JP2009186777A - 液晶表示装置 - Google Patents

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一郎 福西
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Abstract

【課題】EMI及びESD破壊の発生を抑制する。
【解決手段】端子領域14には、複数の端子の一部にFPC16が実装され、FPC16は、絶縁性を有する単層の可撓フィルムと、該可撓フィルムの少なくとも一方の表面に形成され、電気的に接地されたベタ状の導電層18が形成された接地領域21、及び配線パターン19が形成された配線領域22とを備えている。そして、端子領域14の少なくとも一部は、FPC16における接地領域21が形成されている一部である遮蔽部25によって覆われている。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示パネルにFPC(Flexible Printed Circuit)が装着された液晶表示装置に関するものである。
近年、液晶表示装置は、携帯電話等のモバイル機器や、所謂液晶テレビ及びパソコン等の表示機器に広く用いられ、その需要が急速に高まっている。液晶表示装置は、例えば、液晶表示パネルにFPCが装着された構成を有している。液晶表示パネルは、複数のTFT(薄膜トランジスタ)が形成されたアクティブマトリクス基板と、これに対向する対向基板と、これらの基板の間に封入された液晶層とを備えている。
アクティブマトリクス基板には、複数の画素がマトリクス状に配置された表示領域と、その外側に形成された端子領域とを有している。すなわち、表示領域の各画素から複数の配線が端子領域に引き出されており、端子領域には引き出された配線の端部に設けられた端子が複数形成されている。
端子領域には、駆動回路としてのICチップであるLSI(Large Scale Intergration)やFPCが、例えばACF(Anisotropic Conductive Film)等を介して実装されている。そうして、液晶表示パネルには、制御信号がFPCを介して駆動LSIに供給されるようになっている。
FPCには多数の配線が高密度に形成され、これらの配線を通じて、液晶表示パネルの駆動ICに必要な制御信号、クロック信号及び電源等が供給される。ところが、近年の液晶表示パネルの大型化や高解像度化、さらには高速シリアル通信等の進展に伴って、配線間の信号が電気的に相互干渉する度合いが高くなり、電磁波ノイズを外部に放射するEMI(Electro magnet Interference:電磁妨害)の問題が大きくなってしまう。
これに対し、例えば特許文献1には、FPCを3層以上の導電層を含む多層構造に形成し、その表面側の導電層を、略全面に亘ってベタ状又はメッシュ状に形成することが開示されている。そのことにより、EMIの問題を解消しようとしている。
特開平8−122806号公報
しかし、上記特許文献1の液晶表示装置では、FPCが3層以上の導電層を含む多層構造に形成されているため、そのFPC自体の構造が複雑であってコスト上昇を招く問題がある。
また、FPCだけでなく、液晶表示パネルの端子領域においても多数の配線が高密度に形成されており、この端子領域においてもEMIが問題となる。
一方、上記液晶表示装置では、配線部分や駆動LSI等の回路構成においてESD(Electrostatic discharge:静電放電)破壊が生じる結果、誤作動が生じるという問題がある。また、近年、液晶表示パネルのモノリシック化が進められており、パネル内に複雑な回路構成を形成することから、そのパネル内の回路構成等においてESD破壊が発生し易く、それに伴って液晶表示装置の誤作動も増加する傾向にある。したがって、液晶表示装置において、ESD破壊の発生を防止することは極めて重要になっている。
本発明は、斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、液晶表示装置におけるEMI及びESD破壊の発生を抑制することにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、端子領域の少なくとも一部を、接地されたベタ状の導電層が形成された接地領域を有する遮蔽部によって覆うようにした。
