JP2009122318A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】差動信号のインピーダンス整合を崩さずに、差動信号配線群の両側に配置される配線群の中で、同一の信号を伝送する配線、あるいは、同一の電源電圧を供給する配線を共通接続する。
【解決手段】フレキシブル配線基板は、差動信号を伝送する複数対の差動信号配線を含む差動信号配線群と、前記差動信号配線群の一方の側に配置される配線群Aと、前記差動信号配線群の他方の側に配置される配線群Bとを有し、前記差動信号配線群は、前記フレキシブル配線基板の第1面に形成され、前記フレキシブル配線基板の第1面と反対側の第2面には、第1GNDパターンが形成され、前記第1GNDパターンは、少なくとも前記差動信号配線群を覆うように形成され、前記配線群Aの中の少なくとも1本と、前記配線群Bの中の少なくとも1本とは、同一の信号を伝送する配線、あるいは、同一の電源電圧を供給する配線である。
【選択図】図8

Description

本発明は、表示装置に係り、特に、本体側と表示パネルとの間において高速差動信号方式で信号を伝送する際に有効な技術に関する。
携帯電話機などの携帯機器の表示部として使用されるTFT(Thin Film Transistor)方式の液晶表示モジュールは、小型の液晶表示パネルと、この液晶表示パネルを収納する樹脂モールドフレームとを備え、液晶表示パネルは、樹脂モールドフレームに設けられた凹部に収納されている。
液晶表示パネルは、第1の基板と、第2の基板と、これら第1の基板と第2の基板との間に挟持される液晶層とを有する。第1及び第2の基板の各々の平面形状は、長辺及び短辺を有する長方形で形成され、第1の基板の長辺は、第2の基板の長辺よりも長く、第1の基板は、第2の基板と重畳しない領域(以下、非重畳領域という)を有する。
第1の基板の非重畳領域には、ドライバ回路を搭載した半導体チップが実装されており、更に、この第1の基板の非重畳領域には、フレキシブル配線基板の一端側が接続される。なお、このような、液晶表示パネルは、例えば、下記、特許文献1、特許文献2に記載されている。
なお、本願発明に関連する先行技術文献としては以下のものがある。
特開2007−114444号公報 特開2007−163556号公報
最近、前述の特許文献1、特許文献2に記載されているような携帯電話機の液晶表示パネルでは、携帯電話機のプロセッサに高速差動信号の出力機能(トランスミッタ回路)を内蔵し、かつ、液晶表示パネルの半導体チップに受信機能(レシーバー回路)を内蔵することにより、フレキシブル配線基板上を高速差動信号で伝送させることが要求されている。
しかしながら、前述したような液晶表示パネルのフレキシブル配線基板は、一般的に単層、あるいは、2層で構成されており、高速差動信号の配線ルールに準じて配線を考えると、下記のような問題点があった。
ドライバ回路を搭載した半導体チップの入力電極の中で、高速差動信号が入力される入力電極は、半導体チップの比較的中央部に存在することが多く、また、電子部品が分散して配置される場合などでは、高速差動信号配線群の両側に、同一の信号を伝送する配線と、同一の電源電圧を供給する配線とを配置する必要がある。
それらは、インピーダンス整合を崩さないように、高速差動信号配線群を避けて共通接続する必要があるが、液晶表示パネルのフレキシブル配線基板は、通常、単層のフレキシブル配線基板、または、2層のフレキシブル配線基板を採用しているため、フレキシブル配線基板上で共通接続することができない。
例えば、フレキシブル配線基板上に、複数の発光ダイオードを実装し、かつ複数の発光ダイオードを並列駆動する場合には、各発光ダイオードのアノード電圧を共通に接続する必要があるが、高速差動信号の配線が、発光ダイオードと発光ダイオードとの間を通過する場合には、複数の発光ダイオードのアノード電源電圧配線をすべてフレキシブル配線基板上で共通接続することができない。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、差動信号のインピーダンス整合を崩さずに、差動信号配線群の両側に配置される配線群の中で、同一の信号を伝送する配線、あるいは、同一の電源電圧を供給する配線を共通接続することが可能となる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
