JP2009186772A - プラスチック光ファイバの製造装置及び製造方法 - Google Patents

プラスチック光ファイバの製造装置及び製造方法 Download PDF

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淳 奥村
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Abstract

【課題】紡糸速度が高くても冷却距離を長くすることなく、プラスチック光ファイバが充分に冷却できる、生産性の高いプラスチック光ファイバの製造装置を提供する。
【解決手段】溶融樹脂をストランド状に吐出する一つ以上の吐出口を有する紡糸口金20に、保温筒30が隣接して設けられ、該保温筒30の紡糸口金20と反対側に、冷却装置40が近接して設けられた製造装置10であって、
前記冷却装置から溶融樹脂に吹き付けられる風の湿度が60〜95%であるプラスチック光ファイバの製造装置10。
【選択図】図1

Description

本発明はプラスチック光ファイバの製造装置及び製造方法に関する。
従来、プラスチック光ファイバの紡糸製造は、図6に示すような製造装置110により行われていた。この製造装置110は、溶融樹脂を連続的に吐出する1つ以上の吐出口が円周状、千鳥状又は一直線状に配置された紡糸口金120と、該紡糸口金120の直下に設けられた保温筒130と、溶融紡糸されたプラスチック光ファイバを冷却するための冷却装置140とからなっている。例えば、紡糸口金120から溶融紡糸されたプラスチック光ファイバZは保温筒130の内部を通過後、冷却装置140から吹き出された冷却風により冷却され、その後、ガイド150を経てニップロール170により引き取られて延伸工程へと送られる。
このような製造工程においては、溶融紡糸されたプラスチック光ファイバが充分に冷却されないと、ガイドやニップロールに接触した際に光ファイバ表面に傷が入り易く、外径斑も大きくなり、その結果、プラスチック光ファイバの光学特性が損なわれてしまう。プラスチック光ファイバの冷却方法としては、下記の方法が示されている。
溶融紡糸したプラスチック光ファイバに冷却風を吹きつけ、さらに、該プラスチック光ファイバを、冷却水を循環させた冷却水槽中に引き取る方法(特許文献1)。
風速と温度とを個別に設定できる多段構造型の冷却装置を設け、溶融紡糸したプラスチック光ファイバに、上段部分から徐々に低い温度となるように冷却風を吹きつける方法(特許文献2)。
特開2001−154036号公報 特開2005−42247号公報
いずれの方法を用いた場合も、紡糸速度が速くなると、充分にプラスチック光ファイバを冷却するためには、冷却風を吹き付ける距離を長くする必要がある。しかし、冷却距離を長くするには、冷却距離を長くした新たな製造装置を造ることになるため経済的ではない。したがって、紡糸速度を高めた場合でも、プラスチック光ファイバを充分に冷却できる、生産性の高いプラスチック光ファイバの製造装置及び製造方法が望まれている。
本発明では、紡糸速度が高くても冷却距離を長くすることなく、プラスチック光ファイバが充分に冷却できる、生産性の高いプラスチック光ファイバの製造装置及び製造方法を提供する。
本発明のプラスチック光ファイバの製造装置は、溶融樹脂をストランド状に吐出する一つ以上の吐出口を有する紡糸口金に、保温筒が隣接して設けられ、該保温筒の紡糸口金と反対側に、冷却装置が近接して設けられており、前記冷却装置は、湿度が60〜95%の冷却風を溶融樹脂に吹き付けて、該溶融樹脂を冷却する。
また、本発明のプラスチック光ファイバの製造方法は、紡糸口金から溶融樹脂をストランド状に吐出し、冷却装置から、湿度が60〜95%の冷却風を前記溶融樹脂に吹き付けるものである。
本発明のプラスチック光ファイバの製造装置及び製造方法によれば、紡糸速度が高くても冷却距離を長くすることなく、プラスチック光ファイバを充分に冷却できるため、生産性が高くなる。
以下、本発明のプラスチック光ファイバの製造装置の一実施形態例について詳細に説明する。
図1に示すように、このプラスチック光ファイバの製造装置10(以下、製造装置10とする。)は、紡糸口金20、保温筒30、冷却装置40、ガイド50、外径計測器60、及びニップロール70を備えている。
紡糸口金20には、円周状、千鳥状或いは一直線状等に配置された一つ以上の吐出口が設けられる。また、紡糸口金20の直下に保温筒30が備え付けられる。保温筒30の下側には溶融紡糸されたプラスチック光ファイバが通過するための開口部32が設けられる。また、保温筒30の下には、溶融紡糸されたプラスチック光ファイバを冷却するための冷却装置40が設けられる。冷却装置40により冷却されたプラスチック光ファイバは、ガイド50、外径計測器60を経てニップロール70により引き取られる。