具体的に、本発明に係る液晶表示装置は、第1基板と、上記第1基板に対向して配置された第2基板と、上記第1基板及び上記第2基板の間に設けられた液晶層とを備え、上記第1基板及び上記第2基板が互いに対向する領域に表示領域が形成された液晶表示装置であって、上記第1基板は、上記表示領域の外側における上記第2基板側表面に、複数の配線と、該複数の配線に設けられた複数の端子とが形成された端子領域を有し、上記端子領域には、上記複数の端子の一部にFPCが実装され、上記FPCは、絶縁性を有する単層の可撓フィルムと、該可撓フィルムの少なくとも一方の表面に形成され、電気的に接地されたベタ状の導電層が形成された接地領域、及び配線パターンが形成された配線領域とを備え、上記端子領域の少なくとも一部は、上記FPCにおける接地領域が形成されている一部である遮蔽部によって覆われている。
上記端子領域には、上記複数の端子の一部に駆動ICが実装されており、上記駆動ICの全体は、上記遮蔽部によって覆われていてもよい。
上記第1基板は、上記端子領域とは反対側表面の少なくとも一部が、上記遮蔽部によって覆われていてもよい。
上記FPCの配線領域は、上記遮蔽部によって覆われていてもよい。
この場合さらに、上記FPCの上記配線領域と反対側の表面には、上記接地領域が形成されていることが好ましい。
−作用−
次に、本発明の作用について説明する。
端子領域には複数の配線が形成されており、表示領域の制御に必要な制御信号等が供給されるため、この端子領域において配線間の信号が電気的に相互干渉し、電磁波ノイズを外部に放射する虞れがある(EMI)。ところが、本発明では、端子領域の少なくとも一部が、FPCの遮蔽部によって覆われている。FPCの遮蔽部は接地領域を有し、この接地領域には電気的に接地されたベタ状の導電層が形成されている。したがって、第1基板の端子領域で電磁波ノイズが放射されたとしても、その電磁波ノイズはFPCの遮蔽部によって遮蔽されることとなる。その結果、EMIの発生が抑制される。さらに、FPCの遮蔽部が電気的に接地されていることから、端子領域におけるESD破壊の発生も防止することが可能になる。
また、端子領域に駆動ICが実装され、その駆動ICの全体がFPCの遮蔽部によって覆われている場合には、駆動ICから放射される電磁波ノイズがFPCの遮蔽部によって遮蔽されるため、EMIの発生が抑制されることとなる。さらに、駆動ICの全体が接地された遮蔽部によって覆われているため、駆動ICにおけるESD破壊の発生も防止される。
また、上記端子領域に加えて、第1基板における端子領域とは反対側表面の少なくとも一部がFPCの遮蔽部によって覆われている場合には、第1基板の端子領域側(つまり第2基板側)に放射される電磁波ノイズと、第1基板の端子領域とは反対側(つまり、第2基板とは反対側)に放射される電磁波ノイズとの双方が、FPCの遮蔽部によって遮蔽されることとなる。その結果、EMIの発生をより好適に抑制することが可能になる。
さらに、第1基板が、端子領域側表面と、その反対側表面との双方が、電気的に接地されたFPCの遮蔽部により覆われているために、ESD破壊の発生をより効果的に防止することが可能になる。
ところで、FPCの配線領域には配線パターンが形成されており、表示領域の制御に必要な制御信号等が供給されるため、この配線領域において配線間の信号が電気的に相互干渉し、電磁波ノイズを外部に放射する虞れがある(EMI)。
これに対し、FPCの配線領域を当該FPCの遮蔽部によって覆うようにすれば、FPCの配線領域で発生する電磁波ノイズを当該FPCの遮蔽部によって遮蔽し、EMIの発生を抑制することが可能になる。さらに、FPCの配線領域が、電気的に接地されている当該FPCの遮蔽部によって覆われているため、そのFPCの配線領域におけるESD破壊の発生を防止することが可能になる。
また、上記配線領域に加えて、FPCの配線領域と反対側の表面に接地領域が形成されている場合には、FPCの配線領域側である一方の表面側に放射される電磁波ノイズが遮蔽部により遮蔽される一方、FPCの配線領域と反対側である他方の表面側に放射される電磁波ノイズが、当該配線領域の裏面側の接地領域によって遮蔽されることとなる。その結果、FPCにおけるEMIの発生をより好適に抑制することが可能になる。
さらに、FPCが、配線領域側表面とその反対側表面との双方において、電気的に接地されたFPCの遮蔽部により覆われているために、FPCにおけるESD破壊の発生をより効果的に防止することが可能になる。
本発明によれば、端子領域の少なくとも一部を、接地されたベタ状の導電層が形成された接地領域を有する遮蔽部によって覆うようにしたので、端子領域におけるEMI及びESD破壊の発生を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1及び図2は、本発明の実施形態1を示している。
図1は、本実施形態1の液晶表示装置1の外観を示す平面図である。図2は、図1におけるII−II線断面図である。