(1)少なくとも第1の基板を有する表示パネルと、前記第1の基板の少なくとも一辺の縁部に機械的・電気的に接続されるフレキシブル配線基板とを備え、前記フレキシブル配線基板は、差動信号を伝送する複数対の差動信号配線を含む差動信号配線群と、前記差動信号配線群の一方の側に配置される配線群Aと、前記差動信号配線群の他方の側に配置される配線群Bとを有し、前記差動信号配線群は、前記フレキシブル配線基板の第1面に形成され、前記フレキシブル配線基板の第1面と反対側の第2面には、第1GNDパターンが形成され、前記第1GNDパターンは、少なくとも前記差動信号配線群を覆うように形成され、前記配線群Aの中の少なくとも1本と、前記配線群Bの中の少なくとも1本とは、同一の信号を伝送する配線、あるいは、同一の電源電圧を供給する配線である。
(2)(1)において、前記第1の基板には、ドライバ回路を搭載した半導体チップが実装されており、前記配線群Aの中の少なくとも1本と、前記配線群Bの中の少なくとも1本とは、前記半導体チップの所定の出力電極から出力され、前記半導体チップの所定の入力電極に入力される信号を伝送する配線である。
(3)(1)において、前記フレキシブル配線基板には、複数の発光ダイオードが実装されており、前記配線群Aの中の少なくとも1本と、前記配線群Bの中の少なくとも1本とは、前記複数の発光ダイオードの電源電圧を供給する配線である。
(4)(1)ないし(3)の何れかにおいて、前記フレキシブル配線基板の第1面と反対側の第2面には、第1GNDメッシュパターンと、第2GNDメッシュパターンとが形成され、前記第1GNDメッシュパターンは、少なくとも前記差動信号配線群を覆うように形成され、前記第2GNDメッシュパターンは、前記第1GNDメッシュパターンが形成された領域以外の領域に形成され、前記第2GNDメッシュパターンは、メッシュの目の大きさが前記第1GNDメッシュパターンよりも大きくされる。
(5)(1)ないし(3)の何れかにおいて、前記フレキシブル配線基板は、前記第1の基板に形成された電極に電気的・機械的に接続される接続端子を含む第1の部分と、前記第1の部分に連続する第2の部分とから構成され、前記第1の部分の、前記第1の基板の前記少なくとも一辺に平行な方向の長さは、前記第2の部分の、前記第1の基板の前記少なくとも一辺に平行な方向の長さよりも長く、前記差動信号配線群は、前記フレキシブル配線基板の前記第1の部分では前記第1面に形成され、前記フレキシブル配線基板の前記第2の部分では前記第2面に形成され、前記第1GNDパターンは、前記フレキシブル配線基板の前記第1の部分にのみ形成されている。
(6)(4)において、前記フレキシブル配線基板は、前記第1の基板に形成された電極に電気的・機械的に接続される接続端子を含む第1の部分と、前記第1の部分に連続する第2の部分とから構成され、前記第1の部分の、前記第1の基板の前記少なくとも一辺に平行な方向の長さは、前記第2の部分の、前記第1の基板の前記少なくとも一辺に平行な方向の長さよりも長く、前記差動信号配線群は、前記フレキシブル配線基板の前記第1の部分では前記第1面に形成され、前記フレキシブル配線基板の前記第2の部分では前記第2面に形成され、前記第1GNDメッシュパターン、および前記第2GNDメッシュパターンは、前記フレキシブル配線基板の前記第1の部分にのみ形成されている。
(7)(5)または(6)において、前記第1の部分における前記各対の差動信号配線の正極信号用の配線と、負極信号用の配線との間隔は、前記第2の部分における前記各対の差動信号配線の正極信号用の配線と、負極信号用の配線との間隔よりも狭くなっている。
(8)(1)ないし(7)の何れかにおいて、前記表示装置は、液晶表示装置であり、前記表示パネルは、第1の基板と、第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に挟持される液晶層とを有する液晶表示パネルである。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明によれば、差動信号のインピーダンス整合を崩さずに、差動信号配線群の両側に配置される配線群の中で、同一の信号を伝送する配線、あるいは、同一の電源電圧を供給する配線を共通接続することが可能となる。
以下、本発明を液晶表示装置に適用した実施例を図面を参照して詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