本発明の製造装置10は、冷却装置40が、湿度が60〜95%の冷却風を吹き出すことを特徴とする。また、冷却風の湿度は、70〜90%であるのが好ましい。冷却風の湿度が60%以上であれば、高い速度で溶融紡糸されたプラスチック光ファイバであっても、冷却距離を長くすることなく充分に冷却できる。また、冷却風の湿度が95%以下であれば、冷却装置における水蒸気の凝固がなく、より均一な冷却風の吹き出しが可能となり、プラスチック光ファイバの外径変動を抑制することができる。
冷却風の湿度は、紡糸速度、紡糸温度、冷却距離(冷却装置の高さ)等によって適宜選択すればよい。
冷却装置は、図1に示すように、風速及び温度が個別に設定できる冷却装置40を3段重ねた、3段構造型(以下、3段重ねにした各冷却装置40を、上段から順に上段冷却装置40a、中段冷却装置40b、下段冷却装置40cとする。)である。冷却装置40は、単独で使用してもよく、上記のように複数積み重ねて使用してもよい。
冷却装置40を複数積み重ねて使用し、溶融紡糸されたプラスチック光ファイバを冷却する場合には、上側にある冷却装置からの冷却風の温度よりも下側にある冷却装置からの冷却風の温度の方が低くなるように設定するのがよい。例えば、図1では、上段冷却装置40aよりも中段冷却装置40b、中段冷却装置40bよりも下段冷却装置40cの方が、冷却風の温度が低くなるのがよい。また、中段冷却装置40bと下段冷却装置40cからの冷却風は、上段冷却装置40aからの冷却風の温度より低ければ、同じ温度であっても構わない。このようにすれば、得られるプラスチック光ファイバの外径斑を小さくし易い。
また、冷却装置40は、図2に示すような、ブロア41、抵抗体42、冷温水コイル43、金網45、アルミハニカム46等の部品が備えられるが、設定した温度と湿度を充たした、均一な冷却風を吹き出せるものであれば部品の種類や、その数量及び配置は特に限定されない。冷却風の湿度調整は、例えば、加湿及び除湿を備えた調節器を設置し、吹き溜まり部dに設置した湿度センサにより制御するものが挙げられる。
ブロア41により吹き出された湿度60〜95%の風は、抵抗体42により拡散された後に、冷温水コイル43に送られる。冷温水コイル43には外部の冷温水循環装置44から循環水が供給されており、この循環水の温度をフィードバック制御することにより冷却風の温度が調節される。冷温水コイル43を通過した風は、吹き溜まり部dで一旦吹き溜まり、目の細かい金網45により整流され、さらにアルミハニカム46によってより均一にされた後に、吹き出し面46aより吹き出される。
また、冷却装置40は、図3に示すように、ブロア41の吹き出し面46a側に、外部に設置された冷水循環装置48から冷水が供給される冷水コイル47と、電気ヒータ49とを設け、冷水コイル47により冷却された風を電気ヒータ49によって加熱することにより、設定した温度の冷却風とするものであっても構わない。このとき、冷水コイル47はブロア41の吹き出し面46a側にあっても、吹き出し面46aと逆側にあってもよい。
冷却装置40(本実施形態例では上段冷却装置40a)は、図1に示すように、冷却装置40から出る冷却風のうち最も上側の冷却風が、保温筒30のすぐ下側を通るように設けるのがよい。このように、冷却装置40と保温筒30との間の距離を小さくすることにより、保温筒30から吹き出てくる温風により対流が生じるのを防ぎ易い。
また、製造装置10の保温筒30には、保温筒30内部の温度と気流を安定させるため、遮断板31を設けてもよい(図1)。遮断板31には、溶融紡糸されたプラスチック光ファイバが通過するための開口部32が形成される。
遮断板を設けない場合には、図6に示すように、保温筒130の冷却装置140から遠い側の内側面134に冷却風Xが衝突し、はね返った冷却風が冷却装置から遠い側にあるプラスチック光ファイバZに集中して衝突するため、各プラスチック光ファイバ間の外径に差が生じてしまうことがある。一方、図1に示すように、遮断板31を設けておけば、保温筒30内への冷却風の侵入を防ぎ易く、保温筒30の内側面34への冷却風の衝突が防げるため、各プラスチック光ファイバ間の外径変動差を小さくし易い。
遮断板31の設置は、冷却風の風速が0.4m/sec以上の場合に効果的である。また遮断板31を設けていれば、上段冷却装置40aから吹き出された冷却風Xが保温筒30内部へと侵入し、保温筒30内部の気流を乱すことがなくなるため、プラスチック光ファイバの外径斑を小さくし易い。