本実施形態1の液晶表示装置1は、図1及び図2に示すように、液晶表示パネル10と、これに実装されたFPC16とを備えている。液晶表示パネル10は、第1基板11と、第1基板11に対向して配置された第2基板12と、第1基板11及び第2基板12の間に設けられた液晶層(図示省略)とを備え、第1基板11及び第2基板12が互いに対向する領域に表示領域13が形成されている。
第1基板11は、アクティブマトリクス基板を構成しており、表示領域13においてマトリクス状に配置された複数の画素(図示省略)が形成されている。図示を省略するが、各画素には、薄膜トランジスタ(Thin-Film Transistor:以下、TFTと略称する。)がそれぞれ配置されている。
第1基板11の表示領域13には、図示を省略するが、複数のゲート配線が互いに平行に延びるように形成されると共に、複数のソース配線が上記複数のゲート配線に直交して延びるように形成されている。各ゲート配線及び各ソース配線は、上記TFTにそれぞれ接続されている。
また、第1基板11は、表示領域13の外側における第2基板12側表面に、複数の配線(図示省略)と、これら複数の配線に設けられた複数の端子(図示省略)とが形成された端子領域14を有している。
端子領域14は、第2基板12に対向しないように、表示領域13の側方に形成されている。この端子領域14には、上記複数の端子の一部に駆動IC15が実装されており、上記複数の端子の他の一部にFPC16が実装されている。
駆動IC15は、矩形状に形成された第1基板11の端辺に沿って延びるように、上記端子領域14に配置されている。一方、FPC16の実装部分20は、駆動IC15に並んで延びるように配置された状態で、上記端子領域14に実装されている。


FPC16は、絶縁性を有する単層の可撓フィルム17と、この可撓フィルム17の少なくとも一方の表面に形成され、電気的に接地されたベタ状の導電層18が形成された接地領域21、及び導電層18と同じ層に配線パターン19が形成された配線領域22とを備えている。上記導電層18及び配線パターン19は、可撓フィルム17の少なくとも一方の表面において互いに同じ層に形成されている。
本実施形態1では、FPC16の一方の表面側(図1で紙面手前側)にのみ、導電層18及び配線パターン19が形成されている。導電層18及び配線パターン19は、例えば銅等の金属膜により構成されている。
FPC16は、実装部分20を有するFPC本体27と、FPC本体27の一方側(駆動IC15への実装側)に、基板法線方向(図1で紙面に直交する方向)から見て、コ字状に延長して形成された遮蔽部25と、FPC本体27の他方側に突出して形成された入力部28とにより構成されている。入力部28は、液晶表示装置1が装着される機器本体のコネクタに接続される。
上記遮蔽部25は、FPC16における接地領域21が形成されている一部により構成され、端子領域14の少なくとも一部と、駆動IC15の全体とをそれぞれ覆っている。遮蔽部25は、端子領域14の表面及び駆動IC15の表面にそれぞれ接着されることによって固定されている。
導電層18は、図1に示すように、遮蔽部25の全体に亘って形成されると共に、FPC本体27の外縁領域、及び入力部28の左右両側にそれぞれ形成されている。そうして、導電層18は、入力部28を介して電気的に接地されている。
また、FPC本体27及び入力部28における導電層18が形成されている以外の領域には、配線パターン19が形成されている。そうして、入力部28から供給される信号等が配線パターン19を通じて実装部分20側へ送られることとなる。実装部分20に送られた信号等は、端子領域14の端子及び配線を介して駆動IC15へ供給され、駆動IC15から制御信号が表示領域13の各画素へ供給されることとなる。その結果、各画素毎に液晶層が駆動されて、所望の表示が行われるようになっている。
−実施形態1の効果−
したがって、この実施形態1によると、端子領域14の少なくとも一部を、接地されたベタ状の導電層18が形成された接地領域21を有する遮蔽部25によって覆うようにしたので、端子領域14におけるEMI及びESD破壊の発生を抑制することができる。
すなわち、端子領域14には複数の配線が形成されており、表示領域13の制御に必要な制御信号やクロック信号等が供給されるため、この端子領域14において配線間の信号が電気的に相互干渉し、電磁波ノイズを外部に放射する虞れがある(EMI)。
これに対し、本実施形態1では、端子領域14の少なくとも一部を、FPC16の遮蔽部25によって覆うようにし、その遮蔽部25が有する接地領域21には電気的に接地されたベタ状の導電層18を形成したので、第1基板11の端子領域14で電磁波ノイズが放射されたとしても、その電磁波ノイズをFPC16の遮蔽部25によって遮蔽することができる。その結果、EMIの発生を抑制することができる。さらに、FPC16の遮蔽部25を電気的に接地させているので、端子領域14におけるESD破壊の発生も防止することができる。