本発明の実施例の液晶表示装置は、小型の液晶表示パネルを有するTFT方式の液晶表示モジュールであり、携帯電話機などの携帯機器の表示部として使用される。
図1は、本発明の実施例の液晶表示モジュールの液晶表示パネルの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施例の液晶表示パネルは、画素電極、薄膜トランジスタ等が設けられた第1の基板(TFT基板、アクティブマトリクス基板ともいう)3と、カラーフィルタ等が形成される第2の基板(対向基板ともいう)2とを、所定の間隙を隔てて重ね合わせ、該両基板間の周縁部近傍に枠状に設けたシール材により、両基板を貼り合わせると共に、シール材の一部に設けた液晶封入口から両基板間のシール材の内側に液晶を封入、封止し、さらに、第1の基板の外側に下側偏光板(図示せず)と、第2の基板の外側に上側偏光板1を貼り付けて構成される。
このように、本実施例の液晶表示パネルは、液晶が一対の基板の間に挟持された構造となっている。
また、第1の基板3は、第2の基板2よりも大きな面積を有し、第1の基板3の、第2の基板2と対向しない領域には、ドライバ回路を構成する半導体チップ4が実装され、さらに、当該領域の一辺の周辺部には、フレキシブル配線基板(FPC)5が実装される。なお、基板の材質は絶縁性の基板であればよく、ガラスに限られず、プラスチックなどでもよい。
また、対向電極は、TN方式やVA方式の液晶表示パネルであれば対向基板側に設けられる。IPS方式の場合は、TFT基板側に設けられる。
なお、本発明は液晶パネルの内部構造とは関係がないので、液晶パネルの内部構造の詳細な説明は省略する。さらに、本発明は、どのような構造の液晶パネルであっても適用可能である。
さらに、本実施例の液晶表示モジュールは、液晶表示パネルの裏側に配置されるバックライトを有するが、本発明はバックライトの内部構造とは関係がないので、バックライトの内部構造の詳細な説明は省略する。
図2は、本発明の実施例の液晶表示モジュールを表側(液晶表示パネル側、前面側、観察者側)から見た図、図3は、本発明の実施例の液晶表示モジュールを裏側(導光板側、背面側、裏側)から見た図、図4は、図3においてフレキシブル配線基板5を展開した状態を示す図である。
図2〜図4に示すように、第1の基板3と第2の基板2とから成る液晶表示パネルは、樹脂モールドフレーム(樹脂成形体、以下、単にモールドという)6の内部に配置される。また、モールド6の裏側には反射シート7がモールドの側壁に貼り付けられて配置される。
ここで、フレキシブル配線基板5は折り曲げられて、電話機本体部との接続端子部分10は、液晶表示モジュールの裏側から側面に突出するようにされる。また、フレキシブル配線基板5の第1面には、高速差動信号用配線群17と、高速差動信号用配線群17の両側に配置される配線群(21A,21B)と、光源となる4個の白色発光ダイオード(LED)14とが形成される。なお、高速差動信号用配線群17、配線群(21A,21B)は複数の配線で構成されるが、図4では1本のみを図示している。
さらに、フレキシブル配線基板5の第1面と反対側の第2面には、抵抗、コンデンサなどの電子部品9と、高速差動信号用終端抵抗群11と、高速差動信号用のGNDメッシュパターン18(本発明の第1GNDパターン)とが形成さる。ここで、高速差動信号用終端抵抗群11は、4個の終端抵抗で構成される。
また、4個の白色発光ダイオード14は、モールド6に形成した空間15内に配置される。なお、16はフレキシブル配線基板5とモールド6とを接着するための両面テープであり、13は半導体チップ4の高速差動信号が入力される入力電極(バンプ電極)を示す。
なお、フレキシブル配線基板5上で、配線が存在しない空き領域には、部品半田付け工程での熱履歴によるフレキシブル配線基板5の部分収縮抑制、および配線から放出される電磁波の遮へいの目的から、GNDメッシュパターン(本発明の第2GNDメッシュパターン;図示せず)を敷き詰めるが、半田付け工程後にフレキシブル配線基板5が反った場合に手等で反りを修正しやすいよう、メッシュの目の大きさは比較的大きくとっている。目の大きさの目安としては0.1mm□が多い。
これに対して、高速差動信号のインピーダンス整合用の高速差動信号用のGNDメッシュパターン18は、電気的特性重視のため、通常フレキシブル配線基板5上に形成されるGNDメッシュパターンよりも目の大きさが細かくされる。即ち、高速差動信号用のGNDメッシュパターン18の目の大きさは、0.1mm□よりも小さくなる。なお、高速差動信号用のGNDメッシュパターン18に代えて、面状のGNDパターンを採用してもよい。