遮断板31は、図4(a)、(b)に示すような構造であるのが好ましい。図4(a)の遮断板31は、保温筒30内部へと傾斜して設けられている。一方、図4(b)の遮断板は冷却装置40側へと傾斜して設けられている。また、遮断板31は、図4(c)に示すような、水平に設置した遮断板31に開口部32を設け、該開口部32の周縁部の保温筒内部側に側部33cが形成されたものや、図4(d)に示すような、開口部32の周縁部に冷却装置側へと側部33dが形成されたものであるのがより好ましい。また、水平に設けた遮断板31に形成させる開口部32の開口径が、プラスチック光ファイバに接触しない範囲でできるだけ小さく設けられた遮断板31がさらに好ましい。また、遮断板31は、図4(c)、図4(d)のように遮断板31が水平に設けられ、該遮断板31に、開口部32がプラスチック光ファイバ1本に対して1つずつ設けられているのが特に好ましい。
冷却装置40から吹き出す冷却風の湿度は、60〜95%とし、70〜90%とするのが好ましい。
また、図1のように、冷却装置40を3段重ねて使用する際には、上段冷却装置40aから吹き出される冷却風の湿度は、70〜80%、中段冷却装置40bと下段冷却装置40cの湿度は75〜90%の範囲とするのがよい。冷却風の湿度をこの範囲内とすることにより、プラスチック光ファイバをより高い効率で冷却することができる。
冷却装置40を3段重ねて使用する際には、上段冷却装置40aから吹き出される冷却風の温度は、20〜70℃の範囲とするのがよい。前記冷却風の温度をこの範囲とすることで、該冷却風の風速が0.4m/sec未満の場合でも、上段冷却装置40aからの冷却風による流体塊cと、紡糸口金20からの輻射熱及びプラスチック光ファイバからの放熱により保温筒30内部に発生した温度の高い流体塊bとの温度差により生じる流体塊aの熱膨張が防ぎ易くなる(図1)。そのため、流体塊aが流体塊cよりも軽くなって浮力が生じることが原因で発生する自然対流が抑えられ、自然対流の断続的なプラスチック光ファイバへの衝突が起き難くなり、製造されるプラスチック光ファイバの外径斑を小さくし易い。また、上段冷却装置40aからの冷却風の温度を20℃以上とすれば、流体塊aの部分の空気密度が小さくなるため、前記冷却風の方向が保たれ易くなる。また、上段冷却装置40aからの冷却風の温度を70℃以下とすれば、中段冷却装置40b、下段冷却装置40cからの冷却風との温度差が小さくでき、それにより生じる上昇気流によって外径斑が大きくなるのが防ぎ易い。
また、プラスチック光ファイバの表面温度を充分に低下させてから、ガイド50やニップロール70と接触させるため、中段冷却装置40b及び下段冷却装置40cからの冷却風は、上段冷却装置40aよりも低い温度で、かつ5〜25℃であるのが好ましい。また、下段冷却装置40cからの冷却風の温度は、中段冷却装置40bの冷却風の温度以下に設定される。このような温度範囲とすることで、プラスチック光ファイバがガイド50やニップロール70に接触する際の、傷等の欠陥の発生が防ぎ易くなる。
上段冷却装置40aからの冷却風の風速は0.2〜0.8m/secであるのがよく、温度が20〜70℃であれば、品種ごとに風速を調整しなくとも、高い安定性でほとんどのプラスチック光ファイバの外径斑を小さくできる。また、中段冷却装置40b及び下段冷却装置40cからの冷却風の風速は0.3〜1.5m/secであるのが好ましい。
ここで、冷却風の風速の斑は、各段の冷却装置40から吹き出される冷却風それぞれについて、各段の平均流速から±0.1m/secの範囲内であるのが好ましい。また、温度斑についても、各段の冷却装置40からの冷却風それぞれについて、各段の平均温度から±1℃の範囲であるのが好ましい。
以上説明した、本発明のプラスチック光ファイバの製造装置及び製造方法にあっては、冷却風の湿度を高くすることにより、冷却風の熱容量を大きくしている。そのため、同じ温度の乾燥した空気と比較して、高い効率でプラスチック光ファイバを冷却できる。したがって、冷却距離を長くしなくても、短い冷却距離でプラスチック光ファイバを充分に冷却できるため、生産性を向上させることができる。
尚、本実施形態例では、冷却装置40を3段重ねたものを説明したが、それ以上の多段構造型であってもよい。例えば、上段冷却装置40aをさらに多段に分割し、プラスチック光ファイバに吹き付ける冷却風の温度が20〜70℃で、上段から下段に向かって温度が低くなるような設定としてもよい。