さらに、端子領域14実装されている駆動IC15の全体をFPC16の遮蔽部25によって覆うようにしたので、駆動IC15から放射される電磁波ノイズをFPC16の遮蔽部25によって遮蔽できるため、この駆動IC15におけるEMIの発生を抑制することができる。さらにまた、駆動IC15の全体を接地された遮蔽部25によって覆っているので、駆動IC15におけるESD破壊の発生も防止することができる。
加えて、ベタ状の導電層18を配線パターン19と同じ層に形成するようにしたので、例えばフォトリソグラフィ等によりこれらを同時に一括して形成することができる。
ところで、例えばモバイル機器等に組み込まれている液晶表示装置には、当該機器の小型化を図るため、FPCが端子領域近傍で折り曲げた状態で装着されている。モバイル機器は高温や高湿度環境下で使用される場合があるため、そのような使用環境であってもFPCの接続強度を維持して機器の信頼性を高めることが求められる。従来は、TFT基板(第1基板11に相当)における一方の表面の端子領域においてのみFPCが接続されており、その接続条件や使用環境によって接続強度が低下していた。そこで、ACF材料の改善等が図られていた。
しかしながら、そのような従来の改善ではFPCの接続強度の向上には限界があった。これに対し、本実施形態1では、上述のようにFPC16の遮蔽部25によってEMIやESD破壊を防止できることに加え、FPC16が遮蔽部25において端子領域14及び駆動IC15の表面に広い面積でそれぞれ接着固定するようにしたので、FPC16の第1基板11への接続強度を飛躍的に高めることができる。その結果、高温高湿度等の使用環境に対しても装置の信頼性を向上させることができる。
《発明の実施形態2》
図3〜図6は、本発明の実施形態2を示している。尚、以降の各実施形態では、図1及び図2と同じ部分については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図3は、本実施形態2におけるFPC16を示す平面図である。図4は、本実施形態2の液晶表示装置1を第2基板12側から見た外観を示す平面図である。図5は、本実施形態2の液晶表示装置1を第1基板11側から見た外観を示す平面図である。図6は、図4におけるVI−VI線断面図である。
上記実施形態1では、第1基板11における第2基板12側表面の端子領域14にのみ遮蔽部25を設けたのに対し、本実施形態2では、端子領域14及びその裏面側の双方に遮蔽部25,26を設けるようにした。
すなわち、本実施形態2のFPC16は、図3及び図4に示すように、実装部分20を有するFPC本体27と、FPC本体27の一方側(駆動IC15への実装側)に、平坦に延びたFPC16の表面法線方向(図3で紙面に直交する方向)から見て、コ字状に延長して形成された遮蔽部25と、FPC本体27の他方側に突出して形成された入力部28と、同じくFPC本体27の他方側にコ字状に延長して形成された遮蔽部26とにより構成されている。
導電層18は、図3に示すように、遮蔽部25,26の全体に亘って形成されている。すなわち、遮蔽部26もまた、遮蔽部25と同様に、ベタ状の導電層18が形成された接地領域21を有している。さらに、導電層18は、FPC本体27の外縁領域、及び入力部28の右側部分にそれぞれ形成されている。そうして、導電層18は、入力部28を介して電気的に接地されている。
遮蔽部26は、図5に示すように、FPC16が端子領域14に実装された状態で、端子領域14とは反対側に折り返されて、第1基板11における端子領域14の反対側表面に接着されている。
そして、遮蔽部25は、上記実施形態1と同様に駆動IC15及び端子領域14の少なくとも一部を覆う一方、遮蔽部26は、図5に示すように、第1基板11における端子領域14の反対側表面の少なくとも一部を覆っている。
−実施形態2の効果−
したがって、この実施形態2によっても、端子領域14の少なくとも一部を遮蔽部25によって覆うようにしたので、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。そのことに加え、本実施形態2では、第1基板11の端子領域14と、その端子領域14の反対側表面との双方をFPC16の遮蔽部25,26によって覆うようにしたので、第1基板11の端子領域14側(つまり第2基板12側)に放射される電磁波ノイズと、第1基板11の端子領域14とは反対側(つまり、第2基板12とは反対側)に放射される電磁波ノイズとの双方を、FPC16の遮蔽部25,26によって遮蔽することができる。その結果、EMIの発生をより好適に抑制することができる。