以下、図5を用いて、高速差動信号の伝送方式について説明する。なお、図5のBが、本実施例の液晶表示モジュール外の領域、図5のA1が本実施例の液晶表示モジュールの領域、図5のA2が第1の基板3の領域、図5のPASがフレキシブル配線基板5の領域を表す。
本実施例では、携帯電話機のプロセッサに高速差動信号の出力機能(トランスミッタ回路(OCS)が内蔵され、かつ、半導体チップ4の内部に受信機能(レシーバー回路(RES))が内蔵される。高速差動信号は、トランスミッタ回路(OCS)と、半導体チップ4内のレシーバー回路(RES)との間で伝送される。
高速差動信号方式は、種々の方式が知られているが、本実施例の高速差動信号方式は、MVI3インタフェース方式である。
一般に、高速差動信号方式では、正極信号用の配線31と、負極信号用の配線32とが対線を構成するが、MVI3インタフェース方式では、この正極信号用の配線31と、負極信号用の配線32との対線が4組存在する。この正極信号用の配線31と、負極信号用の配線32との間には終端抵抗33が接続される。したがって、図3、図4に示す高速差動信号用終端抵抗群11は、4個の終端抵抗33で構成されることになる。
また、MVI3インタフェース方式の配線ルールは、以下の通りである。
(1)正極信号用の配線31と、負極信号用の配線32との対線との間の特性インピーダンス(Zdif)が100Ω、正極信号用の配線31とGND(接地電子)との間、および、負極信号用の配線32とGNDとの間の特性インピーダンスは共に50Ω。
そのため、フレキシブル配線基板5の第1面に、正極信号用の配線31と、負極信号用の配線32との対線を形成する場合、フレキシブル配線基板5の第2面の、正極信号用の配線31と、負極信号用の配線32との対線が形成された領域には、GNDベタ配線パターン(面状のパターン)、または、GNDメッシュ配線パターンとする必要がある。
また、図6に示すように、対線を構成する正極信号用の配線31と、負極信号用の配線32の両側には、GND用配線35を配置する必要がある。
図2の13に示すように、半導体チップ4の高速差動信号が入力される入力電極は、半導体チップ4の比較的中央部に配置される。
そのため、図7に示すように、フレキシブル配線基板5上に、白色発光ダイオード14を実装し、かつ、その白色発光ダイオード14を並列駆動する場合には、白色発光ダイオード14のアノード電圧を、フレキシブル配線基板5を横切るように形成された配線により共通接続する必要がある。
しかしながら、本実施例のフレキシブル配線基板5は、2層フレキシブル配線基板であるため、高速差動信号用配線群17が2つの白色発光ダイオード14の間を通過する場合には、フレキシブル配線基板5を横切るような配線を形成することができないので、4個の白色発光ダイオード14のアノード電源電圧配線19を、すべてフレキシブル配線基板5上で共通接続することができない。なお、図7は、本発明の問題点を説明するための図であり、図7において、20a、20b、20c、20dは、4個の白色発光ダイオード14のカソード電源電圧配線である。
また、高速差動信号用配線群17が両側に形成される配線群A(21A)と配線群B(21B)とに、同一信号用の配線、同一電源電圧用の配線が存在する場合がある。それらは、高速差動信号用配線群のインピーダンス整合を崩さないように、高速差動信号用配線群17を避けて共通に接続する必要があるが、このような場合にも、フレキシブル配線基板5上で共通接続することができない。
さらに、本実施例の半導体チップ4では、出力信号、あるいは、出力電圧の中で、再度、半導体チップ4に入力される信号がある。このような信号あるいは電圧は、フレキシブル配線基板5を横切るように形成された配線により、半導体チップの所定の出力電極から所定の入力電極に伝送されるが、高速差動信号用配線群17が2つの白色発光ダイオード14の間を通過する場合には、フレキシブル配線基板5を横切るように配線を形成することができないので、フレキシブル配線基板5を横切るように形成された配線を介して、半導体チップ4から出力した出力信号、あるいは、出力電圧を、再度、半導体チップ4に入力させることができない。