また、保温筒30の長さe(図1)及び上段冷却装置40aの高さf(図1)は、プラスチック光ファイバYが冷却固化されるまでの時間及び紡糸速度によって適宜設定できるが、共に50〜500mmの範囲とするのが好ましい。また、複数の冷却装置40を多段構造型で用いる場合、各冷却装置40から吹き出される冷却風の湿度は、全てが60〜95%となっていなくともよく、例えば、最下段の冷却装置から吹き出される冷却風の湿度が60%以下となっていても構わない。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を詳細に説明する。尚、本発明は以下の記載によって限定されない。
実施例及び比較例におけるプラスチック光ファイバの外径斑の評価方法は以下に示す通りである。
[プラスチック光ファイバの外径変動率]
紡糸工程後のプラスチック光ファイバの外径をキーエンス(株)製のレーザ外径測定器(図1の外径計測器60)により、サンプル間隔0.1scc、サンプル時間1800sccで測定し、この外径測定結果から標準偏差を求めた。次に、この標準偏差の3倍値(3σ)を外径変動とし、この値を用いて外径変動率を求めた。尚、外径変動率とは式(1)で算出される。
A=(B/C)×100 ・・・(1)
ここで、Aは外径変動率(%)、Bは標準偏差の3倍値(3σ)、Cは平均外径を示す。
[外径変動差]
冷却装置に一番近い側のプラスチック光ファイバの外径変動率(A)と、一番遠い側のプラスチック光ファイバの外径変動率(A)とを用いて外径変動差A(%)を求めた。
= |(A)−(A)|
[実施例1]
芯材としてポリメチルメタクリレート、鞘材としてフッ化ビリニリデン/テトラフルオロエチレン(80/20(mol%))を溶融樹脂として用いた。製造装置は、図1及び図2に示した装置構成で、紡糸口金20は円周状に配置された4つの吐出口を有しており、保温筒30の長さeは200mmである。また、冷却装置40aの長さfは250mmである。遮断板31は、図5に示すように、紡糸口金20から紡出されたプラスチック光ファイバからの距離gが250mm、開口径hが70mmとなるように開口部32を設けた。ニップロールの引取速度(紡糸速度)を8m/分、紡糸温度を235℃とし、上段冷却装置40aからの冷却風の温度を25℃、湿度を75%、風速を0.3m/秒とした。また、中段冷却装置40bからの冷却風の温度を20℃、湿度を80%、風速を0.3m/秒とし、下段冷却装置40cからの冷却風の温度を18℃、湿度を90%、風速を0.3m/秒とした。この製造装置10によりファイバ外径750μmのプラスチック光ファイバの製造を試みた。
[比較例1]
上段冷却装置40aからの冷却風の湿度、中段冷却装置40bからの冷却風の湿度、下段冷却装置40cからの冷却風の湿度を全て50%とした以外は実施例1と同様にプラスチック光ファイバを製造した。
実施例1及び比較例1における各筒状体の条件と製造されたプラスチック光ファイバの評価を表1に示す。
Figure 2009186772
冷却装置から吹き付けられる冷却風の湿度が60%以上である実施例1では、製造されたプラスチック光ファイバの外径変動率及び外径変動差が小さかった。これは、湿度の高い冷却風により溶融紡糸されたプラスチック光ファイバが充分に冷却されているためであると考えられる。
一方、冷却風の湿度が60%以下である比較例1では、製造されたプラスチック光ファイバの外径変動率及び外径変動差が大きかった。
本発明のプラスチック光ファイバの製造装置によれば、高い紡糸速度であっても、冷却距離を長くすることなく、溶融紡糸されたプラスチック光ファイバが充分に冷却され、光学特性を損なっていないプラスチック光ファイバが高い生産性で製造できるため有用である。
本発明のプラスチック光ファイバの製造装置の一例を示す概略図である。 図1の製造装置10の冷却装置40を示した概略図である。 図1の製造装置の冷却装置40の他の形態を示した概略図である。 図1の製造装置の遮断板30の構造を示す概略図である。 実施例及び比較例に用いた遮断板を冷却装置40側から見た正面図である。 従来例のプラスチック光ファイバの製造装置を示した概略図である。
符号の説明
10 プラスチック光ファイバの製造装置 20 紡糸口金 30 保温筒 40 冷却装置

Claims (2)

  1. 溶融樹脂をストランド状に吐出する一つ以上の吐出口を有する紡糸口金に、保温筒が隣接して設けられ、該保温筒の紡糸口金と反対側に、冷却装置が近接して設けられた製造装置であって、
    前記冷却装置は、湿度が60〜95%の冷却風を溶融樹脂に吹き付けることにより該溶融樹脂を冷却する、プラスチック光ファイバの製造装置。
  2. 紡糸口金から溶融樹脂をストランド状に吐出し、冷却装置から、湿度が60〜95%の冷却風を前記溶融樹脂に吹き付ける、プラスチック光ファイバの製造方法。
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