さらに、第1基板11における端子領域14側表面とその反対側表面との双方を、電気的に接地したFPC16の遮蔽部25,26によって覆うようにしたので、ESD破壊の発生をより効果的に防止することができる。
さらにまた、FPC16を、2つの遮蔽部25,26によって第1基板11の表裏両面に広い面積で接着固定するようにしたので、FPC16の第1基板11への接続強度をさらに大きく高めることができる。
《発明の実施形態3》
図7〜図11は、本発明の実施形態3を示している。
図7は、本実施形態3におけるFPC16の一方の表面を示す平面図である。図8は、本実施形態3におけるFPC16の他方の表面を示す平面図である。図9は、本実施形態3の液晶表示装置1を第2基板12側から見た外観を示す平面図である。図10は、本実施形態3の液晶表示装置1を第1基板11側から見た外観を示す平面図である。図11は、図9におけるXI−XI線断面図である。
上記実施形態1では、FPC16の遮蔽部25によって第1基板11の端子領域14を覆うようにしたのに対し、本実施形態3では、FPC16の遮蔽部31によって当該FPC16の配線領域22を覆うようにした。
すなわち、本実施形態3におけるFPC16は、図7〜図9に示すように、実装部分20を有するFPC本体27と、FPC本体27の一方側(駆動IC15への実装側)に、延長して形成された遮蔽部31と、FPC本体27の他方側に突出して形成された入力部28とにより構成されている。
遮蔽部31は、平坦に延びたFPC16表面の法線方向(図7で紙面に直交する方向)から見て、FPC本体27からコ字状に延長された延長部分31aと、その延長部分31aからさらに突出して形成された突出部分31bとにより構成されている。
突出部分31bは、図7及び図10に示すように、遮蔽部31がFPC本体27側に折り返されることにより、入力部28と同じ大きさに重なるように形成されている。この突出部分31bは、入力部28と共に、液晶表示装置1が装着される機器本体のコネクタに接続されることにより、電気的に接地されている。
FPC16は、可撓フィルム17の一方の表面に接地領域21が形成される一方、可撓フィルム17の他方の表面に配線領域22が形成されている。すなわち、FPC16の一方の表面には、図7に示すように、FPC本体27(実装部分20を除く)、入力部28及び遮蔽部31の全体に亘って、それぞれベタ状の導電層18が形成されている。遮蔽部31はベタ状の導電層18が形成された接地領域21を有している。
一方、FPC16の他方の表面には、図8に示すように、導電層18は、FPC本体27の外縁領域、及び入力部28の左側部分にそれぞれ形成されている。さらに、導電層18は、遮蔽部31の全体に亘って形成されている。すなわち、FPC16の遮蔽部31には、その両面の全体に亘って、ベタ状の導電層18が形成されている。そうして、導電層18は、入力部28を介して電気的に接地されている。また、FPC本体27及び入力部28には、導電層18が形成されている以外の領域に配線パターン19が形成され、その領域が配線領域22になっている。
そして、図8、図10及び図11に示すように、遮蔽部31は、FPC16が端子領域14に実装された状態で折り返されて、図8に示す遮蔽部31の他方の表面が、FPC本体27及び入力部28における他方の表面に貼り合わされて接着されるようになっている。そのことにより、FPC16の配線領域22は、遮蔽部31によって覆われている。
さらに、FPC16の配線領域22と反対側の表面には、接地領域21が形成されていることから、配線領域22は、遮蔽部31の導電層18と、裏面側の接地領域21の導電層18とにより挟まれている。
−実施形態3の効果−
ところで、FPC16の配線領域22には配線パターン19が形成されており、表示領域13の制御に必要な制御信号やクロック信号等が供給されるため、この配線領域22において配線間の信号が電気的に相互干渉し、電磁波ノイズを外部に放射する虞れがある(EMI)。
これに対し、本実施形態3では、FPC16の配線領域22を当該FPC16の遮蔽部25によって覆うようにしたので、FPC16の配線領域22で発生する電磁波ノイズを当該FPC16の遮蔽部25によって遮蔽できるため、EMIの発生を抑制することができる。さらに、FPC16の配線領域22が、電気的に接地されている当該FPC16の遮蔽部25によって覆うようにしているため、そのFPC16の配線領域22におけるESD破壊の発生を防止することができる。
また、上記配線領域22に加えて、FPC16の配線領域22と反対側の表面に接地領域21を形成したので、FPC16の配線領域22側である一方の表面側に放射される電磁波ノイズを遮蔽部により遮蔽できる一方、FPC16の配線領域22と反対側である他方の表面側に放射される電磁波ノイズを、当該配線領域22の裏面側の接地領域21によって遮蔽することができる。その結果、FPC16におけるEMIの発生をより好適に抑制することできる。