また、高速差動信号用配線群17が形成される領域では、インピーダンス整合を図るために、GND領域(通常はメッシュ配線で実現)を、高速差動信号用配線群17が形成される面と反対側面の、高速差動信号用配線群17が形成される領域をすべてを覆うように設置しなければならない。
しかしながら、高速差動信号のインピーダンス整合用のGNDメッシュパターン18は、電気的特性重視のため、通常フレキシブル配線基板5上に設ける標準のGNDメッシュパターンよりも目の大きさを細かくする必要ある。
そのため、フレキシブル配線基板5の部品を半田付けする工程(半田リフロー工程)を通過した後で、半田実装工程後の反りや変形などを手で修正する場合、GNDメッシュパターンの目が細かい(単位面積あたりの銅配線量が多い)ほうが弾性が大きいので、元の反り状態に復元しようとする残留応力が大きく、そのため、反り修正作業の障害となる。
そのため、本実施例では、フレキシブル配線基板5の第1面に形成した高速差動信号用配線群17、およびフレキシブル配線基板5の第2面に形成したGNDメッシュパターン18を跨がずに、高速差動信号用配線群17の両側に存在する配線群A(21A)と配線群B(21B)を伝送する同一の信号(以下、共通信号という)、あるいは、同一の電源電圧(以下、共通電源電圧という)を共通接続する方法として、液晶表示モジュールの外側(即ち、携帯電話機内に設けられた多層プリント配線基板上)で行う。
そのため、本実施例では、高速差動信号用配線群17によって、フレキシブル配線基板5上で共通接続できない共通信号、あるいは、共通電源電圧は、すべてフレキシブル配線基板5の接続端子部分10に引き出し、液晶表示モジュールの外側(即ち、携帯電話機内に設けられた多層プリント配線基板上)で共通接続する。
図8は、本実施例のフレキシブル配線基板5上における、白色発光ダイオード14の電源電圧を供給する配線を説明するための図である。
図8に示すように、本実施例では、液晶表示モジュールの外側で、白色発光ダイオード14のアノード電源電圧を2つに分離し、一方を、アノード電源電圧配線19aを介して、図8の上側の2つの白色発光ダイオード14に供給し、また、他方を、アノード電源電圧配線19bを介して、図8の下側の2つの白色発光ダイオード14に供給する。
同様に、液晶表示モジュールの外側で、白色発光ダイオード14のカソード電源電圧を2つに分離し、一方を、カソード電源電圧配線(20a、20b)を介して、図8の上側の2つの白色発光ダイオード14に供給し、また、他方を、カソードアノード電源電圧配線(20c、20d)を介して、図8の下側の2つの白色発光ダイオード14に供給する。
また、半導体チップ4の所定の出力電極から出力された出力信号は、配線群B(21B)の中の所定の配線を通過して、フレキシブル配線基板5の接続端子部分10から引き出され、液晶表示モジュールの外側の配線を通過して、再度、フレキシブル配線基板5の接続端子部分10に入力され、配線群B(21B)の中の所定の配線を通過して半導体チップ4の入力電極に入力される。
図9に、本実施例のフレキシブル配線基板5の回路図を示す。
図9のAが、高速差動信号用配線群17を示し、図9のBが高速差動信号用終端抵抗群を示す。また、図9のDは、従来、フレキシブル配線基板5上で共通接続している共通信号、あるいは、共通電源を示す。なお、図9のCは、GND電位を供給していることを示している。
図9からも分かるように、複数対の高速差動信号用配線の対線を構成する正極信号用の配線31と、負極信号用の配線32との間には終端抵抗33が接続され、さらに、対線を構成する正極信号用の配線31と、負極信号用の配線32の両側には、GND用配線35が配置されている。
このように、本実施例では、高速差動信号のインピーダンス整合を崩さずに、共通信号あるいは、共通電源電圧を共通接続することが可能であり、動作信頼性を向上させることが可能となる。
また、インピーダンス整合(即ち、高速差動信号の伝送ルールから要求される条件)を実現するために形成されるGNDメッシュパターン18は、フレキシブル配線基板全体ではなく、最小限の領域に形成することで、フレキシブル配線基板5の物理的な挙動(曲げ反発力や反り修正後の復元力など)を抑えることができ、さらにコスト低減にも寄与することが可能となる。
なお、前述のGNDメッシュパターン18が形成される最小限の領域とは、図6に示す、対線を構成する正極信号用の配線31と負極信号用の配線32と、その外側に形成される一対のGND用配線35を覆う領域が好ましい。
