弁と、
    を備える燃料ガス供給装置であって、
    前記燃料ガス貯蔵容器の圧力値を検出する圧力検出手段と、
    前記圧力値が第1所定圧力より小さくなったときは、前記流量制御弁を通過する燃料ガスの流量が、その圧力値が第1所定圧力より大きいときの流量と比べて減少しないように、その流量制御弁を制御する第1の流量制御弁制御手段と、
    を備えることを特徴とする燃料ガス供給装置。
  2. 前記第1の流量制御弁制御手段は、前記圧力値が第1所定圧力より小さくなったときは、その圧力値が第1所定圧力より大きいときと比べて、前記流量制御弁の開度が大きくなるように、その流量制御弁を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料ガス供給装置。
  3. 前記第1の流量制御弁制御手段は、前記圧力値が第1所定圧力より小さくなったときは、その圧力値が第1所定圧力より大きいときと比べて、前記流量制御弁の開弁速度が速くなるように、その流量制御弁を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料ガス供給装置。
  4. 前記第1所定圧力は、前記レギュレータを通過する燃料ガス流量が減少し始める近傍の圧力である
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1つに記載の燃料ガス供給装置。
  5. 前記圧力値が前記第1所定圧力より小さい第2所定圧力より小さくなったときは、前記流量制御弁の上流側と下流側とで圧力差を発生させて燃料ガスが強制的に流れるように、その流量制御弁を制御する第2の流量制御弁制御手段を備える
    ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1つに記載の燃料ガス供給装置。
  6. 前記第2の流量制御弁制御手段は、前記圧力値が第2所定圧力より小さくなったときは、その圧力値が第1所定圧力より大きいときと比べて、前記流量制御弁の開度が小さくなるように、その流量制御弁を制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の燃料ガス供給装置。
  7. 前記第2の流量制御弁制御手段は、前記圧力値が第2所定圧力より小さくなったときは、その圧力値が第1所定圧力より大きいときと比べて、前記流量制御弁の開弁速度が遅くなるように、その流量制御弁を制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の燃料ガス供給装置。
  8. 前記第2所定圧力は、前記流量制御弁の開度を大きくしても、その流量制御弁を通過する燃料ガスの流量が、前記圧力値が第1所定圧力より大きいときに通過する流量よりも減少し始める近傍の圧力である
    ことを特徴とする請求項5から7までのいずれか1つに記載の燃料ガス供給装置。
  9. 前記圧力値が前記第2所定圧力より小さい第3所定圧力より小さくなったときは、前記燃料ガスが供給されて出力を発生する出力ユニットの要求出力を低下させる
    ことを特徴とする請求項5から8までのいずれか1つに記載の燃料ガス供給装置。
  10. 前記レギュレータは、ピストン式又はダイアフラム式のレギュレータである
    ことを特徴とする請求項1から9までのいずれか1つに記載の燃料ガス供給装置。
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