さらに、FPC16を、配線領域22側表面とその反対側表面との双方において、電気的に接地したFPC16の遮蔽部25によって覆うようにしたので、FPC16におけるESD破壊の発生をより効果的に防止することができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態1〜3では、第1基板11の端子領域14を遮蔽部25(26)で覆う実施形態と、FPC16の配線領域22を遮蔽部31で覆う実施形態とについて説明したが、本発明はこれに限らず、上記端子領域14及び配線領域22のそれぞれを遮蔽部25,26,31によって覆うようにしてもよい。そのことにより、液晶表示パネル10及びFPC16の双方において、EMI及びESD破壊の発生を防止することが可能になる。
以上説明したように、本発明は、液晶表示パネルにFPCが装着された液晶表示装置について有用であり、特に、そのEMI及びESD破壊の発生を抑制するする場合に適している。
図1は、本実施形態1の液晶表示装置の外観を示す平面図である。 図2は、図1におけるII−II線断面図である。 図3は、本実施形態2におけるFPCを示す平面図である。 図4は、本実施形態2の液晶表示装置を第2基板側から見た外観を示す平面図である。 図5は、本実施形態2の液晶表示装置を第1基板側から見た外観を示す平面図である。 図6は、図4におけるVI−VI線断面図である。 図7は、本実施形態3におけるFPCの一方の表面を示す平面図である。 図8は、本実施形態3におけるFPCの他方の表面を示す平面図である。 図9は、本実施形態3の液晶表示装置を第2基板側から見た外観を示す平面図である。 図10は、本実施形態3の液晶表示装置を第1基板側から見た外観を示す平面図である。 図11は、図9におけるXI−XI線断面図である。
符号の説明
1 液晶表示装置
10 液晶表示パネル
11 第1基板
12 第2基板
13 表示領域
14 端子領域
15 駆動IC
16 FPC
17 可撓フィルム
18 導電層
19 配線パターン
20 実装部分
21 接地領域
22 配線領域
25,26,31 遮蔽部
27 FPC本体
28 入力部
31a 延長部分
31b 突出部分

Claims (5)

  1. 第1基板と、
    上記第1基板に対向して配置された第2基板と、
    上記第1基板及び上記第2基板の間に設けられた液晶層とを備え、
    上記第1基板及び上記第2基板が互いに対向する領域に表示領域が形成された液晶表示装置であって、
    上記第1基板は、上記表示領域の外側における上記第2基板側表面に、複数の配線と、該複数の配線に設けられた複数の端子とが形成された端子領域を有し、
    上記端子領域には、上記複数の端子の一部にFPCが実装され、
    上記FPCは、絶縁性を有する単層の可撓フィルムと、該可撓フィルムの少なくとも一方の表面に形成され、電気的に接地されたベタ状の導電層が形成された接地領域、及び配線パターンが形成された配線領域とを備え、
    上記端子領域の少なくとも一部は、上記FPCにおける接地領域が形成されている一部である遮蔽部によって覆われている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 請求項1に記載された液晶表示装置において、
    上記端子領域には、上記複数の端子の一部に駆動ICが実装されており、
    上記駆動ICの全体は、上記遮蔽部によって覆われている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 請求項1に記載された液晶表示装置において、
    上記第1基板は、上記端子領域とは反対側表面の少なくとも一部が、上記遮蔽部によって覆われている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 請求項1に記載された液晶表示装置において、
    上記FPCの配線領域は、上記遮蔽部によって覆われている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  5. 請求項4に記載された液晶表示装置において、
    上記FPCの上記配線領域と反対側の表面には、上記接地領域が形成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
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