図10は、本実施例のフレキシブル配線基板5の変形例を示す図である。なお、図10(a)は、フレキシブル配線基板5の第1面を、図10(b)はフレキシブル配線基板5の第2面を示す。
前述の図2〜図4に示すフレキシブル配線基板5では、高速差動信号用配線群17は、フレキシブル配線基板5の第1の面に形成されているが、図10に示すフレキシブル配線基板5では、高速差動信号用配線群17は、図10の41に示すフレキシブル配線基板5の第1部分では、フレキシブル配線基板5の第1の面に形成されるが、図10の42に示すフレキシブル配線基板5の第1部分41に連続する第2部分では、フレキシブル配線基板5の第2の面に形成される。なお、フレキシブル配線基板5の第1の面に形成される複数対の高速差動信号用の配線と、フレキシブル配線基板5の第2の面に形成される複数対の高速差動信号用の配線とは、フレキシブル配線基板5に形成されたコンタクトホールを介して接続されることはいうまでもない。
また、GNDメッシュパターン18と、それ以外のGNDメッシュパターンは、フレキシブル配線基板5の第1部分41の第1の面にのみ形成される。さらに、フレキシブル配線基板5の第1部分41における、正極信号用の配線31と、負極信号用の配線32との間隔(図10のPa)は、フレキシブル配線基板5の第2部分42における、正極信号用の配線31と、負極信号用の配線32との間隔(図10のPb)よりも狭く(Pa<Pb)されており、これにより、フレキシブル配線基板5の第2部分42において、インピーダンス整合を図っている。
なお、図10から分かるように、フレキシブル配線基板5の第1部分41の幅(第1の基板3の短辺に平行な方向の長さ)は、フレキシブル配線基板5の第2部分42の幅よりも大きい。
なお、本発明は、液晶表示装置に限られず、例えば、有機EL表示装置など、画素を有する表示装置全般に適用可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
本発明の実施例の液晶表示モジュールの液晶表示パネルの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施例の液晶表示モジュールを表側(液晶表示パネル側、前面側、観察者側)から見た図である。 本発明の実施例の液晶表示モジュールを裏側(導光板側、背面側、裏側)から見た図である。 図3においてフレキシブル配線基板を展開した状態を示す図である。 高速差動信号の伝送方式について説明する図である。 高速差動信号の伝送方式における、対線を構成する正極信号用の配線と、負極信号用の配線と、GND用配線とを説明するための図である。 図7は、本発明の問題点を説明するための図である。 本発明の実施例のフレキシブル配線基板上における、白色発光ダイオードの電源電圧を供給する配線を説明するための図である。 本発明の実施例のフレキシブル配線基板の回路図である。 本発明の実施例のフレキシブル配線基板の変形例を示す図である。
符号の説明
1 偏光板
2 第2の基板
3 第1の基板
4 半導体チップ
5 フレキシブル配線基板
6 モールド
7 反射シート
9 抵抗,コンデンサなどの電子部品
10 接続端子部分
11 高速差動信号用終端抵抗群
13 半導体チップの高速差動信号入力電極位置
14 白色発光ダイオード(LED)
15 モールドに設けた白色発光ダイオードを収納する空間
16 両面テープ
17 高速差動信号用配線群
18 差動信号の対面に形成させるGNDメッシュパターン
19,19a〜19b アノード電源電圧配線
20a〜20d カソード電源電圧配線
21A 配線群A
21B 配線群B
31 正極信号用の配線
32 負極信号用の配線
33 終端抵抗
35 GND用配線
41 フレキシブル配線基板の第1の部分
42 フレキシブル配線基板の第2の部分
OCS トランスミッタ回路
RES レシーバー回路

Claims (8)

  1. 少なくとも第1の基板を有する表示パネルと、
    前記第1の基板の少なくとも一辺の縁部に機械的・電気的に接続されるフレキシブル配線基板とを備え、
    前記フレキシブル配線基板は、差動信号を伝送する複数対の差動信号配線を含む差動信号配線群と、
    前記差動信号配線群の一方の側に配置される配線群Aと、
    前記差動信号配線群の他方の側に配置される配線群Bとを有し、
    前記差動信号配線群は、前記フレキシブル配線基板の第1面に形成され、
    前記フレキシブル配線基板の第1面と反対側の第2面には、第1GNDパターンが形成され、
    前記第1GNDパターンは、少なくとも前記差動信号配線群を覆うように形成され、
    前記配線群Aの中の少なくとも1本と、前記配線群Bの中の少なくとも1本とは、同一の信号を伝送する配線、あるいは、同一の電源電圧を供給する配線であることを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1の基板には、ドライバ回路を搭載した半導体チップが実装されており、
    前記配線群Aの中の少なくとも1本と、前記配線群Bの中の少なくとも1本とは、前記半導体チップの所定の出力電極から出力され、前記半導体チップの所定の入力電極に入力される信号を伝送する配線であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記フレキシブル配線基板には、複数の発光ダイオードが実装されており、
    前記配線群Aの中の少なくとも1本と、前記配線群Bの中の少なくとも1本とは、前記複数の発光ダイオードの電源電圧を供給する配線であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記フレキシブル配線基板の第1面と反対側の第2面には、第1GNDメッシュパターンと、第2GNDメッシュパターンとが形成され、
    前記第1GNDメッシュパターンは、少なくとも前記差動信号配線群を覆うように形成され、
    前記第2GNDメッシュパターンは、前記第1GNDメッシュパターンが形成された領域以外の領域に形成され、
    前記第2GNDメッシュパターンは、メッシュの目の大きさが前記第1GNDメッシュパターンよりも大きいことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記フレキシブル配線基板は、前記第1の基板に形成された電極に電気的・機械的に接続される接続端子を含む第1の部分と、
    前記第1の部分に連続する第2の部分とから構成され、
    前記第1の部分の、前記第1の基板の前記少なくとも一辺に平行な方向の長さは、前記第2の部分の、前記第1の基板の前記少なくとも一辺に平行な方向の長さよりも長く、
    前記差動信号配線群は、前記フレキシブル配線基板の前記第1の部分では前記第1面に形成され、前記フレキシブル配線基板の前記第2の部分では前記第2面に形成され、
    前記第1GNDパターンは、前記フレキシブル配線基板の前記第1の部分にのみ形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記フレキシブル配線基板は、前記第1の基板に形成された電極に電気的・機械的に接続される接続端子を含む第1の部分と、
    前記第1の部分に連続する第2の部分とから構成され、
    前記第1の部分の、前記第1の基板の前記少なくとも一辺に平行な方向の長さは、前記第2の部分の、前記第1の基板の前記少なくとも一辺に平行な方向の長さよりも長く、
    前記差動信号配線群は、前記フレキシブル配線基板の前記第1の部分では前記第1面に形成され、前記フレキシブル配線基板の前記第2の部分では前記第2面に形成され、
    前記第1GNDメッシュパターン、および前記第2GNDメッシュパターンは、前記フレキシブル配線基板の前記第1の部分にのみ形成されていることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  7. 前記第1の部分における前記各対の差動信号配線の正極信号用の配線と、負極信号用の配線との間隔は、前記第2の部分における前記各対の差動信号配線の正極信号用の配線と、負極信号用の配線との間隔よりも狭いことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記表示装置は、液晶表示装置であり、
    前記表示パネルは、第1の基板と、第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に挟持される液晶層とを有する液晶表示パネルであることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の表示装置。
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